JP2554548Y2 - スティプラ - Google Patents
スティプラInfo
- Publication number
- JP2554548Y2 JP2554548Y2 JP2735592U JP2735592U JP2554548Y2 JP 2554548 Y2 JP2554548 Y2 JP 2554548Y2 JP 2735592 U JP2735592 U JP 2735592U JP 2735592 U JP2735592 U JP 2735592U JP 2554548 Y2 JP2554548 Y2 JP 2554548Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- sheet
- anvil
- stapler
- needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、シートに針を打ち込む
ことによって、そのシートを綴じるスティプラに関す
る。
ことによって、そのシートを綴じるスティプラに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスティプラとしては、シ
ートを綴じるための針を打ち出すヘッドと、該ヘッドか
ら打ち出された針の先端部を曲げるための溝が形成され
たアンビルとを相対的に近接離間移動可能に備え、かつ
前記ヘッドに、該ヘッドと前記アンビルとが相対的に近
接移動したときに前記アンビル上のシートに圧接する圧
接部を設けたものが知られている。
ートを綴じるための針を打ち出すヘッドと、該ヘッドか
ら打ち出された針の先端部を曲げるための溝が形成され
たアンビルとを相対的に近接離間移動可能に備え、かつ
前記ヘッドに、該ヘッドと前記アンビルとが相対的に近
接移動したときに前記アンビル上のシートに圧接する圧
接部を設けたものが知られている。
【０００３】かかるスティプラでは、シートに針を打ち
込む際に、前記圧接部が針をガイドすると共にシートの
綴じ部分を押圧して、針の打ち込みを確実なものとす
る。そのため、圧接部は、ヘッドからアンビル側に向っ
て突出するものとなっている。
込む際に、前記圧接部が針をガイドすると共にシートの
綴じ部分を押圧して、針の打ち込みを確実なものとす
る。そのため、圧接部は、ヘッドからアンビル側に向っ
て突出するものとなっている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
ティプラは、ヘッドに設けられた圧接部を単にアンビル
側に向って突出させただけであった。
ティプラは、ヘッドに設けられた圧接部を単にアンビル
側に向って突出させただけであった。
【０００５】そのため、ヘッドとアンビルとの間にシー
トを差し込む際に、そのシートの先端が、ヘッドから突
出する圧接部に当って折り曲げられて、綴じられなくな
るおそれがあった。特に、ソータによって仕分けられた
シートを自動的にヘッドとアンビルとの間に差し込んで
綴じる自動スティプラの場合には、シートを手作業によ
ってヘッドとアンビルとの間に差し込んで綴じるスティ
プラの場合に比して、シートの差し込み位置や姿勢が定
められてしまうため、その調整ができず、ヘッドから突
出する圧接部にシートの先端が当接しやすくなる。ま
た、静電気などによってシートの先端がカールした場合
も同様である。
トを差し込む際に、そのシートの先端が、ヘッドから突
出する圧接部に当って折り曲げられて、綴じられなくな
るおそれがあった。特に、ソータによって仕分けられた
シートを自動的にヘッドとアンビルとの間に差し込んで
綴じる自動スティプラの場合には、シートを手作業によ
ってヘッドとアンビルとの間に差し込んで綴じるスティ
プラの場合に比して、シートの差し込み位置や姿勢が定
められてしまうため、その調整ができず、ヘッドから突
出する圧接部にシートの先端が当接しやすくなる。ま
た、静電気などによってシートの先端がカールした場合
も同様である。
【０００６】本考案の目的は、ヘッドから突出してシー
トの綴じ部分を押圧する圧接部の機能を損うことなく、
その圧接部にシートの先端が当接することを回避して、
シートを確実に差し込んで綴じることができるスティプ
