JP2005020057A - データ受信装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信した放送の動画像データを、同時録画・再生のために、1つまたは複数のネットワーク接続された記録装置に書き込み、必要に応じて当該記録装置から読み取る機能を実現する。
【解決手段】DTV1の録画再生制御部14は、受信した放送の動画像データを受信し、設定情報があればその情報に基づいて、前記動画像データを指定された外部接続の記録装置に記録する。DTV1のユーザは、入力部18により、表示部16等に、現在視聴している放送をそのまま表示等させるか、あるいは前記記録装置に記録された過去の放送を再生させるかを指定する。上記ユーザの指定に応じて、録画再生制御部14は、表示部16等に、受信した放送の動画像データ、および記録装置から受信した過去の動画像データのいずれかを当該表示等のために送信する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、放送された動画像データを受信し表示するデータ受信装置およびデータ処理方法に関し、特に、ネットワーク接続された記録装置を使用して同時録画・再生を実行するデータ受信機およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受信機やチャンネルサーバ等のデータ受信装置の中には、ハードディスクを内蔵して、受信した放送の同時録画・再生が可能なものがある。このようなデータ受信装置によって、ユーザは、多彩な再生方法で番組を見ることができるようになった。例えば、番組の録画を継続しながら、その番組を最初から視聴することができる「追いかけ再生」や、実際の放送から所定の時間だけずらして番組を視聴することができる「タイムシフト再生」などである。
【0003】
このように、今までは、ビデオテープを用いてテレビジョン放送を録画することが一般的であったが、近年のハードディスクの大容量化、低価格化によって、ハードディスクがこの用途に用いられ始めている。ハードディスクは、ビデオテープに比べてアクセス速度が速く、ランダムアクセスが可能という特徴を有しており、そのために、ハードディスクに書き込み(録画)をしながら、以前に記録された部分を読み取る(再生)ことが可能となり、結果的に上述した「追いかけ再生」や「タイムシフト再生」といった機能を実現できるようになった。
【0004】
「追いかけ再生」や「タイムシフト再生」は、今までの番組視聴のスタイルに大きな変化をもたらすものである。例えば、「追いかけ再生」機能を用いれば、ユーザは、番組が録画中の状態でも、その番組を最初から再生することができる。従来のビデオテープによる録画では、番組の録画が全て終了しないと、その番組を再生して見ることができなかった。また、「タイムシフト再生」機能を用いれば、番組の途中でその場を離れなければならないような場合であっても、戻った後でその番組の続きを再生して見ることができる。
【0005】
これまでに、部分的トランスポートストリームをIEEE1394に準拠するネットワークに接続された1台のデータストレージに記録し、タイムシフト再生を可能としたネットワークストレージ装置が提案されている(特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−125179号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ受信装置は、単体で上記のような同時録画・再生機能を実現するものが多く、ネットワーク接続された別の記録装置を用いるものであっても記録形式が限られていた。更に、ネットワークへの接続や同時記録・再生が可能な記録装置かどうかを判定して自動的に記録装置を選択したり、事前に記録装置に関する設定情報を具備するものはなかった。このような柔軟な記録装置の利用が可能になれば、複数の記録装置がネットワークに接続された環境等で既存の装置を有効に活用できる可能性もあり、また複数の記録装置を同時に利用して、多様な書き込み、読み取り形態を実現できると共に可用性を向上させることもできる。
【0008】
従って、この発明の目的は、受信した放送を、同時録画・再生のために、1つまたは複数のネットワーク接続された記録装置に書き込み、または当該記録装置から読み取る機能を実現するデータ受信装置およびデータ処理方法を提供することにある。
【0009】
また、この発明の更なる目的は、ネットワークに接続され、かつ同時録画・再生可能な記録装置の中から受信した放送を記録する記録装置を選択するデータ受信装置およびデータ処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ユーザが視聴する番組の動画像データを受信するとともに、動画像データを少なくとも1つの記録手段に記録し、受信した動画像データと記録された動画像データのどちらかを、再生のために、出力手段に向けて送信する録画再生制御手段と、受信した動画像データと記録された動画像データのどちらを再生のために送信するかを、ユーザが録画再生制御手段に指示するための入力手段とを有し、録画再生制御手段は、ユーザが記録された動画像データを再生するよう指示した場合に、記録手段から対応する動画像データを受信するよう制御し、記録手段と録画再生制御手段は、ネットワークを介して隔置されるよう構成されるデータ受信装置である。
【0011】
この発明は、録画再生制御手段において、ユーザが視聴する番組の動画像データを受信するとともに、動画像データを少なくとも1つの記録手段に記録し、受信した動画像データと記録された動画像データのどちらかを、再生のために、出力手段に向けて送信する録画再生制御ステップと、受信した動画像データと記録された動画像データのどちらを再生のために送信するかを、ユーザが録画再生制御ステップに指示するための入力ステップとを有し、録画再生制御ステップは、ユーザが記録された動画像データを再生するよう指示した場合に、記録手段から対応する動画像データを受信するよう制御し、記録手段と録画再生制御手段は、ネットワークを介して隔置されるよう構成されるデータ処理方法である。
【0012】
この発明によれば、受信した放送が、同時録画・再生のために、1つまたは複数のネットワーク接続された記録装置に書き込まれ、または当該記録装置から読み取られる。また、ネットワークに接続され、かつ同時録画・再生可能な記録装置の中から、受信した放送を記録する記録装置が選択される。
【0013】
【発明の実施の形態】
最初に、この発明の第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、この発明による同時録画・再生を行う場合の接続例を示すブロック図である。ここで、「同時録画・再生」の用語は、録画のためのデータの書き込みと再生のためのデータの読み出しを同時に行うことを意味する。しかしながら、当該書き込みと読み出しは並行して行われるものであり、厳密な意味での記録装置への「同時」アクセスではない。また、常に並行して書き込みと読み出しが行われるとは限らない。ユーザが、受信した放送をそのまま視聴しているような場合は、原則的に再生の必要はない。
