JP2005023261A - フッ素樹脂フィルム及び該フィルムの層を含有する積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性に優れ、接着性、耐熱性、耐薬品性、耐候性等に優れるフッ素樹脂フィルム及び該フッ素樹脂フィルムの層を含有する積層体の提供。
【解決手段】テトラフルオロエチレン及び/又はクロロトリフルオロエチレンに基づく重合単位(a)、フッ素モノマー(ただし、テトラフルオロエチレン及びクロロトリフルオロエチレンを除く。)に基づく重合単位(b)、及びイタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸及び無水シトラコン酸からなる群から選ばれる1種以上に基づく重合単位(c)を含有する含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂のフィルム及び該フッ素樹脂フィルムの層を含有する積層体。
【選択図】なし

Description

本発明は、溶融成形性フッ素樹脂のフィルム及び積層体に関する。
テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(以下、ETFEという。)等のフッ素樹脂は、優れた耐熱性、耐候性、耐薬品性、電気絶縁性等の特性に優れることから、種々の分野で用いられている。
しかし、これらのフッ素樹脂は他材料との接着性が充分でなく、広範な用途へ適用性を向上するために、接着性を改良する種々の方法が開発されてきた。
例えば、フッ素樹脂の表面にナトリウムエッチング処理(例えば、特許文献1を参照。)やコロナ放電処理(例えば、特許文献2を参照。)等を行った後に、接着剤を用いて他材料と接着させる方法、基材の表面をサンドブラスト処理した後にフッ素樹脂を融着させる方法等が挙げられる。しかし、これらの方法は工程が煩雑で生産性が低く、また、接着力が一定でない場合があった。
一方、官能基を有する含フッ素共重合体を用いて、フッ素樹脂と他材料とを接着する方法が提案されている。特許文献3には、ETFEに無水マレイン酸をグラフト重合させて接着性ETFEを得る方法が開示されている。この方法ではグラフト重合工程が必要であり、生産性が低い。特許文献4には、無水マレイン酸とフッ素モノマーとを共重合し、接着性の含フッ素共重合体の製造方法が開示されている。この製造方法は、トリフルオロ酢酸と液体状態又は超臨界状態の二酸化炭素やヘキサフルオロプロピレン等とを溶媒として用いる等、高価な溶媒を使用する特殊な方法であった。
米国特許第2789063号明細書 特開平04−232741号公報 特開平07−173446号公報 特開平11−193312号公報
本発明の目的は、生産性に優れ、接着性、耐熱性、耐薬品性、耐候性に優れる含フッ素共重合体のフィルム及び積層体を提供することにある。
本発明は、テトラフルオロエチレン及び/又はクロロトリフルオロエチレンに基づく重合単位(a)、フッ素モノマー(ただし、テトラフルオロエチレン及びクロロトリフルオロエチレンを除く。)に基づく重合単位(b)、及びイタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸及び無水シトラコン酸からなる群から選ばれる1種以上に基づく重合単位(c)を含有し、((a)+(b)+(c))に対して(a)が50〜99.8モル%、(b)が0.1〜49.99モル%、(c)が0.01〜5モル%であり、容量流速が0.1〜1000mm/秒である含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂を成形してなるフッ素樹脂フィルムを提供する。
また、本発明は、前記フッ素樹脂フィルムの層を含有する積層体を提供する。
本発明の含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂のフィルムは、薬品性、衛生性、非粘着性、防汚性、汚れ除去性、耐候性、防錆性、撥水性、撥油性、耐水性、耐着氷雪性に優れ、表面の摩擦係数が低く、誘電率が低い。本発明のフッ素樹脂フィルムは、合成樹脂、金属材料、無機材料、木材との接着性に優れる。
