JP2006171085A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】写真フィルムに撮影された画像やデジタルカメラ等で撮影された画像に、処理時間を要する高度な画像処理を施した場合にも、ファーストプリント時間を短縮することができ、しかも、高度な画像処理を施して高品位な画像を出力したことを、個々のプリント毎に、顧客が容易に知見可能なプリントを出力できるプリンタを提供する。
【解決手段】通常の裏印字に加えて、出力画像に施した画像処理に関する情報も裏印字する構成を備えるとともに、プリント用紙をカットするための情報を取得した時点でプリント用紙の供給を開始する構成とすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、写真プリントを作成するプリンタに関し、詳しくは、元画像データに赤目補正処理等の高品位な画像処理を施したことをプリントに明示するとともに、第1枚目のプリントを出力するまでの時間(ファーストプリント時間)を短縮することのできるプリンタに関する。
近年、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を露光してプリントとして出力するデジタルフォトプリンタが実用化されている。
デジタルフォトプリンタでは、フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って、画像をデジタルの画像データとして、画像の処理や感光材料の露光を行う。そのため、フィルムに撮影された画像のみならず、デジタルカメラ等で撮影された画像(画像データ)からも、プリントの作成を行うことができる。
また、前述のように、デジタルフォトプリンタでは、画像をデジタルの画像データとして扱うので、画像データを処理することによって画像処理(画像の補正や調整)を行うことができる。
そのため、従来のアナログ露光のプリンタ(フィルムの投影光で感光材料(印画紙)を露光するプリンタ)に比して、極めて高い自由度で色/濃度補正、階調補正、彩度補正等の画像処理を行うことができ、いわゆるオーバー露光やアンダー露光、逆行シーン等であっても、安定して高画質な画像を再生できる。
さらに、デジタルフォトプリンタであれば、シャープネス処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した画像ダイナミックレンジの調整による覆い焼き効果の付与)、赤目補正、周辺減光補正(撮影レンズの周辺減光による濃度ムラの補正)、収差補正(撮影レンズの収差による歪みの補正)、ゴミ傷消し処理(フィルムや撮影レンズに付着したゴミ等による欠損画像の補正)など、アナログ露光のプリンタでは、非常に高度な技術を要求される画像処理、極めて困難あるいは実質的に不可能な画像処理も、画像データの処理によって行うことができる。
色/濃度補正、階調補正、彩度補正などは、適正な画像を完成させるために最低限必要な処理である。すなわち、これらを行うことで、製品としてのプリントを仕上げることはできる。
これに対し、シャープネス処理、覆い焼き処理、赤目補正、周辺減光補正、収差補正、ゴミ傷消し処理等は、より高度な演算や解析が必要な、いわば高品位な画像処理である。したがって、これらの画像処理を行うことにより、デジタル露光の利点を十分に発揮した、高画質な画像を再生したプリントを出力することができるが、その反面、処理に時間が掛かり、かつ、高度なシステムが必要となる。
ところで、普通紙を用いるプリンタや、複写機等、各種の画像記録装置において、操作を開始してから第1枚目のプリント(記録紙)が出力されるまでの時間(ファーストプリント時間と呼ぶ)は、短い方が好ましい。
フォトプリンタにおいても、生産性の観点から、ファーストプリント時間は極力短い方が好ましい。
ここで、従来のデジタルフォトプリンタにおけるプリント作成処理およびファーストプリント時間について、簡単に説明する。
図9は、従来のデジタルフォトプリンタ100におけるプリント作成処理の流れを説明する図である。一般に、ミニラボシステム等のフォトプリンタは、画像データを取得してプリント画像データを作成する入力機102と、入力機102から供給された画像データからプリントを作成して出力する出力機104とから構成されており、入力機102と出力機104とが連動してプリント処理を行う。
フィルムに撮影された画像からプリントを作成する場合には、入力機102は、スキャナにセットされたフィルムに対し、まず、プレスキャンを行う。次に、このプレスキャン画像データから生成した検定画像(仕上がり予測画像)を検定画面に表示する。検定画像について検定が行われ、必要に応じて色や濃度などの修正が行われ、検定OK(出力指示)が入力されることによって、画像(プリント画像を得るための画像)が確定すると、続いて、ファインスキャンを行い、得られたファインスキャン画像データに、検定によって決定された補正条件で画像処理を施して「プリント画像データ」とし、出力機104へ出力する。
一方、デジタルカメラ等で撮影された画像(画像データ)からプリントを作成する場合には、入力機102は、その画像データを取り込み、取り込んだ画像データから低解像度の検定画像を生成して検定画面に表示する。この検定画像に対して検定が行われ、必要に応じて色や濃度などの修正が行われる。検定OK(出力指示)が入力されることによって、画像が確定すると、続いて、取り込んだ画像データに、検定によって決定された補正条件で画像処理を施して「プリント画像データ」とし、出力機104へ出力する。
また、フィルムから画像データを得る場合および画像データを取り込む場合のどちらにおいても、入力機102は、検定によって画像が確定すると、その修正情報を基に、プリントの裏印字(バックプリント)のための「裏印字情報」を生成して、出力機104へ出力する。この裏印字情報は、コマ番号(画像ファイル名)、色/濃度修正情報(CMYDキーによる色/濃度の修正情報)等である。
出力機104は、「裏印字情報」と「プリント画像データ」の2つが揃った段階で、プリント出力の一連の動作を開始する。すなわち、ペーパーマガジンからペーパー(プリント用紙、印画紙)を引き出し、プリントサイズにカットする。続いて、ペーパーの裏面(非感光面)に、「裏印字情報」に基づいて裏印字を行い、表面に、「プリント画像データ」に基づいて走査露光を行う。その後、現像処理および乾燥処理を行って(図示省略)、仕上がりプリントとして出力する。
上述のように、従来のフォトプリンタは、出力機104が「裏印字情報」と「プリント画像データ」の2つを受け取ってから、プリント出力動作を開始するので、「裏印字情報」や「プリント画像データ」の作成に時間が掛かるほど、プリント用紙の供給開始が遅くなり、ファーストプリント時間が長くなる。そのため、処理に時間の掛かる高品位な処理を行う場合は、「プリント画像データ」の作成に時間が掛かることとなり、ファーストプリント時間が長くなってしまう。
さらに、顧客(写真プリントの作成依頼者)が鑑賞するのは、仕上がったプリントであり、通常は、撮影した画像にどのような画像処理が施されているのかを知ることはない。そのため、ファーストプリント時間を犠牲にして、処理時間を掛け、また、高度な画像処理システムを用いて高品位な処理を行い、一般的なラボシステムや処理システムよりも高画質な画像を仕上げても、そのことを顧客に評価してもらうことは、非常に困難である。
画像処理によって高画質な画像を再生したプリントを出力したことを顧客に認識してもらい、評価してもらうことができる方法として、例えば、特許文献1には、顧客が注文した1件の中から画像を選択して、その画像については、デジタル的にエンハンスメント(質的な向上・強化)を施した画像を再生したプリントと、エンハンスメントを施さない画像を再生したプリントとを出力するプリント方法が記載されている。