【0014】
DTV1は、例えば、ディジタルテレビジョン受像機のようなデータ受信装置であるが、ディジタルテレビジョン放送の受信・表示する装置に限られるものではなく、この他に、アナログテレビジョン放送等の受信・表示に用いられる装置であっても良い。DTV1は、ハードディスクドライブ2、ビデオテープ記録装置3、ディジタルビデオカメラ4にそれぞれネットワーク5を介して接続されている。
【0015】
ハードディスクドライブ2は、ハードディスクに放送番組の動画像データを記録可能な記録装置であり、ビデオテープ記録装置3は、ビデオテープにデータを記録することができる記録装置である。また、ディジタルビデオカメラ4は、撮影した動画像ディジタルを記録するもので、記録媒体としては、主にカセットテープが用いられる。
【0016】
ネットワーク5は、例えば、IEEE1394規格の広帯域バスである。この発明では、放送番組の動画像データを伝送するため、一定以上の通信速度を確保する必要があるが、当該条件を満たす限り、他の既知のネットワーク(またはネットワーク・プロトコル)を用いることができる。また、この例では、IEEE1394規格のケーブルによって各装置が接続されているが、無線LAN等を使用することもでき、更に、ネットワーク・トポロジにも特段の制限はない。
【0017】
DTV1は、受信した放送の動画像データを同時録画・再生のために、ハードディスクドライブ2に録画する。このとき、DTV1のユーザが、例えば、「タイムシフト再生」を指定すると、ハードディスクドライブ2は、上記録画処理を実行しながら、以前に録画された動画像データを、再生のためにDTV1に伝送する。このようにハードディスクドライブ2は、ハードディスク上にデータを記録するために、録画と再生を同時に行うことができるが、ビデオテープ記録装置3およびディジタルビデオカメラ4は、動画像データをテープに記録する装置であるため、録画と再生を同時に行うことはできない。
【0018】
DTV1は、ネットワーク5に接続された各装置が、上述のように同時録画・再生に使用できるかどうかを判定し、同時録画・再生に使用可能な装置に対して動画像データを伝送する。従って、図1の例では、ハードディスクドライブ2の1台のみが同時録画・再生に使用可能な装置と判定される。
【0019】
DTV1とハードディスクドライブ2は、一般的には、別の筐体の装置であり、ネットワーク5を介して隔置、即ち一定の間隔をおいて配置されている。
【0020】
図2は、図1のDTV1とハードディスクドライブ2の構造をより詳細に示したブロック図である。図1で示すように、DTV1とハードディスクドライブ2は、例えば、IEEE1394規格の広帯域バスで構成されるネットワーク5で接続される。この例では、DTV1が地上波ディジタルテレビジョン放送を受信・表示する装置であると仮定して説明を行う。
【0021】
DTV1は、チューナ部12、復調部13、録画再生制御部14、デコーダ15、表示部16、音声出力部17、入力部18、インタフェース19、およびメモリ20を含む。ハードディスクドライブ2は、インタフェース21、入出力制御部22、およびハードディスク23を含み、ハードディスク23内にはバッファ24がある。
【0022】
ここで、録画再生制御部14は録画再生制御手段に対応し、入力部18は入力手段に対応し、表示部16と音声出力部17は出力手段に対応する。また、ハードディスクドライブ2のバッファ24は、記録手段に該当する。この発明の本質は、録画再生制御手段と入力部にあるので、必ずしもDTV1のようなテレビジョン放送の受信装置で構成される必要はない。例えば、表示部16等と接続可能なテレビジョン・チューナやSTB(Set Top Box)のような製品であってもこの発明の範囲に属し得る。
【0023】
DTV1のチューナ部12は、アンテナ11からテレビジョン放送信号を受信し、増幅、周波数変換、およびフィルタリング等を行った後、IF(Intermediate Frequency)信号として復調部13に出力する。例えば、地上波ディジタル放送を受信する場合であれば、チューナ部12は、アンテナ11を介してISDB−TのOFDM信号をRF(Radio Frequency)信号として受信する。地上波ディジタル放送における各プログラムコンテンツは、例えば、MPEG−2のTS(Transport Stream:トランスポートストリーム)を利用している。
【0024】
復調部13は、受信した地上波ディジタル放送の信号を復調して、MPEG−2のTS(以下、TSデータと称する)を抽出する。そのために復調部13は、上記受信信号にFFT(Fast Fourier Transform)演算、デインタリーブ、デマッピング、およびビタビ復号およびRS(Reed Solomon)復号等を利用した誤り訂正などの各処理を施す。
【0025】
復調部13によって復調されたデータは、録画再生制御部14に供給され、そこで、番組を表示するためにデコーダ15に転送される。デコーダ15は、逆量子化、IDCT(逆離散コサイン変換)、および動き補償を順次行って放送番組の動画を構成する各フィールドまたはフレームを再生する。
【0026】
また、録画再生制御部14は、当該放送をハードディスクドライブ2に記録するために、インタフェース19にデータを送信する。ここでは、TSデータが送信されるものとして説明するが、より簡略化されたデータ、あるいは別の形式のデータを送信してもよい。但し、放送帯域、およびネットワーク5の帯域の関係で、これらのデータは通常、なんらかの方法で圧縮されている。こうした帯域の問題がなくなれば、圧縮なしで動画像データを伝送可能であり、その場合、DTV1は、基本的にデコーダ15を含む必要がなくなる。
【0027】
入力部18は、ユーザがDTV1に所定の処理を指示するためのリモートコントロールコマンダ(以下、リモコンと称する)等の入力手段である。ユーザは、このリモコンによって、視聴チャンネルを切り換え、または上述の「タイムシフト再生」等の指示を行う。
【0028】
メモリ20は、例えば、不揮発性メモリであり、受信した放送信号の復調やデコードに必要な情報を記憶し、更に、同時録画・再生に使用する記録装置の情報や、第2の実施の形態の説明に関して後述する記録装置の設定情報を記憶するのに用いられる。この例では不揮発性メモリが用いられることとしたが、ハードディスク等の記録手段であってもよい。
【0029】
DTV1の録画再生制御部14からインタフェース19およびネットワーク5を経由して送信されたTSデータは、ハードディスクドライブ2のインタフェース21で受信され、入出力制御部22を介してハードディスク23内の所定の領域に確保されたバッファ24に記録される。ここで、ハードディスクドライブ2の入出力制御部22は、DTV1の録画再生制御部14から録画指示を受けた場合には受信したTSデータをバッファ24に記録し、DTV1の録画再生制御部14から再生指示を受けた場合には対応するTSデータをバッファ24から読み出し、録画再生制御部14に送信する。こうしたDTV1の録画再生制御部14からの録画指示と再生指示が、並行して入出力制御部22に対してされることもある。
【0030】
