JPS63253544A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は光デイスク装置等において、情報記憶媒体に光
を集光させて光学的に情報を読み取る装置に設けられる
対物レンズの駆動装置に関する。

（従来の技術） 一般に、この種の光デイスク装置において、正確に情報
記憶媒体から情報を読み取るためには。

記憶媒体の“そり”や振れに対して、情報記憶媒体に光
を集光させる対物レンズと情報が書込まれている情報記
憶媒体の記録膜との距離を制御するフォーカス制御と、
情報トラックの偏心に対して対物レンズを追従制御する
トラッキング制御を行なう必要がある。そのため、対物
レンズはフォーカス方向及びトラッキング方向へ移動可
能に保持する必要がある。

そこで、従来の対物レンズ駆動装置は対物レンズを保持
する保持体にフォーカス方向の駆動コイルが巻装され、
かう上記保持体の両側面にはそれぞれ２対のトラッキン
グ方向の駆動コイルが接着されるとともに一体形式で接
続するようになっている。

そして、上記フォーカス方向及びトラッキング方向の駆
動コイルの励磁手段として基台上には磁性体（たとえば
、Ｆｅ）により成る３個のヨークを平行して一体的に立
設し、外側部のヨークの内壁面にはそれぞれ１対のマグ
ネットが対向して取着される一方、中央部のヨークの外
周には４本のワイヤにより支持された上記対物レンズの
保持体が嵌挿され、この保持体にフォーカス方向の駆動
コイル及びトラッキング方向の駆動コイルを巻装して磁
気回路が構成されている。そして、上記フォーカス方向
の駆動コイル及びトラッキング方向の駆動コイルに電流
を流すことにより、可動部は磁気回路の磁界を受けてフ
ォーカス方向及びトラッキング方向へ駆動し、対物レン
ズの移動位置を制御するようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、従来は対物レンズ駆動装置の対物レンズを光
学ヘッドの光軸に合致させるため、上記対物レンズ駆動
装置を搭載して移動する光学ヘッド本体が不注意により
磁気回路内の駆動用モータによって暴走し大きく移動し
た場合、近接して設けられた外部機器と衝突し、その衝
撃力を受けて装置内の可動部が破壊されるという問題を
有していた。

本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、Ｎ単な構成でありながら、外部機器からの［ｒ！
１カをうけた場合でも対物レンズ駆動装置内の可動部を
保護することができる対物レンズ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決するために、記録トラックを
有する情報記憶媒体上に光を集光させる対物レンズと、
この対物レンズをフォーカス方向に駆動させるフォーカ
ス駆動コイルおよび前記記録トラック方向に対してほぼ
直角方向に駆動させるトラック方向駆動コイルと、上記
各駆動コイルに対向して配置され磁気回路を形成するマ
グネットと、上記対物レンズとフォーカス駆動コイルと
トラック方向駆動コイルとからなる可動部と、上記可動
部に対し外部からのｖＲ撃力を緩和するための保護手段
とを設けて構成されるものである。

（作　用） すなわち９本発明は上記構成とすることにより。

トラック方向駆動コイルの駆動時において、対物レンズ
駆動装置自体が大きく移動して位置決めされた場合でも
上記駆動装置に近接される外部機器からの衝撃力が緩衝
部材からなる保護手段に吸収されるので、可動部を衝撃
力から保護することができる。

（実施例） 以下、本発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。

まず、第４図は対物レンズ駆動装置（刈）の対物レンズ
を光学ヘッドの光軸に合致させる手段として上記対物レ
ンズ駆動袋ｆｉｌ（２０）を搭載して位置決めするため
の駆動手段を示したものである０図中、対物レンズ駆動
装置１（２０）はガイドシャフト（１３）を有する光学
ヘッド本体（１２）上に固定されていて、上記光学ヘッ
ド本体（１２）を駆動させる駆動手段としては磁気回路
（１４）内に設けられた駆動源（１５）を駆動すること
により、上記対物レンズ駆動装置（並）およびこの対物
レンズ駆動装置（並）を搭載する光学ヘッド本体（光学
系が収容される）　（１２）は　　　゛上記ガイドシャ
フト（１３）に沿って一体的に矢印Ｘ方向又はＹ方向に
移動し、光学ヘッドの光軸と対物レンズ（ト）とが合致
し位置決めされるようになっている。つぎに、光デイス
ク装置に使用される本装置の概要について説明する。い
ま、情報の書込み、または再生を行なうため、光学ヘッ
ドのレーザービームを情報記憶媒体面に結像させること
により、情報記憶媒体上に設けられたスパイラル状の溝
によって結像点を所定の位置まで案内する。

そこで、情報の書込みはレーザービームによって情報記
憶媒体に設けられた記録膜を溶かし、ビットを形成する
ことによって行なわれる。また情報の再生は記憶媒体上
にレーザービームを照射してその反射光を検知し、ビッ
トの有無を検出することによって行なわれる。

