JP2003296343A - 画像検索方法 - Google Patents

画像検索方法

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JP2003296343A
JP2003296343A JP2003022053A JP2003022053A JP2003296343A JP 2003296343 A JP2003296343 A JP 2003296343A JP 2003022053 A JP2003022053 A JP 2003022053A JP 2003022053 A JP2003022053 A JP 2003022053A JP 2003296343 A JP2003296343 A JP 2003296343A
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Japan
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image
data
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film
images
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Application number
JP2003022053A
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English (en)
Inventor
Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検索性能を高め、検索条件を同じにして、検索
効率を向上させるとともに、検索ミスを防止することの
できる画像検索方法を提供する。 【解決手段】予め、処理画像として出力するために、フ
ィルムから光電的に読み取られ、処理された画像につい
ては、全て、各画像に対し行われた画像処理情報および
画像の検索用データを対応付けてデータベースにフィル
ムのコマ順と対応付けて登録し、かつ処理されなかった
画像についても検索用データを同様に登録しておき、再
処理時に、フィルムから再処理の対象となる画像を含む
複数の画像を読み取り、複数の画像の検索用データを算
出し、再処理の対象となる画像の画像処理情報をフィル
ム上における当該画像およびその隣接コマの少なくとも
一方のコマの画像の検索用データを用いてデータベース
から検索することことにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに撮影さ
れた画像等を再現したプリント(写真)を出力するプリ
ントシステムの技術分野に属し、特に、このようなプリ
ントシステムにおいて、同時プリントと再プリントの画
像を好適に一致させることを可能とする画像検索方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光が主流であった。これに対し、近年では、デジタル
露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録さ
れた画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジ
タル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画
像データとし、この画像データに応じて変調した記録光
によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録
し、(仕上り)プリントとするデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。
【0003】デジタルフォトプリンタは、基本的に、フ
ィルムに読取光を入射して、その投影光を読み取ること
によって、フィルムに記録された画像を光電的に読み取
るスキャナ(画像読取装置)と、スキャナによって読み
取られた画像データやデジタルカメラ等から供給された
画像データに所定の処理を施し、画像記録のための画像
データすなわち露光条件とする画像処理装置と、画像処
理装置から出力された画像データに応じて、例えば光ビ
ーム走査によって感光材料を走査露光して潜像を記録す
るプリンタ(画像記録装置)と、プリンタによって露光
された感光材料に現像処理を施して、画像が再生された
(仕上り)プリントとするプロセサ(現像装置)とを有
する。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタによれ
ば、画像をデジタルの画像データとして、画像データの
処理によって画像を調整することができるので、逆光や
ストロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、
シャープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の
直接露光では得られなかった高品位なプリントを得るこ
とができる。しかも、デジタルフォトプリンタによれ
ば、デジタルカメラ等で撮影された画像もプリントとし
て出力することもできる。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタのみな
らず、直接露光を利用するアナログフォトプリンタにお
いても、フィルムに撮影された画像から出力されたプリ
ントでは、焼き増しの依頼等に応じて、1回プリントし
た画像(コマ)を再度プリントとして出力する、いわゆ
る再プリントを行うことも多い。この場合には、特に修
正指示が無い場合には、先に出力されたプリント(通常
は、写真フィルムを現像する時に写真フィルムに撮影さ
れた撮影画像を再現して出力する同時プリント)と再プ
リントとで、プリントに再現された画像が一致している
ことが要求される。ところが、オペレータの判断や操作
の違い等によって、先のプリントと再プリントとで画像
の色や濃度が異なってしまう場合も多々あり、そうなる
と、顧客からの苦情も多い。
【0006】そこで、これに対処するために、例えば、
フィルムを扱わないで再注文をできるようにするプリン
トシステムが特許文献1や特許文献2において提案され
ている。また、画像処理情報の検索を効率良く行うプリ
ントシステムが、例えば特許文献3あるいは特許文献4
等に開示されている。また、特許文献5には、対象画像
に類似する画像を、複数の特徴量を抽出して生成した特
徴ベクトルを用いて、複数の参照画像データが格納され
た参照画像データベースより検索する画像検索装置が開
示されている。
【0007】ところで、これらの従来技術において、再
プリントと同時プリントの画像を一致させるために、再
プリント時において、同時プリント時と同じ画像処理条
件により画像処理を行うようにしている。そのために、
同時プリント時の画像処理条件をその画像データととも
にデータベースに登録しておいて、再プリント時にこの
データベースを検索して同時プリント時の画像処理条件
を取り出すようにしている。
【0008】しかしながら、従来の画像検索方法では、
検索性能が低く、コマ検出ミス(コマ位置ずれ)による
検索ミス、同時プリント時と再プリント時での検索条件
の相違による検索効率の悪化等の問題があった。
【0009】
【特許文献1】特開平09−55834号公報
【特許文献2】特開平09−179211号公報
【特許文献3】特開2000−222437号公報
【特許文献4】特開2001−7965号公報
【特許文献5】特開2001−52175号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題に鑑みてなされたものであり、検索性能を高め、同
時プリント時および再プリント時の検索条件を同じにし
て、検索効率を向上させるとともに、検索ミスを防止す
ることのできる画像検索方法を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、フィルムに撮影された複数
の画像を光電的に読み取り、入力された複数の画像の内
の1つの画像を処理して処理画像として出力する際に、
予め、前記処理画像として出力するために処理された画
像については、全て、各画像に対し行われた画像処理情
報および前記画像の検索用データを対応付けてデータベ