しかしながら、このプリント方法では、1件の中から選択された画像に関しては、それなりに実施した画像処理を訴求できるが、それ以外の画像は、画像処理の効果を訴求することはできない。そのため、各画像毎に異なる画像処理を施し、個々のプリント毎に画像処理の効果を訴求し、かつ、評価してもらうためには、全ての画像で2枚のプリントが必要になり、すなわち、2倍の枚数のプリントを出力する必要がある。また、このプリント方法では、個々の画像に、具体的に、どのような画像処理が施されているかも、知ることができない。また、そのようなプリントを出力する場合も、上記と同様に、エンハンスメントを施した画像のファーストプリント時間は長くなってしまう。
特開2003−205660号公報
本発明の目的は、上記課題を解決し、写真フィルムに撮影された画像やデジタルカメラ等で撮影された画像に、各種の画像処理を施してプリントを出力した際に、処理時間を要する高度な画像処理を施した場合にも、ファーストプリント時間を短縮することができ、しかも、高度な画像処理を実施して、高品位な画像を出力したこと、あるいはさらにその処理結果を、個々のプリント毎に、顧客が容易に知見可能なプリントを出力できるプリンタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、画像データの取得手段と、
少なくとも出力するプリントのサイズおよび枚数の情報を含むプリント情報を取得するプリント情報取得手段と、
仕上がり予測画像の表示手段と、
前記仕上がり予測画像を調整する調整手段と、
出力する画像を確定する確定手段と、
前記確定手段による画像の確定に応じて、前記画像データに、前記調整手段による調整を反映させた画像処理を施して、出力用画像データとする画像処理手段と、
前記調整手段による調整の情報を含む第1裏印字情報を生成するとともに、前記画像処理手段による画像処理の情報である第2裏印字情報を生成し、前記第1裏印字情報および前記第2裏印字情報を編集して、裏印字記録情報を出力する裏印字情報編集出力手段と、
前記確定手段による画像の確定に応じて、前記プリント情報取得手段が取得したプリントのサイズおよび枚数の情報を取得して、対応するプリント用紙を供給する供給手段と、
前記出力用画像データに応じて前記プリント用紙に可視像を再生する画像形成手段と、
前記裏印字記録情報に応じて前記プリント用紙の裏面に印字を行う裏印字手段と、を有することを特徴とするプリンタを提供するものである。
ここで、前記確定手段が所定の出力指示手段であって、前記検定画像の表示後に前記出力指示手段による出力指示が為された時点で画像が確定するのが好ましい。
また、前記裏印字情報編集出力手段は、前記画像処理手段が実施した画像処理の結果に応じて前記第2裏印字情報を生成するのが好ましい。
また、前記プリント情報取得手段が取得した前記プリント情報、および画像に関する情報の少なくとも一方から、前記画像データに施す画像処理を選定する選定手段を有し、
前記裏印字情報編集出力手段は、この選定手段による選定結果に応じて前記第2裏印字情報を生成するのが好ましい。
また、前記画像に関する情報は、撮影情報、カメラ情報、画像データの1以上を含むのが好ましく、
前記プリント情報は、前記画像処理手段による画像処理の指定の情報を含むのが好ましい。
また、前記画像処理手段は、階調補正、色/濃度補正、彩度補正、シャープネス処理、粒状抑制処理、および、覆い焼き処理を実施する機能に加え、赤目補正、画像欠損部の補正、撮影レンズに起因する収差補正、撮影レンズに起因する周辺減光補正、トリミング、ソフトフォーカス処理、および、クロスフィルタ処理の少なくと1つを実施する機能を有し、
また、前記第2裏印字情報は、シャープネス処理、粒状抑制処理、覆い焼き処理、赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、周辺減光補正、トリミング、ソフトフォーカス処理、および、クロスフィルタ処理の少なくとも1つに関する情報であるのが好ましい。
また、赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、および、周辺減光補正のうち、前記プリンタが実施可能な補正の全ての実施または非実施を選択する選択手段を有するのが好ましい。
また、赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、および、周辺減光補正の実施または非実施を、個々に選択する選択手段を有するのが好ましい。
本発明によれば、上記構成を有することにより、写真フィルムに撮影された画像やデジタルカメラ等で撮影された画像に、各種の画像処理を施してプリントを出力した際に、処理時間を要する高度な画像処理を施した場合にも、ファーストプリント時間を短縮することができ、しかも、高度な画像処理を実施して、高品位な画像を出力したこと、あるいはさらにその処理結果を、個々のプリント毎に、顧客が容易に知見可能なプリントを出力することができる。
より具体的には、本発明によれば、プリント用紙の供給を、「裏印字情報」および「プリント画像データ」の2つが揃うまで待たずに、プリント画像を得るための画像が確定した時点で、プリント用紙の供給を開始する構成としたことにより、処理時間を要する高度な画像処理、例えば、赤目補正やゴミ傷消し処理、収差補正、周辺減光補正などの処理を施した場合にも、ファーストプリント時間を短縮することができる。さらに、高品位画像処理の情報を裏印字情報に反映させられる構成としたことにより、上記のような高度な画像処理を施してプリントを出力した際に、プリントを注文した顧客に、高品位な画像処理を施して画像を出力したことを認識してもらうことができ、画像(製品)の高付加価値化、高品位処理を行わない画像との差別化、ラボ店等における他店舗との差別化や他店舗に対する価格維持、顧客の獲得および確保などを図ることができる。また、クレームに応じた再プリントの作成等の際に、ラボ店が、先のプリントでどのような画像処理を施したかを容易に知見することができるので、不具合を的確に修正して、要求される再プリントを確実に出力することができる。
すなわち、本発明によれば、高品位処理による高画質画像の出力と、ファーストプリント時間の短縮、という相反する効果を実現した上で、高品位処理の効果も顧客に訴求できる。
以下、本発明のプリンタについて、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1に、本発明のプリンタの第1実施形態の構成概念図を示す。
図示例のプリンタ10は、フィルムに撮影された画像(画像データ)やデジタルカメラで撮影された画像(画像データ)を得て、この画像に画像処理を施してプリント画像(出力用の画像データ)とし、このプリント画像に応じてプリント用紙である感光材料(印画紙)を露光して、(写真)プリントとして出力する、前述のデジタルフォトプリンタであって、入力機12と出力機14とを有して構成される。
一例として、入力機12は、スキャナ16、画像処理装置18、DIC(Digital Image Controller)20、および指示入力器22を有して構成される。なお、入力機12は、スキャナ16およびDIC20のうち一方のみを有する構成であってもよく、あるいは、DIC20および指示入力器22を有し、スキャナ16および画像処理装置18を有さない構成であってもよい。また、図1の例では、指示入力器22は、画像処理装置18とDIC20とに共通の1台のみを示してあるが、指示入力器22は、画像処理装置18とDIC20との両方に個々に備えられていてもよい。
さらに、入力機12には、裏印字情報編集出力手段50(図2参照 図1では省略)が配置される。裏印字情報編集出力手段50は、画像処理装置18およびDIC20の両方が有してもよく、あるいは、画像処理装置18およびDIC20の一方のみが有して他方から必要な情報が送られるようにしてもよく、画像処理装置18およびDIC20とは全く独立した部位として入力機12が有してもよい。以下では、画像処理装置18およびDIC20の両方が、それぞれ裏印字情報編集出力手段50を有している形態を例に説明する。
