JP7328686B2 - 手芸針 - Google Patents

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Description

本開示は、手芸針に関し、特にリュネビル刺繍を行う際に使用するのに適した手芸針に関する。
手芸の分野において、リュネビル刺繍と呼ばれる手法が知られている。リュネビル刺繍は、クロシェと呼ばれる専用の手芸針を用いて行う(たとえば非特許文献1~3を参照)。図8は、リュネビル刺繍を行う際に使用する従来の手芸針の一例を示している。同図に示した従来の手芸針9は、柄91と、柄91の先端部に接続された接続金具92と、針本体93と、止めネジ94と、を備えている。図9に示すように、接続金具92は筒状とされており、柄91の先端部に外嵌固定されている。接続金具92には、針本体93が内挿されている。止めネジ94は、接続金具92に装着されている。
針本体93は、先端に引っ掛け部933を有し、たとえば既製品である工業用ミシン針を切断したものが用いられる。図10において、上記工業用ミシン針の切断部を仮想線で表す。上記工業用ミシン針は、基端側の大径部931および先端側の小径部932を有する。上記工業用ミシン針の先端側の小径部932および引っ掛け部933のみを残し、所望の長さとなるように切断する。これにより、手芸針9に装備される針本体93が得られる。この針本体93は、接続金具92の先端側から内挿され、たとえば針本体93の基端部が柄91の先端面に当接させられる。そして、止めネジ94によって接続金具92の外周側から内側に向けて針本体93を押圧することで、針本体93は接続金具92に固定される。ここで、上記工業用ミシン針を切断した後の針本体93の全長は、針本体93のうち接続金具92の先端から突出する部分の長さがユーザの好みとなるように設定される。針本体93のうち接続金具92の先端から突出する部分の長さは、たとえば8~13mm程度とされる。
上記構成の手芸針9を用いて、たとえばチェーンステッチを作製することができる(図11参照)。チェーンステッチの作製においては、生地Cに針本体93を突き刺し、生地Cの裏側において引っ掛け部933に糸を引っ掛けた後、手芸針9(柄91)を180°回転させて引っ掛け部933の向きを変更する。次いで針本体93を生地Cから引き抜き、手芸針9(柄91)を180°回転させて引っ掛け部933の向きを変更する。次に、引っ掛け部933が向く方向(進行方向)において5mm程度先の位置で生地Cに針本体93を突き刺し、生地Cの裏側で引っ掛け部933に糸を引っ掛ける。このような操作を繰り返すことによって、生地Cの表側にチェーンステッチが作製される。
しかしながら、上記従来の手芸針9において、針本体93として既製品を切断したものを準備する必要があるので、手芸針9の組み付けに手間を要していた。また、上記構成の手芸針9において、針本体93のうち接続金具92の先端から突出する部分の長さを変更する場合、針本体93の全長寸法が異なるものを別途準備する必要が生じ得た。
小さな手芸屋さん、リュネビル刺繍クロシェ針、[令和元年10月8日検索]、URL、https://petitemercerie.com/?mode=grp&gid=2059922 小さな手芸屋さん、クロシェの針#70,80,90の3本セット、[令和元年10月8日検索]、URL、https://petitemercerie.com/?pid=140823970 「あこがれのオートクチュール刺繍」、朝日新聞出版、2019年2月28日発行、p.46-49
本開示は、このような事情のもとで考え出されたものである。その主たる課題は、リュネビル刺繍に用いるのに適した手芸針を容易に組み付けることができ、使い勝手の良い構造を有する手芸針を提供することである。
上記の課題を解決するため、本開示では、次の技術的手段を講じている。
本開示の一実施形態によって提供される手芸針は、棒状の柄と、上記柄の先端部に接続された接続金具と、上記接続金具に内挿される針本体と、上記接続金具に装着され、上記接続金具の外周側から内側に向けて上記針本体を押圧する止めネジと、を備え、上記柄は、先端面から凹み、上記針本体の基端側を収容可能な凹部を有し、上記接続金具は、上記柄の先端部に固定され、上記針本体の最大外径より大きい内径を有する第1筒状部材と、上記第1筒状部材の先端に着脱可能に取り付けられ、かつ上記止めネジが装着される第2筒状部材と、を含む。
