JP6840996B2 - カートリッジおよびステープラ - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジおよびステープラに関する。
従来から、略真直状を成す複数の針を並設してシート状に連結した連結針の各針を略コの字形状に折り曲げた後に、上下動するドライバ部材により、折り曲げたステープルと称す針を用紙束に打ち出し、用紙束を貫通した針の脚部を用紙束の平面に沿って折り曲げることにより用紙束を綴じて冊子を作成するステープラが広く利用されている。
近年のステープラにおいては、装置の小型化の要求が高まっている。装置の小型化を図る場合、モータ等の配置スペースの関係上、針を収納する収納部はステープラ本体の後部側に配置されることが一般的である。この場合、収納部と打出部とは、搬送経路を介して接続されるため、連結針の搬送不良が生じる可能性がある。そこで、上述したステープラでは、連結針を収納部から打出部に搬送するための送り機構が用いられている。
例えば、特許文献1には、マガジン部の連結ステープル送り出し口の下方にステープル送り爪を備え、このステープル送り爪がマガジン部に積層して収納された複数の連結ステープルのうちの最下段の連結ステープルをステープル送り通路側に送り出すステープラが記載されている。また、特許文献2には、打出部へシートステープルを送るための搬送路を有するカートリッジと、搬送路を介して打出部へシートステープルを送り出す送り機構とを備えるステープラが記載されている。
実開昭60−117073号公報 特開2004−358977号公報
ところで、上述したステープラにおいては、カートリッジの着脱や外形のさらなる小型化等の要求から、搬送経路の距離がより長く構成されたステープラも開発されている。例えば、搬送経路の全長が連結針の連結方向の長さ以上となるステープラもある。このような場合、先頭の連結針と先頭の連結針に続く次の連結針との切り替わりタイミングにおいて、送り機構が、先頭の連結針を収納部から完全に送り出す前に次の連結針にひっかかってしまう場合があり、その結果、先頭の連結針が送れなくなってしまう等の問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の小型化を図りつつ、使用するシート状の連結針の搬送不良を防止することができるカートリッジおよびステープラを提供することにある。
本発明に係るカートリッジは、針を打ち出す打出部を有するステープラ本体に着脱可能に取り付けられるカートリッジであって、略真直状を成す複数の針が並設されてシート状に連結された連結針を収納する収納部と、前記収納部から送り出される前記連結針を前記打出部に搬送する搬送経路と、前記収納部の下方側に設けられて当該収納部に収納される前記連結針を前記搬送経路に送る第1の送り部と、前記搬送経路に設けられて前記第1の送り部により送られた前記連結針を前記打出部に送る第2の送り部と、を備え、前記第1の送り部と前記第2の送り部とは、それぞれ独立して動作可能に構成され、前記第2の送り部は、前記搬送経路を挟んで前記第1の送り部とは反対側の位置に設けられるものである。
前記カートリッジにおいて前記搬送経路は、前記連結針の連結方向の長さよりも長く構成することができる。
前記カートリッジにおいて前記収納部は、前記連結針を複数積層して収納することができる。
本発明に係るステープラは、略真直状を成す複数の針が並設されてシート状に連結された連結針を収納する収納部と、前記収納部から送り出される前記連結針の針を打ち出す打出部と、前記収納部から前記打出部に送り出される前記連結針を搬送する搬送経路と、前記収納部の下方側に設けら れて当該収納部に収納される前記連結針を前記搬送経路に送る第1の送り部と、前記搬送経路に設けられて前記第1の送り部により送られた前記連結針を前記打出部に送る第2の送り部と、を備え、前記第1の送り部と前記第2の送り部とは、それぞれ独立して動作可能に構成され、前記第2の送り部は、前記搬送経路を挟んで前記第1の送り部とは反対側の位置に設けられるものである。
前記ステープラにおいて前記搬送経路は、前記連結針の連結方向の長さよりも長く構成することができる。
前記ステープラにおいて前記収納部は、前記連結針を複数積層して収納することができる。