ースに前記フィルムのコマ順と対応付けて登録するとと
もに、処理されなかった画像についても前記検索用デー
タを前記データベースに前記フィルムのコマ順と対応付
けて登録しておき、再処理時に、前記フィルムから再処
理の対象となる画像を含む複数の画像を読み取り、入力
された複数の画像の検索用データを算出し、前記再処理
の対象となる画像の前記画像処理情報を前記フィルム上
における当該画像およびその隣接コマの少なくとも一方
のコマの画像の前記検索用データを用いて前記データベ
ースから検索することを特徴とする画像検索方法を提供
するものである。
【0012】また、上記課題を解決するために、本発明
の第2の態様は、フィルムに撮影された複数の画像を光
電的に読み取り、入力された複数の画像の内の1つの画
像を処理して処理画像として出力する際に、予め、前記
処理画像として出力するために処理された画像について
のみ、各画像に対し行われた画像処理情報および前記画
像の検索用データを対応付けてデータベースに前記フィ
ルムのコマ順と対応付けて登録しておき、再処理時に、
前記フィルムから再処理の対象となる画像を含む複数の
画像を読み取り、入力された複数の画像の検索用データ
を算出し、前記再処理の対象となる画像の前記画像処理
情報を前記フィルム上における当該画像およびその隣接
コマの少なくとも一方のコマの画像の前記検索用データ
を用いて前記データベースから検索することを特徴とす
る画像検索方法を提供するものである。
【0013】上記各態様において、前記データベースに
は、前記画像の前記検索用データ、またはさらに前記画
像処理情報、すなわち前記検索用データおよび前記画像
処理情報に加え、前記画像の画像情報、前記画像の画像
データおよび前記画像の圧縮画像データの少なくとも1
つを前記検索用データまたは前記画像処理情報に対応付
けて記憶するのが好ましい。また、前記画像の前記検索
用データとして、前記画像の画像特徴量、前記画像の画
像情報および前記画像の圧縮画像データの少なくとも1
つが用いられるのが好ましい。また、前記画像の前記検
索用データとして、前記画像の画像特徴量が用いられる
のが好ましい。
【0014】また、前記再処理時に、再処理対象の前記
画像の検索ができなかったときに、前記フィルムの1つ
のコマから前記再処理対象画像を読み取るためのコマ位
置を微調整した後に、前記再処理対象画像を読み取り、
入力された画像の検索用データを算出し、算出された検
索用データを用いて、再度前記データベースを検索する
のが好ましい。また、前記データベースに登録された前
記画像の前記検索用データは、前記フィルムの画像の順
序と同じ順序で並べられているのが好ましい。また、前
記再処理の対象となる画像の前記画像処理情報を前記デ
ータベースから検索する際、最初は前記再処理対象画像
および前記隣接コマの少なくとも一方の画像の検索用デ
ータを用いて検索を行い、検索出来なかった場合には、
前記隣接コマの前記少なくとも一方の画像の検索用デー
タを用いないで、少なくとも前記再処理対象画像の検索
データを用いて検索するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像検索方法を添付
の図面に示す好適実施形態に基づいて以下に詳細に説明
する。
【0016】図1は、本発明に係る画像検索方法を実施
する画像処理装置を含むデジタルフォトプリンタの一実
施形態の概略構成を示すブロック図である。なお、本発
明の画像検索方法を実施する装置構成は、このようなデ
ジタルフォトプリンタに限定されるものではなく、フィ
ルムの投影光によって印画紙の焼き付けを行う、従来の
直接露光のアナログフォトプリンタであってもよい。
【0017】図1に示されるデジタルフォトプリンタ
(以下、フォトプリンタとする)10は、基本的に、フ
ィルムFに撮影された画像を光電的に画像データとして
読み取るスキャナ(画像読取装置)12と、読み取られ
た画像データを処理して出力用画像データとし、また、
フォトプリンタ10全体の操作および制御等を行う画像
処理装置14と、画像処理装置14から出力された出力
用画像データに応じて変調された光ビームで感光材料
(印画紙)を画像露光し、現像処理して(仕上がり)プ
リントとして出力するプリンタ16とを有する。また、
画像処理装置14には、様々な条件の入力や設定、処理
の選択や指示、色/濃度補正等の指示等を入力するため
のキーボード18aおよびマウス18bを有する操作系
18と、スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作
指示、条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ
20が接続される。
【0018】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞
り24と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの
面方向で均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユ
ニット32と、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画像
読取に対応するラインCCDセンサを有するイメージセ
ンサ34と、アンプ(増幅器)36と、A/D(アナロ
グ/デジタル)変換器38とを有している。
【0019】また、フォトプリンタ10においては、新
写真システム(Advanced Photo System、以下単にAPS
とする)や135サイズのネガ(あるいはリバーサル)
フィルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップスや
スライド等のフィルムの形態等に応じて、スキャナ12
の本体に装着自在な専用のキャリア30が用意されてお
り、キャリア30を交換することにより、各種のフィル
ムや処理に対応することができる。フィルムFに撮影さ
れ、プリント作成に供される画像(コマ)は、このキャ
リア30によって所定の読取位置に搬送される。このよ
うなスキャナ12において、フィルムFに撮影された画
像を読み取る際には、光源22から射出され、可変絞り
24によって光量調整された読取光が、キャリア30に
よって所定の読取位置に位置されたフィルムFに入射し
て、透過することにより、フィルムFに撮影された画像
を担持する投影光を得る。
【0020】キャリア30は、フィルムFを所定の読取
位置に搬送する搬送ローラ対と、フィルムFの投影光を
ラインCCDセンサと同方向(主走査方向)の所定のス
リット状に規制するスリットを有するマスクを有してい
る。フィルムFは、このキャリア30によって読取位置
に位置され、主走査方向と直交する副走査方向にフィル
ムFの長手方向を一致して搬送されつつ、読取光が入射
される。これにより、結果的にフィルムFが主走査方向
に延在するスリットによって2次元的にスリット走査さ
れ、フィルムFに撮影された各コマの画像が読み取られ
る。
【0021】APSのフィルムには、磁気記録媒体が形
成されており、APSのフィルム(カートリッジ)に対
応するキャリア30には、この磁気記録媒体に情報の記
録/読取を行う磁気ヘッドが配置されている。フィルム
Fの磁気記録媒体に記録された情報は、この磁気ヘッド
で読み取られて画像処理装置14等に送られ、また、画
像処理装置14等からの情報がキャリア30に転送さ
れ、磁気ヘッドによってフィルムFの磁気記録媒体に記
録される。また、キャリア30には、フィルムFに光学
的に記録されるDXコード、拡張DXコード、FNSコ
ード等のバーコードやフィルムFに光学的に記録された
各種の情報を読み取るためのコードリーダが配置されて
おり、このコードリーダで読み取られた各種の情報が画
像処理装置14に送られる。
【0022】前述のように、読取光は、キャリア30に
保持されたフィルムFを透過して画像を担持する投影光
となり、この投影光は、結像レンズユニット32によっ
てイメージセンサ34の受光面に結像される。イメージ
センサ34は、それぞれR画像、G画像およびB画像を
読み取る3つのラインCCDセンサを有するいわゆる3
ラインのカラーCCDセンサで、主走査方向に延在す
る。フィルムFの投影光は、イメージセンサ34によっ
