JP4347904B2 - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、フィルムに撮影された入力画像やデジタルカメラで撮影された入力画像のデジタル画像データに画像処理を施して出力画像データを生成し、この出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力する画像出力システムにおいて、先の処理時および再処理時の出力画像、例えば、同時プリント時と再プリント時のプリントの画像を好適に一致させることを可能にする画像処理方法および画像処理装置に関する。
ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接露光が主流である。
これに対し、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して出力画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上り)プリントとする画像処理システムであるデジタルフォトプリンタが実用化されている。
デジタルフォトプリンタは、基本的にフィルムに読取光を入射して、その投影光を読み取ると、スキャナによって読み取られたデジタル画像データやデジタルカメラ等から供給されたデジタル画像データに所定の処理を施して出力画像データとする画像処理装置と、画像処理装置から出力された画像データに応じて、例えば光ビーム走査によって感光材料を走査露光して潜像を記録するプリンタ(画像記録装置)と、プリンタによって露光された感光材料に現像処理を施して、画像が再生された(仕上り)プリントとするプロセサ(現像装置)とを有する。
このようなデジタルフォトプリンタによれば、入力画像をデジタルの画像データとして画像データの処理によって画像を調整することができるので、画像の色や濃度の調整、逆光やツブレの補正、シャープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の直接露光では得られなかった高品位なプリントを得ることができる。
しかも、デジタルフォトプリンタによれば、デジタルカメラ等で撮影された画像もプリントとして出力することもできる。
今日、このようなデジタルフォトプリンタを用い、依頼者から預かったフィルムに撮影された画像やデジタルカメラで撮影された画像をプリントとして出力するプリント出力サービスがラボ店等で行われている。このようなサービスでは依頼者からの焼き増しの依頼等に応じて、一度プリントして出力した画像(コマ)を再度プリントとして出力する、いわゆる再プリントを行うことも多い。
このような場合、先に出力されたプリントの画像と、再プリントによって出力されたプリントの画像が一致していることが要求される。
ところが、先に出力されたプリントと再プリントによって出力されたプリントとで、デジタルフォトプリンタで行われた画像データの処理(画像の色や濃度の調整条件、逆光やストやツブレの補正条件、シャープネス(鮮鋭化)処理条件等)の条件が異なっている場合、先に出力されたプリントと再プリントにおいて出力されたプリントとでは、画像の色や濃度などが異なってしまう。また、再プリントにおいて、フィルムに撮影された複数の画像を出力する場合など、これら複数の画像に対して同時プリントと同様な画像解析を実施し、改めて画像処理条件を設定する必要があり、多くの時間を要する。
そこで、これに対処するために、例えば、フィルムを扱わないで再注文をできるようにするプリントシステムが例えば特許文献1や特許文献2において提案されている。
また、画像処理情報の検索を効率良く行うプリントシステムが、例えば、特許文献3あるいは特許文献4等に開示されている。また、特許文献5には、対象画像に類似する画像を、複数の特徴量を抽出して生成した特徴ベクトルを用いて、複数の参照画像データが格納された参照画像データベースより検索する画像検索装置が開示されている。
特開平09−55834号公報 特開平09−179211号公報 特開2000−222437号公報 特開2001−7965号公報 特開2001−52175号公報
これらの従来技術において、再プリントと同時プリントの画像を一致させるために、再プリント時において、同時プリント時と同じ画像処理条件により画像処理を行うようにしている。そのために、同時プリント時の画像処理条件をその画像データとともにデータベースに登録しておいて、再プリント時にこのデータベースを検索して同時プリント時の画像処理条件を取り出すようにしている。
このような画像処理の種類としては、入力画像データの画像をより鮮明に出力するために全ての画像データ(コマ)に対して行われる一般的な画像処理(色再現性最適化処理、階調制御、顔色再現性向上、ハイパートーン処理、ハイパーシャープネス処理など)の他に、特定の画像データ(コマ)において確認される、画質を劣化させる不良現象を補正するために特化された画質劣化補正画像処理、すなわち、特殊処理とがある。この特殊処理としては、傷消し、収差補正、赤目補正等の画像処理がある。この中で赤目補正処理は、赤目現象を補正するために行われる。赤目現象とは、撮影時のストロボ発光の影響によって、人物の目(瞳)が赤になる現象であり、ポートレート等の人物を含む画像において、画質を左右する最も重要な要素である人物の仕上りに影響するため、赤目現象は重大な問題となる。
従来の上記特許文献1、特許文献2および特許文献5における画像処理方法には、このような赤目補正処理について具体的方法が記載されていない。また、特許文献3および4では、このような画像処理の一例として、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整などに加え、赤目補正処理をも行うことができるとされているが、同時プリントで施された赤目処理を、どのように再プリント時に再現するかについての具体的方法は記載されていない。
本発明の目的は、フィルムに撮影された画像やデジタルカメラで撮影された画像のデジタルデータに画像処理を施して出力画像を生成し、この出力画像を出力媒体に出力する画像処理システムにおいて、先の処理時および再処理時の出力画像、例えば、同時プリント時と再プリント時のプリントの画像を好適に一致させることを可能にする画像処理方法および画像処理装置であって、先の処理時に施された赤目処理を、再処理時において効率良く高精度に再現することが可能な画像処理方法および画像処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、画像入力媒体に記録された入力画像のデジタル画像データを取得し、取得されたデジタル画像データに、赤目自動補正処理および/または赤目手動補正処理からなる赤目補正処理を含む所定の画像処理を施して出力画像データを生成し、前記出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力する画像処理方法であって、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に対して前記赤目補正処理が施されたどうかを判別するための実施判別情報および前記入力画像に対して施された前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理、前記赤目手動補正処理、または前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理の両方のいずれであったかを判別するための形態判別情報を含む赤目処理情報を含む画像関連情報を記憶しておき、再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記記憶された赤目処理情報に基づき、前記赤目処理情報に含まれる実施判別情報が前記赤目補正処理が施されていないことを示す場合には、前記入力画像に対して、前記赤目補正処理を除く前記所定の画像処理を施し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理であったことを示す場合には、当該入力画像に対して前記赤目自動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目手動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目自動補正処理に加えて前記赤目手動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、画像処理後の出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力するものであり、さらに、前記赤目補正処理が、前記入力画像内に赤目現象のある赤目領域を検出する検出処理と検出された前記赤目領域の前記赤目現象を補正する補正処理とを含み、前記赤目処理情報が前記入力画像にある赤目領域の位置情報を含むものであり、前記入力画像のデジタル画像データが、写真フィルムをスキャナで読み取って得られたデジタルデータである場合には、前記赤目処理情報のうちの、前記赤目の位置情報は用いずに、再度、前記赤目領域を前記検出処理によって検出し、検出された前記赤目領域の位置情報を用いて当該赤目領域の前記赤目現象に前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施し、前記入力画像のデジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合には、前記検出処理を行わずに、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いて、先に行ったのと同様の前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施すことを特徴とする画像処理方法を提供する。
