JP2005034955A - ステープルカートリッジ及びステープル装置 - Google Patents

ステープルカートリッジ及びステープル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005034955A
JP2005034955A JP2003275170A JP2003275170A JP2005034955A JP 2005034955 A JP2005034955 A JP 2005034955A JP 2003275170 A JP2003275170 A JP 2003275170A JP 2003275170 A JP2003275170 A JP 2003275170A JP 2005034955 A JP2005034955 A JP 2005034955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
staple
sheet
staple cartridge
feeding
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003275170A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kuwata
隆 桑田
Yasuyoshi Hayakawa
保芳 早川
Junichi Sekiyama
淳一 関山
Kenichiro Isobe
健一郎 磯辺
Atsushi Ogata
敦史 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003275170A priority Critical patent/JP2005034955A/ja
Publication of JP2005034955A publication Critical patent/JP2005034955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

【課題】 シート状ステープルの送り不良を解消し、ユーザが不便を感じない信頼性の高いステープルカートリッジを提供すること。
【解決手段】 シート束等の被綴じ材に対してステープル材で綴じ処理を行うステープル装置本体Hに着脱自在なステープルカートリッジ31であって、複数のステープル材をシート状に連結したシート状ステープルSが収納され、前記収納されたシート状ステープルSに係合可能であって、前記シート状ステープルSを送り出す動作をする送り爪31を有し、前記送り爪31は、前記ステープルカートリッジ31に設けられ、ステープル装置本体H側の駆動機構34により撓みによる移動をし、該撓みによる移動により前記シート状ステープルSに係合し、前記シート状ステープルSを送り出すことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シート状ステープルを積層収納したステープルカートリッジ及び前記ステープルカートリッジが着脱自在なステープル装置に関する。
図8〜図9に基づいて従来例の説明をする。一般に、この種のステープル装置においては、複数の真直ステープル材をシート状に連結したシート状のステープルをカートリッジに積層収納しておき、このステープルカートリッジをステープル装置本体に着脱する構成が採用されている。
また、ステープル装置本体Hにはステープルカートリッジ内のシート状ステープルSに係合可能な送り爪Tがステープル送り方向に往復動可能に配置されている。図9(a)に示すように送り爪Tはステープル装置本体からステープルカートリッジ取付用空間側に予め突出している。図において突出量をhとしている。図9(b)に示すようにステープルカートリッジ装着時に上記送り爪Tをステープルカートリッジ内の最下段のシート状ステープルSの表面に斜めに係合する。このとき、送り爪Tによりシート状ステープルSは上に押されてバネBが撓んで逃げる。
そして、送り爪Tをステープル送り方向(図8(b)中矢印で示す方向)に往動させることでシート状ステープルSを打ち込み部側に送り、送り爪Tを復動させるときに送り爪Tのみがシート状ステープルSの表面に沿って移動する。この往復動を繰り返すことにより、シート状ステープルをステープル装置本体の打ち込み部側に送り、先頭のステープル材を打ち込み部で門型に成形した後、被綴り材としてのシート束に打ち込むのである。
特開平10−80877号公報
しかしながら、送り爪Tはステープル装置本体側にステープル送り方向に往復動可能に設けられているので、ステープルカートリッジを何度も交換して耐久が進むと、該送り爪Tはシート状ステープルと当接する部分が磨耗する。また、送り爪を支持し、往復動するホルダKも、ステープル装置本体Hのマガジンとの摺動部が磨耗する。これによりシート状ステープルの表面に係合する高さ(図9(a)に相当)にシート状ステープルを送ることができないことがある。送り爪Tは、シート状ステープルSの下面より高い位置にあり、シート状ステープルSが板バネBに押圧されて係合されている。