上記光ヘッドはレーザービームを発生する半導体レーザ
、対物レンズ、情報記憶媒体からの光ビームを検出する
光検出器を有して成り、上記半導体レーザの光ビームを
光ディスクに照射して情報の記録又は再生を行なうもの
である。そして、上記半導体レーザの光ビームを情報記
憶媒体の所定位置まで案内するには光検出器で焦点ぼけ
及びトラック位置ずれを検知し、サーボ回路を介して対
物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置によりフォーカ
ス方向のぼけやトラックの位置ずれがなくなるように対
物レンズを制御する必要がある。この制御を実現するた
め対物レンズは、フォーカス方向及びトラック方向に対
してほぼ直角の２方向へ駆動できるようになっている。

すなわち、対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置（
赳）は、第１図に示すように対物レンズω。

この対物レンズ■を保持する保持体■、この保持体■に
巻装されるフォーカス方向の駆動コイル■（以下、フォ
ーカスコイルという）及びトラッキング方向の駆動コイ
ルｅＤ（以下、トラックコイルという）から可動部が形
成されている。そして、上記保持体■は平行して配置し
た４本のワイヤ■により支持されるが、上記ワイヤ■の
一端は後述する基台０上に取付けられたＰＣ板（ハ）に
嵌挿される一方、ワイヤ■の他端は保持体■に嵌挿され
て可動部を支持するようになっている。ここで、上記ワ
イヤ■の一部には外周に振動減衰用シリコーンゴム（ａ
）がモールドされている。また、上記可動部及び後述す
るマグネット（６ａ）、　（６ｂ）を保護するため、カ
バー（１１）が対物レンズ駆動装Ｍ　（１０）が設けら
れている。

第１図に示すように対物レンズ駆動装置（赳）の基台■
上には、磁性体（たとえば、Ｆｅ）より成るヨーク（５
ａ）、　（５ｂ）、　（５ｃ）が一体的に立設されてお
り、上記ヨーク（５ａ）、　（５ｂ）の内壁面にはそれ
ぞれ１対のマグネット（６ａ）　＋　（６ｂ）が対向し
て取着される一方、ヨーク（５ｃ）の外周には上記フォ
ーカスコイル■及びトラックコイルＱが巻装され磁気回
路を構成している。

そこで、上記フォーカスコイル■及びトラックコイル（
４）に電流！が流れると、第２図及び第３図の矢印Ｂで
示す磁界によりフレミング左手の法則にしたがい矢印Ｆ
方向の力が点線で示す位置に発生する。

したがって、可動部はフォーカス方向に働くフォーカス
コイル■の力とトラッキング方向に働くトラックコイル
（４）の力とにより、上記４本のワイヤ■はそれぞれ矢
印Ｆ方向にわん曲して動かされる現象を呈する。

このとき、上記可動部の動きは上記シリコーンゴム（ａ
）によって抑制され、この振動系が共振したとき振動を
減衰させるようになっている。

なお、上記ＰＣ板■のパターンには第２図及び第３図に
示すフォーカスコイル■の両端から導出するリード線（
３Ｌ）とトラックコイル（４）の両端から導出するリー
ド線（４Ｌ）がそれぞれはんだ付けされており、さらに
パターンの銅箔を介してそれぞれリード線（図示しない
）がはんだ付けされ、電気的に接続されている。しかし
て、上記フォーカスコイル■あるいはトラックコイル（
４）に電流が流れると、マグネット（６ａ）、　（６ｂ
）との電磁作用により対物レンズω及び保持体■は一体
的にフォーカス方向あるいはトラック方向へ移動し得る
ようになっている。

また、対物レンズ駆動装置１（２０）は磁気回路を構成
するヨーク（５ａ）とマグネット（６ａ）およびヨーク
（５ｂ）とマグネット（６ｂ）のそれぞれ上部及び側面
に衝撃防止用緩衝部材（たとえば、ゴム、スポンジなど
）　（２１）を接着し、外部機器（たとえば、ディスク
駆動用スピンドルモータなど）に衝突した場合の衝撃力
に対して保護するように構成されている。

つぎに、上記構成にもとづく本発明の詳細な説明する。

いま、対物レンズ駆動装置（赳）を搭載している移動可
能な光学ヘッド本体（１２）が磁気回路（１４）内の駆
動源（１５）により暴走し、近接して設けられた外部機
器、例えばディスクＶ！！Ｉ用スピンドルモータに上記
対物レンズ駆動装置（封）が衝突したものとする。

