JP2005035430A - 油圧式クラッチを備えたエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 各軸等の配置の改善により車体バンク角を大きく確保できる油圧式クラッチを備えたエンジンを提供する。
【解決手段】 マスターシリンダからスレーブシリンダ116へ伝達される油圧を介してクラッチ機構の断続操作を行う油圧式クラッチを備えたエンジンにおいて、クランクシャフト47の軸方向から見て、クランクシャフト47の回転軸中心、カウンタシャフト118の回転軸中心、及びチェンジ機構120のシフトアームの回動軸であるシフトスピンドル121の軸中心を結んで形成される領域内に前記スレーブシリンダ116の軸中心を配置した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、油圧式クラッチを備えたエンジンのスレーブシリンダの配置に関する。
従来、油圧式クラッチを備えたエンジンでは、変速機(トランスミッション)内を延びるプッシュロッドの一端をこれに押されて切れるクラッチに係合させると共に、他端を変速機ケース外に突出させその外端にスレーブシリンダのピストンを当接させ、スレーブシリンダの動作によりプッシュロッドを介してクラッチを切断可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平2−46805号公報
しかしながら、上述のようなエンジンを車両に搭載した場合には、車両の運動性能をさらに向上させるためにも車体バンク角を大きく確保する必要がある。
そこでこの発明は、各軸等の配置の改善により車体バンク角を大きく確保できる油圧式クラッチを備えたエンジンを提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、ピストン(例えば実施例のピストン53)の往復運動を回転運動に変換するクランクシャフト(例えば実施例のクランクシャフト47)と、該クランクシャフトの動力がクラッチ機構(例えば実施例のクラッチ機構51)を介して伝達されるトランスミッション(例えば実施例のトランスミッション50)のメインシャフト(例えば実施例のメインシャフト112)と、該メインシャフトの動力が伝達される前記トランスミッションのカウンタシャフト(例えば実施例のカウンタシャフト118)と、前記トランスミッションの変速ギヤ群(例えば実施例の変速ギヤ群119)の噛み合いを変化させるチェンジ機構(例えば実施例のチェンジ機構120)とを備え、マスターシリンダ(例えば実施例のマスターシリンダ20b)からスレーブシリンダ(例えば実施例のスレーブシリンダ116)へ伝達される油圧を介して前記クラッチ機構の断続操作を行う油圧式クラッチを備えたエンジンにおいて、前記クランクシャフトの軸方向から見て、クランクシャフトの回転軸中心、カウンタシャフトの回転軸中心、及びチェンジ機構のシフトアーム(例えば実施例のシフトアーム124)の回動軸中心を結んで形成される領域内に前記スレーブシリンダの軸中心を配置したことを特徴とする。
この構成によれば、スレーブシリンダがクランクシャフトを支持するクランクケース側部と、カウンタシャフトの一端側に取り付けられる駆動輪用のドライブスプロケット及びそのカバーと、車体側方に配されるシフトペダルにシフトリンク機構を介して連係されるシフトアームの回動軸(所謂シフトスピンドル)とで囲まれる領域内に配置されるので、相対的にスレーブシリンダが車幅方向内側に配置されることとなる。
また、クランクシャフトの回転軸を車幅方向と平行に配置する車両の場合、スレーブシリンダがクランクシャフト及びカウンタシャフトよりも上方に配置されることとも併せて、車体バンク角を大きく確保できる。
つまり、請求項2に記載した発明のように、鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)に搭載されるエンジンには特に好適である。
さらに、請求項3に記載した発明のように、直列四気筒又はそれ以上の多気筒エンジンに適用される場合、クランクシャフトの長さの関係でエンジン幅が増加しても、スレーブシリンダが車幅方向内側に配置される。
車体バンク角を大きく確保できるため、車両の運動性能を向上できる効果がある。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1に示すように、自動二輪車(鞍乗り型車両)1の前輪2を軸支するフロントフォーク3はステアリングステム4を介して車体フレーム5の前端部に設けられたヘッドパイプ6に操舵可能に枢支され、後輪7を軸支するリアフォーク8は車体フレーム5の中間部に設けられたピボット部9及びエンジン本体15に揺動可能に枢支される。リアフォーク8のピボット軸近傍にはリアクッション10の上端が取り付けられ、リアクッション10の下端がピボット部9の下部及びエンジン本体15の下部にリンク機構11を介して取り付けられる。