ハードディスク23の内の、バッファ24以外の記憶域は、他のデータを記録するために用いられ得る。ただし、その場合でも、バッファ24の容量は一定に確保されることが望ましい。
【0031】
図3は、この発明のデータ受信装置による同時録画・再生を行う場合の他の接続例を示すブロック図である。DTV31、ネットワーク35、およびビデオテープ記録装置34は、それぞれ図1のDTV1、ネットワーク5、およびビデオテープ記録装置3と同様のものである。図1のブロック図とは、ネットワーク35に、ハードディスクドライブが2台(ハードディスクドライブ32とハードディスクドライブ33)接続されている点で異なっている。従って、この例の場合、DTV31は、同時録画・再生が可能な記録装置が複数存在すると判断する。同時録画・再生が可能な記録装置が複数存在する場合は、それらの記録装置の中から1台または数台を選択し、受信した放送の動画像データを、その選択された記録装置に記録させることができる。また、複数の記録装置を選択した場合には、それらの記録装置に所定の順序で周期的に記録させるようにすることができる。
【0032】
図4は、本実施の形態において、記録装置を検出してから同時録画・再生を行うまでの処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば、DTV1の電源が投入された場合、またはユーザがDTV1に対しリモコン等を使ってチャンネルを変更した場合や、その他の所定の操作を指示した場合に開始される。
【0033】
最初に、図2に示すDTV1の録画再生制御部14は、ステップS1で、ネットワーク5に接続された記録装置があるかどうか、および、その記録装置が同時録画・再生可能かどうかを調査することによって、同時録画・再生に使用可能な記録装置が何台あるかを判断する。この判断は、例えば、IEEE1394規格の広帯域に接続された記録装置であれば、AV/C(Audio Video Control)Digital Interface Commandを用いて問い合わせることができ、各記録装置は、自身がどのようなタイプ(サブユニット)であるかを返信する。ここで、タイプは、記録装置が用いる記録媒体(例えば、ディスクレコーダー、テープレコーダー)を示すものである。録画再生制御部14は、このタイプが少なくともディスクレコーダーである記録装置を、同時録画・再生が可能な装置として認識する。
【0034】
録画再生制御部14は、ステップS2で、ネットワークに接続された同時録画・再生可能な記録装置が存在していたかどうかを判定する。1台も存在していない場合は、同時録画・再生機能が利用できない状態であるため、ステップS3に進み、その旨を示す所定のメッセージを例えば、DTV1の表示部16に表示する。
【0035】
少なくとも1台存在する場合は、ステップS4に進み、そこで、使用可能な記録装置が1台かどうか判定する。1台である場合、即ち、図1に示すような接続状態である場合、ステップS5に進み、その1台を同時録画・再生に使用する装置として登録する。登録内容は、録画再生制御部14が、TSデータをその記録装置に送信するのに必要な情報、例えば、記録装置のアドレスや確保すべきバッファ24の容量であり、これらは、必要に応じてメモリ20等に記憶される。
【0036】
ステップS4で、使用可能な記録装置が複数あると判定された場合、即ち、図2に示すような接続形態である場合、ステップS6に進み、それらの記録装置の中で、実際に同時録画・再生に使用される記録装置が自動的に選択される。この自動的な選択は、所定のルールに基づいて行われる。ルールは、例えば、使用するのは1台か複数台か、複数の場合、どのような順序で録画を行うか、各記録装置にどれだけの時間(または容量)記録するか等を事前に定めるものである。
【0037】
その後、ステップS7に進み、選択された記録装置(1台または複数)を同時録画・再生に使用する装置として登録する。登録内容は、ステップS5で説明した内容に加え、録画の順序等であり、これも、必要に応じてメモリ20等に記憶される。
【0038】
最終的に、ステップS8において、同時録画・再生が行われる。この処理は、ユーザが現在放送されている番組を視聴している場合には、DTV1の録画再生制御部14からのTSデータが、ハードディスクドライブ2のハードディスク23内のバッファ24に記録される録画処理のみである。ここで、ユーザが「タイムシフト再生」等を指示すると、上記録画処理に加え、必要なTSデータの再生処理が行われる。即ち、TSデータがハードディスク23内のバッファ24から録画再生制御部14に送信されて、最終的には動画像データが表示部16に表示され、音声データが音声出力部17に出力される。
【0039】
次に、こうして選択された記録装置のバッファ24に、TSデータのような動画像データが記録される態様について、図5を参照して説明する。図5は、ハードディスクドライブ2のバッファ24の内容を時系列に示す略線図である。バッファ24は、例えば、10分間に対応する動画像データ(ここでは、TSデータ)を記録できる容量を有しており、バッファ24が一杯になった場合に、それ以降のデータを再びバッファの先頭から書き込む、いわゆるリングバッファのような構造を有している。
【0040】
バッファ24は、例えば、最初の5分間の動画に対応するTSデータが記録されると、図5Aに示すような状態になる。即ち、TSデータが、バッファの半分の容量を満たす位置まで記録され、このデータがデータXとして示されている。
【0041】
TSデータの記録がこのまま続けられると、図5Bに示すように、バッファ24が一杯になり、容量の全てがデータXで満たされる。その後、更に記録が続けられると、図5Cに示すように、TSデータは再びバッファ24の先頭から記録され、以前に記録されていたデータXは、その部分について上書きされる。新たなTSデータ(記録が始まってから10分経過後13分までのデータ)がデータYとして示されている。以降同様に、一定の容量のバッファ24内において周期的な上書きが繰り返される。
【0042】
従って、この例のバッファ24では、常に、過去10分間のTSデータを記録していることになり、10分前までなら過去の放送を再生できることになる。
【0043】
なお、この例では、便宜上、バッファ24の容量を「10分」という時間を用いて表している。しかしながら、MPEGなどの圧縮符号化動画像データにおいては、映像の色数や動きによって圧縮率が変化するので、10分間の動画がどの放送部分においても同じ容量の圧縮データになるとは限らない。従って、一定の容量のバッファ24が、ある時は10分以上の動画像に相当するTSデータを記録可能な場合もあるし、記録できない場合もある。
【0044】
このように、バッファ24の容量を時間を基準として確保しようとする場合は、上記事情を考慮しておく必要がある。また、例えば、最小圧縮レートで10分間の動画像を圧縮した場合のデータサイズでバッファ24の容量を見積もることも可能である。本明細書では、概略的にバッファの容量を表すことを意図して時間による表現を用いるものとする。
【0045】