このとき、上記対物レンズ駆動装置（２ｖ）は外部機器
からの衝撃力によって影響をうけるヨーク（５ａ）、　
（５ｂ）とマグネット（６ａ）、　（６ｂ）の上部およ
び側面に衝撃防止用緩衝部材（２１）が貼付され、可動
部を保護するようにしたため、たとえ対物レンズ駆動袋
ｆｉ！　（２０）が第４図に示す矢印Ｘ方向またはＹ方
向に暴走し、外部機器からカバー（１１）を介して衝撃
力を受けた場合でも、上記１ｓ衝部材（２１）により衝
撃力が吸収されて可動部の破損を防止することができる
ものである。

また、第５図は本願発明の他の実施例を示したものであ
る。図中、対物レンズ駆動装置（川）は第１図に示す対
物レンズ駆動装置（並）のヨーク（５ａ）。

（５ｂ）とマグネット（６ａ）、　（６ｂ）に＃！！！
防止用緩衝部材（２１）を貼付する代りにカバー（１１
）にＮ撃防止用緩衝部材（２１）を貼付して構成される
。すなわち。

フォーカス駆動コイル■の側面と対向するカバー（１１
）の外側面に上記衝撃防止用緩衝部材（２１）を貼付す
ることにより、対物レンズ駆動装置（川）が外部機器に
衝突した場合でも衝撃力が上記緩衝部材（２１）に吸収
され、上述同様に可動部の破損を防止することができる
。また１図示しないがカバー全体を衝撃防止用緩衝部材
（たとえば、ゴム材）を用いて−１体成形するようにし
てもよい。なお１本発明の対物レンズ駆動装置は第１図
および第５図に示す実施例に限定されるものではなく、
要は外部機器に衝突したとき可動部を保護できる構造で
あれば差支えない。

また、第６図は本発明の応用例を示したものである。第
６図に示す対物レンズ駆動装置（並）は可動部を構成す
るフォーカスコイル■の側面（３ｓ）が磁気回路を形成
するヨーク（５ａ）、　（５ｂ）およびマグネット（６
ａ）、　（６ｂ）の側面（５ｇ）　、　（６ｓ）から突
出しないような位置関係とすることにより、外部機器と
衝突しカバー（１１）を介して衝撃力を受けた場合、ヨ
ーク（５ａ）、　（５ｂ）およびマグネット（６ａ）、
　（６ｂ）によって少なくとも可動部の破損を回避する
ことが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、対物レンズ駆動装
置が大きく移動し、近接して配置されている外部機器と
衝突して衝撃力を受けた場合でも対物レンズ駆動装置は
その衝撃力を緩和して可動部の破損を未然に防止するこ
とができるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す対物レンズ駆動装置の
斜視図、第２図はフォーカス方向の駆動コイルに電流が
流れたときに発生する力とワイヤに発生する力を示す説
明図、第３図はトラック方　　。 向の駆動コイルに電流が流れたときに発生する力とワイ
ヤに発生する力を示す説明図、第４図は対物レンズ駆動
装置が移動台上に固定されて移動し。 位置決めされる斜視図、第５図は他の実施例を示す対物
レンズ駆動装置の斜視図、第６図は本発明の応用例を示
す対物レンズ駆動装置の斜視図である。 １・・・対物レンズ　　　２・・・保持体３・・・フォ
ーカスコイル （フォーカス方向駆動コイル） ４・・・トラックコイル（トラック方向駆動コイル）５
ａ、　５ｂ・・・ヨーク　　　６ａ、６ｂ・・・マグネ
ット１０、２０．３０・・・対物レンズ駆動装置１１・
・・カバー ２１・・・衝撃防止用緩衝部材（保護手段）代理人　弁
理士　　井　上　−男 珊１図 第２図 卒 第　　３　　図 １？ 第　４　図 第５図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録トラックを有する情報記憶媒体上に光を集光
   させる対物レンズと、この対物レンズをフォーカス方向
   に駆動させるフォーカス方向駆動コイルおよび前記記録
   トラック方向に対してほぼ直角方向に駆動させるトラッ
   ク方向駆動コイルと、 上記各駆動コイルに対向して配置され磁気回路を形成す
   るマグネットと、 上記対物レンズとフォーカス方向駆動コイルとトラック
   方向駆動コイルとから成る可動部と、上記可動部に対し
   外部からの衝撃力を緩和するための保護手段とを具備し
   たことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
2. （２）保護手段はマグネットの少なくとも側面に緩衝部
   材を接着したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の対物レンズ駆動装置。
3. （３）保護手段はマグネットを保護するために被覆され
   るカバーと、このカバーの外側面にフォーカス駆動コイ
   ルの側面と対向して接着される緩衝部材とから構成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物レン
   ズ駆動装置。
4. （４）保護手段はフォーカス駆動コイルの側面がマグネ
   ットの側面から没入して巻装されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の対物レンズ駆動装置。
5. （５）保護手段はマグネットおよび可動部を保護するた
   め緩衝部材にて一体形成したカバーで被覆することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の対物レンズ駆動装
   置。