スキャナ16は、(写真)フィルムに読取光を入射して投影光を光電的に読み取ることによって、フィルムに撮影された画像を読み取る、公知のフィルムスキャナである。
画像処理装置18は、画像処理機能(画像処理手段)を有しており、スキャナが読み取った画像データや外部から供給された画像データに、画像処理を施してプリント画像として出力機12に出力する。また、画像処理装置18は、検定画像(仕上がり予測画像(シミューレーション画像))を表示する表示機能(表示手段)、ならびに、画像の色や濃度などの調整を行う調整手段および画像の確定手段を備える検定機能(検定手段)も有している。
DIC20は、デジタルカメラや撮影機能付の携帯電話などの撮像装置や、同撮像装置によって撮影された画像を記憶するスマートメディアTMやPCカードTM等の記憶媒体や、パーソナルコンピュータやプリント注文受付端末等が接続される各種の通信ネットワーク等から、撮像装置によって撮像された画像(画像データ)を取得して、画像処理を施して、プリント画像として出力機12に出力する。
図示例においては、DIC20は、画像処理装置18と同様に、画像処理機能(画像処理手段)および表示・検定機能を有している。しかしながら、DIC20の性能やプリンタ10(システム)の構成によっては、DIC20は、取得した画像を未処理で画像処理装置18に供給して、画像処理装置18で画像処理および検定を行って出力機14にプリント画像を供給してもよく、あるいは、取得した画像に画像処理を施して画像処理装置18に供給して、画像処理装置18で検定を行って出力機14にプリント画像を供給してもよく、あるいは、DIC20で検定を行ってプリント画像とし、これを画像処理装置18を介して出力機14に供給してもよい。
また、DIC20には、ラボ店の店頭や街頭等に設置され、撮像装置や記録媒体から画像を読み取り、かつ、プリント注文指示を受け付けて、画像と注文の情報とを対応付けして出力する受付装置が、通信ネットワーク等で接続されてもよい。
裏印字情報編集出力手段50は、画像のコマ番号等の情報、検定時における画像修正の情報、画像に施した画像処理の情報を取得して、それらの情報から、通常の写真プリントにおける裏印字に対応する第1裏印字情報、および、画像に施した特定の画像処理に対応する第2裏印字情報を生成し、第1および第2裏印字情報を編集して、裏印字を記録するための裏印字記録情報を生成して、対応するプリント画像に対応付けして出力機14に出力するものである。
裏印字情報編集出力手段50に関しては、後に詳述する。
指示入力器22は、出力するプリントのサイズおよび枚数の指示や、画像処理の指定、検定における指示入力等に用いられる、キーボードやマウス等の指示入力器である。指示入力器22に入力された情報は、スキャナ16によって取得された画像データについての指示情報であれば画像処理装置18へ、DIC20によって取得された画像データについての指示情報であればDIC20へ供給される。
出力機14は、ロール状に巻回された長尺な感光材料(印画紙)Aを、マガジン30から引き出して、カッタ32によってプリントサイズに切断した後、裏印字手段34によって感光材料Aの裏面(非感光面)に裏印字を行う(バックプリントを記録する)。なお、裏印字手段34は、現像処理による劣化が無いものであれば、ドットインパクトプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の各種のプリント手段が利用可能である。
出力機14は、感光材料Aに裏印字を行った後、露光ユニット36から、入力機12から供給されたプリント画像に応じて変調した光ビームL(記録光)を主走査方向に偏向して所定の露光位置に入射するとともに、感光材料Aを露光位置に位置しつつ主走査方向と直交する副走査方向に搬送することにより、光ビームLによって感光材料Aを二次元的に走査露光して、潜像を記録する。
続いて、出力機14は、潜像を記録した感光材料Aを現像部40に送り、現像部40において、現像、漂白/定着、水洗の各処理を順次行って現像処理を行い、現像済の感光材料Aを乾燥して、仕上がり(写真)プリントとして出力し、ソータ(図示省略)によって1件毎に仕分けする。
次に、図2を参照して、プリンタ10の作用を説明することにより、前記裏印字情報編集出力手段50および本発明について、より詳細に説明する。
フィルムからのプリント作成を行う場合には、フィルムがスキャナ16の所定位置(フィルムキャリア)にセットされ、スキャン開始が指示される。プリンタ10(入力機12)は、この指示に応じて、出力画像を得るためのファインスキャンの読取条件の決定や、各種の画像処理の画像処理条件を決定するために、スキャナ16によって、画像を粗に読み取るプレスキャンを行う。また、プリンタ10は、プレスキャンの際に、コマ番号と画像とを対応付けた情報を生成し、裏印字情報編集出力手段50や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送る。APSのフィルムの場合には、プレスキャンの際に、さらに、磁気記録媒体を読み取り、フィルムID、撮影時のストロボ使用の有無やズーム倍率などの撮影情報、カメラ機種(レンズ付きフィルム種)やレンズ種などのカメラ情報等のプリント作成処理に必要な情報を、裏印字情報編集出力手段50や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送る。撮影情報やカメラ情報等は、オペレータの操作により、指示入力器22に入力されてもよい。
他方、デジタルカメラ等で撮影された画像(画像データ)からのプリント作成(以下、画像データからのプリント作成とする)を行う場合には、DIC20によって、画像データを取り込み、間引き等を行って、検定画像を生成する。また、画像データ(画像ファイル)から得られた、コマ番号(ファイルNoあるいはさらにフォルダNo)、カメラ機種などのカメラ情報、撮影時のストロボ使用の有無やズーム倍率などの撮影情報等の各種の情報を、裏印字情報編集出力手段50や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送る。
さらに、プリント注文の受付時、スキャナ16へのフィルムセット時、DIC20による画像データ取り込み時、または後述する検定時などに、プリントコマ番号、プリントサイズ、プリント枚数、画像処理の指定等のプリント注文に関する情報(プリント情報)が、指示入力器22に入力される。入力された情報は、裏印字情報編集出力手段50や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送られる。
次いで、画像処理装置18またはDIC20が、検定画像を表示手段(ディスプレイ)の検定画面に表示し、その検定画像に対して検定が行われる。なお、検定は、基本的に、公知のデジタルフォトプリンタと同様に行われる。したがって、フィルムからのプリント作成では、プレスキャンで得られた画像(プレスキャンデータ)で検定画像が作成される。また、プレスキャンデータや検定画像生成のための間引き画像から、後述する画像処理の画像処理条件が設定され、検定画像には、この画像処理条件に応じた画像処理が施されているのも、公知のデジタルフォトプリンタと同様である。
なお、本発明のプリンタ10において、検定は、必須の工程ではなく、また、操作モードとして、検定を行う通常モードと、検定を行わない自動モードとを設定して、何れかを選択できるようにしてもよい。
検定によって指示入力がされ、画像の色や濃度などが調整された場合には、それに応じて後述する画像処理の色/濃度補正条件なども調整される。
また、キーボードの「OK」キーなどの所定の指示手段で検定OK(出力指示)が入力されると、画像が確定する。これに応じて、指示入力器22によって入力された各コマの画像のプリントサイズおよびプリント枚数の情報も確定して、プリントサイズおよびプリント枚数の情報が、出力機14へ送られる。
