JP2005026845A - 情報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー体を閉じた状態に保持する手段とそのカバー体の開閉を検出する開閉検出手段とを共通の構成を利用して実現した情報装置において、製造コストを低減すると共にカバー体の開閉検出の信頼性を向上させること。
【解決手段】フラットベッド部3aの下面に突設された側面視略六角形の突起部20は、縦方向にも幅方向にも良好に撓んで収縮する。操作パネル5の上面には、長方形の貫通孔5cが穿設されている。突起部20は縮径方向に弾性変形することによって貫通孔5cを通過し、通過後、元の形状に戻ることによってフラットベッド部3aを操作パネル5の上面に固定する。このように突起部20が貫通孔5cにクリック係合すると、突起部20の先端が移動部材26の一端26aを押圧する。移動部材26は、紙面の奥方向にある支点を中心に揺動し、他端を光学式センサで検出することによりフラットベッド部3aの開閉が検出できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置筐体に開閉可能に配設されたカバー体と、該カバー体の開閉を検出する開閉検出手段と、を備えた情報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ファクシミリ装置等の情報装置では、装置筐体に開閉可能に配設されたカバー体の開閉を検出するため、マイクロスイッチ等の開閉検出手段を設けることが考えられている。例えば、装置筐体に貫通孔を設けると共にカバー体に突起部を設け、カバー体が閉じられたときには突起部が貫通孔を貫通して、その奥に配設されたマイクロスイッチを押下する装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、これらの情報装置では、カバー体を閉じた状態に保持する係合手段を設ける場合が多く、その係合手段と開閉検出手段とを共通の構成を利用して実現することも考えられている。この場合、係合手段の係合とカバー体の開閉とは極めて良好な対応関係を有するため、誤検出を防止することができる。例えば、カバー体側のフックが装置筐体側のピンに係合することでカバー体を閉じた状態に保持するファクシミリ装置では、フックがピンに係合したとき、その係合位置に配設されたマイクロスイッチをフックが押下することで開閉を検出することが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2536761号公報
【特許文献2】
特開2000−275922号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フックとピンの係合を利用する場合、フック,ピン,マイクロスイッチの位置決めを極めて正確に行う必要があったり、一つの装置において少なくとも2組のフックとピンを設ける必要があったりして製造コストが上昇してしまう。また、フックとピンとの係合状態が良好でないと、開閉を正確に検出できない可能性もある。そこで、本発明は、カバー体を閉じた状態に保持する手段とそのカバー体の開閉を検出する開閉検出手段とを共通の構成を利用して実現した情報装置において、製造コストを低減すると共にカバー体の開閉検出の信頼性を向上させることを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、装置筐体に開閉可能に配設されたカバー体と、該カバー体の開閉を検出する開閉検出手段と、を備えた情報装置であって、上記装置筐体または上記カバー体のうちいずれか一方に穿設された貫通孔と、上記カバー体が閉じられたときに上記貫通孔を通過するように、上記カバー体または上記装置筐体のうち上記貫通孔の穿設されていない方に配設された突起部と、を備え、上記カバー体の開閉時には上記突起部または上記貫通孔の少なくとも一方が弾性変形することにより、少なくとも上記突起部の先端部が上記貫通孔を通過し、その通過後に、上記突起部及び上記貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元することで、上記カバー体が閉じられたときには上記突起部の先端部と上記貫通孔とが弾性的にクリック係合し、上記開閉検出手段は、上記貫通孔に対する上記突起部の先端部の係合の有無に基づいて、上記カバー体の開閉を検出することを特徴としている。
【0007】
なお、本願では、2つの部材が少なくとも一方を弾性変形させて嵌合し、嵌合後に元の形状に戻るクリック的な係合をクリック係合と呼んでいる。
このように構成された本発明では、カバー体の開閉時には、カバー体または装置筐体に設けられた突起部が、装置筐体またはカバー体に設けられた貫通孔を通過する。このとき、突起部または貫通孔の少なくとも一方が弾性変形することにより、少なくとも突起部の先端部が貫通孔を通過し、その通過後に、上記突起部及び上記貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元するので、カバー体が閉じられたときには突起部の先端部と貫通孔とが弾性的にクリック係合し、これによって、カバー体が閉じた状態に保持される。
