JP2005021337A - ミシン針取付構造及びミシン針 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミシン針が極力折れないようにして、時間を要する折損針の回収作業を無くし、生産効率を大幅に改善させる。
【解決手段】針止め具6に、ミシン針3を下方から挿入自在な装着穴8を形成し、装着穴8に挿入されたミシン針3を針止め具6に係止固定させる針係止機構Bを設けたミシン針取付構造において、針係止機構Bが、針止め具6に装備されるバネ12と、この弾性力でミシン針3に横側方から付勢当接される当接部材10とから成り、かつ、当接部材10がミシン針3を弾性付勢するミシン針係止固定状態が、ミシン針3に所定以上の上向き力が作用すると解除されるように構成され、装着穴8は、ミシン針3を正規の装着位置に挿入するに要する長さよりも上方に延長形成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシン針取付構造と、この構造に使用するミシン針に係り、詳しくは、折損が生じ難いミシン取付構造及びミシン針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のミシンにおけるミシン針取付構造は、針止め具に、ミシン針を下方から挿入自在な装着穴を形成するとともに、その装着穴に挿入されたミシン針を針止め具に係止固定させる針係止機構を設けて構成されている。その針係止機構は、ミシン針に直交するよう横向き姿勢で針止め具に挿入させたピン状の接触子を、手指操作されるネジ機構によって進退移動自在として構成されており、接触子を前進移動させて先端の尖り部を、ミシン針とその装着穴の壁面との間に押し込むことによる摩擦力により、ミシン針を針止め具に係止固定させる構造である。
【0003】
この場合、ミシン針はその上端が装着穴の頂部に当接するまで挿入させることで上下方向に位置決めされ、かつ、ミシン針の上方移動を阻止し、上向きの外力がミシン針に作用して位置ずれすることなくしっかりと保持できる構造とされていた。このようなミシン針取付構造としては、例えば、特許文献1において開示されたものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−309288号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
工業用ミシンで縫い物を量産する場合、最も問題となるのはミシン針の折損である。即ち、異常な力(多くの場合は上向きの力である)がミシン針に作用することがあると、前述した従来のミシン針取付構造では、ミシン針は針止め具に対する上方移動が不能であって力の逃げ場が無いことから、針部が曲がったり折れたりする。曲がってしまった場合は、針を交換すれば済むが、折損した場合は都合が悪い。
【0006】
ミシン針に外力が作用して針が折れるときには、殆どの場合、過大な応力によって折れて飛散する状態になり、しばしば多数の破片に分散して周囲に飛び散る様相を呈することとなる。折れた針は交換すれば事足りるのであるが、問題は飛散した針の破片を全て回収しなければならないことである。何故なら、衣服等の縫い物に針の破片が混入したまま流通してしまうことは、安全上絶対に避けなければならないからである。
【0007】
ところが、複数の破片に分散して周囲に飛び散った破片を全回収するには人為作業しかなく、根気と時間を必要とする煩わしい作業になるとともに、その回収の間は生産ラインをストップせざるを得ないので、生産効率が大きく低下する不都合も生じる。従って、折れた針が周囲に飛び散らないように規制して、折損したミシン針の回収作業の効率化を図る技術が試されたりしているが、根本解決には至らないので、折損した針の回収に関しては更なる改善の余地が残されているものであった。
【0008】
本発明の目的は、ミシン針の取付構造を工夫することにより、折れた針の回収作業の効率化を図るのではなく、ミシン針が極力折れないようにして、時間を要する折損針の回収作業を無くし、生産効率を大幅に改善させる点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、針止め具に、ミシン針を下方から挿入自在な装着穴を形成するとともに、その装着穴に挿入されたミシン針を針止め具に係止固定させる針係止機構を設けてあるミシン針取付構造において、
針係止機構が、針止め具に装備される弾性部材と、これの弾性力によってミシン針に横側方から付勢当接される当接部材とから成り、かつ、当接部材が縫針を弾性付勢するミシン針係止固定状態が、ミシン針に所定以上の上向き力が作用すると解除されるように構成されるとともに、装着穴は、ミシン針を正規の装着位置に挿入するに要する長さよりも上方に延長形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の構成は、請求項1の構成において、前記針係止機構が、前記針止め具に装備される弾性部材と、これの弾性力によって前記ミシン針に横側方から付勢当接される当接部材とから成ることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3の構成は、請求項2の構成において、前記当接部材が前記ミシン針を弾性付着されていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4の構成は、請求項3の構成において、前記弾性部材により前記当接部の付着勢力を変更することで、前記ミシン針を逃げ移動させる上向き力の限界値を容易に変更調節できることを特徴とするものである。