て、R、G、Bの3原色に分解されて光電的に読み取ら
れる。イメージセンサ34の出力信号は、アンプ36で
増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされて、
画像処理装置14に送られる。
【0023】スキャナ12においては、フィルムFに撮
影された画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレス
キャンと、出力画像の画像データを得るためのファイン
スキャンとの2回の画像読取で行う。プレスキャンは、
スキャナ12が対象とする全てのフィルムの画像を、入
力画像としてイメージセンサ34が飽和することなく読
み取れるように設定されたプレスキャンの読取条件で行
われる。一方、ファインスキャンは、プレスキャンデー
タから、その画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃
度でイメージセンサ34が飽和するように、各コマ毎に
設定されたファインスキャンの読取条件で行われる。従
って、プレスキャンとファインスキャンの出力信号は、
解像度と出力レベルが異なるのみである。
【0024】なお、本発明において、スキャナ12は、
このようなスリット走査によるものに限定はされず、1
コマの画像の全面を一度に読み取る、面露光を利用する
ものであってもよい。この場合には、例えばエリアCC
Dセンサを用い、光源とフィルムFとの間に、R、Gお
よびBの各色フィルタを順次挿入してエリアCCDセン
サで画像を読み取ることにより、フィルムに撮影された
画像を3原色に分解して順次読み取ればよい。
【0025】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
なお、フォトプリンタ10においては、画像処理装置1
4は、スキャナ12によって読み取られたフィルムFの
画像以外にも、反射原稿の画像を読み取る画像読取装
置、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像デ
バイス、LAN(Local Area Network) やコンピュータ
通信ネットワーク等の通信手段、メモリカードやMO
(光磁気記録媒体)やフォトCD等のメディア(記録媒
体)等の各種の画像読取手段や撮像手段、画像データの
記憶手段等の、各種の画像データ供給源から画像データ
を受け取り、以下に示すような処理をしてもよい。
【0026】図2に画像処理装置14の一実施形態の概
略構成を示すブロック図を示す。本実施形態は、同時プ
リント時に処理された各画像に対し行われた画像処理情
報を、これに対応付けられた画像の画像検索用データと
ともに、再プリントを作成するときに用いるための情報
(再処理または再プリント用情報)として、各画像を読
み取ったフィルムのコマ順と対応付けてデータベースに
登録しておき(本発明の第1および第2の態様)、必要
に応じて、処理されなかった各画像についても画像検索
用データをフィルムのコマ順と対応付けてデータベース
に登録しておき(本発明の第1の態様)、好ましくは、
これらに加え、各画像の画像情報、各画像の画像データ
および各画像の圧縮画像データの少なくとも1つを画像
検索用データまたは画像処理情報に対応付けてデータベ
ースに登録しておき、再プリント(再処理)の指示があ
った場合に、フィルムをスキャンして画像を入力し、再
プリントの指定された画像の再プリント用情報を、フィ
ルム上における再プリント指定画像およびその隣接コマ
の少なくとも1つの画像の画像検索用データを用いて、
データベースから検索し、検索された画像処理情報等の
情報(再プリント用情報)を用いて、再プリント指定画
像の再処理を行い、同時プリントと同じ画像が再現され
た再プリントを作成するものである。なお、本発明によ
る画像検索方法については、後で詳しく説明する。
【0027】図2に示されるように、画像処理装置14
は、データ処理部46、Log変換器48、プレスキャ
ン(フレーム)メモリ50、ファインスキャン(フレー
ム)メモリ52、プレスキャン処理部54、ファインス
キャン処理部56、および条件設定部58を有する。な
お、図2は、主に画像処理関連の部位を示すものであ
り、画像処理装置14には、これ以外にも画像処理装置
14を含むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行う
CPU、フォトプリンタ10の作動等に必要な情報を記
憶するメモリ、可変絞り24の絞り値やイメージセンサ
34の蓄積時間を決定する手段等が配置され、また、操
作系18やディスプレイ20は、このCPU等(CPU
バス)を介して各部位に接続される。
【0028】スキャナ12から出力されたR、Gおよび
Bの各出力信号は、データ処理部46においてDCオフ
セット補正、暗時補正、シェーディング補正等の所定の
処理を施され、Log変換器48で変換されてデジタル
の画像データとされて、プレスキャン(画像)データは
プレスキャンメモリ50に、ファインスキャン(画像)
データはファインスキャンメモリ52に、それぞれ記憶
(格納)される。
【0029】プレスキャンメモリ50に記憶されたプレ
スキャンデータは、プレスキャン処理部54で処理され
て、ディスプレイ20による表示に対応する画像データ
とされ、ファインスキャンメモリ52に記憶されたファ
インスキャンデータは、ファインスキャン処理部56で
処理されて、プリンタ16による出力に対応する画像デ
ータとされる。ここで、プレスキャン処理部54は、画
像処理部62および信号変換部64を有する。他方、フ
ァインスキャン処理部56は、画像処理部66および信
号変換部68を有する。
【0030】プレスキャン処理部54の画像処理部62
とファインスキャン処理部56の画像処理部66とは、
ともに後に述べる条件設定部58の設定に応じて、スキ
ャナ12によって読み取られた画像(画像データ)に画
像処理を施す部位である。両者は、処理する画像データ
の画素密度が異なる以外は、基本的に同様の処理を行
う。
【0031】画像処理部62および画像処理部66にお
ける画像処理は、公知の各種の画像処理であって、一例
として、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整(色
濃度補正)、電子変倍処理、シャープネス(鮮鋭化)処
理、粒状抑制処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した
画像データ圧縮による直接露光のプリントシステムにお
ける覆い焼き効果の付与)、幾何学的歪補正、周辺光量
補正、赤目補正、ソフトフォーカスや白黒仕上げ等の特
殊仕上げ等の1件以上が例示される。これらの各処理
は、公知の方法で行えばよく、処理演算(アルゴリズ
ム)、加算器や減算器による処理、LUT(ルックアッ
プテーブル)による処理、マトリックス(MTX)演
算、フィルタによる処理等を適宜組み合わせて行われ
る。
【0032】プレスキャン処理部54の信号変換部64
は、画像処理部62によって処理された画像データを、
3D−LUT(3次元ルックアップテーブル)等で変換
し、ディスプレイ20による表示に対応する画像データ
にする部位である。他方、ファインスキャン処理部56
の信号変換部68は、画像処理部66によって処理され
た画像データを3D−LUT等で変換して、プリンタ1
6による画像記録に対応する画像データに変換し、プリ
ンタ16に供給する部位である。両変換部64および6
8における変換処理条件は、ともに、条件設定部58で
設定される。
【0033】プレスキャン処理部54およびファインス
キャン処理部56で施す画像処理条件および変換処理条
件は、条件設定部58によって設定される。この条件設
定部58は、セットアップ部70、キー補正部74およ
びパラメータ統合部76を有する。パラメータ統合部7
6には、入力された画像に対し行われた画像処理情報お
よびこれに対応付けられ、入力されて処理された画像を
特定するための画像検索用データを記憶する記憶手段7
8が接続されている。記憶手段78は、画像データベー
スとしても機能する。ここで、記憶手段78に記憶され
る情報は、再プリント時に、同時プリント時と同じ画像
処理を行い、同時プリントと同じ画像を再現するための
再プリント処理のための再プリント用情報であり、同時
