JP2005018927A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ピックアップ装置の対物レンズを保護する緩衝材を提供する。
【解決手段】外観C字形の緩衝材38を対物レンズ保持部14外縁部に装着して対物レンズ12を保護する。緩衝材38の内面形状42は、対物レンズ保持部14の対物レンズ12を装着する環状保持枠44の外周面45から突設された張出座40の外縁に沿った外形線に適合させて成形され、対物レンズ12直近の環状保持枠44の外側で張出座40に嵌装して位置付けられる。緩衝材38には、広い緩衝面46と、確実な接着面42が確保でき、ディスク回転方向に対して先行する対物レンズ12の後方で対物レンズ12の対物面より僅かに突出させてあるので、対物面がディスクと衝接することはなく、緩衝材38とディスクとの衝接によって生じる削り粉が対物レンズ12に付着して傷付ける心配はない。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)などのディスク上に記録されたデータを読み取るまたは書き込む光ピックアップ装置に係わり、より具体的には対物レンズ保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、特許2593998号に開示されたピックアップ装置においては、対物レンズ保護装置として、ディスクと対向するレンズ保持筒の端面である突起部には対物レンズを保護する緩衝材が設けられる。即ち、対物レンズを収納するレンズ枠を挟んで相対する外周の対称位置で、ディスクの回転方向と並行する方向に沿って二つの緩衝材を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例のピックアップ装置においてはトラック進行方向と並行する方向に対物レンズを挟む両側の位置に緩衝材が設けられているので、トラッキング方向の駆動時の場合には、対物レンズと緩衝材は同一半径の円弧軌跡上を揺動するから、ディスクとの接触により生じる削り粉が対物レンズに付着するおそれは避けられない。ディスクの削り粉が対物レンズにかからない位置として保証できる安全な距離の確保を考えると、レンズ保持部を一定の大きさ以下に小形化または薄型化することは困難である。
【0004】
さらに、トラック進行方向と並行して併置された緩衝材は、接触時に、高速で回転するディスクと対物レンズ自体のトラッキング動作により、直交する両方向から衝撃的応力作用を反復してほとんど同位相で直接対物レンズに影響を与えることになる。すなわち、対物レンズの両側でトラック進行方向と並行に緩衝材を設置する手段に関する限り、対物レンズ近傍において緩衝材のレンズ保持部との確実な固着を保証する場所と、緩衝材に対する十分な緩衝面積を確保することは困難であるから、レンズ保持部の小形化と両立させることはできない。
【0005】
このため、レンズ保持部を小型化または薄型化した場合には、上記従来例のように、対物レンズの両側でトラック進行方向と並行させた緩衝材の配置は、接着強度が得られないばかりか、緩衝面積が得られないので、対物レンズ近傍には設けられない等の問題が生じる。
【0006】
そこで本発明の目的は、上記問題を克服して、時代の要求するピックアップ装置の小形化または薄型化しても、対物レンズ近傍に大きな緩衝面をもつ緩衝材が配設でき、しかもその緩衝材が強固に固着できる対物レンズ保護装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、ディスク上のデータトラックにレーザビームを収束させてデータを読み取るまたは書き込む対物レンズを固定する対物レンズ保持部に緩衝材を付設し、前記緩衝材は、前記ディスク回転方向に対して前記対物レンズより後方の近傍に固定して設けられると共に、前記対物レンズよりも前記ディスク側に突出させて設けた。
【0008】