さらに、検定で画像の色や濃度が調整された場合には、各色(通常、C(シアン)、M(マゼンタ)、およびY(イエロー))毎の調整量、ならびに、濃度の調整量の情報が、裏印字情報編集出力手段50に送られる。
なお、検定を行わない場合には、画像処理条件を設定した時点で画像が確定し(画像処理条件の設定による画像の自動確定)、それにより、指示入力器22によって入力された各コマの画像のプリントサイズおよびプリント枚数の情報も確定して、プリントサイズおよびプリント枚数の情報が、出力機14へ送られる。
本発明においては、検定OKの入力によりプリントを得るための画像が確定した時点で、各コマの画像のプリントサイズおよびプリント枚数の情報も確定して、プリントサイズおよびプリント枚数の情報が、出力機14(制御系24)へ送られる。出力機14では、この情報を受けた時点で、プリント用紙(ペーパー)の切出しを開始することにより、画像処理とファーストプリントの高速化を両立させている。この点に関しては、後に詳述する。
プリンタ10において、検定画面には一度に6コマの画像が表示され、6コマ単位で検定が行われる。
フィルムからのプリント作成を行う際には、単位となる6コマ全ての検定OKが入力された時点で、その6コマに対して、順次、プリント画像(出力画像データ)を得るためのファインスキャンが行われ、各コマの画像(ファインスキャンデータ)毎に、順次、画像処理が行われる。
画像データからのプリント作成を行う際には、検定OKが入力された時点で、各コマの画像に、順次、画像処理が行われ、プリント画像とされる。
前述のように、画像処理装置18およびDIC20による画像処理は、基本的に、同じものである。
図示例においては、一例として、電子変倍処理(画像の拡大/縮小)、階調補正、色/濃度補正、彩度補正、シャープネス処理(鮮鋭度処理)、粒状抑制処理、覆い焼き処理(画像の中間階調を維持した、画像濃度ダイナミックレンジの圧縮もしくは伸長による、覆い焼き効果の付与)等の、画質的に画像を完成させる基本的な画像処理を、必須の画像処理(後述する画像処理3)として全ての画像に行う。
また、画像的な欠陥を補正するために必要に応じて行う高品位な画像処理として、赤目補正(ストロボ撮影に起因する赤目の補正)、傷消し処理(フィルムや撮影レンズの傷や、これらに付着したゴミ等による欠損画素(画像欠損部)の補正)、周辺減光補正(撮影レンズの周辺減光による濃度ムラの補正)、収差補正(撮影レンズの収差による歪みの補正)を実施する。
また、顧客(プリント作成の依頼者)から依頼が有った場合には、後述する画像処理5として、トリミング、ソフトフォーカス処理、クロスフィルタ処理等の顧客の依頼に応じた特殊仕上げ処理を行う。
これらの画像処理は、全て、公知の方法で実施すればよい。また、シャープネス処理と粒状抑制処理は、同時(粒状抑制シャープネス処理)に行ってもよい。
一例として、赤目補正は、まず画像から、赤目候補(赤目である可能性のある領域)を検出し、赤目候補周辺の所定領域で顔検出を行い、周辺で顔が検出できた赤目候補を赤目と特定して、赤目領域の色や彩度等を補正して、赤目を補正する方法が例示される。この方法によれば、先に顔検出を行って顔の中で赤目を検出する通常の赤目補正方法に比して、時間のかかる顔検出の回数を大幅に低減して、迅速な赤目補正を行うことができる。なお、赤目候補検出は、赤目の色情報および形状情報を用いて、赤色の色相でかつ所定画素数以上の円形領域を赤目候補として検出すればよい。また、顔検出は、多数の顔の画像サンプルから予め作成した顔テンプレートを用いるテンプレートマッチングによる方法、多数の顔画像と非顔画像の特徴量抽出を行って、その結果から顔か非顔かを分離する関数や閾値を算出する事前学習を行い、対象画像に対して、事前学習と同様にして特徴量の抽出を行って、事前学習で得られた関数や閾値を用いて顔か非顔かを判別して、顔検出を行う、学習手法による顔検出方法等の公知の方法を用いればよい。
傷消し処理は、特開2000−74846号公報に開示される、エッジ検出によって条件を満たす線分を検出して、この線分を用いて、ゴミや傷に起因する欠損部を検出し、周辺画素との連続性や周辺領域の画像データを用いた補完等によって、欠損部を修正する方法や、特開2000−92319号公報に開示される、スムージング画像と原画像との差分の大きさから、ゴミや傷に起因する欠損候補領域を検出し、形状や色の変化などの候補領域の特徴から欠損部を検出し、先と同様に欠損部を修正する方法等で行えばよい。
また、フィルムからプリントを作成する際には、通常のR(赤)、G(緑)、およびB(青)の画像読取に加え、IR光(赤外光)での読み取りを行い、フィルムのゴミや傷に起因するIR光の遮光や散乱を利用して、IR光の読取結果を用いてフィルム上におけるゴミや傷の位置を検出し、先と同様に欠損部を修正する方法も好適に利用可能である。
さらに、レンズ収差補正および周辺減光補正(以下、レンズ補正とする)は、例えば、特開平11−225270号公報に開示される、予めカメラのレンズ特性を知見して記憶しておき、画像を撮影したカメラ機種(レンズ種)を知見して、対応するレンズ特性を用いてレンズ収差補正および/または周辺減光補正を行う方法で行えばよい。
なお、カメラ機種は、例えば、APSフィルムからのプリント作成であれば、スキャナでの読取時に磁気情報も読み取って、この情報を解析することにより、他方、画像データからのプリント作成であれば、画像ファイルに記録されている各種の情報を解析することにより、検出すればよい。
図示例のプリンタ10において、画像処理は、図3に模式的に示すように、傷消し処理(画像処理1)、レンズ補正(画像処理2)、前記基本的な画像処理(画像処理3)、赤目補正(画像処理4)、および、顧客に依頼された特殊処理(画像処理5)の順番で、画像処理を実施する。
ここで、図示例においては、一例として、傷消し処理はフィルムからのプリント作成のみを対象として実施する。レンズ補正はカメラ機種を特定でき、かつ、レンズ特性を保有している機種によって撮影された画像のみに対して実施する。基本的な処理である画像処理3は、前述のように全ての画像に対して実施する。赤目補正は、撮影情報等からストロボ撮影ではないことが確定出来た画像以外の全画像に実施する。さらに、特殊処理は、顧客から依頼があった画像のみに実施する。
なお、本発明は、これに限定はされず、基本的な処理である画像処理3以外は、各画像処理毎に、実施の有無を選択/設定できるようにしてもよい。あるいは、画像処理3のなかでも、より優れた画質を得るために実施するシャープネス処理および/または覆い焼き処理は、実施の有無を選択/設定できるようにしてもよい。
あるいは、通常のプリント作成に対応する通常モードや、通常よりも高価であるが、より高品質なプリント(プレミアムプリント)を作成するプレミアムモードのように、モードを設定して、それぞれのモードで、実施する画像処理を選択/設定しておいてもよい。例えば、プレミアムモードでは全ての画像処理を実施し、通常モードでは画像処理3のみを実施するように設定し、フィルムセット時や画像データの取り込み時、検定の際にモードを選択して設定できるようにしてもよい。また、プレミアム1、プレミアム2、……のように、複数のプレミアムモードを用意しておき、例えば、プレミアム1はレンズ付きフィルム、安価なカメラ、携帯電話等で撮影した画像からのプリント作成に対応して、全ての画像処理を行い、プレミアム2は、通常のカメラでフィルムに撮影された画像からのプリント作成に対応して、傷消し、画像処理3および赤目補正のみを実施し、さらに、プレミアム3は、通常のデジタルカメラで撮影された画像からのプリント作成に対応して、画像処理3および赤目補正のみを実施するようにして、さらに、それぞれで異なる料金設定をしてもよい。