ラを提供することにある。
トの綴じ部分を押圧する圧接部の機能を損うことなく、
その圧接部にシートの先端が当接することを回避して、
シートを確実に差し込んで綴じることができるスティプ
ラを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案のスティプラは、
シートを綴じるための針を打ち出すヘッドと、該ヘッド
から打ち出された針の先端部を曲げるための溝が形成さ
れたアンビルとを相対的に近接離間移動可能に備え、か
つ前記ヘッドに、該ヘッドと前記アンビルとが相対的に
近接移動したときに前記アンビル上のシートに圧接する
圧接部を設けたスティプラにおいて、前記ヘッドの先端
部に、該ヘッドと前記アンビルとの間に差し込まれるシ
ートの綴じ部分を前記圧接部と前記アンビルとの間に導
くガイド部を設けたことを特徴とする。
シートを綴じるための針を打ち出すヘッドと、該ヘッド
から打ち出された針の先端部を曲げるための溝が形成さ
れたアンビルとを相対的に近接離間移動可能に備え、か
つ前記ヘッドに、該ヘッドと前記アンビルとが相対的に
近接移動したときに前記アンビル上のシートに圧接する
圧接部を設けたスティプラにおいて、前記ヘッドの先端
部に、該ヘッドと前記アンビルとの間に差し込まれるシ
ートの綴じ部分を前記圧接部と前記アンビルとの間に導
くガイド部を設けたことを特徴とする。
【０００８】
【作用】本考案のスティプラは、ヘッドの先端部に、シ
ートの綴じ部分を押圧する圧接部とアンビルとの間にシ
ートを導くためのガイド部を設けたことにより、圧接部
にシートの先端が当接することを回避して、シートを確
実に差し込んで綴じることを可能とする。
ートの綴じ部分を押圧する圧接部とアンビルとの間にシ
ートを導くためのガイド部を設けたことにより、圧接部
にシートの先端が当接することを回避して、シートを確
実に差し込んで綴じることを可能とする。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１０】図１において、１はスティプラの基台であ
り、その両側部には左右の固定板２，２（一方の固定板
２は図示せず）が固定されている。固定板２，２の間に
は、シートＳを綴じるための針Ｐ（図３参照）を図１中
の下方に向って打ち出すヘッド１０と、そのヘッド１０
から打ち出された針Ｐの先端部を曲げるための溝２０Ａ
が形成されたアンビル２０とが備えられており、それら
は、図１中の上下方向に近接離間移動可能となってい
る。
り、その両側部には左右の固定板２，２（一方の固定板
２は図示せず）が固定されている。固定板２，２の間に
は、シートＳを綴じるための針Ｐ（図３参照）を図１中
の下方に向って打ち出すヘッド１０と、そのヘッド１０
から打ち出された針Ｐの先端部を曲げるための溝２０Ａ
が形成されたアンビル２０とが備えられており、それら
は、図１中の上下方向に近接離間移動可能となってい
る。
【００１１】すなわち、ヘッド１０は、針Ｐを収容する
ための針ホルダ３０と、その針Ｐを打ち出すための打ち
出しプレート５１の上端を保持するハンマー５０とを有
し、固定板２，２間において、針ホルダ３０の後部とハ
ンマー５０の脚部５０Ａがピン３の軸線Ｏ1 を中心とし
て矢印Ａ1 およびＡ2 方向に揺動自在に支持されてい
る。さらに、ハンマー５０には、駆動ギア４を回転させ
るモータ５と、駆動ギア４に噛合する従動ギア６と、そ
の従動ギア６に連結された図示しないカムと、そのカム
と固定板２の前側に支持されたピン７との間に連結され
たリンク８などが備えられており、モータ５の回転によ
って、ハンマー５０が軸線Ｏ1 を中心として矢印Ａ1 お
よびＡ2 方向に繰り返し揺動する。そして、そのハンマ
ー５０の繰り返しの揺動に伴って、打ち出しプレート５
１が繰り返し下方に打ち降ろされる。また、ハンマー５
０と針ホルダ３０との間には図示しないリンク機構が構
成されており、ハンマー５０の繰り返しの揺動に連動し
て、針ホルダ３０が軸線Ｏ1を中心として矢印Ａ1 およ
びＡ2 方向に繰り返し揺動するようになっている。針ホ
ルダ３０が矢印Ａ2 方向に揺動する際には、ハンマー５
０の先端下部が、針ホルダ３０に取付けられた板ばね３