このシート状ステープルSの送り不良が発生すると、綴る予定のシート束がステープル材により綴られないことがあり、ユーザが手動で綴じ処理をしなければならない場合がある。さらに綴られていないシート束が排出部で積載不良となってしまい、ジャムになることもありユーザに不具合を生じさせてしまう。
また、例えばステープル装置の寿命が20万回綴りである場合、送り爪とシート状ステープルが係合する部分の高さは、その寿命まで維持されている必要があり、この部品精度および耐磨耗性に優れたものである必要がある。このため加工および管理は困難であり、コスト高になっていた。
本発明の目的は、上記問題を解決し、安価な構成で、シート状ステープルの送り不良を解消し、ユーザが不便を感じない信頼性の高いステープルカートリッジ及びステープル装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的なステープルカートリッジの構成は、被綴じ材に対して綴じ材であるステープル材で綴じ処理を行うステープル装置本体に着脱自在なステープルカートリッジであって、複数のステープル材をシート状に連結したシート状ステープルが収納され、前記収納されたシート状ステープルに係合可能であって、前記シート状ステープルを送り出す動作をする送り部材を有し、前記送り部材は、前記ステープルカートリッジに設けられ、ステープル装置本体側の駆動機構により撓みによる移動をし、該撓みによる移動により前記シート状ステープルに係合し、前記シート状ステープルを送り出すことを特徴とする。
また、上記構成において、前記送り部材は、前記ステープルカートリッジに一体のモールドで構成されていることを特徴とする。
また、上記いずれかの構成において、前記送り部材は、シート状ステープルを収納するステープルカートリッジの収納部に設けられていることを特徴とする。
また、上記いずれかの構成において、前記ステープルカートリッジ内に収納されたシート状ステープルを押圧するバネを有し、前記バネは前記ステープルカートリッジに一体のモールドで構成されていることを特徴とする。
また上記目的を達成するための本発明の代表的なステープル装置の構成は、被綴じ材に対して綴じ材であるステープル材で綴じ処理を行うステープル装置において、上記いずれかの構成のステープルカートリッジが着脱可能な装着部と、前記装着部に装着されたステープルカートリッジの送り部材を駆動する駆動機構と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、シート状ステープルを送り出す送り部材がステープルカートリッジに設けられているので、該送り部材の耐久性はステープルカートリッジ内に収納されている枚数分だけでよく、ステープルカートリッジを交換する度に送り部材は新しいものに交換される。このため、送り部材の磨耗が小さく、常に強い送り力が得られる。
これにより、この部品精度は従来のものと比較して緩和でき、かつ耐磨耗性も低いものが使用できる。このため加工および管理が抑えられ製造コストを大きく下げることができる。また、送り部材の高さ管理が簡単になり、品質も安定し、安定した量産化を実現できる。
また、送り部材に異常がある場合にもステープルカートリッジを交換すればよいので、ユーザ先でのトラブルの対応にも優れている。
さらに、従来の送り部材はステープル装置の寿命まで耐久性が必要となっており、耐磨耗性のすぐれた金属などで構成されており、形状および寸法の管理が非常に困難であったが、本発明によれば送り部材はステープルカートリッジの寿命さえもてばいいので、安価なモールドなどの材料でかつ寸法の管理も緩和することができる。
また、撓みによる移動によりシート状ステープルを送り出す送り部材をステープルカートリッジに一体のモールドで構成したことで、低コストなステープルカートリッジを提供できる。
また、シート状ステープルを送り出す送り爪をステープルカートリッジの収納部と一体のモールドで構成したことで、低コストなステープルカートリッジを提供できる。
更に前記ステープルカートリッジ内に収納されたシート状ステープルを押圧するバネを前記ステープルカートリッジ、或いは前記ステープルカートリッジの収納部と一体のモールドで構成したことで、更に低コストなステープルカートリッジを提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るステープルカートリッジ及びステープル装置について説明する。図1はステープルカートリッジ、図2はステープルカートリッジ及び該ステープルカートリッジが着脱自在なステープル装置本体を示すものである。このステープルカートリッジ30には綴じ材であるシート状ステープルSを積層収納する収納部32が形成されている。このシート状ステープルSは、複数の真直上のステープル針(ステープル材)をシート状に連結してなる綴じ材である。前記ステープルカートリッジ30において、収納部32の前壁の下端部は該収納部32内の最下段のシート状ステープルSを導出する導出口33が形成され、図2のように収納部32の底部も開放されている。また、収納部32内のシート状ステープルSは金属で構成される板バネ5で常時図の下方に付勢されている。なお、本実施形態ではシート状ステープルを押圧するバネとして、板バネを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のバネであっても良い。