ヘッドパイプ6の上部からは車体フレーム5のメインフレーム12が左右に分かれて後方下側に延び、その後端部が下方に屈曲してピポット部9に連なる。メインフレーム12の後方には車体フレーム5のシートフレーム13が接続される。また、メインフレーム12の上方には燃料タンク14が配設され、メインフレーム12の下方には水冷式の直列四気筒エンジン(並列四気筒エンジンともいう)のエンジン本体15が配設される。
燃料タンク14の後方には運転者用のシート16及び後部搭乗者用のピリオンシート17が各々シートフレーム13に支持される。また、左右のピボット部9の後部には運転者用の左右のステップ18がステップホルダを介してそれぞれ取り付けられ、シートフレーム13の左右の下部には後部搭乗者用のステップ19がステップホルダを介してそれぞれ取り付けられる。
フロントフォーク3の上端部には左右一対のハンドル20がそれぞれ取り付けられる。そして、自動二輪車1に跨りシート16に座った運転者は、各ステップ18にそれぞれ両足を乗せ、各ハンドル20にそれぞれ両手を掛けた状態で運転姿勢となる。また、自動二輪車1運転時に進行方向を変える場合には、車体を左右方向で傾ける(バンクさせる)ことで前輪2に舵角を生じさせる。
フロントフォーク3の下端部にはブレーキキャリパ21が取り付けられ、前輪2にはブレーキキャリパ21に対応するブレーキロータ22が取り付けられてフロントブレーキ装置23が構成される。なお、後輪7の右側には、前輪2のフロントブレーキ装置23と同様の構成を有するリアブレーキ装置が設けられる。
右側のハンドル20(図示略)のグリップ部はスロットルグリップとされ、その前方にはフロントブレーキレバーが配設される。このフロントブレーキレバーを操作しレバーホルダに設けられたマスターシリンダに油圧を発生させると、その油圧がオイルホース等を介してブレーキキャリパ21に伝わりフロントブレーキ装置23に制動力を発生させる。また、左側のハンドル20のグリップ部前方にはクラッチレバー20aが配設され、このクラッチレバー20aを操作しレバーホルダに設けられたマスターシリンダ20bに油圧を発生させると、その油圧がオイルホース等を介して後述するスレーブシリンダ116に伝わり、エンジンのクラッチ機構51の摩擦係合を切断させる。
右側のステップ18(図示略)の前方には、リアブレーキ装置の操作子であるブレーキペダルが配設される。また、左側のステップ18の前方には、エンジンの後述するトランスミッション(変速機)50のシフト操作を行うシフトペダル18aが配設される。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル24により覆われ、シートフレーム13周辺はリアカウル25により覆われる。後輪7の左側にはリアスプロケット26が取り付けられ、このリアスプロケット26とエンジン本体15の後部左側に配設されたドライブスプロケット27とにドライブチェーン28が掛け回されてエンジンの駆動力が後輪7に伝達される。車体フレーム5の左側下部には格納可能なサイドスタンド29が配設され、このサイドスタンド29を用いることで自動二輪車1をその車体を左側に傾斜させた起立状態で支持可能である。
エンジン本体15のシリンダ本体30はクランクケース31上にやや前傾した状態で配設される。シリンダ本体30の後部には各気筒に対応するスロットルボディ32が接続され、各スロットルボディ32はメインフレーム12と燃料タンク14との間に配置されたエアクリーナケース33に接続される。また、シリンダ本体30の前部には各気筒に対応する排気管34が接続されており、この排気管34がシリンダ本体30の前壁から下方に向かって湾曲し、クランクケース31下方を通過した後にピボット部9後方で上方に向かって屈曲してシートフレーム13に支持されたサイレンサ35に接続される。
排気管34の前方にはラジエタ36がシリンダ本体30と同様やや前傾した姿勢で配設される。ラジエタ36はその前面側が凹状に湾曲したラウンド型とされ、上下方向でシリンダ本体30の上部からクランクケース31の下部に渡るように設けられる。ラジエタ36の上部背面側には左右一対のラジエタファン37が取り付けられる。また、車体バンク角や足元スペースを確保する関係上、ラジエタ36は下方に向かうにつれて車体幅方向で狭められている。