プリント時に各画像に対して行った画像処理条件など
(画像処理の種類や順序等を含む)の画像処理情報およ
びこの画像処理条件等の画像処理情報を検索するために
用いる画像特徴量等の画像検索用データ、あるいは必要
に応じて、これらに加えてさらに、この画像の画像情
報、この画像の画像データ、特に、この画像の画像デー
タを圧縮した圧縮画像データ等の1以上が含まれる。再
プリント時に、パラメータ統合部76は、画像検索用デ
ータを用いて、記憶手段78(画像データベース)内を
検索し、再プリント処理のための画像処理情報、必要に
応じて、画像情報等あるいは画像(画像データ)を読み
出す。
【0034】画像処理情報は、同じ画像の再プリント時
に、同時プリントと同じ画像処理を再現するための画像
処理情報であって、同時プリントの際の画像処理、すな
わち画像処理の種類、順序および各種の画像処理の画像
処理条件(パラメータやその関連データ)を再現できる
情報であればよく、具体的には、画像処理の種類や順序
や、画像処理のために作成したLUTや演算式、予め定
められている画像処理に係る係数あるいはオペレータに
よるDCMYキー補正情報等の画像処理に用いられる各
種パラメータの設定値等、さらには、その関連データ等
の画像処理条件が例示される。
【0035】画像検索用データとは、同時プリント時に
画像を処理するのに用いられた画像処理情報(条件)と
対応付けられて記憶され、画像を特定するためにデータ
ベース(記憶手段78)内を画像検索する際に使用する
画像特徴量などのデータである。なお、画像処理前後、
好ましくは処理前の圧縮画像データや画像データを画像
検索用データとして使用することもできるが、検索に使
用するデータ量が多くなるため、検索精度は高くなる
が、検索に時間がかかるので、画像検索用データは、画
像データそのものではなく、画像から抽出された画像特
徴量等の単なる数値からなるデータであるのが好まし
い。この画像検索用データによって、例えばデータベー
ス(記憶手段78)に登録された数十万個のコマの中か
ら画像が特定される。
【0036】また、画像情報とは、例えば、検索用デー
タまたはその補助データとしても用いられる当該画像の
形式的な情報である。この画像情報としては、当該画像
のコマ番号(No.)、FID(フィルム識別符号)、
フィルム種、カメラ機種、顧客ID、画像の固有ID、
注文の受付日時(年月日)、注文の受付店ID、機器I
D、オーダー、フィルムフォーマット(ASP、13
5、ブローニー等)、フィルムキャリア種、フィルムマ
スク、撮影日時(年月日時間)、画像フォーマット(B
MP、JPEG等)および注文端末IDなども挙げるこ
とができる。
【0037】また、圧縮画像データは、検索によって正
しい画像データが呼び出されているかどうか確認するた
めに、画像検索結果をディスプレイ20に表示するため
に使用されるものであり、それ程高画質である必要はな
い。ところで、画像検索結果をディスプレイ20に表示
するための画像データは、もちろん、圧縮しなくても良
いが、ハードディスクの容量等を考慮すると、圧縮した
方が望ましい。なお、圧縮方法は、特に限定されるもの
ではなく、例えばJPEG等が好適に例示される。ま
た、圧縮画像データは、画像処理前のデータでも処理後
のデータでも良いが、より好ましくは、処理後の圧縮画
像データであるのが良い。
【0038】なお、検索結果が正しくないと思われる場
合には、例えば、圧縮画像データを用いて、ディスプレ
イ20に候補画像(圧縮画像)を数コマ表示し、その中
からオペレータが選択できるようにしても良い。検索結
果を表示しない場合には、圧縮画像データを保存する必
要はなく、その分、記憶手段78(データベース)のメ
モリ容量を削減でき、また、処理速度も早くすることが
できる。また、この圧縮画像データを保存する場合に
は、画像検索用データをこの圧縮画像データから画像特
徴量データとして取り出すようにすると効率が良い。例
えば、画像検索用データである画像特徴量として、離散
コサイン変換(DCT)を施した空間度数データを用い
てもよいし、画像データをある大きさのブロックにブロ
ック化して、各ブロックごとの平均値、または和あるい
は最大値、最小値等を用いるようにしても良い。
【0039】なお、プリントを作成した際に記憶手段7
8に画像処理情報等の再プリント用情報を記憶するの
は、通常は、撮影された写真フィルムを現像処理(現
像、漂白定着、水洗、乾燥)する時に写真フィルムに撮
影された撮影画像を再現してプリントとして出力する、
いわゆる同時プリントの際であるので、ここでは、これ
を同時プリントとし、それ以外を再プリントとするが、
先の再プリント時に記憶手段78に同時プリント情報を
記憶して、後の再プリント時に用いてもよいのはもちろ
んである。すなわち、本実施形態は、同時プリントや先
の再プリント等の先のプリント時に記憶手段78に画像
処理情報等の再プリント用情報を記憶して、再プリント
や後の再プリント時等の後のプリント時に用いるもので
あるが、特に以下では、同時プリントおよび再プリント
を代表例として説明する。
【0040】セットアップ部70は、ファインスキャン
の読取条件やプレスキャン処理部54およびファインス
キャン処理部56での画像処理の内容(種類や順序)や
画像処理条件等や検索用データとなる画像特徴量等を決
定するものである。具体的には、セットアップ部70
は、同時プリントの際に、プレスキャンデータから、濃
度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最低
濃度)やシャドー(最高濃度)等の濃度ヒストグラムの
頻度の所定%点、LATD(大面積透過濃度)、ヒスト
グラムの極大値および極小値濃度等の画像特徴量の算出
等を行い、ファインスキャンの読取条件を設定し、さら
に濃度ヒストグラムや画像特徴量、オペレータの指示等
に応じて、各種の画像処理から実行する画像調整ならび
に実行順序を決定し、さらに、各画像処理条件、信号変
換部68等での変換条件を算出し、画像特徴量等ととも
に、パラメータ統合部76に供給する。
【0041】キー補正部74は、操作系18のキーボー
ド18aやマウス18bから入力された色調整、濃度調
整、コントラスト(階調)調整等の指示に応じて、画像
処理条件の調整量を算出し、パラメータ統合部76に供
給するものである。パラメータ統合部76は、セットア
ップ部70が算出した画像処理条件等を受け取り、プレ
スキャン処理部54およびファインスキャン処理部56
の所定部位に設定し、さらにキー補正部74で算出され
た調整量等に応じて、各部位に設定された画像処理条件
を調整する。また、パラメータ統合部76は、同時プリ
ントの際には、このコマ画像に対する処理が確定した後
に、そのコマ画像の画像処理情報およびセットアップ部
70から受け取った算出した画像特徴量等を記憶手段7
8に送り、再プリントの際には、記憶手段78を検索し
て、再プリントするコマ画像の画像再現のために必要な
情報を読み出し、検索結果をディスプレイ20に表示す
るとともに、必要な情報をセットアップ部70等の所定
部位に供給する。
【0042】画像処理情報等の再プリントする画像の再
現のために必要な情報を記憶する記憶手段78には特に
限定はなく、各種の手段が利用可能である。例えば、画
像処理装置14に内蔵あるいは接続されるハードディス
クやデータベース、フレキシブルディスクや光磁気記録
媒体等の各種の記録媒体が例示される。また、プリント
システム10をコンピュータ通信ネットワーク等の通信
手段によって外部のデータベースと接続してもよい。
【0043】画像処理装置14のプレスキャン処理部5
4で処理された画像データはディスプレイ20に、ファ
インスキャン処理部56で処理された画像データはプリ
ンタ16にそれぞれ送られる。プリンタ16は、供給さ
れた画像データに応じて感光材料を露光して潜像を記録
するプリンタ(焼き付け装置)と、露光済の感光材料に
所定の処理を施してプリントとして出力するプロセサ
(現像装置)とを有する。プリンタ16では、例えば、
感光材料をプリント長に切断した後に、バックプリント
を記録し、次いで、R露光、G露光およびB露光の3種
の光ビームを画像処理装置14から出力された画像デー
タに応じて変調して主走査方向に偏向するとともに、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送するこ
