JP2005024146A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、メインパネル用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり強度を増強できるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】吸込パネル7を備え、本体6に被着されるメインパネル8と、同メインパネル8の両側部に設けられ、前記吸込パネル7の一端に設けた支軸11を回動自在、着脱自在に枢支する枢支部12と、他端に設けられた係止片13を係脱可能に係止する係止部14とを備えたフレーム15と、吹出口2に対応して被着される吹出パネル10と、両側面に被着される側面パネル16とが被着される空気調和機であって、前記係止片13が前記係止部14から離脱し、前記支軸11が前記枢支部12から離脱することにより、前記吸込パネル7が前記メインパネル8から取り外される。
【選択図】 図1
【解決手段】吸込パネル7を備え、本体6に被着されるメインパネル8と、同メインパネル8の両側部に設けられ、前記吸込パネル7の一端に設けた支軸11を回動自在、着脱自在に枢支する枢支部12と、他端に設けられた係止片13を係脱可能に係止する係止部14とを備えたフレーム15と、吹出口2に対応して被着される吹出パネル10と、両側面に被着される側面パネル16とが被着される空気調和機であって、前記係止片13が前記係止部14から離脱し、前記支軸11が前記枢支部12から離脱することにより、前記吸込パネル7が前記メインパネル8から取り外される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダクトタイプの空気調和機をベースとして種々の形態を構成できるようにした空気調和機に係わり、より詳細には、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、メインパネル用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり強度を増強できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、空気調和する建物や部屋の状況に合わせたシステムとして選択的に使用できるようにし、使用者の利便性を高めるようにしたものとして、天井埋込型空気調和装置の吸込口を、パネル仕様とダクト仕様に共通して使用できる構造にすることにより、一つの共通構造の空気調和機でダクト仕様にもパネル仕様にも使用できるような天井埋込型空気調和装置を提供し、製造、流通コスト面からも使用者の便宜を図るようにすることを目的としたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記構成でなる天井埋込型空気調和装置は、所謂コンシールドタイプとして天井裏に下面吹出しまたは前面吹出しで設置できるようにしたり、または、側面パネルも被着することによって天井面に吊下設置できるようにしたり、もしくは、床面上にも設置できるようにしたものではなかった。
【0004】
また、メインパネルは、合成樹脂によって金型成形される際、例えば吸込パネル(吸込グリル)の一端に設けた支軸を回動自在に枢支し、他端に設けた係止片を係脱自在に係止して着脱可能に被着できるようにするため充分な強度をもたせる必要があることから、コスト的には不利になってしまうという問題点を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−304298号公報(第2頁、第1図乃至第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、メインパネル用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり強度を増強できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、吸込口と吹出口とを備えた本体と、前記吸込口に対応する吸込パネルを備え、本体に被着されるメインパネルと、同メインパネルの両側部に設けられ、前記吸込パネルの一端に設けられた支軸を回動自在に、且つ着脱自在に枢支する枢支部と、他端に設けられた係止片を係脱可能に係止する係止部とを備えたフレームと、前記吹出口に対応して被着される吹出パネルと、両側面に被着される側面パネルとからなり、天井面に吊下げまたは床面上に設置される空気調和機であって、
前記係止片が前記係止部から離脱し、前記支軸が前記枢支部から離脱することにより、前記吸込パネルが前記メインパネルから取り外されるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記フレームに、前記側面パネルを係脱可能に係合する係合部が設けられてなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は斜視図、(B)は断面図であり、図2は本発明による空気調和機の分解斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の第一の実施例を示す斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は第二の実施例を示す斜視図、(B)は第三の実施例を示す斜視図であり、図5は第三の実施例の要部斜視図であり、図6は第四の実施例の斜視図であり、図7は吹出パネルおよびメインパネルの説明図で、(A)はこれらを平面的に被着した状態を示す斜視図、(B)は図7(A)で示すa部および図8で示すb部の断面図であり、図8は吹出パネルとメインパネルとを平面的に被着し吸込パネルを取り外した状態を示す斜視図であり、図9は吹出パネルとメインパネルとを直角的に被着した状態を示す要部説明図で、(A)はこれら吹出パネルおよびメインパネルにフレームを取り付けた状態を示す斜視図、(B)はフレームがねじ締めされる状態を示す平面図であり、図10は吸込パネルおよびフレームを示す斜視図であり、図11は吸込パネルの一端に設けた支軸を枢支する枢支部の説明図で、(A)は斜視図、(B)は断面図であり、図12は側面パネルの取付状態を示す要部説明図で、(A)は斜視図、(B)は(A)で示すc部の断面図である。
