JP2002277984A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JP2002277984A
JP2002277984A JP2001078838A JP2001078838A JP2002277984A JP 2002277984 A JP2002277984 A JP 2002277984A JP 2001078838 A JP2001078838 A JP 2001078838A JP 2001078838 A JP2001078838 A JP 2001078838A JP 2002277984 A JP2002277984 A JP 2002277984A
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Application number
JP2001078838A
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English (en)
Inventor
Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/099,993 priority patent/US20020131080A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前回のプリントの画像と色や濃度が一致した再
プリントを効率よく出力する。 【解決手段】画像処理手段が同時プリント時に処理した
各画像に対する画像処理条件及び該画像処理条件を検索
するための画像検索用データ、あるいはさらに、前記処
理後の画像データを圧縮した圧縮画像データを画像再現
情報として記憶する記憶手段と、画像の再処理の指示に
応じて、前記画像検索用データを用いて検索を行い、前
記記憶手段が記憶しているデータまたは条件を読み出す
検索手段とを有し、画像の再処理の指示があった場合
に、フィルムから画像を入力し、対応する画像検索用デ
ータを用いて、前記検索手段が検索した画像処理条件に
従って、前記フィルムから入力した画像に対して画像処
理を行い、出力画像として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに撮影さ
れた画像やデジタルカメラで撮影された画像を再現した
プリント(写真)を出力する、プリントシステムの技術
分野に属し、特にこのようなプリントシステムにおい
て、同時プリントと再プリントの画像を好適に一致させ
ることを可能とするプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする。)に撮影
された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィ
ルムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直
接露光が主流であった。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
がり)プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化
された。
【0004】このデジタルフォトプリンタは、基本的に
フィルムに読取光を入射して、その投影光を読み取るこ
とによって、フィルムに記録された画像を光電的に読み
取るスキャナ(画像読取装置)と、スキャナによって読
み取られた画像データやデジタルカメラ等から供給され
た画像データに所定の処理を施し、画像記録のための画
像データ、すなわち露光条件とする画像処理装置と、画
像処理装置から出力された画像データに応じて、例えば
光ビーム走査によって感光材料を走査露光して潜像を記
録するプリンタ(画像記録装置)と、プリンタによって
露光された感光材料に現像処理を施して、画像が再生さ
れた(仕上がり)プリントとするプロセサ(現像装置)
とを有して構成される。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタによれ
ば、画像をデジタルの画像データとして、画像データの
処理によって画像を調整することができるので、逆光や
ストロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、
シャープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の
直接露光では得られなかった高品位なプリントを得るこ
とができる。しかも、デジタルフォトプリンタによれ
ば、デジタルカメラ等で撮影された画像もプリントとし
て出力することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタルフォトプリンタのみならず、フィルムに撮影さ
れた画像や、デジタルカメラで撮影された画像データか
ら出力されたプリントでは、焼き増しの依頼等に応じ
て、1回プリントした画像(コマ)を再度プリントとし
て出力する、いわゆる再注文プリント(再プリント)を
行うことも多い。この場合には、特に修正指示が無い場
合には、先に出力されたプリント(通常は、写真フィル
ムに撮影された撮影画像を再現して出力する同時プリン
ト)と、再プリントとで、プリントに再現された画像が
一致していることが要求される。ところが、オペレータ
の判断や操作の違い等によって、先のプリントと再プリ
ントとで画像の色や濃度が異なってしまう場合も多々あ
り、顧客からの苦情も多いという問題があった。
【0007】これに対し、本出願人はすでに、特開平9
−179211号公報や特開平9−55834号公報に
おいて、フィルムに記録された画像を、その画像を特定
する情報を付して記憶媒体に記憶しておき、再プリント
に際しては、その再生しようとする画像に対応する情報
を指定するだけで、画像を再生するようにして、フィル
ムを扱うことなく再注文ができるようにし、写真プリン
トの再注文方法を簡便化した写真プリントシステムを提
案している。
【0008】また、本出願人は、さらに特開2000−
222437号公報、あるいは特願平11−15675
7号や特願2000−118063号の明細書におい
て、画像データやその画像処理情報を蓄積したデータベ
ースから、再プリント時に、画像データや画像処理情報
を簡単に検索し、前回のプリントと画像の一致した再プ
リントを効率よく出力することのできる画像処理装置を
提案している。
【0009】本発明は、前記従来の問題に鑑み、また、
前記公報等で提案された技術を改良するべくなされたも
のであり、写真フィルムに撮影された画像やデジタルカ
メラ等で撮影された画像を再現したプリントを出力する
プリントシステムにおいて、焼き増し等の再注文の依頼
に応じた再プリントの出力の際に、前回のプリントの画
像と色や濃度が一致した再プリントを効率よく出力する
ことのできるプリントシステムを提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、写真フィルムに撮影された
画像を光電的に読み取り画像データとして入力する画像
入力手段と、前記入力画像に対して画像処理を施す画像
処理手段と、該画像処理の施された画像を、前記写真フ
ィルムに撮影された画像を再現した出力画像として所定
の記録媒体に出力する画像出力手段と、を有するプリン
トシステムであって、前記撮影画像を再現した出力画像
を作成した際の各画像に対する画像処理条件及び該画像
処理条件を検索するための画像検索用データ、あるいは
さらに、前記画像データを圧縮した圧縮画像データを、
前記撮影画像を再現した出力画像を作成した際の画像再
現情報として記憶する記憶手段と、画像の再注文の指示
に応じて、前記画像検索用データを用いて検索を行い、
前記記憶手段から前記画像処理条件を読み出す検索手段
と、を有し、画像の再注文の指示があった場合に、指示
のあった画像を前記写真フィルムから読み取り、該画像
に対し、前記検索手段が検索した前記撮影画像を再現し
た出力画像を作成した際の画像処理条件に従って画像処
理を施し、出力画像として出力することを特徴とするプ
リントシステムを提供する。
【0011】また、前記画像検索用データは、前記圧縮
画像データを生成する際に取り出される画像特徴量デー
タであることが好ましい。
【0012】また、前記圧縮画像データを前記記憶手段
に記憶するか否か、を選択することができることが好ま
しい。
【0013】また、前記画像検索用データ、前記画像処
理条件及び前記圧縮画像データは、それぞれ関連付けら
れていて、どれか一つを削除すると、他も削除され、あ
るいは、どれか一つを更新すると、他も更新されること
が好ましい。
【0014】また、前記画像検索用データ、前記画像処
理条件及び前記圧縮画像データは、コマ番号毎、フィル
ム種毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の固有ID毎、注
文の受け付け年月日毎、注文の受け付け店毎、機器毎、
オーダー毎、フィルムフォーマット毎、フィルムキャリ