図2に示すように、エンジン本体15は、そのシリンダ本体30の主要部品であるシリンダヘッド40及びシリンダブロック43とクランクケース31とを備える。シリンダヘッド40はヘッド本体41とヘッドカバー42とに分割構成され、クランクケース31はアッパーケース44とロアケース45とに分割構成される。クランクケース31のアッパーケース44はシリンダブロック43と一体成形される。なお、ロアケース45の下にはオイルパン46が取り付けられる。
図3を併せて参照して説明すると、クランクケース31内には車体幅方向に平行な軸線Cを有するクランクシャフト47が配設される。また、クランクケース31の後部には変速機ケース48が連なり、この変速機ケース48内にトランスミッション50及びクラッチ機構51が各々配設される。
シリンダブロック43には四つのシリンダ52が車体幅方向に並んで形成され、これらシリンダ52内にピストン53が摺動可能に嵌装される。各ピストン53にはピストンピン54を介してコンロッド55が回転自在に連結されると共に、コンロッド55の大端部がクランクシャフト47のクランクピン56に回転自在に連結される。各クランクピン56は一対のクランクアーム57で支持され、各クランクアーム57のクランクピン56と反対側の部位にはカウンタウエイト58が一体形成される。クランクシャフト47の両端部及び各クランクアーム57間であって軸線C上に設けられる各ジャーナル部59はアッパーケース44及びロアケース45に設けられる軸受け60に回転自在に支持され、ピストン53の往復運動が軸線Cを中心とした回転運動に変換される。つまり、ジャーナル部59がクランクシャフト47の回転軸である。
クランクシャフト47のジャーナル部59の周面を支持する各軸受け60の受け面には軸線C方向略中央に油溝61が形成される。また、ロアケース45におけるクランクシャフト47の下方には、クランクシャフト47の両端近傍に渡って車体幅方向に延びるメインオイルギャラリ62が形成される。メインオイルギャラリ62と各軸受け60の油溝61とはオイル経路63により連通され、このオイル経路63及び油溝61を介してメインオイルギャラリ62から各軸受け60にエンジンオイルが供給される。
また、クランクシャフト47のジャーナル部59には、軸受け60の油溝61に対向する部位をその径方向で貫通する油孔64が形成される。同様に、クランクピン68にはその軸方向の略中央部分を径方向で貫通する油孔65が形成される。各油孔64,65はクランクアーム57の側部から軸線Cに対して斜めに穿設された連通油孔66により連通され、油溝61に供給されたエンジンオイルの一部が油孔64、連通油孔66、及び油孔65を介して各クランクピン56の周面に供給される。なお、クランクアーム57に形成される連通油孔66の開口は鋼球等を圧入することで閉塞される。
シリンダヘッド40のヘッド本体41には、各燃焼室内に臨ませるように点火プラグ67が螺着され、かつ各燃焼室と外部とを連通する吸気ポート68及び排気ポート69が各々形成される。各吸気ポート68の外部側の開口にはインシュレータを介してスロットルボディ32が接続され、各排気ポート69の外部側の開口には排気管34が接続される。また、各吸気ポート68及び排気ポート69の燃焼室側の開口は吸気バルブ70及び排気バルブ71の作動により各々開閉可能とされ、各吸気バルブ70及び排気バルブ71の上方にはこれらを作動させる吸気側カムシャフト72及び排気側カムシャフト73が配設される。各カムシャフト72,73は中空とされ、その中空部をエンジンオイルが流通して油孔等から各摺動面にエンジンオイルが供給される。
最右側のクランクピン56を支持する左側のクランクアーム57及びこれと一体成形されるカウンタウエイト58の外周部にはプライマリドライブギヤ109が設けられ、このプライマリドライブギヤ109が変速機ケース48の右側に配設されるクラッチ機構51のプライマリドリブンギヤ110に噛み合う。クラッチ機構51は、プライマリドリブンギヤ110及びこれと一体に回転するクラッチアウタ111と、クラッチアウタ111内に収容されてトランスミッション50のメインシャフト112と一体に回転するクラッチセンタ113と、クラッチアウタ111側及びクラッチセンタ113側の複数の摩擦板111a…,113a…等を備える所謂多板式クラッチである。
クラッチセンタ113には複数のクラッチスプリング114により付勢されたプレッシャプレート115が取り付けられ、このプレッシャプレート115により両摩擦板111a…,113a…が相互に圧接されてクラッチ機構51が動力伝達可能な状態となる。そして、前記クラッチレバー23の操作により、変速機ケース48左側に配設されるスレーブシリンダ116が作動し、メインシャフト112内に挿通されるロッド117を介してプレッシャプレート115をクラッチスプリング114の付勢力に抗して移動させることで、両摩擦板111a…,113a…が離れてクラッチ機構51による動力伝達が切断される。