【0010】
ダクトタイプの空気調和機をベースとして種々の形態を構成できるようにした本発明による空気調和機は、図で示すように、一面に吸込口1を備え、他面に吹出口2を備え、これら吸込口1と吹出口2とを結ぶ空気通路に、フィルタ3、熱交換器4および送風機5を配設して本体6が構成されており、前記フィルタ3は、前記吸込口1に臨ませるように着脱可能に設けられた構成になっている。
【0011】
前記本体6の一面には、前記吸込口1に対応する吸込パネル7を備えたメインパネル8が被着され、同メインパネル8の両側部には、図11(A)および図11(B)と、図7(A)および図7(B)と、図8とで示すように、前記吸込パネル7の一端に設けられた支軸11を回動自在に、且つ着脱自在に枢支する枢支部12と、他端に設けられた係止片13を係脱可能に係止する係止部14とを備えたフレーム15が設けられ、前記本体6の他面には、前記吹出口2に対応する吹出グリル9を備えた吹出パネル10が被着され、前記本体6の両側面には、図2で示すように、側面パネル16が夫々被着されるようになっている。
【0012】
前記吸込パネル7は、前記メインパネル8に回動可能であって、且つ着脱可能に設けられる吸込グリルからなり、前記吹出グリル9は、前記吹出パネル10に着脱可能に設けられた構成になっており、前記フィルタ3は、例えば清掃時に、前記係止片13を前記係止部14から離脱させ、図11(B)で示すように、前記枢支部12を中心に前記吸込パネル7を回動させることによって着脱できるようになっている。
【0013】
また、図4(A)で示すように、前記メインパネル8と、前記吹出パネル10とが同一平面状に被着された際、前記吹出口2に連通して風向を偏向するチャンバー17が設けられることによって、前記熱交換器4で熱交換された空気を偏向させて前記吹出グリル9に効率よく送出できるようになっている。
【0014】
上記構成により、前記本体6を天井面A、天井裏もしくは床面B上に設置する際、その設置形態に応じて上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせるようにすればよい。
【0015】
すなわち、設置形態に応じて、上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせることにより、図4(A)で示すように、所謂コンシールドタイプとして天井裏に下面吹出しの形態で設置できるように、または図4(B)および図5で示すように、前面吹出しの形態で設置できるようにしたり、また図3で示すように、前記側面パネル16も被着することによって天井面Aに吊下設置できるようにしたり、もしくは図6で示すように、床面B上にも設置できるようにしてもよい。
【0016】
そして、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを本体6に同一平面状に、または直交させるように被着する一方、前記吸込パネル7が、図7(A)および図7(B)と、図8とで示すように、前記係止片13を前記係止部14から離脱させて前記枢支部12を中心に回動し、前記支軸11を前記枢支部12から離脱させて取り外しできるようになって、前記メインパネル8は、合成樹脂によって金型成形される際、同メインパネル8の両側部に前記フレーム15が設けられることで、とくに同メインパネル8の全体構造を厚肉形状に形成しなくても充分な強度をもたせることができるようになる。
【0017】
これによって、前記メインパネル8の軽量化をはかることができると共に、同メインパネル8の成形時に使用される素材を節減できることからコスト的に有利な構成となる。
【0018】
なお、前記係止片13は、図7(A)および図7(B)で示すように、前記係止部14に対向し前記吸込パネル7の内側に突出するように形成される一方、外面には、指先を掛けることによって前記係止片13を前記係止部14から離脱させることができるようにするための凹部13a が形成されている。
【0019】
また、前記吹出パネル10は、図4(A)で示すように、前記メインパネル8と平面的に設置するとき前端に行くにしたがって低く傾斜し、図4(B)および図5で示すように、前記メインパネル8と直交させるように被着するとき反転させることにより前端に行くにしたがって高く傾斜する傾斜面を表面に備え、図1(B)で示すように、風向を偏向する風向偏向板bを内側に備えると共に、同風向偏向板bには駆動装置aが連係された構成になっているので、前記熱交換器4で熱交換された吹出空気流を、前記風向偏向板bによって効果的に偏向させることができるようになり、また、前記吹出パネル10の傾斜面に沿わせることにより空気抵抗を少なくした状態で吹き出せるようになっている。
【0020】