次に、この発明の第2の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態のデータ受信装置は、第1の実施の形態の当該装置と異なり、接続装置に関する設定情報を記憶し、更に、その設定情報をGUI(Graphical User Interface)によって編集できる。本実施の形態のデータ受信装置の構成は、図2に示す第1の実施の形態の当該装置と同様のものであるため説明を省略する。ただし、上記接続装置に関する設定情報は、例えば、DTV1のメモリ20に記憶される。
【0046】
図6には、最初に接続装置の設定情報を表示する処理のフローチャートが示されている。この処理は、例えば、最初にDTV1の電源が投入されたときや、ユーザが所定の操作を行った場合に起動される。
【0047】
まず、ステップS11において、ネットワークに接続された装置のうち同時録画・再生が可能な装置をチェックする。次に、ステップS12で、当該装置が1台かどうかを判定する。1台もなかった場合は、図4に示すようにその旨のメッセージを表示部16に表示してもよいが、この例では省略する。
【0048】
条件を満たす装置が1台しかない場合、例えば、図1に示すような接続状態の場合、ステップS13に進み、そこで設定画面が表示部16に表示される。この設定画面に対してユーザは、同時録画・再生の時間を設定する(ステップS14)。ユーザは、ここで指定する時間だけ過去の放送を再生することができるが、その時間が長いほど、記録装置に大きな容量のバッファ24が必要となる。
【0049】
ここで表示される設定画面の例が、図7の略線図に示されている。画面には、検出された記録装置(図1の例では、ハードディスクドライブ2)が記録装置HDD1として示され、時間(H)および分(M)が指定できるようになっている。これらの指定は、時間の表示欄、分の表示欄の横にある下向き三角の部分を、DTV1のリモコン等を用いてクリックすることによって所望の数字を選択して行う。
【0050】
ここで指定された時間だけ、放送番組の動画像データが録画され、「タイムシフト再生」等を実行することができる。また、前述したように、放送番組の動画像データは、放送内容によって圧縮率が変動する可能性があるので、常に同じ時間の動画を録画・再生できるとは限らない。
【0051】
再び、図6に戻ると、条件を満たす記録装置が複数台ある場合、例えば、図3に示すような接続状態の場合、ステップS15で設定画面が表示部16に表示される。この設定画面に対してユーザは、使用する記録装置の選択、同時録画・再生の時間等を設定する(ステップS16)。
【0052】
ここで表示される設定画面の例が、図8の略線図に示されている。画面には、検出された複数の記録装置(図3の例では、ハードディスクドライブ32とハードディスクドライブ33)がそれぞれ記録装置HDD2、HDD3として示され、それぞれ時間(H)および分(M)が指定できるようになっている。これらの指定は、時間の表示欄、分の表示欄の横にある下向き三角の部分を、DTV1のリモコン等を用いてクリックすることによって所望の数字を選択して行う。
【0053】
また、それぞれの記録装置の表示欄の隣には、その記録装置を使用するか否かを指定するチェックボックスが表示されている。ユーザは、その記録装置を使用する場合、リモコン等を用いて、対応するチェックボックスをクリック等してチェックする。これにより、その記録装置が同時録画・再生に使用されるようになる。従って、ユーザは、ネットワークに接続された同時録画・再生可能な記録装置の一部、あるいは全部を同時録画・再生に使用するよう設定できる。
【0054】
複数の記録装置を使用するよう選択した場合は、この他に、放送番組の動画像データが記録される順序を指定することもできるが、図8に示す設定画面では省略する。
【0055】
図6に戻ると、上述した設定画面における設定の後、処理はステップS17に進み、そこで、設定情報がメモリ20に記憶される。また、各記録装置には、指定された時間に基づいて、所定の容量のバッファ24が確保される。
【0056】
ここで、別の接続状態についての上記設定画面の例を説明する。図9は、DTV41に、ハードディスクドライブ42、ハードディスクドライブ43、ビデオテープ記録装置44、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ45、およびブルーレイディスク(Blu−ray Disc)レコーダ46が接続されている。これらはツリー型に接続されているが、例えば、IEEE1394規格では、このような接続形態が可能である。
【0057】
DVDレコーダ45は、書き込み可能なタイプのDVDにデータを書き込み、あるいはDVDからデータを読み取ることができる記録装置であり、ブルーレイディスクレコーダ46は、ブルーレイディスクに対してデータの書き込み、読み取りが可能な記録装置である。両者とも、高速アクセスおよびランダムアクセスが可能であり、その点から、同時録画・再生が可能な記録装置と言える。
【0058】
次に、このような接続状態において、図6に示した、設定情報を表示する処理を実行すると、例えば、図10に示すような表示がされる。図9に示す接続状態では、4つの記録装置が同時録画・再生可能であるので、それらの装置が表示されている。図10の例では3つの記録装置しか表示されていないが、図10の右端に示されたスクロールバーをDTV1のリモコン等を使用して操作することにより、残りの1つの記録装置を表示させることができる。
【0059】
また、図10に示す表示例では、記録装置毎に録画チャンネルが指定できるようになっている。例えば、ハードディスクドライブ42(HDD4)は、地上波ディジタル放送を同時録画・再生する際に使用される。ユーザが、地上波ディジタル放送の番組を視聴している場合には、ハードディスクドライブ42のバッファに対して所定の時間分(例えば、10分間)だけその放送が自動的に記録され、その後、BSディジタル放送の番組にチャンネルを変えると、ハードディスクドライブ43(HDD5)のバッファに対して所定の時間分だけその放送が自動的に記録される。
【0060】
記録対象となっている動画像データのチャンネルは、受信した放送データ内に含まれる情報によって識別することができる。従って、例えば、DTV1の録画再生制御部14は、記録対象の動画像データのチャンネルを識別し、そのチャンネルを上記設定情報から、その動画像データを記録する記録装置を自動的に選択することができる。
【0061】
次に、設定情報がメモリ20に一旦記憶された後に、その情報を呼び出して編集する処理を図11のフローチャートを参照して説明する。最初に、ステップS21において、メモリ20に記憶されている設定情報を読み込む。この中には、前回、ユーザが同時録画・再生に使用するために指定した記録装置が含まれている。ステップS22では、その指定された記録装置が現在も接続されているかどうかチェックし、それらの記録装置が同時録画・再生に使用可能か判定する。
【0062】
ステップS23で、設定情報内に指定されていた記録装置のうち1つでも使用できない場合は、ステップS24に進み、その旨のメッセージを表示部16に表示して終了する。全ての記録装置が接続されており、同時録画・再生に使用可能である場合は、ステップS25に進み、そこで設定画面の表示を行う。設定画面は、図8や図10に示すものと同様の表示であり、ステップS26において、ユーザは、その画面に対して所望の変更を行う。ユーザは、各記録装置に設定されている時間を変更し、今まで選択していた記録装置を使用しないように設定できる。また、図10に示すような設定画面においては、各記録装置に対応した録画チャンネルを変更することもできる。
