JP2005016918A - シャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口22を有するハウジング21と、開口22を閉鎖するためのシャッタ23と、シャッタ23を受けるシャッタ受け部と、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材25とを具備するシャッタ装置に、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26をシール部材25とは別個に設けた。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口を有するハウジングと、その開口を閉鎖するためのシャッタと、シャッタを受けるシャッタ受け部と、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備するシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造に関し、特には、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造に関する。
【0002】
更に本発明は、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造に関する。
【0003】
更に本発明は、開口を有するハウジングと、その開口を閉鎖するためのシャッタと、シャッタの閉鎖動作時にシャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材とを具備するシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造に関し、特には、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造に関する。
【0004】
【従来の技術】
従来から、開口を有するハウジングと、その開口を閉鎖するためのシャッタと、シャッタを受けるシャッタ受け部と、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備する換気装置が知られている。この種の換気装置の例としては、例えば特開平11−190543号公報に記載されたものがある。特開平11−190543号公報に記載された換気装置では、ハウジングとしての筒状部に開口部が形成され、その開口部を閉鎖するためのシャッタ板が設けられ、筒状部の一部を構成しているシャッタ受け部とシャッタ板との隙間をシールするシール部材として、スポンジ等により形成されたクッション部材が、シャッタ受け部に担持せしめられている。つまり、特開平11−190543号公報に記載された換気装置では、不必要な風が開口部を逆流するのが、シャッタ板とクッション部材とによって抑制されている。
【0005】
ところが、特開平11−190543号に記載された換気装置では、スポンジ等により形成されたクッション部材によってシャッタ板とシャッタ受け部との隙間が良好にシールせしめられ、不必要な風の逆流が抑制されるものの、シャッタ板の閉鎖動作時に、シャッタ板がクッション部材に衝突するのに伴って非常に大きい衝突音が発生してしまう。詳細には、風によって比較的大きい力がシャッタ板にかかった場合には、シャッタ板の閉鎖動作時に、クッション部材が潰れきってクッション部材の緩衝作用が急激に失われ、それにより、非常に大きい衝突音が発生してしまう。
【0006】
クッション部材が潰れきらないように比較的硬い材料によってクッション部材を形成し、それにより、衝突音を低減することも考えられるが、比較的硬い材料によってクッション部材を形成した場合には、シャッタ板とシャッタ受け部との隙間をシールする機能が不十分になってしまい、不必要な風の逆流を抑制できなくなってしまう。
【0007】
また、クッション部材が潰れきらないようにクッション部材とシャッタ板との接触面積を大きくし、それにより、衝突音を低減することも考えられるが、クッション部材とシャッタ板との接触面積を大きくしようとすると、換気装置全体が大型化してしまう。
【0008】
また、スポンジ等により形成されたクッション部材は経年変化を起こしやすいため、換気装置が長期間にわたって使用される場合に、クッション部材が潰れきることがないようにクッション部材を設計するのは非常に困難である。
【0009】
また、従来から、開口を有するハウジングと、その開口を閉鎖するためのシャッタと、シャッタの閉鎖動作時にシャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材とを具備するシャッタ装置が知られている。この種のシャッタ装置の例としては、例えば特開平7−120028号公報に記載されたものがある。特開平7−120028号公報に記載されたシャッタ装置では、ハウジングとしてのシャッタ枠の開口部を閉鎖するためのシャッタ板が設けられ、シャッタ板の閉鎖動作時にシャッタ板が衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材として、ゴムが用いられている。
【0010】
ところが、特開平7−120028号公報に記載されたシャッタ装置では、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられているため、衝撃緩衝部材が設けられていない場合よりもシャッタ板の閉鎖動作時の衝突音を低減することができるものの、依然として、シャッタ板の閉鎖動作時に比較的大きい衝突音が発生してしまう。また、閉鎖したシャッタ板が衝撃緩衝部材としてのゴムに張り付いてしまうおそれがあり、その場合には、閉鎖したシャッタ板が開かなくなってしまうおそれがある。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−190543号公報
【特許文献2】
特開平7−120028号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
前記問題点に鑑み、本発明は、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造を提供することを目的とする。
【0014】
更に本発明は、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造を提供することを目的とする。
【0015】
更に本発明は、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができるシャッタ装置およびそれを有する空調装置、換気装置、並びに住宅構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタを受けるシャッタ受け部と、前記シャッタと前記シャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備するシャッタ装置において、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シャッタが前記シール部材に衝突する衝撃を緩衝するためのバネを前記シール部材とは別個に設けたことを特徴とするシャッタ装置が提供される。