【0008】
また、開閉検出手段は、上記貫通孔に対する上記突起部の先端部の係合の有無に基づいて、上記カバー体の開閉を検出する。このように、突起部と貫通孔との弾性的なクリック係合を利用する場合、突起部と貫通孔との位置関係が比較的ラフであってもクリック係合がなされる。このため、開閉検出手段と突起部との位置関係も比較的ラフでよい。しかも、突起部と貫通孔との上記のような係合は、フックの係合等に比べ横方向(突起部または貫通孔の移動方向の直交方向)から加わる力に対して比較的強固であるため、このような係合手段(突起部及び貫通孔)は1箇所に設けるだけでも良好にカバー体を閉じた状態に保持できる場合がある。
【0009】
従って、本発明では、突起部,貫通孔,開閉検出手段の位置関係が比較的ラフでも良好な検出精度が得られ、突起部及び貫通孔も多数設ける必要がない。よって、本発明の情報装置では、製造コストを低減すると共にカバー体の開閉検出の信頼性を向上させることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記カバー体が、その一端部を回動の中心として上記装置筐体に対して開閉可能に配設されており、上記突起部または上記貫通孔が上記カバー体の他端部の略中央部に設けられていることを特徴としている。
【0011】
本発明では、カバー体が、その一端部を回動の中心として装置筐体に対して開閉可能に配設されており、上記突起部または上記貫通孔がカバー体の他端部の略中央部に設けられている。このため、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、突起部及び貫通孔を1箇所に設けるだけでも一層良好にカバー体を閉じた状態に保持することができるといった効果が生じる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成に加え、上記カバー体の閉鎖時に上記貫通孔を通過した上記突起部に押圧されて移動する移動部材を更に備え、上記開閉検出手段は、上記移動部材の移動状態を検出することで上記カバー体の開閉を検出することを特徴としている。
【0013】
本発明では、カバー体の閉鎖時に上記突起部が貫通孔を通過すると、その突起部に押圧されて移動部材が移動する。そして、開閉検出手段は、その移動部材の移動状態を検出することでカバー体の開閉を検出する。このため、移動部材を適宜設計することにより、開閉検出手段の配設位置の自由度が向上する。また、開閉検出手段として光学的,磁気的なセンサを利用した場合でも、突起部を直接検出する訳ではないので、突起部を線状の弾性体で構成するなど、突起部の設計の自由度が向上する。
【0014】
従って、本発明では、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、開閉検出手段の配設位置の自由度や突起部の設計の自由度が向上し、延いては、情報装置を一層小型化したりカバー体を一層良好に閉じた状態に保持することが可能となるといった効果が生じる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、上記カバー体が完全に閉鎖され、上記突起部の先端部が上記貫通孔を通過した後に、上記突起部及び上記貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元したとき、上記突起部と上記貫通孔との間には水平方向に隙間が形成されることを特徴としている。
【0016】
本発明では、カバー体が完全に閉鎖され、突起部の先端部が貫通孔を通過した後に、突起部及び貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元したとき、突起部と貫通孔との間には水平方向に隙間が形成される。このため、突起部と貫通孔との位置関係の許容誤差を一層大きくすることができる。従って、本発明では、突起部と貫通孔との位置関係は一層ラフでよく、製造コストを一層良好に低減することができるといった効果が生じる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、上記カバー体の開閉時に、上記突起部が縮径方向に弾性変形することによって少なくともその先端部が上記貫通孔を通過し、通過後に元の径に復元することを特徴としている。
【0018】
本発明では、カバー体の閉鎖時には、突起部が縮径方向に弾性変形することによって少なくともその先端部が貫通孔を通過し、通過後に元の径に復元することによって上記クリック係合がなされる。このような構成を採用した場合、突起部と貫通孔との位置関係は一層ラフでよい。また、このような係合は横方向から加わる力に対しても一層強固になるので、突起部及び貫通孔を1箇所に設けるだけでも一層良好にカバー体を閉じた状態に一層安定して保持することができる。従って、本発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、製造コストを一層良好に低減することができるといった効果が生じる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の構成に加え、上記突起部が、外側に頂点を向けて対向した一対の略「く」の字状の弾性部を備え、上記貫通孔の内壁は、上記各弾性部における略「く」の字形状の傾斜部に当接することを特徴としている。
