JP4563995B2 - 取り外し可能なステープル成形装置を有する取り外し可能なステープルマガジン - Google Patents

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Description

本発明は、ワークピース、主に紙の束を一体的にステープル留めするために使用されるステープラに装着されるステープルマガジンに関し、このステープルマガジンは、ストリップ形状の細長いステープルブランクが格納される容器と、細長いステープルブランクを成形ブロック上側でステープルの形状に曲げる成形パンチとステープル形状に曲げられてワークピースをステープル留めするステープルブランクを前記ワークピースに打ち込む駆動パンチとを備えるステープル成形装置と、を具備し、ストリップ形状で格納されたステープルブランクは、フィーダーによって、容器に組み込まれたフィードパスに沿って成形ブロックに送られ、成形パンチおよび駆動パンチは、ステープラに組み込まれた駆動装置によって、往復動しつつ曲げおよび打ち込み動を行うように駆動され、ステープルマガジンは、ステープルが使用されたときに交換される。
本発明の他の観点によれば、本発明は、ワークピース、主に紙の束を一体的にステープル留めするために使用されるステープラに装着されるようになっているステープルマガジンの一部を形成するようになっている容器に関し、前記ステープルマガジンは、ストリップの形状の細長いステープルブランクが格納される容器と、細長いステープルブランクを成形ブロック上側でステープルの形状に曲げる成形パンチとステープル形状に曲げられてワークピースをステープル留めするステープルブランクを前記ワークピースに打ち込む駆動パンチとを備えるステープル成形装置と、を具備し、ストリップ形状で格納されたステープルブランクは、フィーダープレートによって、容器に組み込まれたフィードパスに沿って成形ブロックに送られ、成形パンチおよび駆動パンチは、ステープラに組み込まれた駆動装置によって、往復動しつつ曲げおよび打ち込み動を行うように駆動され、ステープルマガジンは、ステープルが使用されたときに交換される。
上述のタイプのステープルマガジンあるいは容器は、既に知られており、例えば、出願人自身のスウエーデン国特許第9201230−1号に記載されている。しかしながら、これらの先の装置の欠点は、容器およびステープル成形装置が、破壊を伴わずに互いに分離されるのを防止する態様で、互いに永続的に取り付けられていることである。これは、ステープルマガジンの充填物が空になったときに、容器およびステープル成形装置の双方を交換しなければならないことを意味し、これは、必要以上にコストを要し、かなりの無駄である。
先の装置の他の欠点は、成形ブロックを備えておらず、成形ブロックはステープラに設けられているということである。これは、ステープルマガジンあるいは容器を成形ブロックに対して正確に装着しなければならないことを意味し、これは困難な場合があり、同時に、成形ブロックが磨耗し、その後、何度もマガジンを交換する危険性が大きくなることがあり、その結果、ステープルが不完全に形成されることがある。
更に他の欠点は、フィードパスがプラスチック材料から形成され、かつ、ステープルブランクが金属から形成されるために、ステープルブランクが前方に送られたときにステープルブランクがフィードパスの内壁で動かなくならないようにするために、フィードパスの内壁とステープルストリップの側部との間に大きな間隙を設ける必要があるということである。しかしながら、これは、ステープルブランクが成形ブロックに対して横方向に変位することがあり、この結果、ブランクが非対称のステープル形状に曲げられることを意味する。
最後の欠点は、フィーダープレートは、ステープラ内に配置されるので、満足のいく操作を確保するために、ステープラに取り付けられる全てのマガジンあるいは容器に適合しなくてはならず、従って、マガジンは、高精度で製造する必要があるということである。
従って、全てのステープルが使用されたときに、マガジン全体を廃棄する必要がない設計のマガジンあるいは容器が必要とされている。
更に、形成されるステープルの品質が容認できないようになるまで磨耗しない設計の成形ブロックが設けられたマガジンあるいは容器が必要とされている。
また、更に、ステープルストリップに対して幅狭でステープルを非対称形状に曲げる危険性がないフィードパスを有するマガジンあるいは容器が必要とされている。
最後に、ステープルマガジンをステープラに取り付けたときに、フィーダープレートに対してステープルマガジンを調節する必要がない設計のマガジンあるいは容器を提供することが必要とされている。
本発明は、容器とステープラ成形装置が、取り外し可能な接続装置により互いに接続されることに特徴を有する、序文で記載したタイプのステープルマガジンによって、上述の欠点を解消する。