ア種毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フ
ォーマット毎及び注文端末毎のうち少なくとも1つ以上
毎に関連付けられ、データベースで管理されていること
が好ましい。
【0015】前記プリントシステムであって、さらに、
該プリントシステムは、他のプリントシステムとネット
ワークで接続され、前記画像の再注文の処理時に、前記
画像検索用データを用いて検索を行う際、前記ネットワ
ークに接続されているプリントシステム内をも検索する
ようにしたことが好ましい。
【0016】また、前記画像再現情報は、前記ネットワ
ークのサーバで管理され、前記検索を行う際、該サーバ
内をも検索することが好ましい。
【0017】また、前記検索を行う際、検索する範囲及
び検索の条件を予め設定することができることが好まし
い。
【0018】また、前記画像再現情報、画像検索用デー
タ及び圧縮画像データは、所定のタイミングでバックア
ップされることが好ましい。
【0019】また、前記所定のタイミングは、システム
立ち上げ時、始業点検時、終業点検時、システムシャッ
トダウン時、システムハングアップ時、オペレータの指
示時及びソフトのバージョンアップ時のいずれかである
ことが好ましい。
【0020】また、前記画像再現情報を記憶する際、プ
リントシステムの能力、リソースに応じて、蓄積できる
画像再現情報のコマ数を設定し、さらに変更することが
できることが好ましい。
【0021】また、前記画像処理条件及びこれと関連付
けられた前記画像特徴量データを別々に前記画像再現情
報として、または、前記画像処理条件及びこれと関連付
けられた前記画像特徴量データをセットで前記画像再現
情報として記憶することが好ましい。
【0022】また、前記画像再現情報は、所定のタイミ
ングで、予め指定されたプリントシステムの画像再現情
報をロードもしくは参照したものであることが好まし
い。
【0023】また、前記ロードされた画像再現情報は、
画像の再注文の処理が終了した後削除することができる
ことが好ましい。
【0024】また、同様に前記課題を解決するために、
本発明の第二の態様は、写真フィルムに撮影された画像
を光電的に読み取り画像データとして入力する画像入力
手段と、前記入力画像に対して画像処理を施す画像処理
手段と、該画像処理の施された画像を、前記写真フィル
ムに撮影された画像を再現した出力画像として所定の記
録媒体に出力する画像出力手段と、を有するプリントシ
ステムであって、前記画像処理手段によって画像処理さ
れ、かつ前記所定の記録媒体に応じた出力形式に変換さ
れる前の、画像処理後の画像データを、該画像データを
特定するための画像識別コードとともに、前記撮影画像
を再現した出力画像を作成した際の画像再現情報として
記憶する記憶手段と、画像の再注文の指示に応じて、前
記画像識別コードを用いて検索を行い、前記記憶手段か
ら前記画像再現情報を読み出す検索手段とを有し、画像
の再注文の指示があった場合に、指示のあった画像に対
応する前記画像処理後の画像データを、前記画像識別コ
ードを用いて前記記憶手段より読み出して、前記画像出
力手段より前記所定の記録媒体に出力することを特徴と
するプリントシステムを提供する。
【0025】また、前記画像再現情報として記憶される
前記画像処理後の画像データは、電子変倍処理、色階調
処理、色濃度補正処理、シャープネス処理、覆い焼き処
理のうち少なくとも一つの画像処理を施した画像データ
であることが好ましい。
【0026】また、前記画像再現情報として記憶される
前記画像処理後の画像データは、コマ番号毎、フィルム
種毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の固有ID毎、注文
の受け付け年月日毎、注文の受け付け店毎、機器毎、オ
ーダー毎、フィルムフォーマット毎、フィルムキャリア
種毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フォ
ーマット毎及び注文端末毎のうち少なくとも1つ以上毎
に関連付けられ、データベースで管理されていることが
好ましい。
【0027】前記プリントシステムであって、さらに、
該プリントシステムは他のプリントシステムとネットワ
ークで接続され、画像の再注文の処理時に、前記画像再
現情報の検索を行う際、前記ネットワークに接続されて
いるプリントシステム内をも検索するようにしたことが
好ましい。
【0028】また、前記画像再現情報として記憶される
前記画像処理後の画像データは、前記ネットワークのサ
ーバで管理され、前記検索を行う際、該サーバ内をも検
索することが好ましい。
【0029】また、前記画像再現情報、画像検索用デー
タ及び圧縮画像データとして記憶される画像処理後の画
像データは、所定のタイミングでバックアップされるこ
とが好ましい。
【0030】また、前記所定のタイミングは、システム
立ち上げ時、始業点検時、終業点検時、システムシャッ
トダウン時、システムハングアップ時、オペレータの指
示時及びソフトのバージョンアップ時のいずれかである
ことが好ましい。
【0031】また、前記検索を行う際、検索する範囲及
び検索の条件を予め設定することができることが好まし
い。
【0032】また、前記画像再現情報を記憶する際、プ
リントシステムの能力、リソースに応じて、蓄積できる
画像再現情報のコマ数を設定し、さらに変更することが
できることが好ましい。
【0033】また、前記画像再現情報は、所定のタイミ
ングで、予め指定されたプリントシステムの画像再現情
報をロードしたものであることが好ましい。
【0034】また、前記ロードされた画像再現情報は、
画像の再注文の処理が終了した後削除することができる
ことが好ましい。
【0035】また、前記再注文の処理後の画像の出力
は、前記写真フィルムに撮影された画像を再現した出力
画像を作成した時と同じプリントシステムを使用して行
うか、別のプリントシステムを用いるかを選択すること
ができることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリントシス
テムについて、添付の図面に示される好適実施形態を基
に、詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明に係るプリントシステムの
一実施形態としてのデジタルフォトプリンタの概略構成
を示すブロック図である。なお、本発明のプリントシス
テムは、このようなデジタルフォトプリンタに限定され
るものではなく、フィルムの投影光によって印画紙の焼
き付けを行う、従来の直接露光のアナログフォトプリン
タであってもよい。
【0038】図1に示されるプリントシステム10は、
基本的に、フィルムFに撮影された画像を光電的に読み
取るスキャナ(画像読取装置)12と、読み取られた画
像データを処理して出力用の画像データとし、また、プ
リントシステム10全体の操作および制御等を行う画像
処理装置14と、画像処理装置14から出力された画像
データに応じて変調した光ビームで感光材料(印画紙)
を画像露光し、現像処理して(仕上がり)プリントとし
て出力するプリンタ16とを有する。また、画像処理装
置14には、様々な条件の入力や設定、処理の選択や指
示、色/濃度補正等の指示等を入力するためのキーボー
ド18aおよびマウス18bを有する操作系18と、ス
キャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、条件
の設定/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続
される。
【0039】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞
り24と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの
面方向で均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユ
ニット32と、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画像
読取に対応するラインCCDセンサを有するイメージセ
ンサ34と、アンプ(増幅器)36と、A/D(アナロ
グ/デジタル)変換器38とを有している。
【0040】また、プリントシステム10においては、
新写真システム(Advanced Photo System、以下単にAP
Sとする。)や135サイズのネガ(あるいはリバーサ
ル)フィルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップ
スやスライド等のフィルムの形態等に応じて、スキャナ
12の本体に装着自在な専用のキャリア30が用意され
ており、キャリア30を交換することにより、各種のフ
ィルムや処理に対応することができる。フィルムFに撮
影され、プリント作成に供される画像(コマ)は、この
キャリア30によって所定の読取位置に搬送される。こ
