JP3737722B2 - 針用糸通し器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、針の針穴に簡単に糸を通すことができる針用糸通し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、針用糸通し器には、針を挿入するための有底の針挿入孔と、針挿入孔に交差する糸通し孔とを設けておき、本体内に糸通し孔に糸を掛け入れる薄板状の糸係止部材を設け、この糸係止部材を本体内部を摺動する動作部に取付け、動作部を動作させたときに糸係止部材が糸通し孔に挿脱して糸通しを可能とした針用糸通し器が知られている。
【0003】
この場合、操作時には、先ず針挿入孔に針を挿入しておき、続いて本体に設けた操作部に力を加えると操作部と連動した糸係止部材の先端部が針穴に挿入し、この先端部に糸を係止して針穴に糸を通すようにしている。
このとき、糸係止部材の先端部を針穴に挿脱させるようにするために、例えば、針を挿入する方向に従って針挿入孔の形状が細くなるように形成しておき、針をこの針挿入孔に所定の向きで挿入したときに針が針挿入孔の向きに挿入され、この状態で糸通しできるようにしたものがある。
【0004】
ところで、挿入する針が太かったり、或は、針穴が細径であったりすると、針を針挿入孔の途中までしか挿入できなかったり、又は針穴を所定の向きでセットすることが難しくなったりして糸係止部材を針穴に挿入することができず、この状態で更に操作部に力を加えると、針穴に糸を通すことができなくなったり、糸係止部材と針本体が接触した状態で余計な力が加わったりして、針が折れ曲がったり、糸通し器本体が破損したりするおそれがあった。
【0005】
このため、糸係止部材と一体化している動作部の一部に切欠きを設けておき、糸係止部材と針とが接触した状態で操作部に更に力を加えたときには、この切欠きに力が働くことによって動作部が曲折して力が分散し、針に余計な力が加わらないようにしたものがある。
【0006】
一方において、糸通しの別の手段としては、針挿入孔に挿入した針に対して、先ず、第2の動作体を動作させ、この第2の動作体の先端に設けた突起部を針穴に挿通させて針穴を所定の向きにしておいてから、次に、第1の動作体である糸係止部材を動作させ、第1動作体の先端部を第2動作体の先端部に当接させるようにしてガイドとして第2の動作体を利用して針穴に糸を通すようにしようとしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、針には絹用、木綿用等の多数の種類があり、これらの針は、極端に径が太かったり、又は針穴が狭かったりしたり、或は、針穴の位置は、針の種類などによって異なるため、糸係止部材の摺動位置に針穴の位置を合わせることが困難になり、この場合には、糸係止部材を針穴に通すことが難しくなり、糸通しするのが困難であった。
【0008】
また、これらの糸係止部材に糸が係止する際には、糸係止部材の進行方向に対して糸を2つ折り状にして係止させるようにしているため、特に細い針に対して糸通しする場合には、針穴が狭くなり、針穴の横幅に対して糸係止部材と2つ折り状にした糸幅が大きくなるため、針穴に対して糸係止部材と糸が挿入できないことがあったり、或は、途中で糸がほつれたりして糸通しできなくなる場合があった。
【0009】
一方、第1、第2の動作体を利用して糸通しする場合においては、第2の動作体を動作させたときに、この動作体の先端部が確実に挿入されないことがあり、この状態で第1の動作体を動作させたとしても、糸係止部材が針挿入穴と針との間に挟まったりする等のおそれがある。
【0010】
しかも、これらの糸通し器は、動作部に切欠きを設けているが、針に糸係止部材が当接した状態で押圧力を加え続けると、この力が動作部にそのまま働き続けることになるので、針が折れ曲がったりして安全に使用できるとは言い難かった。
【0011】
本発明は、従来の実情に鑑みて鋭意検討の結果、開発に至ったものであり、その目的とするところは、あらゆる種類の針に対して容易にかつスムーズに糸通しすることのできる針用糸通し器であり、また、針に余計な力が加わることがなく安全に使用することのできる針用糸通し器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、前記糸係止片の先端面を略U字形状に形成して前記先端面に上片と下片を形成し、この下片を前記上片より先端側に突出するように形成した針用糸通し器である。
【0013】
請求項2に係る発明は、有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、この糸通し穴に沿って案内部を突設して設け、この案内部の糸係止片の挿入側に略円弧状のテーパ部を設け、糸係止片を摺動させたときに一側面がこの案内部と密接すると共に、糸係止片の上面が案内部の上面より若干高くなるように設けた針用糸通し器である。
【0014】