本発明は、更に、前記接続装置に、ステープル成形装置の1または複数の開口/キャビテイと、これらの開口/キャビテイに対応する、容器の捕捉装置と、が設けられ、これらの捕捉装置は、開口/キャビテイに係合して容器とステープル成形装置との間の強固な接続を確保することを特徴とする。
本発明は、更に、成形ブロックが容器と一体となっていることを特徴とする。
本発明は、更に、フィードパスの内壁が金属材料から形成されることを特徴とする。
本発明は、更に、フィードパスの幅がステープルストリップの幅より僅かに広いことを特徴とする。
本発明は、フィーダープレートが容器の一部に取り付けられることも特徴とする。
本発明の他の観点によれば、本発明は、容器が、取り外し可能な接続装置によってステープル成形装置に取り外し可能に接続できることを特徴とする、序文で記載したタイプの容器によって、上述の欠点を解消する。
本発明の他の観点によれば、本発明は、更に、前記接続装置が、ステープル成形装置の1または複数の開口/キャビテイと、これらの開口/キャビテイに対応する、容器の捕捉装置と、を有し、これらの捕捉装置は、開口/キャビテイに係合して容器とステープル成形装置との間の強固な接続を確保することを特徴とする。
他の観点によれば、本発明は、更に、成形ブロックが容器と一体になっていることを特徴とする。
他の観点によれば、本発明は、更に、フィードパスの内壁が金属材料から形成されることを特徴とする。
他の観点によれば、本発明は、更に、フィードパスの幅がステープルストリップの幅より僅かに広いことを特徴とする。
本発明の他の観点によれば、本発明は、フィードプレートが容器の一部に取り付けられることも特徴とする。
添付図面に示す好ましい実施形態を参照して、本発明について以下で説明する。
図1は、ベース部2と、ピボットピン3によりベース部に回転可能に接続されたステープラヘッド4とを備えるステープラ1の概略図である。ベース部には、アンビル面5が設けられ、このアンビル面上に、ステープル留めされるワークピース6が配置される。ステープラヘッドは、容器8とステープル成形装置9とを備えるステープルマガジン7を収容する。容器は、公知の態様で横並びに結合されてリール12の形態で格納されるステープルストリップ11(図10参照)を形成するステープラブランク10を収容する。ステープラには、リンク機構15により、駆動アーム16(図中、一方のみを図面に示す)を駆動する駆動モータ14を備える駆動装置13も設けられ、これらの駆動アームは、ステープラヘッドおよびステープラ成形装置を、双方向矢印Pで示すように、往復動しつつステープリング運動するように駆動する。ステープラヘッドには、更に、フィード装置17が設けられ、このフィード装置は、後述するように、ステープリング運動中、ステープルストリップ11を前方に送るフィーダープレートに作用する。
図2から9を参照して、容器8およびステープル成形装置9について、以下で詳述する。ステープル成形装置9は、一体の駆動パンチ20を有する成形パンチ19が公知の態様で設けられたベースプレート18を備える。成形パンチには、切欠け部21が設けられ、これらの切欠け部は、図示されていない駆動アーム16に係合し、駆動アームにより作用され、これらの駆動アームは、往復動しつつステープリング運動を形成するように成形パンチを駆動する。ベースプレート18には、更に、上部キャビテイ22と下部開口23が設けられている。ベースプレートには、更に、第1シャックル側部25と第2シャックル側部26とを備えるシャックル24が設けられている。第1シャックル側部は、ステープルブランクがステープル形状に曲げられた後にステープルの脚部を捕捉し案内する働きをする装置27から成る。この機能は、本発明では重要ではないので、後述しない。第2シャックル側部26には、それぞれ、突起30および31を有する2つの脚部28および29が設けられている。シャックルは、ベースプレートを跨ぐようにシャックル側部を配置することによって、ベースプレート18に取り付けられ、シャックルが完全に押し込まれたときに、シャックル24の底部は、ベースプレートの縁部領域33に当接する。シャックルは、その底部が公知の態様で、縁部領域33でクランプするようになっているので、所定位置で確実に保持される。シャックルが図5に示した位置に完全に押し込まれたときに、突起30および31は、それぞれの開口23の領域に部分的に配置され、この関係の機能について以下で説明する。シャックル24は、(図示されていない)スタッドによりベースプレートに対して横方向に案内され、これらのスタッドは、脚部28および29が配置され、かつ、脚部28および29が案内される側に配置される。容器8には、上部キャッチ34と下部キャッチ35が設けられている。これらのキャッチは、キャビテイ22および開口23のそれぞれに係合する相対位置に配置される。ステープル成形装置9を容器8に接続するために、シャックル24は、図2に示す位置に移動し、装置9は、容器8に対して傾斜し、キャッチ34は、キャビテイ22に係合し(図7参照)、その後、容器と装置は、キャッチ35が開口23のそれぞれに係合する図8に示すように一体的に取り付けられる。