とにより、感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記
録し、プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロ
セサは、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像
処理を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等
の所定単位に仕分けして集積する。
【0044】以下、本実施形態の作用を、135サイズ
のフィルムの場合を例にとり、同時プリント時および再
プリント時のそれぞれの処理について説明する。なお、
ここでは、同時プリント時については、画像検索用デー
タ等の画像再現のための情報の作成および保存につい
て、また再プリント時については、画像検索用データを
用いての再プリント指定のあった画像の検索について主
に説明することとし、通常の画像処理については、説明
を省略することとする。
【0045】135サイズの場合の処理の流れについ
て、全体の概略を図3に示す。図3に示すように、同時
プリントの場合には、ステップST1において、通常の
ようにフィルムをスキャン(プレスキャンおよびファイ
ンスキャン)して、画像データを読み込み、通常の画像
処理を行うとともに、画像特徴量などの画像検索用デー
タ、圧縮画像データ、画像処理情報(露光条件記憶デー
タ)等の同時プリントと同じ画像の再現に必要な情報を
作成して、データベースに蓄積し、ステップST2にお
いて、プリンタ16から同時プリントを出力する。
【0046】また、再プリントの場合には、ステップS
T3において、フィルムをスキャン(プレスキャン)し
て、画像特徴量などの画像検索用データを作成し、これ
を用いて画像検索を行い、再注文された画像を特定し、
その画像の同時プリント時の画像処理条件等の画像処理
情報をデータベースから呼び出して、再度フィルムのス
キャン(ファインスキャン)を行って得た画像データに
対して同時プリント時と同じ画像処理条件等の画像処理
情報で画像処理を施し、ステップST4において、再プ
リントとして出力する。
【0047】以下、これらの処理をさらに詳しく説明す
る。まず、同時プリントの場合には、オペレータがフィ
ルムFに応じたキャリアをスキャナ12の所定位置に装
着して、フィルムFのプレスキャンを行う。プレスキャ
ンデータが読み込まれると、セットアップ部70は、プ
レスキャンデータから、濃度ヒストグラムの作成や画像
特徴量の算出等を行い、ファインスキャンの読取条件や
画像処理条件(情報)を算出し、パラメータ統合部76
から各所定部位に画像処理条件(情報)が設定される。
この設定された画像処理条件(情報)に基づいて、プレ
スキャン処理部54において、所定の画像処理が施さ
れ、ディスプレイ20に検定用の画像が表示される(検
定モニタ)。
【0048】次に、オペレータは、ディスプレイ20の
検定画面を見て、画像の確認(検定)を行い、必要に応
じて、キーボード18aに設定された調整キー等を用い
て、色、濃度、階調等の調整(補正)等を行う。調整の
信号は、キー補正部74に送られる。キー補正部74は
入力に応じた画像処理条件の補正量を算出し、これをパ
ラメータ統合部76に送る。パラメータ統合部76は、
送られた補正量に応じて、処理部62、66に設定した
画像処理条件を補正する。従って、オペレータによる入
力に応じて、ディスプレイ20に表示される画像も変化
する。
【0049】次に、上述の工程において、最終的に確定
した画像処理条件からプリンタの露光条件記憶データを
作成する。一方、以上の処理と並行してフィルムFより
コマ番号が読み取られる。各コマの画像に対する画像処
理条件等の画像処理情報は、各コマ番号により管理され
ている。パラメータ統合部76では、各コマ番号に対応
させて画像処理情報および画像検索用データ等を作成
し、記憶手段78に送り、画像処理情報等および画像検
索用データを記憶手段78にデータベース化して記憶・
蓄積する。このとき、画像データベースに蓄積される各
データ(情報)は、フィルムFにおける各コマ画像の順
序と対応付けられている必要があるが、フィルムFにお
ける各コマ画像の並び(順序)と同じとするのが好まし
い。また、蓄積されるデータは、スキャンし入力された
が処理(プリント処理あるいはデジタイズ処理)されな
かった(処理がパスされた)コマおよび未露光のコマの
少なくとも画像特徴量などの画像検索用データをも含め
てデータベースに蓄積される。これは、後で、フィルム
F上での検索対象画像(コマ)の隣接コマの一方の画像
または両方の画像の画像検索用データをも用いて検索を
行うときの便宜のためである。
【0050】同時プリントと同じ画像を再現するために
必要な画像処理に関する再処理用情報とは、前述したよ
うに、画像検索用データおよび画像処理条件(露光条件
記憶データ)あるいはこれらに加えさらに、この画像の
画像情報、この画像の画像データ、特に、圧縮画像デー
タ等である。なお、画像検索用データとして、圧縮画像
データを生成する際に取り出される画像特徴量データを
用いるようにすると効果的である。また、以上のような
データからなる画像処理に関する再処理用情報は、コマ
番号毎、フィルム種毎、カメラ機種毎、顧客毎、画像の
固有ID毎、注文の受け付け年月日毎、注文の受け付け
店毎、機器毎、オーダー毎、フィルムフォーマット毎
(ASP、135、ブローニー等)、フィルムキャリア
種毎、フィルムマスク毎、撮影年月日時間毎、画像フォ
ーマット毎(BMP、JPEG等)および注文端末毎の
うち、少なくとも一つ以上の画像情報毎に関連付けら
れ、データベースで管理するようにするとよい。
【0051】なお、上記撮影年月日時間は、画像から読
み取るようにしてもよい。また、このように画像処理に
関する再処理用情報などをいろいろな画像情報と少しで
も多く関連付けておくことによって、これらの画像情報
を検索用データまたはその補助データとして用いること
ができるので、より検索スピードを向上させることがで
きるとともに、誤検索の低減を図ることができる。ある
いは、検索用データとして用いる画像特徴量、例えば、
その種類やデータ量を増やすことによっても、検索スピ
ードの向上や誤検索の低減を図ることができる。例え
ば、画像特徴量として、濃度ヒストグラム、平均濃度、
ハイライト(最低濃度)やシャドー(最高濃度)等の濃
度ヒストグラムの頻度の所定%点、LATD(大面積透
過濃度)、ヒストグラムの極大値および極小値濃度等の
一つ以上を用いることができる。
【0052】以上のようにして、画像処理条件等の画像
処理情報が設定されると、今度はフィルムをファインス
キャンして、通常のように、これに対してファインスキ
ャン処理部66において、上記設定された画像処理条件
(情報)により画像処理を施して、プリンタ16より、
フィルムに撮影された撮影画像を再現したプリント(同
時プリント)として出力される。
【0053】上述したように、本実施形態においては、
画像処理情報および画像検索用データ等の再処理用情報
は、同時プリント時に作成して記憶手段78に記憶する
ようにしているが、本発明の画像検索方法においては、
記憶手段78に関連情報を記憶するのは同時プリントの
際には限定されず、例えば、顧客が同時プリントの画像
に不満を持ち、色/濃度処理等を指示して再プリントを
依頼した場合に、同時プリント時の画像処理を変更した
ような場合でもよい。また、圧縮画像データは検索の
際、検索結果をディスプレイ20に表示するためのもの
であるが、特に表示が必要ないとすれば、圧縮画像デー
タを記憶しなくてよいため、その分メモリ容量を少なく
することができる。圧縮画像データを記憶するか否かを
選択することができるようにすることが好ましい。ま
た、その選択のタイミングは、同時プリント時にその都
度選択してもよいが、これに限定されず、例えば、装置
設置時に選択して、予めどちらかに設定しておくように
してもよい。
【0054】さらに、画像処理情報および画像検索用デ
ータ等の再処理用情報を記憶する際、フォトプリンタの
主としてCPU能力やハードディスク容量等の、能力や
リソースに応じて、蓄積できるコマ数を設定し、また設
定コマ数を変更することができるようにしてもよい。こ