本発明における含フッ素共重合体(A)は、テトラフルオロエチレン(以下、TFEという。)及び/又はクロロトリフルオロエチレン(以下、CTFEという。)に基づく重合単位(a)、フッ素モノマー(ただし、TFE及びCTFEを除く。)に基づく重合単位(b)、及びイタコン酸(以下、IACという。)、無水イタコン酸(以下、IAHという。)、シトラコン酸(以下、CACという。)及び無水シトラコン酸(以下、CAHという。)からなる群から選ばれる1種以上に基づく重合単位(c)を含有する。
本発明の含フッ素共重合体(A)において、((a)+(b)+(c))に対して(a)が50〜99.8モル%、(b)が0.1〜49.99モル%、(c)が0.01〜5モル%である。ここで、((a)+(b)+(c))は、(a)と(b)と(c)との合計を表す。
好ましくは、(a)が50〜99.5モル%、(b)が0.2〜49.9モル%、(c)が0.01〜3モル%であり、より好ましくは(a)が50〜99モル%、(b)が0.3〜49.9モル%、(c)が0.03〜1モル%である。(a)、(b)及び(c)のモル%がこの範囲にあると、含フッ素共重合体(A)は、耐熱性、耐薬品性に優れる。さらに、(b)のモル%がこの範囲にあると、含フッ素共重合体(A)は、成形性に優れ、耐ストレスクラック性等の機械物性に優れる。(c)のモル%がこの範囲にあると、含フッ素共重合体(A)は、他材料との接着性に優れる。
(b)におけるフッ素モノマーとしては、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン(以下、VDFという。)、トリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン(以下、HFPという。)、CF=CFOR(ここで、Rは炭素数1から10のエーテル性酸素原子を含んでもよいペルフルオロアルキル基。)、CF=CFORSO(Rは炭素数1から10のエーテル性酸素原子を含んでもよいペルフルオロアルキレン基、Xはハロゲン原子又は水酸基。)、CF=CFORCO(ここで、Rは炭素数1から10のエーテル性酸素原子を含んでもよいペルフルオロアルキレン基、Xは水素原子又は炭素数3以下のアルキル基。)、CF=CF(CFOCF=CF(ここで、Pは1又は2。)、CH=CX(CF(ここで、Xは水素原子又はフッ素原子、qは2〜10の整数、Xは水素原子又はフッ素原子。)及びペルフルオロ(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)等が挙げられる。
好ましくは、VDF、HFP、CF=CFOR及びCH=CX(CFであり、より好ましくは、CF=CFOR及びCH=CX(CFである。
CF=CFORとしては、CF=CFOCFCF、CF=CFOCFCFCF、CF2=CFOCFCFCFCF、CF=CFO(CFF等が挙げられる。好ましくは、CF=CFOCFCFCFである。
CH=CX(CFとしては、CH=CH(CFF、CH=CH(CFF、CH=CH(CFF、CH=CF(CFH、CH=CF(CFH等が挙げられる。好ましくは、CH=CH(CFF及びCH=CH(CFFである。
(c)は、IAC、IAH、CAC及びCAHからなる群から選ばれる1種以上の重合単位である。より好ましくは、(c)はIAH及びCAHに基づく重合単位である。以下、IAC、IAH、CAC及びCAHを合わせて酸モノマーという。
含フッ素共重合体(A)の製造時に酸モノマーを用いると特開平11−193312に記載の無水マレイン酸を用いた場合に必要となる特殊な重合方法を用いることなく、酸モノマーに基づく重合単位を有する含フッ素共重合体(A)を容易に製造できるので好ましい。
本発明における含フッ素共重合体(A)は、(a)、(b)、(c)に加えて、さらに非フッ素含有モノマーに基づく重合単位(d)を含有し、(d)の含有量が((a)+(b)+(c))/(d)のモル比が100/5〜100/100である含フッ素共重合体であることも好ましい。(d)がこれより少ない場合は重合時に(d)の含有量を制御することが難しく、これより多い場合はフィルムの耐熱性、耐薬品性が充分でない。
