JP2005021259A - 遊技機 - Google Patents

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JP2005021259A JP2003188445A JP2003188445A JP2005021259A JP 2005021259 A JP2005021259 A JP 2005021259A JP 2003188445 A JP2003188445 A JP 2003188445A JP 2003188445 A JP2003188445 A JP 2003188445A JP 2005021259 A JP2005021259 A JP 2005021259A
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Abstract

【課題】遊技者により大きな利益を与え、趣向性の高い遊技機を提供する。
【解決手段】特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留部(801)と、特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定部(802)と、特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供部(901)と、特別遊技提供部(901)により特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供部(221)とを備え、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシンは、遊技者がスタートスイッチを操作した遊技時点でスロットマシン内部で乱数による抽選が行われる。その抽選の結果、所定の当選役に当選し、入賞有効ライン上にその当選役に対応する図柄が揃って停止することにより入賞となる。入賞が発生すれば、有価媒体(クレジットやメダル等)、または再遊技(リプレイゲーム)などの有利な遊技価値が遊技者に付与される。また、所定条件の成立により、遊技者にとって通常の遊技状態よりも有利な特別遊技状態となり、他の所定条件の成立によりこの特別遊技状態が終了するものがある。
【0003】
特別遊技状態は遊技者にとって有利なため、一旦この特別遊技状態に入ると多くの入賞が発生し、遊技者に払出されるメダルの枚数が大きくなる。
【0004】
この特別遊技は、一般的に、特定導入遊技(BB遊技)と、特定遊技(RB遊技)と、特定入賞遊技(JAC遊技)とによって大別される。
【0005】
特定遊技(RB遊技)は、特定導入遊技(BB遊技)中に、又は、特定導入遊技(BB遊技)中で無い場合に、単独で行われる。特定入賞遊技(JAC遊技)は、特定遊技(RB遊技)中に行われるものである。なお、特別遊技は、上記した特定導入遊技(BB遊技)、特定遊技(RB遊技)、特定入賞遊技(JAC遊技)に限定されるものではない。
【0006】
なお、小役の中にも、通常の小役より遊技者に多くの利益を与えるSB(シングルボーナス)役がある。このSB役は、予め定められている特定の図柄が入賞有効ラインに揃うと次の1ゲームだけJAC(ジャック)遊技(後述)ができるものである。
【0007】
通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、ホッパユニットを介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BB(ビッグボーナス)遊技が開始される。このように通常遊技からBB遊技に移行した場合に、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によってBB遊技が開始され、ストップスイッチにより3つの回転リールの回転が各々停止した際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃えば、メダルの払い出しを行う。
【0008】
このBB遊技中では、通常遊技時よりも小役当選の確率を高くした遊技が毎回行われる。ただし、このBB遊技中にRB(レギュラーボーナス)遊技に移行するための特定当選に対応する図柄、例えばリプレイ図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RB遊技に移行する。
【0009】
なお、通常、BB遊技中はRB遊技ヘの移行が、所定の最大回数、例えば最大3回行われることとなっており、1回目のRB遊技が終了した後は、また前述したような小役確率を高くした遊技が行われる。
【0010】
そして、BB遊技では、BB遊技中のRB遊技が所定の最大回数、例えば3回か、或いはBB遊技中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回行われることにより、BB遊技が終了する。
【0011】
他方、RB遊技に移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リールの所定の図柄が図柄表示窓のセンターライン(1つの入賞有効ライン)上に揃った場合に入賞となる。そして、RB遊技では、当選するか否かの特定当選遊技を最大12回行うことができ、そのうち、最大8回、入賞を行うことが可能である。即ち、最大8回の当選が確定するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RB遊技は終了する。
【0012】
通常遊技状態は、特別遊技と比較して遊技者にとっては不利な状態であり、特別遊技状態よりも低い所定の範囲の払出比率で遊技が行なわれる。この払出比率で遊技を続けると、遊技者所有のメダルを遊技に使用する枚数が、ゲーム結果にしたがって払出されるメダルの枚数よりも大きく、したがって長期間にわたって見ると遊技者所有のメダル枚数は減少する。