本発明によれば、搬送経路に第2の送り部を設けるので、第1の送り部により搬送経路へ送り出された連結針を第2の送り部により打出部に搬送することができる。これにより、連結針の搬送不良を防止することができ、高品質なステープラを提供することができる。
本実施の形態の画像形成システムの概要を示す構成図である。 本実施の形態の後処理装置の一例を示す構成図である。 針で用紙を綴じる動作の一例を示す説明図である。 本実施の形態のステープラの一例を示す側面図である。 本実施の形態のステープラの一例を示す斜視図である。 カートリッジの構成の一例を示す断面図である。 第1の送り機構および第2の送り機構の構成の一例を示す説明図である(その1)。 第1の送り機構および第2の送り機構の動作の一例を示す説明図である(その2)。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成システム500の構成例]
図1は、本実施の形態の画像形成システム500の概要を示す構成図である。図1に示すように、本実施の形態の画像形成システム500は、画像形成装置501と、少なくとも1種類の処理が可能な後処理装置502を備える。
画像形成装置501は、装置内または外部の図示しない給紙部から繰り出した用紙Pに画像を形成して出力する。画像形成装置501は、本例では、走査露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像、トナーの用紙への転写及び定着により用紙Pに画像を形成する。
本実施の形態の後処理装置502は、綴じ部503に、後述する各実施の形態のステープラ1の何れかを備える。綴じ部503は、画像形成装置501から出力された用紙Pを積載する積載部504を備える。
[後処理装置502の構成例]
図2は、後処理装置502の綴じ部503を上側から見た図である。ステープラ1は、図2に示すように、積載部504に積載された用紙Pの一方の角部を綴じる位置Pp1、用紙Pの辺PLに沿った任意の箇所を綴じる位置Pp2、用紙Pの他方の角部を綴じる位置Pp3に、図示しない移動部により移動する。本例では、位置Pp1は、ホームポジション(HP)である基準位置を兼ねる。
[針10で用紙Pを綴じる動作例]
図3は、針で用紙を綴じる動作の一例を示す説明図である。ステープルと称す針10は、図3(A)に示すように、針クラウン11の両端が一の方向に折り曲げられて、針足12が形成される。
針10は、針クラウン11が押圧されることで、図3(B)に示すように、針足12が用紙Pを貫通し、針クラウン11が用紙Pに接する。針足12が用紙Pを貫通した針10は、図3(C)に示すように、針足12を折り曲げた際に互いに重なり合う針足12の余剰分がカット針13としてカットされる。
針足12が所定の長さにカットされた針10は、図3(D)に示すように、用紙Pを貫通した針足12が用紙Pの平面に沿うように折り曲げられて、用紙Pが針10で綴じられる。
[ステープラ1の構成例]
図4は、本実施の形態に係るステープラ1の一例を示す側面図、図5は、本実施の形態に係るステープラ1の一例を示す斜視図である。
本実施の形態のステープラ1は、針10の供給及び打ち出しが行われる針打出ユニット2と、針打出ユニット2との協働で、図3(C)に示す針10の針足12のカット及び図3(D)に示す針足12の折り曲げを行って、用紙Pを針10で綴じる綴じユニット3を備える。
針打出ユニット2は針打出部の一例で、針10が収納される針カートリッジ100が着脱可能に取り付けられるステープラ本体20と、針カートリッジ100から送り出される針10を用紙Pに打ち込む打出部22を備える。
針10は、本例では、直線状の複数本の針10が接着により一体とされた連結針の一例である針シート101として提供され、複数の針シート101が積層されて針カートリッジ100に収納される。打出部22は、針シート101の搬送方向の最先端の1本の針10を打ち出す動作に連動して、2本目もしくは3本目の針10を図3(A)等に示すように、略コ字形状に成形する。なお、針カートリッジ100は、針カートリッジ100に着脱可能なリフィルに針シート101が収納される形態で供給されても良い。