ここで、前記検出処理は、前記入力画像内に前記赤目領域を自動検出する自動検出処理、またはこの自動検出処理及びこれに加えて行う手動処理であり、前記補正処理は、前記赤目領域を自動的に補正する自動補正処理であり、前記デジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータであり、再度、前記出力画像を出力する場合に行う前記赤目自動補正処理は、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いる、先と同様な前記自動補正処理であることが好ましい。
また、前記画像関連情報は、前記入力画像毎に記憶されるものであり、前記赤目処理情報、および前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を検索するための検索情報を含み、再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に係る情報に基づいて前記検索情報を検索し、前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を選択し、この選択された前記赤目処理情報に基づき、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理を施すことが好ましい。
また、前記検索情報は、当該入力画像のデジタル画像データが前記写真フィルムを読み取って得られたデジタルデータである場合、前記写真フィルムを識別するためのフィルム情報、コマ番号を識別するためのコマID情報、および前記入力画像の画像特徴量データのうちのいずれか1つ以上であることが好ましい。
また、前記検索情報は、当該入力画像のデジタル画像データが前記デジタルカメラで撮影されたデジタルデータである場合、このデジタルデータのヘッダ情報、およびファイル名情報のうちの少なくとも一方を含むことが好ましい。
さらに、前記検索情報を検索するための前記入力画像に係る情報は、前記検索情報と同一な情報であることが好ましい。
上記課題を解決するために本発明は、画像入力媒体に記録された入力画像のデジタル画像データを取得し、取得されたデジタル画像データに、所定の画像処理を施して出力画像データを生成する画像処理部と、この画像処理部で生成された前記出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力する出力部とを有する画像処理装置であって、前記画像処理部は、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を赤目自動補正処理および/または赤目手動補正処理によって施す赤目補正処理部と、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に対して前記赤目補正処理が施されたどうかを判別するための実施判別情報および前記入力画像に対して施された前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理、前記赤目手動補正処理、又は前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理の両方のいずれであったかを判別するための形態判別情報を含む赤目処理情報を含む画像関連情報を記憶する記憶部とを備え、前記赤目補正処理部は、再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記記憶部から記憶された前記赤目処理情報を読み出し、前記赤目処理情報に含まれる実施判別情報が前記赤目補正処理が施されていないことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を行わず、前記画像処理部から前記赤目補正処理を除く前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理であったことを示す場合には、当該入力画像に対して前記赤目自動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目手動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目自動補正処理に加えて前記赤目手動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力するものであり、さらに、前記赤目補正処理部が、前記入力画像内に赤目現象のある赤目領域を検出する検出処理を行う検出処理部と、この検出処理部で検出された前記赤目領域の前記赤目現象を補正する補正処理を行う補正処理部とを含み、前記赤目処理情報が、前記入力画像にある赤目領域の位置情報を含むものであり、前記入力画像のデジタル画像データが、写真フィルムをスキャナで読み取って得られたデジタルデータである場合には、再度、前記出力画像を出力する際に、前記赤目補正処理部は、前記赤目処理情報のうちの、前記赤目の位置情報は用いずに、再度、前記赤目領域を前記検出処理部によって検出し、検出された前記赤目領域の位置情報を用いて当該赤目領域の前記赤目現象に前記補正処理部によって前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施し、前記入力画像のデジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合には、再度、前記出力画像を出力する際に、前記検出処理部による前記検出処理を行わずに、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いて、先に前記補正処理部が行ったのと同様の前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施すものであり、前記出力部は、前記所定の画像処理後の前記出力画像データに基づく前記出力画像を前記出力媒体に記録して出力することを特徴とする画像処理装置を提供する。
ここで、前記検出処理部で行う前記検出処理は、前記入力画像内に前記赤目領域を自動検出する自動検出処理、またはこの自動検出処理及びこれに加えて行う手動処理であり、前記補正処理部は、前記補正処理として前記赤目領域を自動的に補正する自動補正処理を施し、前記デジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータであり、再度、前記出力画像を出力する場合に、前記補正処理部で行う前記補正処理は、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いる、先と同様な前記自動補正処理であることが好ましい。
また、前記画像関連情報は、前記入力画像毎に記憶されるものであり、前記赤目処理情報、および前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を検索するための検索情報を含み、さらに、再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に係る情報に基づいて前記検索情報を検索する検索部を備え、この検索部による前記記憶部の検索によって、前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を選択し、前記赤目補正処理日は、この選択された前記赤目処理情報に基づき、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理を施すことが好ましい。
本発明によれば、フィルムに撮影された画像やデジタルカメラで撮影された画像に画像処理を施して出力画像を生成し、この出力画像を出力媒体に出力する画像出力システムにおいて、先の処理時に施された赤目処理を、再処理時において効率良く高精度に再現することができる。このため、再処理時、例えば再プリント時のプリントの出力時間を短縮できるとともに、先の処理時および再処理時の出力画像、例えば、同時プリント時と再プリント時のプリントの画像を好適に一致させることが可能である。
本発明の画像処理方法に適用するデジタルフォトプリンタの一実施形態のブロック図である。 (a)は図1に示されるデジタルフォトプリンタに装填されるスキャナの概念図を、(b)は図1に示されるデジタルフォトプリンタに配置されるイメージセンサの概念図を、それぞれ示す。 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画像処理装置の一実施形態のブロック図である。 図1に示されるデジタルフォトプリンタを用いて行われる本発明の画像処理方法の流れを示すフローチャート図であり、同時プリント時の画像処理方法の流れを示す図である。 図1に示されるデジタルフォトプリンタを用いて行われる本発明の画像処理方法の流れを示すフローチャート図であり、再プリント時の画像処理方法の流れを示す図である。
本発明の画像処理方法を添付の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1に、本発明の画像処理方法を適用するデジタルフォトプリンタの一実施形態のブロック図が示される。
図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フィルムFに撮影された画像(入力画像)を光電的に読み取ってデジタル画像データとするスキャナ(画像読取装置)12と、読み取られた入力画像データを処理して出力用の画像データ(出力画像データ)とし、また、フォトプリンタ10全体の操作および制御等を行う画像処理装置14と、画像処理装置14から出力された画像データに応じて変調した光ビームで感光材料(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上り)プリントとして出力する画像出力部16とを有する。
また、画像処理装置14には、様々な条件の入力や設定、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示等を入力するためのキーボード18aおよびマウス18bを有する操作系18と、スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続される。