【0017】
請求項1に記載のシャッタ装置では、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材が設けられている。そのため、不必要な風がシャッタとシャッタ受け部との隙間を介して逆流するのを抑制することができる。更に、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シール部材とは別個に設けられている。そのため、シャッタの閉鎖動作時にシール部材が潰れきってしまうのを回避することができる。つまり、バネが設けられていない場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。すなわち、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、前記バネと前記シャッタとの接触面積を前記シール部材と前記シャッタとの接触面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置が提供される。
【0019】
請求項2に記載のシャッタ装置では、バネとシャッタとの接触面積がシール部材とシャッタとの接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタとの接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがバネに衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シャッタが、まず、前記シール部材に衝突し、次いで、前記バネに衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置が提供される。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シャッタが前記シール部材および前記バネにほぼ同時に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置が提供される。
【0022】
シャッタの閉鎖動作時に、シール部材に衝突する前に、シャッタがバネに衝突してしまうと、バネによってシャッタが戻され、シャッタとシャッタ受け部との間隔が開いてしまい、その結果、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシール部材によってシールできなくなるおそれがある点に鑑み、請求項3及び4に記載のシャッタ装置では、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタが、まず、シール部材に衝突せしめられ、次いで、バネに衝突せしめられる。あるいは、シャッタがシール部材およびバネにほぼ同時に衝突せしめられる。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材に衝突する前に、シャッタがバネに衝突するのに伴って、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0023】
請求項5に記載の発明によれば、開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタを受けるシャッタ受け部と、前記シャッタと前記シャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備するシャッタ装置において、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シール部材が前記シャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネを前記シール部材とは別個に設けたことを特徴とするシャッタ装置が提供される。
【0024】
請求項5に記載のシャッタ装置では、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材が設けられている。そのため、不必要な風がシャッタとシャッタ受け部との隙間を介して逆流するのを抑制することができる。更に、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シール部材とは別個に設けられている。そのため、シャッタの閉鎖動作時にシール部材が潰れきってしまうのを回避することができる。つまり、バネが設けられていない場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。すなわち、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、前記バネと前記シャッタ受け部との接触面積を前記シール部材と前記シャッタ受け部との接触面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項5に記載のシャッタ装置が提供される。
【0026】
請求項6に記載のシャッタ装置では、バネとシャッタ受け部との接触面積がシール部材とシャッタ受け部との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0027】
請求項7に記載の発明によれば、前記シャッタの閉鎖動作時に、まず、前記シール部材が前記シャッタ受け部に衝突し、次いで、前記バネが前記シャッタ受け部に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項5又は6に記載のシャッタ装置が提供される。
【0028】
請求項8に記載の発明によれば、前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シール部材および前記バネが前記シャッタ受け部にほぼ同時に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項5又は6に記載のシャッタ装置が提供される。
【0029】
シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突してしまうと、バネによってシャッタが戻され、シャッタとシャッタ受け部との間隔が開いてしまい、その結果、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシール部材によってシールできなくなるおそれがある点に鑑み、請求項7及び8に記載のシャッタ装置では、シャッタの閉鎖動作時に、まず、シール部材がシャッタ受け部に衝突せしめられ、次いで、バネがシャッタ受け部に衝突せしめられる。あるいは、シール部材およびバネがシャッタ受け部にほぼ同時に衝突せしめられる。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタとシャッタ受け部との隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0030】