請求項3に係る発明は、有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴と、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、前記押圧部材と係止して上方に弾発付勢してこの押圧部材と連動して作動可能なカム板を設け、この押圧部材を押圧可能な限界位置まで押圧したときに押圧部材とカム板との係止が外れ、カム板のみを上方に付勢させるようにした針用糸通し器である。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における針用糸通し器の一実施形態を図面に従って説明する。
図1において、本発明の針用糸通し器を分解した状態を示しており、図中1(又は)2は、本体を構成する一対のハウジングのうちの1つである。
本体(分割ハウジング1,2)は、合成樹脂、例えばポリアセタール等の熱可塑性樹脂等で形成し、外形を断面略逆T字状に形成して底部に略方形状の台座面1a,2aを設け、作業机等の載置面上に置いた際に安定するようにしている。
【0017】
また、針Aをセットするための筒状の針挿入筒3,3を垂直方向に沿って両側に立設している。これらの針挿入筒3,3には、径の異なる有底の針挿入穴4,5、例えば、絹針用の細径からなる針挿入穴4と木綿針用の太い径の針挿入穴5を開口部4a,5aを上方に向けてそれぞれ設け、また、針挿入穴4,5に挿入した針Aの針穴20と連通するように針挿入穴4,5の底部近傍位置に糸通し穴6を針挿入穴4,5と交差するように形成し、かつ、後述する円弧状に設けた薄板からなる糸係止片14と略同形状になるように緩やかな円弧状に穿孔している。
【0018】
針挿入穴4,5の開口部4a,5aは、針Aを挿入し易いようにテーパ状に形成し、かつ、針Aの針穴20付近が扁平状に形成されていることを利用して挿入した針Aの針穴20が糸通し穴6と連通しやすいように底部分がテーパ部を経て扁平状に形成されている。
【0019】
糸通し穴6は、糸Bが入りやすく且つ入った糸Bが抜け出にくいように、糸係止片14が進入する入口に対して出口の方が細状になるように形成し、更に、針挿入筒3,3の内側面には、分割面に沿って針挿入穴4,5の開口部から底部近傍の糸通し穴6付近まで、針挿入穴4,5に連通するスリット4b,5bを設けている。
【0020】
更に、本体1,2の両側には、針挿入筒3の糸通し穴6の入口近傍で、糸係止片14が移動する軌跡上に、断面鋭角状の糸を載置するための載置部8を形成している。この載置部8は、本体1,2の表面と針挿入筒3の外周面との間に設けられている。具体的には、図7及び図8において、通路8aの本体1,2側に、案内部8eを有する突部8bを形成し、載置部8の針挿入筒3側に係止溝8cを形成し、突部8bの挿入部分は、やや狭く挟持挿入部8dを形成している。糸Bは、案内部8eから挟持挿入部8dを通って係止溝8cに確実に保持される。
【0021】
分割ハウジング1の内面には、押圧可能な押圧部材10に図示しない突状部を設け、この突状部をガイドする一対のガイド片を突設し、押圧部材10を台座面1aに対して直交方向にスライド可能に設けている。
更に、もう一方の分割ハウジング2の内面には、図示しない一対の当接片を適当間隔離間して設け、これらの当接片は、共に突出長さが同一であり、前述したガイド片とで押圧部材10を挾持して、押圧部材10を本体の分割面に対して並行、即ち、載置面(台座面1a,2a)に対して垂直にスライドさせる機能を有している。
【0022】
分割ハウジング1の両側付近に内面側に突設するように設けた軸1cには、合成樹脂で成形した作動部材11を回動自在に軸支し、各作動部材11の自由端側には、糸Bを針穴20に挿入して糸通しするための糸係止片14を設けている。
【0023】
この糸係止片14は、針穴20の横幅よりも薄い金属板であり、その材料としては、例えばステンレス鋼板を用いて鎌状に形成したものであり、前述した糸通し穴6に挿入される糸係止片14の先端部位は、針穴20の縦幅よりも細く、糸係止片14の回動軌跡に合わせた略円弧状に形成している。
略U字形を呈する糸係止片14の先端面15には、下片15aを上片15aより突出するように形成し、糸Bを先端面15に係止したときに上片15aと下片15bとの間の溝状部位を埋めるように係止して図3に示すような角度θを有する略斜め形状を呈することができる。
【0024】
図5において、22は、糸通し穴6に沿って突設して形成した案内部であり、案内部22において糸係止片14の挿入側には略円弧状のテーパ部22aを設けている。 糸係止片14は、摺動したときに一側面がこの案内部22と密接すると共に、また、このとき上面14aが案内部22の上面22bより若干高くなるように設けている。
【0025】
30はカム板であり、このカム板30は、強度を持たせた合成樹脂で成形し、中央部位から突設した係止部30aと、作動部材11を作動させるための作用部30bとを有している。作用部30bは、カム板30本体から略U字形状に曲折するように形成し、更に、この曲折部位に切欠部30dを設けている。また、作用部30b,30bには、略逆ハ字形状になるような長穴30c,30cをそれぞれ設けている。なお、カム板30は、ガラス材を含有したポリアセタール樹脂等で形成して弾性をもたせているが、ばね鋼を使用することも可能である。