【0020】
本発明では、突起部が、外側に頂点を向けて対向した一対の略「く」の字状の弾性部を備え、貫通孔の内壁は上記各弾性部における略「く」の字形状の傾斜部に当接する。このため、カバー体の開閉時には突起部が一層円滑に縮径方向に弾性変形する。従って、本発明では、請求項5記載の発明の効果に加えて、カバー体の開閉が一層円滑に行えると共に、上記クリック係合を一層安定したものにして一層良好にカバー体を閉じた状態に保持することができるといった効果が生じる。更に、請求項3記載の発明において本発明の構成を適用した場合、弾性部が突起部または貫通孔の移動方向に容易に収縮するので、移動部材に過度の力が加わるのも防止することができる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の構成に加え、上記弾性部が合成樹脂により成形されたことを特徴としている。
請求項6に記載のような弾性部を合成樹脂により成形した場合、その弾性変形を一層円滑にすると共に、製造コストも低減することができる。従って、本発明では、請求項6記載の発明の効果に加えて、カバー体の開閉が一層円滑に行えると共に、製造コストを一層良好に低減することができるといった効果が生じる。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に加え、上記カバー体は、原稿を水平に載置するための原稿台と、この原稿台に対して開閉可能に配設された原稿台カバーとから構成されており、上記突起部または上記貫通孔は上記原稿台の下面側に設けられていることを特徴としている。
【0023】
このように、カバー体が原稿台と原稿台カバーとから構成されている場合、原稿台カバーのみを開けて原稿を載置しようとしたときに原稿台が追従して開き、カバー体全体が開いてしまう可能性があった。これに対して、本発明では、上記突起部または貫通孔を原稿台の下面側に設けているため、原稿台は装置筐体に閉じたまま原稿台カバーのみを開けることが容易になる。従って、本発明では、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、原稿台カバーの開動作に追従して原稿台が開くのを良好に防止することができるといった効果が生じる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置としての複合機1の外観を表す斜視図である。図1に示すように、複合機1は、装置筐体としての下側本体2aに対して上側本体2b(カバー体に相当)を開閉可能に取り付けてなるクラムシェル(clam・shell)型の開閉構造を備えており、上側本体2bには読取装置3を、下側本体2aには後述のプリンタエンジン4(図2(B)参照)等の画像形成部を、それぞれ備えている。
【0025】
また、下側本体2aの正面側には、入力手段としての操作パネル5が設けられ、その操作パネル5はLCD5aと各種キー5bとを備えている。更に、その操作パネル5の下方には、上記画像形成部で画像を形成された図示しない記録紙(被記録媒体に相当)を排出するための排紙トレイ6が設けられている。
【0026】
読取装置3は、フラットベッド機構(FB)及び自動給紙機構(ADF)の双方を備えるタイプのものである。この読取装置3自体も、原稿台としてのフラットベッド部3aに対して原稿台カバーとしてのカバー部3bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル型の開閉構造を備えており、そのカバー部3bには、原稿を自動給紙する際に使用される原稿供給トレイ7,原稿排出トレイ8等が設けられている。また、フラットベッド部3aの上面には、原稿を載置するためのプラテンガラス(図示せず)が設けられ、更にその下方にはイメージセンサ9(図5参照)が設けられている。
【0027】
この読取装置3は、原稿供給トレイ7に保持された原稿をイメージセンサ9の正面へ搬送して原稿画像を読み取った後、原稿排出トレイ8へ排紙したり、イメージセンサ9をフラットベッド部3aのプラテンガラスに沿って移動させてそのプラテンガラスに載置された原稿の画像を読み取ったりする周知のものである。
【0028】
プリンタエンジン4は、図2(A)に示すような記録ヘッド10を備えている。記録ヘッド10は、インクカートリッジ11を着脱自在に構成され、インクカートリッジ11に収容保持されたインクをノズルプレート12を介して記録紙上に吐出するアクチュエータ13を備えている。
【0029】