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機の機種として、特別遊技としてBBを備えず、RBを提供するものがある。そして、RBに当選しても、直ちにメダルを放出しやすい状態に移行せず、遊技毎にRBに当選したらその回数を貯留していく遊技区間(RB貯留モード)を遊技者に対して提供し、なんらかの契機により、すなわちRB貯留モードの終了条件が満たされることにより、上記貯留したRB遊技を遊技者に提供するRB放出モードに移行するものである、いわゆるストック機がある。
【0013】
このような、ストック機では貯留モードで貯留されたRB遊技がRB放出モードにおいて遊技者に提供されるため、遊技者に大きな利益を与えることができる。
【0014】
その反面、放出モードの前に貯留モードの区間が存在するため、遊技者はRBに当選していることに気づくことが難しく、面白みに欠ける場合があるという問題点があった。また、貯留モード、放出モードそれぞれの区間において遊技が単調なものとなりがちであった。
【0015】
そこで、本発明の目的は、このような事情に対処するため、各モードにおいて趣向性の高い遊技機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の遊技機は、周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えたものであって、遊技種別として、通常遊技と、遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が高い特別遊技とを備え、前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留部と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定部と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供部と、前記特別遊技提供部により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供部とを備え、前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である。
【0017】
このように、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0018】
ここで、アシストタイム遊技区間とはアシストが行われている遊技区間であり、アシストとは遊技者に対して現在の遊技機内部の状態を、何らかの態様で知らせる、ほのめかす概念全てを含むものである。例えば、予め定められたストップスイッチの押し順を遊技者に報知するなどする動作をいう。
【0019】
(2) 前記特別遊技に対応する図柄と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と、通常遊技時に遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄とは、互いに同一または類似している。
【0020】
このように、通常遊技時に遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄が、前記特別遊技に対応する図柄と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0021】
(3) 前記特別遊技提供部により前記特別遊技が提供されているとき、遊技者が入賞しやすいようにアシストする旨を報知する報知部を備えている。
【0022】
このように、遊技者に対して入賞しやすいようにアシストする旨を報知部が報知するため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感をさらに与えることが可能になる。
【0023】
(4) 前記特別遊技に対応する図柄の輪郭と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄の輪郭とは同一である。
【0024】
なお、ここで図柄の輪郭とは図形の外形を形づくっている線をいう。
【0025】
このように、特別遊技に対応する図柄の輪郭と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄の輪郭を同一にすることにより、各図柄の区別がつきにくくなるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0026】
(5) 本発明の遊技機の制御方法は、周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた制御方法であって、遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留ステップと、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定ステップと、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供ステップと、前記特別遊技提供ステップにより前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供ステップとを備え、前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である。
【0027】
このような制御方法によれば、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0028】
(6) 遊技機の制御プログラムは、周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた制御プログラムであって、遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留機能と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定機能と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供機能と、前記特別遊技提供部機能により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供機能とを備え、前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である、機能を実現する。