５を介して針ホルダ３０を下方に押すことになる。
ための針ホルダ３０と、その針Ｐを打ち出すための打ち
出しプレート５１の上端を保持するハンマー５０とを有
し、固定板２，２間において、針ホルダ３０の後部とハ
ンマー５０の脚部５０Ａがピン３の軸線Ｏ1 を中心とし
て矢印Ａ1 およびＡ2 方向に揺動自在に支持されてい
る。さらに、ハンマー５０には、駆動ギア４を回転させ
るモータ５と、駆動ギア４に噛合する従動ギア６と、そ
の従動ギア６に連結された図示しないカムと、そのカム
と固定板２の前側に支持されたピン７との間に連結され
たリンク８などが備えられており、モータ５の回転によ
って、ハンマー５０が軸線Ｏ1 を中心として矢印Ａ1 お
よびＡ2 方向に繰り返し揺動する。そして、そのハンマ
ー５０の繰り返しの揺動に伴って、打ち出しプレート５
１が繰り返し下方に打ち降ろされる。また、ハンマー５
０と針ホルダ３０との間には図示しないリンク機構が構
成されており、ハンマー５０の繰り返しの揺動に連動し
て、針ホルダ３０が軸線Ｏ1を中心として矢印Ａ1 およ
びＡ2 方向に繰り返し揺動するようになっている。針ホ
ルダ３０が矢印Ａ2 方向に揺動する際には、ハンマー５
０の先端下部が、針ホルダ３０に取付けられた板ばね３
５を介して針ホルダ３０を下方に押すことになる。
【００１２】一方、アンビル２０は、固定板２，２の間
において、ピン９の軸線Ｏ2 を中心として矢印Ｂ1 およ
びＢ2 方向に揺動自在に支持されている。さらに、この
アンビル２０は、前記ハンマー５０の繰り返しの揺動に
連動して、矢印Ｂ1 およびＢ2 方向に繰り返し揺動され
るようになっている。
において、ピン９の軸線Ｏ2 を中心として矢印Ｂ1 およ
びＢ2 方向に揺動自在に支持されている。さらに、この
アンビル２０は、前記ハンマー５０の繰り返しの揺動に
連動して、矢印Ｂ1 およびＢ2 方向に繰り返し揺動され
るようになっている。
【００１３】針ホルダ３０の先端部には下方に突出する
圧接プレート３１が取付けられており、その下端部に
は、針ホルダ３０が矢印Ａ2 方向に揺動したときにアン
ビル２０上のシートＳの上面に圧接する圧接部３１Ａが
形成されている。また、圧接プレート３１の前面部３１
Ｂは針Ｐ（図３参照）をガイドするためのガイド面部と
なっており、その前面部３１Ｂと針ホルダ３０の前側ケ
ース３２の裏面との間において、針Ｐがガイドされつつ
下方に打ち出されるようになっている。
圧接プレート３１が取付けられており、その下端部に
は、針ホルダ３０が矢印Ａ2 方向に揺動したときにアン
ビル２０上のシートＳの上面に圧接する圧接部３１Ａが
形成されている。また、圧接プレート３１の前面部３１
Ｂは針Ｐ（図３参照）をガイドするためのガイド面部と
なっており、その前面部３１Ｂと針ホルダ３０の前側ケ
ース３２の裏面との間において、針Ｐがガイドされつつ
下方に打ち出されるようになっている。
【００１４】本例の場合、針Ｐは、打ち出される前は直
線状となっていて、打ち出されるときにＵ字状に成形さ
れる。そして、その針Ｐの成形のために、前側ケース３
２の前面部の四角孔３２Ａ内には、後述する駒部材３３
が図１中のＣ1 およびＣ2 方向に変位自在に嵌合され、
さらに前側ケース３２の左右の側面部のそれぞれに形成
された孔３２Ｃには、正面視にて略逆Ｗ字状に折曲され
たスプリング３４の両端が差し込み支持されている。そ
のスプリング３４の中央の折曲部３４Ａは、四角孔３２
Ａから突出する駒部材３３の頭部に圧接して、その駒部
材３３を矢印Ｃ1 方向に付勢する。また、前側ケース３
２の前面部には、グリースの注入等のための丸孔３２Ｂ
が形成されている。駒部材３３の機能については後述す
る。
線状となっていて、打ち出されるときにＵ字状に成形さ
れる。そして、その針Ｐの成形のために、前側ケース３
２の前面部の四角孔３２Ａ内には、後述する駒部材３３
が図１中のＣ1 およびＣ2 方向に変位自在に嵌合され、
さらに前側ケース３２の左右の側面部のそれぞれに形成
された孔３２Ｃには、正面視にて略逆Ｗ字状に折曲され
たスプリング３４の両端が差し込み支持されている。そ
のスプリング３４の中央の折曲部３４Ａは、四角孔３２
Ａから突出する駒部材３３の頭部に圧接して、その駒部