請求項9に記載の発明によれば、開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材とを具備するシャッタ装置において、前記衝撃緩衝部材としてバネを用いることを特徴とするシャッタ装置が提供される。
【0031】
請求項10に記載の発明によれば、前記衝撃緩衝部材として圧縮コイルバネを用いることを特徴とする請求項9に記載のシャッタ装置が提供される。
【0032】
シャッタの閉鎖動作時にシャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材としてゴムが用いられると、衝撃緩衝部材が設けられていない場合よりもシャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減することができるものの、依然として、シャッタの閉鎖動作時に比較的大きい衝突音が発生してしまい、また、閉鎖したシャッタが衝撃緩衝部材としてのゴムに張り付いてしまうおそれがあり、その場合には、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれがある点に鑑み、請求項9及び10に記載のシャッタ装置では、シャッタの閉鎖動作時にシャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材としてバネが用いられる。例えば、衝撃緩衝部材として圧縮コイルバネが用いられる。そのため、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0033】
請求項11に記載の発明によれば、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する空調装置が提供される。
【0034】
請求項11に記載の空調装置では、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0035】
請求項12に記載の発明によれば、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する換気装置が提供される。
【0036】
請求項12に記載の換気装置では、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0037】
請求項13に記載の発明によれば、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する住宅構造が提供される。
【0038】
請求項13に記載の住宅構造では、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0040】
図1は本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第1の実施形態の断面図である。図1において、10は例えば浴室などに設置される空調装置、12は空調装置10のケーシング、13は空調装置10が設置された室内の空気を空調装置10内に吸い込むための吸気口である。14は空調装置10内に吸い込まれた空気を室内に吹き出して循環させるための吹出口、15は空調装置10内に吸い込まれた空気を室外に排出するための排気口である。20は室外の空気が室内に逆流するのを抑制するために排気口15に設けられたシャッタ装置である。Dは空調装置10内に吸い込まれた空気を室内に吹き出して循環させるか、あるいは、室外に排出するかを切り換えるためのダンパである。F1は室内の空気を空調装置10内に吸い込み、その空気を室内に吹き出して循環させるか、あるいは、室外に排出するためのファンである。MはファンF1を駆動するためのモータである。Hは室内に吹き出して循環せしめられる空気を加熱するためのヒータである。Tは空調装置10が適用される部屋の天井、tは空調装置10を配置するために天井Tに形成された開口である。
【0041】
第1の実施形態では、室内の空気を加熱して循環させる暖房モードが、空調装置10に設けられている。暖房モードが選択されている時には、図1に示すように、ダンパDが実線で示す位置(D)に配置される。また、ファンF1により吸気口13を介して空調装置10内に吸い込まれた空気が、ダンパDによって案内され、ヒータHによって加熱され、吹出口14を介して室内に吹き出される。
【0042】
更に、第1の実施形態では、室内の空気を室外に排出する換気モードが、空調装置10に設けられている。換気モードが選択されている時には、図1に示すように、ダンパDが破線で示す位置(D’)に配置される。また、ファンF1により吸気口13を介して空調装置10内に吸い込まれた空気が、破線で示す位置(D’)に配置されたダンパDによって案内され、排気口15およびシャッタ装置20を介して室外に排出される。
【0043】
更に、第1の実施形態では、室内の空気の一部を加熱して循環させつつ、室内の空気の一部を室外に排出する乾燥モードが、空調装置10に設けられている。乾燥モードが選択されている時には、図1に示すように、ダンパDが一点鎖線で示す位置(D”)に配置される。また、ファンF1により吸気口13を介して空調装置10内に吸い込まれた空気の一部が、一点鎖線で示す位置(D”)に配置されたダンパDによって案内され、ヒータHによって加熱され、吹出口14を介して室内に吹き出される。更に、ファンF1により吸気口13を介して空調装置10内に吸い込まれた空気の残りが、一点鎖線で示す位置(D”)に配置されたダンパDによって案内され、排気口15およびシャッタ装置20を介して室外に排出される。
【0044】
更に、第1の実施形態では、室内の空気を加熱することなく循環させる涼風モードが、空調装置10に設けられている。涼風モードが選択されている時には、図1に示すように、ダンパDが実線で示す位置(D)に配置される。また、ファンF1により吸気口13を介して空調装置10内に吸い込まれた空気が、ダンパDによって案内され、ヒータHによって加熱されることなく、吹出口14を介して室内に吹き出される。なお、この涼風モードにおいて、ダンパDの位置をD’よりにして一部の空気を排気しながら、吹出口14から室内へ吹き出し、空気が循環されるようにしてもよい。
【0045】
図2は図1に示したシャッタ装置20が開放されている状態を示した断面図、図3は図2に示したシャッタ装置20の斜視図、図4は図1に示したシャッタ装置20が閉鎖されている状態を示した断面図、図5は図4に示したシャッタ装置20の斜視図である。
【0046】