トランスミッション50は、軸線Cと平行な軸線Mを有し変速機ケース48に回転自在に支持されるメインシャフト112、及び軸線Mと平行な軸線Nを有するカウンタシャフト118を備える。メインシャフト112はクラッチ機構51と同軸配置され、メインシャフト112の右端部にクラッチ機構51のクラッチセンタ113が嵌合固定されてクランクシャフト47の動力が伝達される。また、メインシャフト112に伝達された動力は、両シャフト112,118にそれぞれ設けられる変速ギヤ群119を介して所定の減速比で減速されてカウンタシャフト118に伝達される。
変速ギヤ群119は、両シャフト112,118にそれぞれ取り付けられた変速段数分のギヤにより構成され、両シャフト112,118間で対応する各ギヤが常に噛み合った所謂常時噛み合い式とされる。両シャフト112,118に取り付けられる各ギヤには、シャフトに対して自由に回転可能なフリーギヤと、シャフトにスプライン嵌合するスライドギヤとがある。また、これら各ギヤの一方には軸方向に凸のドッグが、他方にはこれに係合する係合部が設けられる。なお、変速ギヤ群119の細部の図示は省略する。
そして、トランスミッション50のニュートラル状態(メインシャフト112とカウンタシャフト118との間で動力伝達が行われない状態)から任意のスライドギヤをスライドさせることで、対となるフリーギヤの回転が規制され、各変速段に対応する所定の減速比でメインシャフト112からカウンタシャフト118に動力が伝達される。スライドギヤのスライドは、後述するチェンジ機構120により行われる。なお、メインシャフト112及びカウンタシャフト118は何れも中空とされ、その中空部をエンジンオイルが流通して油孔等から各摺動面、変速ギヤ群119、及びクラッチ機構51等にエンジンオイルが供給される。
カウンタシャフト118の左端部には前記ドライブスプロケット27が取り付けられ、エンジンの駆動力が、クランクシャフト47からプライマリドライブギヤ109、プライマリドリブンギヤ110、及びクラッチ機構51を介してメインシャフト112に伝達され、変速ギヤ群119を介してカウンタシャフト118に伝達された後、ドライブスプロケット27からドライブチェーン28を介して後輪7に伝達される。
クランクシャフト47の左側端には、クランクシャフト47と一体回転するロータ及びジェネレータカバー75に支持されたステータ等を備えるACジェネレータが、クランクシャフト47の右側端には、クランクシャフト47と一体回転するパルサーロータ及びポイントカバーに支持されたパルスジェネレータ等を備える点火時期検出機構が各々設けられる(図3にジェネレータカバー75のみ示す)。
シリンダ本体30の後方であってクランクケース31のアッパーケース44上方には、略円筒状のスタータモータ77が軸線Cと平行に配設される。また、クランクシャフト47の右側端には、ワンウェイクラッチを介してスタータモータドリブンギヤが軸線C上に設けられる。スタータモータ77の駆動軸にはピニオンギヤが設けられ、このピニオンギヤとスタータモータドリブンギヤとがスタータギヤ群を介して噛み合っている。そして、スタータモータ77に給電されると、クランクシャフト47をエンジン始動方向のみに回転駆動可能である(図3にスタータモータ77のみ示す)。
ロアケース45左側にはウォータポンプ81が配設される。このウォータポンプ81はオイルポンプ82と車体幅方向で同軸配置され、オイルポンプ82と共にクランクシャフト47の回転に伴い作動する。このウォータポンプ81にはラジエタ36の流出側タンクに通じる流出側ラジエタホース85と、シリンダヘッド及びシリンダブロックのウォータジャケットに通じる冷却水導入ホース86とが接続される(図1参照)。また、シリンダヘッド40の後部にはサーモスタット87が接続され、このサーモスタット87とウォータポンプ81との間にはバイパスホース88が配される。サーモスタット87の冷却水導出口にはラジエタ36の流入側タンクに通じる流入側ラジエタホース89が接続される。
そして、ウォータポンプ81が作動すると、流出側ラジエタホース85を通じてラジエタ36から導出された冷却水が冷却水導入ホース86を介してシリンダ本体30内に導入されて各部を冷却し、サーモスタット87及び流入側ラジエタホース89を介してラジエタ36に戻った後に同様の経路で繰り返しシリンダ本体30内を循環する。このとき、サーモスタット87を通過する冷却水が一定温度以下であれば、冷却水がサーモスタット87からバイパスホース88を通じてウォータポンプ81に送られラジエタ36を介さずに循環する。また、サーモスタット87を通過する冷却水が一定温度以上になるとラジエタファン37が作動して冷却水を強制冷却する。