のような、スキャナ12において、フィルムFに撮影さ
れた画像を読み取る際には、光源22から射出され、可
変絞り24によって光量調整された読取光が、キャリア
30によって所定の読取位置に位置されたフィルムFに
入射して、透過することにより、フィルムFに撮影され
た画像を担持する投影光を得る。
【0041】キャリア30は、フィルムFを所定の読取
位置に搬送する搬送ローラ対と、フィルムFの投影光を
ラインCCDセンサと同方向(主走査方向)の所定のス
リット状に規制するスリットを有するマスクを有してい
る。フィルムFは、このキャリア30によって読取位置
に位置されて、主走査方向と直交する副走査方向にフィ
ルムFの長手方向を一致して搬送されつつ、読取光を入
射される。これにより、結果的にフィルムFが主走査方
向に延在するスリットによって2次元的にスリット走査
され、フィルムFに撮影された各コマの画像が読み取ら
れる。
【0042】APSのフィルムには、磁気記録媒体が形
成されており、APSのフィルム(カートリッジ)に対
応するキャリア30には、この磁気記録媒体に情報の記
録/読取を行う磁気ヘッドが配置されている。フィルム
Fの磁気記録媒体に記録された情報は、この磁気ヘッド
で読み取られて画像処理装置14等に送られ、また、画
像処理装置14等からの情報がキャリア30に転送さ
れ、磁気ヘッドによってフィルムFの磁気記録媒体に記
録される。また、キャリア30には、フィルムFに光学
的に記録されるDXコード、拡張DXコード、FNSコ
ード等のバーコードやフィルムFに光学的に記録された
各種の情報を読み取るためのコードリーダが配置されて
おり、このコードリーダで読み取られた各種の情報が画
像処理装置14に送られる。
【0043】前述のように、読取光はキャリア30に保
持されたフィルムFを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット32によって
イメージセンサ34の受光面に結像される。イメージセ
ンサ34は、それぞれR画像、G画像及びB画像を読み
取る3つのラインCCDセンサを有するいわゆる3ライ
ンのカラーCCDセンサで、主走査方向に延在する。フ
ィルムFの投影光は、イメージセンサ34によって、
R、G、Bの3原色に分解されて光電的に読み取られ
る。イメージセンサ34の出力信号は、アンプ36で増
幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて、画
像処理装置14に送られる。
【0044】スキャナ12においては、フィルムFに撮
影された画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレス
キャンと、出力画像の画像データを得るためのファイン
スキャンとの2回の画像読取で行う。プレスキャンは、
スキャナ12が対象とする全てのフィルムの画像を、入
力画像としてイメージセンサ34が飽和することなく読
み取れるように設定されたプレスキャンの読取条件で行
われる。一方、ファインスキャンは、プレスキャンデー
タから、その画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃
度でイメージセンサ34が飽和するように、各コマ毎に
設定されたファインスキャンの読取条件で行われる。従
って、プレスキャンとファインスキャンの出力信号は、
解像度と出力レベルが異なるのみである。
【0045】なお、本発明において、スキャナ12は、
このようなスリット走査によるものに限定はされず、1
コマの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利用する
ものであってもよい。この場合には、例えばエリアCC
Dセンサを用い、光源とフィルムFとの間に、R、G及
びBの各色フィルタを順次挿入してエリアCCDセンサ
で画像を読み取ることにより、フィルムに撮影された画
像を3原色に分解して順次読み取ればよい。
【0046】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
なお、本発明のプリントシステム10においては、画像
処理装置14は、スキャナ12によって読み取られたフ
ィルムFの画像以外にも、反射原稿の画像を読み取る画
像読取装置、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等
の撮像デバイス、LAN(Local Area Network) やコン
ピュータ通信ネットワーク等の通信手段、メモリカード
やMO(光磁気記録媒体)やフォトCD等のメディア
(記録媒体)等の各種の画像読取手段や撮像手段、画像
データの記憶手段等の、各種の画像データ供給源から画
像データを受け取り、以下に示すような処理をしてもよ
い。
【0047】図2に、本発明の第1実施形態に係る画像
処理装置14の概略構成を示すブロック図を示す。第1
実施形態は、同時プリント時に処理した各画像に対する
画像処理条件および該画像処理条件を検索するための画
像検索用データ、あるいはさらに、前記処理後の画像デ
ータを圧縮した圧縮画像データを同時プリント作成の際
の画像再現情報(同時プリント情報)として記憶してお
き、再プリントの指定があった場合に、指定された画像
をフィルムをスキャンして入力するとともに、指定され
た画像に対応する画像検索用データを用いて検索した画
像処理条件により、前記フィルムから入力した指定画像
に対し、同時プリント時と同じ画像処理条件で画像処理
を施して再プリントを作成するものである。
【0048】図2に示されるように、画像処理装置14
は、データ処理部46、Log変換器48、プレスキャ
ン(フレーム)メモリ50、ファインスキャン(フレー
ム)メモリ52、プレスキャン処理部54、ファインス
キャン処理部56、及び条件設定部58を有する。な
お、図2は、主に画像処理関連の部位を示すものであ
り、画像処理装置14には、これ以外にも画像処理装置
14を含むプリントシステム10全体の制御や管理を行
うCPU、プリントシステム10の作動等に必要な情報
を記憶するメモリ、可変絞り24の絞り値やイメージセ
ンサ34の蓄積時間を決定する手段等が配置され、ま
た、操作系18やディスプレイ20は、このCPU等
(CPUバス)を介して各部位に接続される。
【0049】スキャナ12から出力されたR、G及びB
の各出力信号は、データ処理部46においてDCオフセ
ット補正、暗時補正、シェーディング補正等の所定の処
理を施され、Log変換器48で変換されてデジタルの
画像データとされて、プレスキャン(画像)データはプ
レスキャンメモリ50に、ファインスキャン(画像)デ
ータはファインスキャンメモリ52に、それぞれ記憶
(格納)される。
【0050】プレスキャンメモリ50に記憶されたプレ
スキャンデータは、プレスキャン処理部54で処理され
て、ディスプレイ20による表示に対応する画像データ
とされ、ファインスキャンメモリ52に記憶されたファ
インスキャンデータは、ファインスキャン処理部56で
処理されて、プリンタ16による出力に対応する画像デ
ータとされる。ここで、プレスキャン処理部54は、画
像処理部62および信号変換部64を有する。他方、フ
ァインスキャン処理部56は、画像処理部66および信
号変換部68を有する。
【0051】プレスキャン処理部54の画像処理部62
とファインスキャン処理部56の画像処理部66は、と
もに後に述べる条件設定部58の設定に応じて、スキャ
ナ12によって読み取られた画像(画像データ)に画像
処理を施す部位である。両者は、処理する画像データの
画素密度が異なる以外は、基本的に同様の処理を行う。
【0052】画像処理部62および画像処理部66にお
ける画像処理は、公知の各種の画像処理であって、一例
として、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整(色
濃度補正)、電子変倍処理、シャープネス(鮮鋭化)処
理、粒状抑制処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した
画像データ圧縮による直接露光のプリントシステムにお
ける覆い焼き効果の付与)、幾何学的歪補正、周辺光量
補正、赤目補正、ソフトフォーカスや白黒仕上げ等の特
殊仕上げ等の1件以上が例示される。これらの各処理
は、公知の方法で行えばよく、処理演算(アルゴリズ
ム)、加算器や減算器による処理、LUT(ルックアッ
プテーブル)による処理、マトリックス(MTX)演
算、フィルタによる処理等を適宜組み合わせて行われ
る。
【0053】プレスキャン処理部54の信号変換部64
は、画像処理部62によって処理された画像データを、
3D(3次元)−LUT等で変換して、ディスプレイ2
0による表示に対応する画像データにする部位である。
他方、ファインスキャン処理部56の信号変換部68
は、画像処理部66によって処理された画像データを3
D−LUT等で変換して、プリンタ16による画像記録
に対応する画像データに変換し、プリンタ16に供給す
