JP2005021624A - 歩行補助具 - Google Patents

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郁三 若林
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Abstract

【課題】 片手で握るとともに操作することができ、二本の杖を交互に使用できる構造の歩行補助具を提供する。
【解決手段】 前側杖10の握り部11の下側に第一軸15を配設してアーム20を揺動可能に支承すると共に、アームが上昇する方向に付勢し、一方、アームの、第一軸からの水平距離が20ミリメートル乃至40ミリメートルの後方位置に、第一軸に平行な第二軸28を設けてこれに後側杖40を回動可能に支承すると共に、後側杖の下端部が前側杖に近接する方向に付勢する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、高齢者や肢体障害者等、自立して歩行することが困難な者が自立して歩行できるように補助するための歩行補助具に関する。
歩行補助具としては、四輪付きのフレームの上部に歩行者の両腕をもたせ掛けて歩行するための大型のものから、片手で上端を掴んで携帯し歩行する簡単な杖(ステッキ)が使用されている。
前者の大型のものは主に病院の廊下等で使用されるもので、歩行するというよりもリハビリテーション用に使用されるものである。
杖には、上端に掴み部を形成したもの、上端に腕を固定するための把持部を形成したもの、あるいは杖の下端を接地したときの安定性を得るために、下端に四本の脚を形成したもの等がある。
杖は、通常の場合、片手で一本の杖を使用して使用者の歩行とともに間欠的に前方に移動させながら使用される。
上記したように、杖は間欠的に使用者とともに前方に移動する必要があり、移動時には一時的に杖の支持のない自立状態となる。
従って、一時的な自立状態に耐えられない使用者は両方の手で夫々一本ずつの杖を掴み、これを交互に前方に移動させていく方法を採って、常時どちらかの杖が接地するようにして歩行している。
しかしながら、両方の手で夫々一本ずつの杖を掴む方法では、両手が他の目的に使用できず、荷物や傘を持ったり、小さな子供の手を引いたりすることができない。
また、階段の昇降時には杖を使用することなく二本の杖を片手で持ち、他の手で手摺に掴まりながら昇降することとなるが、片手で二本の杖を持つことは非常に困難を伴うとともに、まわりの人間にも迷惑を掛ける恐れもある。
従って、片手で二本の杖を使用して、これらの杖により間断なく接地できれば、もう一方の手が他の目的に使用できることとなり、多くの高齢者や肢体障害者にとって非常に有益であり、この目的が達成される歩行補助具の実現が期待されており、この発明はこの期待に応えることを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、前側杖の上部に形成された握り部の下側に水平方向の第一軸を設け、前側杖に対して略直角方向のアームを第一軸のまわりに揺動可能に支承すると共に、ばねによってアームの後部が上昇する方向に付勢し、一方、アームの第一軸からの水平距離が20ミリメートル乃至40ミリメートルの後方位置に、第一軸と平行な第二軸を配設し、後側杖をこの第二軸の回りで回動可能に支承すると共に、ばねによって後側杖が前側杖に近接する方向に付勢したことを特徴とする。
上記した発明の構成から明らかなように、この発明の歩行補助具によれば、アームの前後に前側杖と後側杖を支承して、これら二本の杖を交互に接地させるようにしたので、片手で二本の杖を歩行の補助として使用できるという所期の効果を奏する。
前側杖の握り部を握った掌の後端部によりアームを操作して前側杖及び後側杖を交互に接地させるため、前側杖及び後側杖をアームで連結すると共に、これらを相互に近接する方向に付勢することにより新規な歩行補助具を実現した。
以下、図面に示す実施例に基いて、この発明について説明する。
図1において、全体を符号1で示す歩行補助具は前側杖10を有し、この前側杖10の上部には握り部11が形成されている。
そして、握り部10の下方には横断面が長方形の摺動部12が一体に接続されており、更に、摺動部12の下方には杖部13が一体に形成、接続されている。