そして、前記緩衝材は、前記レンズ保持部の前記対物レンズの近傍の外面に接着剤によって固定され、平面形状が前記対物レンズ保持部を囲む略C字形で、前記対物レンズよりも前記ディスクに向けて突出する略平面を有する。また、前記緩衝材は、両端に形成された接着面と前記対物レンズ保持部の側面との間で接着固定した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係わる装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係わる光ピックアップ装置における対物レンズ駆動装置10の外観を示す概略の斜視図で、対物レンズ12を装着した対物レンズ保持部14は、一端側をフレーム16に固定した四本のピアノ線18の自由端側に支持される。
【0010】
ピアノ線18はレンズ保持部14の両側で、それぞれ上下垂直方向に対をなす二本のピアノ線18が平行に配置されて、自由端に固定された対物レンズ保持部14の上下方向に並進運動を行う片持梁の平行リンク機構を構成し、フォーカシング方向(矢印Fo)に対物レンズ12を傾斜させずに平行に変位させることを可能にする。
【0011】
一方、両側で垂直方向に配置された一対のピアノ線18は同じ高さで互いに平行に配置され、自由端に固定された対物レンズ保持部14を左右方向に並進運動させる片持梁の平行リンク機構を構成し、ディスク面に対して平行なトラッキング方向(矢印Tr)に対物レンズ12を傾斜させずに平行に変位させることを可能にする。すなわち、対物レンズ保持部14はほぼ重心位置がピアノ線18の自由端に宙吊りされて、無接触で上下左右に並進移動できる。
【0012】
ピアノ線18の弾性による平行リンクの片持梁支持機構には摺接部分がなく、摩擦によるエネルギー損失要素は存在せず、フォーカシング方向およびトラッキング方向感度に悪影響をおよぼすことはない。また対物レンズ保持部14は、ピアノ線18による平行リンク片持梁支持機構で弾性的に支持されているため、対物レンズ保持部14の平行変位Trおよび垂直変位Foに対して復元力が働く。すなわち、ピアノ線18の弾性により対物レンズ保持部14の中立点保持機構を構成する。光ディスクに対して記録/再生を行う場合、光ディスクの変形に伴う上下運動によるフォーカスずれや、偏心などによるトラッキングずれに対する補正を行うために駆動機構20により、この平行変位Trおよび垂直変位Foが制御され、対物レンズ保持部14と一体の対物レンズ12の変位が傾斜を伴わない並進運動のみで行われる。
【0013】
フレーム16には、対物レンズ保持部14のフォーカシング方向Foの変位を制御する第一ヨーク26と、対物レンズ保持部14のトラッキング方向Trの変位を制御する第二ヨーク30が互いに直交する位置に固設される。第一ヨーク26は磁性体の板材で、ディスク面に対して平行な面と垂直な面を備える閉じた四角形の環状体で、対向する各面は平行な平面で形成され、垂直に対向する内面にマグネット28が接着されて平行に対面し磁場を形成する。第二ヨーク30はディスク面側に開口するU字形で、ディスク面に対して垂直で平行に対向する内面にマグネット32が接着されて互いに平行に対面し磁場を形成する。
【0014】
一方、ピアノ線18による平行リンク片持梁支持機構の自由端に宙吊りされた対物レンズ保持部14は、軽量な非磁性体で形成したほぼU字形の成形品で、第一ヨーク26の垂直面の外周を囲み開端部の外側がピアノ線18の自由端に係止される。さらに、U字形の開端側で第一ヨーク26から外側に延在する両脚部には、対物レンズ12の環状保持枠44が跨設されて、この環状保持枠44に嵌着された対物レンズ12は対物レンズ保持部14と一体で変位制御に従う。
【0015】
対物レンズ保持部14の内側で、U字形の奥に位置する第一ヨーク26の垂直面に接着されたマグネット28を、この垂直面のヨーク26ごと内包する外周を方形に巻回するフォーカス補正コイル22が対物レンズ保持部14の内側に接着される。フォーカス補正コイル22の内面と第一ヨーク26の垂直面を含むマグネット28の外周面との間は、対物レンズ保持部14にトラッキング方向Trの変位が無接触で十分に許容できる間隔に保持される。
【0016】
第一ヨーク26で対物レンズ12側の垂直面に接着したマグネット28と相対するフォーカス補正コイル22の外周面に重ねて、方形に巻かれた空芯のトラッキング補正コイル24が接着され、相対するマグネット28の外面と接触しない距離を保って固定される。図ではトラッキング補正コイル24が一個しか示されていないが、フォーカス補正コイル22の同一面でトラッキング方向Trに並列させて二個接着され、それぞれ第二ヨーク30のマグネット32と対応する。