スキャナ12は、フィルムF等に撮影された画像(入力画像)を光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有するイメージセンサ34と、アンプ(増幅器)36と、A/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有する。
また、フォトプリンタ10においては、新写真システム(Advanced Photo System)や135サイズのネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自在な専用のキャリアが用意されており、キャリアを交換することにより、各種のフィルムや処理に対応することができる。フィルムに撮影され、プリント作成に供される画像(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位置に搬送される。
このようなスキャナ12において、フィルムFに撮影された画像を読み取る際には、光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整された読取光が、キャリアによって所定の読取位置に配置されたフィルムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
キャリア30は、図2(a)に示されるように、所定の読取位置を挟んで配置される搬送ローラ対30aおよび30bと、フィルムFの投影光を所定のスリット状に規制する読取位置に対応して位置するスリット40aを有するマスク40とを有する。スリット40aは、ラインCCDセンサと同方向(主走査方向)に延在するものであり、搬送ローラ対30aおよび30bは、読取位置にフィルムFを配置しつつ、主走査方向と直交する副走査方向に、フィルムFの長手方向を一致させて搬送する。
このようなスキャナ12において、フィルムFに撮影された画像を読み取る際には、光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整された読取光が、キャリアによって所定の読取位置に位置されたフィルムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
フィルムFは、このキャリア30によって読取位置に配置されて副走査方向に搬送されつつ、読取光を入射される。これにより、結果的にフィルムFが主走査方向に延在するスリット40aによって2次元的にスリット走査され、フィルムFに撮影された各コマの画像が読み取られる。
新写真システムのフィルムには、磁気記録媒体が形成されており、新写真システムのフィルム(カートリッジ)に対応するキャリア30には、この磁気記録媒体に情報の記録/読取を行う磁気ヘッド42が配置されている。フィルムの磁気記録媒体に記録された情報は、磁気ヘッド42で読み取られて画像処理装置14等に送られ、また、画像処理装置14等からの情報がキャリア30に転送され、磁気ヘッド42によってフィルムFの磁気記録媒体に記録される。
また、キャリア30には、フィルムに光学的に記録されるDXコード、拡張DXコー
ド、FNSコード等のバーコードや、フィルムに光学的に記録された各種の情報を読み取るためのコードリーダ44が配置されており、コードリーダ44で読み取られた各種の情報が画像処理装置14等に送られる。
図2(b)に示されるように、イメージセンサ34は、R画像を読み取るラインCCDセンサ34R、G画像を読み取るラインCCDセンサ34GおよびB画像を読み取るラインCCDセンサ34Bを有する、いわゆる3ラインのカラーCCDセンサで、主走査方向に延在する。フィルムFの投影光は、イメージセンサ34によって、R、GおよびBの3原色に分解されて光電的に読み取られる。
イメージセンサ34の出力信号は、アンプ36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて、画像処理装置14に送られる。
スキャナ12においては、フィルムFに撮影された入力画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレスキャンと、入力画像の画像データ(入力画像データ)を得るための本スキャンとの、2回の画像読取で行う。
プレスキャンは、スキャナ12が対象とする全てのフィルムの画像を入力画像として、イメージセンサ34が飽和することなく読み取れるように設定されたプレスキャンの読取条件で行われる。一方、本スキャンは、プレスキャンデータから、その画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃度でイメージセンサ34が飽和するように、各コマ毎に設定された本スキャンの読取条件で行われる。従って、同じ画像でも、プレスキャンと本スキャンの出力信号は、解像度と出力レベルが異なる。
なお、本発明において、スキャナは、このようなスリット走査によるものに限定はされず、1コマの画像の全面を一度に読み取るエリアセンサを利用するものであってもよい。この場合には、例えば、エリアCCDセンサを用い、光源とフィルムFとの間に、R、GおよびBの各色フィルタの挿入手段を設け、各色フィルタを順次挿入してエリアCCDセンサで画像を読み取ることにより、フィルムに撮影された画像を3原色に分解して順次行えばよい。
続いて、図3に、画像処理装置14のブロック図を示す。図3に示されるように、画像処理装置14(以下、処理装置14とする)は、データ処理部46、Log変換器48、プレスキャン(フレーム)メモリ50、本スキャン(フレーム)メモリ52、プレスキャン通常画像処理部54(以下、プレスキャン処理部54とする)、ディスプレイ信号変換部56、本スキャン通常画像処理部58(以下、本スキャン処理部58とする)、赤目画像処理部60、プリンタ信号変換部62、条件設定部64、および記憶手段である記憶部69を有する。
なお、図3は、主に、画像処理関連の部位を示すものであり、画像処理装置14には、これ以外にも、処理装置14を含むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行うCPU、フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を記憶するメモリ、可変絞り24の絞り値やCCDセンサ34の蓄積時間を決定する手段等が配置され、また、操作系18やディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)を介して各部位に接続される。
スキャナ12から出力されたR,GおよびBの各出力信号は、まず、データ処理部46において、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正などの所定の処理が施され、Log変換器48で変換されてデジタルの画像データとされて、プレスキャン(画像)データはプレスキャンメモリ50に、本スキャン(画像)データは本スキャンメモリ52に、それぞれ記憶(格納)される。
プレスキャンメモリ50に記憶されたプレスキャンデータは、プレスキャン処理部54で処理されてディスプレイ信号変換部56に送られ、ディスプレイ信号変換部56においてディスプレイ20による表示に対応する画像データ(以降、表示画像データとする)とされ、本スキャンメモリ52に記憶された本スキャンデータ(入力画像データ)は、本スキャン処理部58および赤目画像処理部60で画像処理されて、プリンタ信号変換部62において画像出力部16による出力に対応する画像データ(出力画像データ)とされる。
プレスキャン処理部54と、本スキャン処理部58は、共に、後に詳述する条件設定部64の設定に応じて、スキャナ12によって読み取られた入力画像データに、赤目補正処理以外の各種の画像処理(以下、通常画像処理とする)を施す部位である。両者は、処理する画像データの画素密度が異なる以外には、基本的に同様の処理を行う。
プレスキャン処理部54および本スキャン処理部58における通常画像処理は、公知の各種の画像処理であって、一例として、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整、電子変倍処理、シャープネス(鮮鋭化)処理、粒状抑制処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した画像データ圧縮による、直接露光のフォトプリンタにおける覆い焼き効果の付与)、幾何学歪補正、周辺光量補正、ソフトフォーカスや白黒仕上げなどの特殊仕上げ等の1以上が例示される。
これらの各処理は、公知の方法で行えばよく、処理演算(アルゴリズム)、加算器や減算器による処理、LUT(ルックアップテーブル)による処理、マトリクス(MTX)演算、フィルタによる処理等を適宜組み合わせて行われる。
一例を挙げれば、グレーバランス調整、濃度調整および階調調整は、画像特徴量に応じて作成されるLUTを用いる方法が、彩度調整は、MTX演算を用いて行う方法が、シャープネス処理は、画像を周波数成分に分け、中・高周波数成分から得られた輝度信号にシャープネスゲイン(鮮鋭度補正係数)を乗算して、得られた輝度情報を低周波数成分に加算する方法が、それぞれ例示される。
赤目画像処理部60は、入力画像に赤目現象が生じている場合、この入力画像に対して赤目の発生している領域を自動的に検出(赤目検出)し、自動的に補正(赤目補正処理)を行う、全自動の赤目補正処理(赤目自動補正)を行う部分である。赤目画像処理部60は、ディスプレイ信号変換部56と接続されており、赤目画像処理部60における赤目補正処理の内容をディスプレイ20で確認可能になっている。また、図示していないが、赤目画像処理部60は操作系18と接続されており、キーボード18aやマウス18bを用いて赤目補正処理の条件を指示入力することで、ディスプレイ20に表示される画像を確認しながら、手動による赤目補正処理(赤目手動補正)を行うことが可能となっている。ここで行われる赤目自動補正は、赤目自動検出部72で赤目領域の自動検出が、自動補正部74で検出された赤目領域の自動補正が行われることで実施される。