また、杖部13の下端には地面との間の滑りを防止するための、例えばゴム製の足14が装着されている。
上記摺動部12の上端近くには水平方向の第一軸15が配設されており、この第一軸15は次に述べるアーム20及び/または摺動部12と揺動可能に嵌合している。
また、アーム20は、第一軸15を通り前側杖10に垂直な線分に関し、時計方向及び反時計方向に夫々約10度の角度範囲で揺動するようにその回動範囲が制限されている。
更にまた、上記アーム20は全体の形状が直方体のブロック21からなり、前側(図1で左側)にブロック21を上下に貫通する断面矩形の開口22が形成されていて、図2に示すように、前側杖10の摺動部12が開口22の左右の内面22a、22bに案内されている。
そして、開口22上部にはストッパー23、24が突設されていて、前側杖10に対するアームの揺動角が前述した範囲に制限されている。
また、アーム20の前方下端には第一ブラケット25が下方に突設されており、この第一ブラケット25の下部と摺動部12の開口22外における下部との間には引張りコイルばねとしての第一ばね26が弾装されていて、この第一ばね26は、アーム20を第一軸15に関し反時計方向に、すなわち、アームの後端が上昇する方向に付勢している。
一方、アーム2の後部、すなわち図1で右方には下方及び後方が開放された凹部27が形成されており、この凹部27を貫通するようにして、第一軸15からの水平距離が略30ミリメートルの位置に、第一軸に平行な第二軸28が配設され、この第二軸28には、後側杖40が回動可能に支承されている。
図示の実施例では、第二軸28の位置は第一軸15からの水平距離が略30ミリメートルとしているが、これは使用者の掌の大きさが標準的な成人の場合に適用される値であって、子供等、標準の成人よりも小さい掌を持った場合には30ミリメートルよりも小さく、標準よりも大きい掌を持った場合には30ミリメートルよりも大きく設定され、実用的には掌の大きさに応じ20ミリメートル乃至40ミリメートルに設定するのが望ましい。
上記後側杖40は、前記前側杖10と同様に、断面が長方形の摺動部41の下方に杖部42を接続した構造で、杖部42の下端には地面との間の滑りを防止するための例えばゴム製の足43が装着されているのも前側杖10と同様である。
また、後側杖40の長さは、アーム20を前側杖10に対して直角にした状態で、前側杖10の足14の下面と後側杖の足43の下面が同一水平面上になるように設定するものとする。
更にまた、後側杖40の摺動部41は、図3に示すように、凹部27の左右の内面27a、27bに案内されて回動可能に支承されると共に、凹部27の下部に突設されたストッパー29、30によってアーム20に対する相対回動角度が制限されている。
この相対回動角度は、アーム20の長さ方向における垂直基準線31に対して、前方に約10度、後方に約30度の範囲に制限されている(図3)。
また、アーム20の中央部の下端には第二ブラケット32が下方に向けて突設され、第二ブラケット32の下部と摺動部41の下部の一端との間には引張りコイルばねとしての第二ばね33が弾装され、後側杖を前側杖に近接する方向に付勢している。
更に、アーム20の後部上面には使用者の右手50の掌の基端部に当接してこれを支持するための薄板状台座34が形成されている。
なお、図示されてはいないが、前側杖及び後側杖の杖部13、42には、従来の杖と同様に、使用者の身長に合わせて杖の長さを調節するための伸縮機構を取付けることができることは言うまでもない。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による歩行補助具は、アームに外力が作用しない状態においては、図1に示すように、アーム20は前側杖10に対して反時計方向に約10度傾斜し、一方、後側杖40はアームの垂直基準線31に対して時計方向に約10度傾斜している。
したがって、前側杖10と後側杖40は互いに平行な状態に保持され、また、後側杖40の足43は前側杖10の足14よりも高い位置にあり、足14が接地した位置にあるとき、足43は地面から離れている。
この歩行補助具を使用するに当っては、図4に示すように右手50の指先51で握り部11を握り、掌52の基端部53をアーム20の台座34に当接させる。
ここにおいて、前述したように、第二軸28は第一軸15からの水平距離が略30ミリメートルの位置に配設されており、標準の成人の掌で握り部を握ったとき、掌の基端部53は第二軸28よりも手前側(向かって右側)で台座34に支持される。