【0029】
このようなプログラムを実施することにより、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0030】
(7) 本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた記録媒体であって、遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留機能と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定機能と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供機能と、前記特別遊技提供部機能により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供機能とを備え、前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である、機能を実現させるための遊技機の制御プログラムを記録したものである。
【0031】
このように本発明によれば、趣向性の高い遊技機を提供することができる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る1つの実施形態を図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこの実施形態に限定されるものでない。
【0032】
図1は、本発明に係るスロットマシンの外観を示した正面図である。スロットマシン10は、図1に示すように、箱状の筐体11を有している。
【0033】
筐体11はその上部で遊技者に対して対向する方向で移動可能な上パネル12aと、その下部で開閉可能な下パネル12bとを備えている。
【0034】
筐体11の上部に位置する上パネル12aには、液晶表示部(LCD)120が設置されており、当選の報知等の各種報知を行う際に用いられる。具体的には、液晶表示部120に、その報知内容に応じて異なる映像を表示させることにより、遊技者の興味を高めると共に、当選等を遊技者に容易に判断させる役割を有している。
【0035】
また、上パネル12aには、左回転リール43、中回転リール44、及び右回転リール45からなる回転リール40と、その図柄61を見ることができる図柄表示窓13と、メダルを投入するためのメダル投入口25と、回転リール40の回転動作をスタートさせるスタートスイッチ30と、各回転リール40を停止させるストップスイッチ50と、貯蓄メダル数をメダル投入に代えるベットスイッチ16と、貯蓄メダルの払い戻しを行う精算スイッチ17と、メダルが出てくるメダル払い戻し口62とが設けられている。
【0036】
上パネル12aの筐体側内部には、リールユニット(図示せず)が設けられており、リールユニットは、枠体に固定又は支持された3個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された3個の回転リール43〜45とで構成されている。各回転リール43〜45は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えており、このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0037】
図柄表示窓13は、スロットマシン10正面より、回転リール40の図柄61が各3つずつ視認可能となるように透明に構成されている。図柄表示窓13には、横方向に3ライン67b,67c,67d、斜め方向に2ライン67a,67eと、入賞有効ラインが付されており、この入賞有効ライン上に、例えば「7」等の特定の図柄が揃うことにより、当選が確定するように設定されている。
【0038】
メダル投入口25は、図柄表示窓13の右下に設けられており、このメダル投入口25にメダルが投入されると、メダル投入口25の内部に設置された投入スイッチ18が、投入されたメダルを検知し、投入されたメダル数をカウントする。
【0039】
ベットスイッチ16a,16bは、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、このスイッチを押下することにより、貯留されていたメダル数が減じて、メダル投入に代えられる。
【0040】
精算スイッチ17は、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、このスイッチを押下することにより、貯留したメダルが払い出される。
【0041】
スタートスイッチ30は、回転リール40の斜め下方に位置するレバー式のスイッチであり、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、又は「リプレイ(Replay)」時には前遊技からの所定時間の経過を条件に、回転リール40の駆動を開始させる。
【0042】
ストップスイッチ50は、回転リール43〜45の駆動を停止させるためのスイッチである。ストップスイッチ50は、各回転リール43〜45に対応した3個のスイッチから構成されており、各回転リール43〜45の下方に1個ずつ配置されている。回転リール40に対応したストップスイッチ50を押下することにより、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されている。
【0043】
また、筐体11の下パネル12bの下方にメダル払い戻し口62が設置されている。遊技結果に基づいて、遊技者にメダルを払い戻す際に、ホッパユニットから排出されたメダルが、このメダル払い戻し口62から払い戻される。このメダル払い戻し口62の内部には払い戻されるメダルを検出するホッパユニットが設けられている。