また、この記録ヘッド10は、図2(B)に示すように、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの4色に対応して4個設けられ(図2(B)の10m,10y,10c,10b:以下、区別の必要がある場合は各部の符号に同様の添え字を付す)、記録紙の搬送方向と直交方向にガイド14に沿って移動するキャリッジ15に搭載されている。このキャリッジ15の移動方向一端には、ノズルプレート12に設けられたノズルに対して吸引動作を行う吸引キャップ16やノズルプレート12を払拭するワイパ17などのメンテナンス手段が設けられ、更に、その近傍に、各記録ヘッド10がフラッシングを行うためのフラッシング領域が設定されている。
【0030】
図1に戻って、下側本体2aの上端面(正確にはその一部としての操作パネル5の上端面)には、長方形の貫通孔5cが穿設され、上側本体2bの一部を構成するフラットベッド部3aの下端面には、その貫通孔5cにクリック係合する突起部20が突設されている。この突起部20と貫通孔5cとの係合によってフラットベッド部3aは下側本体2aに閉じた状態に保持される。
【0031】
このため、カバー部3bのみを開けフラットベッド機構(FB)によって原稿画像を読み取らせる作業も容易となる。すなわち、フラットベッド部3a及びカバー部3bは平面視が略合同の長方形に構成され、同じ側の一端部(長辺)を回動の中心として開閉可能に構成されているが、上記係合によって上側のカバー部3bのみを開放するのが容易となるのである。
【0032】
次に、図3は、この突起部20近傍の構成を詳細に表す拡大図である。図3に示すように、突起部20は、フラットベッド部3aの下面と平行な水平部20aと、その水平部20aの両端に下端が連接され、外側に頂点を向けて対向した一対の略「く」の字状の弾性部20bと、各弾性部20bの上端から垂直に伸びて鍔部21と連接される連接部20cとを備え、各部での断面が略正方形の線状に構成されている。
【0033】
フラットベッド部3aの下面には、下方へ行くほど径が広くなるように断面階段状に形成された取付孔23が穿設され、鍔部21はこの取付孔23に嵌合することで下面がフラットベッド部3aの下面と面一になっている。また、鍔部21の外周も断面階段状に形成され、その階段が取付孔23の階段と係合することにより、フラットベッド部3a内に埃が入るのを防止している。
【0034】
更に、鍔部21の中央には、突起部20と反対方向に係止部22が突設されている。この係止部22は、取付孔23に圧入された後、両翼22aが広がることによって突起部20及び鍔部21をフラットベッド部3aの下面に固定している。これら、突起部20,鍔部21,及び係止部22は、弾性を有するポリアセタール樹脂(POM:ポリオキシメチレン)によって一体成形され、更に、水平部20aの両端と弾性部20b下端との連接部分、及び、弾性部20bの上端と連接部20cとの連接部分には、内側に括れ部20dが構成されている。このため、側面視略六角形の突起部20は、縦方向(フラットベッド部3aの開閉に伴う突起部20の移動方向)にも、横方向(上記移動方向の直交方向)にも、上記六角形を潰しながら良好に撓んで収縮する。
【0035】
操作パネル5(ポリスチレン製)の貫通孔5cは図3に図示した方向の幅が7.1±0.05mmで、突起部20の図3に図示した方向の幅(すなわち、弾性部20bの上記頂点間の間隔)は7.7±0.05mmである。このため、突起部20は縮径方向に弾性変形することによって貫通孔5cを通過し、通過後、元の形状に戻ることによってフラットベッド部3aを操作パネル5の上面に固定する。しかも、貫通孔5cの内壁は、各弾性部20aにおける上記略「く」の字形状の傾斜部に当接するので、上側本体2bの開閉が一層円滑に行えると共に、上記クリック係合を一層安定したものとすることができる。
【0036】
また、上記元の形状に戻った突起部20と貫通孔5cとの間には、水平方向において若干の隙間(いわゆるガタ)が設けてある。本実施の形態では、突起部20と貫通孔5cとの弾性的なクリック係合を利用し、しかも上記のようにガタを設けているので、突起部20と貫通孔5cとの位置関係が比較的ラフ(粗野または粗雑)であっても良好なクリック係合がなされる。また、突起部20と貫通孔5cとの上記のような係合は、上下方向から加わる力に対して比較的強固であるため、突起部20及び貫通孔5cは1箇所に設けるだけでも良好に上側本体2bを閉じた状態に保持することができる。
【0037】
次に、図4(A),(B)に示すように、操作パネル5の下面には、支点25を中心に揺動する移動部材26が設けられている。移動部材26の一端26aは、図4(B)に示すように貫通孔5cに露出可能に配設され、フラットベッド部3aが閉じられると一端26aは突起部20の水平部20aに押圧される。すると、図4(A)に示すように、移動部材26は図4における時計回り方向に揺動する。移動部材26の他端26b近傍には、カバー開閉検出手段としての光学式センサからなる開閉センサ35が配設され、移動部材26が上記のように揺動すると移動部材26の他端26bが開閉センサ35の光路を遮る。移動部材26は、他端26b側が重くなるようにバランスをとって支点25に支持されているため、フラットベッド部3aが開けられると、図4(B)に示すように一端26aが貫通孔5cに露出するまで揺動し、開閉センサ35の光路は遮られなくなる。