【0017】
駆動機構20は記録/再生時のフォーカスずれやトラッキングずれに対して、図示しない検出手段がずれを補正するサーボ制御信号が対物レンズ保持部14に固設したフォーカス補正コイル22およびトラッキング補正コイル24に選択的に印加され、対物レンズ保持部14を駆動して、対物レンズ12の位置を補正する。フォーカス補正コイル22はフレーム16に立設した内ヨーク26に接着したフォーカス駆動マグネット28との電磁作用により駆動され、トラッキング補正コイル24はフレーム16に立設した外ヨーク30に接着したトラッキング駆動マグネット32との電磁作用により駆動される。
【0018】
対物レンズ駆動装置10は、フレーム16に突設した二箇所のタブ34に穿設したネジ孔36によりネジ結合で光学装置移動台(図示省略)に固定され、ディスクのラジアル方向に沿って移動される。光学装置移動台には、対物レンズ駆動装置10と共に図示しないレーザ照射装置、プリズム、光集積素子等の光学部品が搭載される。光学装置移動台に搭載されて移動する対物レンズ12の上面と相対するディスク下面との間隔は1mm以下に設定されるから、機械的要因によって生じるディスク下面の傾斜や間隔の微細な変動等の乱れによって対物レンズ保持部14とディスク下面との不測の接触は不可避である。
【0019】
上記のことから、少なくとも対物レンズ12に衝接する可能性のある部分に、対物レンズ保持部14の外周を囲む略C字形に形成された緩衝材38が存在すればよいことになる。このようなとき、ディスクが高速回転駆動されている関係で、対物レンズ12に傷が付いたりディスクの素材が削り取られて対物レンズ12に付着したりしてしまう。上記のことから、緩衝材38は、少なくとも対物レンズ12に衝接する可能性のある部分が対物レンズ保持部14の外周を囲む略C字形に形成されていればよいことになる。
【0020】
そこで、ディスクへの対物レンズ保持部14の衝接時における対物レンズ12の傷付きおよび対物レンズ12への削れ粉の付着を防止するために、ディスクの回転方向に対して後方となる対物レンズ12後縁の直近に緩衝材38を接着材で固定し、緩衝材38のディスク下面と対向する緩衝面46を対物レンズ12の対物面よりディスクに近接させて設置する。すなわち、緩衝材38の平坦な平面に形成された緩衝面46が、対物レンズ12よりディスク側に約0.5mm突出してディスク下面と相対する。
【0021】
図2は、本発明に係わる対物レンズ駆動装置における緩衝材38の一実施例の外観を示す概略の斜視図である。そこで、対物レンズ12の対物面に係わる削り粉の付着や損傷を防止するために、図2に斜視図で示した外観がC字形の緩衝材38を対物レンズ保持部14に接着材で固定して対物レンズ12を保護する。緩衝材38を接着材で固定するため、対物レンズ12対物を挟んで駆動機構20と反対側の(すなわちディスクの回転方向に対して対物レンズ12より後方に当たる)対物レンズ保持部14の対物レンズ環状保持枠44の外周面45からほぼ角形の張出座40を延在させる。
【0022】
一般にディスクの材料はポリカーボネートであるので緩衝材38としては、ポリカーボネートより軟質のナイロン成型品を使用する。緩衝材38の内面形状42は、対物レンズ保持部14で対物レンズ12を装着する環状保持枠44の外周面45から突設された張出座40の外縁に沿った外形線に適合させてこれを補完する形状に形成される。
【0023】
なお、緩衝材38の内面形状42は図2に示すように、上下方向の断面形状が略コ字形に形成されている。従って、この略コ字形の凹部を環状保持枠44の張出座40に嵌装することによって、緩衝材38を上下方向からも挟むように嵌装する構成とすることもできる。そして上記略コ字形の凹部は左右の一部に形成してもよく、必ずしも図2に示すように全体に形成する必要はない。この場合、下方の左右の一部を略コ字形に形成することが望ましい。
【0024】