次に、設置形態に応じて、上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせる構成について説明する。
【0021】
例えば、図3で示す第一の実施例のように、前記本体6に対し、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを直交させるようにに被着すると共に、前記側面パネル16を被着することによって天井面Aに吊下げることができる構成になる。
【0022】
前記側面パネル16は、図12(A)および図12(B)で示すように、その下端部に突設されたL字状の係合片16a が、同係合片16a に対応して前記フレーム15に設けられた係合穴15a の周縁に係合するようになっており、これによって、前記係合穴15a の周縁に前記係合片16a を係合し、位置決めしたのち前記本体6にねじ締め固定できるので、ねじ締め箇所を減らして効率よく被着できるようになっている。
【0023】
また、図4(A)で示す第二の実施例のように、天井面Aに前記メインパネル8および前記吹出パネル10に対応する開口部18を形成する一方、前記本体6に前記チャンバー12を接続すると共に、同チャンバー12を臨ませた前記吹出グリル9を備えた前記吹出パネル10と、前記吸込パネル7を備えた前記メインパネル8とを前記本体6に被着することにより、下面吹出型として天井裏に設置するのに好適な構成になる。
【0024】
また、図4(B)および図5で示す第三の実施例のように、天井面Aに前記メインパネル8に対応する第一開口部19を形成すると共に、天井裏の前面壁に前記吹出パネル10に対応する第二開口部20を形成する一方、前記吹出グリル9を備えた前記吹出パネル10と、前記吸込パネル7を備えた前記メインパネル8とを前記本体6に直交させるように被着することにより、前面吹出型として天井裏に設置するのに好適な構成になる。
【0025】
また、図6で示す第四の実施例のように、前記本体6に対し、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを直角的に被着すると共に、前記側面パネル16を被着した状態で床面B上に設置できる構成になる。
【0026】
なお、前記吹出パネル10を前記メインパネル8に対し直角的に被着する場合には、図1(B)で示すように、前記吹出口2の下端部に設けられ、断面L字状のフランジcの垂直部c2に備えた取付穴を通したねじeを、前記吹出パネル10の前端側に備えたボスdに螺着するようになっており、平面的に被着する場合には、前記フランジcの水平部c1に備えた取付穴を通したねじeを、反転した前記吹出パネル10の後端側に備えたボスdに螺着するようになっている。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、同メインパネルの軽量化をはかると共に成形用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり、強度を増強できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の分解斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は第二の実施例を示す斜視図であり、(B)は第三の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の第三の実施例の要部斜視図である。
【図6】本発明による空気調和機の第四の実施例の斜視図である。
【図7】本発明による空気調和機の吹出パネルおよびメインパネルの説明図で、(A)はこれらを平面的に被着した状態を示す斜視図であり、(B)は図7(A)で示すa部および図8で示すb部の断面図である。
【図8】本発明による空気調和機の吹出パネルとメインパネルとを平面的に被着し吸込パネルを取り外した状態を示す斜視図である。
【図9】本発明による空気調和機の吹出パネルとメインパネルとを直角的に被着した状態を示す要部説明図で、(A)はこれら吹出パネルおよびメインパネルにフレームを取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はフレームがねじ締めされる状態を示す平面図である。
【図10】本発明による空気調和機の吸込パネルおよびフレームを示す斜視図である。
【図11】本発明による空気調和機の吸込パネルの一端に設けた支軸を枢支する枢支部の説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。
【図12】本発明による空気調和機の側面パネルの取付状態を示す要部説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は(A)で示すc部の断面図である。
【符号の説明】
1 吸込口
2 吹出口
3 フィルタ
4 熱交換器
5 送風機
6 本体
7 吸込パネル
8 メインパネル
9 吹出グリル
10 吹出パネル
11 支軸
12 枢支部
13 係止片
13a 凹部
14 係止部
15 フレーム
15a 係合部
16 側面パネル
16a 係合片
17 チャンバー
A 天井面
B 床面
a 駆動装置
b 風向偏向板
c フランジ
c1 水平部
c2 垂直部
d ボス