収納部32の底部の開放されている部分には、送り部材としての送り爪31が設けられ、送り爪31が最下段のシート状ステープルSに対向して位置している。
本実施形態では、ステープルカートリッジ30のシート状ステープルSを送り出す送り部材としての送り爪31が、シート状ステープルSを積層収納する収納部32の底面に該収納部32と一体のモールドで構成されている。この送り爪31は、シート状ステープルSと係合する先端部31aと、駆動機構34を構成するレバー35に押圧されて撓むアーム部31b(斜線部)から構成されている。
上記ステープルカートリッジ30を使用するステープル装置本体Hには、図2に示すようにステープルカートリッジ30が着脱可能な装着部15を備えたマガジン9が備えられ、マガジン9のステープルカートリッジ30の装着部15の下部には、送り部材を駆動する駆動機構34が設けられている。なお、この送り爪31の駆動機構34は、モータMと、該モータMの駆動軸に設けられたレバー35から構成されている。
図3(a)〜(c)に示すように、ステープルカートリッジ30をステープル装置本体Hに装着し、上記駆動機構34を作動させると、モータMによりレバー35が時計回り方向に回転し、図3(b)の位置でレバー35が送り爪31のアーム部31bに当接し押圧する。この時、送り爪31が撓んで移動する。この撓みによる移動により、送り爪31の先端部31aが最下段のシート状ステープルSに係合して、該シート状ステープルSを前方へ送り出す。
前記レバー35が更に回転すると、図3(c)のように送り爪31に対するレバー35の当接が解除される。この当接解除により、送り爪31は自身の復元力によりレバー35当接前の状態に復元する。この図3(c)の状態では、送り爪31はシート状ステープルSに係合されていないので、ステープルカートリッジ30を取り出すことができる。
また、図3(c)に示すように板バネ5のシート状ステープルSの当接位置Pと送り爪31の位置は、シート状ステープルSの送り動作の性能に重要であり、前記当接位置Pの近傍にあるか、該当接位置Pをまたいだ範囲Xを送り爪31が往復するように構成することが好ましい。
図示はしないが、マガジン9に設けられた公知のフォーミングプレートとドライバプレートを駆動し、始めの上下動でシート状ステープルの前端の真直ステープル材をフォーミングプレートで門型に成形し、さらに次の上下動で成形されたステープル材をドライバプレートでシート束等の被綴り材に向けて打ち込む。被綴り材を貫通したステープル材の脚部はクリンチャ部でクリンチ機構(図示せず)により被綴り材の裏面に折り曲げられてクリンチされ、ひとつの綴り作業が終了する。その後、前記駆動機構34により送り爪31が作動してシート状ステープルSを前方に送り出し、次の綴りが準備される。
上述のように、ステープルカートリッジ30には、収納部32内のシート状ステープルSを送り出す送り爪31が設けられているので、1つの送り爪31で送る量はステープルカートリッジ30の収納部32内に収納されている枚数分だけでよく、ステープルカートリッジ30を交換する度に送り爪31も新しいものに交換される。このため、送り爪31の磨耗が小さく、常に強い送り力が得られる。
例えば、20万回綴りの寿命のステープル装置の場合、20万回分の送り爪の高さを維持する必要があるが、本実施形態のステープルカートリッジ側に送り爪を持った1000針入るステープルカートリッジの場合には、耐久性は、1/200(=1,000/200,000)と非常に小さいものになる。これにより、この部品精度は従来のものと比較して緩和でき、かつ耐磨耗性も低いものが使用できる。このため加工および管理が抑えられ、製造コストも大きく下げることができる。また、送り爪の高さ管理が簡単になり、品質も安定し、安定した量産化を実現できる。
また、送り爪31に異常がある場合にもステープルカートリッジ30を交換すればよいので、ユーザ先でのトラブルの対応にも優れている。
さらに、従来は送り爪はステープル装置の寿命まで耐久性が必要となっており、耐磨耗性のすぐれた金属で構成されてたり、形状および寸法の管理が非常に困難であったが、本実施形態によれば送り爪31はステープルカートリッジの寿命さえもてばいいので、安価なモールドで構成ができ、かつ寸法の管理も緩和することができる。
さらには、送り部材を構成する送り爪31がステープルカートリッジ30に設けられ、1ユニット化されているので、送り爪31がステープル装置本体Hに設けられている場合と比較して、シート状ステープルSと送り爪31の位置精度を高くすることができ、ステープル送り不良を軽減することができる。
また、シート状ステープルSを送り出す送り爪31を、ステープルカートリッジ30の収納部32と一体のモールドで構成したことで、低コストなステープルカートリッジを提供できる。