従って緩衝材38は、対物レンズ12直近の環状保持枠44の外側で張出座40に嵌装して位置付けられる。この位置は、ディスク回転方向に対して対物レンズ12が先行する後方にある。このため、ディスクと緩衝材38の衝接によって削り粉が出ても対物レンズ12の方がディスクの回転に対しては先行しているので、削り粉はディスクの高速回転で後方に飛ばされ、対物レンズ12に付着する心配はない。また緩衝材38は駆動機構20の反対側に位置させたことにより、作動の障害にならない十分な設置空間を確保することができる。そしてこのC字形の形状により、対物レンズ12の後縁の直近を取巻いて緩衝面46の面積をほぼ対物レンズ12の幅一杯に広く取ることができるので、接触圧を低減し緩衝効果を向上すると共に削り粉の量を減少させることができる。
【0025】
さらに、図3に示されるように、外観C字形の両端面48は対物レンズ12のラジアル方向に切り落とした開角120°の平面で、環状保持枠44外周面45の接面に垂直な面となり、接着剤50により環状保持枠44の外周面45との間で最も高い接着強度を得ることができる。このため、対物レンズ保持部14の環状保持枠外周面45と緩衝材両端面48とに接着剤を介装固化することによって、緩衝材38を確実に対物レンズ保持部14に最高の接着強度で固定することができる。緩衝材38の装着側と反対の平面側52で両端に形成された凹部54は成形型に設けられる樹脂注入ゲートのための逃げである。
【0026】
次に、本発明に係わる対物レンズ駆動装置10における緩衝材38の作用について説明する。上記構成によれば、ディスク自体の変形などで、対物レンズ駆動装置10がディスク面に衝接しても、緩衝材38の上面が対物レンズ12の対物面よりディスク側に約0.5mm程度突出させた平坦な平面であるので、対物レンズ保持部14とディスク面との衝接があっても緩衝材38が先にディスク面に衝接して、対物レンズ12が直接ディスクに衝接することはなく、対物レンズ12はディスク面との衝接から完全に保護される。
【0027】
また対物レンズ駆動装置10の小型化のために、緩衝材38は、対物レンズ12の直近に配置されているが、ディスク回転方向に対して対物レンズ12より後方に位置して対物レンズ12を追随することになり、またトラッキング方向(矢印Tr)による緩衝材38の移動範囲が対物レンズ12の駆動領域と重なることはないので、緩衝材38が衝接によって回転方向またはトラッキング方向(矢印Tr)に変形し、緩衝材38の表面が削られてその削り粉が飛散しても、飛散方向はディスクの回転方向となるから、この削り粉が先行する対物レンズ12の対物面に付着して傷つけたりまた表面を汚損したりして対物レンズ12の光学機能を阻害する心配はなく確実に対物レンズ12の保護機能が達成できる。
【0028】
さらに、略C字形の緩衝材38は、対物レンズ12後縁に沿って外周を弧状に囲む広い接触面により接触圧を低減するので十分な緩衝作用が得られる。また、緩衝材38の設置位置が、対物レンズ12の設置位置と競合することはないから、対物レンズ保持部14の対物レンズ環状保持枠44には対物レンズ12に対しても十分な接着面積が確保できるので、対物レンズの接着強度を向上させることができる。
【0029】
しかも、対物レンズ保持部14の外周面45とこの外周面45から突出させた張出座40が、緩衝材38に対する広い接着面を構成し、緩衝材38内面がこれを補完する形状で嵌合するので、接着強度が向上する。その上、端面48で外周面45に介装した接着剤の固化で緩衝材38のラジアル方向の変位が阻止され、固定を一層確実なものにする。
【0030】
以上、実施例について説明したが、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、その形状や構成について、本発明の構成要件から逸脱しない範囲で、細部に関する多様な変更や部品構成等に改変をなし得ることが予期される。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、小型化または薄型化しても請求項1の記載によれば、対物レンズを固定する対物レンズ保持部に緩衝材を付設し、前記緩衝材は、前記ディスク回転方向に対して前記対物レンズより後方の近傍に固定して設けられると共に、前記対物レンズよりも前記ディスク側に突出させて設けたので、ディスクが緩衝材に衝接したときに対物レンズがディスクに衝接することはなく、対物レンズが傷付くことはない。また削り粉が出ても対物レンズに付着することはない。