る部位である。両変換部における処理条件は、ともに、
条件設定部58で設定される。
【0054】プレスキャン処理部54およびファインス
キャン処理部56で施す画像処理および処理条件は、条
件設定部58によって設定される。この条件設定部58
は、セットアップ部70、キー補正部74およびパラメ
ータ統合部76を有する。パラメータ統合部76には、
同時プリント情報を記憶する記憶手段78が接続されて
いる。ここで、同時プリント情報とは、再プリント時
に、同時プリント時と同じ画像(画像データ)の処理を
再現するための情報であり、同時プリント時に処理した
各画像に対する画像処理条件および該画像処理条件を検
索するための画像検索用データ、あるいはさらに、前記
画像データを圧縮した圧縮画像データのことである。
【0055】画像処理条件は、同時プリントの際の画像
処理条件を再現できる情報であればよく、具体的には画
像処理のために作成したLUTや演算式、予め定められ
ている画像処理に係る係数あるいはオペレータによるD
CMYキー補正情報等が例示される。画像検索用データ
とは、画像検索する際に使用するデータであり、画像デ
ータそのものではなく、単なる数値である。この画像検
索用データによって、例えば数十万個のコマの中から画
像が特定される。また、圧縮画像データは、検索によっ
て正しい画像データが呼び出されているかどうか確認す
るために、画像検索結果をディスプレイ20に表示する
ために使用するものであり、それ程高画質である必要は
ない。もちろん圧縮しなくても良いが、ハードディスク
の容量等を考慮すると、圧縮した方が望ましい。なお、
圧縮方法は、特に限定されるものではなく、例えばJP
EG、JPEG2000、Flash Pix 、TIFF等が好
適に例示される。なお、検索結果が正しくないと思われ
る場合には、ディスプレイ20に候補画像を数コマ表示
し、その中からオペレータが選択できるようにしても良
い。
【0056】検索結果を表示しない場合には、圧縮画像
データを保存する必要はなく、その分メモリ容量を削減
でき、また、処理速度も早くすることができる。また、
この圧縮画像データを保存する場合には、前記画像検索
用データをこの圧縮画像データから画像特徴量データと
して取り出すようにすると効率が良い。例えば、画像検
索用データである画像特徴量として、離散コサイン変換
(DCT)を施した空間度数データのDC(直流)成分
を用いてもよいし、画像データをある大きさのブロック
にブロック化して、各ブロックごとの平均値、または和
あるいは最大値、最小値等を用いるようにしても良い。
【0057】なお、プリントを作成した際に記憶手段7
8に画像再現情報(同時プリント情報)を記憶するの
は、通常は、写真フィルムに撮影された撮影画像を再現
して出力するいわゆる同時プリントの際であるので、こ
こでは、これを同時プリントとし、それ以外を再プリン
トとするが、先の再プリント時に記憶手段78に同時プ
リント情報を記憶して、後の再プリント時に用いてもよ
いのはもちろんである。すなわち、本第1実施形態は、
同時プリントや先の再プリント等の先のプリント時に記
憶手段78に画像再現情報を記憶して、再プリントや後
の再プリント時等の後のプリント時に用いるものである
が、特に以下では、同時プリントおよび再プリントを代
表例として説明する。
【0058】セットアップ部70は、ファインスキャン
の読取条件やプレスキャン処理部54及びファインスキ
ャン処理部56での画像処理の内容や条件等を決定する
ものである。具体的には、セットアップ部70は、同時
プリントの際に、プレスキャンデータから、濃度ヒスト
グラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最低濃度)や
シャドー(最高濃度)等の濃度ヒストグラムの頻度の所
定%点、LATD(大面積透過濃度)、ヒストグラムの
極大値及び極小値濃度等の画像特徴量の算出等を行い、
ファインスキャンの読取条件を設定し、さらに濃度ヒス
トグラムや画像特徴量、オペレータの指示等に応じて、
各種の画像処理から実行する画像調整ならびに実行順序
を決定し、さらに、各画像処理条件、信号変換部68等
での変換条件を算出し、パラメータ統合部76に供給す
る。
【0059】キー補正部74は、操作系18のキーボー
ド18aやマウス18bから入力された色調整、濃度調
整、コントラスト(階調)調整等の指示に応じて、画像
処理条件の調整量を算出し、パラメータ統合部76に供
給するものである。パラメータ統合部76は、セットア
ップ部70が算出した画像処理条件等を受け取り、プレ
スキャン処理部54及びファインスキャン処理部56の
所定部位に設定し、さらにキー補正部74で算出された
調整量等に応じて、各部位に設定された画像処理条件を
調整する。また、パラメータ統合部76は、同時プリン
トの際には、このコマに対する処理が確定した後に、そ
のコマの画像再現情報を記憶手段78に送り、再プリン
トの際には、記憶手段78を検索して再プリントするコ
マの画像再現情報を読み出し、検索結果をディスプレイ
20に表示するとともに、必要な情報をセットアップ部
70等の所定部位に供給する。
【0060】画像再現情報を記憶する記憶手段78には
特に限定はなく、各種の手段が利用可能である。例え
ば、画像処理装置14に内蔵あるいは接続されるハード
ディスクやデータベース、フロッピー(登録商標)ディ
スクや光磁気記録媒体等の各種の記録媒体が例示され
る。また、プリントシステム10をコンピュータ通信ネ
ットワーク等の通信手段によって外部のデータベースと
接続してもよい。
【0061】画像処理装置14のプレスキャン処理部5
4で処理された画像データはディスプレイ20に、ファ
インスキャン処理部56で処理された画像データはプリ
ンタ16にそれぞれ送られる。プリンタ16は、供給さ
れた画像データに応じて感光材料を露光して潜像を記録
するプリンタ(焼き付け装置)と、露光済の感光材料に
所定の処理を施してプリントとして出力するプロセサ
(現像装置)とを有する。プリンタ16では、例えば、
感光材料をプリント長に切断した後に、バックプリント
を記録し、次いで、R露光、G露光及びB露光の3種の
光ビームを画像処理装置14から出力された画像データ
に応じて変調して主走査方向に偏向するとともに、主走
査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送すること
により、感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録
し、プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセ
サは、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処
理を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の
所定単位に仕分けして集積する。
【0062】以下、本第1実施形態の作用を、135サ
イズのフィルムの場合と、APSの240サイズのフィ
ルムの場合に分けて説明する。最初に135サイズの場
合に付いて説明する。135サイズの場合の処理の流れ
について、全体の概略を図3に示し、同時プリント時の
概略を図4(a)に、また、再プリント時の概略を図4
(b)に示す。なお、ここでは、同時プリント時につい
ては、画像検索用データ等の画像再現情報の作成及び保
存について、また再プリント時については、画像検索用
データを用いての再プリント指定のあった画像の検索に
ついて主に説明することとし、通常の画像処理について
は、説明を省略することとする。
【0063】図3に示すように、同時プリントの場合に
は、ステップST1において、通常のようにフィルムを
スキャン(プレスキャン及びファインスキャン)して、
画像データを読み込み、通常の画像処理を行うととも
に、画像検索用データ等の画像再現情報を作成してデー
タベースに蓄積し、ステップST2において、プリンタ
16から同時プリントを出力する。また、再プリントの
場合には、ステップST3において、フィルムをスキャ
ン(プレスキャン)して画像検索用データを作成し、こ
れを用いて画像検索を行い、再注文された画像を特定
し、その画像の同時プリント時の画像処理条件をデータ
ベースから呼び出して、再度フィルムのスキャン(ファ
インスキャン)を行って得た画像データに対して同時プ
リント時と同じ画像処理条件で画像処理を施し、ステッ
プST4において、再プリントとして出力する。以下、
これらの処理を図4を用いてさらに詳しく説明する。
【0064】同時プリントの場合には、図4(a)に示
すように、まず、ステップST10において、オペレー
タがフィルムFに応じたキャリアをスキャナ12の所定
位置に装着してフィルムFのプレスキャンを行う。プレ
スキャンデータが読み込まれると、セットアップ部70
は、プレスキャンデータから、濃度ヒストグラムの作成
や画像特徴量の算出等を行い、ファインスキャンの読取
条件や画像処理条件を算出し、パラメータ統合部76か