【0063】
また、このフローチャートの例では、同時録画・再生に使用するよう設定されていた記録装置が1つでも使用できない場合には、ステップS24でメッセージを表示して処理を終了させているが、その場合でも、当該使用できない記録装置を識別できるようにして設定画面に表示し、ユーザに編集させるようにすることもできる。ステップS27において、編集後の設定情報がメモリ20に記憶される。
【0064】
ここでは、同時録画・再生に使用するものとして設定情報に記録されていた記録装置の接続および使用状態をチェックして、全てが使用可能である場合に、その使用可能な記録装置を表示した設定画面を出力している。しかしながら、例えば、設定情報に記録されていない、即ち、前回または今まで使用していない記録装置のうち使用可能なもののみを設定画面に表示させるようにしてもよい。例えば、図3に示す接続状態において、前回、ハードディスクドライブ33(HDD3)を同時録画・再生に使用した場合に、設定画面を図12に示すように表示させて、前回使用していなかったハードディスクドライブ32(HDD2)を使用するように選択させても良い。また、図12の設定画面の例では、前回使用したHDD3の行は、薄く表示され、選択できないように制御されている。
【0065】
また、こうした設定情報の内容に関係なく、毎回、全ての使用可能な記録装置について設定画面に表示させるようにしてもよい。
【0066】
次に、設定情報に記憶されている記録装置に対して自動的な同時録画・再生を行う処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。この処理は、ユーザがDTV1で放送を視聴し始める時点で開始されても良いし、また特定の指示等によって開始されても良い。
【0067】
最初に、DTV1の録画再生制御部14は、ステップS31において、メモリ20に記憶されている設定情報の内容が読み込まれる。次に、ステップS32において、設定情報に記憶された各記録装置がネットワーク5を介してDTV1に接続され、かつ同時録画・再生に使用可能であるかどうかがチェックされる。ステップS33で、使用可能であると判定された場合は、ステップS34に進み、それらの装置が同時録画・再生に使用する装置として登録される。登録内容は、録画再生制御部14が、TSデータをその記録装置に送信するのに必要な情報であり、装置が複数ある場合は、設定情報に記録されている録画の順序等も含まれる。ステップS33では、設定情報に記憶された記録装置が全て使用可能であった場合にのみステップS34に進むように制御することもできる。
【0068】
一方、ステップS33で、設定情報に記憶された各記録装置のうち、接続されていないもの、あるいは使用可能でないものがあれば、ステップS35に進み、そこで、設定情報に記憶されていない他の装置で、使用可能なものがないかチェックする。ステップS36で、使用可能な他の記録装置があったと判定された場合は、ステップS37で、それらの記録装置の中から同時録画・再生に使用される記録装置が自動的に選択され、ステップS38で、当該選択された記録装置が、同時録画・再生に使用される録画装置として登録される。
【0069】
ステップS36で、使用可能な記録装置がないと判定された場合は、ステップS40に進み、そこで、その旨を通知する所定のメッセージが表示され、処理を終了する。ステップS34またはステップS38において登録がされた場合は、ステップS39に進み、そこでその登録がされた記録装置を使用して同時録画・再生処理が自動的に行われる。
【0070】
このようにして、同時録画・再生は、事前に設定されている記録装置が接続されており、同時録画・再生が可能なタイプであれば、当該装置を使用して自動的に行われる。また、事前に設定されている記録装置が、例えば、ケーブルが抜けることによってネットワーク5に接続されていない状況である場合等でも、他の記録機器を自動的に選択して同時録画・再生に使用することができる。
【0071】
事前に設定されている記録装置は、同時録画・再生を開始する時点で接続されていれば良く、それ以前に、取り外される等して接続がされていなくても良い。また、記録装置の電源が切れているような場合は、例えば、前述したAV/C Digital Interface Command等を利用してDTV1の録画再生制御部14から電源の投入を指示するよう制御して、同時録画・再生に使用できるようにすることもできる。
【0072】
次に、この発明の第3の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれとも組み合わせて実現可能なものである。本実施の形態は、複数の記録装置を同時録画・再生に使用する場合に、その複数の記録装置のバッファ24に交互にTSデータを記録するものである。
【0073】
本実施の形態を、図14を参照して説明する。ここで、TSデータを記録する記録装置として、図3に示すハードディスクドライブ32とハードディスクドライブ33が選択されたものとする。この場合、それぞれの記録装置に対して異なる記録時間を設定することが可能である。ここでは、ハードディスクドライブ32には20分間の動画像に相当するTSデータを記録し、ハードディスクドライブ33には10分間の動画像に相当するTSデータを記録するものとする。
【0074】
図5Bに示すように、ハードディスクドライブ32のバッファ24がTSデータで一杯になると、図5Cのようにバッファ24の先頭に戻って上書きを行うが、ここではそうせずに、別のハードディスクドライブ33のバッファ24にTSデータを記録する。ハードディスクドライブ33のバッファ24が一杯になると、ハードディスクドライブ32のバッファ24の先頭に戻って上書きを始める。
【0075】
図14に示す例では、録画または再生時において、ハードディスクドライブ32とハードディスクドライブ33の切り換えによるタイムラグを考慮し、切り換えに際して例えば、1分間のTSデータを重複して録画する。例えば、ハードディスクドライブ32のバッファ24に録画がされている場合、そのバッファ24が一杯になる1分前からハードディスクドライブ33のバッファ24への録画が開始される。従って、この場合、28分前までの動画像を再生することができる。もちろん、このような重複した録画をせずに複数の記録装置のバッファを交互に利用することもできる。
【0076】
図14では、記録装置を2台として交互にTSデータを記録する例が示されているが、同様の方法を3台以上の記録装置に適用することも可能である。上記のような制御は、例えば、DTV1の録画再生制御部14によって行われうる。
【0077】
次に、この発明の第4の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれとも組み合わせて実現可能なものである。本実施の形態におけるデータ受信装置は、同時再生・録画が自動的に行われている途中で、ユーザの指示等により、録画が開始された場合に、自動録画の内容を当該ユーザ指示による録画データと連結させるように制御する。