材３３を矢印Ｃ1 方向に付勢する。また、前側ケース３
２の前面部には、グリースの注入等のための丸孔３２Ｂ
が形成されている。駒部材３３の機能については後述す
る。
【００１５】前側ケース３２の前面部とスプリング３４
の間には、ガイドプレート（ガイド部材）６０が挾持さ
れている。すなわち、ガイドプレート６０には、四角形
の係合孔部６０Ａと円柱状の係合突部６０Ｂが形成され
ていて、前者の係合孔部６０Ａが前述した駒部材３３の
頭部と遊嵌し、かつ後者の係合突部６０Ｂが前側ケース
３２の丸孔３２Ｂ内に嵌合することによって、ガイドプ
レート６０が前側ケース３２の前面部上に位置決めさ
れ、さらに、スプリング３４の左右の折曲部３４Ｂ，３
４Ｃが図２に示すようにガイドプレート６０の前面部に
圧接することにより、ガイドプレート６０が挾持されて
いる。したがって、ガイドプレート６０は、図１中の矢
印Ｄ方向から、前側ケース３２の前面部とスプリング３
４との間に差し込まれることにより取付けられる。ま
た、スプリング３４の中央の折曲部３４Ａを強制的に前
方に変形させつつガイドプレート６０を矢印Ｄ方向とは
逆の方向に引き出すことにより、そのガイドプレート６
０が取り外されることになる。
の間には、ガイドプレート（ガイド部材）６０が挾持さ
れている。すなわち、ガイドプレート６０には、四角形
の係合孔部６０Ａと円柱状の係合突部６０Ｂが形成され
ていて、前者の係合孔部６０Ａが前述した駒部材３３の
頭部と遊嵌し、かつ後者の係合突部６０Ｂが前側ケース
３２の丸孔３２Ｂ内に嵌合することによって、ガイドプ
レート６０が前側ケース３２の前面部上に位置決めさ
れ、さらに、スプリング３４の左右の折曲部３４Ｂ，３
４Ｃが図２に示すようにガイドプレート６０の前面部に
圧接することにより、ガイドプレート６０が挾持されて
いる。したがって、ガイドプレート６０は、図１中の矢
印Ｄ方向から、前側ケース３２の前面部とスプリング３
４との間に差し込まれることにより取付けられる。ま
た、スプリング３４の中央の折曲部３４Ａを強制的に前
方に変形させつつガイドプレート６０を矢印Ｄ方向とは
逆の方向に引き出すことにより、そのガイドプレート６
０が取り外されることになる。
【００１６】さらに、ガイドプレート６０の下側部に
は、横向き略Ｖ字状のガイド部６０Ｃが折曲成形されて
おり、そのガイド部６０Ｃの下面はシートＳのガイド面
６０Ｄとなっている。そのガイド面６０Ｄは、図４
（ａ）に示すように、シートＳの差し込み方向Ｅに沿っ
て下方へ傾斜し、その延長線Ｌの上方またはその延長線
Ｌ上に、前述した圧接プレート３１における圧接部３１
Ａの下端が位置する。また、針ホルダ３０の揺動方向に
おいて、ガイド面６０Ｄの下端は、圧接部３１Ａの下端
よりも上方または同じ高さに位置する。
は、横向き略Ｖ字状のガイド部６０Ｃが折曲成形されて
おり、そのガイド部６０Ｃの下面はシートＳのガイド面
６０Ｄとなっている。そのガイド面６０Ｄは、図４
（ａ）に示すように、シートＳの差し込み方向Ｅに沿っ
て下方へ傾斜し、その延長線Ｌの上方またはその延長線
Ｌ上に、前述した圧接プレート３１における圧接部３１
Ａの下端が位置する。また、針ホルダ３０の揺動方向に
おいて、ガイド面６０Ｄの下端は、圧接部３１Ａの下端
よりも上方または同じ高さに位置する。
【００１７】ここで、前述した駒部材３３の機能を針Ｐ
の打ち出し動作と共に簡単に説明する（図３（ａ），
（ｂ），（ｃ），（ｄ）参照）。
の打ち出し動作と共に簡単に説明する（図３（ａ），
（ｂ），（ｃ），（ｄ）参照）。
【００１８】打ち出される前の針Ｐは、図３（ａ）に示
すように、左右方向に延在する直線状となっていて、そ
の直線状の針Ｐを多数帯状に接着した針集合体ＰA が針
ホルダ３０に装填されており、その集合体ＰA の最先の
針Ｐ1 は、圧接プレート３１の孔３１Ｃ内を通って駒部
材３３の後部側に供給される。そして、まず最先の針Ｐ
1 が駒部材３３の溝３３Ａ内に入り込み（図３
（ａ））、それから、打ち出しプレート５１と共に下降
する左右のガイドプレート５２，５３が最先の針Ｐ1 の
両端を下方に折り曲げる（図３（ｂ））。その後、打ち
出しプレート５１の下降に伴って、駒部材３３がスプリ