ら各所定部位に画像処理条件が設定される。この設定さ
れた条件に基づいて、プレスキャン処理部54におい
て、所定の画像処理が施され、ステップST11におい
て、ディスプレイ20に検定用の画像が表示される(検
定モニタ)。
【0065】次に、ステップST12において、オペレ
ータは、ディスプレイ20の検定画面を見て、画像の確
認(検定)を行い、必要に応じてキーボード18aに設
定された調整キー等を用いて、色、濃度、階調等の調整
(補正)等を行う。調整の信号は、キー補正部74に送
られる。キー補正部74は入力に応じた画像処理条件の
補正量を算出し、これをパラメータ統合部76に送る。
パラメータ統合部76は、送られた補正量に応じて、処
理部62、66に設定した画像処理条件を補正する。従
って、オペレータによる入力に応じて、ディスプレイ2
0に表示される画像も変化する。
【0066】次に、ステップST13において、上で最
終的に確定した画像処理条件から露光条件記憶データを
作成する。一方、ステップST14においては、以上の
処理と並行してフィルムFよりコマ番号が読み取られ
る。各コマの画像に対する画像処理条件等は、各コマ番
号により管理されている。そして、ステップST15に
おいて、パラメータ統合部76では、各コマ番号に対応
させて画像再現情報を作成し、記憶手段78に送り、画
像再現情報を記憶手段78にデータベース化して記憶・
蓄積する。
【0067】画像再現情報とは、画像検索用データ、画
像処理条件あるいはさらに圧縮画像データであり、画像
検索用データとして圧縮画像データを生成する際に取り
出される画像特徴量データを用いるようにすると効果的
である。また、以上のようなデータからなる画像再現情
報は、コマ番号毎、フィルム種毎、カメラ機種毎、顧客
毎、画像の固有ID毎、注文の受け付け年月日毎、注文
の受け付け店毎、機器毎、オーダー毎、フィルムフォー
マット毎(ASP、135、ブローニー等)、フィルム
キャリア種毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、
画像フォーマット毎(BMP、JPEG等)及び注文端
末毎のうち、少なくとも一つ以上毎に関連付けられ、デ
ータベースで管理するようにするとよい。なお、上記撮
影年月日時間は、画像から読み取るようにしてもよい。
また、このように画像再現情報をいろいろな情報と少し
でも多く関連付けておくことによって、より検索スピー
ドを向上させることができるとともに、誤検索の低減を
図ることができる。
【0068】以上のようにして、画像処理条件が設定さ
れると、今度はフィルムをファインスキャンして、通常
のように、これに対してファインスキャン処理部66に
おいて、上記設定された画像処理条件により画像処理を
施して、プリンタ16より、フィルムに撮影された撮影
画像を再現したプリント(同時プリント)として出力さ
れる。
【0069】上述したように、本実施形態においては、
画像再現情報は、同時プリント時に作成して記憶手段7
8に記憶するようにしているが、本発明のプリントシス
テムは、記憶手段78に画像再現情報を記憶するのは同
時プリントの際には限定されず、例えば、顧客が同時プ
リントの画像に不満を持ち、色/濃度処理等を指示して
再プリントを依頼した場合や、画像処理の情報を記憶し
ていないコマのプリント作成であれば、この際の画像処
理の際でもよい。また、圧縮画像データは検索の際、検
索結果をディスプレイ20に表示するためのものである
が、特に表示が必要ないとすれば、圧縮画像データを記
憶しなくてよいため、その分メモリ容量を少なくするこ
とができる。圧縮画像データを記憶するか否かを選択す
ることができるようにすることが好ましい。また、その
選択のタイミングは、同時プリント時にその都度選択し
てもよいが、これに限定されず、例えば、装置設置時に
選択して、予めどちらかに設定しておくようにしてもよ
い。さらに、画像再現情報を記憶する際、プリントシス
テムの、主としてCPU能力やハードディスク容量等
の、能力やリソースに応じて、蓄積できる画像再現情報
のコマ数を設定し、また設定コマ数を変更することがで
きるようにしてもよい。このコマ数は、例えば、プログ
ラムインストール時のリソースチェック時にハードディ
スクの残容量等から設定するようにしてもよい。
【0070】画像検索用データとして画像特徴量データ
を用いた場合に、画像処理条件と画像特徴量データをそ
れぞれ別々に画像再現情報として記憶するようにしても
よいし、画像処理条件と、これに画像特徴量データを関
連付けてパッキングしてセットで画像再現情報として記
憶するようにしてもよい。画像処理条件は同時プリント
が再現できる程度のレベルの情報であればよいが、これ
に日時や顧客No.等が付加されていると更によい。
【0071】画像再現情報を構成する画像検索用デー
タ、画像処理条件および圧縮画像データは、それぞれ関
連付けられており、どれか一つを削除すると他も削除さ
れ、また、どれか一つを更新すると他も更新されるよう
になっていると、常に必要な情報のみを記憶し管理する
ようにでき、記憶容量も削減でき効率的な運用が可能と
なる。この画像再現情報の更新は、例えば、再プリント
の際に、呼び出した画像再現情報の画像処理条件をその
まま使用せずに、前より良くしたいとして、前の処理条
件にさらに手を加えたりしたような場合に、その最新の
情報に更新して記憶するようにするものである。また、
この画像再現情報および画像検索用データ、圧縮画像デ
ータは、所定のタイミングでバックアップをとるように
することが好ましい。所定のタイミングとしては、特に
限定はないが、例えばシステム立ち上げ時、始業点検
時、終業点検時、システムシャットダウン時、システム
ハングアップ時、オペレータが指示をした時あるいはソ
フトのバージョンアップ時等が好適に例示される。
【0072】次に、再プリントの場合には、図4(b)
に示すように、まずステップST20において、フィル
ムFをスキャナ12によりプレスキャンして再プリント
の指示された画像を読み込む。また、ステップST21
において、フィルムFよりコマ番号を読み取る。読み込
まれたプレスキャンデータは、コマ番号とともに、画像
処理装置14に送られる。ステップST22において、
セットアップ部70はプレスキャンデータより画像特徴
量データを算出して、画像検索用データを作成する。次
に、ステップST23において、パラメータ統合部76
は、画像検索用データを用いて、記憶手段78のデータ
ベース内を検索し、再プリントの指定された画像を特定
する。そして、ステップST24において、該当画像の
同時プリント時の画像処理条件を含む画像再現情報を呼
び出し、露光条件記憶データを参照する。
【0073】次に、ステップST25において、呼び出
された圧縮画像データを用いて検索結果をディスプレイ
20に表示し、検索結果の確認をする。オペレータはこ
の検索結果の表示を見て、検索結果が正しいと判断した
ら、今度はファインスキャンを行い、再プリント作成用
の画像データを得、これに対して、上で検索された画像
処理条件(露光条件記憶データ)を用いて同時プリント
時の画像処理と同じ画像処理を施す。そして、プリント
あるいは画像データ等の出力形態に応じて、主として3
D−LUTによる処理を施して出力する。
【0074】次に、APSの240サイズの場合につい
て説明する。240サイズの場合の処理の流れについ
て、全体の概略を図5に示し、同時プリント時の概略を
図6(a)に、また、再プリント時の概略を図6(b)
に示す。図5に示すように、大まかな処理の流れは、前
記135サイズの場合と同様であり、異なる点は画像検
索をフィルムID及びコマ番号を用いて行う点である。
その他については、同様にして通常のプリント作成処理
が行われる。図5に示すように、同時プリントの場合に
は、ステップST5において、通常のようにフィルムを
スキャン(プレスキャン及びファインスキャン)して、
画像データを読み込み、通常の画像処理を行うととも
に、画像検索用データ等の画像再現情報を作成してデー
タベースに蓄積し、ステップST6において、プリンタ
16から同時プリントを出力する。また、再プリントの
場合には、ステップST7において、フィルムをスキャ
ン(プレスキャン)してフィルムID(FID)及びコ
マ番号を読み込み、これを用いて画像検索を行い、再注
文された画像を特定し、その画像の同時プリント時の画
像処理条件をデータベースから呼び出して、再度フィル
ムのスキャン(ファインスキャン)を行って得た画像に
対して同時プリント時と同じ画像処理条件で画像処理を
施し、ステップST8において、再プリントとして出力
する。以下、これらの処理を図6を用いてさらに詳しく
説明する。
【0075】図6(a)に示すように、同時プリントの
場合は、前記135の場合と同様である。すなわち、図
6(a)に示すように、まず、ステップST30におい
て、オペレータがフィルムFに応じたキャリアをスキャ
ナ12の所定位置に装着してフィルムFのプレスキャン
を行う。プレスキャンデータが読み込まれると、セット
アップ部70は、プレスキャンデータから、濃度ヒスト