赤目検出の方法には、特に限定はなく、公知の方法が各種利用可能である。
一例として、顔抽出を行い、抽出した顔から瞳および/または赤目を検出する方法が例示される。
顔抽出は、公知の方法で行えばよく、例えば、エッジ検出や形状パターン検出による顔検出方法; 色相抽出や肌色抽出による顔検出方法; 候補領域を抽出して、この候補領域を小領域に分割して、各領域毎の特徴量を予め設定した顔領域パターンと照合して、その確度から顔領域を抽出する方法(特開2000−137788号公報参照); 顔候補領域を抽出して、各候補領域の重複度から確度を評価して顔領域を抽出する方法(特開2000−149018号公報参照); 顔候補領域を抽出して、各候補領域の濃度が所定の閾値に対応する値である場合に、胴体候補領域を抽出し、顔および胴体候補領域の濃度や彩度コントラストを用いて確度を評価して、顔領域を抽出する方法(特開2000−148980号公報参照); 等が例示される。
抽出した顔領域から赤目を検出する方法も、公知の方法で行えばよい。
例えば、エッジ検出、形状パターン検出、位置情報、色相情報等を用いた瞳抽出を行って、色相等から赤目を検出する方法; エッジ検出、形状パターン検出、位置情報等を用いて目を抽出し、この目の画像データの輝度ヒストグラムから低輝度領域を抽出し、抽出した低輝度領域を収縮処理して瞳の領域を抽出し、色相等から赤目を検出する方法; 顔候補領域をxy平面として各画素毎に色相等を用いた画像特徴量zを求め、xyzの三次元空間を設定してz値の山状分布からxy平面を分割して、分割領域毎に形状情報や統計的画像特徴量等から赤目を検出する方法(特開2000−76427号公報参照); 等が例示される。
また、検出した赤目の補正方法にも限定はなく、公知の方法で行えばよい。
例えば、検出した赤目の色変換や彩度低下によって赤目を補正する方法; 検出した赤目領域で最小明度の画素に近づけるように、他の全画素の彩度や明度を補正する方法(特開2000−76427号公報参照); 等が例示される。
本実施形態において、赤目画像処理部60による赤目補正処理は、上述のような、ディスプレイ20による画面表示を行い、この表示画面とマウス18b等の操作部18を用いたGUI(Graphical User Interface)による操作等によって行うことも可能である。また、自動的な処理においてオペレータによる赤目位置の指定等、オペレータの操作による手動処理を併用する、半自動的な赤目補正処理方法であってもよい。処理装置14はこれらの処理形態を適宜選択できるようになっている。
ディスプレイ信号変換部56は、画像データを3D(3次元)−LUT等で変換して、ディスプレイ20による表示に対応する画像データ(表示画像データ)にする部位である。
他方、プリンタ信号変換部62は、本スキャン画像処理部58によって画像処理され、場合に応じて、赤目画像処理部60において赤目補正処理された画像データを3D−LUT等で変換して、画像出力部16による画像記録に対応する画像データに変換し、画像出力部16に供給する部位である。
プレスキャン処理部54および本スキャン処理部58における通常画像処理の条件は共に条件設定部64で設定される。この条件設定部64には、後述の画像関連情報を記憶しておく部位である記憶部69が接続されている。
記憶部69は、例えば、処理装置14に内蔵あるいは接続されるハードディスクやデータベース、フレキシブルディスクや光磁気記録媒体などの各種の記録媒体が例示される。また、フォトプリンタ10をコンピュータ通信ネットワーク等の通信手段によって外部のデータベースと接続してもよい。容量的に可能であれば新写真システムのフィルムに形成される磁気記録媒体を利用してもよく、カートリッジやパトローネにICメモリを装着して、これを記憶部69としてもよい。
本実施形態において、記憶部69に記憶される画像関連情報とは、例えばそのコマ(画像)を検索する、または特定するための情報である検索情報と、そのコマ(画像)に施した画像処理の情報である画像処理情報とが含まれる。
検索情報とは、そのコマを識別、または特定するための情報であり、例えばフィルムFを識別するフィルム情報やコマ番号等のコマID情報が例示される。
コマID情報としては、フィルムで撮影された画像の場合、フィルム種やメーカなどのフィルムFの識別情報、フィルムFに記録されるDXコード等のバーコード、顧客の識別情報、フォトプリンタ10の識別情報、プリント作成および/または画像処理を行った日時、コマ番号、バックプリントに記載される各種の情報等が例示される。また、新写真システムのフィルムFであれば、各カートリッジにID番号が付与されているので、これを用いればよい。ID番号やコマ番号はフィルムFに磁気記録されており、また、カートリッジやインデックスプリントにも記載されている。また、例えばラボ店が顧客や注文日時に応じて個々の画像(コマ)にシリアルNoを設定してもよく、これを検索情報としても構わない。
また、デジタルカメラで撮影された画像の場合は、Exifタグ等のヘッダ情報やファイル名が検索情報として好適に例示される。
本発明において検索情報とは、このようなコマID情報に限定されず、各種のものが利用可能である。
例えば、そのコマの画像の画像特性値、具体的には、前述のセットアップ部66が算出した画像特徴量や濃度ヒストグラムの情報、画像をブロック分割した各ブロックの画像特徴量や濃度ヒストグラムの情報、間引き画像などの低解像度画像、サムネール画像等も、検索情報として好適に利用可能である。例えば、検索用情報に用いる画像特徴量として、離散コサイン変換(DCT)を施した空間度数データを用いてもよいし、画像データをある大きさのブロックにブロック化して、各ブロックごとの平均値、または和あるいは最大値、最小値等を用いるようにしても良い。
これらの検索情報は、同時プリント時や再プリント時において、プレスキャンや本スキャンの際の画像読取で得られた画像データから、例えばセットアップ部66が算出して、パラメータ統合部70に供給すればよい。
画像関連情報の画像処理情報とは、再プリント時に同時プリント時と同じプリント画像を再現するための情報であり、通常処理情報と赤目処理情報とが含まれる。
通常処理情報とは、同時プリント時に施した赤目補正処理以外の画像処理の内容、すなわち画像処理の種類、画像処理の順序、各画像処理の画像処理条件(パラメータや関連データを含む)等である。
通常処理情報は、再プリント時に同時プリントの際の通常画像処理を再現できる情報であればよく、具体的には、同時プリントにおける通常画像処理のために作成したLUTや演算式、予め定められている画像処理にかかる係数等が例示される。
通常画像処理情報としては、例えば、グレイバランス調整等のようにLUTで処理を行う画像処理ではLUTを、彩度補正のようにMTX演算で処理を行う画像処理ではMTX演算式を、シャープネス処理のように係数(ゲイン)で設定する処理であれば係数を、あるいはオペレータによるDCMYキー補正情報、さらには関連データ等をそれぞれ記憶すればよい。
また、赤目処理情報とは、再プリント時に、同時プリントの際の赤目補正処理を再現できる情報であり、実施判別情報と形態判別情報とが含まれる。実施判別情報とは、同時プリント時に赤目補正処理が成されたか否かを判別するための情報であり、形態判別情報とは、同時プリント時における赤目補正処理が、自動による処理(赤目自動補正)のみであったか手動による処理(赤目手動補正)を含むものであったかの情報である。
記憶部69には、このような画像関連情報が記憶される。記憶部69は条件設定部64のパラメータ統合部70と接続されており、必要に応じてこれらの情報がパラメータ統合部70によって検索されて読み出される。この点については後に詳述する。
条件設定部64は、パラメータ統合部70、セットアップ部66およびキー補正部68を有して構成されている。
セットアップ部66は、本スキャンの読取条件やプレスキャン処理部54および本スキャン処理部58での通常画像処理の内容や条件等を決定するものである。
具体的には、セットアップ部66は、同時プリントの際に、プレスキャンデータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最低濃度)やシャドー(最高濃度)等の濃度ヒストグラムの頻度の所定%点、LATD(大面積透過濃度)、ヒストグラムの極大値および極小値濃度等の画像特徴量の算出等を行い、前述のように本スキャンの読取条件を設定し、さらに、濃度ヒストグラムや画像特徴量、オペレータの指示等に応じて、各種の画像処理から実行する画像調整ならびに実行順序を決定し、さらに、各画像処理条件、ディスプレイ信号変換部56やプリンタ信号変換部62での変換条件を算出し、パラメータ統合部70に供給する。
他方、再プリントの際には、セットアップ部66は、同時プリントと同様に濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出を行って本スキャンの読取条件を設定すると共に、パラメータ統合部70が記憶部69から読み出した、再プリントするコマの通常画像処理に関する情報(通常処理情報)を用いて、基本的に、同時プリントにおいての本スキャン処理部58における通常画像処理条件を再現して、パラメータ統合部70に供給する。
なお、同時プリントと再プリントとで、プリント条件等が異なる場合には、必要に応じて、再プリント時の画像処理条件等を変更してもよい。例えば、プリントサイズや解像度が異なる場合のように、像構造にかかる条件が異なる場合には、それに応じて像構造にかかる画像調整の処理条件、例えば、シャープネス処理や粒状抑制処理等のパラメータ等を変更する。