但し、顧客の依頼に応じた特殊処理である画像処理5に関しては、このような処理の実施の選択や設定は無関係で、顧客の依頼のみに応じて実施/非実施を設定するのは言うまでも無い。
画像処理装置18およびDIC20において、実施した各画像処理の情報は、裏印字情報編集出力手段50に供給される。
一例として、傷消し処理(画像処理1)の情報としては、処理の実施の有無および補正個数の情報が、レンズ補正(画像処理2)の情報としては、収差補正および/または周辺減光補正の実施の有無の情報が、画像処理3の情報としては、シャープネス処理および覆い焼き処理の実施の有無の情報が、赤目補正(画像処理4)の情報としては、処理の実施の有無および補正個数の情報が、画像処理5の情報としては、実施した画像処理の情報が、それぞれ、裏印字情報編集出力手段50に供給される。
なお、裏印字情報編集出力手段50に供給する画像処理の情報(すなわち、裏印字の記録内容)は、これに限定はされず、各種の情報が利用可能である。また、画像処理の情報は、以下に示すように、各画像処理に応じたものであるのが好ましく、すなわち、画像処理に応じて異なるのが好ましい。
基本的に、裏印字が可能であれば、画像処理の情報(裏印字の記録内容)は多い方が好ましい。また、どのような情報を裏印字で記録するかを、選択できるようにしてもよい。
一例として、傷消し処理の情報としては、実施の有無および補正個数に加え、欠損部の検出個数、欠損部および/または修正部の位置(座標)、修正程度(強度)等の情報が例示される。
レンズ補正は、各画像処理の実施の有無に加え、収差補正の情報としては収差補正強度の情報等が、周辺減光補正の情報としては周辺減光補正強度の情報等が例示される。
シャープネス処理および覆い焼き処理は、各画像処理の実施の有無に加え、シャープネス処理ではシャープネス強度の情報等が、覆い焼き処理では覆い焼き強度の情報等が例示される。なお、加えて、画像処理3に関する情報として、粒状抑制処理に関する情報として、粒状抑制度合い(強度)の情報も加えるのが好ましい。
赤目補正は、実施の有無および補正個数に加え、赤目の検出個数、赤目および/または補正部の位置(座標)、赤目の修正程度(強度)の情報等が例示される。
トリミングを実施した場合には、実施の有無の情報に加え、トリミング位置、センタートリミングかフリートリミングか等の情報が例示される。
また、ソフトフォーカス処理を実施した場合には、実施の有無の情報に加え、処理の強度設定等の情報が例示される。
さらに、クロスフィルタ処理を行った場合には、実施の有無の情報に加え、クロスフィルタの個数、クロスフィルタの位置(座標)、クロスフィルタの明るさ等の情報が例示される。
画像処理を施されたプリント画像(プリント出力用の画像データ)は、入力機12から出力機14に供給される。
ここで、各プリント画像には、裏印字情報編集出力手段50による裏印字情報が対応付けされて、プリント画像と裏印字情報とが出力機14の制御系24に出力される。
前述のように、裏印字情報編集出力手段50には、検定の際における画像の色/濃度の調整の情報と、画像処理の情報とが供給される。
裏印字情報編集出力手段50は、検定における色/濃度調整の情報、画像のコマ番号の情報等の情報を用いて、写真プリントにおいて規格として設定されている裏印字の情報を第1裏印字情報(裏印1)として生成する。
さらに、裏印字情報編集出力手段50は、画像処理の情報を用いて、画像処理の実施状態を示す裏印字の情報を第2裏印字情報(裏印2)として生成する。
前述のように、図示例においては、画像処理の情報として、レンズ補正、シャープネス処理および覆い焼き処理、ならびに特殊処理に関しては、実施の有無の情報が供給されるので、それぞれに対応して、実施した画像処理については実施した旨の第2裏印字情報を生成し、実施しなかった画像処理については第2裏印字情報を生成しない。あるいは、実施しなかった画像処理については、非実施を示す第2裏印字情報を生成してもよい。
他方、赤目補正および傷消し処理については、実施の有無に加え、処理箇所の情報も供給されるので、図4(A)の赤目補正および図4(B)の傷消し処理のフローチャートに示すように、まず、処理(赤目補正および傷消し処理)の実施の有無を判定して、処理無しの場合(N)には、赤目補正および傷消し処理の第2裏印字情報を生成しない。あるいは、同様に、非実施を示す第2裏印字情報を生成してもよい。
処理を実施した場合(Y)には、処理箇所をカウントして結果をまとめ、実施した旨の情報および処理個数の情報を第2裏印字情報として出力する。なお、赤目補正および傷消し処理共に、画像を解析した結果、1つも赤目や欠陥部が検出されなかった場合には、処理は実施して処理個数は「0」を示す第2裏印字情報を生成する。
次いで、裏印字情報編集出力手段50は、第1裏印字情報および第2裏印字情報を編集して、裏印字を記録するための情報(以下、裏印字記録情報とする)として、対応するプリント画像に対応付けして、出力機14の制御系24に出力する。
編集処理では、図5に示すように、まず、第1裏印字情報を取得して、次いで、第2裏印字情報の有無を確認して、第2裏印字情報が無い場合(N)には、第1裏印字情報のみを編集して、写真プリントの規格に準じた裏印字を行うように裏印字記録情報を生成して、出力機14に出力する。
第2裏印字情報が有る場合(Y)には、第2裏印字情報を取得して、第1裏印字情報と第2裏印字情報を編集し、第1裏印字情報は写真プリントの規格に準じた裏印字を、第2裏印字情報は、実施した画像処理に応じた所定の裏印字を行うように、裏印字記録情報を生成して、出力機14に出力する。
なお、第2裏印字情報に応じた裏印字には、特に限定はなく、各画像処理を実施した旨、あるいはさらに処理個数が分かるような形式を、適宜、決定すればよい。
一例として、傷消し処理を実施した場合には「scratch[○] num[x]」(xには補正個数)、周辺減光補正を実施した場合には「limb darken[○]」、収差補正を実施した場合には「distortion[○]」、シャープネスを実施した場合には「sharp[○]」、覆い焼きを実施した場合には「tone[○]」、赤目処理を実施した場合には「redeye[○] num[x]」との裏印字を、1列もしくは2列にまたがってするようにすればよい。
なお、図示例では、実施しなかった画像処理については、第2裏印字情報を生成しないので、対応する裏印字を行わない。もしくは、実施しなかった場合には、画像処理を示す印字の後に[×]を入れるようにしてもよい。
なお、出力機14の裏印字手段34の能力的に可能であれば、日本語表記で第2裏印字情報による裏印字を行うようにしてもよい。また、第1裏印字情報に応じた裏印字は、従来の写真プリンタと同様に、専門家のみにしか分からない記号化もしくは暗号化したものであってもよいが、第2裏印字情報に応じた裏印字は、プリント作成を依頼した顧客にも内容が分かるようにするのが好ましい。必要に応じて、裏印字として、第2裏印字情報に応じた裏印字の説明を加えてもよい。あるいは、設定によって、第2裏印字情報に応じた裏印字のみを行えるようにしてもよい。
裏印字は、図示例のような文字(1byte、2byte)でもよく、あるいは、適宜、設定したマーク(記号)であってもよい。さらに、モノクロでもカラーでもよい。
また、第1裏印字情報と第2裏印字情報とで、裏印字の色、サイズ、フォント等を変更してもよく、さらに、裏印字を2行で行う場合には、一方の行を第1裏印字情報に応じた裏印字、他方の行を第2裏印字情報に応じた裏印字としてもよい。
さらに、デジタルカメラ等で撮影された画像の場合には、画像ファイルから得られる撮影情報やファイル名等も裏印字してもよい。この際には、例えば、第1裏印字情報に対応する画像調整の情報と共に記録すればよい。
前述のように、プリント画像と、このプリント画像に対応する第1および第2の裏印字情報による裏印字記録情報とは、対応付けられて出力機14に出力される。