【0013】
請求項5の構成は、請求項3もしくは4の構成において、前記当接部材の先端が円錐状の尖り部に形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項6の構成は、請求項1から5のいずれかの構成において、前記ミシン針に形成される凹み部は、円錐状に凹入する形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項7の構成は、孔を有した針部と、この針部よりも大径とされて針止め具に挿入自在な柄部と、これら針部と柄部との繋部とを有してなるミシン針であって、前記柄部に、前記針止め具側の当接部材を係入させて位置決めするための凹み部が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
請求項8の構成は、請求項7の構成において、前記ミシン針に形成される凹み部が、円錐状に凹入する形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
ミシンは、図1に示すように、ミシンベッド部aと、このベッド部aの一端から立設された支柱部bと、この支柱部bの上端からベッド部aの上方に向けて延びるアーム部cを有して構成されている。アーム部cの先端部下方には、ベッド部aに続くミシンテーブル4との協働によって縫製作用が自在な縫部Aが装備されている。
【0018】
このミシンでは、縫針3に上方への大きな力が作用した場合には、縫針3を嵌挿する針止め具6に対して上方にずれ込み移動できるようにして、できるだけ縫針3が折れないようにする機能が、縫部Aに構成されている。これにより、種々の要因によって針が折れる事態の殆どを回避可能になり、折れた針先部分を探し出す手間、労力、並びに時間を大きく節減することができる。以下に、その好ましい針折損回避機能を発揮する縫部Aについて詳しく説明する。
【0019】
縫部Aは、図1、図2に示すように、下端に生地押え部材1を有した押え棒2と、この押え棒2の前側において上下動する縫針(ミシン針)3とが配置されるとともに、縫針3の下方に配置されているミシンテーブル4の針板5に、縫針3の下降移動を許容する針孔(図示省略)を形成して構成されている。縫針3は、針止め具6に嵌着されるとともに、針止め具6は、ミシンベッド部aに装備される支持棒7に着脱可能に支持されている。
【0020】
針止め具6は、図2〜図5に示すように、支持棒7に嵌装される略筒状の棒本体部6Aと、これの下端部において横側方に突出した角筒状の突起部6Bとを有したアルミ合金製のものに構成されている。棒本体部6Aは、断面形状が略D形状となるように、外周部の一部がカットされて形状とされており、その上下に貫通する針装着用の装着孔8が穿孔形成されているとともに、突起部6Bには、縫針係止用の横孔9が形成されている。尚、この針止め具6では、見ミシン装着孔8は上下に貫通されているので「装着孔」と表現しているが、これは勿論「装着穴」の一実施形態である。
【0021】
装着孔8は、縫針3を内嵌合自在で、かつ、がたつきが少ないよう支持すべく、縫針3の外径より極僅かに大径の孔径に基本的には形成されているが、装着孔の上部は、縫針3の外径よりは明確に大径の逃し孔部8aに形成されている。又、支持棒7にも、逃し孔部8aに続く逃し穴7aが形成されている。横孔9には、装着孔8に挿入された縫針3を、所定の高さ位置及び向きとなる使用姿勢に付勢して係止維持させる針係止機構Bが構成されている。
【0022】
針係止機構Bは、図2、図3に示すように、横スライド移動自在に横孔9に内嵌されたピストン部材(当接部材の一例)10と、このピストン部材10の先端側に一体的に装備された摘み11と、横孔9内においてピストン部材10外嵌された巻きバネ(弾性部材の一例)12とで構成されている。この針係止機構Bは、縫針3を、その先端に形成された針孔3aが予め設定された方向に向き、かつ、針止め具6に対する所定の挿入量(即ち、針板5に対する所定の高さ位置)となる状態に付勢維持させる係止機能を発揮する。
【0023】