キー補正部68は、操作系18のキーボード18aやマウス18bから入力された、通常画像処理における色調整、濃度調整、コントラスト(階調)調整等の指示に応じて、また、赤目補正処理における補正位置、色調整、濃度調整、コントラスト(諧調)調整等の指示に応じて、画像処理条件の調整量を算出し、パラメータ統合部70に供給するものである。
パラメータ統合部70は、セットアップ部66が算出した画像処理条件等を受け取り、プレスキャン処理部54および本スキャン処理部58の所定部位に設定し、さらにキー補正部68で算出された調整量等に応じて、各部位に設定された画像処理条件を設定する。パラメータ統合部70には、前述のように、先にプリントが作成されたコマ(処理装置14で処理したコマ)の画像関連情報を記憶する記憶部69が接続される。
また、パラメータ統合部70は、同時プリントの際には、そのコマに対する処理が確定した後に、そのコマの画像関連情報を記憶部69に送り、再プリントの際には、記憶部69を検索して再プリントするコマの画像関連情報を読み出してその結果をディスプレイ20に表示し、また、必要な情報をセットアップ部66等の所定部位に供給する。
なお、プリントを作成した際に記憶部69に画像関連情報を記憶するのは、通常は、いわゆる同時プリントの際であるので、ここでは、これを同時プリントとし、それ以外を再プリントとするが、先の再プリント時に記憶部69に画像関連情報を記憶して、後の再プリント時に用いてもよいのはもちろんである。すなわち、本発明は、同時プリントや再プリント等の先のプリント時に記憶部69に画像関連情報を記憶して、再プリントや後の再プリント時等のプリント時に用いるものであるが、以下では、同時プリントおよび再プリントを代表例として説明する。
前述のように、処理装置14のプレスキャン処理部54のディスプレイ信号変換部56で変換された表示画像データはディスプレイ20に、本スキャン通常処理部58のプリンタ信号変換部62で変換された出力画像データは画像出力部16に、それぞれ送られる。
画像出力部16は、供給された画像データに応じて出力媒体である感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプリンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定の処理を施してプリントとして出力するプロセサ(現像装置)とを有する。
画像出力部16では、例えば、感光材料をプリント長に切断した後に、バックプリントを記録し、次いで、R露光、G露光およびB露光の3種の光ビームを、処理装置14から出力された画像データに応じて変調して主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することにより、感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサは、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の所定単位に仕分して集積する。
本実施形態では、画像出力部16は出力媒体として感光材料(印画紙)を用い、この感光材料(印画紙)に出力画像を記録しプリントとして出力するものである。本発明においてはこれに限定されず、例えば出力媒体としてハードディスクやデータベース、フレキシブルディスクや光磁気記録媒体等の各種の記録媒体を用い、これらの記憶媒体に出力画像データを記録して出力するものであっても構わない。
以下、新写真システムのフィルムFに撮影された画像をプリントとして出力する際のフォトプリンタ10の動作を説明することにより、本発明の画像処理方法について、より詳細に説明する。
図4および図5は、フォトプリンタ10を用いて行われる本発明の画像処理方法の流れを示すフローチャートを示す図であり、図4は同時プリント時の画像処理方法の流れを示し、図5は再プリント時の画像処理方法の流れを示す。以下、図4および図5を参照し、本実施形態の画像処理方法について、より詳細に説明する。
初めに、図4を参照して同時プリント時について説明する。
初めにフィルムFのプリント作成を行うオペレータにより、フィルムFに応じたキャリア30がスキャナ12の所定位置に装着され、フィルムFがキャリア30にセットされ、作成するプリントサイズなどの情報、またはその他必要な指示や選択や設定が入力されてプリント作成開始が指示される(ステップS100)。
プリント作成開始が指示されると、キャリア30によるフィルムの搬送が開始され、磁気ヘッド42によって、フィルムFに記録された検索情報であるフィルムID番号およびコマ番号の情報が読み取られることで検索情報が取得される(ステップS110)。読み取られたフィルムID番号およびコマ番号の情報は、パラメータ統合部70に送られる。この検索情報は、後述するように所定のタイミングでパラメータ統合部70から記録部69に送られて画像処理情報と関連付けられて記録される。
本実施形態によるとフィルムID番号およびコマ番号の情報を検索情報として用いているが、この他にも上述のように、例えば、そのコマの画像の画像特性値、具体的には、前述のセットアップ部66が算出した画像特徴量や濃度ヒストグラムの情報、画像をブロック分割した各ブロックの画像特徴量や濃度ヒストグラムの情報、間引き画像などの低解像度画像、サムネール画像等も、検索情報として好適に利用可能である。
キャリア30は引き続きフィルムFをプレスキャンの速度で副走査方向に搬送して、前述のように所定の読取位置においてプレスキャンが行われる(ステップS120)。プレスキャンでは、上述のようにフィルムFがスリット走査されて投影光がイメージセンサ34に結像し、フィルムFに撮影された画像がR,GおよびBに分解されて光電的に読み取られる。
イメージセンサ34からの出力はアンプ36で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて処理装置14に送られ、データ処理部46でオフセット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器48で変換されてデジタルの画像データ(プレスキャン画像データ)とされ、プレスキャンメモリ50に記憶される。
なお、プレスキャンおよび本スキャンは1コマずつ行ってもよいし、全コマあるいは所定の複数コマずつ連続的に行ってもよい。もしくは、プレスキャンを連続的に全コマあるいは所定の複数コマずつ行い、本スキャンを1コマずつ、プレスキャンより少ないコマずつ行ってもよい。以下では、説明を簡潔にするために、1コマずつプレスキャンおよび本スキャンを行う場合を代表例として説明を行う。
プレスキャンメモリ50にプレスキャン画像データが記憶されると、セットアップ部66がこれを読み出し、前述のように濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出を行い、その結果から、可変絞り24の絞り値等の本スキャンの読取条件を設定し、スキャナ12に送る。(ステップS130)
セットアップ部66は、さらに濃度ヒストグラムおよび画像特徴量、およびオペレータによる指示に応じて、そのコマ(画像)に実行する通常画像処理を選択し、その順番を決定し、各通常画像処理の条件(信号変換条件)を算出し、必要に応じて調整を行い入力画像に対して行う通常画像処理の条件を設定する。設定された通常画像処理の条件は、パラメータ統合部70に送られ、プレスキャン通常処理部54および本スキャン通常処理部58の所定位置(ハードウエア)に設定される(ステップS140)。
このステップS140における通常画像処理の条件の設定は以下のように行われる。
セットアップ部66において通常画像処理の条件が算出され、パラメータ統合部70からプレスキャン処理部54に供給されると、プレスキャンメモリ50からプレスキャン画像データが読み出され、プレスキャン処理部54に供給された通常画像処理条件に応じて通常処理され、次いで、ディスプレイ信号変換部56に供給されて、ディスプレイ20での表示に応じた表示用画像データに変換され、プレスキャン画像がシミュレーション画像としてディスプレイ20に表示される。
オペレータは、ディスプレイ20の表示画像を見て、画像の確認(検定)を行い、必要に応じて、キーボード18aに設定された調整キー等を用いて、色、濃度、階調等の調整等を行う。
調整の信号はキー補正部68に送られる。キー補正部68は入力に応じた画像処理条件の補正量を算出し、これをパラメータ統合部70に送る。パラメータ統合部70は、送られた補正量に応じて、プレスキャン処理部54および本スキャン処理部58で設定した通常画像処理条件を補正する。従って、オペレータによる入力に応じて、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。
オペレータは、ディスプレイ20に表示された画像を見ながら、この画像が出力するに最適な画像であるか否かを判定する。表示された画像が適正であると判定(検定OK)すると、キーボード18aなどを用いてその旨を指示する。ステップS140における調整は、この判定がOKとなるまで繰り返し行われる。
判定がOKとなると、通常画像処理条件はプレスキャン通常処理部54および本スキャン通常処理部58の所定位置(ハードウエア)に設定される。ステップS140では、このようにして通常画像処理の条件が設定される。
なお、検定を行わない場合には、パラメータ統合部70による本スキャン処理部58への通常画像処理条件の供給が終了した時点で通常画像処理の条件が確定し、本スキャンが開始される。検定の有無は、モードとして選択可能にするのが好ましい。
次に、本スキャンが以下のように実施される(ステップS150)。スキャナ12において可変絞り24の絞り値等が設定された本スキャンの読取条件に設定されると共に、キャリア30が本スキャンの速度でフィルムFを搬送する。
本スキャンは、読取条件が設定された本スキャンの読取条件となる以外はプレスキャンと同様に行われ、イメージセンサ34の出力信号は、アンプ36、A/D変換器38で処理され、処理装置14のデータ処理部46で処理されて、Log変換器48でデジタル化されて、本スキャン画像データ(入力画像データ)とされ、本スキャンメモリ52に送られる。