【0038】
そこで、複合機1では、開閉センサ35によってフラットベッド部3aの開閉を検出して、次のような制御を実行している。図5は、複合機1の制御系の構成を表すブロック図である。図5に示すように、この制御系はCPU51,ROM52,RAM53をバス54で接続してなるマイクロコンピュータを中心に構成され、バス54にはASIC(Application Specific Integrated Circuit )55も接続されている。
【0039】
ASIC55には、前述のイメージセンサ9が接続され、操作パネル5のLCD5a,各種キー5b,開閉センサ35はパネルインタフェース(パネルI/F)56を介してASIC55に接続されている。また、記録ヘッド10の各色に対応したアクチュエータ13m,13y,13c,13bは、駆動回路57を介してASIC55に接続されている。更に、ASIC55には、パラレルケーブルを介して通信を行うためのパラレルインタフェース(パラレルI/F)61、USBケーブルを介して通信を行うためのUSBインタフェース(USBI/F)62、及び、電話回線等の回線を介して通信を行うためのNCU63が接続されている。
【0040】
なお、図示省略したが、ASIC55には、記録紙の搬送,原稿の搬送,キャリッジ15の移動などを実行するための各種モータも接続されている。また、前述のNCU63は、モデム(MODEM)64を介してバス54にも接続されている。
【0041】
続いて、CPU51がROM52に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理について説明する。図6は、CPU51が待機状態で実行する処理を表すフローチャートである。処理を開始するとCPU51は、先ず、S1にて(Sはステップを表す:以下同様)、LCD5aの表示をパネル入力待ち状態にし、続くS2でインクキーが押下されたか否かを判断する。インクキーが押下されていない場合は(S2:NO)、S1によるパネル入力待ち状態を継続し、インクキーが押下されると(S2:YES)、続くS3へ移行する。
【0042】
S3では、インク交換が選択されたか否かを判断し、インク交換が選択されていない場合は(S3:NO)、S4へ移行して、目詰まり処理が選択されたか否かを判断する。目詰まり処理も選択されていない場合は(S4:NO)、再びS3へ移行し、このS3,S4の処理を繰り返しながら、いずれかの選択がなされるまで待機する。目詰まり処理が選択されると(S4:YES)、全ての記録ヘッド10に対してフラッシングを実行し(S5)、S1へ移行する。
【0043】
一方、インク交換が選択されると(S3:YES)、S6へ移行する。S6では、LCD5aに「カバーを開けて、インクカートリッジを交換して下さい」というメッセージを表示する。このメッセージが表示されると、複合機1の使用者は、上側本体2b(フラットベッド部3a及びカバー部3b)を開け、適宜の色のインクカートリッジ11を交換して上側本体2bを閉じる。
【0044】
そこで、S6に続くS7では、開閉センサ35の検出信号に基づき、上側本体2bが開かれたか否かを判断する。上側本体2bが開かれていない場合は(S7:NO)、S8へ移行して1分経過したか否かを判断し、1分経過していない場合は(S8:NO)、再びS7へ移行する。そして、このS7,S8の処理を繰り返す間に1分経過してしまった場合は(S8:YES)、前述のS1へ移行する。一方、S7,S8の処理を繰り返す間に上側本体2bが開かれた場合は(S7:YES)、S9にて上側本体2bが閉じられるまで待機する。そして、上側本体2bが閉じられると(S9:YES)、S10へ移行し、次のような交換状況問合せ処理を実行する。
【0045】
この交換状況問合せ処理では、図7に示すように、先ず、S11にて、LCD5aに「ブラックカートリッジを交換しましたか?」というメッセージを表示する。続くS12では、キー入力があったか否かを判断し、キー入力がない場合は(S12:NO)、S13へ移行する。S13では、1分経過したか否かを判断し、1分経過していない場合は(S13:NO)、再びS12へ移行する。そして、キー入力のないまま1分経過した場合は(S13:YES)、インクカートリッジ11bが交換されていないものと判断し、図8のS21へ移行する。
【0046】
一方、1分経過するまでにキー入力があると(S12:YES)、S14にて上記メッセージに対してYESが入力されたか否かを判断する。なお、この場合のキー入力は、YES=1,NO=2といったように数字等に置き換えられたものであってもよい。
【0047】
