JP2005030024A - 木造建物における定形断熱材の支持装置 - Google Patents

木造建物における定形断熱材の支持装置 Download PDF

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Kazunori Omi
大海一則
Koji Ariga
有賀康治
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Nomura Home Co Ltd
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Abstract

【課題】定形断熱材に損傷を与えずに確実に支持することのできる装置を提供する。
【解決手段】軸組2の屋外側面に面材10を止着する。該面材10の屋外側面に定形断熱材1を配し、該断熱材1,1間にスペーサ11を配する。そして、断熱材1の側端部1´に屋外側から重合した縦胴縁4を、止着杆12で前記スペーサ11を介して前記軸組2に止着する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、木造建物の壁面、所謂断熱壁を構成する定形断熱材の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軸組の屋内側に面材を配して止着し、該面材の屋外側面に面ファスナーより成る被係止面を設け、硬質ウレタンフォームなどの断熱材を前記軸組の内側に係合して、屋内側面に設けた係止面を前記被係止面に係止するようにした構造のものがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−113276号公報(第3頁右欄、図3および図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来例は、被係止面と係止面とが互いに係止し合う所謂面ファスナーを利用することにより面材に断熱材を支持させるものであるため、地震その他を原因とする振動によって脱落するおそれがあり、該脱落に対処するため軸組の内側に係合する構造を採用している。従って、軸組より屋外側に断熱層を設けて軸組を湿気から保護するようにした所謂外断熱構造の断熱材の支持装置に用いることができず、また、面材は勿論断熱材側にも面ファスナー部を施す必要があるので作業性に欠け、例えば、アルミ箔ラミネートフィルムによってグラスウールを取り囲んで内部を真空状態にした定形断熱材に適用することができない等々適用上の制約がある。
【0005】
本発明は、形の一定した定形断熱材であればいずれでも適用でき、しかも、当該定形断熱材に損傷を与えずに確実に支持することのできる装置を提供することを目的として創案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
軸組材の屋外側面に止着して設けた面材の屋外側面に定形断熱材を配し、該定形断熱材の相対する側端部それぞれに隣接させてスペーサを配し、前記側端部に屋外側から重合した縦胴縁を、前記スペーサを通じて前記軸組材に先端を埋入させた止着杆によって前記軸組材に止着した構成とするのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係る木造建物における定形断熱材の支持装置の実施形態を示し、図1は横断面図、図2は図1の一部拡大図、図3は各部の配置関係を示す斜視図、図4は第二実施形態の横断面図である。
【0008】
実施形態に用いた定形断熱材1は、グラスウールより成る芯材1aをアルミ箔ラミネートフィルム1bで被装した板状体で成り、芯材1aとフィルム1bとで成る板状の主体部1Aの周端にアルミ箔ラミネートフィルム1bのみで成る周端部片1Bを前記主体部1Aの肉厚方向の中央位置で突設して構成したもので、フィルム1bで取り囲んだ芯材1a部分はその内部が真空で、該真空とグラスウールの組材とにより優れた断熱性を発揮し、周端部片1Bはラミネート加工特有の「剥離」を防いで前記の真空状態を可及的に維持するように適度の幅を持たせてある。もっとも、実施形態の断熱材1の周端部片1Bは主体部1A側に折り返せて、しかも、主体部1Aの端部を折返し方向に被装できる程度の幅を備えている。
【0009】
この定形断熱材1は、軸組2の屋外側に配置されて所謂断熱壁3を構成し、該断熱壁3の屋外側に胴縁4,4´を介して相対設した外壁5とで通気層6を構成する。
【0010】
前記軸組2は柱7や土台8或いは桁9およびその他梁、胴差などの横架材や縦材で構成するもので、図示はこの軸組2を構成する柱7、土台8、桁9を示している。
【0011】