なお、送り部材を駆動する駆動機構は本実施形態で例示したものに限定されるものではなく、送り爪が撓みによる移動動作が可能な形態であればどのような構成でもよい。
〔第2実施形態〕
図4に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係るステープル装置について説明する。本実施形態では、ステープルカートリッジ50のシート状ステープルSを押圧しているバネとして板バネ55を有し、該板バネ55をシート状ステープルSを積層収納する収納部52の上面に該収納部52と一体のモールドで構成している。その他の部分は、前述した実施形態と同様であるので、符号は同一のものを使用する。
上述のように、本実施形態によれば、シート状ステープルSを送り出す送り爪31をステープルカートリッジ50の収納部52と一体のモールドで構成したことで、低コストなステープルカートリッジを提供でき、更に板バネ55も前記収納部52と一体のモールドで構成したことで、前述した第1実施形態では必要であった、収納部とは独立した板バネが不要となるため、更に低コストなステープルカートリッジを提供できる。
〔第3実施形態〕
図5〜図7に基づいて、本発明の第3の実施の形態に係るステープル装置について説明する。図5はステープルカートリッジ、図6はステープルカートリッジ及び該ステープルカートリッジが着脱自在なステープル装置本体を示すものである。
なお、本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、ステープルカートリッジ20の収納部22の底部の開放されている部分には、送り部材としての送り爪21が設けられ、送り爪21が最下段のシート状ステープルSに対向して位置している。
本実施形態では、ステープルカートリッジ20のシート状ステープルSを送り出す送り部材としての送り爪21が、シート状ステープルSを積層収納する収納部22の側面部から底面部にわたって該収納部22と一体のモールドで構成されている。この送り爪21は、シート状ステープルSと係合する先端部21aと、駆動機構24を構成するレバー25に押圧されて撓むアーム部21bから構成されている。このアーム部21bは、図5に示すように、ステープルカートリッジ20の側面に2箇所(図中手前側と図中奥側)設けられているため、図5中の高さhを小さくすることができる。
上記ステープルカートリッジ20を使用するステープル装置本体Hには、図6に示すようにステープルカートリッジ20が着脱可能な装着部15を備えたマガジン9が備えられ、マガジン9のステープルカートリッジ20の装着部15の下部には、送り部材を駆動する駆動機構24が設けられている。なお、この送り爪21の駆動機構24は、モータMと、該モータMの駆動軸に設けられたレバー25から構成されている。レバー25は前述の手前側と奥側のアーム部21bに対応するように手前と奥の2箇所で送り爪21を撓ませる構成を有している。
図7(a)〜(c)に示すように、ステープルカートリッジ20をステープル装置本体Hに装着し、上記駆動機構24を作動させると、モータMによりレバー25が時計回り方向に回転し、図7(b)の位置でレバー25が送り爪21のアーム部21bに当接し押圧する。この時、送り爪21が撓んで移動する。この撓みによる移動により、送り爪21の先端部21aが最下段のシート状ステープルSに係合して、該シート状ステープルSを前方へ送り出す。
前記レバー25が更に回転すると、図7(c)のように送り爪21に対するレバー25の当接が解除される。この当接解除により、送り爪21は自身の復元力によりレバー25当接前の状態に復元する。この図7(c)の状態では、送り爪21はシート状ステープルSに係合されていないので、ステープルカートリッジ20を取り出すことができる。
また、図7(c)に示すように板バネ5のシート状ステープルSの当接位置Pと送り爪21の位置は、シート状ステープルSの送り動作の性能に重要であり、前記当接位置Pの近傍にあるか、該当接位置Pをまたいだ範囲Xを送り爪21が往復するように構成することが好ましい。
図示はしないが、マガジン9に設けられた公知のフォーミングプレートとドライバプレートを駆動し、始めの上下動でシート状ステープルの前端の真直ステープル材をフォーミングプレートで門型に成形し、さらに次の上下動で成形されたステープル材をドライバプレートでシート束等の被綴り材に向けて打ち込む。被綴り材を貫通したステープル材の脚部はクリンチャ部でクリンチ機構(図示せず)により被綴り材の裏面に折り曲げられてクリンチされ、ひとつの綴り作業が終了する。その後、前記駆動機構24により送り爪21が作動してシート状ステープルSを前方に送り出し、次の綴りが準備される。
上述のように、ステープルカートリッジ20には、収納部22内のシート状ステープルSを送り出す送り爪21が設けられているので、1つの送り爪21で送る量はステープルカートリッジ20の収納部22内に収納されている枚数分だけでよく、ステープルカートリッジ20を交換する度に送り爪21も新しいものに交換される。このため、送り爪21の磨耗が小さく、常に強い送り力が得られる。