非フッ素含有モノマーとしては、エチレン、プロピレン等の炭素数3以下のオレフィン、酢酸ビニル等のビニルエステル、エチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル等が挙げられる。エチレン、プロピレン及び酢酸ビニルが好ましく、エチレンがより好ましい。
本発明における含フッ素共重合体(A)の最も好ましい具体例としては、TFE/CF=CFOCFCFCF/IAH共重合体、TFE/CF=CFOCFCFCF/CAH共重合体、TFE/HFP/IAH共重合体、TFE/HFP/CAH共重合体、TFE/VDF/IAH共重合体、TFE/VDF/CAH共重合体、TFE/CH=CH(CFF/IAH/エチレン共重合体、TFE/CH=CH(CFF/CAH/エチレン共重合体、TFE/CH=CH(CFF/IAH/エチレン共重合体、TFE/CH=CH(CFF/CAH/エチレン共重合体、CTFE/CH=CH(CFF/IAH/エチレン共重合体、CTFE/CH=CH(CFF/CAH/エチレン共重合体、CTFE/CH=CH(CFF/IAH/エチレン共重合体、CTFE/CH=CH(CFF/CAH/エチレン共重合体等が挙げられる。
本発明における含フッ素共重合体(A)は、溶融成形性のフッ素樹脂であり、成形方法に適した成形温度を有することが好ましい。このため、(a)、(b)、(c)及び必要に応じて(d)の含有量を上記範囲内で適宜調節し、含フッ素共重合体(A)の融点を最適化することが好ましい。
本発明における含フッ素共重合体(A)の容量流速(以下、Q値という。)は、0.1〜1000mm/秒である。Q値は、含フッ素共重合体(A)の溶融流動性を表す指標であり、分子量の目安となる。Q値が大きいと分子量が低く、小さいと分子量が高いことを示す。本発明におけるQ値は、島津製作所製フローテスタを用いて、樹脂の融点より50℃高い温度において、荷重7kg下に直径2.1mm、長さ8mmのオリフィス中に押出すときの含フッ素共重合体(A)の押出し速度である。Q値が小さすぎると溶融流動性が低下し均一で表面が平滑なフィルムが得られず、大きすぎると含フッ素共重合体(A)の機械的強度が低下する。本発明における含フッ素共重合体(A)のQ値は1〜500mm/秒が好ましく、2〜200mm/秒がより好ましい。本発明における含フッ素共重合体(A)の融点は120〜310℃が好ましく、150〜300℃がより好ましく、180〜300℃が最も好ましい。
本発明における溶融成形性フッ素樹脂は、実質的に上記含フッ素共重合体(A)のみからなっていてもよく、上記含フッ素共重合体(A)と他の成分からなる溶融成形性の組成物であってもよい。他の成分としては、上記含フッ素共重合体(A)以外の溶融成形性フッ素樹脂、フッ素樹脂以外の溶融成形性合成樹脂、樹脂以外の添加剤などがある。上記含フッ素共重合体(A)以外の溶融成形性フッ素樹脂としては、重合単位(c)を含有しない以外は上記含フッ素共重合体(A)と同じ組成の含フッ素重合体(以下、含フッ素重合体(B)という)が好ましい。フッ素樹脂以外の溶融成形性合成樹脂としては耐熱性高分子が好ましく、樹脂以外の添加剤としては粉末状充填剤、強化線維、安定剤などがある。特に、ポリイミド、PPS等の耐熱性高分子、酸化チタン等の顔料やカーボンブラック等の導電性粉末等の充填剤、カーボン繊維、銅粉、酸化銅、ヨウ化銅等の銅系熱安定剤等が好ましい。
本発明のフッ素樹脂フィルムは、含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂を成形してなるフッ素樹脂フィルムである。溶融成形性フッ素樹脂が実質的に前記含フッ素共重合体(A)のみからなる場合、そのフッ素樹脂フィルムの成形方法としては、溶融押出法が好ましい。成形温度は、溶融成形性フッ素樹脂の融点及び分解温度により適宜調節される。スクリュー温度は100〜400℃が好ましく、Tダイ温度は150℃〜400℃が好ましい。スクリュー回転数は特に限定されないが、10〜200回転/分が好ましい。押出機内の溶融成形性フッ素樹脂の滞留時間は1〜20分が好ましい。