ング３４の力に抗して矢印Ｃ2 方向に変位され（図３
（ｃ））、さらに針Ｐ1 が下方に打ち出されてシートＳ
を綴じる（図３（ｄ））。なお、図３（ａ），（ｂ），
（ｃ）および（ｄ）においては、前側ケース３２の図示
を省略している。
すように、左右方向に延在する直線状となっていて、そ
の直線状の針Ｐを多数帯状に接着した針集合体ＰA が針
ホルダ３０に装填されており、その集合体ＰA の最先の
針Ｐ1 は、圧接プレート３１の孔３１Ｃ内を通って駒部
材３３の後部側に供給される。そして、まず最先の針Ｐ
1 が駒部材３３の溝３３Ａ内に入り込み（図３
（ａ））、それから、打ち出しプレート５１と共に下降
する左右のガイドプレート５２，５３が最先の針Ｐ1 の
両端を下方に折り曲げる（図３（ｂ））。その後、打ち
出しプレート５１の下降に伴って、駒部材３３がスプリ
ング３４の力に抗して矢印Ｃ2 方向に変位され（図３
（ｃ））、さらに針Ｐ1 が下方に打ち出されてシートＳ
を綴じる（図３（ｄ））。なお、図３（ａ），（ｂ），
（ｃ）および（ｄ）においては、前側ケース３２の図示
を省略している。
【００１９】次に、上記のような綴じ動作に伴うスティ
プラとシートＳとの関係を図４（ａ），（ｂ），
（ｃ），（ｄ）に基づいて説明する。
プラとシートＳとの関係を図４（ａ），（ｂ），
（ｃ），（ｄ）に基づいて説明する。
【００２０】まずシートＳは、例えば、トレイＴ上に載
置されたまま、矢印Ｅ方向からアンビル２０と針ホルダ
３０との間に差し込まれる（図４（ａ））。その際、シ
ートＳの先端は、それがカールされた状態であったとし
てもガイドプレート６０のガイド面６０Ｄにガイドされ
つつ差し込まれ、そして圧接プレート３２の圧接部３１
Ａに当たることなく、その下方位置まで確実に入り込む
（図４（ｂ））。そして、シートＳの差し込みが終って
から針ホルダ３０が下降して、圧接プレート３１の圧接
部３１ＡがシートＳに圧接し（図４（ｃ））、それから
針Ｐが下方に打ち出されてシートＳを綴じる（図４
（ｄ））。
置されたまま、矢印Ｅ方向からアンビル２０と針ホルダ
３０との間に差し込まれる（図４（ａ））。その際、シ
ートＳの先端は、それがカールされた状態であったとし
てもガイドプレート６０のガイド面６０Ｄにガイドされ
つつ差し込まれ、そして圧接プレート３２の圧接部３１
Ａに当たることなく、その下方位置まで確実に入り込む
（図４（ｂ））。そして、シートＳの差し込みが終って
から針ホルダ３０が下降して、圧接プレート３１の圧接
部３１ＡがシートＳに圧接し（図４（ｃ））、それから
針Ｐが下方に打ち出されてシートＳを綴じる（図４
（ｄ））。
【００２１】ところで、本実施例の場合は、ガイドプレ
ート６０が着脱自在となっているため、スティプラの使
用形態に応じてガイドプレート６０を取付けたり取り外
したりすることができる。例えば、スティプラがシート
仕分け用のソータに組込まれて、そのスティプラに対し
てシートＳが自動的に差し込まれる使用形態の場合は、
ガイドプレート６０を取付けることにより、定められた
シートの差し込み位置や姿勢に拘らず、先端がカールし
たシートＳをガイドしつつ確実に差し込んで綴じること
ができる。一方、スティプラに対してシートＳが手作業
によって差し込まれる使用形態の場合は、ガイドプレー
ト６０を取り外すことにより、作業者は、そのガイドプ
レート６０に妨げられることなく、目視によってシート
Ｓの差し込みや綴じ動作を確認できることになる。
ート６０が着脱自在となっているため、スティプラの使
用形態に応じてガイドプレート６０を取付けたり取り外
したりすることができる。例えば、スティプラがシート
仕分け用のソータに組込まれて、そのスティプラに対し
てシートＳが自動的に差し込まれる使用形態の場合は、
ガイドプレート６０を取付けることにより、定められた
シートの差し込み位置や姿勢に拘らず、先端がカールし
たシートＳをガイドしつつ確実に差し込んで綴じること
ができる。一方、スティプラに対してシートＳが手作業
によって差し込まれる使用形態の場合は、ガイドプレー
ト６０を取り外すことにより、作業者は、そのガイドプ
レート６０に妨げられることなく、目視によってシート
Ｓの差し込みや綴じ動作を確認できることになる。