e ねじ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダクトタイプの空気調和機をベースとして種々の形態を構成できるようにした空気調和機に係わり、より詳細には、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、メインパネル用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり強度を増強できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、空気調和する建物や部屋の状況に合わせたシステムとして選択的に使用できるようにし、使用者の利便性を高めるようにしたものとして、天井埋込型空気調和装置の吸込口を、パネル仕様とダクト仕様に共通して使用できる構造にすることにより、一つの共通構造の空気調和機でダクト仕様にもパネル仕様にも使用できるような天井埋込型空気調和装置を提供し、製造、流通コスト面からも使用者の便宜を図るようにすることを目的としたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記構成でなる天井埋込型空気調和装置は、所謂コンシールドタイプとして天井裏に下面吹出しまたは前面吹出しで設置できるようにしたり、または、側面パネルも被着することによって天井面に吊下設置できるようにしたり、もしくは、床面上にも設置できるようにしたものではなかった。
【0004】
また、メインパネルは、合成樹脂によって金型成形される際、例えば吸込パネル(吸込グリル)の一端に設けた支軸を回動自在に枢支し、他端に設けた係止片を係脱自在に係止して着脱可能に被着できるようにするため充分な強度をもたせる必要があることから、コスト的には不利になってしまうという問題点を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−304298号公報(第2頁、第1図乃至第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、メインパネル用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり強度を増強できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、吸込口と吹出口とを備えた本体と、前記吸込口に対応する吸込パネルを備え、本体に被着されるメインパネルと、同メインパネルの両側部に設けられ、前記吸込パネルの一端に設けられた支軸を回動自在に、且つ着脱自在に枢支する枢支部と、他端に設けられた係止片を係脱可能に係止する係止部とを備えたフレームと、前記吹出口に対応して被着される吹出パネルと、両側面に被着される側面パネルとからなり、天井面に吊下げまたは床面上に設置される空気調和機であって、
前記係止片が前記係止部から離脱し、前記支軸が前記枢支部から離脱することにより、前記吸込パネルが前記メインパネルから取り外されるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記フレームに、前記側面パネルを係脱可能に係合する係合部が設けられてなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は斜視図、(B)は断面図であり、図2は本発明による空気調和機の分解斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の第一の実施例を示す斜視図であり、図4は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は第二の実施例を示す斜視図、(B)は第三の実施例を示す斜視図であり、図5は第三の実施例の要部斜視図であり、図6は第四の実施例の斜視図であり、図7は吹出パネルおよびメインパネルの説明図で、(A)はこれらを平面的に被着した状態を示す斜視図、(B)は図7(A)で示すa部および図8で示すb部の断面図であり、図8は吹出パネルとメインパネルとを平面的に被着し吸込パネルを取り外した状態を示す斜視図であり、図9は吹出パネルとメインパネルとを直角的に被着した状態を示す要部説明図で、(A)はこれら吹出パネルおよびメインパネルにフレームを取り付けた状態を示す斜視図、(B)はフレームがねじ締めされる状態を示す平面図であり、図10は吸込パネルおよびフレームを示す斜視図であり、図11は吸込パネルの一端に設けた支軸を枢支する枢支部の説明図で、(A)は斜視図、(B)は断面図であり、図12は側面パネルの取付状態を示す要部説明図で、(A)は斜視図、(B)は(A)で示すc部の断面図である。
【0010】
ダクトタイプの空気調和機をベースとして種々の形態を構成できるようにした本発明による空気調和機は、図で示すように、一面に吸込口1を備え、他面に吹出口2を備え、これら吸込口1と吹出口2とを結ぶ空気通路に、フィルタ3、熱交換器4および送風機5を配設して本体6が構成されており、前記フィルタ3は、前記吸込口1に臨ませるように着脱可能に設けられた構成になっている。
【0011】
前記本体6の一面には、前記吸込口1に対応する吸込パネル7を備えたメインパネル8が被着され、同メインパネル8の両側部には、図11(A)および図11(B)と、図7(A)および図7(B)と、図8とで示すように、前記吸込パネル7の一端に設けられた支軸11を回動自在に、且つ着脱自在に枢支する枢支部12と、他端に設けられた係止片13を係脱可能に係止する係止部14とを備えたフレーム15が設けられ、前記本体6の他面には、前記吹出口2に対応する吹出グリル9を備えた吹出パネル10が被着され、前記本体6の両側面には、図2で示すように、側面パネル16が夫々被着されるようになっている。