【0044】
さらに、筐体11には、スピーカや表示ランプ等の演出装置が複数設置されており、液晶表示部120と相まって、遊技者に入賞等を報知する役割を有している。具体的には、当選時にスピーカから当選音等を発生させ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知させる。
【0045】
図2は、スロットマシンの構成を示したブロック図であり、入力部と,制御部20と,出力部とによって構成されている。
【0046】
入力部は、前述した、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50とで構成され、各スイッチを介して入力された信号が、制御部20に送られる。なお、入力部の構成は、これらスイッチ類に限定されるものではない。
【0047】
出力部は、リールユニットと、ホッパユニットなどで構成されている。なお、出力部に接続されるパーツは、これらのパーツに限定されるものではない。
【0048】
制御部20は、スロットマシン10の内部に設置されており、スロットマシン10の全体動作を制御する役割を有している。制御部20は、中央処理装置(CPU)を中心に構成され、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、入出力(I/O)ポート等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、制御部内の動作を制御する。
【0049】
制御部20は、遊技制御部21と演出制御部22とを有している。遊技制御部21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作に基づいて回転リール40の回転及び停止等を制御する装置であり、演出制御部22は、ランプ、スピーカ等の演出装置及び表示装置を制御する装置である。また、これらの制御を行うCPUの個数は1個に限定されず、これらの装置が2個以上のCPUにより制御されてもよい。
【0050】
遊技制御部21は、通常遊技制御部70と、特別遊技貯留モード制御部80と、特別遊技放出モード制御部90と、回転リール停止制御部180と、抽選部105とを備えている。
【0051】
通常遊技制御部70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、抽選部105は当選役の抽選を行うものであり、当選役抽選部110を備えている。
【0052】
特別遊技貯留モード制御部80は、特別遊技に対応する当選役に当選し、その特別遊技の回数を貯留する制御を行うものである。
【0053】
特別遊技放出モード制御部90は、特別遊技貯留モードで貯留された特別遊技を遊技者に提供する制御を行うものである。
【0054】
回転リール停止制御部180は回転リール40の停止の制御を行っている。
【0055】
なお、遊技制御部21は、上記の制御部のみに限定されるものではなく、他の制御部を含んでいてもよい。
【0056】
通常遊技制御部70は、遊技者に通常遊技を行わせるためのものである。即ち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、又は「再遊技(Replay)」に入賞した時には前遊技から所定時間の経過を条件に、遊技者がスタートスイッチ30を操作すると、リールユニットの駆動によって、3個の回転リール40の回転が開始する。その後、遊技者により3個のストップスイッチ50のうちの1つが操作されると、このストップスイッチ50に対応する回転リール40の回転が回転リール停止制御部180に制御されて停止する。
【0057】
そして、遊技者によりストップスイッチ50の3個全てが操作されると、3個の回転リール40の回転が全て停止することになる。このとき、図柄表示窓13の入賞有効ライン67上に、予め設定された図柄61が停止すると(この状態を入賞という)、ホッパユニットを介して所定枚数のメダルが払い出される。
【0058】
当選役には、遊技者に利益を付与する小役当選(以下、通常小役当選という)と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、メダルの払い出しは無いが、メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる再遊技当選(Replay、以下リプレイ当選という)とがある。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立する。この特別当選フラグの成立中に、リールユニットの回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選に対応する図柄と一致したことを条件として入賞し、液晶表示部120等により、遊技者に対して入賞の報知が行われる。遊技者はこの入賞により特別遊技を行うことが可能となる。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選に対応する図柄と一致していない場合、該当当選役の内部フラグ持ち越し可能となるように設定されている。
【0059】
また、いずれかの当選フラグが成立している間に、当選役に対応する図柄を入賞有効ライン67上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50を操作するタイミングによって左右される。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ミリ秒以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、又は190ミリ秒以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせるように回転リール停止制御部180が制御して、回転リール40は入賞有効ライン上にその図柄61を引き込んで停止する。一方、3個の引き込み可能図柄61の中に、対応する図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその図柄を引き込んで停止することができない。