のコマ数は、例えば、プログラムインストール時のリソ
ースチェック時にハードディスクの残容量等から設定す
るようにしてもよい。また、データベースで登録するコ
マ数は、インストーラ、設定、記録領域の容量、検索エ
ンジンの能力(スピード)等によって可変にできるとさ
らに良い。
【0055】画像検索用データとして、画像特徴量デー
タを用いた場合に、画像処理情報(条件)と画像特徴量
データをそれぞれ別々の情報として記憶するようにして
もよいし、画像処理情報(条件)と、これに画像特徴量
データを関連付けてパッキングしてセットで記憶するよ
うにしてもよい。画像処理情報(条件)は、同時プリン
トが再現できる程度のレベルの情報であればよいが、こ
れに日時や顧客No.等が付加されているとさらによ
い。
【0056】画像処理に関する再処理用情報等を構成す
る、例えば画像検索用データ、画像処理情報(条件;露
光条件記憶データ)および圧縮画像データなどは、それ
ぞれ関連付けられており、どれか一つを削除すると他も
削除され、また、どれか一つを更新すると他も更新され
るようになっていると、常に必要な情報のみを記憶し管
理するようにでき、記憶容量も削減でき効率的な運用が
可能となる。この画像処理情報等の更新は、例えば、再
プリントの際に、呼び出した画像処理条件等の画像処理
情報をそのまま使用せずに、前より良くしたいとして、
前の処理条件にさらに手を加えたりしたような場合に、
その最新の情報に更新して記憶するようにするものであ
る。
【0057】また、この画像処理に関する再処理用情報
等に含まれる画像検索用データ、圧縮画像データ等は、
所定のタイミングでバックアップをとるようにすること
が好ましい。所定のタイミングとしては、特に限定はな
いが、例えばシステム立ち上げ時、始業点検時、終業点
検時、システムシャットダウン時、システムハングアッ
プ時、オペレータが指示をした時あるいはソフトのバー
ジョンアップ時等が好適に例示される。
【0058】次に、再プリントの場合、特に画像検索方
法について、図4のフローチャートを参照して詳しく説
明する。まず、ステップ100において、再注文時のコ
マの画像データを入力する。すなわち、フィルムFをス
キャナ12によりプレスキャンして再プリントの指示さ
れた画像を、隣接コマの画像と共に読み込む。読み込ま
れたプレスキャンデータは、コマ番号とともに画像処理
装置14に送られる。
【0059】次に、ステップ110において、セットア
ップ部70において、プレスキャンデータより画像特徴
量を算出して、画像検索用データを作成する。そして、
ステップ120において、再プリントの指示されたコマ
の(フィルム上における)隣接コマ(隣接コマ画像の一
方または両方の画像検索用データ)をも用いて画像検索
を行い、記憶手段(画像データベース)78から再プリ
ントが指示された画像に対する同時プリント時の画像処
理情報(条件)を検索する。
【0060】当該コマの画像に加え、隣接コマ(の画像
の画像検索用データ)をも用いた画像検索方法につい
て、図5を用いて説明する。以下の説明では、画像検索
用データとして画像特徴量を用いる場合を代表例とする
が、本発明がこれに限定されないのはもちろんである。
図5において、100A〜100Dは、同時プリント時
にフィルムF上に並んだ順に読み込まれた画像(画像デ
ータ)であり、また200A〜200Cは、再プリント
時に同様にフィルムFからコマ順に読み込まれた画像
(画像データ)であり、これらの画像は、符号の最後に
同じアルファベットを有するものがそれぞれ対応する画
像であるとする。いま、再プリントの指定されたコマ
(画像)が画像200Bであるとする。このとき、画像
200Bのみを同時プリント時の画像とそれらの画像特
徴量によって比較して、対応する同時プリント時の画像
100Bを検索するのではなく、画像200Bに隣接し
た画像200A、200C(の画像特徴量)をも用いて
検索を行う。
【0061】すなわち、画像200B(の画像特徴量)
のみでなく、画像200A、200B、200Cの3つ
(の画像特徴量)を同時プリント時の画像(の画像特徴
量)と比較する。このように、再プリントの指定された
画像200B(の画像特徴量)のみを比較して検索する
のではなく、その隣接コマ画像(の一方または両方の画
像特徴量)をも比較して、これらの画像がこの順で並ん
でいることを確認して検索することで、似た様な画像が
並んでいる場合にも、確実に指定された画像を検索する
ことができる。
【0062】また、このとき、例えば、画像100Cが
処理されなかった(パスされた)コマであるとする。従
来のように読み取られても処理されなかった(パスされ
た)画像の画像特徴量はデータベースに登録されないと
すると、再プリント時の検索の際、画像100Cの画像
特徴量はデータベース上に存在しない。従って、当該画
像およびその両側の隣接コマ画像の画像特徴量を用いた
検索では、画像200A、200B、200Cの画像特
徴量と、画像100A、100B、100Dの画像特徴
量とを、それぞれ比較することとなり、画像200Cと
100Dとの画像特徴量が異なるため、これら3つの画
像の画像特徴量は、一致せず、このような両隣接コマ画
像をも用いた検索では指定画像200Bを検索すること
ができない。
【0063】しかし、本発明の第1の態様では、処理さ
れなかったコマ(パスしたコマ)および未露光コマをも
含めて、画像特徴量データ等の画像検索用データを画像
データベースに登録するようにしているため、同時プリ
ント時にパスされた画像100Cに関する画像特徴量デ
ータをも画像データベースに登録されており、本発明の
第1の態様の両隣接コマ画像も用いた検索では、画像2
00A、200B、200Cの画像特徴量と画像100
A、100B、100Cの画像特徴量とが比較される。
その結果、これら比較される3つの画像はきちんと一致
し、画像200Bを検索することができ、同時プリント
時と再プリント時とで画像検索条件が異なるために起こ
る誤検索を防ぐ事ができる。なお、本発明の第1の態様
では、画像200Bとその隣接コマの両側の画像200
Aおよび200Cを用いているが、画像200Bとその
一方の側の画像200Aまたは200Cのみとを用いる
ようにしても良い。この場合には、検索の精度は低くな
るが、検索速度を向上させることができ、検索できない
結果を減らすことができる。
【0064】ところで、未露光コマや処理されなかった
(パスされた)コマの画像に関してデータベースに登録
する再処理用情報としては、画像を特定することができ
るものであれば良いので、画像特徴量データ等の画像検
索用データであれば良いが、画像検索用データとは別
に、またはこれに加え、画像情報、画像データ(特に圧
縮画像データ)および画像処理情報等の少なくとも一方
をデータベースに登録しても良い。ここで、画像処理情
報を登録する場合には、出力しない画像においても画像
処理を行う必要があるのはもちろんである。
【0065】指定画像200Bに対応する画像100B
を検索した後、この画像に対する同時プリント時の画像
処理情報(条件)をデータベースから呼び出す。なお、
このとき、フィルムの1つのコマから画像を読み取る、
または、画像データを切り出すためのコマ位置を微調整
した後に、再度画像検索を行って画像100Bを検索
し、画像処理情報(条件)を呼び出すようにしてもよ
い。これにより、同時プリント時と再プリント時で、画
像を読み取る、または、画像データを切り出すためのコ
マ位置ずれが生じていて、画像検索ミスが発生するのを
防ぐことができる。すなわち、同時プリント時に、例え
ば画像100Bまたは100Cがコマ位置の微調整を行
った読取画像である時、画像100Bまたは100Cの
画像検索用データは、コマ位置の微調整を行った読取画
像データから得られた画像特徴量などの画像検索用デー
タであるので、再プリント時にコマ位置の微調整をせず
に読み取った画像データから画像特徴量などの画像検索
用データを作成すると、同時プリント時と再プリント時
で条件が異なってしまい、検索できなくなってしまうか
らである。
【0066】このようにして、ステップ130におい
て、指定画像の検索ができたとされた場合には、ステッ
プ170へ進み、検索終了として、ファインスキャン画
像に対し、いま検索して呼び出した画像処理条件等の情
報により画像処理を施して、出力画像として出力する。
また、ステップ130において、指定画像の隣接コマ画