【0012】
前記吸込パネル7は、前記メインパネル8に回動可能であって、且つ着脱可能に設けられる吸込グリルからなり、前記吹出グリル9は、前記吹出パネル10に着脱可能に設けられた構成になっており、前記フィルタ3は、例えば清掃時に、前記係止片13を前記係止部14から離脱させ、図11(B)で示すように、前記枢支部12を中心に前記吸込パネル7を回動させることによって着脱できるようになっている。
【0013】
また、図4(A)で示すように、前記メインパネル8と、前記吹出パネル10とが同一平面状に被着された際、前記吹出口2に連通して風向を偏向するチャンバー17が設けられることによって、前記熱交換器4で熱交換された空気を偏向させて前記吹出グリル9に効率よく送出できるようになっている。
【0014】
上記構成により、前記本体6を天井面A、天井裏もしくは床面B上に設置する際、その設置形態に応じて上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせるようにすればよい。
【0015】
すなわち、設置形態に応じて、上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせることにより、図4(A)で示すように、所謂コンシールドタイプとして天井裏に下面吹出しの形態で設置できるように、または図4(B)および図5で示すように、前面吹出しの形態で設置できるようにしたり、また図3で示すように、前記側面パネル16も被着することによって天井面Aに吊下設置できるようにしたり、もしくは図6で示すように、床面B上にも設置できるようにしてもよい。
【0016】
そして、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを本体6に同一平面状に、または直交させるように被着する一方、前記吸込パネル7が、図7(A)および図7(B)と、図8とで示すように、前記係止片13を前記係止部14から離脱させて前記枢支部12を中心に回動し、前記支軸11を前記枢支部12から離脱させて取り外しできるようになって、前記メインパネル8は、合成樹脂によって金型成形される際、同メインパネル8の両側部に前記フレーム15が設けられることで、とくに同メインパネル8の全体構造を厚肉形状に形成しなくても充分な強度をもたせることができるようになる。
【0017】
これによって、前記メインパネル8の軽量化をはかることができると共に、同メインパネル8の成形時に使用される素材を節減できることからコスト的に有利な構成となる。
【0018】
なお、前記係止片13は、図7(A)および図7(B)で示すように、前記係止部14に対向し前記吸込パネル7の内側に突出するように形成される一方、外面には、指先を掛けることによって前記係止片13を前記係止部14から離脱させることができるようにするための凹部13a が形成されている。
【0019】
また、前記吹出パネル10は、図4(A)で示すように、前記メインパネル8と平面的に設置するとき前端に行くにしたがって低く傾斜し、図4(B)および図5で示すように、前記メインパネル8と直交させるように被着するとき反転させることにより前端に行くにしたがって高く傾斜する傾斜面を表面に備え、図1(B)で示すように、風向を偏向する風向偏向板bを内側に備えると共に、同風向偏向板bには駆動装置aが連係された構成になっているので、前記熱交換器4で熱交換された吹出空気流を、前記風向偏向板bによって効果的に偏向させることができるようになり、また、前記吹出パネル10の傾斜面に沿わせることにより空気抵抗を少なくした状態で吹き出せるようになっている。
【0020】
次に、設置形態に応じて、上記構成でなる部材の全部もしくは一部を適宜組み合わせる構成について説明する。
【0021】
例えば、図3で示す第一の実施例のように、前記本体6に対し、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを直交させるようにに被着すると共に、前記側面パネル16を被着することによって天井面Aに吊下げることができる構成になる。
【0022】
前記側面パネル16は、図12(A)および図12(B)で示すように、その下端部に突設されたL字状の係合片16a が、同係合片16a に対応して前記フレーム15に設けられた係合穴15a の周縁に係合するようになっており、これによって、前記係合穴15a の周縁に前記係合片16a を係合し、位置決めしたのち前記本体6にねじ締め固定できるので、ねじ締め箇所を減らして効率よく被着できるようになっている。
【0023】
また、図4(A)で示す第二の実施例のように、天井面Aに前記メインパネル8および前記吹出パネル10に対応する開口部18を形成する一方、前記本体6に前記チャンバー12を接続すると共に、同チャンバー12を臨ませた前記吹出グリル9を備えた前記吹出パネル10と、前記吸込パネル7を備えた前記メインパネル8とを前記本体6に被着することにより、下面吹出型として天井裏に設置するのに好適な構成になる。
【0024】
また、図4(B)および図5で示す第三の実施例のように、天井面Aに前記メインパネル8に対応する第一開口部19を形成すると共に、天井裏の前面壁に前記吹出パネル10に対応する第二開口部20を形成する一方、前記吹出グリル9を備えた前記吹出パネル10と、前記吸込パネル7を備えた前記メインパネル8とを前記本体6に直交させるように被着することにより、前面吹出型として天井裏に設置するのに好適な構成になる。
【0025】