綴じユニット3は綴じ部の一例で、用紙Pを貫通した針10の針足12を、所定の長さでカットするカット部30と、用紙Pを貫通し、所定の長さにカットされた針10の針足12を、用紙Pの方向へ折り曲げるクリンチャ部31を備える。クリンチャ部31は、針10の打出部22と対向した位置に設けられ、クリンチャ部31に近設する位置には、カット部30が配置される。
ステープラ1は、針打出ユニット2と綴じユニット3との間に、用紙Pを挟持する用紙挟持部4を備える。用紙挟持部4は、針打出ユニット2の打出部22と、綴じユニット3のクリンチャ部31が設けられたステープラ1の一方の側に設けられる。
後処理装置502では、図1に示すように、積載部504で傾斜を利用して用紙Pを整列させて積載するため、ステープラ1は、用紙挟持部4において用紙Pが挿抜される開口側が、上側となる向きに傾斜させて、もしくは、水平に実装される。
ステープラ1は、図2に示すように、綴じ位置の切り替え等で後処理装置502内を移動することにより、向きは一定しない。そこで、用紙挟持部4が設けられる側をステープラ1の前側とし、用紙挟持部4が設けられる側と反対側を後側とする。また、綴じユニット3が設けられる側をステープラ1の上面側とし、針打出ユニット2が設けられる側をステープラ1の下面側とする。
用紙挟持部4は、針10による用紙Pの綴じ位置が、打出部22とクリンチャ部31との間に位置できるようにするため、ステープラ1の正面側と、左右の両側面の3方向が開口した形状である。
ステープラ1は、針打出ユニット2、針シート101を収容し、第1の送り機構200、第2の送り機構210が設けられた針カートリッジ100、打出部22、綴じユニット3、綴じユニット3のカット部30及びクリンチャ部31を駆動する駆動部5を備える。
駆動部5は、針打出ユニット2に設けられたモータ50に駆動されるカム51と、カム51の動作を各部に伝達するリンク部52を備える。
ステープラ1は、カム51の動作がリンク部52等を介して綴じユニット3に伝達されることで、針打出ユニット2と綴じユニット3が離接する方向に相対移動する。本例は、軸32を支点とした回転動作で、綴じユニット3が針打出ユニット2に対して離接する方向に移動する。
ステープラ1は、カム51が一方向に回転する動作で、綴じユニット3が針打出ユニット2に近づく方向に移動して、所定のタイミングで用紙Pを用紙挟持部4で挟持する。また、ステープラ1は、カム51が更に一方向に回転する動作で、所定のタイミングで綴じユニット3が針打出ユニット2から離れる方向に移動して、用紙挟持部4での用紙Pの挟持を解除する。
また、ステープラ1は、カム51の動作がリンク部52等を介して第1の送り機構200及び打出部22に伝達され、カム51が1方向に回転する動作で、針カートリッジ100に収納された針10を第1の送り機構200により送り出し、送り出された針10の最先端の1本を、用紙挟持部4で挟持された用紙Pに打出部22で打ち込んで、針10の針足12を用紙Pに貫通させる。また、2本目もしくは3本目の針10を図3(A)等に示すように、略コ字形状に成形する。
更に、ステープラ1は、カム51の動作がリンク部52等を介してカット部30及びクリンチャ部31に伝達され、カム51が一方向に回転する動作で、用紙Pを貫通した針10の針足12をカット部30で所定の長さでカットし、所定の長さにカットされた針10の針足12をクリンチャ部31で折り曲げる。
ステープラ1は、カット部30でカットされたカット針13を収納するカット針収納部6を備える。カット針収納部6は、用紙挟持部4が設けられた側と反対のステープラ1の背面側に、ステープラ1に対して着脱可能に取り付けられる。
カット針収納部6は、2本の回収路60L、60Rを備え、ステープラ1に取り付けられると、ステープラ本体20に着脱される針カートリッジ100の着脱経路を塞がないように、2本の回収路60L、60Rがステープラ本体20の両側に配置される。
カット針収納部6は、針カートリッジ100に収納可能な本数の針10の針足12を最大の長さでカットした場合においても、全てのカット針13を収納可能な大きさを有する。
また、カット針収納部6は、後処理装置502内におけるステープラ1の位置によらず、カット針収納部6の本体部分が、回収路60Lあるいは回収路60Rの一方あるいは両方より下側に位置するように構成される。