例えば、20万回綴りの寿命のステープル装置の場合、20万回分の送り爪の高さを維持する必要があるが、本実施形態のステープルカートリッジ側に送り爪を持った1000針入るステープルカートリッジの場合には、耐久性は、1/200(=1,000/200,000)と非常に小さいものになる。これにより、この部品精度は従来のものと比較して緩和でき、かつ耐磨耗性も低いものが使用できる。このため加工および管理が抑えられ、製造コストも大きく下げることができる。また、送り爪の高さ管理が簡単になり、品質も安定し、安定した量産化を実現できる。
また、送り爪21に異常がある場合にもステープルカートリッジ20を交換すればよいので、ユーザ先でのトラブルの対応にも優れている。
さらに、従来は送り爪はステープル装置の寿命まで耐久性が必要となっており、耐磨耗性のすぐれた金属で構成されてたり、形状および寸法の管理が非常に困難であったが、本実施形態によれば送り爪21はステープルカートリッジの寿命さえもてばいいので、安価なモールドで構成ができ、かつ寸法の管理も緩和することができる。
さらには、送り部材を構成する送り爪21がステープルカートリッジ20に設けられ、1ユニット化されているので、送り爪21がステープル装置本体Hに設けられている場合と比較して、シート状ステープルSと送り爪21の位置精度を高くすることができ、ステープル送り不良を軽減することができる。
また、シート状ステープルSを送り出す送り爪21を、ステープルカートリッジ20の収納部22と一体のモールドで構成したことで、低コストなステープルカートリッジを提供できる。
さらに本実施形態によれば、送り部材としての送り爪21を構成するアーム部21bが、ステープルカートリッジ20の側面に2箇所(図中手前側と図中奥側)設けられているため、ステープルカートリッジ20及びステープル装置の高さ(図5中の高さh)を小さく抑えることができ、ステープルカートリッジ20及びステープル装置を小型化することができる。
なお、送り部材を駆動する駆動機構は本実施形態で例示したものに限定されるものではなく、送り爪が往復動作可能な形態であればどのような構成でもよい。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、ステープル装置単体の実施形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シートの仕分け、整合、綴じ等の処理を選択的に行うシート処理装置において、該シートの綴じ処理を行うシート綴じ手段として、前述したステープル装置Hを用いても良く、該シート処理装置に本発明に係るステープル装置を適用することにより同様の効果を得ることができる。
更に前記シート処理装置としては、例えば、画像形成装置本体に対して着脱自在なシート処理装置や、画像形成装置が一体的に有するシート処理装置であっても良く、該シート処理装置に本発明に係るステープル装置を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また画像形成装置の形態も、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置或いは該画像形成装置に用いられるシート処理装置に本発明に係るステープル装置を適用することにより同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るステープルカートリッジの斜視図 本発明の第1の実施の形態に係るステープル装置本体の断面図 本発明の第1の実施の形態に係るステープル装置本体の詳細図 本発明の第2の実施の形態に係るステープルカートリッジの斜視図 本発明の第3の実施の形態に係るステープルカートリッジの斜視図 本発明の第3の実施の形態に係るステープル装置本体の断面図 本発明の第3の実施の形態に係るステープル装置本体の詳細図 従来のステープル装置の断面図 従来のステープル装置の詳細図
符号の説明
H …ステープル装置本体
M …モータ
P …当接位置
S …シート状ステープル
5 …板バネ
9 …マガジン
15 …装着部
20 …ステープルカートリッジ
21 …送り爪
21a …先端部
21b …アーム部
22 …収納部
24 …駆動機構
25 …レバー
30 …ステープルカートリッジ
31 …送り爪
31a …先端部
31b …アーム部
32 …収納部
33 …導出口
34 …駆動機構
35 …レバー
50 …ステープルカートリッジ
52 …収納部
55 …板バネ

Claims (5)

  1. 被綴じ材に対して綴じ材であるステープル材で綴じ処理を行うステープル装置本体に着脱自在なステープルカートリッジであって、
    複数のステープル材をシート状に連結したシート状ステープルが収納され、
    前記収納されたシート状ステープルに係合可能であって、前記シート状ステープルを送り出す動作をする送り部材を有し、