この位置において、キャッチ34のそれぞれの下側部36は、それぞれ、キャビテイ22のそれぞれの縁側部37に接触し、キャッチ35の各上側部38は、開口23のそれぞれの縁側部39に接触する。これにより、容器8とステープル成形装置9は、図8の双方向矢印Uで示す方向に沿って互いに動けなくなる。シャックル24は、その後、図9に示す位置に移動し、突起30および31を、ベースプレートのそれぞれの開口23を部分的に覆うように移動させ、これにより、これらの開口を制約し、キャッチ35を開口23から移動できなくさせ、その結果、容器とステープル成形装置との間に強固な接続が形成される。容器とステープル成形装置とを分離するために、シャックル24は、図8に示す位置に移動し、これにより、キャッチは、開口およびキャビテイから外れ、容器をステープル成形装置から解放し、新規な充填済み容器と交換可能とする。
図6、10および11は、ステープルストリップ11を備えるステープルストリップリール12が収容される容器8を示している。容器8には、第1リム40と第2リム41が設けられ、これらのリムは、図10の矢印Lで示す、ステープルストリップの長手方向とほぼ同じ方向に延びる。リム40および41の間に延びているのは、ばねクリップ43を備えるプレート42であり、このプレートは、これらのクリップでリム40および41のそれぞれに留められる。プレート42には、フィードパス44が設けられ、このパスに沿ってステープルストリップ11が送られる。フィードパスの幅Bは、一体フランク45により横方向で制限され、これらのフランクは、ステープルストリップのそれぞれの側部46および47に近接している。金属材料のプレートを製造し、かつ、フランク間の距離がステープルストリップの幅bより僅かに大きくなるようにフランクを調整することにより、ステープルストリップを横方向において正確に案内する効果が得られ、下記説明から明らかであるように、これは、非常に有益である。プレート42には、成形ブロック48も設けられ、この成形ブロック上側で、ステープルブランク10が以下で述べる態様で曲げられる。プレート42の中央部49には、その縁部50がステープルストリップの長手方向に延びる立上り部が設けられる。立上り縁部50と協働するガイドピン52が設けられたフィードプレート51が、プレート42とステープルストリップ11との間に配置される。フィードプレート51は、ステープルストリップ11に沿って前後方向に往復動することができる。フィードプレートは、図6に概略的にのみ示されているフィーダー装置17により前方に、以下で説明する態様で、成形パンチ19とフィードプレートのコンタクトアーム53との間の相互作用により前方方向とは反対方向に送られる。フィードプレートには、ばねタブ54が設けられ、これらのタブは、フィードプレートが成形パンチにより後方に移動したときに下方にはね返り、フィードプレートがフィーダー装置により前方に送られたときにステープルストリップ11を把持し、ステープルブランクを前方に送る。
ステープルブランク10が成形ブロック48上側で最終ステープルの形状に曲げられるシーケンスについて、ほぼステープル成形装置に接続された側からの容器8を示しかつ成形パンチ19も示す図12〜14を参照して以下で説明する。
図12に示す初期位置において、ステープルブランク10は、成形ブロック48上側に配置される位置まで前方に送られているのが示されている。この位置において、ステープルブランクはフランク45により案内され、かつ、フランク間の距離がステープルブランク10の長さより僅かに大きいために、ステープルブランクは、成形ブロック48に対して中央に置かれる。更に、フランク45は金属材料から形成されているため、ステープルブランクは、ブランクにかき傷をつけず、ステープルブランクが成形ブロックから偏心して変位する危険性はない。図13において、成形パンチ19は、図示されていない駆動アーム16により下方に駆動され、成形パンチがフィードプレートのコンタクトアーム53と接触した状態で、ステープルブランクを曲げ始め、これによりフィードプレートは後方に移動する。図14において、成形パンチ19は、その最下位置に移動し、ステープルブランク10は、成形ブロック48上側でステープル形状に曲げられる。成形パンチは。この後、図12に示す位置に戻り、成形パンチ19とコンタクトアーム53との間の接触は遮断され、この後、フィーダー装置は、新規なステープルブランクを成形ブロックに送る。
本発明は、前記記載により制約されず、添付特許請求の範囲のみにより制約されることは明白である。