ステープラ1は、カット部30でカットされたカット針13をカット針収納部6に誘導する排出路33を綴じユニット3に備える。排出路33は、ステープラ本体20に着脱される針カートリッジ100の着脱経路を塞がないように、本例では、カット部30に連通した1本の排出路33が2本の排出路33L、33Rに分かれて、ステープラ本体20の左右両側に配置される。
ステープラ1は、一方の排出路33Lの排出口34Lと、カット針収納部6の一方の回収路60Lの回収口61Lが連通し、他方の排出路33Rの排出口34Rと、カット針収納部6の他方の回収路60Rの回収口61Rが連通する。
これにより、カット部30から一方の排出路33Lを通るカット針13が、回収口61Lから回収路60Lを通りカット針収納部6に収納される。また、カット部30から他方の排出路33Rを通るカット針13が、回収口61Rから回収路60Rを通りカット針収納部6に収納される。
排出路33は、後処理装置502内におけるステープラ1の位置によらず、排出路33Lと排出路33Rの少なくとも一方が、カット部30より排出口34L、34Rが低くなるように構成される。
排出路33(33L、33R)は、綴じユニット3に設けられることで、軸32を支点とした綴じユニット3の回転動作で移動する。これに対し、カット針収納部6は、針打出ユニット2に取り付けられることで、綴じユニット3に対して移動しない。
そこで、一方の排出路33Lの排出口34L及び他方の排出路33Rの排出口34Rを、軸32の近傍に配置して、軸32を支点とした綴じユニット3の回転動作での排出口34L、34Rの移動量を少なく抑える。
また、カット針収納部6の一方の回収口61Lに、一方の排出路33Lの排出口34Lが入り込む形態とし、かつ、回収口61Lの開口の範囲内で排出口34Lが移動できる構成とする。同様に、カット針収納部6の他方の回収口61Rに、他方の排出路33Rの排出口34Rが入り込む形態とし、かつ、回収口61Rの開口の範囲内で排出口34Rが移動できる構成とする。
[針カートリッジ100の構成例]
図6は針カートリッジ100の断面構成の一例を示し、図7は第1の送り機構200および第2の送り機構210の構成の一例を示している。図6および図7に示すように、針カートリッジ100は、収納した針10を打出部22に送り出すものであり、ステープラ本体20に着脱可能に取り付けられる。
この針カートリッジ100は、ケース250と、針収納部260と、第1の送り機構200と、第2の送り機構210と、第2の送り機構210を針シート101の搬送方向に沿って移動させる駆動部材230とを備えている。なお、針収納部260は収納部の一例に相当し、第1の送り機構200は第1の送り部の一例に相当し、第2の送り機構210は第2の送り部の一例に相当する。
ケース250は、後部側が針収納部260の外形形状に対応した略立方体形状により構成されると共に、前部側が扁平な略直方体状により構成されている。ケース250の幅方向はステープラ本体20の幅方向の長さよりも短く選定され、ケース250の長さ方向はステープラ本体20の長さ方向の長さと略同一に選定される。
針収納部260は、ケース250内の後部側に配置されている。この理由は、以下の通りである。針打出ユニット2の前部側は、打ち込み、針送り、センサ等の各部品が内蔵されるため、配置スペースがない。針打出ユニット2の後部側は、綴じ動作による重量変化がなく、比較的重量の重い部品であるモータ等が内蔵されるため、針打出ユニット2の前部側と同様に、配置スペースがない。綴じユニット3の前部側には、針足カット機構等が搭載されるのが一般的であり、配置スペースがない。また、ステープラ1の前部側は、用紙Pのクランプ時に間口となる用紙挟持部4が狭くなることを回避する必要がある。また、針カートリッジ100の前部側は、綴じユニット3が針打出ユニット2に対してクランプ処理を行うので、配置スペースはあるが好ましくはない。また、針カートリッジ100の着脱動作等の効率化を考慮する必要がある。さらに、ステープラ1の高さを低減するという要求に対応する必要もある。これらの理由から、針収納部260は、針カートリッジ100の後部側に搭載することが好ましい。