本発明のフッ素樹脂フィルムが前記含フッ素共重合体(A)と前記含フッ素重合体(B)とを含む溶融成形性フッ素樹脂からなるフィルムの場合、フィルムの耐薬品性がさらに向上する。含フッ素重合体(B)の含有量は含フッ素共重合体(A)の100質量部に対して10〜5000質量部が好ましく、50〜3000質量部がより好ましく、100〜1000質量部が最も好ましい。含フッ素重合体(B)の含有量が少なすぎると耐薬品性の向上の効果が充分でなく、多すぎると他材料との接着性が充分でない。本発明のフッ素樹脂フィルムが上記含フッ素共重合体(A)と他の成分からなる溶融成形性の組成物である場合、フッ素樹脂以外の溶融成形性合成樹脂や樹脂以外の添加剤の含有量は、含フッ素共重合体(A)の100質量部に対して0.1〜50質量部が好ましい。含フッ素共重合体(A)以外の成分を含む上記溶融成形性フッ素樹脂の成形条件は、前記含フッ素共重合体(A)の成形条件に準じて設定することが好ましい。
本発明の積層体は、上記フッ素樹脂フィルムの層を含有する積層体である。該積層体は、含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂(以下、溶融成形性フッ素樹脂(A)という。)と含フッ素共重合体(A)以外の溶融成形性合成樹脂(以下、溶融成形性合成樹脂(C)という。)とを共押出し成形してなる積層体、又は溶融成形性フッ素樹脂(A)を基材の表面に押出しラミネートしてなる積層体が好ましい。
溶融成形性フッ素樹脂(A)と溶融成形性合成樹脂(C)とを共押出し成形する方法において、溶融成形性フッ素樹脂(A)と溶融成形性合成樹脂(C)とは、2機以上の押出機の吐出口から吐出され、溶融状態で接触しつつダイを通り積層体に成形される。共押出し温度は、溶融成形性フッ素樹脂(A)及び溶融成形性合成樹脂(C)の融点及び分解温度により適宜調節される。スクリュー温度は100〜400℃が好ましく、ダイ温度は150℃〜400℃が好ましい。スクリュー回転数は特に限定されないが10〜200回転/分が好ましい。得られる積層体は、通常フィルム状又は板状であることが好ましい。
溶融成形性合成樹脂(C)としては、非フッ素系の溶融成形性合成樹脂や含フッ素共重合体(A)以外のフッ素系の溶融成形性合成樹脂が挙げられる。具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン;ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、エチレン/クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/ビニリデンフルオライド共重合体(THV)、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)等のフッ素樹脂;ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミドMXD6(半芳香族系ポリアミド)等のポリアミド;ポリ(エチレン/酢酸ビニル)、ポリ(酢酸ビニル)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ(エチレン/ビニルアルコール)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリオキシメチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリアリレート等が挙げられる。
溶融成形性フッ素樹脂(A)を基材の表面に押出しラミネートする方法において、押出され溶融状態の溶融成形性フッ素樹脂(A)のフィルムが基材と接触することによりフィルムと基材が強固に接着する。押出し温度は溶融成形性フッ素樹脂(A)の融点及び分解温度により適宜調節される。スクリュー温度は100〜400℃が好ましく、Tダイ温度は150℃〜400℃が好ましい。スクリュー回転数は特に限定されないが10〜200回転/分が好ましい。溶融成形性フッ素樹脂(A)の押出機内の滞留時間は1〜20分が好ましい。