本スキャンデータが本スキャンメモリ52に送られると、本スキャン処理部58に読み出され、ステップS140において設定された通常画像処理条件で入力画像データに対して通常画像処理が施され、施された通常画像処理の内容が、画像関連情報の通常処理情報としてパラメータ統合部70に送られる(ステップS160)。この本スキャン画像処理部58における通常画像処理において、上述のように入力画像データに対して赤目補正処理を除く所定の画像処理が施され、通常処理画像データが生成される。また、パラメータ統合部70に送られた通常画像処理情報は、後述のとおり所定のタイミングで記憶部69に送られて記憶される。
本スキャン処理部58において通常画像処理が施された通常処理画像データは、赤目画像処理部60の赤目自動検出部72に送られ、赤目自動検出部72において上述の赤目自動検出が行われて、通常処理画像データの画像(以降、通常処理画像とする)内の赤目現象が発生している領域が検出される(ステップS170)。
通常処理画像内に赤目現象が発生している領域が、検出された場合、赤目自動補正部74において赤目自動補正が行われる(ステップS180)。赤目自動補正部74においては、通常処理画像データに対して上述のような赤目補正が自動的に施され赤目現象が補正された画像データである赤目自動補正画像データが生成される。
また、ステップS170において通常処理画像内に赤目現象が生じている領域が検出されない場合も、通常処理画像データは赤目自動補正処理部74に送られるが、この場合赤目補正処理(ステップ180における処理)は施されず、通常処理画像データはプリンタ信号変換部62に送られ、後述のステップS230〜ステップS250が実施される。
この際、赤目処理部60において赤目処理が行われたか否かの情報である実施判別情報がパラメータ統合部70に送られる(ステップS190)。
次に、赤目自動補正画像データの検定が行われる(ステップS200)。赤目画像処理部60の赤目自動補正部74に送られた赤目自動補正画像データは、前述のディスプレイ信号変換部56に送られ、赤目自動補正画像データの画像(赤目自動補正画像)がディスプレイ20に表示される。オペレータは、ディスプレイ20の表示画像を見て赤目自動補正画像の検定を行う。
赤目自動補正画像に、赤目自動補正部74で補正されなかった赤目現象が確認された場合、ディスプレイ20の表示画像を見ながらキーボード18aに設定された調整キーやマウス18b等を用いて、前述のGUIにより、画像内の赤目現象が生じている領域について手動的に赤目補正(赤目手動補正)が行われる(ステップS210)。このように赤目自動補正部74で自動的に赤目補正された赤目自動補正画像に対し手動的に赤目補正を実施し赤目手動補正画像を生成する。
また、ステップS200の検定において、赤目自動補正画像内に赤目現象の生じている領域が確認されなかった場合、赤目自動補正画像データはプリンタ信号変換部62に送られ、後述のステップS230〜ステップS250が実施される。
この際、オペレータによる入力に応じて、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。オペレータは、このディスプレイ20の表示画像を見て、手動的に赤目補正を行う。また、オペレータは赤目補正が適正に行われ、画像が適正であると判定(検定OK)すると、キーボード18a等を用いて、赤目補正が適正に行われた旨を指示入力する。
この際、検定において、手動で赤目補正処理が施された場合には、赤目補正処理が手動で行われ旨を指示入力し、赤目処理が自動処理のみで行われた処理であるか、手動処理も含んで行われた処理であるかの情報である処理形態判別情報がパラメータ統合部70に送られる(ステップS220)。
なお、検定および手動による赤目補正を行わない場合には、赤目自動補正部74における赤目自動補正処理が終了した時点で赤目補正処理が終了する。検定の有無はモードとして選択可能にするのが好ましい。
処理形態判別情報がパラメータ統合部70に供給されると、パラメータ統合部70はステップS110で取得された検索情報、ステップS160で取得された通常処理情報、ステップS190で得られた赤目処理情報の実施判別情報、ステップS220で得られた赤目処理情報の処理形態判別情報のうちの得られた画像関連情報を記憶部69に送り、それぞれの情報が画像と対応付けられて記憶部69に記憶される(ステップS230)。
赤目補正部60で所定の処理が施された画像(赤目補正画像)は、プリンタ信号変換部62に送られて出力画像データに変換され(ステップS240)、画像出力部16に出力されてこの出力画像データを再生したプリントが作成される(ステップS250)。本実施形態において同時プリントは以上のように行われる。
一方、フォトプリンタ10において、上述の同時プリントにおいて出力されたプリントの画像を再現する再プリントが、下記のようにして行われる。
以下、図5に示すフローチャートを参照して本実施形態における再プリントの一例について説明する。
初めに、再プリント作成を行うオペレータにより、同時プリントと同じフィルムFに応じたキャリア30がスキャナ12の所定位置に装着され、フィルムFがキャリア30にセットされ、作成するプリントサイズなどの情報、またはその他必要な指示や選択や設定が入力されてプリント作成開始が指示される。(ステップS300)
プリント作成開始が指示されると、キャリア30によるフィルムの搬送が開始され、磁気ヘッド42によって、フィルムFに記録されたフィルムID番号およびコマ番号の情報が、読み取られる(ステップS310)。これらフィルムID番号およびコマ番号の情報は、同時プリント時に検索情報として記録部69に記録された情報と同じ情報である。再プリント時におけるこれらの情報は、記録部69に記録されている複数の画像関連情報から、該当するコマの画像関連情報を探索するための鍵情報として用いられる。鍵情報である読み取られたフィルムID番号およびコマ番号の情報は、パラメータ統合部70に送られる。
この後、キャリア30は引き続きフィルムFをプレスキャンの速度で副走査方向に搬送して、同時プリントにおけるステップS110とステップS120と同様にプレスキャン画像データが取得されて本スキャン読取条件が設定される(ステップS320およびステップS330)。この場合、好ましい態様として、再プリントするコマのプレスキャン画像を同時プリントと同様にしてディスプレイ20に表示する。なお、この際においては、プレスキャン画像の画像処理は不要である。再プリントの場合も必要に応じて、同時プリントと同様に検定を行ってもよいのはもちろんである。
次に、パラメータ統合部70において、上述の鍵情報を用いて記憶部69に記憶されている画像関連情報内の検索情報が検索され、記憶部69に記憶されている検索情報から再プリントするコマ(画像)と同じと推定されるコマ(画像)の検索情報が選択され、呼び出される(ステップS340)。検索された検索情報が含まれる画像関連情報は、ディスプレイ信号変換部56に供給されてディスプレイ20に表示され、オペレータによって検索が適正であるか否かが確認される(ステップS350)。
本実施形態では、同時プリント時に記録部69に記録された検索情報と同じ情報を、鍵情報として用い、記憶部69に記憶されている画像関連情報内を検索したが、本発明はこれに限定されず、記憶されている検索情報を特定または推定できる情報を、鍵情報として用い、記憶部69に記憶されている画像関連情報内を検索してもよい。例えば、検索情報および鍵情報として画像特徴量を用いている場合、検索情報である再プリント時の画像データの画像特徴量と鍵情報である同時プリント時の画像データの画像特徴量を比較し、画像特徴量の一致度(画像一致度)が最も高い(大きい)同時プリント時の画像データを、その画像データの同時プリント時の画像データ(候補画像データ)として特定することができる。なお、このような画像特徴量データを用いて、再プリント時に効率良く画像検索することのできる画像検索方法の詳細が、例えば本願出願人による出願である特願2003−22053号および特願2003−16168号に記載されている。
本発明において、迅速かつ高精度に画像関連情報を検索するには、同時プリント時に記憶された検索情報と同じ情報を用いて記憶部69内を検索することが好ましい。
ここで、検索情報として圧縮画像、間引き画像、低解像度画像等の、画像表示が可能な情報(画像データ)を記憶している場合には、解凍などの必要な処理を行って、候補となるコマの画像を表示すればよく、検索情報がそれ以外の場合には、同時プリントの日付、顧客名、コマ番号、フィルム種等の情報である記録されている検索情報を表示する。
ここで、候補となる検索情報に対応するコマは1つであってもよいが、複数コマ(画像)を選択して、候補順(同じコマである可能性が高い順)に表示してもよい。検索精度が高い場合には、選択は1コマあるいは少数コマであるのが好ましい。また、候補となるコマ(画像)の選択数は、適宜、設定可能にしてもよい。
候補となるコマ(画像)を複数選択する場合には、全コマ(画像)を同時に表示してもよく、オペレータの操作に応じて、候補順に1コマあるいは複数コマずつ、順次表示してもよい。
オペレータは、ディスプレイ20の表示を見て、検索されたコマ(画像)から、再プリントするコマと同じコマ(画像)を選択し、または特定し、指示する。また、オペレータは、再プリントするコマと同じコマが表示されなかった場合には、検索が不適性であるとして、その指示を出し、必要に応じて再検索を行う。
本実施形態のように、再プリントするのが新写真システムのフィルムFで、検索情報としてID番号およびコマ番号を利用している場合には、このコマの検索情報が記憶部69に記憶されていれば、検索によって、ほぼ確実に再プリントするコマの画像関連情報を読み出すことができる。
本発明においては、パラメータ統合部70において自動的に画像を検索することに限らず、例えば、再プリントにおいて、フィルムIDやコマID等の情報をキーボード18aやマウス18bを用いて手動で入力し、記憶部69から読み出す構成としても構わない。