YESが入力された場合は(S14:YES)、S15へ移行し、ブラックのインクカートリッジ11bが交換されたことをRAM53に記憶する。続くS16では、LCD5aに「新品のカートリッジに交換しましたか?」というメッセージを表示する。更に続くS17では、キー入力があったか否かを判断し、キー入力がない場合は(S17:NO)、S18へ移行する。S18では、1分経過したか否かを判断し、1分経過していない場合は(S18:NO)、再びS17へ移行する。そして、キー入力のないまま1分経過した場合は(S18:YES)、インクカートリッジ11bは新品のインクカートリッジ11bとは交換されていないものと判断し、図8のS21へ移行する。
【0048】
一方、1分経過するまでにキー入力があると(S17:YES)、S19にてそのメッセージに対してYESが入力されたか否かを判断する。YESが入力された場合は(S19:YES)、S20へ移行し、S15で記憶したRAM53の記憶内容を、ブラックのインクカートリッジ11bが新品と交換されたことに変更し、図8のS21へ移行する。また、上記S14またはS19でNOが入力されたと判断した場合は(S14:NO、または、S19:NO)、それ以降の処理を飛ばして直接S21へ移行する。
【0049】
図8に示すS21〜S30では、シアンのインクカートリッジ11cが交換されたか(S21〜S25)、新品のインクカートリッジ11cに交換されたか(S26〜S30)について、S11〜S20と同様の処理を行う。続いて、図9に示すS31〜S40の処理を実行し、イエローのインクカートリッジ11yが交換されたか(S31〜S35)、新品のインクカートリッジ11yに交換されたか(S36〜S40)、について、S11〜S20と同様の処理を行う。更に続いて、図10に示すS41〜S50の処理を実行し、マゼンタのインクカートリッジ11mが交換されたか(S41〜S45)、新品のインクカートリッジ11mに交換されたか(S46〜S50)、について、S11〜S20と同様の処理を行い、図6のS60へ移行する。
【0050】
S60では、以上の交換状況問合せ処理(S11〜S50)の処理結果に基づき、インクカートリッジ11の交換があったか否かを判断する。インクカートリッジ11の交換が全くなかった場合は(S60:NO)、キャリッジ15をフラッシング領域へ移動させた後、各インクカートリッジ11b,11c,11y,11mに呼応するアクチュエータ13b,13c,13y,13mを駆動し、全ての記録ヘッド10にフラッシングを行ってS1へ移行する。
【0051】
一方、インクカートリッジ11の交換があった場合は(S60:YES)、S62へ移行して、その中で新品に交換されたインクカートリッジ11があるか否かを判断する。新品に交換されたインクカートリッジ11が全くなかった場合は(S62:NO)、交換がなされたインクカートリッジ11に呼応するノズルと、それと対をなす色のノズルを吸引キャップ16の正面へ移動させ、それらのノズルに対してシングルパージを実行してS1へ移行する(S63)。図2(B)に示すように、吸引キャップ16は2色分の幅を有しており、マゼンタとイエロー、または、シアンとブラックに対しては同時にパージ(吸引動作)を行うようになっている。そこで、S63では、例えば、シアンのインクカートリッジ11cが一度使用したことのあるインクカートリッジ11cと交換された場合は、シアンとブラックのノズルに対してシングルパージ(1回だけの吸引動作)を行うのである。
【0052】
図6へ戻って、新品に交換されたインクカートリッジ11があった場合は(S62:YES)、S64へ移行し、新品に交換されたインクカートリッジ11に対してドットカウントをゼロクリアする。このドットカウントは、1ドット吐出がなされる度にカウントアップされ、後述のインク残量表示やインク切れの警告等の各種処理に利用される。また、前述のように、一度使用したことのあるものと交換されたインクカートリッジ11に対してはドットカウントのゼロクリアはなされない(S62,S63参照)。
【0053】
続くS65では、新品と交換されたインクカートリッジ11に呼応するノズルに、交換パージを実行する。この交換パージとは、インクカートリッジ11内のインクをそれに呼応するノズルに到達させるのに必要な回数、パージを繰り返し実行する動作であり、前述のように、新品と交換された色と対をなす色のノズルに対しても同時に実行される。続くS66では、S61と同様に、インクカートリッジ11が新品と交換されなかった色に呼応するアクチュエータ13を駆動することにより、その記録ヘッド10にフラッシングを行ってS1へ移行する。
【0054】
ここで、前述のドットカウントを利用した処理の一例として、インク残量表示処理について説明する。図11は、そのインク残量表示処理を表すフローチャートである。なお、CPU51は、この処理を所定時間毎に繰り返し実行する。図11に示すように、処理を開始すると、S71にてドットカウントのデータを取得する。続くS72では、そのデータ(吐出ドットの計数値)を所定のテーブルに照合して、インク残量を表すためのLCD5aに対する表示データを算出する。なお、記録ヘッド10に複数サイズのインクカートリッジ11を装着可能な場合、上記テーブルはサイズに応じて複数種類用意してもよい。
【0055】