【００２２】また、本実施例では、ガイドプレート６０
を取付けるための手段として、直線状の針Ｐを曲げてか
ら打ち出す方式のスティプラに備わる既存のスプリング
３４を用いるため、構成の複雑化が回避できることにな
る。なお、ガイドプレート６０の取付け方は任意であ
り、またガイド部６０Ｃを針ホルダ３０などのヘッド１
０の構成部材に直接設けてもよい。
を取付けるための手段として、直線状の針Ｐを曲げてか
ら打ち出す方式のスティプラに備わる既存のスプリング
３４を用いるため、構成の複雑化が回避できることにな
る。なお、ガイドプレート６０の取付け方は任意であ
り、またガイド部６０Ｃを針ホルダ３０などのヘッド１
０の構成部材に直接設けてもよい。
【００２３】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のスティプ
ラは、ヘッドの先端部に、シートの綴じ部分を押圧する
圧接部とアンビルとの間にシートを導くためのガイド部
を設けた構成であるから、圧接部にシートの先端が当接
することを回避して、シートを確実に差し込んで綴じる
ことができる。
ラは、ヘッドの先端部に、シートの綴じ部分を押圧する
圧接部とアンビルとの間にシートを導くためのガイド部
を設けた構成であるから、圧接部にシートの先端が当接
することを回避して、シートを確実に差し込んで綴じる
ことができる。
【図１】本考案の一実施例を示す一部分解の斜視図であ
る。
る。
【図２】図１に示すスティプラの要部の拡大斜視図であ
る。
る。
【図３】（ａ），（ｂ），（ｃ）および（ｄ）は、図１
に示すスティプラの針の打ち出し動作を説明するための
要部の斜視図である。
に示すスティプラの針の打ち出し動作を説明するための
要部の斜視図である。
【図４】（ａ），（ｂ），（ｃ）および（ｄ）は、図１
に示すスティプラによるシートの綴じ動作を説明するた
めの要部の側面図である。
に示すスティプラによるシートの綴じ動作を説明するた
めの要部の側面図である。
【符号の説明】 １０ ヘッド ２０ アンビル ２０Ａ 溝 ３０ 針ホルダ ３１ 圧接プレート ３１Ａ 圧接部 ３２ 前側ケース ３３ 駒部材 ３４ スプリング ５０ ハンマー ５１ 打ち出しプレート ６０ ガイドプレート ６０Ｃ ガイド部 ６０Ｄ ガイド面 Ｐ 針
Claims (4)
- 【請求項１】 シートを綴じるための針を打ち出すヘッ
ドと、該ヘッドから打ち出された針の先端部を曲げるた
めの溝が形成されたアンビルとを相対的に近接離間移動
可能に備え、かつ前記ヘッドに、該ヘッドと前記アンビ
ルとが相対的に近接移動したときに前記アンビル上のシ
ートに圧接する圧接部を設けたスティプラにおいて、 前記ヘッドの先端部に、該ヘッドと前記アンビルとの間
に差し込まれるシートの綴じ部分を前記圧接部と前記ア
ンビルとの間に導くガイド部を設けたことを特徴とする
スティプラ。 - 【請求項２】 前記ガイド部は、前記ヘッドの先端部に
着脱自在に取付けられるガイド部材によって構成されて
いることを特徴とする請求項１に記載のスティプラ。 - 【請求項３】 前記ヘッドの先端部には、直線状の針を
略Ｕ字状に成形するための駒部材を所定方向に付勢する
スプリングが備えられ、 前記ガイド部は、前記ヘッドの先端部と前記スプリング
との間に挾持されるガイド部材によって構成されている
ことを特徴とする請求項１または２に記載のスティプ
ラ。 - 【請求項４】 前記ガイド部材は、前記駒部材に係合す
る係合孔を有することを特徴とする請求項３に記載のス
ティプラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2735592U JP2554548Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | スティプラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2735592U JP2554548Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | スティプラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585668U JPH0585668U (ja) | 1993-11-19 |