押出しラミネートに用いられる基材の材料としては、前記溶融成形性合成樹脂(C)に加えて、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料、ガラス、セラミックス等無機材料、ポリテトラフルオロエチレン、木材等が挙げられる。基材の形状としては、フィルムに加えて、板、シート、織物、不織布等の形状が使用できる。得られる積層体は、積層フィルムに加えて、板、シート、織物、不織布等の基材との積層体である。
本発明の積層体は、また、あらかじめ製造された本発明のフッ素樹脂フィルムを基材に積層して得られる積層体であってもよい。この場合の積層方法としては、加熱した基材の表面にフッ素樹脂フィルムを接触させ、フッ素樹脂フィルムを基材に融着させる方法が好ましい。基材の加熱温度は溶融成形性フッ素樹脂(A)の融点以上、分解温度以下の範囲に調節するが、通常150℃〜400℃が好ましい。また、基材と接触させる前にフィルム表面をコロナ放電処理等の方法で表面処理すると、接着性がされに向上するので好ましい。基材としては鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料、ガラス、セラミックス等の無機材料、ポリイミド等の耐熱性高分子等が挙げられる。この場合には、種々の形状の基材を用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
[合成例1]
内容積が94リットルの撹拌機付き重合槽を脱気し、1−ヒドロトリデカフルオロヘキサンの71.3kg、1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(旭硝子社製、AK225cb、以下、AK225cbという。)の20.4kg、CH=CH(CFFの562g、IAHの4.45gを仕込み、重合槽内を66℃に昇温し、TFE/Eのモル比で89/11のガスで1.5MPa/Gまで昇圧した。重合開始剤としてtert−ブチルペルオキシピバレートの0.7%濃度の1−ヒドロトリデカフルオロヘキサン溶液の1Lを仕込み、重合を開始させた。重合中圧力が一定になるようにTFE/Eの60/40モル比のモノマー混合ガスを連続的に仕込んだ。また、重合中に仕込むTFEとEの合計モル数に対して3.3モル%に相当する量のCH=CH(CFFと0.5モル%に相当する量のIAHを連続的に仕込んだ。重合開始9.9時間後、モノマー混合ガスの7.28kgを仕込んだ時点で、重合槽内温を室温まで降温するとともに常圧までパージした。
得られたスラリ状の含フッ素共重合体(A)1を、水の77kgを仕込んだ200Lの造粒槽に投入し、撹拌下105℃まで昇温して溶媒を留出除去しながら造粒した。得られた造粒物を150℃で15時間乾燥することにより、6.9kgの含フッ素共重合体(A)1の造粒物1が得られた。
溶融NMR分析、フッ素含有量分析及び赤外吸収スペクトル分析の結果から、テトラフルオロエチレンに基づく重合単位/CH=CH(CFFに基づく重合単位/無水イタコン酸に基づく重合単位/エチレンに基づく重合単位が96.2/3.3/0.5/64.2(モル比)であった。含フッ素共重合体(A)1のQ値は28mm/秒、融点は240℃であった。
[実施例1]
含フッ素共重合体(A)1の造粒物1をスクリュー径30mmの1軸押出機を用いてバレル温度280℃、ダイ温度300℃で押出したペレット1を作成した。このペレット1をスクリュー径30mmの1軸押出機を用いて、Tダイ温度300℃で成形して、ロールに巻き取り、厚さ50μm、幅15cmのフッ素樹脂フィルム1を得た。フッ素樹脂フィルム1の引張破断強度は45MPa、引張破断伸度は350%であった。
[実施例2]
下層を成形するシリンダにポリカーボネートのペレットを供給し、上層を成形するシリンダにペレット1を供給し、それぞれシリンダの輸送ゾーンに移送させた。ポリカーボネートのペレット、ペレット1の輸送ゾーンにおける加熱温度をそれぞれ240℃、270℃とした。共ダイの温度を270℃として2層共押出しを行い、2層積層フィルムを得た。積層フィルムの厚さは100μm、幅は15cmであった。含フッ素共重合体(A)1の層の厚さは50μm、ポリカーボネート層の厚さは200μmであり、両層の剥離強度は50N/cmであり、強固に接着していた。得られた積層フィルムは、外装材、内装材、屋根材、膜構造物用フィルム等に用いられる。
[実施例3]