また、入力機12は、出力機14への出力に加えて、プリント画像および第2裏印字情報による裏印字の情報を、記憶媒体に記録し、および/または、通信ネットワーク等によって外部の装置に出力してもよい。
前述のように、入力機12での検定OKによって画像が確定すると、各コマの画像のプリントサイズおよびプリント枚数の情報が、出力機14の制御系24へ送られる。出力機14は、制御系24の制御によって、最初の1コマのプリントサイズおよびプリント枚数を取得した時点で、感光材料Aをマガジン30から引き出して、カッタ32によってプリントサイズに応じて切断して供給し、その後、出力機14内における処理の進行状況、および、供給されたプリントサイズおよびプリント枚数の情報に応じて、順に、感光材料Aの供給を続ける。
次いで、感光材料Aを前記所定の露光位置に向かう所定の搬送経路で搬送しつつ、裏印字手段34によって、この感光材料Aに再生するプリント画像に対応する裏印字記録情報に応じて、裏印字(バックプリント)を記録する。この裏印字は、第1裏印字情報による写真プリントの規格に対応する印字のみならず、前記第2裏印字情報に応じた、プリント画像に施された画像処理に関する印字も含むものである。ここで、制御系24が、供給された感光材料Aに記録すべき裏印字記録情報をまだ取得していないときは、感光材料Aを、裏印字手段34の手前で待機させておき、裏印字記録情報を取得し次第、感光材料Aを印字手段34の位置へ搬送して、裏印字を行う。
さらに、裏印字を行った感光材料Aを、露光ユニット36の露光位置において副走査方向に搬送しつつ、プリント画像(記録した裏印字に対応する画像)に応じて変調され、主走査方向に偏向された光ビームLによって二次元的に走査露光して、潜像を記録する。ここで、制御系24が、供給された感光材料Aに記録すべき画像の画像データをまだ取得していないときは、感光材料Aを、露光ユニット36の手前で待機させておき、画像データを取得し次第、感光材料Aを露光位置へ搬送して、潜像の記録を行う。
潜像が記録された感光材料Aは、現像部40に供給されて、現像、漂白/定着、水洗の各処理が順次行われることによって現像処理が施され、現像済の感光材料が乾燥処理されて、仕上がり(写真)プリントとして出力され、1件毎に仕分けされる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、高品位処理が行われた画像の画像データ、および、裏印字として記録するための裏印字記録情報が、出力機に送られるのを待たずに、プリント用紙を供給するのに必要な情報が送られた時点で、プリント用紙の供給を開始するので、高品位処理を実施することにより、画像データの作成に時間が掛かる場合でも、ファーストプリント時間を短縮することができる。
その上、本発明によれば、プリントの出力において、赤目補正、ゴミ傷消し、レンズ収差補正、周辺減光補正等の高品位処理を行った際に、それらの情報を裏印字として記録するので、手間と時間のかかる高品位処理の実施、および、その効果を、プリント作成等を依頼された顧客に確実に訴求し、かつ、認識してもらうことができる。したがって、本発明によれば、プリント等の高付加価値化、高品位処理を行わない画像との差別化、ラボ店等における他店舗との差別化や他店舗に対する価格維持、顧客の獲得および確保などを図ることができる。また、赤目を直して欲しい等のクレームに応じて再プリントを行う場合にも、ラボ店のオペレータなどが、裏印字によって、先のプリント出力時に行った画像処理を知見できるので、再プリントの際には、適正に画像処理を行って問題を解決し、クレームに応じたプリントの出力を確実に行うことができる。
すなわち、本発明によれば、高品位処理による高画質画像の出力と、ファーストプリント時間の短縮、という相反する効果を実現した上で、高品位処理の効果も顧客に訴求できる。
また、本発明によれば、高品位処理を施さない場合や、高品位処理を施したことおよびその結果を裏印字しない場合にも、従来よりもファーストプリント時間を短縮できることは言うまでもない。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態のプリンタの基本的な装置構成は、図1のプリンタ10と同様であるので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部分について主に行う。また、本実施形態の特徴部分を、図6および図7を参照して説明する。
図6は、本発明の第2実施形態であるプリンタ60の作用を説明するための図である。プリンタ60において、画像処理部18およびDIC20(図1参照)は、画像処理手段および表示・検定手段に加え、画像処理に先立って、画像(画像データ)や、撮影情報や、カメラ情報などの撮影画像に関する情報や、指示入力器22から入力された画像処理の指定の情報から、施すべき画像処理を選定(選択・決定)する選定手段として、前処理手段を有している。
また、第1実施形態のプリンタ10(図2参照)では、裏印字情報編集出力手段50が、画像処理の情報を用いて、第2裏印字情報(裏印2)として画像処理の実施状態を示す裏印字の情報を生成していたのに対し、図6に示すプリンタ60では、裏印字情報編集出力手段66が、スキャナ16、DIC20および指示入力器22からの情報を用いて、第2裏印字情報(裏印2)として、ある画像処理を実施した旨の情報を生成する。
以下、図6を参照して、プリンタ60の作用のうち、主に、裏印字情報の生成方法および裏印字の記録について説明する。
プリント注文の受付時、スキャナ16へのフィルムセット時、DIC20による画像データ取り込み時、または後述する検定時などに、プリントコマ番号、プリントサイズ、プリント枚数、画像処理の指定等のプリント注文に関する情報(プリント情報)が、指示入力器22に入力される。入力された情報は、裏印字情報編集出力手段66や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送られる。
フィルムからのプリント作成を行う場合には、上述の第1実施形態と同様にして、スキャナ16によってフィルムのプレスキャンを行う。また、APSのフィルムの場合には、プレスキャンの際に、磁気記録部を読み取り、フィルムID、撮影時のストロボ使用の有無やズーム倍率などの撮影情報、カメラ機種(レンズ付きフィルム種)やレンズ種などのカメラ情報等、磁気記録部に記録された情報を取得する。磁気記録部の読み取り情報は、裏印字情報編集出力手段66や画像処理手段、前処理手段等、その情報を使用する部位に送られる。撮影情報やカメラ情報は、オペレータの操作により指示入力器22に入力されてもよい。
デジタルカメラ等で撮影された画像の画像データからのプリント作成を行う場合には、上述の第1実施形態と同様にして、DIC20によって、画像データを取り込み、検定画像を生成する。また、画像データ(画像ファイル)から得られた、コマ番号(ファイルNoあるいはさらにフォルダNo)、カメラ機種などのカメラ情報、撮影時のストロボ使用の有無やズーム倍率などの撮影情報等の各種の情報を、裏印字情報編集出力手段50や画像処理手段等の、その情報を使用する部位に送る。
次いで、画像処理装置18またはDIC20によって、検定画像を表示手段(ディスプレイ)の検定画面に表示し、その検定画像に対してオペレータによる検定が行われる。なお、検定は、必須の操作ではなく、また、操作モードとして、検定を行う通常モードと、検定を行わない自動モードとを設定して、何れかを選択できるようにしてもよいのは、上述の第1実施形態のプリンタ10の例と同様である。
検定によって画像の色や濃度などが調整された場合には、それに応じて後述する画像処理の色/濃度補正条件なども調整される。また、調整された各色(通常、C(シアン)、M(マゼンタ)、およびY(イエロー))毎の調整量、ならびに、濃度の調整量の情報は、裏印字情報編集出力手段66に送られる。