次に、パラメータ統合部70は、検索したコマ(画像)から再プリントするコマ(画像)と同じコマが指示された場合(検索が適正)には、記憶部69からそのコマ(画像)の画像処理情報を読み出し、処理装置14の各部位に供給する。
画像処理情報のうち、通常処理情報は本スキャン通常処理部58へ、赤目処理情報は赤目画像処理部60へと供給される。(ステップS360)。
再プリントで検索が適正に行われた場合には、基本的に、この本スキャン処理部58への画像処理条件の設定で、画像データの通常画像処理が確定し、本スキャンが開始される(ステップS370)。本スキャンは、基本的に同時プリントと同様に行われる。すなわち、スキャナ12は、供給された本スキャンの読取条件下で、イメージセンサ34からの出力信号はアンプ36で増幅されて、A/D変換器38でデジタル信号とされ、処理装置14のデータ処理部46で処理されて、Log変換器48で本スキャンデータとされ、本スキャンメモリ52に送られ、記憶される。
次いで、本スキャンデータが本スキャンメモリ52から読み出され、本スキャン処理部58に供給された、同時プリント時と同様の通常画像処理条件で通常画像処理が施され(ステップS380)、同時プリント時と同様の通常画像処理が施された画像(通常処理画像)は、赤目画像処理部60へ送られる。
赤目画像処理部60では、まずパラメータ統合部70から供給された赤目処理情報のうちの実施判別情報によって同時プリント時に赤目補正処理が成されたか否かの判定が行われる(ステップS390)。
赤目処理情報の実施判別情報から、同時プリント時に赤目処理が成された画像ではないと判断された場合、赤目補正処理部60では通常処理画像に対し何の画像処理も施さず、通常処理画像(通常処理画像データ)はプリンタ信号変換部69に送られ、データ変換されて画像出力部16から再プリントとして出力される(後述のステップS440およびS450)。
赤目処理情報の実施判別情報から、同時プリント時に赤目自動処理が成された画像であると判断された場合、赤目補正処理部60において、通常処理画像に対して赤目補正処理が施される。同時プリント時に赤目補正処理が行われた場合、赤目画像処理部60では、赤目自動検出部72による赤目自動検出(ステップS400)、および赤目自動補正部74における赤目自動補正(ステップS410)が行われる。ここでの赤目自動補正処理は同時プリントと同様の赤目自動補正である。
次に、前述の赤目処理情報の処理形態判別情報から、同時プリント時に赤目手動補正が行われたか否かが判定される(ステップS420)。
このような判定結果は、ディスプレイ20に、例えば「同時プリント時に、赤目自動補正のみ実施された画像です」等のメッセージ等が表示され、同時プリント時に自動処理による赤目補正のみがなされた画像であるか、自動処理に加え手動処理による赤目補正がなされた画像であるかがオペレータに知らせられる。
同時プリント時の赤目補正処理が自動処理のみで行われたものである場合、同時プリント時と同様に検定が行われて検定OKに応じて処理が確定し、プリンタ信号変換部62に送られる。
また、同時プリント時に自動処理に加えて手動処理が行われていたと判定された場合、オペレータはディスプレイ20の画像を見ながら赤目手動処理を行う。すなわち、必要に応じてキーボード18aやマウス18bを用いて赤目現象が発生していると判断される領域に赤目処理を施す(ステップS430)。赤目手動処理が完了すると、オペレータはその旨をキーボード18aやマウス18bを用いて入力し、処理された画像がプリンタ信号変換部62に送られる。
プリンタ信号変換部62に送られた画像は、画像出力部16からの出力に応じた出力用画像データに変換され(ステップ440)、画像出力部16より出力される(ステップS450)。再プリントは以上のように行われる。
本発明では、このように再プリント時において同時プリント時に赤目処理が施されていない入力画像データについては赤目補正処理を行わない。よって、このような入力画像データに対する赤目現象の検出および補正に時間を要することがない。このため、例えば、複数のコマに画像が撮影されたフィルムの再プリントなどにおいて、短い時間で複数コマの再プリントを出力することが出来る。また、再プリント時に再現された画像は、基本的に、入力画像データに対する通常画像処理が同時プリント時と同じ処理条件で施され、また、同時プリントと同様に赤目も好適に補正され、同時プリントと色や濃度が好適に一致した画像となる。
また、本実施形態では再プリント時の赤目補正処理を、同時プリント時に検出された画像内の赤目現象の生じている領域(赤目領域)の位置情報を用いることなく、再プリント時に改めて赤目領域を自動検出によって、または自動検出に加え手動処理を行って赤目領域を検出し、この領域について画像処理することで赤目現象の補正処理を行っている。
これにより、入力画像データがフィルムに撮影された画像をスキャナで読み取って得られたデジタルデータの再プリントにおける、フィルムをキャリアに挿入するときの天地の逆転等で生じる、再プリント時と同時プリント時におけるフィルムの読取位置のずれ等に起因した赤目領域の位置ずれの影響を受けることなく、同時プリント時と再プリント時で好適に一致した赤目補正が成された出力画像を得ることが出来る。
また、入力画像データがデジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合、フィルムをキャリアに挿入するときの天地の逆転等による、再プリント時と同時プリント時におけるフィルムの読取位置のずれ等が生じない。本発明では、同時プリント時に検出された画像内の赤目領域の位置情報を画像関連情報として記憶しておけば、再プリント時にこの位置情報を用いて赤目補正を行うことで、赤目自動検出を行わずとも好適に赤目補正が成された出力画像を得ることが出来る。
また、入力画像データがデジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合においても、同時プリントを行ってから再プリントを行うまでの間に、例えばPCなどを用いて入力画像データに画像処理を施した場合(例えば画像サイズの変更や、天地情報の変更など)、画像内の赤目領域の位置ずれが生じる。
撮影後に画像処理が成されたか否かは、再プリントの際に画像データのヘッダーを調べて確認することで判断することが可能であり、この確認の結果に応じて赤目補正処理を自動で行うか手動で行うか選択可能とし、場合に応じて赤目自動補正のみか赤目自動補正に加えおよび赤目手動補正を行うかを、手動で行うかを選択してもよい。このようにすることでデジタルカメラ系で撮影された画像に対し、同時プリントを行ってから再プリントを行うまでの間に例えばPCなどを用いて画像処理を行った場合であっても、再プリントにおいて位置ずれなく赤目補正処理を行うことが出来る。本発明では、このように画像関連情報は特に限定されず、種々の情報を画像関連情報として記憶しておいてよい。
本発明の画像処理装置においては、出力用の画像データは、感光材料に出力してプリントとするのみならず、フレキシブルディスク、MOディスク(磁気記録ディスク)、CD−R等の各種の記憶媒体に出力して、画像ファイルとしてもよい。
また、本発明では、記憶部69を外部のデータベースとし、このデータベースが、例えば同一系列チェーンの他のラボ店等、複数のデジタルフォトプリンタと共有する構成としてもよい。このように他のラボ店と画像関連情報を共有することで、同時プリントを行ったラボ店に限らず、同一系列チェーンの他の店舗においても、同時プリントを好適に再現した再プリント画像を得ることが可能となる。
以上、本発明の画像処理方法およびこの方法を適用する装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
10 (デジタル)フォトプリンタ
12 スキャナ
14 画像処理装置
16 プリンタ
18 操作系
20 ディスプレイ
22 光源
24 可変絞り
28 拡散ボックス
30 キャリア
32 結像レンズユニット
34 イメージセンサ
36 アンプ
38 A/D変換器
42 磁気ヘッド
44 コードリーダ
46 データ処理部
48 Log変換器
50 プレスキャン(フレーム)メモリ
52 本スキャン(フレーム)メモリ
54 プレスキャン通常画像処理部
56 ディスプレイ信号変換部
58 本スキャン通常画像処理部
60 赤目画像処理部
62 プリンタ信号変換部
64 条件設定部
66 セットアップ部
69 記憶部
72 赤目自動検出部
76 赤目自動補正部

Claims (9)

  1. 画像入力媒体に記録された入力画像のデジタル画像データを取得し、取得されたデジタル画像データに、赤目自動補正処理および/または赤目手動補正処理からなる赤目補正処理を含む所定の画像処理を施して出力画像データを生成し、前記出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力する画像処理方法であって、
    前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に対して前記赤目補正処理が施されたどうかを判別するための実施判別情報および前記入力画像に対して施された前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理、前記赤目手動補正処理、または前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理の両方のいずれであったかを判別するための形態判別情報を含む赤目処理情報を含む画像関連情報を記憶しておき、
    再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記記憶された赤目処理情報に基づき、