【0060】
また、ストップスイッチ50を押すタイミングで所定の停止制御テーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する方法がある。この場合にも、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄61が入賞有効ライン上に揃うように予めテーブルの上で停止位置が決定されている。これも引き込み設定の一種である。
【0061】
通常遊技制御部70は、特別遊技(RB遊技)に対応する当選役に当選した場合、通常遊技状態から特別遊技状態に移行させる。すなわち、本実施形態のスロットマシンは、RBのストック機である。
【0062】
特別遊技貯留モード制御部80は、図3のブロック図に示すように、特別遊技貯留モードにおいて、特別遊技(RB遊技)に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技回数貯留部801と、通常遊技から特別遊技貯留モードに移行された場合、特別遊技貯留モードから特別遊技放出モードへ移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定部802とを備える。
【0063】
特別遊技放出モード制御部90は、図4のブロック図に示すように、貯留された特別遊技を所定回数だけ遊技者に対して提供する特別遊技提供部901と、特別遊技放出モードの終了及び特別遊技貯留モードへの移行を決定する特別遊技貯留モード移行決定部902とを有する。
【0064】
演出制御部22は、図5のブロック図に示すように、上記特別遊技放出モードにおいて、RBが提供(放出)されているときに、すなわち、JACゲームが行われている場合、遊技者が入賞しやすくなるように、アシストするアシスト提供部221と、遊技者がアシスト提供部221がアシストした通りに、例えば、ストップスイッチを操作したか否か判断するアシスト操作判断部222と、現在アシスト提供部221によるアシストが行われている旨を報知する報知部223とを有する。
【0065】
ここで、本発明のアシストとは遊技者に対して現在の遊技機内部の状態を、何らかの態様で知らせる、ほのめかす概念全てを含むものである。例えば、予め定められたストップスイッチの押し順を遊技者に報知し、その押し順通りに遊技者がストップスイッチを操作した場合、入賞させるものや、当選している当選役に対応する図柄を液晶表示部120などを介して遊技者に認識させ、遊技者がその当選役に対応する図柄を狙ってストップスイッチを操作できるように、入賞しやすくするようにするものでもよい。
【0066】
ここで図6のフローチャートを参照して本実施形態の遊技機の動作を説明する。
【0067】
通常遊技制御部70が通常遊技を制御する(S601)。次に、当選役抽選部110による抽選の結果、特別遊技(RB)に当選していれば、通常遊技制御部70は遊技モードを特別遊技貯留モード(RT)に移行させ、RT突入となる(S602)。
【0068】
ここでRT(リプレイタイム)について説明する。リプレイタイムは、RBが当選したことを条件として通常モードから移行され、その終了条件としては、例えば、ゲームの繰り返し回数が予め定められた所定ゲーム数に達する場合がある。また、リプレイタイム下のゲームでは、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームが可能となるリプレイ入賞の確率が高くなるため、リプレイタイム中においては、リプレイとRBが常時当選している状態になる。また、リプレイとRBとの入賞はリプレイが優先されるとともに、リプレイは配列上取りこぼしが生じないため、リプレイタイム中にRBに対応する図柄(これについては後述する)が揃わないようになっている。また、リプレイタイム中にRBが当選すると、そのRBが貯留される。一般にリプレイタイムが終了すると、放出モードに移行させる。リプレイタイムのゲームでは、リプレイ入賞の確率が高くなっているので、メダルを減らすことなくゲームを行うことができ、また、RBの当選回数が多い場合、リプレイタイム終了後にRBゲームを繰り返し行うことができる。
【0069】
ただし、本実施の形態のスロットマシンは、上述したようにストック機であるため、リプレイタイム中において、当選したリプレイは、制御により通常時と同じ確率(例えば、1/7程度)の確率でしか入賞させないようにしている。これにより、表面上は通常時と何ら変わりないように見せている。
【0070】
次に、特別遊技放出モード移行決定部802は、特別遊技貯留モードにおいて、当選役抽選部110による抽選が行われ、特別遊技放出モードに移行するか否かを決定する(S603)。この決定方法は、当選役の抽選に依存して決定したり(例えば予め定められている契機役である図柄「金7」の3組あるいは図柄「青7」の3組に当選し、入賞する場合)や、上記当選役の抽選に依存せず遊技毎に所定の乱数抽選などによりRTを強制的に終了させるようにしてもよい(いわゆるパンク抽選を行う)。
【0071】
特別遊技放出モードに突入したら(S604)、当選役抽選部110による上記所定の乱数抽選の確率、すなわちリプレイタイムを強制的に終了させるパンク確率(例えば、1/1.4程度)を大きくして、RBに対応する図柄を入賞しやすくしている。なお、本実施の形態では、RBに対応する図柄はベルである。このベルは、図8を見ても明らかなように、どのリール上においても、おおよそ4個おきぐらいに配置されて、引き込み確率を極端に向上(8820/9261程度)させて、RBの入賞を容易にしている。
【0072】