【0078】
ここまで説明してきたとおり、この発明のデータ受信装置は、例えば最大10分間、過去に遡って視聴している番組を再生することができるように、ネットワークに接続された記録装置に自動的に放送を録画する。このときユーザは、視聴している番組を途中から録画しようと思い立つ場合がある。この場合は、その録画を指示してから後の番組の内容しか録画することができない。しかしながら、この発明では、同時録画・再生のために例えば、10分間、番組の内容を自動的に録画しているので、ユーザが録画を指示する以前の番組の内容をその時間分だけ保持していることになる。
【0079】
そこで、本実施の形態のデータ受信装置では、ユーザが番組の録画を指示した場合に、その番組が録画される領域の直前に、当該録画の指示があった時点で同時録画・再生のために自動的に録画されていた番組の内容をコピーして、ユーザに、録画の指示がある前の番組の内容も提供される。また、これらの制御は、例えば、DTV1の録画再生制御部14によって行われうる。
【0080】
図15は、同時録画・再生用に録画される番組の内容と、ユーザの指示によって録画される番組の内容を時系列に表した略線図である。ここで、同時録画・再生のための自動録画は、ハードディスクドライブ32を使用して行われるように設定されており、ユーザは、別のハードディスクドライブ33に番組を録画するよう指示したとする。
【0081】
図15Aは、ユーザが番組の録画を指示した時点のハードディスクドライブ32とハードディスクドライブ33の内容を示している。ハードディスクドライブ32には、10分間の録画が可能な自動録画領域に番組が録画されている。この録画は、図5で説明したように、領域が一杯になったら再びその領域の先頭から上書きするように制御されている。図15Aでは、ハードディスクドライブ32の自動録画領域の先頭から番組内容47が順次記録され、以前に記録された番組内容48を上書きしている。一方、ハードディスクドライブ33の録画領域には、この時点では何も書き込まれていない。ユーザが録画を指示した時点で、ハードディスクドライブ32の自動録画領域の番組内容47と番組内容48が、それぞれ「a」、「b」としてコピーされる。
【0082】
図15Bは、ユーザが録画の指示をして所定の時間が経過した後の状態を示している。ハードディスクドライブ32の自動録画領域の番組内容47の録画が進み、番組内容48を更に上書きしている。ハードディスクドライブ33の録画領域には、ユーザの録画の指示により、番組内容が録画され始めている。
【0083】
図15Cは、ユーザの指示した録画が終了した時点を表している。ユーザが録画を指示した時点でコピーされた番組内容aと番組内容bが、ハードディスクドライブ33の録画領域の直前にコピーされ、結果的に、ユーザが録画を指示するより前の内容も録画されている状態が実現される。このとき、番組内容bは、番組内容aと連続するものであるが、番組内容aより前のものであるため、図示するように、番組内容b、番組内容a、および録画領域の順で配置される。
【0084】
図15の例では、上述したように、番組内容b、番組内容a、および録画領域の順で配置され、ユーザは、実質的に、録画の指示をした10分前の番組の内容から再生をすることができるが、番組内容bの部分についてのコピーは省略することも可能である。
【0085】
図示した配置は概念的なものであって、各記録データをそれぞれ離れた別の記憶位置に配置して、アドレス制御等により図のように連続させて再生することも可能である。また、この例では、ユーザは、別のハードディスクドライブ33に録画を行うよう指示しているが、同じ1台のハードディスクドライブ32に録画するように指示した場合にも同様の処理を行うことができる。
【0086】
上記のように、番組の録画がハードディスクドライブによって行われる場合、ハードディスクドライブ32から番組内容aおよび番組内容bをコピーするタイミングは、図15Cのタイミングに限られず、図15Aの時点以降であればいつでも可能である。ただし、厳密な意味では、番組の録画データを録画領域に書き込む瞬間は除かれる。
【0087】
また、ユーザがビデオテープ記録装置に番組を録画するよう指示した場合、コピーは当該ビデオテープ記録装置による録画が終了した後でなければできない。更に、録画領域の直前の領域は、番組内容a、番組内容bを記録するための領域を事前に確保しておく必要がある。
【0088】
次に、この発明の第5の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれとも組み合わせて実現可能なものである。本実施の形態のデータ受信装置は、ユーザが視聴チャンネルを切り換えた場合に、番組を録画するバッファを切り換えることにより、以前のチャンネルの番組について、より長時間の再生を実現したものである。この制御は、例えば、DTV1の録画再生制御部14によって行われうる。
【0089】
当該処理について、図16を参照して説明する。この例では、ユーザがチャンネルを変更した場合に、現在視聴しているチャンネルと以前に視聴していたチャンネルそれぞれの内容を少なくとも所定の期間(例えば、10分間)録画するように制御される。
【0090】
図16は、バッファに録画された番組内容が格納される態様を時系列に示す略線図である。図16Aには、メインバッファ51と退避用バッファ52とが示されている。メインバッファ51は、図5に示すものと同種のバッファであり、番組内容を10分間録画する容量を備えるものとする。退避用バッファ52は、メインバッファ51と同様の容量を有し、ユーザがチャンネルを変更した場合に使用されるバッファである。
【0091】
図16Bは、ユーザが最初Aチャンネルを視聴していて、途中からBチャンネルに変更した場合のバッファの状況を示す。ユーザは、最初にAチャンネルを視聴しているので、この発明のDTV1は、同時録画・再生のために、Aチャンネルの番組内容53をメインバッファ51に録画する。その後、ユーザは、5分後に、視聴チャンネルをBチャンネルに変更する。そうすると、DTV1は、Bチャンネルの番組内容54を今度は退避用バッファ52に録画する。DTV1のこの動作によって、ユーザは、Bチャンネルに変更した後でもAチャンネルの再生を行うことができる。
【0092】
Bチャンネルの視聴を続けると、10分間で退避用バッファ52はBチャンネルの番組内容54で一杯になる。この状況が、図16Cに表されている。この図からも分かるように、ユーザは、チャンネルを変更しても、前のチャンネルの番組内容を最大10分間再生することができ、現在視聴しているチャンネルと合わせると合計で20分間、過去の視聴番組を再生することができる。
【0093】
その後、Bチャンネルの番組内容54は、図16Dに示されるように、メインバッファ51に書き込まれ、以前に録画されていたAチャンネルの番組内容53を上書きしていく。このとき、図では、退避用バッファ52に録画されている番組内容54が消去されているが、必要に応じて残すようにしても良い。
【0094】