ステープラの概略図。 本発明のステープルマガジンを示し、容器とステープル成形装置は分離されている。 図2に対応する図であり、容器とステープル成形装置を一体的に接続するのに不可欠な部材の露出した状態を示す。 容器とステープル成形装置が一体に組み付けられているが、強固に互いに接続されていない状態を示す図。 図4に対応する図であり、部材が互いに強固に接続された状態を示す。 ステープルマガジン容器を示す図。 観察者に対向する側が透明に形成され、容器とステープル成形装置との接続に着手した状態を示す図。 図4に対応する図であり、観察者に対向する側が透明に形成されている。 図5に対応する図であり、観察者に対向する側が透明に形成されている。 容器の図であり、本発明に不可欠な部材の露出した状態が示されている。 ステープル成形装置に接続される側から見た容器を示す。 ステープルブランクが成形パンチによりステープルの形状に曲げられるシーケンスを示す。 ステープルブランクが成形パンチによりステープルの形状に曲げられるシーケンスを示す。 ステープルブランクが成形パンチによりステープルの形状に曲げられるシーケンスを示す。

Claims (11)

  1. ワークピース(6)、主に紙の束を一体的にステープル留めするために使用され、ステープルの使用が完了したときに交換されるステープルマガジン(7)であり、
    ストリップ(11)の形状の細長いステープルブランク(10)が格納される容器(8)と、ステープル成形装置(9)とを具備し、ステープル成形装置(9)に対して容器(8)が着脱可能とされるステープルマガジン(7)であって、
    ステープル成形装置(9)は、成形パンチ(19)と駆動パンチ(20)とを備え、ステープラ(1)に組み込まれた駆動装置(13〜16)によって、往復動しつつ曲げおよび打ち込み動(P)をするものであり、
    容器(8)は、前記格納されるステープルブランク(10)の取り出し口に、ステープルストリップ(11)を送るためのフィードパス(44)と成形パンチ(19)と協働してステープルストリップ(11)をステープル形状に成形するための成形ブロック(48)とが形成された金属製プレート(42)が付設されるものであることを特徴とするステープルマガジン。
  2. 前記容器(8)とステープル成形装置(9)とを接続する接続装置(22、23、34、35)は、ステープル成形装置(9)の1または複数の開口/キャビテイ(22,23)とこれらの開口/キャビテイに対応する、容器(8)の捕捉装置(34,35)とで構成され、これらの捕捉装置は、開口/キャビテイに係合して容器とステープル成形装置との間に強固な接続を確保することを特徴とする請求項1に記載のステープルマガジン(7)。
  3. 成形ブロック(48)を有する金属製プレート(42)が容器(8)に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のステープルマガジン(7)。
  4. フィードパス(44)の内壁(45)は、金属材料から形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のステープルマガジン(7)。
  5. フィードパス(44)の幅(B)は、ステープルストリップ(11)の幅(b)より僅かに大きいことを特徴とする請求項4に記載のステープルマガジン(7)。
  6. 前記容器(8)には、ステープルストリップ(11)を前方に送るためのフィーダープレート(51)が一体的に取り付けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載のステープルマガジン(7)。
  7. ステープラ(1)のための請求項1に記載のステープルマガジン(7)を形成するようにステープル成形装置(9)に接続されるべき、ストリップ(11)の形状の細長いステープルブランク(10)が格納される容器(8)であって、ステープル成形装置(9)への接続は、容器(8)及びステープル成形装置(9)に設けられた、容器(8)とステープル成形装置(9)とを取り外し可能とする接続装置(22、23、34、35)により行われることを特徴とする容器(8)。
  8. 前記接続装置(22、23、34、35)は、ステープル成形装置(9)の1または複数の開口/キャビテイ(22,23)とこれらの開口/キャビテイに対応する、容器(8)の捕捉装置(34,35)とで構成され、これらの捕捉装置は、開口/キャビテイに係合して容器とステープル成形装置との間に強固な接続を確保することを特徴とする請求項7に記載の容器(8)。
  9. 成形ブロック(48)を有する金属製プレート(42)が容器(8)に取り付けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の容器(8)。
  10. 金属材料から形成されたフィードパス(44)を有する金属製プレート(42)が容器に取付けられていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1に記載の容器(8)。
  11. フィーダープレート(51)が容器(8)に強固に取り付けられていることを特徴とする請求項7から10のいずれか1に記載の容器(8)。
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