グラムの作成や画像特徴量の算出等を行い、ファインス
キャンの読取条件や画像処理条件を算出し、パラメータ
統合部76から各所定部位に画像処理条件が設定され
る。この設定された条件に基づいて、プレスキャン処理
部54において、所定の画像処理が施され、ステップS
T31において、ディスプレイ20に検定用の画像が表
示される(検定モニタ)。
【0076】次に、ステップST32において、オペレ
ータは、ディスプレイ20の検定画面を見て、画像の確
認(検定)を行い、必要に応じてキーボード18aに設
定された調整キー等を用いて、色、濃度、階調等の調整
(補正)等を行う。次に、ステップST33において、
検定の結果、確定した画像処理条件から露光条件記憶デ
ータを作成する。一方、ステップST34においては、
以上の処理と並行してフィルムFよりフィルムID及び
コマ番号が読み取られる。各コマの画像に対する画像処
理条件等は、各コマ番号により管理されている。そし
て、ステップST35において、パラメータ統合部76
では、各フィルムID及びコマ番号に対応させて画像再
現情報を作成し、記憶手段78に送り、画像再現情報を
記憶手段78にデータベース化して記憶・蓄積する。以
上のようにして、画像処理条件が設定されると、今度は
フィルムをファインスキャンして、出力用の画像データ
を得、これに対してファインスキャン処理部66におい
て、上記設定された画像処理条件により画像処理を施し
て、プリンタ16より、フィルムに撮影された撮影画像
を再現したプリント(同時プリント)として出力する。
【0077】再プリントの場合には、図6(b)に示す
ように、まずステップST40でフィルムをプレスキャ
ンして、再プリントの指示された画像を読み込む。この
とき、ステップ41において、同時に当該画像(コマ)
に付されたフィルムIDおよびコマ番号等から成る画像
検索用コードも同時に読み込まれる。ステップST42
において、セットアップ部70は、画像検索用データを
作成する。ここでは、前記135の場合と異なり、画像
検索用データは、フィルムID(FID)及びコマ番号
である。次にステップST43において、パラメータ統
合部76は、このFID及びコマ番号を画像検索用デー
タとして、記憶手段78のデータベース内を検索し、S
T44において該当する画像に対応する画像再現情報を
呼び出し、露光条件記憶データを参照する。従って、A
PSの場合には、135サイズの場合のように読み込ん
だプレスキャンデータから画像特徴量を算出して検索に
用いる必要はない。
【0078】次に、ステップST45において、この呼
び出された画像再現情報の圧縮画像データをディスプレ
イ20に表示し、オペレータが検索結果の確認を行う。
検索が正しく行われたとオペレータが判断した場合に
は、今度はファインスキャンを行い、再プリント作成用
の画像データを読み込み、これに対して、上で呼び出さ
れた画像再現情報の画像処理条件(露光条件記憶デー
タ)に従って、画像処理を行い、プリントまたは画像デ
ータという出力形態に応じて、3D−LUT等による変
換処理を施し、出力する。
【0079】上述した、135サイズおよび240サイ
ズいずれの場合においても、例えば図7(a)に示すよ
うに、プリントシステムP1を(同じ店内、あるいは外
部の)他のプリントシステムP2、P3等と、コンピュ
ータ通信ネットワーク等の通信手段によって相互に接続
し、画像検索用データを用いて、検索を行う際、ネット
ワークに接続されているプリントシステム内の画像検索
用データをも検索するようにしてもよい。あるいは、図
7(b)に示すように、複数のプリントシステムP4、
P5、P6を画像サーバSとネットワークで接続し、各
店のプリントシステムで処理された画像の画像再現情報
を画像サーバSで集中的に管理し、画像検索用データを
用いて検索を行う際には、該画像サーバS内をも検索す
るようにしてもよい。
【0080】このとき、画像再現情報には、検索を容易
にするために以下のような固有のIDを付加するように
するとよい。このような固有のIDとしては、同時プリ
ントを行ったのと同じ店か、別の店か、あるいは同じチ
ェーン店か、を示す店コード、同じプリントシステムか
否かを示す機器コード、オーダーを特定するオーダーN
o.、画像を特定するコマ番号等が好適に例示される。
これらの固有IDは、同時プリントの際、出力形態がプ
リントの場合には、プリントに裏印字したり、インデッ
クスプリントに印字し、画像ファイルに出力する場合に
は、そのファイル名、ヘッダーあるいは説明ファイルに
記録するようにするとよい。顧客は、この固有IDを用
いて電話やメールで、あるいは直接店頭で再注文をす
る。
【0081】再プリントの注文があると、プリントシス
テムP1は(図7(a)の場合)、あるいは画像サーバ
Sは(図7(b)の場合)、固有IDに従って、画像再
現情報を検索する。再プリントの注文をするとき、顧客
は、同時プリント時と同じプリントシステムを使用して
再プリントを作成するか、もしくは別のプリントシステ
ムを使用するかを、選択することができるようになって
いるとよい。すなわち、再プリントを同時プリント時と
同じプリントシステムで出力してもよいし、別のプリン
トシステムで出力してもよい。再プリントを別のプリン
トシステムで出力する場合には、同時プリント時のデー
タ(画像処理条件等)を同時プリント時のプリントシス
テムあるいは画像サーバから引っ張ってきて使用すれば
よい。もちろん、同時プリントしたプリントシステムが
ある場合には、そのプリントシステムでプリントを出力
するのが望ましい。
【0082】このように、プリントシステムをネットワ
ークで他のプリントシステムあるいは画像サーバと接続
した場合には、画像再現情報は、所定のタイミングで他
の予め指定されたプリントシステム、あるいは画像サー
バからロードし、もしくは参照して再プリントの作成に
使用するようにしてもよい。また、このとき、ロードし
て再プリントの作成に使用された画像再現情報は、再プ
リント作成の画像処理が終了すれば不要になるので、そ
の後、削除するようにするとよい。削除するタイミング
は特に限定されるものではなく、例えば終業点検時など
に行えばよい。
【0083】このように、本実施形態によれば、再プリ
ントの注文を同時プリント作成時とは別の店で行って
も、あるいは同じ店に再注文をして違うプリントシステ
ムで再プリントの出力を行っても、同時プリントと再プ
リントとの画像と色や濃度がよく一致した再プリントを
効率よく出力することができる。
【0084】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2実施形態は、同時プリント作成時にファイン
スキャン処理部の画像処理部において処理された画像処
理後の画像データ(セットアップ後の画像データ)であ
って、信号変換部において3D−LUTにより、出力形
態に応じた変換を受ける前の画像データを、当該画像デ
ータを特定するための画像識別コード(固有のID)と
ともに、画像再現情報として記憶しておき、再プリント
の指示があった場合に、その指定された画像を、記憶さ
れているデータの中から検索して、出力形態に応じた変
換を行って、出力するものである。従って、本実施形態
では、再プリント時に前記第1実施形態のようにフィル
ムのスキャン(ファインスキャン)を行う必要はない。
【0085】図8に、本実施形態に係る画像処理装置9
0の概略構成を示す。本実施形態の画像処理装置90は
基本的に第1実施形態の画像処理装置14と同様であ
り、同じ構成要素については下二桁を同じ符号として詳
細な説明を省略することとする。本実施形態が前記第1
実施形態と異なる点は、同時プリント時に、画像処理部
166で処理され、信号変換部168で変換される前の
(画像処理後の)セットアップ後の画像データを、記憶
手段178に記憶しておき、また、再プリント時には、
再プリントが指示された画像に対応する前記セットアッ
プ後の画像データを記憶手段178から呼び出して、出
力形態に応じて信号変換部168で変換して出力するよ
うにしたことである。
【0086】すなわち、本実施形態においては、同時プ
リント時には、通常の処理を行い、最後に信号変換部1
68で3D−LUT等によって変換をする前に、その変
換前のセットアップ後の画像データを画像再現情報とし
て、記憶手段178に記憶する。この画像再現情報とし
て記憶されるセットアップ後の画像データは、電子変倍
処理、色階調処理、色濃度補正処理、シャープネス処
理、覆い焼き処理のうち少なくとも一つの画像処理を施
した画像データであることが好ましい。従って、既に画
像処理が施されているので、所定の記録媒体に出力する
場合には、その出力媒体に応じて例えば3D−LUTに
よる変換をするのみでよい。出力媒体としては、プリン
ト(印画紙)や、CD−R、Jazz、Zip等のメデ
ィアが例示される。
【0087】また、この画像データは、コマ番号毎、フ
ィルム種毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の固有ID