ロアケース45の前壁には、その車体幅方向略中央に水冷式のオイルクーラ90が取り付けられる。このオイルクーラ90はエンジン本体15と冷却水を共用しており、その冷却水は冷却水導入ホース86から分岐管を介して導入されると共に、流出側ラジエタホース85に分岐管を介して導出されウォータポンプ81に戻される。
クランクケース31の前部には、オイルクーラ90の左上部に隣接するよう一軸二次バランサ78が配設される。この一軸二次バランサ78はクランクシャフト47の二倍の回転数で回転することでエンジンの二次振動を低減するもので、軸線Cと平行な軸線を有し、ロアケース45の一部を前方に膨出して形成された収容部79内に収容される。左側から二番目のクランクピン56を支持する左側のクランクアーム57及びこれと一体成形されるカウンタウエイト58の外周部分には一軸二次バランサ78を回転駆動させるバランサドライブギヤ80が設けられる。
クランクケース31の下部には、エンジン本体15内の適宜箇所にエンジンオイルを圧送するためのオイルポンプ82が配設される。オイルポンプ82はメインシャフト112とチェーンを介して連係され、クランクシャフト47の回転に伴い作動を開始する。ロアケース45下部に固定されたオイルパン46内にはエンジンオイルLが貯留され、貯留されたエンジンオイルL中にはオイルストレーナ91が浸漬される。
オイルポンプ82の作動によりオイルストレーナ91から吸引されたエンジンオイルは、ロアケース45に適宜形成された各油路95に圧送される。各油路95はメインオイルギャラリ62を含むエンジン本体15内のオイルギャラリ及びオイルジェット等に通じており、オイルフィルタ92で濾過されると共にオイルクーラ90で冷却された後にエンジン本体15内の各部に供給される。エンジン本体15に供給されたエンジンオイルは自然滴下等によりオイルパン46内に戻って貯留され、上述の経路で繰り返しエンジン本体15内を循環する。このエンジンオイルの循環において、エンジンオイルの油圧が所定値に達した場合にはオイルリリーフバルブ93が作動して油圧が調節される。
ロアケース45の前壁の右側にはオイルフィルタ92を車体右側から車体幅方向で着脱可能なホルダ部94が設けられる。オイルフィルタ92は、有底円筒状のケース内にフィルタエレメントを収容した既存のカートリッジ式フィルタであり、エンジン本体15の右端側からオイルフィルタ92自身を回転させながらホルダ部94に締め込むことで取り付けられる(図3参照)。
図4に示すように、チェンジ機構120は、変速機ケース48に回転自在に支持されるシフトスピンドル121と、外周に数条のカム溝が形成され変速機ケース48にボールベアリングを介して回転自在に支持されるシフトドラム122と、このシフトドラム122の左側端部に同軸固定され軸方向に複数のシフトドラムピン123aが立設されるドラムセンタ123と、シフトスピンドル121の右端に固定され先端に設けられた係合部がシフトドラムピン123aに係合するシフトアーム124と、シフトドラム122の右側端部に同軸固定され外周に複数の係合凹部が設けられるストッパプレート125と、変速機ケース48に回転自在に支持されその先端に設けられたローラをコイルばねの弾性力によりストッパプレート125の係合凹部に係合させてシフトドラム122の回動角度を規制するストッパ126と、変速機ケース48に支持される二本のシフトフォークシャフト127と、各シフトフォークシャフト127にその軸方向で摺動可能に装着される三本のシフトフォーク128とを備える。
シフトスピンドル121、シフトドラム122、及び各シフトフォークシャフト127は、各軸線がメインシャフト112及びカウンタシャフト118の軸線M,Nと平行となるよう配設される。ここで、シフトスピンドル121はシフトアーム124の回動軸であり、その軸線をSとする。
シフトスピンドル121は、変速機ケース48の左側外壁130にケース外側に向かって突出するよう形成されたハブ部131内に挿通され、このハブ部131にニードルベアリング132を介して支持される。なお、ハブ部131先端側の内周面とシフトスピンドル121の外周面との間にはリング状のオイルシール133が配される。変速機ケース48には、左側外壁130を含む外壁部分130Aのケース内側に内壁部分134Aが形成され、この内壁部分134Aにシフトドラム122及び各シフトフォークシャフト127等が支持される。そして、シフトスピンドル121は、その基端側がケース内側に延び、内壁部分134Aの左側内壁134に設けられた袋状の凹部135にシフトスピンドル121の基端部136が支持される。