針収納部260の下方側には、針収納部260の下方から打出部22との間に亘って延在するガイド板240が設けられている。針収納部260に対応する位置のガイド板240上には、複数の針シート101が積層されて載置される。ガイド板240と対向する上方側の位置には、針収納部260の前面部と打出部22との間に亘って延在するガイド板242が配設されている。対を成すガイド板240,242は、針シート101を針収納部260から打出部22に搬送するための搬送経路Rを構成している。本実施の形態において搬送経路Rは、上述した理由により針収納部260が針カートリッジ100(ステープラ本体20)の後部側に配置されることから、針シート101の連結方向の長さよりも長くなるように構成されている。つまり、1枚の針シート101が少なくとも搬送経路R内に収まる長さで構成されている。
第1の送り機構200は、針収納部260(ガイド板240)の下方側に配置され、針収納部260の最下段に配置される針シート101を搬送経路Rに向けて送り出す。この第1の送り機構200は、本体202と、送り爪部204と、ねじりばね206と、コイルばね208とを有している。
送り爪部204は、先端部が尖っている一対の爪を有し、その先端部の爪がガイド板240に形成された開口部241から上方側の針シート101の下面側に当接可能に設けられている。また、送り爪部204は、前方側に傾けられた状態でねじりばね206の一端部に取り付けられており、ねじりばね206によって図示状態の時計回り(針シート101側)に付勢されている。ねじりばね206は、軸207を介して本体202に取り付けられている。これにより、第1の送り機構200の進退に伴って、送り爪部204が、針シート101のn(自然数)番目の針10とn+1番目の針10との間の継ぎ目に入り込むことができるようになっている。
コイルばね208は、圧縮ばねにより構成され、本体202の後部と針カートリッジ100に設けられた支持部材234との間に配置され、本体202を針カートリッジ100の前方側に付勢している。
第1の送り機構200の下方側には、第1の送り機構200を針シート101の搬送方向に沿って往復移動させるためのレバー220が設けられている。レバー220は、先端部にフック部が設けられた棒状部材により構成され、第1の送り機構200の本体202に設けられた不図示の取付部に係合可能に設けられている。レバー220の基端部は、上述したギヤやモータ等で構成される駆動部5に接続されている。これにより、レバー220は、駆動部5の駆動に基づいて基端側を支点として一定の可動範囲にて傾動(回動)し、第1の送り機構200を針シート101の搬送方向に沿って往復移動させる。
第2の送り機構210は、針カートリッジ100(ケース250)内の針収納部260よりも針シート101の搬送方向の前方側に設けられる空間部であって、かつ、搬送経路Rを挟んで第1の送り機構200が配置される側とは反対側に配置されている。第2の送り機構210は、第1の送り機構200により搬送される針シート101を打出部22に送り出す機構である。この第2の送り機構210は、本体212と、送り爪部214と、ねじりばね216と、コイルばね218とを有している。
送り爪部214は、先端部が尖っている一対の爪を有し、その先端部の爪が本体212に形成された開口部213およびガイド板242に形成された開口部243から下方側の搬送経路Rに突出して設けられている。また、送り爪部214は、前方側に傾けられた状態でねじりばね216の一端部に取り付けられており、ねじりばね216によって図示状態の反時計回りに付勢されている。ねじりばね216は、軸217を介して本体212に取り付けられている。これにより、第2の送り機構210の進退に伴って、送り爪部214が針シート101のn番目の針10とn+1番目の針10との間の継ぎ目に入り込むことができるようになっている。
コイルばね218は、圧縮ばねにより構成され、本体212の後部と針カートリッジ100に設けられた支持部材236との間に配置され、本体212を針カートリッジ100の前方側に付勢している。