    前記赤目処理情報に含まれる実施判別情報が前記赤目補正処理が施されていないことを示す場合には、前記入力画像に対して、前記赤目補正処理を除く前記所定の画像処理を施し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理であったことを示す場合には、当該入力画像に対して前記赤目自動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目手動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目自動補正処理に加えて前記赤目手動補正処理を含む前記所定の画像処理を施し、
    画像処理後の出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力するものであり、
    さらに、前記赤目補正処理が、前記入力画像内に赤目現象のある赤目領域を検出する検出処理と検出された前記赤目領域の前記赤目現象を補正する補正処理とを含み、
    前記赤目処理情報が前記入力画像にある赤目領域の位置情報を含むものであり、
    前記入力画像のデジタル画像データが、写真フィルムをスキャナで読み取って得られたデジタルデータである場合には、前記赤目処理情報のうちの、前記赤目の位置情報は用いずに、再度、前記赤目領域を前記検出処理によって検出し、検出された前記赤目領域の位置情報を用いて当該赤目領域の前記赤目現象に前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施し、
    前記入力画像のデジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合には、前記検出処理を行わずに、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いて、先に行ったのと同様の前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記検出処理は、前記入力画像内に前記赤目領域を自動検出する自動検出処理、または
    この自動検出処理及びこれに加えて行う手動処理であり、
    前記補正処理は、前記赤目領域を自動的に補正する自動補正処理であり、
    前記デジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータであり、再度、前記出力画像を出力する場合に行う前記赤目自動補正処理は、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いる、先と同様な前記自動補正処理である請求項に記載の画像処理方法。
  3. 前記画像関連情報は、前記入力画像毎に記憶されるものであり、前記赤目処理情報、および前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を検索するための検索情報を含み、
    再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に係る情報に基づいて前記検索情報を検索し、前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を選択し、この選択された前記赤目処理情報に基づき、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理を施す請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 前記検索情報は、当該入力画像のデジタル画像データが前記写真フィルムを読み取って得られたデジタルデータである場合、前記写真フィルムを識別するためのフィルム情報、コマ番号を識別するためのコマID情報、および前記入力画像の画像特徴量データのうちのいずれか1つ以上を含む請求項に記載の画像処理情報。
  5. 前記検索情報は、当該入力画像のデジタル画像データが前記デジタルカメラで撮影されたデジタルデータである場合、このデジタルデータのヘッダ情報、およびファイル名情報のうちの少なくとも一方を含む請求項に記載の画像処理方法。
  6. 前記検索情報を検索するための前記入力画像に係る情報は、前記検索情報と同一な情報であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  7. 画像入力媒体に記録された入力画像のデジタル画像データを取得し、取得されたデジタル画像データに、所定の画像処理を施して出力画像データを生成する画像処理部と、この画像処理部で生成された前記出力画像データに基づく出力画像を出力媒体に記録して出力する出力部とを有する画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記入力画像に対して前記赤目補正処理を赤目自動補正処理および/または赤目手動補正処理によって施す赤目補正処理部と、
    前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に対して前記赤目補正処理が施されたどうかを判別するための実施判別情報および前記入力画像に対して施された前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理、前記赤目手動補正処理、又は前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理の両方のいずれであったかを判別するための形態判別情報を含む赤目処理情報を含む画像関連情報を記憶する記憶部とを備え、
    前記赤目補正処理部は、
    再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記記憶部から記憶された前記赤目処理情報を読み出し、
    前記赤目処理情報に含まれる実施判別情報が前記赤目補正処理が施されていないことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を行わず、前記画像処理部から前記赤目補正処理を除く前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理であったことを示す場合には、当該入力画像に対して前記赤目自動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目手動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力し、
    前記実施判別情報が前記赤目補正処理が施されたことを示し、前記形態判別情報が前記赤目補正処理が前記赤目自動補正処理および前記赤目手動補正処理であったことを示す場合には、前記入力画像に対して前記赤目自動補正処理に加えて前記赤目手動補正処理を行い、前記画像処理部から前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理が施された前記出力画像データを前記出力部に出力するものであり、
    さらに、前記赤目補正処理部が、前記入力画像内に赤目現象のある赤目領域を検出する検出処理を行う検出処理部と、この検出処理部で検出された前記赤目領域の前記赤目現象を補正する補正処理を行う補正処理部とを含み、
    前記赤目処理情報が、前記入力画像にある赤目領域の位置情報を含むものであり、
    前記入力画像のデジタル画像データが、写真フィルムをスキャナで読み取って得られたデジタルデータである場合には、再度、前記出力画像を出力する際に、前記赤目補正処理部は、前記赤目処理情報のうちの、前記赤目の位置情報は用いずに、再度、前記赤目領域を前記検出処理部によって検出し、検出された前記赤目領域の位置情報を用いて当該赤目領域の前記赤目現象に前記補正処理部によって前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施し、
    前記入力画像のデジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータである場合には、再度、前記出力画像を出力する際に、前記検出処理部による前記検出処理を行わずに、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いて、先に前記補正処理部が行ったのと同様の前記補正処理を行って、前記赤目補正処理を施すものであり、
    前記出力部は、前記所定の画像処理後の前記出力画像データに基づく前記出力画像を前記出力媒体に記録して出力することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記検出処理部で行う前記検出処理は、前記入力画像内に前記赤目領域を自動検出する自動検出処理、またはこの自動検出処理及びこれに加えて行う手動処理であり、
    前記補正処理部は、前記補正処理として前記赤目領域を自動的に補正する自動補正処理を施し、
    前記デジタル画像データが、デジタルカメラによる撮影で得られたデジタルデータであり、再度、前記出力画像を出力する場合に、前記補正処理部で行う前記補正処理は、前記赤目処理情報の前記赤目領域の位置情報を用いる、先と同様な前記自動補正処理である請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像関連情報は、前記入力画像毎に記憶されるものであり、前記赤目処理情報、および前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を検索するための検索情報を含み、
    さらに、再度、前記入力画像に対応する出力画像を出力するに際し、前記入力画像に係る情報に基づいて前記検索情報を検索する検索部を備え、この検索部による前記記憶部の検索によって、前記入力画像に対応する前記赤目処理情報を選択し、前記赤目補正処理日は、この選択された前記赤目処理情報に基づき、前記入力画像に対して前記赤目補正処理を含む前記所定の画像処理を施す請求項7または8に記載の画像処理装置。
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