毎、注文の受け付け年月日毎、注文の受け付け店毎、機
器毎、オーダー毎、フィルムフォーマット毎(ASP、
135、ブローニー等)、フィルムキャリア種毎、フィ
ルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フォーマット毎
(BMP、JPEG等)及び注文端末毎のうち少なくと
も一つ以上毎に関連付けられ、データベースで管理する
ようにするとよい。また、画像再現情報としてセットア
ップ後の画像データを記憶する際に、この画像再現情報
としての画像データを特定するために、固有のIDを付
加して記憶しておくようにする。このIDは、顧客に対
しては、同時プリント時に、プリントの裏印字や画像フ
ァイルのヘッダー等の情報として付与される。
【0088】再プリント時には、顧客が、画像再現情報
を特定するための固有のIDを指定して再注文をする
と、オペレータはその固有のIDをプリントシステムに
入力し、該固有のIDで、同時プリント時のセットアッ
プ後の画像データを検索する。記憶手段178のデータ
ベース内を検索して、再プリントの指示された画像デー
タが検索されると、記憶手段178から該画像データを
呼び出し、これに対して信号変換部168で、出力媒体
に応じた変換を行って出力する。
【0089】このとき、前述した第1実施形態と同様
に、画像再現情報(同時プリント時のセットアップ後の
画像データ)を検索する範囲及び検索の条件を予め設定
できるようにしてもよいし、また、該画像再現情報を記
憶する際、プリントシステムの能力やリソースに応じて
蓄積できる画像再現情報のコマ数を設定し、さらに変更
することができるようにしてもよい。また、プリントシ
ステムを(同じ店内、あるいは外部の)他のプリントシ
ステムと、コンピュータ通信ネットワーク等の通信手段
によって相互に接続し、前記固有のIDを用いて、検索
を行う際、ネットワークに接続されているプリントシス
テム内をも検索するようにしてもよい。また、複数のプ
リントシステムを画像サーバとネットワークで接続し、
各店のプリントシステムで処理されたセットアップ後の
画像データを画像サーバで集中的に管理し、検索の際に
は、前記固有のIDを用いて、該画像サーバ内をも検索
するようにしてもよい。チェーン店の間をネットワーク
で結び、検索するようにすると良い。
【0090】また、第1実施形態と同様に、再プリント
の注文をするとき、顧客は、同時プリント時と同じプリ
ントシステムを使用して再プリントを作成するか、もし
くは別のプリントシステムを使用するかを、選択するこ
とができるようになっているとよい。また同様に、プリ
ントシステムをネットワークで他のプリントシステムあ
るいは画像サーバと接続した場合には、画像再現情報
は、所定のタイミングで他の予め指定されたプリントシ
ステム、あるいは画像サーバからロードし、もしくは参
照して再プリントの作成に使用するようにしてもよい。
このとき、ロードして再プリントの作成に使用された画
像再現情報は、再プリント作成の画像処理が終了すれば
不要になるので、その後、削除するようにしてもよい。
【0091】このように、本実施形態においては、フィ
ルムをスキャンすることなく、同時プリントと画像、色
/濃度の一致した再プリントを作成することができる。
なお、上記実施形態はいずれも写真フィルムに撮影され
た画像データを扱うものであったが、もちろん本発明は
これに限定されるものではなく、デジタルカメラ等の画
像データの再注文に対しても好適に適用可能である。な
お、上記各実施形態において、画像検索用データもしく
は画像識別コードを使用して検索できなかった場合(す
なわち、該当する画像が見つからなかった場合)、もし
くは、画像識別コード読取エラー等が発生した場合に
は、その旨を通知するようにする。あるいは、画像再現
情報(同時プリント情報)を使用しないで、再度画像処
理をやり直すようにするとよい。
【0092】以上、本発明のプリントシステムについて
詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良や変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0093】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、同
時プリントの画像と色や濃度が一致した再プリントを効
率よく出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリントシステムの一実施形態
としてのデジタルフォトプリンタの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の画像処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態における135サイズの場合の
全体の処理の概略を示す説明図である。
【図4】 第1実施形態における135サイズの場合の
処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、同
時プリントの場合を、(b)は、再プリントの場合を示
す。
【図5】 第1実施形態におけるAPSの240サイズ
の場合の全体の処理の概略を示す説明図である。
【図6】 第1実施形態における240サイズの場合の
処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は、同
時プリントの場合を、(b)は、再プリントの場合を示
す。
【図7】 (a)は複数のプリントシステム同士をネッ
トワークで接続した例を示す説明図であり、(b)は複
数のプリントシステムを画像サーバと接続してデータの
集中管理をする様子を示す説明図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係る画像処理装置の
概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プリントシステム 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 46 データ処理部 48 Log変換器 50 プレスキャン(フレーム)メモリ 52 ファインスキャン(フレーム)メモリ 54 プレスキャン処理部 56 ファインスキャン処理部 58 条件設定部 62、66 画像処理部 64、68 信号変換部 70 セットアップ部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 78 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170B H04N 1/00 H04N 1/00 G Fターム(参考) 2H106 AA73 AA74 AA76 AA80 AB04 BA23 BA27 BA28 BA30 BA47 BA52 BA79 2H110 AC14 AC16 BA17 BA18 BA19 CB57 CB76 CD06 CD07 5B021 AA30 CC05 CC09 EE04 LG07 LG08 5B075 ND08 ND18 ND23 ND36 NK10 NK13 NK24 PP02 PP10 PP12 PP30 PQ02 PQ03 PQ05 PQ13 UU40 5C062 AA05 AB03 AB20 AB22 AB42 AC51 AF00 BA04

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フィルムに撮影された画像を光電的に
    読み取り画像データとして入力する画像入力手段と、前
    記入力画像に対して画像処理を施す画像処理手段と、該
    画像処理の施された画像を、前記写真フィルムに撮影さ
    れた画像を再現した出力画像として所定の記録媒体に出
    力する画像出力手段と、を有するプリントシステムであ
    って、 前記撮影画像を再現した出力画像を作成した際の各画像
    に対する画像処理条件及び該画像処理条件を検索するた
    めの画像検索用データ、あるいはさらに、前記画像デー
    タを圧縮した圧縮画像データを、前記撮影画像を再現し
    た出力画像を作成した際の画像再現情報として記憶する
    記憶手段と、 画像の再注文の指示に応じて、前記画像検索用データを
    用いて検索を行い、前記記憶手段から前記画像処理条件
    を読み出す検索手段と、を有し、 画像の再注文の指示があった場合に、 指示のあった画像を前記写真フィルムから読み取り、該
    画像に対し、前記検索手段が検索した前記撮影画像を再
    現した出力画像を作成した際の画像処理条件に従って画
    像処理を施し、出力画像として出力することを特徴とす
    るプリントシステム。
  2. 【請求項2】前記画像検索用データは、前記圧縮画像デ
    ータを生成する際に取り出される画像特徴量データであ
    る請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 【請求項3】前記圧縮画像データを前記記憶手段に記憶