【0032】
また、本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、小型化または薄型化しても請求項2の記載によれば、前記緩衝材は、前記レンズ保持部の前記対物レンズの近傍の外面に接着剤によって固定したので、対物レンズに対しても十分な接着面積が確保でき、対物レンズの接着強度の向上によって、信頼性が強化される。
【0033】
その上、本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、小型化または薄型化しても請求項3の記載によれば、前記緩衝材は、平面形状が前記対物レンズ保持部の外周を囲む略C字形に形成され、前記対物レンズよりも前記ディスクに向けて突出する略平面を有するので、対物レンズの保護は確実に行われ、対物レンズの傾きに係わる影響が小さく、ディスクが緩衝材に衝突したときに出る削り粉の量を極力少なくできる。
【0034】
しかも、本発明に係わる対物レンズ駆動装置は、小型化または薄型化しても請求項4の記載によれば、前記緩衝材は、両端に形成された接着面と前記対物レンズ保持部の側面との間で接着固定したので、対物レンズ保持部を含めた小形化または薄型化に支障なく、緩衝材の接着が強化されて信頼性が向上する。その上、このような緩衝材は、小型化のためにダンパー保護材を兼ねることも可能であって、ディスクとの衝突時におけるピアノ線支持による片持梁平行リンク機構への影響を小さくでき高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる対物レンズ駆動装置の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係わる対物レンズ駆動装置における緩衝材の一実施例の外観を示す概略の斜視図である。
【図3】図2に示した緩衝材の平面図である。
【符号の説明】
10 対物レンズ駆動装置
12 対物レンズ
14 対物レンズ保持部
16 フレーム
18 ピアノ線
20 駆動機構
22 フォーカス補正コイル
24 トラッキング補正コイル
26 内ヨーク
28 フォーカス駆動マグネット
30 外ヨーク
32 トラッキング駆動マグネット
38 緩衝材
40 張出座
44 環状保持枠
46 緩衝面
48 両端面

Claims (5)

  1. ディスク上のデータトラックにレーザビームを収束させてデータを読み取るまたは書き込む対物レンズを固定する対物レンズ保持部に緩衝材を付設し、前記緩衝材は、前記ディスク回転方向に対して前記対物レンズより後方の近傍に固定して設けられると共に、前記対物レンズよりも前記ディスク側に突出させて設けたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 前記緩衝材は、前記レンズ保持部の前記対物レンズの近傍の外面に接着剤によって固定したことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 前記緩衝材は、平面形状が前記対物レンズ保持部の外周を囲む略C字形に形成され、前記対物レンズよりも前記ディスク側に突出する略平面を有することを特徴とする請求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 前記緩衝材は、両端に形成された接着面と前記対物レンズ保持部の側面との間で接着固定したことを特徴とする請求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 前記緩衝材は、その内面形状が上下方向の断面形状が略コ字形の凹部に形成され、この凹部を対物レンズ保持部に嵌装して上下方向から挟むように嵌装したことを特徴とする請求項3に記載の対物レンズ駆動装置。
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