また、シフトスピンドル121はその先端側がハブ部131からさらにケース外側に突出するよう配置される。シフトスピンドル121はその軸方向での移動が二つのクリップ137で規制されると共に、左側内壁134の凹部135によりシフトスピンドル121のケース内側への移動が規制される。このため、ケース外側に突出したシフトスピンドル121の先端部138に外力が加わり、シフトスピンドル121がその軸方向でケース内側に押し込まれようとした場合、その軸方向の荷重を変速機ケース48の内壁部分134Aでも受ける。
各シフトフォーク128は、シフトフォークシャフト127が挿通される円筒部141と、その外周部からメインシャフト112又はカウンタシャフト118に向かって延びて各ギヤに適宜係合する二股形状のフォーク部142と、円筒部141の径方向でフォーク部142の反対側に凸設されシフトドラム122のカム溝に係合する摺動部143とを備える。そして、シフトスピンドル121及びシフトアーム124が回転すると、シフトドラムピン123a等を介してシフトドラム122が回転し、シフトドラム122のカム溝のパターンに従ってシフトフォーク128がシフトフォークシャフト127の軸方向に沿って移動して、変速ギヤ群119の所定のスライドギヤをスライドさせる。
シフトスピンドル121の変速機ケース48からの突出した先端部138には、図2に示すように、シフトレバー144の基端部が嵌合固定され、このシフトレバー144がシフトロッド145を介してシフトペダル18aと連係される。
具体的には、シフトスピンドル121の先端部138にシフトレバー144の基端部であるボス部144aがセレーション嵌合される。ボス部144aにはスリットが設けられ、このスリットをボルトを用いて締め付けることで、シフトレバー144とシフトスピンドル121とが固定される。シフトレバー144の先端側は後方に向かって延び、その先端部144bにはシフトロッド145の上端部が回動自在に連結される。
一方、シフトペダル18aはその基端部18bがピボット部9の下端部に回動自在に支持され、先端側が斜め後上方に向かって延びるように設けられる。なお、シフトペダル18aの先端部18cは、左側のステップ18に乗せた運転者の左足で操作可能な位置に配置される。このシフトペダル18aの基端部18bと先端部18cとの間にシフトロッド145の下端部が回動可能に連結され、シフトペダル18a、シフトロッド145、及びシフトレバー144によるシフトリンク機構が形成される。そして、シフトペダル18aの操作により、シフトロッド145及びシフトレバー144を介してシフトスピンドル121及びシフトアーム124が一定角度回転する。
ここで、前述したように、自動二輪車1のエンジンは、前記マスターシリンダ20bとスレーブシリンダ116との間で油圧を用いて操作力を伝達し、スレーブシリンダ116の作動によりクラッチ機構51の動力伝達を切断する所謂油圧式クラッチを備えており、図2、図3に示すように、変速機ケース48の左側外壁には、マスターシリンダ20bに対応するスレーブシリンダ116が配設される。スレーブシリンダ116は、シリンダ116aを形成するシリンダハウジング116bと、シリンダ116a内に嵌装されるピストン116cとを有する。変速機ケース48の左側外壁130には、シリンダハウジング116bと整合する収容部130aが形成され、この収容部130aにシリンダハウジング116bがシリンダ116a及びピストン116cの軸線Tがメインシャフト112の軸線Mと平行(この実施例では同軸)になるよう取り付けられ、複数のボルトを用いてスレーブシリンダ116が変速機ケース48に固定される。
シリンダハウジング116bにはオイルホース等が接続されてシリンダ116a内部がマスターシリンダ20bと連通される。そして、マスターシリンダ20bの作動によりスレーブシリンダ116に油圧が伝達されるとピストン116cが車幅方向内側に移動する。ピストン116cはその内側部分がメインシャフト112内に挿通されるロッド117の左側端に当接しており、ピストン116cの車幅方向内側への移動によりロッド117を介してクラッチ機構51の摩擦係合が切断される。なお、スレーブシリンダ116に伝達される油圧が解放されれば、クラッチスプリング114の付勢力によりクラッチ機構51が摩擦係合状態となる。