    するか否か、を選択することができる請求項1または2
    に記載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】前記画像検索用データ、前記画像処理条件
    及び前記圧縮画像データは、それぞれ関連付けられてい
    て、どれか一つを削除すると、他も削除され、あるい
    は、どれか一つを更新すると、他も更新される請求項1
    〜3のいずれかに記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】前記画像検索用データ、前記画像処理条件
    及び前記圧縮画像データは、コマ番号毎、フィルム種
    毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の固有ID毎、注文の
    受け付け年月日毎、注文の受け付け店毎、機器毎、オー
    ダー毎、フィルムフォーマット毎、フィルムキャリア種
    毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フォー
    マット毎及び注文端末毎のうち少なくとも1つ以上毎に
    関連付けられ、データベースで管理されている請求項1
    〜4のいずれかに記載のプリントシステム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のプリント
    システムであって、さらに、該プリントシステムは、他
    のプリントシステムとネットワークで接続され、前記画
    像の再注文の処理時に、前記画像検索用データを用いて
    検索を行う際、前記ネットワークに接続されているプリ
    ントシステム内をも検索するようにしたプリントシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記画像再現情報は、前記ネットワークの
    サーバで管理され、前記検索を行う際、該サーバ内をも
    検索する請求項6に記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】前記検索を行う際、検索する範囲及び検索
    の条件を予め設定することができる請求項1〜7のいず
    れかに記載のプリントシステム。
  9. 【請求項9】前記画像再現情報、画像検索用データ及び
    圧縮画像データは、所定のタイミングでバックアップさ
    れる請求項1〜8のいずれかに記載のプリントシステ
    ム。
  10. 【請求項10】前記所定のタイミングは、システム立ち
    上げ時、始業点検時、終業点検時、システムシャットダ
    ウン時、システムハングアップ時、オペレータの指示時
    及びソフトのバージョンアップ時のいずれかである請求
    項9に記載のプリントシステム。
  11. 【請求項11】前記画像再現情報を記憶する際、プリン
    トシステムの能力、リソースに応じて、蓄積できる画像
    再現情報のコマ数を設定し、さらに変更することができ
    る請求項1〜10のいずれかに記載のプリントシステ
    ム。
  12. 【請求項12】前記画像処理条件及びこれと関連付けら
    れた前記画像特徴量データを別々に前記画像再現情報と
    して、または、前記画像処理条件及びこれと関連付けら
    れた前記画像特徴量データをセットで前記画像再現情報
    として記憶する請求項2〜11のいずれかに記載のプリ
    ントシステム。
  13. 【請求項13】前記画像再現情報は、所定のタイミング
    で、予め指定されたプリントシステムの画像再現情報を
    ロードもしくは参照したものである請求項1〜12のい
    ずれかに記載のプリントシステム。
  14. 【請求項14】前記ロードされた画像再現情報は、画像
    の再注文の処理が終了した後削除することができる請求
    項13に記載のプリントシステム。
  15. 【請求項15】写真フィルムに撮影された画像を光電的
    に読み取り画像データとして入力する画像入力手段と、
    前記入力画像に対して画像処理を施す画像処理手段と、
    該画像処理の施された画像を、前記写真フィルムに撮影
    された画像を再現した出力画像として所定の記録媒体に
    出力する画像出力手段と、を有するプリントシステムで
    あって、 前記画像処理手段によって画像処理され、かつ前記所定
    の記録媒体に応じた出力形式に変換される前の、画像処
    理後の画像データを、該画像データを特定するための画
    像識別コードとともに、前記撮影画像を再現した出力画
    像を作成した際の画像再現情報として記憶する記憶手段
    と、 画像の再注文の指示に応じて、前記画像識別コードを用
    いて検索を行い、前記記憶手段から前記画像再現情報を
    読み出す検索手段とを有し、 画像の再注文の指示があった場合に、 指示のあった画像に対応する前記画像処理後の画像デー
    タを、前記画像識別コードを用いて前記記憶手段より読
    み出して、前記画像出力手段より前記所定の記録媒体に
    出力することを特徴とするプリントシステム。
  16. 【請求項16】前記画像再現情報として記憶される前記
    画像処理後の画像データは、電子変倍処理、色階調処
    理、色濃度補正処理、シャープネス処理、覆い焼き処理
    のうち少なくとも一つの画像処理を施した画像データで
    ある請求項15に記載のプリントシステム。
  17. 【請求項17】前記画像再現情報として記憶される前記
    画像処理後の画像データは、コマ番号毎、フィルム種
    毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の固有ID毎、注文の
    受け付け年月日毎、注文の受け付け店毎、機器毎、オー
    ダー毎、フィルムフォーマット毎、フィルムキャリア種
    毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フォー
    マット毎及び注文端末毎のうち少なくとも1つ以上毎に
    関連付けられ、データベースで管理されている請求項1
    5または16に記載のプリントシステム。
  18. 【請求項18】請求項15〜17のいずれかに記載のプ
    リントシステムであって、さらに、該プリントシステム
    は他のプリントシステムとネットワークで接続され、画
    像の再注文の処理時に、前記画像再現情報の検索を行う
    際、前記ネットワークに接続されているプリントシステ
    ム内をも検索するようにしたプリントシステム。
  19. 【請求項19】前記画像再現情報として記憶される前記
    画像処理後の画像データは、前記ネットワークのサーバ
    で管理され、前記検索を行う際、該サーバ内をも検索す
    る請求項18に記載のプリントシステム。
  20. 【請求項20】前記画像再現情報、画像検索用データ及
    び圧縮画像データとして記憶される画像処理後の画像デ
    ータは、所定のタイミングでバックアップされる請求項
    15〜19のいずれかに記載のプリントシステム。
  21. 【請求項21】前記所定のタイミングは、システム立ち
    上げ時、始業点検時、終業点検時、システムシャットダ
    ウン時、システムハングアップ時、オペレータの指示時
    及びソフトのバージョンアップ時のいずれかである請求
    項20に記載のプリントシステム。
  22. 【請求項22】前記検索を行う際、検索する範囲及び検
    索の条件を予め設定することができる請求項15〜21
    のいずれかに記載のプリントシステム。
  23. 【請求項23】前記画像再現情報を記憶する際、プリン
    トシステムの能力、リソースに応じて、蓄積できる画像
    再現情報のコマ数を設定し、さらに変更することができ
    る請求項15〜22のいずれかに記載の写真プリンタ。
  24. 【請求項24】前記画像再現情報は、所定のタイミング
    で、予め指定されたプリントシステムの画像再現情報を
    ロードしたものである請求項15〜23のいずれかに記
    載のプリントシステム。
  25. 【請求項25】前記ロードされた画像再現情報は、画像
    の再注文の処理が終了した後削除することができる請求
    項24に記載のプリントシステム。
  26. 【請求項26】前記再注文の処理後の画像の出力は、前
    記写真フィルムに撮影された画像を再現した出力画像を
    作成した時と同じプリントシステムを使用して行うか、
    別のプリントシステムを用いるかを選択することができ
    る請求項1〜25のいずれかに記載のプリントシステ
    ム。
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