【0026】
11aは、作動部材11から突出するように設けた突起であり、この突起11a,11aを長穴30c,30cに挿入した状態で作動部材11を取付け、カム板30を上下動させたときに長穴30cの上下動と連動して各作動部材11,11が軸1cを中心に回動可能になるように構成している。
カム板30の下端には、カム板30が上方向に弾発付勢するようにハウジング1,2との間にコイルスプリング12を設けており、通常時においては、カム板30は上昇付勢しているので、これに伴って作動部材11,11は内側に回動した状態を維持している。
【0027】
押圧部材10は合成樹脂等で成形し、内側には弾性を有する合成樹脂等で成形したストッパ片31をネジ31a等の螺着手段で固着している。このストッパ片31は、長尺状の板バネ部31bと、この板バネ部31bの先端側にはカム板30の係止部30aの上端面側から係止可能に一部を切り欠いて形成したストッパ部31cを設け、押圧部材10を押圧したときには、ストッパ部31cが係止部30aに係止した状態を保つため、押圧部材10とカム板30は一体となって下方に移動する。
【0028】
32はバネであり、このバネ32の一端側は、押圧部材10の下部に設けた突状の突片10aに掛設し、また、他端を本体1又は2内部に掛設して押圧部材10を上昇付勢するようにしている。
従って、カム板30と押圧部材10は、それぞれコイルスプリング12、バネ32によって独立した状態で上方に弾発付勢しているが、通常時は、カム板30の係止部30aがストッパ片31のストッパ部31cに係止しているため、押圧部材10とカム板30とは一体の状態で上方に押し上げられている。
【0029】
1fは、本体1,2の内側方向に突設して設けた凸部であり、押圧部材10を押圧したときにストッパ片31に設けたテーパ部31dが接触可能になるように設け、押圧部材10を押圧可能な限界位置まで押圧してこのテーパ部31dが接触するとカム板30と押圧部材10との係止が外れ、カム板30のみを上方に付勢するようにしている。
【0030】
なお、本実施形態においては針挿入穴3を2箇所に設け、一度に2つの針Aに対して糸通し可能に設けているが、針挿入穴3は1箇所であってもよい。
また、必要に応じて図示しない刃を本体1,2に設けるとよく、例えば、本体1,2上部に設け、この刃の切断面に連通するように略L字状の溝状部位を形成すれば、この溝状部位内に糸Bを通すことによって安全に糸切りすることができる。
【0031】
次に、上述の実施形態における作用を説明する。
針穴20に糸通しする場合には、先ず、図8に示すように、針Aを針挿入穴4,5に挿入すると共に、糸Bを載置部8に挟持状態で確実に載置する。次に、押圧部材10をカム板30の下部に設けたコイルスプリング12の弾発力に抗して押し下げると、カム板30と連動している作動部材11,11が軸1cを中心に外側方向に回転し、糸係止片14の先端面15で載置部8上にセットされた糸Bを係止しながら糸通し穴6内に引込むようにして糸通しを行う。
【0032】
このとき、図4に示すように、針穴20に対して糸係止片13の下片15b側から挿入し、更に、糸係止片14を摺動させると、糸Bを係止した状態の糸係止片14の先端面15側は角度θの略斜め形状となっているため、糸Bが針Aとの接触部位において緩衝しながら針Aを上方に持ち上げて糸通しすることができ、従って、針挿入穴4(又は5)に対して針Aの径が大きく、針穴20が糸係止片14の摺動位置に対してずれた場合でも糸通しすることができ、また、針Aの針穴20から頭部部位の長さが異なっている場合、又は、細い針の径が異なって細径針であっても、或は、針の針穴が変形したり、極めて小さい場合でも糸通しすることができる。なお、針Aが糸係止片14によって上方に持ち上げられたときには、針Aが載置していた部分は空間となる。
【0033】
また、糸通し穴6に沿って案内部22を形成しているので、針Aが細く、針穴20が狭い場合でも糸通しすることができる。図5に示すように針Aを針挿入穴4(又は5)に挿入し、押圧部材10を押圧して糸係止片14を摺動させると、糸Bは、糸係止片14の先端面15に係止した状態で摺動し、この状態で案内部22に差し掛かると、2つ折り状の糸Bの一方側がテーパ部22aによって案内部22の上面側に押し上げられる。
更に、糸係止片14が摺動すると、この押し上げられた糸Bの一方側は、糸係止片14の一側面に密接しながら移動し、また、糸Bの他方側は糸係止片14の上面側に分かれた状態で針穴20に入るので、針穴20の幅が狭い場合でも容易に糸Bを針穴20に挿入させることができ、また、糸がほつれたりするのを防ぐことができる。
【0034】
一方、針Aの径が大きく、針挿入穴5に挿入することができない場合においては安全に使用することができる。