そして、続くS73にて、上記算出された表示データに基づいてLCD5aの表示を変更して一旦処理を終了する。この処理により、LCD5aには、例えば図12に例示するように、インクの残量に応じたマス目が塗りつぶされた表示がなされる。前述の処理では、新品と交換されたインクカートリッジ11に対してドットカウントをゼロクリアしているので、LCD5aの表示が実際のインク残量に良好に対応したものとなる。
【0056】
以上のように、本実施の形態の複合機1では、交換状況問合せ処理によってどのインクカートリッジ11が交換され、その中でどのインクカートリッジ11が新品と交換されたかを使用者に問合せた上で、それぞれの交換状況に応じたメンテナンスを実行している。すなわち、未交換のインクカートリッジ11に対してはフラッシングを、一度使用したことのあるものと交換されたインクカートリッジ11に対してはシングルパージを、新品と交換されたインクカートリッジ11に対しては交換パージを、それぞれ実行している。
【0057】
このため、インクカートリッジ11が新品と交換されなかった記録ヘッド10に対してもその吐出性能を良好に確保することができ、インクカートリッジ11が新品と交換された記録ヘッド10に対しては、交換パージを実行することによりいつでも画像形成可能な状態にすることができる。
【0058】
また、上記交換状況問合せ処理(S10)並びにそれ以降のメンテナンス処理(S60〜S66)は、上側本体2bが閉じられたことをトリガとして実行される。このため、使用者がインクの交換にもたついた場合でもタイムアウト等のエラーが生じることはなく、上側本体2bが開いたままでメンテナンスが実行されることもない。
【0059】
更に、複合機1では、前述のように突起部20と貫通孔5cとの位置関係が比較的ラフであっても良好なクリック係合がなされるので、上側本体2bの閉鎖を良好に検出することができ、しかも、その突起部20及び貫通孔5cは1箇所に設けるだけでも良好に上側本体2bを閉じた状態に保持することができる。このため、複合機1では、製造コストを低減すると共に、上側本体2bの開閉検出の信頼性を向上させて上記制御の信頼性も高めることができる。また、突起部20は上記六角形を潰しながら縦方向にも容易に収縮するので、移動部材26に過度の力が加わるのも防止することができる。このため、上記位置関係を一層ラフにして、製造コストを一層良好に低減することができる。
【0060】
なお、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、開閉センサ35は突起部20を直接検出してもよい。但し、上記のように移動部材26を開閉センサ35が検出する場合、開閉センサ35の配設位置の自由度が向上する。また、突起部20を開閉センサ35のように光学的なセンサで直接検出する場合、突起部20にある程度の面積が必要となるが、移動部材26を検出する場合は突起部20を上記のように線状の弾性体で構成するなど、突起部20の設計の自由度が向上する。更に、開閉検出手段としては、磁気的に突起部を検出するものやマイクロスイッチ等のように機械的に突起部を検出するものを利用してもよい。
【0061】
また、突起部20は、金属やゴムなどといった他の弾性材料で構成してもよい。但し、上記のように突起部20を合成樹脂により成形した場合、その弾性変形を一層円滑にして上側本体2bの開閉も一層円滑にすると共に、製造コストも一層低減することができる。なお、突起部20及び貫通孔5cを1箇所だけに設ける場合は、一般的には、フラットベッド部3aの上記回動の中心に対向する長辺(図1における手前側の端縁)の中央近傍に設けるのが上側本体2bを閉じた状態に保持する上で一層有効である。但し、上記実施の形態では、カバー部3bの図1における向かって左側に原稿供給トレイ7が設けられており、カバー部3bのみを開くときに若干向かって左寄りに力が加えられるので、図1に示すように突起部20及び貫通孔5cも向かって左側に少し寄せている。
【0062】
更に、突起部としては変形しないものを利用し、貫通孔が突起部の通過に際して弾性変形するようにしてもよい。例えば、図13に示す変形例では、操作パネル5の貫通孔5c近傍を構成する部材5dを、操作パネル5の本体に、貫通孔5cの拡縮方向に摺動自在に嵌合し、その部材5dと操作パネル5の本体との間にはバネ59を配設している。この場合、部材5dは貫通孔5cを縮小する方向にバネ59によって付勢されるが、突起部20の通過時にはその突起部20の外周に押圧されて貫通孔5cの外周方向へ移動し、貫通孔5cが拡大する。突起部20の通過後は、バネ59の付勢力により、貫通孔5cは再び元の径に戻る。
【0063】
この場合も、突起部20を貫通孔5cに、上記実施の形態と同様にクリック係合させることができる。また、この場合、突起部20は特に変形する必要はなく、図13に示すように稠密な構造物であってもよい。更に、この場合、図13に示すように、部材5dの突起部20との接触面に面取りを施すと、貫通孔5cの変形を一層円滑にすることができる。また、フラットベッド部3a側(すなわちカバー体側)に貫通孔5cを設け、操作パネル5側(すなわち装置筐体側)に突起部20を設けてもよい。