RBに入賞すると(S605)、RB入賞中となり、引き続きJAC遊技が特別遊技提供部901により提供される(S606)。このとき、アシスト提供部221が、例えばストップスイッチ50の中の2通りの押し順を報知して(押し順2択の報知)、押し順のアシストを実行する(S607)。このとき、報知部223が、アシスト提供部221がアシストしている旨を示す報知を行う。例えば、アシストしている旨を示すランプを点灯させたり、アシストしている旨を示す音楽を流すなどしてもよい。
【0073】
次に、アシスト判断部222が遊技者が報知した通りにストップストップスイッチ50を操作したか否か判断し、もし押し順が合致していれば(S608)、回転リール停止制御部180は、上述したように、各回転リール43〜45の回転位置と、回転リールに対応するストップスイッチ50が操作されたタイミングにより、図8に示す各回転リール上の図柄中で、引き込みに最適な、後述するJAC遊技に対応する図柄の組み合わせ(図7(b)参照)を選択し、入賞有効ライン67a〜67e上で停止させる(S609)。
【0074】
次に、特別遊技放出モード制御部90は、所定数のJAC遊技数(例えば、8ゲーム)が終了したか(消化したか)否か判断し、終了していなければS607に移る。終了していれば、特別遊技貯留モード移行決定部902が特別遊技貯留モード(RT)に移るか、再び特別遊技放出モードでRB遊技を消化する個所に移るか(S604)決定する。
【0075】
この特別遊技放出モードの遊技区間は、予め複数の区間(例えば、30回、50回、100回等)が定められており、どの遊技区間が選択されたかにより、RBに入賞する回数を異ならせている。言い換えれば、本実施の形態では、遊技区間の回数を調整することにより、RBの連続放出回数を調整するようになっている。また、RBは、上述したようにRB入賞後所定回数のJAC遊技を行うが、この遊技に消化する回数(RB入賞の一回+JAC遊技回数)は、遊技区間の消化回数としてカウントされる。
【0076】
例えば、30回(30ゲーム)の遊技区間が選択され、一回のRBの消化回数が9回(RB入賞一回+上記所定のJAC遊技数8回)であるとともに、上記パンク確率が1/1.4であった場合には、3回のRB入賞が期待できる。すなわち、特別遊技放出モードが開始された一回目(遊技区間の最初の一回目)に、最初のRBが入賞すると、JAC遊技回数が8回のため、30回の遊技区間のうち9回が消化される。その後、3回目に(遊技区間を12回消化したときに)2回目のRBが入賞すると、遊技区間が21回消化される。その後、2回目に(遊技区間を23回消化したときに)3回目のRBが入賞すると、遊技区間が全て消化される。この場合、遊技区間を23回消化したときに、3回目のRBに入賞しているため、遊技区間が終了してもなおJAC遊技を消化し、JAC遊技終了後に、RBの貯留があれば再び特別遊技貯留モードに移行し、RBの貯留が無ければ通常遊技状態に移行する。
【0077】
なお、各RBの入賞間の間隔が上記例よりも短ければ、遊技区間内に3回のRBを全て消化することも可能であることは言うまでも無い。また、特別遊技放出モードの遊技区間としては、上記例に限定されず、例えば、予め特別遊技放出モードに突入する前に、遊技回数や予めRBに入賞する回数を決定しておき、その回数が消化されたら、遊技区間終了とすることができる。
【0078】
本実施の形態では、図7(a)に示すように、RBに対応する図柄(特別遊技に対応する図柄)は、星のマークが付されたベルの態様Aをなしている。また、JAC遊技に対応する図柄(遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄)は、上記RBに対応する図柄と同一の態様をなしているものBと、これに類似する図柄、具体的には、図7(b)に示すように、星のマークが付されていないベルの態様をなしているものCとになっている。したがって、RBにおいては、上記態様A及びBの組み合わせが入賞有効ラインに揃って入賞となるため、遊技者にはRB入賞区間において、あたかもアシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることができる。
【0079】
つまり、図7(a)に示すように、RBに対応する図柄の組み合わせが「星のマークが付されたベル」、「星のマークが付されたベル」、「星のマークが付されたベル」である(態様Aの組み合わせ)。これに対して、JAC遊技に対応する図柄の組み合わせは、図7(b)に示すように、RBに対応する組み合わせと同一(「星のマークが付されたベル」、「星のマークが付されたベル」、「星のマークが付されたベル」)でもよいし(態様Bの組み合わせ)、一部が類似、残りが2個が同一(例えば、「星のマークが付されていないベル」、「星のマークが付されたベル」、「星のマークが付されたベル」)でもよいし(態様Cと態様Bとの組み合わせ)、さらに全てが類似(「星のマークが付されていないベル」、「星のマークが付されていないベル」、「星のマークが付されていないベル」)でもよい(態様Cの組み合わせ)。このように、JAC遊技に対応する図柄の輪郭をRBに対応する図柄と同一にし、輪郭内部の模様を変えることにより類似の図柄を実現できる。
【0080】
これは、図8に示すように、各回転リール(第1回胴から第3回胴まで)に図柄を配置することにより実現できる。図示するように、上記態様A,B,Cは、各リール(第1回胴、第2回胴、第3回胴)において、各態様A,B,C間が引き込み可能な範囲内である4コマ以内になるように配置されており、遊技者が特定の図柄を狙ってストップスイッチ50を操作する、いわゆる目押しをしなくとも、入賞有効ライン67a〜67e上のいずれかに揃うようになっている。
【0081】
例えば、回転リール停止制御部180は、JAC遊技中に、遊技者が第3回胴の配列番号11の図柄「リプレイ」が停止するタイミングで第3回胴のストップスイッチを操作した場合、4個の図柄を引き込み、第3回胴の配列番号7の図柄「星のマークが付されていないベル」(態様C)で停止することができる。このように、各回胴において、図柄「星のマークが付されているベル」(態様B)、「星のマークが付されていないベル」(態様C)のそれぞれいずれかの図柄間隔を4個以内に配置することにより、実現できる。