図2〜図5において、21はシャッタ装置20のハウジング、21’はハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部、22は室内の空気を室外に排出するためにハウジング21に形成された開口である。23は開口22を閉鎖することにより、室外の空気が室内に逆流するのを抑制するためのシャッタ、24はシャッタ23の回転軸である。25はシャッタ23が閉鎖されている時にハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材である。第1の実施形態では、シール部材25が例えばスポンジによって形成されている。26はシャッタ23の閉鎖動作時、つまり、シャッタ23が開放された状態(図2および図3)からシャッタ23が閉鎖された状態(図4および図5)に切り換わる時に、シャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネである。第1の実施形態では、バネ26として、圧縮コイルバネが用いられている。
【0047】
上述したように、第1の実施形態では、換気モードおよび乾燥モードにおいて、通常、ファンF1によって空調装置10内に吸い込まれた空気が、シャッタ装置20を介して室外に排出される。詳細には、図2および図3に示すように、ファンF1によって室内から吸い込まれた空気により、シャッタ23が時計回りに回転せしめられ、シャッタ23が開放される。その結果、室内の空気はシャッタ装置20の開口22を介して室外に排出される。
【0048】
ところが、室内の空気を室外に排出する換気モードおよび乾燥モードにおいても、例えば室外の風が強いときには、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流しそうになる場合がある。第1の実施形態では、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流するのが、シャッタ装置20によって抑制される。詳細には、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流しようとする時には、図4および図5に示すように、室外から室内に逆流しようとする空気により、シャッタ23が反時計回りに回転せしめられ、シャッタ23が閉鎖される。その結果、室外の空気が室内に逆流するのが抑制される。
【0049】
第1の実施形態では、図2〜図5に示すように、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材25が設けられている。詳細には、シャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材25が、シャッタ受け部21’に取付けられている。そのため、図4および図5に示すように、室外の空気は、シャッタ23が閉鎖されている時に、シャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間を介して室内に逆流できなくなる。つまり、シール部材25により、室外の空気がシャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間を介して室内に逆流するのが抑制される。
【0050】
更に、第1の実施形態では、図2および図3に示すように、シャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26が設けられている。詳細には、シャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26が、シャッタ受け部21’に取付けられている。そのため、シャッタ23の閉鎖動作時、つまり、シャッタ23が開放された状態(図2および図3)からシャッタ23が閉鎖された状態(図4および図5)に切り換わる時に、バネ26により、シャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃が緩衝される。その結果、シャッタ23の閉鎖動作時にシール部材25が潰れきってしまうのを回避することができる。つまり、バネ26が設けられていない場合よりも、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がシール部材25に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0051】
詳細には、第1の実施形態では、図3に示すように、シャッタ23がバネ26に衝突した時にシャッタ23の回転軸24にこじり力が発生しないように、バネ26がシャッタ23の回転軸24の垂直二等分面上に配置されている。
【0052】
更に、本発明の検討中に、シャッタ23とバネ26との接触面積を小さくするほど、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がバネ26に衝突するのに伴って発生する衝突音が小さくなる点が、本発明者により見出された。この検討結果に鑑み、第1の実施形態では、図3に示すように、バネ26とシャッタ23との接触面積が比較的小さい値に設定されている。詳細には、バネ26とシャッタ23との接触面積が、シール部材25とシャッタ23との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネ26とシャッタ23との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がバネ26に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0053】
更に、第1の実施形態では、図2および図4に示すように、シャッタ23の閉鎖動作時に、シャッタ23が、まず、シール部材25に衝突し、次いで、バネ26に衝突するように、シール部材25およびバネ26が配置されている。そのため、シャッタ23の閉鎖動作時に、シール部材25に衝突する前に、シャッタ23がバネ26に衝突するのに伴って、シャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシール部材25によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0054】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、図1〜図5に示したシャッタ装置20の代わりに、後述するシャッタ装置120が、図1に示した空調装置10に適用されている。
【0055】
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、室内の空気を加熱して循環させる暖房モードと、室内の空気を室外に排出する換気モードと、室内の空気の一部を加熱して循環させつつ、室内の空気の一部を室外に排出する乾燥モードと、室内の空気を加熱することなく循環させる涼風モードとが、空調装置10に設けられている。
【0056】
図6は開放されている状態における第2の実施形態のシャッタ装置120の断面図、図7は図6に示したシャッタ装置120を左側から見た図、図8は図6に示したシャッタ装置120の斜視図である。
【0057】