| JP2554548Y2 true JP2554548Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12218736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2735592U Expired - Fee Related JP2554548Y2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | スティプラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554548Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP2735592U patent/JP2554548Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0585668U (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5560529A (en) | Cartridge for electric stapler | |
| US4378085A (en) | Stapler apparatus having a mechanism for bending and cutting staple legs in accordance with the thickness of the work piece | |
| US5335838A (en) | Stapling machine | |
| EP0904904A2 (en) | Staple clinching mechanism in stapler | |
| GB2229129A (en) | Hand-operated stapler | |
| US5454503A (en) | Electric stapler | |
| US4811884A (en) | Stapler | |
| US4315589A (en) | Stapler apparatus | |
| JP4322014B2 (ja) | ホッチキス | |
| JP4254149B2 (ja) | ホッチキスにおけるカートリッジ | |
| JP2554548Y2 (ja) | スティプラ | |
| US4366924A (en) | Stapler having an abutment for limiting stapler repenetration | |
| JPH04269182A (ja) | 手動のホッチキス | |
| JPH0616664Y2 (ja) | ホッチキスのクリンチャ機構 | |
| JP4001022B2 (ja) | ステープラ | |
| EP1749619A1 (en) | Clincher device for stapler | |
| EP1599317B1 (en) | Releasable staple magazine with a releasable staple forming arrangement | |
| JP3925634B2 (ja) | ステープラー | |
| US4163515A (en) | Disposable stapler apparatus and methods of constructing and utilizing same | |
| JPH0556363U (ja) | ホッチキスにおけるステープル案内装置 | |
| JP2631355B2 (ja) | ステープラー | |
| EP1577061A1 (en) | Electric stapler | |
| JPH0650142Y2 (ja) | ホッチキスにおける紙ガイド装置 | |
| JP2501487Y2 (ja) | 電動ホッチキス | |
| JPH0354858Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |