JP2005022306A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不具合画像が発生した際に、そのプリントや画像ファイルがあれば、ログの取得等を行うことなく不具合画像の解析を正確に行うことができる画像形成方法および画像形成装置を提供する。
【解決手段】入力された画像に画像処理を施して出力する画像形成において、前記出力する画像に対応付けして、画像の不具合を解析できる解析情報を記録することにより、前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルの画像処理を伴う画像形成の技術分野に属し、詳しくは、画像に不具合が発生した際に、その原因を的確に解析して、トラブルに対する迅速かつ適正に対応を可能にする画像形成方法および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルムに撮影された画像や反射原稿の画像をスキャナによって光電的に読み取って得られた画像データや、デジタルカメラ等で撮影した画像の画像データをを写真プリンタやインクジェットプリンタ等の各種のプリントとして出力し、あるいは、液晶ディスプレイ等のディスプレイに表示する際に、適正な画像を得るために、階調変換、色/濃度補正、シャープネス処理、画像(画像データ)の入力元や出力先に応じた色補正など、各種の画像処理が行われる。
【0003】
このような画像処理を施して出力した画像が不適正であった場合の解析(不具合画像の解析)は、通常、画像処理装置等の稼働状況等を記憶したログを取得して、これを解析することによって行われる。
例えば、画像入力装置や画像処理装置には、通常、ログ取得モードが設定されており、これを利用して、ログを取得し解析が行われている。ところが、ログ所得モード(常にログを取得する状態)では、処理が遅くなってしまう。そのため、通常は、ログ取得モードでは無い状態で装置を稼働して、不具合画像が発生した際にログ取得モードとして、ログを取得して解析を行うのが一般的である。
しかしながら、この方法では、発生した不具合が再現性の低いものである場合には、解析が極めて困難であるという問題がある。
【0004】
また、ログは、通常、画像処理装置等を構成するコンピュータ上のファイルとして記録されるため、出力された不具合画像との照合が困難である。
しかも、ログを取得するためには、装置を使用する一般のユーザにログ取得の操作を行ってもらう必要があり、その実行が困難であるという問題があり、また、サービスマン等がログ取得の操作を行うためには、装置の設置位置まで出向く必要があり、手間と時間がかかる。
【0005】
他方、特許文献1や特許文献2には、電子透かし技術を用いてプリント中に画像処理の情報を記録することが開示されており、写真プリンタでは、記録が義務付けられているバックプリント(裏印字)に、処理条件を記録することが行われている。
これらの情報を用いることにより、目的画質の確保、画像の改ざん防止、同時プリントと再プリントの一致などを図ることができる。しかしながら、情報量が少なすぎて、不具合画像の解析を行うことはできない。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−218222号公報
【特許文献2】
特開2002−314797号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、不具合画像が発生した際に、そのプリントや画像ファイルがあれば、ログの取得等を行うことなく不具合画像の解析を正確に行うことができ、これにより、トラブルに対して適正かつ迅速に対処することを可能にする画像形成方法および画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の画像形成方法は、入力された画像に画像処理を施して出力する画像形成において、前記出力する画像に対応付けして、画像の不具合を解析できる解析情報を記録することを特徴とする画像形成方法を提供する。
【0009】
また、本発明の画像形成装置は、入力された画像に画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段が処理した出力画像に対応付けして、画像の不具合を解析できる解析情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0010】
このような本発明において、前記解析情報として、前記入力された画像に施した画像処理を再現できる情報を記録するのが好ましく、また、この際には、少なくとも前記入力画像の供給源、前記入力画像の解析結果、指示された画像処理条件、および画像処理を施した画像の出力先に応じて作成される、実施する画像処理およびその順序、ならびに実施する画像処理の画像処理パラメータを記述してなる画像処理スクリプトを作成し、この画像処理スクリプトに応じて前記画像処理を行うものであり、前記画像処理を再現できる情報として、この画像処理スクリプト、および、画像処理スクリプトを作成するための情報の少なくとも一方を記録するのが好ましく、さらに、前記画像処理を施した画像をハードコピーとして出力するものであり、前記解析情報を、出力するハードコピーの表面および裏面の少なくとも一方に記録するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成方法および画像形成装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0012】
図1に、本発明の画像形成方法を実施する本発明の画像形成装置の一例の概念図を示す。
図示例において、画像形成装置10は、入力装置16から入力画像(入力画像データ)を受け取り、画像処理を施して出力するものであって、基本的に、画像処理装置12と出力装置14とを有して構成される。後述するが、この画像形成装置10は、一例として、印画紙Sを出力画像(その画像データ)に応じて変調した光ビームで像様に露光して、湿式の現像処理を施して写真プリントとして出力する、デジタルの写真プリンタである。
【0013】
本発明の画像形成装置10において、入力画像を供給される入力装置16には特に限定はなく、各種の画像データの供給手段が利用可能である。
一例として、写真フィルムに撮影された画像を光電的に読み取るフィルムスキャナ; ポスターや写真等の反射原稿の画像を光電的に読み取る反射原稿スキャナ; デジタルカメラ(以下、DSCとする)、ビデオカメラ、撮影機能付きの携帯電話等の撮像媒体; DSCで撮影した画像データ等を記憶するxD−ピクチャーカードTM、スマートメディアTM、CD−Rなどの記録媒体の読取装置; パーソナルコンピュータ(PC)などのコンピュータ; 等が例示される。
また、本発明の画像形成装置10は、複数の入力装置16に対応してもよいのは、もちろんである。
【0014】
画像処理装置12は、基本的に、画像処理部20と、スクリプト生成部22と、ユーザインターフェイス24(以下、User−I/F24とする)とを有して構成される。
画像処理装置12において、入力装置16からの入力画像は、画像処理部20およびスクリプト生成部22に供給される。なお、画像処理装置12においては、前記両者への供給に先立ち、必要に応じて、入力画像にDCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正、Log変換等の各種の処理を行ってもよい。
【0015】
画像処理部20は、後述するスクリプト生成部22から転送される画像処理スクリプトを解釈して、画像処理用ハードウエアであるDSP(Digital Signal Processor)による処理や、PCを利用した主にソフトウエアによる処理等によって、入力画像に対して、前記解釈した画像処理スクリプトに応じた画像処理を行い、出力画像(出力装置14による画像出力に対応する画像データ)とするものである。
画像処理部20で行う画像処理には、特に限定はなく、各種の画像処理が可能である。一例として、入力装置16に対応する入力色補正、シャープネス処理、電子変倍処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した濃度ダイナミックレンジの伸長/圧縮)、赤目補正、ソフトフォーカス処理やモノトーン処理などの特殊処理、テンプレート合成などの画像合成、出力装置14に対応する出力色補正等が例示される。
画像処理部20において、これらの画像処理は、各種の演算、LUT(ルックアップテーブル)、MTX(マトリクス)、フィルタ、マスク等を用いた公知の方法で行えばよい。
【0016】
User−I/F16は、ディスプレイ、マウスやキーボード等を有して構成される、GUI(Graphical User Interface)等を利用する公知のユーザインターフェイスである。
画像処理装置12においては、ユーザ(オペレータ)によるUser−I/F16の操作によって、C(シアン),M(マゼンタ)およびY(イエロー)の各キーを用いた色調整、濃度(D)キーを用いた濃度調整、シャープネスキーを用いたシャープネス強度の調整、特殊処理などの各種のモードのon/off等の各種の画像処理条件が入力される。
【0017】
スクリプト生成部22は、入力装置16および出力装置14の情報、入力画像の画像解析、User−I/F24によって入力された画像処理条件等に応じて、実施する画像処理、画像処理の順序、画像処理パラメータ等を記述してなる画像処理スクリプト(以下、スクリプトとする)を生成するものである。
【0018】
なお、前述のように、画像処理装置12においては入力装置16からの入力画像は、画像処理部20およびスクリプト生成部22に供給される。
ここで、入力装置16がフィルムスキャナ等で、出力画像を得るための画像読取(ファインスキャン)に先立ち、画像を低解像度で読み取るプレスキャンを行う装置である場合には、プレスキャンによる画像データ(プレスキャンデータ)をスクリプト生成部22に、ファインスキャンの画像データ(ファインスキャンデータ)を画像処理部20に、それぞれ入力画像として供給する。
他方、入力装置50がDSC等であり、出力画像に応じたサイズ(画素数)の画像データのみが供給される場合には、これを入力画像として画像処理部20およびスクリプト生成部22の両者に供給し、スクリプト生成部22は、入力画像を間引いて前記プレスキャンデータに対応するサイズとし、これを自身が処理する入力画像とする。
【0019】
一例として、スクリプト生成部22は、供給された入力画像の画像解析、User−I/F24で入力された各種モードのon/offや仕上がり指示(画像の色/濃度、シャープネス強度など)等の画像処理条件、入力装置16および出力装置14の情報から、実施する画像処理および画像処理の順番を設定し、また、スクリプト生成のための元データ(図2参照 以下、スクリプト元データとする)を生成し、さらに、このスクリプト元データを用いて実施する画像処理の画像処理パラメータ(以下、パラメータとする)を設定して、スクリプトを作成する。
【0020】
なお、検定(検定画像(仕上がり予想画像)を用いた画像の確認)を行う場合には、スクリプト生成部22は、スクリプト元データを作成した時点で、これに応じた表示用のパラメータを生成し、入力画像を処理して検定画像をUser−I/F24のディスプレイに表示する。
オペレータによる、User−I/F24を用いた検定画像の色/濃度調整やシャープネス強度の調整(画像処理条件の入力や変更)等が行われると、スクリプト生成部22は、それに応じてスクリプト元データおよび表示用パラメータを補正し、かつ、検定画像もこれに応じて調整し、検定OKとなった際のスクリプト元データを用いて、パラメータを設定してスクリプトを生成する。
【0021】
図2に、スクリプトの一例を概念的に示す。図2においては、一例として、入力色補正、シャープネス処理、および出力色補正の3つの画像処理を行うスクリプトを例示する。
入力色補正は、入力装置50の機種等に応じた処理を行って、入力画像を所定の色空間の画像とするものであって、図示例においては、一例として、LUTによる処理、MTX演算、再度のLUTによる処理によって行う。
シャープネス処理は、一例として、フィルタを用いた周波数分離、輝度成分の抽出、シャープネスゲイン(係数)を用いた所定成分の強調等によって、画像を鮮鋭化するもので、シャープネスゲインを変更することにより、鮮鋭化の強度を調整する。
出力色補正は、出力画像を出力装置14に対応する色空間とするもので、パラメータは出力先に応じて一義的に決定される。図示例においては、一例として、パラメータとして3D(三次元)−LUTを用いて出力色補正を行う。
【0022】
従って、スクリプト生成部14は、図2に示すように、入力色補正を行うためのパラメータであるLUT、MTXおよびLUT、シャープネス処理のパラメータである強度、出力色補正のパラメータである3D−LUTを記述してなるスクリプトを生成する。
【0023】
具体的には、スクリプト生成部22には、入力装置16に応じたLUT生成係数および補正MTX、ID(識別情報)を付与された基本LUT等を記憶している。スクリプト生成部22は、供給された入力装置16の情報、画像解析結果、User−I/F16によって入力された色調整や濃度調整等の画像処理条件等に応じて、LUT生成係数の選択や演算、MTXの選択、選択する基本LUTの選択等を行い、図2に示すように、LUT生成係数、MTX、および基本LUTのIDをスクリプト元データとして生成する。スクリプト生成の際には、このスクリプト元データを用いて、入力色補正を行うパラメータであるLUT/MTX/LUTを作成し、スクリプトに記述する。
また、スクリプト生成部22は、デフォルトの設定値、画像解析結果、およびUser−I/F24によって入力されたシャープネスキー調整の少なくとも1つに応じて、スクリプト元データとしてシャープネスゲインを設定し、スクリプト作成の際に、これをシャープネスのパラメータとしてスクリプトに記述する。
さらに、スクリプト生成部22は、対応する出力装置14に応じて、予め幾つかの出力色補正用の3D−LUTをダウンロードして、ID(識別情報)に対応付けして所定の記憶手段に記憶している。スクリプト生成部22は、例えばUser−I/F24で入力された出力装置14(画像出力先)の指示に応じて、出力装置14に対応する3D−LUTのIDをスクリプト元データとして生成する。スクリプト生成の際には、記憶手段から、このIDに応じた3D−LUTを読み出して、出力色補正のパラメータとしてスクリプトに記述する。
【0024】
なお、図2では、本発明の構成および効果を明瞭にするため、パラメータのみを示すが、スクリプトには、実行する画像処理、画像処理の順序、メモリからの画像データの読み込み指示、メモリへの画像データの書き込み指示、各処理の関連付け等、各コマ毎の画像処理の実施に必要な各種の情報が記述される。
さらに、画像処理装置10で実行する画像処理は、入力色補正、シャープネス処理および出力色補正に限定はされず、前述の各種の画像処理が実行可能であり、その際には、スクリプトには実施する画像処理のパラメータが記述されるのは、もちろんのことである。
【0025】
このようにしてスクリプトを生成したら、スクリプト生成部22は、スクリプトを画像処理部20に転送する。
スクリプトを転送された画像処理部20は、前述のように、スクリプトを解釈して、対応する入力画像に対して、スクリプトに記述された画像処理を、記述された順番およびパラメータで行い、出力画像として対応する出力装置14に出力する。
【0026】
また、画像処理装置12は、出力画像を出力装置14に供給したら、この出力画像に対応付けして、不具合画像(異常画像、不適正画像)が発生した際の解析に用いる情報(以下、解析情報とする)として、対応するスクリプトをスクリプト生成部22から出力装置14の所定部位(図示例では、後述する裏印字部40の記録制御手段60)に供給する。後に詳述するが、スクリプトが分かれば、不具合画像が生じた際に、その画像に対して行った画像処理を完全に再現できるので、不具合画像の解析を好適に行うことができる。
なお、スクリプトは、データ量が多く、後述する出力装置14で記録可能な解析情報のデータ量を超えてしまう可能性もある。そのため、スクリプトに記述するパラメータに変えて、スクリプトに記述するパラメータの生成に使用したスクリプト元データを解析情報に利用してもよい。スクリプト元データであっても、パラメータ生成のためのアルゴリズムが既知であれば、スクリプト(すなわち、実施した画像処理)を再現することができる。
【0027】
なお、本発明に応じて、解析情報はスクリプトに限定はされず、不具合画像の解析が可能な情報、好ましくは、施した画像処理が再現できる情報であれば、各種の情報が利用可能であり、前述のスクリプト以外にも、画像処理装置12のログデータ、画像処理部20で処理を行ったDSPの情報などのハードウエア情報等、さらには、User−I/F24を用いて、C,M,YおよびD、シャープネスなどの各キーによって入力された画像処理条件等の中から選択される1以上が例示される。
中でも特に、画像処理をより確実かつ好適に再現できる等の点で、解析情報には、少なくとも、スクリプト(もしくは、パラメータに変えてスクリプト元データとしたもの)を含むのが好ましい。
【0028】
前述のように、画像形成装置10はデジタル写真プリンタであって、出力装置14は、画像データに応じて変調した記録光によって印画紙を像様露光して潜像を形成し、湿式の現像処理を施して写真プリントとして出力するものである。
なお、本発明は、写真プリンタに限定されるものではなく、入力画像(画像データ)に画像処理を施して、出力画像(ハードコピー、画像データ、ソフトコピー等)として出力する各種の画像形成に利用可能である。従って、出力装置14はとしては、これ以外にも、インクジェットプリンタや電子写真プリンタなどの各種プリンタ; CD−RやMDなどの記録媒体に画像データ(画像ファイル)を記録する記録手段、LCD(液晶ディスプレイ)やCRTなどのディスプレイ等が利用可能である。
また、複数の出力装置14を有し、出力先を選択可能にしてもよいのは、もちろんであり、1つの入力画像について、複数の出力装置14に出力画像を出力するようにしてもよい。
【0029】
画像形成装置10にいて、出力装置14は、一例として、図3に示すような焼付装置30で印画紙S(感光材料)を像様露光して潜像を形成し、図4に示すような現像装置32で所定の湿式処理を行って、写真プリントとして出力するものである。
【0030】
焼付装置30は、長尺な印画紙Sを作成するプリントに応じた所定長に切断してカットシートとした後に、バックプリントの記録(裏印字)、印画紙Sの露光(潜像の記録)等を行って、現像装置32に供給する装置で、基本的に、供給部34と、第1搬送部36と、第2搬送部38と、裏印字部40と、露光部42と、振分部44とを有して構成される。
なお、焼付装置30の各構成部位には、図示した部材以外にも、搬送ローラ対、ガイド板、ガイドローラ等の印画紙Sの搬送手段や搬送ガイド、センサ等の各種の部材が、必要に応じて配置されている。
【0031】
焼付装置30において、供給部34は、2つの装填部46と、カッタ48と、搬送ローラ対50とを有して構成される。
装填部46は、長尺な印画紙Sを記録面を外側にしてロール状に巻回してなる感光材料ロールを、遮光性の筐体に収納してなるマガジン54が装填される。マガジン54は、印画紙Sを送り出す送出ローラ対56を内蔵しており、かつ、装填部46は、マガジン54の外部で送出ローラ対56の回転軸に係合して回転し、送出ローラ対56によって印画紙Pを送出させる駆動手段を有する。
送出ローラ対56による印画紙Sの搬送(送出)は、対応するカッタ48より下流に搬送された印画紙Sが作成する写真プリントに応じた長さになった時点で停止する。次いで、カッタ48が作動して、印画紙Sを切断して、切断後、対応する搬送ローラ対50が、印画紙Sを下流に搬送する。
【0032】
下方の装填部46の搬送ローラ対50によって搬送された印画紙Sは、第1搬送部36および第2搬送部38によって、他方、上方の装填部46の搬送ローラ対50によって搬送された印画紙Sは第2搬送部38によって、共に、露光部42に搬送される。
第1搬送部36および第2搬送部38は、共に、多数の搬送ローラ対や搬送ガイド(図示省略)を有して構成される、公知のシート体の搬送手段である。
【0033】
第2搬送部38の途中には、裏印字部40が配置される。裏印字部40は、印画紙Sの非乳剤面(=裏面)に、写真プリントで規格化されている、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)する部位で、バックプリントを記録するインクリボンプリンタ58と、インクリボンプリンタ58に記録を行わせる記録制御手段60とを有する。なお、バックプリントの記録方法は、インクリボンプリンタに限定はされず、公知の方法が各種利用可能である。
ここで、図示例の画像形成装置10においては、記録制御手段60には、バックプリントの情報に加え、前記画像処理装置12のスクリプト生成部22から、不具合画像の解析に用いる解析情報としてのスクリプトが供給されており、裏印字部40は、コマ番号等のバックプリントとして規定される事項に加え、解析情報も裏面に記録する。
【0034】
解析情報の記録方法には、特に限定はなく、各種の方法が利用可能であるが、図示例においては、好適な一例として、解析情報を二次元バーコード化して、裏面に記録する。
二次元バーコードを利用することにより、大容量のデータを記録することが可能になるので、スクリプトなど、不具合画像の解析を好適に行うことができる、十分な解析情報を記録を記録できる。なお、解析情報の記録は、二次元バーコードを利用するのに限定はされず、解析情報そのものを列記してもよく、各種の方法でコード化、符号化、暗号化等を行って記録してもよい。
【0035】
本発明において、画像を写真プリントのようなハードコピーとして出力する場合の解析情報の記録方法は、ハードコピーの裏面(画像記録面の逆面)に限定はされず、表面に解析情報を記録してもよい。この際には、一例として、後述する露光時などに、電子透かしを用いて出力する画像中に解析情報を埋め込む方法が例示される。なお、電子透かしを用いた情報記録方法は、前述の特許文献1(特開2002−218222号公報)や特許文献2(特開2002−314797号公報)に記載される方法等、公知の方法が各種利用可能である。あるいは、後述する露光時に、表面の処理位置に解析情報を露光して、プリント中に可視像としての解析情報を組み込んでもよい。
不可視インクを用いて解析情報を記録する方法も好適であり、この際には、解析情報は表面に記録しても、裏面に記録しても、両面に記録してもよい。この際における解析情報の記録タイミングには、特に限定はなく、装置構成や用いる不可視インク等に応じて、適宜、決定すればよい。
さらに、インデックスプリントを作成する場合であれば、サムネイル画像のそれぞれの裏面および/または表面に、前述のようにして各画像の解析情報を記録するようにしてもよい。
【0036】
前述のように、第2搬送部38は、バックプリントを記録した印画紙Sを露光部42に搬送する。
露光部42は、画像処理装置12(画像処理部20)から供給された出力画像(出力画像の画像データ)に応じて変調した光ビームLによって印画紙Sを像様に露光して、潜像を形成する部位であり、露光ユニット64と、副走査搬送手段としての走査搬送ローラ対66aおよび66bを有して構成される。
【0037】
露光ユニット64は、R(赤)露光に対応する光ビーム、G(緑)露光に対応する光ビーム、およびB(青)露光に対応する光ビームの三種の光ビームLを出力画像に応じて変調して、主走査方向(図3紙面と垂直方向)に偏向し、所定にの記録位置に入射するものである。他方、走査搬送ローラ対66aおよび66bは、主走査方向と直交する副走査方向に前記記録位置を挟んで配置され、印画紙Sを記録位置に位置しつつ、副走査方向に走査搬送する。
前述の様に、変調された光ビームLは主走査方向に偏向されているので、副走査方向に搬送される印画紙Sは、出力画像に応じて変調された光ビームLによって全面を二次元的に走査露光され、出力画像の潜像が記録される。
【0038】
露光部42の下流には、現像装置32の処理能力を向上するため、サイズに応じて、印画紙Sを複数列に振り分ける振分部44が配置されている。
振分部18は、ベルトコンベア68と、振分装置70と、供給ローラ対72とから構成される。
露光部42で潜像を記録された印画紙Sは、ベルトコンベア68に排出・載置されて搬送され、所定位置まで搬送されると、振分装置70の吸盤ユニット70aに吸着され、吸盤ユニット70aの上昇により持ち上げられ、下流側斜め横方向に搬送されて振り分けられ、吸盤ユニット70aの下降および吸着開放により再度ベルトコンベア68に載置され、そのまま搬送されて供給ローラ対72に供給される。
【0039】
現像装置32は、通常の写真プリンタの現像装置と同様に、潜像を記録した印画紙Sに、所定の現像処理を施して、乾燥して、仕分けするもので、現像処理部74および乾燥/ソート部76を有して構成される。
【0040】
現像処理部74は、潜像を形成された印画紙Sに湿式の現像処理を施すもので、現像槽78、漂白・定着槽80、水洗槽82(82a,82b,82c)を有する。現像処理部74は、焼付装置30から供給された印画紙Sを、搬送しつつ各槽に、順次、浸漬して、現像、漂白・定着、および水洗の各処理を施す。
現像処理を終了した印画紙Sは、搬送部139を経て乾燥/ソート部76に搬送する。
【0041】
乾燥/ソート部76は、乾燥部86とソータ88とを有する。
乾燥部86は、現像を終了した印画紙Sを搬送ローラ対等の公知の搬送手段によって搬送しつつ、例えば温風等によって乾燥し、写真プリント(仕上がりプリント)として、所定の排出口からソータ88に排出する。
ソータ142は、上下方向に配列された複数の棚(ビン)を有する公知のソータであり、各棚が乾燥部86からの排出口に対応するように、公知の手段で上下動される。ソータ88は、例えば、空の状態で最下段の棚が乾燥部140からの排出口に対応する位置となっており、一件単位(通常はフィルム1本)もしくは指定枚数単位で下方に移動して、棚を一段ずつ排出口に対応させることにより、写真プリントを各棚に仕分けして排出する。
【0042】
ここで、画像形成装置10(写真プリンタ)は、本発明にかかるものであり、前述のように、写真プリントの裏面には、解析情報として、二次元バーコード化したスクリプトが記録されている。
従って、写真プリントに記録した画像が不具合画像や異常画像であった場合に、二次元バーコードを読み取って、スクリプトを再生することにより、この画像(出力画像)に施した画像処理(実施した画像処理の種類、画像処理の実施順、パラメータ等)を再現することができる。そのため、本発明によれば、ログデータと画像との対応付け等を行う必要なく、不具合画像となった写真プリント(出力画像)さえあれば、不具合画像の原因となっている画像処理、異常なパラメータを生成している部位、動作不良を起こしている部位など、不具合画像の解析を好適に行って、不具合の発生原因を好適に検出することができ、トラブルの処理を迅速かつ適正に行うことができる。
【0043】
以上の例では、画像処理を施した画像の出力を写真プリント(ハードコピー)の出力として行ったが、本発明は、これに限定はされず、画像処理済の画像の出力は、画像データやソフトコピー等の各種の形態が可能であるのは、前述のとおりである。
【0044】
例えば、出力装置14をCD−RやMDなどの記録媒体へのデータ記録手段として、画像処理を施した画像の出力を記録媒体への画像データ(画像ファイル)の記録で行う場合には、画像ファイルのヘッダやExifファイルの未使用のAPP(アプリケーションマーカセグメント)などの任意な情報記録が許可されている記録領域等にスクリプトなどの解析情報を記録すればよい。
また、ディスプレイを出力装置14として、画像処理を施した画像の画像表示(ソフトコピーとして出力)する際には、画像データと共に解析情報を対応付けして表示の制御手段(例えば、PC等)に出力し、例えば、GUI等の公知の手段を用いて、所定のタブやボタン等を指定することにより、必要に応じてスクリプトなどの解析情報を表示するようにしてもよい。
【0045】
以上、本発明の画像形成方法および画像形成装置について、詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の変更や改良を行ってもよいのは、もちろんである。
例えば、解析情報の記録は、全ての出力画像に対して常時行うようにしてもよく、あるいは、デバックモード等を設けて、必要時のみに記録するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、不具合画像が発生した際に、そのプリントや画像ファイルがあれば、ログの取得等を行うことなく不具合画像の解析を正確に行うことができ、これにより、トラブルに対して適正かつ迅速に対処することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を実行する画像形成装置の一例の概念図である。
【図2】画像処理スクリプトを説明するための概念図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の出力装置の焼付装置の概念図である。
【図4】図1に示す画像形成装置の出力装置の現像装置の概念図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 画像処理装置
14 出力装置
20 画像処理部
22 スクリプト生成部
24 User−I/F(ユーザインターフェイス)
30 焼付装置
32 現像装置
34 (感光材料)供給部
36 第1搬送部
38 第2搬送部
40 裏印字部
42 露光部
44 振分部
46 装填部
48 カッタ
50 搬送ローラ対
52 マガジン
56 送出ローラ対
58 インクリボンプリンタ
60 記録制御手段
64 露光ユニット
66a,66b 走査搬送ローラ対
68 ベルトコンベア
70 振分装置
72 供給ローラ対
74 現像処理部
76 乾燥/ソート部
78 現像槽
80 漂白・定着槽
82 水洗槽
86 乾燥部
88 ソータ
S 印画紙

Claims (5)

  1. 入力された画像に画像処理を施して出力する画像形成において、
    前記出力する画像に対応付けして、画像の不具合を解析できる解析情報を記録することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記解析情報として、前記入力された画像に施した画像処理を再現できる情報を記録する請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 少なくとも前記入力画像の供給源、前記入力画像の解析結果、指示された画像処理条件、および画像処理を施した画像の出力先に応じて作成される、実施する画像処理およびその順序、ならびに実施する画像処理の画像処理パラメータを記述してなる画像処理スクリプトを作成し、この画像処理スクリプトに応じて前記画像処理を行うものであり、
    前記画像処理を再現できる情報として、この画像処理スクリプト、および、画像処理スクリプトを作成するための情報の少なくとも一方を記録する請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 前記画像処理を施した画像をハードコピーとして出力するものであり、前記解析情報を、出力するハードコピーの表面および裏面の少なくとも一方に記録する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 入力された画像に画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段が処理した出力画像に対応付けして、画像の不具合を解析できる解析情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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