駆動部材230は、前端側に傾斜部231を有する棒状部材により構成され、ケース250内の第2の送り機構210よりも前方側に配置されている。したがって、第2の送り機構210は、駆動部材230と針収納部260との間に配置される。また、駆動部材230は、その後端面が第2の送り機構210の本体212の前端面に当接しており、本体212を介してコイルばね218によって前方側に付勢されている。これにより、駆動部材230は、ドライバ270の上昇に伴ってコイルばね218の付勢力に抗して後退することで傾斜部231が打出部22から退避し、ドライバ270の下降に伴ってコイルばね218の付勢力によって前進することで傾斜部231が打出部22内に突出する。この駆動部材230の進退動作に伴い、第2の送り機構210は、針シート101の搬送方向に沿って往復移動する。
このように、本実施の形態では、第1の送り機構200と第2の送り機構210とは、それぞれ個別に駆動されて、独立して動作する。つまり、第1の送り機構200はレバー220の回動動作によって動作し、第2の送り機構210はドライバ270の動作によって動作する。なお、第1の送り機構200と第2の送り機構210とは、独立して動作するが、独立して動作する結果の中で同期して動作することもある。
また、針カートリッジ100は、図7に示すように、逆止爪280を備えている。逆止爪280は、例えば第2の送り機構210の周辺部であって、その先端部の爪が搬送経路R内に突出するように配置されている。これにより、第2の送り機構210の後退(逆搬送)時に、第2の送り機構210の逆止爪280の先端部が針シート101の針間の継ぎ目に挿し込まれるので、第2の送り機構210の後退に連動して後退しようとする針シート101の移動を逆止爪280で止めることができる。したがって、第2の送り機構210のみを後退させることができる。
[第1の送り機構200および第2の送り機構210の動作例]
図8(A)および図8(B)は、第1の送り機構200および第2の送り機構210の動作の一例を説明するための図である。なお、図8(A)および図8(B)では、説明の便宜上、針カートリッジ100部分のみを抽出して図示している。
最下段の針シート101がガイド板240上に載置されると、第1の送り機構200の送り爪部204が、ねじりばね206の付勢力に抗して沈んだ状態とされる。続けて、レバー220の駆動に基づく回動動作より、図8(A)に示すように、第1の送り機構200が前方側に移動することで針シート101が針収納部260から順番に搬送経路Rに送り出され、先頭の針シート101が第2の送り機構210に受け渡される。
続けて、ドライバ270が上昇すると、ドライバ270が駆動部材230の傾斜部231に当接する。ドライバ270がさらに上昇すると、図8(B)に示すように、駆動部材230および第2の送り機構210がコイルばね218の付勢力に抗して後退する。このとき、針シート101は、逆止爪によって係止されるので、後退することなく所定位置で停止している。また、第2の送り機構210の送り爪部214の先端部は、後退した位置における針シート101の針間の継ぎ目に入り込む。
その一方で、レバー220が後方側に回動すると、第1の送り機構200がコイルばね208の付勢力に抗して図8(B)に示す位置まで後退する。このとき、第1の送り機構200の送り爪部204の先端部は、後退した位置における針シート101の針間の継ぎ目に入り込む。
ドライバ270による針10の打ち込みが完了して、ドライバ270が初期位置まで下降すると、図8(A)に示すように、コイルばね218の付勢力により第2の送り機構210および駆動部材230が前方側に移動する。このとき、第2の送り機構210は、1個の針10の幅だけ前方側に移動する。これに伴い、第2の送り機構210の送り爪部214が引っ掛けられている針シート101も1個の針10の幅だけ前方側に搬送され、針シート101の先頭の針10が打出部22に送り出される。
その一方で、レバー220が前方側に回動すると、第1の送り機構200が前方側に移動すると共に、第1の送り機構200の送り爪部214に引っ掛けられている針シート101も前方側の搬送経路Rに送り出される。本実施の形態では、このような針シート101の送り動作が繰り返し実行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の送り機構200に加えて搬送経路Rに第2の送り機構210を設けたので、複数枚の針シート101が針収納部260から搬送経路Rに跨って配される場合でも、第1の送り機構200および第2の送り機構210のそれぞれで各針シート101を搬送することができる。これにより、針シート101の搬送不良を防止することができ、針シート101を確実に打出部22に搬送することができる。