【0064】
また更に、本発明は、プリンタ,スキャナ等の各種画像情報装置はもちろんのこと、ラップトップパソコンや携帯電話等の情報処理装置,情報端末等、各種情報装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された複合機の外観を表す斜視図である。
【図2】その複合機のプリンタエンジンの構成を表す説明図である。
【図3】その複合機の突起部及び貫通孔近傍の構成を表す拡大図である。
【図4】その複合機の開閉検出機構の構成を表す説明図である。
【図5】その複合機の制御系の構成を表すブロック図である。
【図6】その制御系が待機状態で実行する処理を表すフローチャートである。
【図7】その処理中の交換状況問い合わせ処理を表すフローチャートである。
【図8】その交換状況問合せ処理の続きを表すフローチャートである。
【図9】その交換状況問合せ処理の更に続きを表すフローチャートである。
【図10】その交換状況問合せ処理の更に続きを表すフローチャートである。
【図11】上記制御系が実行するインク残量表示処理を表すフローチャートである。
【図12】その処理におけるLCDの表示を例示する説明図である。
【図13】変形例としての突起部及び貫通孔近傍の構成を表す拡大図である。
【符号の説明】
1…複合機 2a…下側本体 2b…上側本体 3…読取装置
3a…フラットベッド部 3b…カバー部 4…プリンタエンジン
5…操作パネル 5a…LCD 5b…キー 5c…貫通孔
10…記録ヘッド 11…インクカートリッジ 12…ノズルプレート
13…アクチュエータ 15…キャリッジ 16…吸引キャップ
17…ワイパ 20…突起部 20a…水平部 20b…弾性部
20c…連接部 20d…括れ部 21…鍔部 22…係止部
23…取付孔 25…支点 26…移動部材 35…開閉センサ
51…CPU 52…ROM 53…RAM

Claims (8)

  1. 装置筐体に開閉可能に配設されたカバー体と、
    該カバー体の開閉を検出する開閉検出手段と、
    を備えた情報装置であって、
    上記装置筐体または上記カバー体のうちいずれか一方に穿設された貫通孔と、
    上記カバー体が閉じられたときに上記貫通孔を通過するように、上記カバー体または上記装置筐体のうち上記貫通孔の穿設されていない方に配設された突起部と、
    を備え、
    上記カバー体の開閉時には上記突起部または上記貫通孔の少なくとも一方が弾性変形することにより、少なくとも上記突起部の先端部が上記貫通孔を通過し、その通過後に、上記突起部及び上記貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元することで、上記カバー体が閉じられたときには上記突起部の先端部と上記貫通孔とが弾性的にクリック係合し、
    上記開閉検出手段は、上記貫通孔に対する上記突起部の先端部の係合の有無に基づいて、上記カバー体の開閉を検出することを特徴とする情報装置。
  2. 上記カバー体が、その一端部を回動の中心として上記装置筐体に対して開閉可能に配設されており、上記突起部または上記貫通孔が上記カバー体の他端部の略中央部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報装置。
  3. 上記カバー体の閉鎖時に上記貫通孔を通過した上記突起部に押圧されて移動する移動部材を更に備え、
    上記開閉検出手段は、上記移動部材の移動状態を検出することで上記カバー体の開閉を検出することを特徴とする請求項1または2記載の情報装置。
  4. 上記カバー体が完全に閉鎖され、上記突起部の先端部が上記貫通孔を通過した後に、上記突起部及び上記貫通孔のうち弾性変形をした方が元の形状に復元したとき、上記突起部と上記貫通孔との間には水平方向に隙間が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報装置。
  5. 上記カバー体の開閉時に、上記突起部が縮径方向に弾性変形することによって少なくともその先端部が上記貫通孔を通過し、通過後に元の径に復元することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報装置。
  6. 上記突起部が、外側に頂点を向けて対向した一対の略「く」の字状の弾性部を備え、上記貫通孔の内壁は、上記各弾性部における略「く」の字形状の傾斜部に当接することを特徴とする請求項5記載の情報装置。
  7. 上記弾性部が合成樹脂により成形されたことを特徴とする請求項6記載の情報装置。
  8. 上記カバー体は、原稿を水平に載置するための原稿台と、この原稿台に対して開閉可能に配設された原稿台カバーとから構成されており、上記突起部または上記貫通孔は上記原稿台の下面側に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報装置。
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