実施例1のフッ素樹脂フィルム1を、300℃に加熱した厚さ0.2mm、幅15cmの鋼板に接触させて融着させ、フッ素樹脂フィルム1と鋼板との積層体を得た。鋼板とフッ素樹脂フィルム1は強固に接着していて剥離強度は55N/cmであった。この積層体を1N塩酸に浸し、100℃で1週間保持した。浸漬後、フッ素樹脂フィルムの外観に変化なかった。フッ素樹脂フィルムと鋼板との剥離強度は45N/cmであり、強固に接着していた。浸漬後、フッ素樹脂フィルムを融着しなかった側の鋼板表面は腐食が激しかったが、フッ素樹脂フィルムを融着した側の鋼板表面はほとんど腐食がなかった。このように鋼板にフッ素樹脂フィルム1をラミネートした積層板は、耐腐食性に優れることから、調理用器具の保護版、飲料用の缶材料、加湿器の蒸気出口部位等に用いられる。
[実施例4]
実施例1のペレット1をスクリュー径30mmの1軸押出機を用いて、Tダイ温度310℃で押出し成形し、厚さ30μm、幅13cmのフッ素樹脂フィルム2とし、フッ素樹脂フィルム2が溶融状態の時に幅20cmの鋼板の表面に接触させる押出しラミネーションを行った。鋼板とフッ素樹脂フィルム2とは強固に接着し、その剥離強度は45N/cmであった。鋼板にフッ素樹脂フィルム2を押出しラミネーションしてなる積層体は、調理器具の保護版、飲料用の缶材料、加湿器の蒸気出口部位等に用いられる。
本発明のフッ素樹脂フィルム及び積層体の用途としては、ステンレス鋼シートとの積層体からなる飲料用缶材料、調理器具表面保護板、内外装用の化粧板保護フィルム、加湿器の蒸気出口部品被覆フィルム、ポリカーボネート等との積層板からなる外装材及び屋根材、ウレタン樹脂又はガラスクロス等との積層体からなるベルト、アラミド織布等との積層体からなる気球材料、ポリアミド、エチレン酢酸ビニル樹脂、ゴム等との積層体からなる膜構造物用フィルム、アルミシートとの積層体からなる太陽電池用表面材料、アルミ箔等との積層体からなるヒートシール包装材料、食品及び医療品包装用多層フィルム、ホワイトボード用多層フィルム、高速道路防音壁用保護フィルム、ポリエチレンテレフタレート等との積層体からなる離型フィルム、シャワー遮蔽カーテン用積層フィルム、輸液バック及び血液バック用積層フィルム、壁紙用積層フィルム、耐熱パウチ用フィルム、合わせガラス中間膜、農業ハウス用フィルム、接着用フィルム、ゴム栓用耐薬品性被覆フィルム、低誘電率のフレキシブルプリント基板用フィルム、太陽電池用保護フィルム等が挙げられる。

Claims (5)

  1. テトラフルオロエチレン及び/又はクロロトリフルオロエチレンに基づく重合単位(a)、フッ素モノマー(ただし、テトラフルオロエチレン及びクロロトリフルオロエチレンを除く。)に基づく重合単位(b)、及びイタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸及び無水シトラコン酸からなる群から選ばれる1種以上に基づく重合単位(c)を含有し、((a)+(b)+(c))に対して(a)が50〜99.8モル%、(b)が0.1〜49.99モル%、(c)が0.01〜5モル%であり、容量流速が0.1〜1000mm/秒である含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂を成形してなるフッ素樹脂フィルム。
  2. 前記含フッ素共重合体(A)が、さらに非フッ素含有モノマーに基づく重合単位(d)を含有し、(d)の含有量が((a)+(b)+(c))/(d)のモル比で100/5〜100/100である請求項1に記載のフッ素樹脂フィルム。
  3. 請求項1又は2に記載のフッ素樹脂フィルムの層を含有する積層体。
  4. 前記含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂と含フッ素共重合体(A)以外の溶融成形性合成樹脂とを共押出し成形してなる請求項3に記載の積層体。
  5. 前記含フッ素共重合体(A)を含む溶融成形性フッ素樹脂を基材の表面に押出しラミネートしてなる請求項3に記載の積層体。
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