像をも用いた画像検索では検索できなかったとされた場
合には、ステップ140において、隣接コマ画像(の画
像特徴量)を用いない画像検索を行う。すなわち、指定
画像200B(の画像特徴量)のみを比較して、1コマ
での画像検索を行う。このように隣接コマ画像も用いた
画像検索で検索できなかった場合には、1コマによる画
像検索を行うようにすることは、同時プリント時と再プ
リント時とで、条件が異なる場合に有効であるととも
に、全てを1コマの画像検索のみで行った場合の画像検
索性能の悪化を低減する事ができる。
【0067】なお、最初は、当該画像と両隣接コマ画像
との3コマの画像の画像特徴量を用いた画像検索を行
い、これで検索できなかった場合には、当該画像と一方
の隣接コマ画像との2コマの画像の画像特徴量を用いた
画像検索を行い、これでもまだ検索できなかった場合に
は、当該画像の1コマの画像の画像特徴量のみを用いた
画像検索を行うようにしても良い。ここで、2コマの画
像の画像特徴量を用いた画像検索を、当該画像とその一
方の隣接コマ画像との画像特徴量を用いる画像検索のみ
ならず、当該画像とその他方の隣接コマ画像を用いる画
像検索を続けて2回行うようにしても良い。
【0068】ステップ150において、1コマの画像検
索で指定画像200Bの検索ができたとされた場合に
は、ステップ170へ進み、検索された画像処理条件に
より画像処理を行う。また、ステップ150で、画像検
索できなかったとされた場合には、ステップ160で、
該当コマなしとする。なお、本実施形態では、上述した
ように隣接コマ画像も用いた画像検索で検索できなかっ
た場合に、1コマの画像による画像検索を行うようにし
ているが、必ずしもこのようにする必要はなく、必要に
応じて隣接コマ画像も用いた画像検索と1コマ画像のみ
による画像検索を切り換えることができるようにしても
よい。
【0069】なお、本発明の第2の態様では、処理しな
かったコマ(パスしたコマ)および未露光コマは画像デ
ータベースに登録せず、処理したコマ(プリント処理あ
るいはデジタイズ処理したコマ)のみを登録するように
している。本態様においても、同時プリント時にパスさ
れたコマが隣接コマに存在しない場合には、当該コマ画
像と両方または一方の隣接コマ画像の画像特徴量を用い
た検索でも、上述の第1の態様のように、確実に精度良
く検索できる。しかし、同時プリント時にパスされたコ
マが隣接コマに存在する場合には、上述のように、例え
ば同時プリント時にパスされた画像100Cが隣接コマ
になる場合には、画像100Cに関する画像特徴量デー
タは、画像データベースに登録されていないので、当該
コマ画像と両方または一方の隣接コマ画像との3コマま
たは2コマの画像の画像特徴量を用いた検索では検索で
きない。しかしながら、この場合には、上述のように、
隣接コマ画像の画像特徴量を用いない画像検索を行う。
すなわち、指定画像200Bの画像特徴量のみを画像1
00B(の画像特徴量)のみと比較して、1コマでの画
像検索を行う。
【0070】なお、本態様においても、当該コマ画像と
両方の隣接コマ画像との3コマの画像の画像特徴量を用
いた画像検索では検索できない場合には、当該コマ画像
と一方の隣接コマ画像との2コマの画像の画像特徴量を
用いた画像検索を行い、このような画像検索でも検索で
きない場合に、当該画像の1コマの画像の画像特徴量を
用いる検索を行うようにしても良い。また、このような
当該コマ画像と一方の隣接コマ画像との2コマの画像の
画像特徴量を用いた画像検索でも検索できない場合に、
当該コマ画像と他方の隣接コマ画像との2コマの画像の
画像特徴量を用いた画像検索を行い、これでも検索でき
ない場合に、初めて、当該画像の1コマの画像の画像特
徴量を用いる検索を行うようにしても良い。
【0071】このように、通常は、当該コマ画像に加え
隣接コマ画像も用いた画像検索によって高精度の画像検
索を行い、このような画像検索によって検索できなかっ
た場合にのみ、1コマによる画像検索を行うようにする
ことにより、処理したコマのみを登録する場合において
も、全体として誤検索を減らすことができ、検索できな
い結果となることを減らすことができるのみならず、全
てを1コマの画像検索のみで行った場合の画像検索性能
の悪化を低減する事ができる。もちろん、このような検
索方法は、同時プリント時と再プリント時とで、条件が
異なる場合に有効である。
【0072】本発明の第1および第2の態様において、
当該コマ画像と両側または片側の隣接コマ画像(の画像
検索用データ)とをも使用した画像検索は、その検索ス
ピードが1コマ画像(の画像検索用データ)による画像
検索に比べて遅く、また比較する条件が同じである必要
があり、スキャン時にパスしたコマや未露光コマをもデ
ータベースに登録しておかねばならないが、検索性能が
高いという利点を有している。一方、隣接コマ画像を使
用しないで、1コマのみで画像検索する場合には、検索
性能は低いが、検索スピードは速い。そこで、当該コマ
画像に加え隣接コマ画像をも使用した画像検索と、1コ
マによる画像検索と、を適宜選択可能とする事で、より
一層画像検索の検索性能、および検索速度の向上を達成
することができる。
【0073】なお、上述したように、当該コマ画像に加
え隣接コマ画像をも用いた画像検索の場合に、指定画像
がフィルムFの端のコマである場合には、指定画像の両
隣りのコマが存在しないので、隣り合った2つのコマの
画像のみを用いて画像検索を行うのが良い。
【0074】以上では、隣接コマとして当該コマの前後
コマがあれば、当該コマとその両側のコマとの合計3コ
マを用いる画像検索について説明し、隣接コマとして前
コマまたは後コマがない場合には、当該コマの片側のコ
マとの合計2コマを用いる画像検索について説明し、前
後コマがない、すなわち隣接コマがない場合には、当該
コマの1コマのみを用いる画像検索について説明してい
るが、本発明は、これに限定されず、3コマ以上の隣接
コマと当該コマとの合計4コマ以上を用いる画像検索を
行っても良く、処理件単位やオーダ単位のコマ数を用い
て検索しても良い。しかしながら、隣接コマ数を増やし
て、検索に使用するコマを増やすと、検索精度や検索性
能は向上するが、検索速度(処理スピード)は低下する
ので、特別な場合でなければ、通常は、画像検索に用い
る合計コマ数は、当該コマを含む3コマ以下とするのが
好ましい。なお、本発明においては、隣接コマ数または
画像検索に用いる合計コマ数を予め指定または選択して
設定できるようにしておくのがさらに好ましい。
【0075】このように、本発明の第1の態様では、未
露光コマや処理されなかった(パスされた)コマの画像
(の再処理用情報またはこれに関連するデータ)もデー
タベースに登録しておくようにしたため、同時プリント
時と、再プリント時との画像検索条件を同じにすること
ができ、再処理が指定された画像の隣接コマ画像も用い
た画像検索を行う事で、検索性能を高くする事ができ
る。また、フィルムの1つのコマから画像を読み取る、
または、画像データを切り出すためのコマ位置を微調整
した後、再度画像検索を行うようにすることで、コマ位
置ずれによるコマ検出ミスに起因する検索ミスを防止す
る事ができる。さらに、隣接コマ画像も使用した画像検
索で検索できなかった場合には、1コマの画像のみによ
る画像検索を行うようにすることで、同時プリント時と
再プリント時の画像検索条件が異なる場合、例えば、パ
ス、未露光、プリント順番、ピース化、コマ位置微調整
の有無に対しても、有効に対応する事ができる。
【0076】また、本発明の第2の態様では、処理され
たコマの画像(の再処理用情報やこれに関連するデー
タ)のみをデータベースに登録する場合であっても、画
像検索を確実に行うことができ、検索できない結果を減
らし、全体の検索効率や検索速度を向上させることがで
きる。また、本態様でも、コマ位置の微調整後の再画像
検索によりコマ位置ずれによる誤検索などを防止するこ
とができる。
【0077】以上、本発明の画像検索方法について種々
の実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は、以上
の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行っても
よいのはもちろんである。