好ましい実施の形態においては、上記第1筒状部材は、上記凹部に嵌挿され、上記針本体の最大外径より大きい内径を有する軸部と、当該軸部につながり、上記軸部の内径より大きい内径を有するヘッド部とを有する。
好ましい実施の形態においては、上記針本体は、基端側に位置し、上記最大外径を有する大径部と、先端側に位置し、上記大径部より外径が小さい小径部と、を有し、上記第2筒状部材の基端部は、上記第1筒状部材の上記ヘッド部に内挿され、当該基端部の内径は、上記大径部の外径より小さく、かつ上記小径部の外径より大きい。
好ましい実施の形態においては、上記第1筒状部材の上記ヘッド部の内周面に雌ネジが形成されており、上記第2筒状部材の上記基端部には、上記ヘッド部の上記雌ネジに螺合する雄ネジが形成されている。
好ましい実施の形態においては、上記柄における上記凹部の奥端から上記第2筒状部材において上記止めネジが装着される部位までの長さは、上記針本体の全長よりも長い。
好ましい実施の形態においては、上記第2筒状部材の先端部は、先細り形状である。
本開示による手芸針のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
一実施形態に係る手芸針を示す全体図である。 図1に示す手芸針の縦断面図である。 図2の部分拡大図である。 針本体を収納した状態を示す図2と同様の断面図である。 図1に示す手芸針の組み立て手順の一例を説明するための図2と同様の断面図である。 針本体の位置調整を説明するための図3と同様の断面図である。 図1に示す手芸針の使用状態の一例を示す図である。 従来の手芸針の一例を示す全体図である。 図8に示す従来の手芸針の部分縦断面図である。 従来の手芸針に用いられる針本体を説明するための図である。 図8に示す従来の手芸針の使用状態の一例を示す図である。
以下、手芸針の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1~図3は、一実施形態に係る手芸針を示している。図示された手芸針A1は、棒状の柄1と、接続金具2と、針本体3と、止めネジ4と、を備えている。
柄1は、たとえば木製の棒材であり、ユーザが握る部分である。柄1は、握り易さを考慮して、太さ(外径寸法)が一様でなく適宜変化している。また、図示された柄1において、基端側(図1における上側)の外形が装飾を施した形状とされる。但し、柄1の材質は木製に限定されるものではなく、柄1を金属材料や樹脂材料によって構成してもよい。なお、以下の説明において、図1における上側が、柄1、接続金具2や針本体3の各部材の基端側に該当し、同図中下側が、上記各部材の先端側に該当する。
図2に示すように、柄1には、凹部11が形成されている。凹部11は、針本体3を収容するための有底状の空間であり、柄1の先端面から基端側に向けて凹んでいる。凹部11の深さ(図中上下方向の寸法)は、針本体3の全長に応じて適宜寸法に設定される。凹部11は、深さ方向における各所の横断面が略一様とされており、凹部11の横断面形状は略円形である。
針本体3は、大径部31、小径部32および引っ掛け部33を有し、たとえば工業用ミシン針(既製品)の一形態である。大径部31は、針本体3の基端側に位置しており、ミシン針として使用する場合にはミシンに取り付けられる部位である。大径部31の軸線方向に沿う長さは、たとえば25~30mm程度である。大径部31の外径OD1は、たとえば1.5~1.7mm程度である。大径部31の外径OD1は、針本体3の最大外径ODmaxに相当する。
小径部32は、針本体3の先端側に位置しており、大径部31よりも外径が小さくされている。小径部32の外径OD2は、たとえば0.7~1.2mm程度である。小径部32の軸線方向に沿う長さは、たとえば30~35mm程度である。小径部32の先端は、尖っている。
引っ掛け部33は、小径部32(針本体3)の先端部に設けられている。引っ掛け部33は、小径部32の先端部が部分的に切り欠かれた形状とされており、当該引っ掛け部33に糸を引っ掛けることが可能である。
接続金具2は、柄1の先端部に接続される金属製部材であり、第1筒状部材21および第2筒状部材22を含んで構成される。図2、図3に示すように、第1筒状部材21は、軸部211およびヘッド部212を有する。軸部211は、第1筒状部材21の基端側に位置しており、概略円筒状である。軸部211は、柄1の凹部11に嵌挿されている。軸部211の内径ID1は、上記大径部31の外径OD1(針本体3の最大外径ODmax)より大きい(図3参照)。