また、本実施の形態によれば、針カートリッジ100の前部側であって搬送経路Rの駆動部5や第1の送り機構200が配置される側とは反対側のデッドスペースに第2の送り機構210を配置するので、ステープラ1の小面積化や高さ低減を図りつつ、針シート101の搬送不良も防止することができる。
また、本実施の形態によれば、第1の送り機構200と第2の送り機構210とをそれぞれ独立して動作可能な構成としたので、針シート101の長さよりも長い搬送経路Rを備えたステープラであっても、針シート101の搬送を行える。
さらに、本実施の形態によれば、ロール状の連結針ではなく、シート状の針シート101を用いるので、消耗品の占有スペースの省スペース化を図ることができると共に、消耗品自体の低コスト化も図ることができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。
本発明は、画像形成装置の後処理装置に備えられるカートリッジ、ステープラ、当該ステープラを備える後処理装置および当該後処理装置を備える画像形成システムに適用して極めて好適である。
1 ステープラ
22 打出部
101 針シート(連結針)
200 第1の送り機構(第1の送り部)
210 第2の送り機構(第2の送り部)
230 駆動部材
260 針収納部(収納部)
500 画像形成システム
501 画像形成装置
502 後処理装置
R 搬送経路

Claims (6)

  1. 針を打ち出す打出部を有するステープラ本体に着脱可能に取り付けられるカートリッジであって、
    略真直状を成す複数の針が並設されてシート状に連結された連結針を収納する収納部と、
    前記収納部から送り出される前記連結針を前記打出部に搬送する搬送経路と、
    前記収納部の下方側に設けられて当該収納部に収納される前記連結針を前記搬送経路に送る第1の送り部と、
    前記搬送経路に設けられて前記第1の送り部により送られた前記連結針を前記打出部に送る第2の送り部と、を備え、
    前記第1の送り部と前記第2の送り部とは、それぞれ独立して動作可能に構成され
    前記第2の送り部は、前記搬送経路を挟んで前記第1の送り部とは反対側の位置に設けられている
    ことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記搬送経路は、前記連結針の連結方向の長さよりも長く構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記収納部は、前記連結針を複数積層して収納する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 略真直状を成す複数の針が並設されてシート状に連結された連結針を収納する収納部と、
    前記収納部から送り出される前記連結針の針を打ち出す打出部と、
    前記収納部から前記打出部に送り出される前記連結針を搬送する搬送経路と、
    前記収納部の下方側に設けられて当該収納部に収納される前記連結針を前記搬送経路に送る第1の送り部と、
    前記搬送経路に設けられて前記第1の送り部により送られた前記連結針を前記打出部に送る第2の送り部と、を備え、
    前記第1の送り部と前記第2の送り部とは、それぞれ独立して動作可能に構成され
    前記第2の送り部は、前記搬送経路を挟んで前記第1の送り部とは反対側の位置に設けられている
    ことを特徴とするステープラ。
  5. 前記搬送経路は、前記連結針の連結方向の長さよりも長く構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のステープラ。
  6. 前記収納部は、前記連結針を複数積層して収納する
    ことを特徴とする請求項またはに記載のステープラ。
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