【0082】
本実施の形態では、JAC遊技中においては、所定の押し順(例えば、右から押す、左から押す等)が合致していれば、上記態様B,Cのいずれかの組み合わせが揃うようになっている。
【0083】
また、特別遊技貯留モード移行決定部902がその遊技モードを再び特別遊技放出モードに移行させる(S604に移行する)確率を上げることにより、遊技者に対してアシストタイム遊技区間を連続して行うかのような感覚を遊技者に与えることもできる。
【0084】
さらに、特別遊技貯留モードの種別を複数設けて、特別遊技貯留モード移行決定部902がその中で特別遊技放出モードへ移行しやすい貯留モードに移行させても、同様の効果が得られる。
【0085】
このように、ストック機において、放出モードのときに、RB入賞時の図柄とRB入賞区間中(JAC遊技区間中)の図柄とをその形状を類似することにより、各図柄の区別がつきにくくなるため、遊技者に対して通常のアシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になる。
【0086】
さらに、特別遊技放出モードの遊技区間を長く設定したり、特別遊技放出モードに留まる確率を上げることにより、遊技者は連続してアシストタイム遊技区間の感覚を楽しむことができ、遊技の趣向性が増す。
【0087】
以上述べた遊技機の制御方法は、中央演算装置(CPU)を中心に構成され、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、入出力(I/O)ポートなどを備えて構成される制御部20を動作させて本スロットマシン10を動作させるプログラムによって実現することができる。そのようなプログラムは、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、制御部20の動作を制御する。
【0088】
さらには、そのようなプログラムは、ROMをはじめとする記憶媒体に記憶させておくことができる。なお、記憶媒体はROMに限らず、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクあるいは他のいかなる記憶媒体であってもよい。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0090】
さらに、上述した効果に加え、通常遊技時に遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄が、前記特別遊技に対応する図柄と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0091】
さらに、上述した効果に加え、遊技者に対して入賞しやすいようにアシストする旨を報知部が報知するため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感をさらに与えることが可能になる。
【0092】
さらに、上述した効果に加え、特別遊技に対応する図柄の輪郭と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄の輪郭を同一にすることにより、各図柄の区別がつきにくくなるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0093】
さらに、本発明による制御方法によれば、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0094】
さらに、本発明によるプログラムを実施すれば、特別遊技放出モードにおいて、特別遊技に対応する図柄は、遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であるため、遊技者に対して、アシストタイム遊技区間にいるかのような遊技感を与えることが可能になり、遊技の趣向性が増す。
【0095】
以上詳述したように、本発明によれば、遊技者により大きな利益を与え、趣向性の高い遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンを示す全体正面図である。
【図2】スロットマシンに用いられている制御回路を示すブロック図である。
【図3】特別遊技貯留モード制御部を説明するためのフローチャートである。
【図4】特別遊技放出モード制御部を説明するためのフローチャートである。
【図5】演出制御部を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】RBに対応する図柄及びJACに対応する図柄を示す図である。
【図8】各回胴(回転リール)上の図柄配置を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
11 筐体
12a,12b 表示窓
13 図柄表示窓
15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 制御部
21 遊技制御部
22 演出制御部
25 メダル投入口
40,43〜45 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 メダル払い戻し口
70 通常遊技制御部
80 特別遊技貯留モード制御部
90 特別遊技放出モード制御部
105 抽選部
120 液晶表示部
180 回転リール停止制御部
221 アシスト提供部
222 アシスト判断部
223 報知部
801 特別遊技回数貯留部
802 特別遊技放出モード移行決定部
901 特別遊技提供部
902 特別遊技貯留モード移行決定部

Claims (7)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた遊技機であって、
    遊技種別として、通常遊技と、遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が高い特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、
    遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、
    前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留部と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定部と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供部と、前記特別遊技提供部により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供部とを備え、
    前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別遊技に対応する図柄と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と、通常遊技時に遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄とは、互いに同一または類似していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特別遊技提供部により前記特別遊技が提供されているとき、遊技者が入賞しやすいようにアシストする旨を報知する報知部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記特別遊技に対応する図柄の輪郭と、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄の輪郭とは同一であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた遊技機の制御方法であって、
    遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、
    遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、
    前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留ステップと、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定ステップと、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供ステップと、前記特別遊技提供ステップにより前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供ステップとを備え、
    前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である
    ことを特徴とする遊技機の制御方法。
  6. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた遊技機の制御プログラムであって、
    遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、
    遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、
    前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留機能と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定機能と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供機能と、前記特別遊技提供部機能により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供機能とを備え、
    前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である
    機能を実現するための遊技機の制御プログラム。
  7. 周囲に複数の図柄を表示した回転リールと、所定の確率でハズレ及び複数の当選役のいずれかを抽選によって決定する当選役抽選部と、遊技者の操作に対応して回転リールの回転の制御を開始し、前記当選役抽選部による抽選の結果、当選した場合、表示窓の所定の入賞有効ライン上に前記当選役に対応した図柄が揃い易く停止しうるように停止制御を行い、入賞とする回転リール停止制御部とを備えた遊技機の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    遊技種別として、通常遊技と遊技者に対して通常遊技よりも大きな利益を与える入賞の確率が大きい特別遊技とを備え、
    前記特別遊技は、遊技者に利益を与える当選役に所定回数入賞可能な特定入賞遊技を有し、
    遊技モードとして、前記抽選の結果、前記特別遊技に対応する当選役に当選した場合、特別遊技を行う回数を貯留する特別遊技貯留モードと、この貯留された特別遊技を遊技者に提供する特別遊技放出モードとを含み、
    前記特別遊技の回数を貯留する特別遊技回数貯留機能と、前記特別遊技放出モードに移行するか否か決定する特別遊技放出モード移行決定機能と、前記特別遊技に入賞した場合、特別遊技を提供する特別遊技提供機能と、前記特別遊技提供部機能により前記特別遊技が提供されている場合、遊技者が入賞しやすいようにアシストするアシスト提供機能とを備え、
    前記特別遊技に対応する図柄は、前記遊技者に利益を与える当選役に対応する図柄と類似または同一である、
    機能を実現するための遊技機の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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