図6〜図8において、121はシャッタ装置120のハウジング、121’はハウジング120の一部を構成するシャッタ受け部、122は室内の空気を室外に排出するためにハウジング121に形成された開口である。123は開口122を閉鎖することにより、室外の空気が室内に逆流するのを抑制するためのシャッタ、124はシャッタ123の回転軸である。125はシャッタ123が閉鎖されている時にハウジング121の一部を構成するシャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間をシールするためのシール部材である。第2の実施形態では、シール部材125が例えばスポンジによって形成されている。126はシャッタ123の閉鎖動作時、つまり、シャッタ123が開放された状態(図6〜図8)からシャッタ123が閉鎖された状態(図示せず)に切り換わる時に、シャッタ123がシール部材125に衝突する衝撃を緩衝するためのバネである。第2の実施形態では、バネ126として、圧縮コイルバネが用いられている。126’はバネ126を補助するための衝撃緩衝補助部材である。第2の実施形態では、衝撃緩衝補助部材126’が例えばスポンジによって形成されている。
【0058】
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、換気モードおよび乾燥モードにおいて、通常、ファンF1によって空調装置10内に吸い込まれた空気が、シャッタ装置120を介して室外に排出される。詳細には、図6に示すように、ファンF1によって室内から吸い込まれた空気により、シャッタ123が時計回りに回転せしめられ、シャッタ123が開放される。その結果、室内の空気はシャッタ装置120の開口122を介して室外に排出される。
【0059】
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流するのが、シャッタ装置120によって抑制される。詳細には、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流しようとする時には、室外から室内に逆流しようとする空気により、シャッタ123が、図6に示した状態から反時計回りに回転せしめられ、閉鎖される。その結果、室外の空気が室内に逆流するのが抑制される。
【0060】
第2の実施形態では、図6〜図8に示すように、ハウジング121の一部を構成するシャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間をシールするためのシール部材125が設けられている。詳細には、シャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間をシールするためのシール部材125が、シャッタ受け部121’に取付けられている。そのため、室外の空気は、シャッタ123が閉鎖されている時(図示せず)に、シャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間を介して室内に逆流できなくなる。つまり、シール部材125により、室外の空気がシャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間を介して室内に逆流するのが抑制される。
【0061】
更に、第2の実施形態では、図6〜図8に示すように、シャッタ123がシール部材125に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ126が設けられている。詳細には、シャッタ123がシール部材125に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ126が、シャッタ受け部121’に取付けられている。そのため、シャッタ123の閉鎖動作時、つまり、シャッタ123が開放された状態(図6〜図8)からシャッタ123が閉鎖された状態(図示せず)に切り換わる時に、バネ126により、シャッタ123がシール部材125に衝突する衝撃が緩衝される。その結果、シャッタ123の閉鎖動作時にシール部材125が潰れきってしまうのを回避することができる。つまり、バネ126が設けられていない場合よりも、シャッタ123の閉鎖動作時にシャッタ123がシール部材125に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0062】
詳細には、第2の実施形態では、図7に示すように、シャッタ123がバネ126に衝突した時にシャッタ123の回転軸124にこじり力が発生しないように、バネ126がシャッタ123の回転軸124の中心軸線の垂直二等分面上に配置されている。
【0063】
更に、第2の実施形態では、図7および図8に示すように、バネ126とシャッタ123との接触面積が比較的小さい値に設定されている。詳細には、バネ126とシャッタ123との接触面積が、シール部材125とシャッタ123との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネ126とシャッタ123との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタ123の閉鎖動作時にシャッタ123がバネ126に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0064】
更に、第2の実施形態では、図6に示すように、シャッタ123の閉鎖動作時に、シャッタ123がシール部材125およびバネ126にほぼ同時に衝突するように、シール部材125およびバネ126が配置されている。そのため、シャッタ123の閉鎖動作時に、シール部材125に衝突する前に、シャッタ123がバネ126に衝突するのに伴って、シャッタ受け部121’とシャッタ123との隙間をシール部材125によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0065】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第1の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第3の実施形態によれば、後述する点を除き、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0066】
第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、図1〜図5に示した第1の実施形態のシャッタ装置20と同様に、ハウジングの一部を構成するシャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部に取付けられている。
【0067】