ピストン部材10は、図2、図3、図7(a)に示すように、横穴9に丁度内嵌するヘッド部10Aと、横穴の突出側端の細径部9aに丁度内嵌する軸部10Bとから成り、軸部10Bに巻きバネ12が外嵌されている。ヘッド部10Aの先端側には、三角状に尖った作用頂部(尖り部の一例)10aが形成されているとともに、軸部10Bの突起部6Bから出た先端部には、摘み11を圧入装着するための基端部11bが形成されている。巻きバネ12は、ヘッド部10Aを装着孔8方向(図2では右方向)に押圧しており、縫針3が装着孔に挿入されていない自由状態では、摘み11が突起部6Bの先端面6bに当接する状態になっている。摘み11を手指で握り、巻きバネ12の付勢力に抗して外側方向(図2では左方向)にピストン部材10をスライド移動及び復帰自在に構成してある。
【0024】
縫針3は、図2、図6に示すように、柄部13、繋部14、針幹部15、及び針先部16から成る単一部品であり、柄部13の根元側には長さの短い先窄まり部13aが、かつ、その針長手方向で近傍には、凹み部(窪み)17が形成されるとともに、針先部16に程近い針幹部15には針孔3aが形成されている。柄部13の側面に形成された凹み部17は、横方向へ三角錐状に凹入した形状であって、縫針3における作用頂部10aが入り込み自在に形成されている。尚、針幹部15と針先部16とを総称して針部15と呼ぶものと定義する。
【0025】
摘み11は、図3、図7(b)に示すように、ピストン部材10の基端部10bを圧入するための円穴11aを中央に有したコイン状の部材であり、外周部に滑り止めとして有効なローレット加工部11bを有するとともに、両端には面取り加工が施されている。摘み11を、ピストン部材10に圧入装着するには、横穴9に巻きバネ12とピストン部材10とをこの順に入れ込み、突起部6Bから突出された基端部10bに対して行うことになる。
【0026】
縫針3の装着や交換の操作は次のようである。即ち、縫針3を棒本体部6Aの下端から装着孔8に挿入するとともに、摘み11を巻きバネ12の付勢力に抗して引き戻し移動させ、作用頂部10aをやり過ごす位置まで柄部13を突っ込み移動する。その状態で摘み11の引き戻し操作を解除し、縫針3を上下移動しながら左右回動する探し移動を行うことにより、突出付勢されているピストン部材10の作用頂部10aが縫針3の凹み部17に嵌り込み(図3参照)、縫針3の針止め具6への装着操作が完了する。
【0027】
交換や取替え等によって、縫針3を取外す場合には、先ず摘み11を引張ってピストン部材10の作用頂部10aを縫針3の凹み部17から抜き出し、それから、縫針3を下方に移動させるだけで装着孔8から抜き出し、針止め具6から取り去ることができる。
【0028】
上述の針係止機構Bは、突出付勢される作用頂部10aを凹み部17に嵌め入れることで縫針3を上下及び回動方向に位置決めできるので、針孔3aの向きを合わせるための操作が不要になる便利さがあるとともに、縫針3を上方に逃げ移動できるようにしながらも、上下方向の位置も定まる利点がある。
【0029】
また、その凸と凹の嵌合による係止機能により、図2(a)に示す正規の縫針3の装着状態において、何らかの原因によって縫針3を上方に強く押し上げようとして所定以上の上昇力が作用すると、作用頂部10aと凹み部17とのテーパ嵌合形状によってピストン部材10を横に逃げ移動させようとする分力が大きくなり、巻きバネ12の付勢力に抗してピストン部材10が摘み11側に移動して、作用頂部10aと凹み部17との嵌合が解除され、図2(b)に示すように、縫針3が上方にスライド移動するようになる。
【0030】
図2(b)では、縫針3が正規の位置から上方に距離H離れた高さ位置に持ち上げられた状況を示している。従って、大きな上向き外力が縫針3に作用すると、自動的に逃し孔部8aに、或いは逃し穴7aに逃げ移動するようになり、縫針3の折損を回避することができる利点がある。
【0031】
縫針3を上方に逃げ移動させる上向き力の限界値は、巻きバネ12によるピストン部材10の突出付勢力を変更設定することで、容易に変更調節することができる。その他、作用頂部10aと凹み部17との嵌合部におけるテーパ角の変更や、その縫針3への挿入深さを変えることによっても、逃げ移動の開始条件を変更設定させることが自在である。
【0032】
また、ミシン作業対象の変更に対応するには、針止め具6毎縫針3を交換する方法がある。例えば、10番の縫針3には、それ専用の巻きバネ12を有した針止め具6とセットで支持棒7に装着し、9番の縫針3には、それ専用の巻きバネ12を有した針止め具6とセットで支持棒7に装着するのである。但し、これらを見間違えないよう、アルマイト処理による針止め具6の着色を、10番の縫針用と、9番の縫針用とで異ならせておくと良い。
【0033】
〔別実施形態〕
作用頂部10aの突出形状を半球状として、凹み部17もそれに対応した球面状の窪みとした構成も可能である。作用頂部10aを三角錐状や球面状とした構造では、上下方向だけでなく、回動方向にも過大な力が加わると回動移動できる利点があるが、上下方向にだけ逃がすようにするのであれば、上下にだけ傾斜させた側面視三角形で、かつ、平面視で矩形を呈する形状の作用頂部10aとすることも可能である。このように、針係止機構Bは種々の変更が可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1のミシン針取付構造では、針止め具のミシン針の装着穴を延長して、上方に逃げ移動可能とするとともに、ミシン針を弾性付勢することで係止固定させてあるから、通常のミシン作業ではミシン針は針止め具と一体で動き、良好に縫製作業を行える。そして、布を巻き込む等によってミシン針に異常な上向きの力が作用した場合には、弾性部材による付勢力に抗してミシン針が上方に逃げ移動できるように針係止機構が機能するので、異常な力がミシン針には殆ど作用しないようにでき、曲がったり折れたりすることを回避できるようになる。
【0035】
つまり、本発明は、折れた針の処理をどうするか、ではなく、ミシン針の折損自体を生じさせないようにする手段であるから、ミシン針が折れて飛散することが回避されて、その破片を全回収する面倒で時間を要する煩わしい回収作業から解放されるとともに、生産ラインの停止時間も大きく減少する。その結果、針止め具とミシン針とによる針係止機構の工夫により、比較的簡単な改造としながらもミシン針の折損が回避でき、合理的で生産効率も向上する実用上の利点大なものとして提供することができた。
【0036】
本発明ではミシン針取付構造として、当接部材の円錐状尖り部が、ミシン針の側面に形成された凹みに嵌入される構成とすることにより、この針係止機構によってミシン針は、その上下方向の位置に加えて、回動方向にも位置決めされるようになる。その結果、ミシン針の折損防止用に構成を利用して、ミシン針の回動方向の位置決め機能も兼ね備えることができ、さらに合理的で装着操作のし易い便利なものにできた。
【0037】
本発明ではミシン針として、請求項1のミシン針取付構造に適したミシン針を提供することができる。即ち、大径の柄部と、針部と、これら針部と柄部との繋部から成るミシン針における柄部に凹みを設けたので、ミシンの針止め具に装着した際に、当接部材を凹み部に係入させての針止め具に対する位置決めを行うことができる。従って、柄部に凹みを設けるだけの簡単な改造により、折損のおそれが回避される好ましいミシン針を提供することができた。
【0038】
本発明ではミシン針又はその取付構造として、ミシン針に形成される凹み部が円錐状に凹入した形状とすることにより、その凹み部に当接部材が係入された状態では、ミシン針の上下移動が規制されるだけでなく、回動方向にも動きが規制されるようになる。従って、ミシン針を針止め具の装着穴に挿入した際には、凹みに当接部材が係入されさえすれば、上下方向に位置決めされるとともに、回動方向にも位置決めされる便利なものにできた。回動方向に位置決めされることにより、針孔を正規の向きに容易に設定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンの縫部及びその付近を示す正面図
【図2】(a)は縫部の背面図、(b)は縫針が退入移動した状態を示す縫部の背面図
【図3】針止め具及び針係止機構を示す正面図
【図4】針止め具の側面図
【図5】針止め具の底面図
【図6】(a)は縫針の正面図、(b)は縫針上端部の側面図
【図7】(a)はピストン部材の形状を、(b)は摘みの形状を夫々示す正面図
【符号の説明】
3 ミシン針
3a 針孔
6 針止め具
8 装着穴
10 当接部材
10a 尖り部
12 弾性部材
13 柄部
14 繋部
15 針部
17 凹み部
B 針係止機構

Claims (8)

  1. 針止め具に、ミシン針を下方から挿入自在な装着穴を形成するとともに、その装着穴に挿入されたミシン針を前記針止め具に係止固定させる針係止機構を設けてあるミシン針取付構造であって、前記ミシン針に所定以上の上向き力が作用すると解除されるように構成されるとともに、前記装着穴は、前記ミシン針を正規の装着位置に挿入するに要する長さよりも上方に延長形成されているミシン針取付構造。
  2. 前記針係止機構が、前記針止め具に装備される弾性部材と、これの弾性力によって前記ミシン針に横側方から付勢当接される当接部材とから成る請求項1に記載のミシン針取付構造。
  3. 前記当接部材が前記ミシン針を弾性付着されている請求項2に記載のミシン針取付構造。
  4. 前記弾性部材により前記当接部の付着勢力を変更することで、前記ミシン針を逃げ移動させる上向き力の限界値を容易に変更調節できることを特徴とする請求項3に記載のミシン針取付装置。
  5. 前記当接部材の先端が円錐状の尖り部に形成されていることを特徴とする、請求項3もしくは4に記載のミシン針取付構造。
  6. 前記ミシン針に形成される凹み部は、円錐状に凹入する形状に形成されている請求項1から5のいずれかに記載のミシン針取付構造。
  7. 針孔を有した針部と、この針部よりも大径とされて針止め具に挿入自在な柄部と、これら針部と柄部との繋部とを有してなるミシン針であって、前記柄部に、前記針止め具側の当接部材を係入させて位置決めするための凹み部が形成されているミシン針。
  8. 前記ミシン針に形成される凹み部が、円錐状に凹入する形状に形成されている請求項7に記載のミシン針。
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