例えば、押圧部材10を押し下げたときに糸係止片14が針Aに当接する場合には、この状態で更に押圧部材10を押圧したときに作動部材11,11が回転しようとするが、針Aが糸通し穴6を邪魔しているために糸係止片14が挿通できず、作動部材11は摺動できなくなる。
【0035】
この状態において更に押圧力を加えようとした場合には、ストッパ片31のストッパ部31cとカム板30の係止部30aとの接触面に加わろうとするため、カム板30が押圧可能な最下位付近まで到達すると、ストッパ片31に設けた斜面部31dが本体の凸部1bに接触し、斜面部31dが凸部1bに沿って摺動して板バネ部31bが弾発力に抗して反り、係止部30aとストッパ部31cとの係止が外れる。
【0036】
従って、カム板30とストッパ片31との係止が外れ、押圧部材10のみが下方に移動するためカム板30は下方に移動し続けることがなく、スプリング12によって上昇付勢するので、針Aや糸係止片14等に余計な力が加わることがなく、針Aが折れたり、糸係止片14が曲がったりして本体が故障するおそれがない。
【0037】
なお、押圧部材を押したときの押圧力は、突起11aと長穴30cとの接触部分にも加わっているが、切欠部30dを設けているため、作用部30bを屈曲方向に曲げる方向に力が加わり、力を分散させることができる。
【0038】
針挿入筒3に形成する針挿入穴4,5の径は異径であっても同径であってもよく、どちらか一方側の糸通しが困難な状態で押圧部材10を押圧し続けたとしても、上記の作用が同様に働くため、押圧力が緩和され、糸係止片14と針Aに押圧力が加わり続けることがない。
【0039】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、本発明の針用糸通し器は、糸通し時において各針ごとに針穴の位置を移動させるようにしながら糸通しすることができるため、様々な種類の針や、細径の針又は短い針、或は頭部の長さが異なったり、針の針穴が小さい場合、或はその他各種の針であっても容易にかつ確実に糸通しすることができ、従来の問題点を一挙に解決できた。
【0040】
また、針穴が狭い場合でも糸通しを行なうことができる針用糸通し器であると共に、使用する糸径が大である場合でも糸がほつれたり、或は切れたりすることなく、簡単に糸通しすることが可能である。
【0041】
更には、糸通しが難しい場合には、押圧力を加えたとしても本体内に力が加わり続けることがないため、使用中に糸係止片が損傷して再使用が不可となることが全くなく、安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の針用糸通し器の一実施形態の内部状態を示す分解正面図である。
【図2】 糸係止片の動作状態を示す説明図である。
【図3】 糸係止片の一部拡大図である。
【図4】 糸係止片の動作状態を示す説明図である。
【図5】 案内部付近を示す一部拡大説明図である。
【図6】 図5の拡大正面図である。
【図7】 針挿入筒の一部拡大図である。
【図8】 針挿入筒の一部切欠き拡大斜視図である。
【図9】 針用糸通し器の一実施形態の内部状態を示す分解斜視図である。
【図10】 図1の一部拡大図である。
【図11】 図9の一部拡大図である。
【符号の説明】
3 針挿入筒
4,5 針挿入穴
6 糸通し穴
8b 突部
8c 係止溝
8d 挟持挿入部
8e 案内部
10 押圧部材
11 作動部材
14 糸係止片
14a 上面
15 先端面
15a 上片
15b 下片
20 針穴
22 案内部
22a テーパ部
22b 上面
30 カム板
A 針
B 糸

Claims (3)

  1. 有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、前記糸係止片の先端面を略U字形状に形成して前記先端面に上片と下片を形成し、この下片を前記上片より先端側に突出するように形成したことを特徴とする針用糸通し器。
  2. 有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、この糸通し穴に沿って案内部を突設して設け、この案内部の糸係止片の挿入側に略円弧状のテーパ部を設け、糸係止片を摺動させたときに一側面がこの案内部と密接すると共に、糸係止片の上面が案内部の上面より若干高くなるように設けたことを特徴とする針用糸通し器。
  3. 有底の針挿入穴を有する針挿入筒、この針挿入穴と交差する方向に挿入した針の針穴と連通する糸通し穴と、押圧部材と連動する作動部材に設けた糸係止片、この糸係止片で糸を針穴に糸通しする針用糸通し器において、前記押圧部材と係止して上方に弾発付勢してこの押圧部材と連動して作動可能なカム板を設け、この押圧部材を押圧可能な限界位置まで押圧したときに押圧部材とカム板との係止が外れ、カム板のみを上方に付勢させるようにしたことを特徴とする針用糸通し器。
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