柄1と軸部211の外周部との間には、接着剤(図示略)が介在している。これにより、軸部211(第1筒状部材21)は、柄1の先端部に固定される。なお、詳細な図示説明は省略するが、軸部211の外周には、複数の凹溝が形成されている。当該複数の凹溝は、軸部211の軸線方向において間隔を隔てて形成されており、各々が環状である。このような構成によれば、上記複数の凹溝にも接着剤が充填されており、軸部211(第1筒状部材21)は、柄1の先端部に、より強固に固定される。
ヘッド部212は、第1筒状部材21の先端側に位置しており、軸部211につながっている。ヘッド部212の内径ID2は、軸部211の内径ID1より大きい。
ヘッド部212の内周面には、雌ネジ212aが形成されている。
第2筒状部材22は、第1筒状部材21の先端に取り付けられている。第2筒状部材22は、基端部221、先端部222および中間部223を有する。基端部221は、第1筒状部材21のヘッド部212に内挿される。基端部221の外周面には、雄ネジ221aが形成されている。この雄ネジ221aは、ヘッド部212(第1筒状部材21)の雌ネジ212aに螺合している。基端部221の雄ネジ221aを緩めると、基端部221(第2筒状部材22)はヘッド部212(第1筒状部材21)から分離することができる。このような構成により、基端部221(第2筒状部材22)は、ヘッド部212(第1筒状部材21の先端)に着脱可能に取り付けられる。
先端部222は、中間部223を挟んで基端部221とは反対側に位置する。先端部222の外周面は、先細り形状とされている。
中間部223は、基端部221と先端部222との間に介在している。本実施形態において、第2筒状部材22の内周面は、基端部221、中間部223から先端部222に至るまで横断面が同一円形状の貫通孔とされている。第2筒状部材22(基端部221)の内径ID3は、上記大径部31の外径OD1より小さい。その一方、基端部221の内径ID2は、上記小径部32の外径OD2より大きい。そして、この第2筒状部材22には、軸線方向の全長にわたって小径部32が内挿される。
本実施形態において、中間部223にはネジ穴223aが形成されている。ネジ穴223aは、中間部223の外周部から径方向内側に延び、上記貫通孔まで通じている。
接続金具2(第1筒状部材21および第2筒状部材22)を構成する具体的な金属材料としては、たとえば真鍮やステンレス鋼が挙げられる。接続金具2の材質が真鍮である場合、表面に化学研磨処理を施し、変色防止剤でコーティングしてもよい。このような処理を行うことで、真鍮の表面酸化を防止し、外観体裁を良好に保つことができる。
止めネジ4は、ネジ軸41およびつまみ部42を有しており、接続金具2(第2筒状部材22の中間部223)に装着される。具体的には、ネジ軸41が中間部223のネジ穴223aに螺合している。針本体3の小径部32が第2筒状部材22に内挿された状態で止めネジ4を締め付けると、止めネジ4(ネジ軸41)の先端は、接続金具2(第2筒状部材22)の外周側から内側に向けて針本体3(小径部32)を押圧する。これにより、針本体3は接続金具2(第2筒状部材22)に固定される。
本実施形態では、図2に示すように、第2筒状部材22が第1筒状部材21に取り付けられた状態において、柄1における凹部11の奥端から第2筒状部材22において止めネジ4が装着される部位までの長さL1は、針本体3の全長L2よりも長くされる。これにより、止めネジ4を緩め、針本体3を止めネジ4が装着される部位よりも奥側へ移動させて止めネジ4を締め込むと、図4に示すように、針本体3を柄1(凹部11)および接続金具2に跨って収納することが可能である。
手芸針A1を組み立てる際には、たとえば図5に示すように、第1筒状部材21から第2筒状部材22を取り外し、針本体3の小径部32を第2筒状部材22の基端部221から挿し込む。次いで、小径部32を第2筒状部材22の先端部222から所望長さ突出させ、かつ引っ掛け部33の向きを第2筒状部材22に対する止めネジ4の向きと同じ方向に向かせ、止めネジ4を締め付けて針本体3を第2筒状部材22に固定する。次に、針本体3の大径部31を、第1筒状部材21を通じて柄1の凹部11に収容させつつ、第2筒状部材22を第1筒状部材21に取り付ける。このようにして、既製品である針本体3が手芸針A1として組み付けられる。