そして、軸組2には、前記断熱壁3の下地材となる面材10(省略しても良い)を該軸組2の屋外側に配して止着(釘着)してあり、実施形態の面材10はベニヤ合板で構成するが、パルプセメント板、石膏ボード、シージングボード等々適宜選択して用いれば良い。
【0012】
また、面材10は大きさに限りがあるものであるから、適宜並べて柱7等(軸組2)で構成する開口部(空間部)を閉塞するものであることはいうまでもない。
【0013】
この面材10の屋外側面側には、前記断熱材1を重ね合わせて配し、断熱材1は、前記軸組2の、柱7間(場合によれば間柱間、或いは柱7と間柱間)と一致する横幅を備え縦方向の長さ乃至幅は、土台8と桁9(横架材)間の距離幅のほぼ半分にし、横方向においてはその側端部が前記柱7又は間柱に屋外側において重なり合う位置に並べられるようにし、縦方向は一対の当該断熱材1,1を上下に並べることにより土台8と桁9(乃至横架材)間の空間域を閉塞して配置できるようにしてある。
【0014】
そして、面材10の屋外側面側に並べて配置した断熱材1の、横方向の断熱材の側端部1´,1´間にはスペーサ11を介在させ、該スペーサ11に重ね合わせた縦胴縁4を止着杆12で前記柱7又は間柱7´に止着して各断熱材1,…を軸組2に支持させ、前記断熱壁3を構成させてある。すなわち、断熱材1は、その側端部1´に屋外側から重合した前記縦胴縁4を、該縦胴縁4の屋内側に存するスペーサ11および面材10を通じて先端を柱7又は間柱7´に埋入させた止着杆12で柱5又は間柱5´に止着することにより縦胴縁4と面材10とで挟持されて、支持され、断熱壁3を構成する。
【0015】
なお、断熱材1の、土台8や桁9と重なり合う端部は、スペーサ(図示、省略)と横胴縁4´を、縦胴縁4側と同様に止着杆で土台8等に止着することにより縦胴縁4側と同態様で、横胴縁4´と面材10とで挟持、支持されている。
【0016】
また、断熱材1は、図2で示すように周端部片1Bを主体部1A側に折り返すようにしてスペーサ11,11間にいわば係合して軸組2等と組合わせたもので、重ね合わせることにより、周端部片1B(前記の通り、アルミ箔ラミネートフィルムのみで成る)を介する熱伝達を防ぎ、かつ、周端部片1Bに生じ勝ちと予測される結露を可及的に防止するようにしてある。
【0017】
スペーサは、断熱材1の周縁に沿わせて点在的に配しても支持装置としては不都合はないが、断熱材1,1間の結露を可及的に防ぐという意味では、周縁に沿う全域に配して空気の流通を妨げて結露対策とした方が実用的である。
【0018】
胴縁4の屋外側には外装下地面材13を重合して止着し、該面材13には防水紙14、外装下地ラス15および外装材16を順次積層して外装壁5を設け、この外装壁5と前記断熱壁3との間には前記胴縁4をスペーサ材とする前記通気層6が形成され、外界と連通させてある。
【0019】
図2で示す第二実施形態は、面材10を省略し、しかも、縦胴縁4とスペーサ11を一体にしたもので、残余の点は同一符号で示す通り、第一実施形態と同様に構成したものである。
【0020】
なお、スペーサ11は縦胴縁4に沿う全域に必ずしも設ける必要はなく、点在的に設けても良い。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、前記の通りの構成であるから、断熱材に損傷を与えずにこれを支持することができるものであるから、意図した通りの断熱機能を維持した断熱壁を得ることができる。
【0022】
また、断熱材は、胴縁と面材とで挟持して支持するものであるから、地震等の振動による脱落のおそれもなく、使用上の特別な制約を受けることなく、作業性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】横断面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】各部の配置関係を示す斜視図。
【図4】第二実施形態の横断面図。
【符号の説明】
1 断熱材
1´ 側端部
2 軸組
4 縦胴縁
10 面材
11 スペーサ

Claims (3)

  1. 軸組材の屋外側面に定形断熱材を配し、該定形断熱材の相隣接する側端部間にスペーサを配し、前記側端部に屋外側から重合した縦胴縁を、止着杆で前記スペーサを介して前記軸組材に止着した、木造建物における定形断熱材の支持装置。
  2. 縦胴縁にスペーサを一体に設けた請求項1記載の木造建物における定形断熱材の支持装置。
  3. 軸組材と定形断熱材との間に面材を介在させた、請求項1又は2記載の木造建物における定形断熱材の支持装置。
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