また、図2に示すように、この自動二輪車1のエンジンでは、クランクシャフト47、メインシャフト112、カウンタシャフト118の三軸が同一平面上に配置されず、クランクシャフト47及びカウンタシャフト118に対し、メインシャフト112の軸中心が上方に配置されることで、エンジン本体15の前後長を短縮し車体設計自由度の向上を図っている。この関係で、チェンジ機構120がメインシャフト112及びカウンタシャフト118の斜め上後方にレイアウトされており、その結果、シフトスピンドル121がメインシャフト118よりも上方に配置されている。
そして、側面視で、つまりクランクシャフト47の軸方向から見て、シフトアーム124の回動軸(シフトスピンドル121)中心(軸線S)、カウンタシャフト118の回転軸中心(軸線N)、及びクランクシャフト47の回転軸中心(軸線C)を結んで形成される三角形Dの範囲内に、メインシャフト112の回転軸中心(軸線M)が配置され、かつメインシャフト112と同軸配置されるスレーブシリンダ116の軸中心(この場合はシリンダ116a及びピストン116cの軸線T)も前記三角形Dの範囲(領域)内に配置される。
さらに、図3に示すように、直列四気筒エンジンにおいて、クランクシャフト47の両側部分はエンジン本体15の最大幅となる部位である。また、ドライブスプロケット27は後輪7のリアスプロケット26に対応して変速機ケース48の左側外壁130から車幅方向外側に離間してレイアウトされ、かつドライブスプロケット27の車幅方向外側はスプロケットカバー27aにより覆われる。さらにまた、車体側方に配されるシフトペダル18aに連係されるシフトスピンドル121は、変速機ケース48から車幅方向外側へ突出している。
このため、スレーブシリンダ116が、クランクケース31(この場合はジェネレータカバー75)、ドライブスプロケット27(又はスプロケットカバー27a)、及びシフトスピンドル121の先端部138よりも車幅方向内側に配置されることとなる。
上記実施例によれば、スレーブシリンダ116が、クランクケース31側部と、ドライブスプロケット27と、シフトアーム124の回動軸であるシフトスピンドル121とで囲まれる領域内に配置されることで、相対的にスレーブシリンダ116が車幅方向内側に配置される。つまり、スレーブシリンダ116が車幅方向中央側に配置される。また、スレーブシリンダ116がクランクシャフト47及びカウンタシャフト118よりも上方に配置されることとも併せて、車体バンク角を大きく確保できる。したがって、車両の運動性能を向上できる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば三輪又は四輪の鞍乗り型車両においても適用可能である。また、エンジン形式は直列四気筒に限られるものではなく、油圧式クラッチを備えたエンジン全般に適用可能である。
この発明の実施例の自動二輪車を車体左側から見た側面図である。 図1におけるエンジン周辺の側面図である。 上記エンジンのA−A線に沿う断面説明図である。 上記エンジンのB−B線に沿う断面説明図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
20b マスターシリンダ
47 クランクシャフト
50 トランスミッション
51 クラッチ機構
53 ピストン
112 メインシャフト
116 スレーブシリンダ
118 カウンタシャフト
119 変速ギヤ群
120 チェンジ機構
124 シフトアーム

Claims (3)

  1. ピストンの往復運動を回転運動に変換するクランクシャフトと、該クランクシャフトの動力がクラッチ機構を介して伝達されるトランスミッションのメインシャフトと、該メインシャフトの動力が伝達される前記トランスミッションのカウンタシャフトと、前記トランスミッションの変速ギヤ群の噛み合いを変化させるチェンジ機構とを備え、マスターシリンダからスレーブシリンダへ伝達される油圧を介して前記クラッチ機構の断続操作を行う油圧式クラッチを備えたエンジンにおいて、前記クランクシャフトの軸方向から見て、クランクシャフトの回転軸中心、カウンタシャフトの回転軸中心、及びチェンジ機構のシフトアームの回動軸中心を結んで形成される領域内に前記スレーブシリンダの軸中心を配置したことを特徴とする油圧式クラッチを備えたエンジン。
  2. 鞍乗り型車両に搭載されることを特徴とする請求項1に記載の油圧式クラッチを備えたエンジン。
  3. 直列四気筒又はそれ以上の多気筒エンジンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の油圧式クラッチを備えたエンジン。

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