図3に示したように、第2筒状部材22の基端部221の内径ID3は、針本体3の大径部31の外径OD1より小さく、かつ小径部32の外径OD2より大きい。これにより、大径部31は、基端部221の内側貫通孔に進入できない。したがって、小径部32(針本体3)のうち第2筒状部材22(接続金具2)の先端から突出する部分の長さL3の最大値は、小径部32の軸線方向に沿う長さと第2筒状部材22の軸線方向に沿う長さとの関係で決まる。図2、図3においては、小径部32(針本体3)のうち第2筒状部材22(接続金具2)の先端から突出する部分の長さL3が最大である場合を示している。上記長さL3の最大値は、たとえば13mm程度に設定される。
手芸針A1の使用に適した上記長さL3は、ユーザの好みあるいは手芸針A1の使用状態に応じて異なっており、たとえば8~13mm程度の範囲である。本実施形態では、図6に示すように、止めネジ4を緩めて針本体3を柄1側に退避させ、止めネジ4を締め直すことで、上記長さL3を適宜調整することが可能である。図6において、上記長さL3が最大である場合の小径部32を仮想線で表す。
上述の手芸針A1の使用例について、図7を参照して説明する。
本実施形態の手芸針A1は、たとえばリュネビル刺繍の技法を行う際に使用される。手芸針A1を用いて、たとえばチェーンステッチを作製することができる。チェーンステッチの作製においては、生地Cに針本体3(小径部32)を突き刺し、生地Cの裏側において引っ掛け部33に糸を引っ掛けた後、手芸針A1(柄1)を180°回転させて引っ掛け部33の向きを変更する。次いで針本体3(小径部32)を生地Cから引き抜き手芸針A1(柄1)を180°回転させて引っ掛け部33の向きを変更する。次に、引っ掛け部33が向く方向(進行方向)において5mm程度先の位置で生地Cに針本体3を突き刺し、生地Cの裏側で引っ掛け部33に糸を引っ掛ける。このような操作を繰り返すことによって、生地Cの表側にチェーンステッチが作製される。なお、生地Cの裏側の糸に適宜ビーズなどを通しながら作業を進めることで、生地Cの裏側に装飾を施すことが可能である。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の手芸針A1において、柄1は、針本体3の基端側(大径部31)を収容可能な凹部11を有する。接続金具2は、柄1の先端部に固定された第1筒状部材21と、第1筒状部材21の先端に着脱可能に取り付けられた第2筒状部材22と、を含み、軸部211(第1筒状部材21)の内径ID1は、針本体3の最大外径ODmax(大径部31の外径OD1)より大きい。このような構成によれば、図5を参照して説明したように、既製品である針本体3は、そのままの状態で手芸針A1として組み付けられる。したがって、既製品の針部材を切断して使用する場合と比べて、手芸針A1を容易に組み付けることが可能である。
また、第2筒状部材22(接続金具2)には、外周側から内側に向けて小径部32(3)を押圧する止めネジ4が装着されている。このような構成によれば、図6に示したように、小径部32(針本体3)のうち第2筒状部材22(接続金具2)の先端から突出する部分の長さL3について、適宜調整することが可能である。したがって、上記長さL3を手芸針A1の使用に適した寸法に容易に変更することができ、使い勝手が良い。
第1筒状部材21は、柄1の凹部11に嵌挿される軸部211と、この軸部211につながるヘッド部212を有する。軸部211の内径ID1は、針本体3の最大外径ODmax(大径部31の外径OD1)より大きく、ヘッド部212の内径ID2は、軸部211の内径ID1より大きい。このような構成によれば、手芸針A1を組み立てる際、針本体3の大径部31はヘッド部212によってガイドされながら軸部211の内側へスムーズに通されるので、手芸針A1の組み付け作業性に優れる。
第2筒状部材22の基端部221の内径ID3は、針本体3の大径部31の外径OD1より小さく、かつ小径部32の外径OD2より大きくされる。このような構成によれば、針本体3が不当に脱落することは防止される。また、図3に示したように、小径部32(針本体3)のうち第2筒状部材22(接続金具2)の先端から突出する部分の長さL3について、その最大値を適切に設定することができる。さらに、止めネジ4が装着される第2筒状部材22の内径を、小径部32の外径OD2に応じた寸法とし、小径部32と第2筒状部材22との隙間を狭くすることで、止めネジ4を締め付ける際に小径部32が不当に撓むのを防止することができる。