ユーザが更にBチャンネルの視聴を続けると、Bチャンネルの番組内容54は一度、メインバッファ51を一杯にし、再びメインバッファ51の先頭から上書きを始める。図16Eには、このときの状況が表されている。番組内容54Bが、上書きされているデータを示し、番組内容54Aが、新たに先頭から録画されるデータを示している。
【0095】
本実施の形態のデータ受信装置では、上記のような2つのバッファを自動的に確保し、使用するように設定することができる。例えば、HD(High Definition)画質の番組を20時間録画できる記録装置(ハードディスクドライブ)があって、同時録画・再生用に、ハードディスクの半分を使用できると仮定すると、メインバッファ51として5時間の録画が可能な容量を確保し、退避用バッファ52として同様に5時間の録画が可能な容量を確保することができる。
【0096】
次に、この発明の第6の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれとも組み合わせて実現可能なものである。本実施の形態のデータ受信装置は、同時録画・再生のための自動録画が行われている状況において、ユーザの指示等で別途録画が開始された場合に、自動的に記録装置を切り換えるよう制御するものである。
【0097】
例えば、図3に示すような接続状態において、DTV31は、ハードディスクドライブ32に同時録画・再生のための録画を自動的に行っているものとする。ここで、ユーザが、視聴している番組を別の使用可能な記録装置、ハードディスクドライブ33に録画するようにDTV31に指示したとすると、DTV31は、その指示に基づいて、番組内容のデータ(例えば、TSデータ)をハードディスクドライブ33に送信し、ハードディスクドライブ33でそれを記録する。この際、同時録画・再生のための録画もハードディスクドライブ33を使用するように切り換えられる。勿論、ユーザの指示による番組の録画は、ハードディスクドライブ33のハードディスク23内の所定の録画領域を使って行われ、同時録画・再生のための録画は、ハードディスクドライブ33の所定のバッファ24を使って行われる。
【0098】
ユーザの指示による番組の録画が終了すると、同時録画・再生のための録画は、再びハードディスクドライブ32のバッファ24を使って行われるように切り換えられる。
【0099】
次に、この発明の第7の実施の形態のデータ受信装置について説明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれとも組み合わせて実現可能なものである。本実施の形態のデータ受信装置は、同時録画・再生のための自動録画が行われている状況において、当該自動録画が行われている記録装置の記録容量が所定の値を下回った場合に、自動録画を行う記録装置を自動的に切り換えるよう制御するものである。
【0100】
例えば、図3に示すような接続状態において、DTV31は、ハードディスクドライブ32に同時録画・再生のための録画を自動的に行っているものとする。ここで、何らかの理由、例えば、ハードディスクドライブ32が同時に通常の録画に使用されている等の理由で、ハードディスクドライブ32の空き記憶域が一定の領域(例えば、10分間の番組内容を録画できる領域)以下になった場合、上記同時録画・再生のための録画が、他の使用可能な記録装置であるハードディスクドライブ33を使用して行うように自動的に切り換えられる。
【0101】
ハードディスクドライブ32では、このような他の処理によって記憶領域が圧迫されないように、所定の容量の領域を、他に使用されないように予め確保しておくこともできる。
【0102】
【発明の効果】
この発明によれば、データ受信装置からの制御によって、同時録画・再生のための書き込みおよび読み出しを、所定の記録装置に対して行うことができ、そのような記録装置は、ネットワークに接続され、かつ同時録画・再生可能な記録装置の中から選択される。また、同時録画・再生のために受信した放送を上記記録装置に書き込み、当該記録装置から読み取ることができるため、既存の記録装置を有効に活用できる。また更に、複数の記録装置を利用する場合には、多様な書き込み、読み取り形態を実現できると共に可用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る記録装置の接続例を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係るデータ受信装置と記録装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る記録装置の別の接続例を示すブロック図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態に係るデータ受信装置の同時録画・再生を行う処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第1の実施の形態において、記録装置のバッファにデータを格納する態様を説明するための略線図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態において、最初に設定情報の登録を行う処理を示すフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施の形態において、設定情報の表示例を示す略線図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態において、設定情報の別の表示例を示す略線図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態に係る記録装置の接続例を示すブロック図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態において、設定情報の別の表示例を示す略線図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態において、既存の設定情報の編集を行う処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明の第2の実施の形態において、設定情報の別の表示例を示す略線図である。
【図13】この発明の第2の実施の形態において、設定情報の内容を元に同時録画・再生を行う処理を示すフローチャートである。
【図14】この発明の第3の実施の形態において、複数の記録装置のバッファを切り換えて動画像データを記録する方法を説明するための略線図である。
【図15】この発明の第4の実施の形態において、同時録画された動画像データを連結する方法を説明するための略線図である。
【図16】この発明の第5の実施の形態において、チャンネルの切り換えに対応して動画像データを記録する方法を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1,31,41・・・DTV、2,32,33,42,43・・・ハードディスクドライブ、3,34,44・・・ビデオテープ記録装置、14・・・録画再生制御部、19,21・・・インタフェース、20・・・メモリ、24・・・バッファ