【0078】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明によれば、
指定画像に加えその隣接コマ画像(の画像検索用デー
タ)をも用いた画像検索を行う事で、検索性能を高くす
ることができるとともに、隣接コマ画像(の画像検索用
データ)をも用いた画像検索の後に1コマのみでの画像
検索を行うことで、同時プリント時と再プリント時とで
画像検索条件が異なる場合にも効率よく画像検索を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像検索方法を実施する画像処
理装置を含むデジタルフォトプリンタの一実施形態の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の画像処理装置の一実施形態の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】 本発明の画像検索方法の処理の流れの一例を
示す概略図である。
【図4】 本発明の画像検索方法を示すフローチャート
の一例である。
【図5】 本実施形態における画像検索方法を示すため
の、フィルムから読み取った画像(コマ)の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 34 イメージセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 46 データ処理部 48 Log変換器 50 プレスキャン(フレーム)メモリ 52 ファインスキャン(フレーム)メモリ 54 プレスキャン処理部 56 ファインスキャン処理部 58 条件設定部 62、66 画像処理部 64、68 信号変換部 70 セットアップ部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 78 記憶手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムに撮影された複数の画像を光電的
    に読み取り、入力された複数の画像の内の1つの画像を
    処理して処理画像として出力する際に、 予め、前記処理画像として出力するために処理された画
    像については、全て、各画像に対し行われた画像処理情
    報および前記画像の検索用データを対応付けてデータベ
    ースに前記フィルムのコマ順と対応付けて登録するとと
    もに、 処理されなかった画像についても前記検索用データを前
    記データベースに前記フィルムのコマ順と対応付けて登
    録しておき、 再処理時に、前記フィルムから再処理の対象となる画像
    を含む複数の画像を読み取り、 入力された複数の画像の検索用データを算出し、 前記再処理の対象となる画像の前記画像処理情報を前記
    フィルム上における当該画像およびその隣接コマの少な
    くとも一方のコマの画像の前記検索用データを用いて前
    記データベースから検索することを特徴とする画像検索
    方法。
  2. 【請求項2】前記データベースには、前記検索用デー
    タ、またはさらに前記画像処理情報に加え、前記画像の
    画像情報、前記画像の画像データおよび前記画像の圧縮
    画像データの少なくとも1つを前記検索用データまたは
    前記画像処理情報に対応付けて記憶する請求項1に記載
    の画像検索方法。
  3. 【請求項3】前記検索用データとして、前記画像の画像
    特徴量、前記画像の画像情報および前記画像の圧縮画像
    データの少なくとも1つが用いられる請求項1または2
    に記載の画像検索方法。
  4. 【請求項4】前記検索用データとして、前記画像の画像
    特徴量が用いられる請求項1〜3のいずれかに記載のデ
    ータ検索方法。
  5. 【請求項5】前記再処理時に、前記フィルムの1つのコ
    マから前記画像を読み取るためのコマ位置を微調整した
    後に、前記画像を読み取り、入力された画像の検索用デ
    ータを算出し、算出された検索用データを用いて、再度
    前記データベースを検索する請求項1〜4のいずれかに
    記載の画像検索方法。
  6. 【請求項6】前記データベースに登録された前記画像の
    前記検索用データは、前記フィルムの画像の順序と同じ
    順序で並べられている請求項1〜5のいずれかに記載の
    画像検索方法。
  7. 【請求項7】前記再処理の対象となる画像の前記画像処
    理情報を前記データベースから検索する際、最初は前記
    再処理対象画像および前記隣接コマの少なくとも一方の
    画像の検索用データを用いて検索を行い、検索出来なか
    った場合には、前記隣接コマの前記少なくとも一方の画
    像の検索用データを用いないで、少なくとも前記再処理
    対象画像の検索用データを用いて検索する請求項1〜6
    のいずれかに記載の画像検索方法。
  8. 【請求項8】フィルムに撮影された複数の画像を光電的
    に読み取り、入力された複数の画像の内の1つの画像を
    処理して処理画像として出力する際に、 予め、前記処理画像として出力するために処理された画
    像についてのみ、各画像に対し行われた画像処理情報お
    よび前記画像の検索用データを対応付けてデータベース
    に前記フィルムのコマ順と対応付けて登録しておき、 再処理時に、前記フィルムから再処理の対象となる画像
    を含む複数の画像を読み取り、 入力された複数の画像の検索用データを算出し、 前記再処理の対象となる画像の前記画像処理情報を前記
    フィルム上における当該画像およびその隣接コマの少な
    くとも一方のコマの画像の前記検索用データを用いて前
    記データベースから検索することを特徴とする画像検索
    方法。
  9. 【請求項9】前記データベースには、前記検索用データ
    および前記画像処理情報に加え、前記画像の画像情報、
    前記画像の画像データおよび前記画像の圧縮画像データ
    の少なくとも1つを前記検索用データまたは前記画像処
    理情報に対応付けて記憶する請求項8に記載の画像検索
    方法。
  10. 【請求項10】前記検索用データとして、前記画像の画
    像特徴量、前記画像の画像情報および前記画像の圧縮画
    像データの少なくとも1つが用いられる請求項8または
    9に記載の画像検索方法。
  11. 【請求項11】前記検索用データとして、前記画像の画
    像特徴量が用いられる請求項8〜10のいずれかに記載
    のデータ検索方法。
  12. 【請求項12】前記再処理時に、前記フィルムの1つの
    コマから前記画像を読み取るためのコマ位置を微調整し
    た後に、前記画像を読み取り、入力された画像の検索用
    データを算出し、算出された検索用データを用いて、再
    度前記データベースを検索する請求項8〜11のいずれ
    かに記載の画像検索方法。
  13. 【請求項13】前記データベースに登録された前記画像
    の前記検索用データは、前記フィルムの画像の順序と同
    じ順序で並べられている請求項8〜12のいずれかに記
    載の画像検索方法。
  14. 【請求項14】前記再処理の対象となる画像の前記画像
    処理情報を前記データベースから検索する際、最初は前
    記再処理対象画像および前記隣接コマの少なくとも一方
    の画像の検索用データを用いて検索を行い、検索出来な
    かった場合には、前記隣接コマの前記少なくとも一方の
    画像の検索用データを用いないで、少なくとも前記再処
    理対象画像の検索用データを用いて検索する請求項8〜
    13のいずれかに記載の画像検索方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007004519A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Olympus Corporation 検索システム及び検索方法
JP2007312106A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置

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