第1筒状部材21のヘッド部212の内周面には、雌ネジ212aが形成されている。第2筒状部材22の基端部221の外周面には雄ネジ221aが形成されており、当該雄ネジ221aがヘッド部212の雌ネジ212aに螺合する。このような構成によれば、第1筒状部材21に対する第2筒状部材22の着脱が容易であり、手芸針A1の組み付け作業性に優れる。
本実施形態において、柄1における凹部11の奥端から第2筒状部材22において止めネジ4が装着される部位までの長さL1は、針本体3の全長L2よりも長くされる。このような構成によれば、図4に示したように、針本体3を接続金具2の先端から突出しないように退避させて収納することが可能である。したがって、手芸針A1の不使用時に針本体3の先端が外物に接触することはなく、安全で使い勝手が良い。
第2筒状部材22の先端部222の外周面は、先細り形状とされている。このような構成によれば、手芸針A1を用いて生地Cに刺繍を施す際、手芸針A1の先端部がユーザによる刺繍部位の視認の妨げになることは抑制されるので、使い勝手が良い。
本開示の手芸針は、上記した実施形態に限定されるものではない。手芸針の各部の具体的な構成は、特許請求の範囲に記載の内容から逸脱しない範囲内で種々、変更が可能である。
上記実施形態において、止めネジ4(ネジ軸41)の先端が針本体3(小径部32)の外周面を直接押圧する構成について説明したが、止めネジと針本体との間にバックアップ部材が介在する構成としてもよい。たとえば針本体の外周面に対応する形状を有するバックアップ部材を止めネジによって押圧し、当該バックアップ部材を介して針本体へ押圧力が伝わる構成としてもよい。
A1 手芸針
C 生地
ID1 内径(第1筒状部材の軸部の内径)
ID2 内径(第1筒状部材のヘッド部の内径)
ID3 内径(第2筒状部材の基端部の内径)
L1 長さ(凹部の奥端から第2筒状部材において止めネジが装着される部位までの長さ)
L2 全長(針本体の全長)
L3 長さ(針本体のうち接続金具の先端から突出する部分の長さ)
OD1 外径(大径部の外径)
OD2 外径(小径部の外径)
ODmax 最大外径(針本体の最大外径)
1 柄
11 凹部
2 接続金具
21 第1筒状部材
211 軸部
212 ヘッド部
212a 雌ネジ
22 第2筒状部材
221 基端部
221a 雄ネジ
222 先端部
223 中間部
223a ネジ穴
3 針本体
31 大径部
32 小径部
33 引っ掛け部
4 止めネジ
41 ネジ軸
42 つまみ部

Claims (6)

  1. 棒状の柄と、
    上記柄の先端部に接続された接続金具と、
    上記接続金具に内挿される針本体と、
    上記接続金具に装着され、上記接続金具の外周側から内側に向けて上記針本体を押圧する止めネジと、を備え、
    上記柄は、先端面から凹み、上記針本体の基端側を収容可能な凹部を有し、
    上記接続金具は、上記柄の先端部に固定され、上記針本体の最大外径より大きい内径を有する第1筒状部材と、上記第1筒状部材の先端に着脱可能に取り付けられ、かつ上記止めネジが装着される第2筒状部材と、を含む、手芸針。
  2. 上記第1筒状部材は、上記凹部に嵌挿され、上記針本体の最大外径より大きい内径を有する軸部と、当該軸部につながり、上記軸部の内径より大きい内径を有するヘッド部とを有する、請求項1に記載の手芸針。
  3. 上記針本体は、基端側に位置し、上記最大外径を有する大径部と、先端側に位置し、上記大径部より外径が小さい小径部と、を有し、
    上記第2筒状部材の基端部は、上記第1筒状部材の上記ヘッド部に内挿され、
    当該基端部の内径は、上記大径部の外径より小さく、かつ上記小径部の外径より大きい、請求項2に記載の手芸針。
  4. 上記第1筒状部材の上記ヘッド部の内周面に雌ネジが形成されており、
    上記第2筒状部材の上記基端部には、上記ヘッド部の上記雌ネジに螺合する雄ネジが形成されている、請求項3に記載の手芸針。
  5. 上記柄における上記凹部の奥端から上記第2筒状部材において上記止めネジが装着される部位までの長さは、上記針本体の全長よりも長い、請求項1ないし4のいずれかに記載の手芸針。
  6. 上記第2筒状部材の先端部は、先細り形状である、請求項1ないし5のいずれかに記載の手芸針。
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