また、図6で示す第四の実施例のように、前記本体6に対し、前記メインパネル8と前記吹出パネル10とを直角的に被着すると共に、前記側面パネル16を被着した状態で床面B上に設置できる構成になる。
【0026】
なお、前記吹出パネル10を前記メインパネル8に対し直角的に被着する場合には、図1(B)で示すように、前記吹出口2の下端部に設けられ、断面L字状のフランジcの垂直部c2に備えた取付穴を通したねじeを、前記吹出パネル10の前端側に備えたボスdに螺着するようになっており、平面的に被着する場合には、前記フランジcの水平部c1に備えた取付穴を通したねじeを、反転した前記吹出パネル10の後端側に備えたボスdに螺着するようになっている。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、吸込パネル一端の支軸を回動自在に枢支する枢支部と、他端の係止片を係脱可能に係止する係止部を備えたフレームをメインパネルの両側部に設けることにより、同メインパネルの軽量化をはかると共に成形用の金型構造を簡略化してコストダウンをはかり、強度を増強できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の分解斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は第二の実施例を示す斜視図であり、(B)は第三の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の第三の実施例の要部斜視図である。
【図6】本発明による空気調和機の第四の実施例の斜視図である。
【図7】本発明による空気調和機の吹出パネルおよびメインパネルの説明図で、(A)はこれらを平面的に被着した状態を示す斜視図であり、(B)は図7(A)で示すa部および図8で示すb部の断面図である。
【図8】本発明による空気調和機の吹出パネルとメインパネルとを平面的に被着し吸込パネルを取り外した状態を示す斜視図である。
【図9】本発明による空気調和機の吹出パネルとメインパネルとを直角的に被着した状態を示す要部説明図で、(A)はこれら吹出パネルおよびメインパネルにフレームを取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はフレームがねじ締めされる状態を示す平面図である。
【図10】本発明による空気調和機の吸込パネルおよびフレームを示す斜視図である。
【図11】本発明による空気調和機の吸込パネルの一端に設けた支軸を枢支する枢支部の説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。
【図12】本発明による空気調和機の側面パネルの取付状態を示す要部説明図で、(A)は斜視図であり、(B)は(A)で示すc部の断面図である。
【符号の説明】
1 吸込口
2 吹出口
3 フィルタ
4 熱交換器
5 送風機
6 本体
7 吸込パネル
8 メインパネル
9 吹出グリル
10 吹出パネル
11 支軸
12 枢支部
13 係止片
13a 凹部
14 係止部
15 フレーム
15a 係合部
16 側面パネル
16a 係合片
17 チャンバー
A 天井面
B 床面
a 駆動装置
b 風向偏向板
c フランジ
c1 水平部
c2 垂直部
d ボス
e ねじ
Claims (2)
- 吸込口と吹出口とを備えた本体と、前記吸込口に対応する吸込パネルを備え、本体に被着されるメインパネルと、同メインパネルの両側部に設けられ、前記吸込パネルの一端に設けられた支軸を回動自在に、且つ着脱自在に枢支する枢支部と、他端に設けられた係止片を係脱可能に係止する係止部とを備えたフレームと、前記吹出口に対応して被着される吹出パネルと、両側面に被着される側面パネルとからなり、天井面に吊下げまたは床面上に設置される空気調和機であって、
前記係止片が前記係止部から離脱し、前記支軸が前記枢支部から離脱することにより、前記吸込パネルが前記メインパネルから取り外されるようにしてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記フレームに、前記側面パネルを係脱可能に係合する係合部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003189015A JP2005024146A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003189015A JP2005024146A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005024146A true JP2005024146A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34187358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003189015A Pending JP2005024146A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005024146A (ja) |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003189015A patent/JP2005024146A/ja active Pending
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