Claims (18)

  1. ユーザが視聴する番組の動画像データを受信するとともに、前記動画像データを少なくとも1つの記録手段に記録し、前記受信した動画像データと前記記録された動画像データのどちらかを、再生のために、出力手段に向けて送信する録画再生制御手段と、
    前記受信した動画像データと前記記録された動画像データのどちらを再生のために送信するかを、ユーザが前記録画再生制御手段に指示するための入力手段とを有し、
    前記録画再生制御手段は、前記ユーザが前記記録された動画像データを再生するよう指示した場合に、前記記録手段から対応する動画像データを受信するよう制御し、
    前記記録手段と前記録画再生制御手段は、ネットワークを介して隔置されることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記記録手段として少なくとも1つの装置を、前記ネットワークに接続され、かつ同時録画・再生が可能な装置の中から自動的に選択することを特徴とするデータ受信装置。
  3. 請求項2に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記装置が同時録画・再生可能かどうかを、前記ネットワークを介して前記装置に送信された所定のコマンドに対する前記装置の応答内容によって判定することを特徴とするデータ受信装置。
  4. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記記録手段として少なくとも1つの装置を、ユーザが設定した設定情報に指定された装置の中から自動的に選択することを特徴とするデータ受信装置。
  5. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記記録手段への前記動画像データの記録は、確保された記憶域内に、所定データサイズの直近の動画像データ、あるいは所定の放送時間に対応する直近の動画像データを記録するように行われることを特徴とするデータ受信装置。
  6. 請求項4に記載されたデータ受信装置において、
    前記設定情報が、前記動画像データの記録先となる装置ごとに、記録可能な時間、および録画対象となるチャンネルのうち少なくとも1つの情報を含み、更に、前記設定情報がユーザにより編集可能であることを特徴とするデータ受信装置。
  7. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記動画像データを複数の記録手段に記録する場合に、異なる記録手段に順次、動画像データを記録するように制御することを特徴とするデータ受信装置。
  8. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記動画像データの前記記録手段への記録が行われている間にユーザが視聴番組の録画を指示した場合、前記ユーザの指示によって記録された録画データの前に、前記ユーザが指示をした際に前記記録手段に記録されている動画像データを連結するよう制御することを特徴とするデータ受信装置。
  9. 請求項1に記載されたデータ受信装置において、
    前記録画再生制御手段は、前記動画像データの前記記録手段への記録が行われている間にユーザがチャンネルを変更した場合、変更後のチャンネルの動画像データを一時的に、前記変更前のチャンネルの動画像データが記録されている領域とは別の領域に記録するよう制御することを特徴とするデータ受信装置。
  10. 録画再生制御手段において、ユーザが視聴する番組の動画像データを受信するとともに、前記動画像データを少なくとも1つの記録手段に記録し、前記受信した動画像データと前記記録された動画像データのどちらかを、再生のために、出力手段に向けて送信する録画再生制御ステップと、
    前記受信した動画像データと前記記録された動画像データのどちらを再生のために送信するかを、ユーザが前記録画再生制御ステップに指示するための入力ステップとを有し、
    前記録画再生制御ステップは、前記ユーザが前記記録された動画像データを再生するよう指示した場合に、前記記録手段から対応する動画像データを受信するよう制御し、
    前記記録手段と前記録画再生制御手段は、ネットワークを介して隔置されることを特徴とするデータ処理方法。
  11. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記記録手段として少なくとも1つの装置を、前記ネットワークに接続され、かつ同時録画・再生が可能な装置の中から自動的に選択することを特徴とするデータ処理方法。
  12. 請求項11に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記装置が同時録画・再生可能かどうかを、前記ネットワークを介して前記装置に送信された所定のコマンドに対する前記装置の応答内容によって判定することを特徴とするデータ処理方法。
  13. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記記録手段として少なくとも1つの装置を、ユーザが設定した設定情報に指定された装置の中から自動的に選択することを特徴とするデータ処理方法。
  14. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記記録手段への前記動画像データの記録は、確保された記憶域内に、所定データサイズの直近の動画像データ、あるいは所定の放送時間に対応する直近の動画像データを記録するように行われることを特徴とするデータ処理方法。
  15. 請求項13に記載されたデータ処理方法において、
    前記設定情報が、前記動画像データの記録先となる装置ごとに、記録可能な時間、および録画対象となるチャンネルのうち少なくとも1つの情報を含み、更に、前記設定情報がユーザにより編集可能であることを特徴とするデータ処理方法。
  16. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記動画像データを複数の記録手段に記録する場合に、異なる記録手段に順次、動画像データを記録するように制御することを特徴とするデータ処理方法。
  17. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記動画像データの前記記録手段への記録が行われている間にユーザが視聴番組の録画を指示した場合、前記ユーザの指示によって記録された録画データの前に、前記ユーザが指示をした際に前記記録手段に記録されている動画像データを連結するよう制御することを特徴とするデータ処理方法。
  18. 請求項10に記載されたデータ処理方法において、
    前記録画再生制御ステップは、前記動画像データの前記記録手段への記録が行われている間にユーザがチャンネルを変更した場合、変更後のチャンネルの動画像データを一時的に、前記変更前のチャンネルの動画像データが記録されている領域とは別の領域に記録するよう制御することを特徴とするデータ処理方法。
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