    前記送り部材は、前記ステープルカートリッジに設けられ、ステープル装置本体側の駆動機構により撓みによる移動をし、該撓みによる移動により前記シート状ステープルに係合し、前記シート状ステープルを送り出すことを特徴とするステープルカートリッジ。
  2. 前記送り部材は、前記ステープルカートリッジに一体のモールドで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のステープルカートリッジ。
  3. 前記送り部材は、シート状ステープルを収納するステープルカートリッジの収納部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステープルカートリッジ。
  4. 前記ステープルカートリッジ内に収納されたシート状ステープルを押圧するバネを有し、前記バネは前記ステープルカートリッジに一体のモールドで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のステープルカートリッジ。
  5. 被綴じ材に対して綴じ材であるステープル材で綴じ処理を行うステープル装置において、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステープルカートリッジが着脱可能な装着部と、
    前記装着部に装着されたステープルカートリッジの送り部材を駆動する駆動機構と、
    を有することを特徴とするステープル装置。
JP2003275170A 2003-07-16 2003-07-16 ステープルカートリッジ及びステープル装置 Pending JP2005034955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275170A JP2005034955A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ステープルカートリッジ及びステープル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275170A JP2005034955A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ステープルカートリッジ及びステープル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005034955A true JP2005034955A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34211903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275170A Pending JP2005034955A (ja) 2003-07-16 2003-07-16 ステープルカートリッジ及びステープル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005034955A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0579118B1 (en) A motor driven stapler
JP3620351B2 (ja) 電動ステープラー
US5791543A (en) Electric stapler
KR100709993B1 (ko) 전동 호치키스
US7165709B2 (en) Electrically driven stapler
JP2005034955A (ja) ステープルカートリッジ及びステープル装置
KR100734902B1 (ko) 전동 호치키스용 카트리지
JP5211830B2 (ja) ホッチキスにおけるステープル送り機構
JP4036215B2 (ja) 電動ステープラ
JP4103710B2 (ja) 電動ステープラーのステープル供給機構
WO2005115698A1 (ja) ステープラーのクリンチャ装置
JP3582419B2 (ja) 電動ホッチキスにおけるステープル送り機構
EP1577061B1 (en) Electric stapler
JP4563995B2 (ja) 取り外し可能なステープル成形装置を有する取り外し可能なステープルマガジン
JP3975353B2 (ja) ステープラーのステープル検出機構
JP3444334B2 (ja) 電動ホッチキスにおけるステープルカートリッジ
JP4232716B2 (ja) ステープラ用カートリッジ
US10870215B2 (en) Staple cartridge and stapler
JP3489304B2 (ja) 電動ホッチキス
JP2005014416A (ja) 電動ステープラーのステープル供給機構
JP4029846B2 (ja) ステープル送り装置
JP6840996B2 (ja) カートリッジおよびステープラ
JPH065095Y2 (ja) 電動ホッチキスのカ−トリッジ装着機構
JPH09155764A (ja) 電動ホッチキス
JPH0125671B2 (ja)