画像処理装置18またはDIC20の前処理手段は、スキャナ16、DIC20、または、指示入力器22から得られた、画像(画像データ)や、撮影情報や、カメラ情報などの撮影画像に関する情報、ならびに、指示入力器22から入力された画像処理の指定の情報等を基に、その画像に施すべき画像処理を選定する。選定された画像処理を示す情報は、画像処理手段へ送られるとともに、裏印字情報編集出力手段66へ送られる。裏印字情報編集出力手段66は、この情報から、第2裏印字情報(裏印2)を生成する。
図7(A)〜(C)は、前処理手段および裏印字情報編集出力手段66における、第2裏印字情報の生成方法を示すフローチャートであり、それぞれ、前処理工程において、(A)収差補正処理、(B)赤目補正処理、(C)傷消し処理、の選択を判断する場合を示している。
収差補正処理については、図7(A)に示すように、上述のようにして取り込まれた光学情報や撮影情報等から得られたズームの情報、カメラ機種やレンズ種の情報(カメラ情報)を基に、画像データが補正対象画像データであるか否かを判定する。補正対象画像である場合(Y)、例えば、カメラ機種の情報やレンズ種の情報から、レンズ付きフィルムまたはコンパクトカメラによって撮影されたことが判明している画像や、ズームを掛けて撮影されたことが判明している画像である場合には、「裏印2情報あり」と判断して、レンズ収差補正および周辺減光補正を選択するとともに、レンズ収差補正および周辺減光補正を実施する旨を、第2裏印字情報とする。一方、補正対象画像でない場合(N)、例えば、撮影情報から、一眼レフカメラや中でも特定の高性能レンズを搭載したカメラによって撮影された画像であることが判明している画像に対しては、レンズ収差補正および周辺減光補正を選択せず、「第2裏印字情報なし」とする。
赤目補正処理については、図7(B)に示すように、撮影情報から、ストロボ撮影された画像であるか否かを判定する。撮影時にストロボが使用された画像の場合(Y)は、「裏印2情報あり」と判断して、赤目補正処理を選択するとともに、赤目補正処理を実施する旨を第2裏印字情報とし、ストロボが使用されていない画像の場合(N)は、赤目補正処理を選択せず、「第2裏印字情報なし」とする。
傷消し処理については、図7(C)に示すように、画像データの情報、すなわち画像データの取得源がフィルムであるか、DIC20からのデジタル画像データであるかの情報から、傷消し処理の対象画像データであるか否かを判定する。画像データの取得源がフィルムである場合には、処理対象画像データである(Y)と判断し、「裏印2情報あり」として、傷消し処理を選択するとともに、傷消し処理を実施する旨を第2裏印字情報とする。画像取得源がDIC20からのデジタル画像データである場合には、処理対象画像データでない(N)と判断し、傷消し処理を選択せず、「第2裏印字情報なし」とする。
また、ソフトフォーカス処理やクロスフィルタ処理等の特殊仕上げ処理の指定が入力されている場合には、該当する処理を選択する。その他、シャープネス処理等についても、顧客の要望に応じて選択する構成としてもよい。
さらに、検定の際に、オペレータが検定画像を観察することにより、撮影時にストロボが使用されたことや、画像欠損があることが判定された場合には、オペレータの指示入力に応じて、それらの欠陥を補正する画像処理を選択してもよい。
前処理手段が、プレスキャンデータを解析することにより、画像欠損が検出された場合には、それを補正するための画像処理を選択する構成とするのも好ましい。
前処理手段は、このようにして選択された画像処理の全部を、その画像に施すべき画像処理として決定し、決定された処理(その種類)を示す情報を、画像処理手段および裏印字情報編集出力手段66へ送る。あるいは、前処理手段によって自動的に選択した画像処理の中から、オペレータによって指示されたもののみを、実施する画像処理として決定する構成としてもよい。検定を行わない場合には、前処理手段が選択した画像処理の全部を、決定された画像処理として、画像処理手段で実施するようにすればよい。裏印字情報編集出力手段66は、選定された各処理が実施される旨を、第2裏印字情報として生成する。
裏印字情報編集出力手段66は、プリンタ10における裏印字記録情報の生成方法と同様に、図5に示すようにして、第1裏印字情報および第2裏印字情報を編集し、裏印字記録情報を生成して、出力機64に出力する。
検定OKが入力され、画像が確定すると、入力機62は、先の例と同様に、フィルムの場合はファインスキャンを行って、得られた画像データに対して画像処理を行い、デジタルカメラ等による撮影画像データの場合は、取得した画像データに対して画像処理を行う。このようにして、プリント画像データの作成処理を開始するとともに、各コマの画像のプリントサイズおよびプリント枚数の情報を、出力機64へ出力する。これに応じて、出力機64は感光材料Aを切り出す。
出力機64は、制御系24の制御によって、最初の1コマのプリントサイズおよび枚数を取得した時点で、先の例と同様に、感光材料Aの供給を開始し、続いて、取得した裏印字記録情報に応じて、感光材料Aに裏印字を記録する。裏印字は、第1裏印字情報による従来の規格に準ずるものに加え、第2裏印字情報によるそのプリント画像に施された画像処理を表わすものである。この第2裏印字情報に対応する裏印字は、そのプリント画像に施された画像処理が分かるようなものであればよく、印字の形態は特に制限されない。例えば、上記第1実施形態における裏印字と同様の各種の形態を用いることができる。
本実施形態のプリンタ60では、画像処理工程に先立つ前処理工程において、赤目補正処理、収差補正処理、傷消し処理等の高品位処理を実施するか否かが選定され、実施または不実施の情報が第2裏印字情報として生成されるので、第2裏印字情報を生成するのに要する処理量および処理時間が少なくて済む。そのため、上記第1実施形態のように、第2裏印字情報に、高品位画像処理の結果をも含める場合に比べて、プリント処理能力の低下をさらに抑えることができる。
また、プリンタ60において、前処理工程で、各種高品位処理の実施または不実施の選定の結果、1以上の高品位処理を実施することが選定された場合は、上記第1実施形態と同様の方法で、画像処理結果の情報を含めて第2裏印字情報を生成し、高品位処理が1つも選択されなかった場合は、上記第2実施形態の要領で、第2裏印字情報なしとして、裏印字記録情報の編集に進むようにしてもよい。このように、前処理によって、高品位処理が施される画像を判別し、該当する画像にのみ、画像処理結果を含んだ第2裏印字情報を生成するように構成することにより、プリント処理能力の低下を最小限に留めながら、赤目補正、収差補正、傷消しなどの高品位処理の結果を、裏印字に反映させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8は、本発明の第3実施形態であるプリンタ70の作用を説明するための図である。プリンタ70が図1および図2のプリンタ10と異なる点は、出力機74において、感光材料Aの走査露光による画像形成の後に、裏印字が行われる点であり、その他の各構成とその作用は、図1および図2のプリンタ10と同様である。プリンタ70においては、裏印字手段が、画像形成手段(走査露光ユニット)よりも、感光材料Aの搬送方向の下流側に配置される。
プリンタ70は、入力機72による画像処理を終えるとプリント画像データを出力機74へ出力し、出力機74において走査露光位置に供給されている感光材料Aを露光する。その間に、裏印字情報編集出力手段76によって、画像処理結果を含む第2裏印字情報を用いて裏印字記録情報を生成して出力機74へ出力し、出力機74において、露光された感光材料Aの裏面に裏印字を記録する。
このように、プリント画像データが供給されるとすぐに感光材料Aの露光を行い、続いて、裏印字記録情報による裏印字の記録を行うよう構成とすることで、画像処理の結果を待ってから第2裏印字情報を生成する場合にも、出力機の待ち時間の発生を回避または最小限とし、ファーストプリント時間の一層の短縮を図ることができる。
また、図6のプリンタ60においても、プリンタ70のように、裏印字手段が、画像形成手段(走査露光ユニット)よりも、感光材料Aの搬送方向の下流側に配置された構成とし、感光材料Aの走査露光による画像形成の後に、裏印字を行うようにしてもよい。
上記の各実施形態では、プリントの裏面に、画像処理に関する情報を裏印字する構成としたが、これ以外にも、例えば、1件のプリント注文に対する複数のプリントの最後に、情報記録紙としてのフロントプリントまたはインデックスプリントを出力し、フロントプリントまたはインデックスプリントに、第2裏印字情報に基づいて、1件分のプリントの各画像に実施した画像処理に関する情報を表現するようにしてもよい。この場合、各プリントの裏印字は、第1裏印字情報に基づく従来と同様のものとすればよい。
このように、フロントプリントまたはインデックスプリントに第2裏印字情報を表現する場合には、1件分のプリントを作成する間に、第2裏印字情報から記録用データを生成すればよいので、裏印字のための出力機の待ち時間が発生することがなく、プリント処理能力を維持しながら、赤目補正、収差補正、傷消しなどの高品位処理結果を裏印字に反映させることができる。
上記各実施形態に示す例では、プリンタ10(60、70)は出力機14(64、74)を1台のみ有するものであるが、本発明は、これに限定されず、1台の入力機12(62、72)に、複数台の出力機14(64、74)が接続されてもよい。
この際には、例えば図5のフローチャートにおいて、オペレータの指示入力等によって、第1裏印字情報(裏印1)と共に画像の属性情報(例えば面種等)を取得し、出力時に、対応するプリント画像に対応付けして、属性情報に応じて選択した出力機14に裏印字記録情報を出力すればよい。なお、この際において、プリント画像の出力機14への出力は、複数台の出力機14を有するプリントシステムと同様にすればよい。
以上、本発明のプリンタについて詳細に説明したが、本発明は上記種々の実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
例えば、以上の例は、本発明をデジタルの写真プリンタに利用した例であるが、本発明は、これに限定はされず、電子写真で画像を再生するプリンタ、インクジェットによって画像を再生するプリンタ、印刷装置、感光記録媒体を用いるプリンタ、感熱記録媒体を用いるプリンタ、感光感熱記録媒体を用いるプリンタ等、各種のプリンタに利用可能であり、これらでプリント(ハードコピー)を作成する記録媒体の裏面に、前述のような第1の裏印字情報および第2の裏印字情報に応じた裏印字を行ってもよい。
本発明の一実施形態の概略構成を示す概念図である。 本発明の第1実施形態のプリンタ10におけるプリント作成処理の流れを説明するための概念図である。 プリンタ10における画像処理の内容を説明するための概念図である。 (A)および(B)は、図1のプリンタ10の作用を説明するためのフローチャートである。 プリンタ10における裏印字記録情報の編集処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態のプリンタ60におけるプリント作成処理の流れを説明するための概念図である。 (A)〜(C)は、プリンタ60における第2裏印字情報の生成方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態のプリンタ70におけるプリント作成処理の流れを説明するための概念図である。 従来のデジタルフォトプリンタにおけるプリント作成処理の流れを説明する図である。
符号の説明
10、60、70、100 プリンタ
12、62、72、102 入力機
14、64、74、104 出力機
16 スキャナ
18 画像処理装置
20 DIC
24 制御系
30 マガジン
32 裏印字手段
36 露光ユニット
40 現像部
50、66、76 裏印字情報編集出力手段

Claims (9)

  1. 画像データの取得手段と、
    少なくとも出力するプリントのサイズおよび枚数の情報を含むプリント情報を取得するプリント情報取得手段と、
    仕上がり予測画像の表示手段と、
    前記仕上がり予測画像を調整する調整手段と、
    出力する画像を確定する確定手段と、
    前記確定手段による画像の確定に応じて、前記画像データに、前記調整手段による調整を反映させた画像処理を施して、出力用画像データとする画像処理手段と、
    前記調整手段による調整の情報を含む第1裏印字情報を生成するとともに、前記画像処理手段による画像処理の情報である第2裏印字情報を生成し、前記第1裏印字情報および前記第2裏印字情報を編集して、裏印字記録情報を出力する裏印字情報編集出力手段と、
    前記確定手段による画像の確定に応じて、前記プリント情報取得手段が取得したプリントのサイズおよび枚数の情報を取得して、対応するプリント用紙を供給する供給手段と、
    前記出力用画像データに応じて前記プリント用紙に可視像を再生する画像形成手段と、
    前記裏印字記録情報に応じて前記プリント用紙の裏面に印字を行う裏印字手段と、を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記確定手段が所定の出力指示手段であって、前記検定画像の表示後に前記出力指示手段による出力指示が為された時点で画像が確定する請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記裏印字情報編集出力手段は、前記画像処理手段が実施した画像処理の結果に応じて前記第2裏印字情報を生成する請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記プリント情報取得手段が取得した前記プリント情報、および画像に関する情報の少なくとも一方から、前記画像データに施す画像処理を選定する選定手段を有し、
    前記裏印字情報編集出力手段は、この選定手段による選定結果に応じて前記第2裏印字情報を生成する請求項1〜3のいずれかに記載のプリンタ。
  5. 前記画像に関する情報は、撮影情報、カメラ情報、画像データの1以上を含む請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記プリント情報は、前記画像処理手段による画像処理の指定の情報を含む請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタ。
  7. 前記画像処理手段は、階調補正、色/濃度補正、彩度補正、シャープネス処理、粒状抑制処理、および、覆い焼き処理を実施する機能に加え、赤目補正、画像欠損部の補正、撮影レンズに起因する収差補正、撮影レンズに起因する周辺減光補正、トリミング、ソフトフォーカス処理、および、クロスフィルタ処理の少なくと1つを実施する機能を有し、
    また、前記第2裏印字情報は、シャープネス処理、粒状抑制処理、覆い焼き処理、赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、周辺減光補正、トリミング、ソフトフォーカス処理、および、クロスフィルタ処理の少なくとも1つに関する情報である請求項1〜6のいずれかに記載のプリンタ。
  8. 赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、および、周辺減光補正のうち、前記プリンタが実施可能な補正の全ての実施または非実施を選択する選択手段を有する請求項7に記載のプリンタ。
  9. 赤目補正、画像欠損部の補正、収差補正、および、周辺減光補正の実施または非実施を、個々に選択する選択手段を有する請求項7または8に記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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