従って、手首54を手前側に回して基端部53を下降させると、アーム20は第一軸15を中心として時計方向に揺動されるとともに後側杖40も下降され、更に後側杖の足43が接地してからは、アーム20は第二軸28を中心として時計方向に揺動され、前側杖10が上昇して足14は地面から離脱される。
次に、この歩行補助具を使用しての歩行動作について説明する。
(1) 図6は図1、図4と同じ状態を示し、使用者は前側杖10の足14を接地して前側杖を直立させ、右手の指先51で握り部11を握り、掌の基端部を台座34に当接させる。
(2) 次に、手首を手前に回して基端部53により台座34を下方に押圧すると、アーム20は第一軸15を中心にして時計方向に揺動され、アーム20が前側杖に直角になった時点で足43も接地される(図7)。
(3) 更に、基端部による台座の押圧を続行すると、アームは前側杖の直角よりも時計方向に揺動され、前述したように前側杖は浮き上がって足14が地面から離れる(図8)。
(4) ここで、使用者は右腕を前方に伸ばすとともに握り部11を手前に引いて前側杖10をアーム20に対して時計方向に揺動させる。この結果、後側杖はアームに対して反時計方向に回動される(図9)。
(5) 握り部を下降させて前側杖の足14を接地する(図10)。
(6) 体重の一部を前側杖に掛け、前側杖を足14を中心として反時計方向に回動させながら歩行する。この時、後側杖は第二ばね33の弾力によって前側杖に向って近接される(図11)。
(7) 前側杖が使用者の腰の側面に近接して図6の状態に戻った時点で歩行動作の1サイクルが終了し、以後ステップ(2)及至(6)を繰返す。
以上の歩行動作において、図6、図7、図10、図11の状態に於いては使用者の体重の一部を前側杖10に掛かることができ。図8、図9の状態においては体重の一部を後側杖40に掛けることができる。
また、上記の動作説明では、歩行補助具の操作が複雑で動きが鈍いように見えるが、じっさいには、ステップ(1)及至ステップ(5)までは継続的に短時間に行われて、殆どの操作時間は、ステップ(6)による歩行とともに行われ、実用上問題なく操作される。
更にまた、この発明による歩行補助具を左手で扱う場合には、左手で握り部11を握り、身体を図1でアーム20の向こう側に置けば、上記した取扱いの説明がその侭使用できる。
この発明の歩行補助具を左側から見た側図面。 この発明の歩行補助具を図1のII−II線方向から見た正面図 この発明の歩行補助具を図1のIII−III線方向から見た背面図 この発明の歩行補助具を右手で握った説明図(力を掛けていない状態)。 この発明の歩行補助具を右手で握った説明図(掌の基端部に力を掛けた状態)。 この発明の歩行補助具の操作説明図〔ステップ(1)〕。 図6と同様の説明図で、ステップ(2)を示す。 図6と同様の説明図で、ステップ(3)を示す。 図6と同様の説明図で、ステップ(4)を示す。 図6と同様の説明図で、ステップ(5)を示す。 図6と同様の説明図でステップ(6)を示す。
符号の説明
1 歩行補助具
10 前側杖
11 握り部
12 摺動部
13 杖部
14 足
15 第一軸
20 アーム
22 開口
26 第一ばね
27 凹部
28 第二軸
33 第二ばね
34 台座
40 後側杖
41 摺動部
42 杖部
43 足
50 右手
51 指先
52 掌
53 基端部

Claims (1)

  1. 前側杖の上部に形成された握り部の下側に水平方向の第一軸を設け、前側杖に対して略直角方向のアームを第一軸のまわりに揺動可能に支承すると共に、ばねによってアームの後部が上昇する方向に付勢し、一方、アームの第一軸からの水平距離が20ミリメートル乃至40ミリメートルの後方位置に、第一軸と平行な第二軸を配設し、後側杖をこの第二軸の回りで回動可能に支承すると共に、ばねによって後側杖が前側杖に近接する方向に付勢したことを特徴とする歩行補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019037712A (ja) * 2017-08-29 2019-03-14 笹岡 利宏 コンパス杖

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