上述した第1の実施形態のシャッタ装置20では、図1〜図5に示したように、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26が、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’に取付けられているが、第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。そのため、第1の実施形態のシャッタ装置20では、バネ26とシャッタ23との接触面積が比較的小さい値に設定されているが、第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0068】
詳細には、バネとシャッタ受け部との接触面積が、シール部材とシャッタとの接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0069】
更に、第3の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、まず、シャッタが、シャッタ受け部に取付けられたシール部材に衝突し、次いで、シャッタに取付けられたバネがシャッタ受け部に衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタがシール部材に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0070】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第3の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第4の実施形態によれば、後述する点を除き、第3の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0071】
第4の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、図1〜図5に示した第1の実施形態のシャッタ装置20および第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、ハウジングの一部を構成するシャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部に取付けられている。
【0072】
また、第4の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。そのため、第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0073】
詳細には、第3の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタ受け部との接触面積が、シール部材とシャッタとの接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0074】
更に、第4の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタが、シャッタ受け部に取付けられたシール部材に衝突するのとほぼ同時に、シャッタに取付けられたバネがシャッタ受け部に衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタがシール部材に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0075】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第1の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第5の実施形態によれば、後述する点を除き、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0076】
上述した第1の実施形態のシャッタ装置20では、図1〜図5に示したように、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材25が、シャッタ受け部に取付けられているが、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。
【0077】
また、上述した第1の実施形態のシャッタ装置20では、図1〜図5に示したように、シャッタ23の閉鎖動作時にシャッタ23がシール部材25に衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26が、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’に取付けられているが、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。そのため、第1の実施形態のシャッタ装置20では、バネ26とシャッタ23との接触面積が比較的小さい値に設定されているが、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0078】
詳細には、バネとシャッタ受け部との接触面積が、シール部材とシャッタ受け部との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0079】
更に、第5の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、まず、シャッタに取付けられたシール部材がシャッタ受け部に衝突し、次いで、シャッタに取付けられたバネがシャッタ受け部に衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0080】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第6の実施形態について説明する。第6の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第5の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第6の実施形態によれば、後述する点を除き、第5の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0081】
第6の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、ハウジングの一部を構成するシャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。
【0082】
また、第6の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。そのため、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0083】
詳細には、第5の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタ受け部との接触面積が、シール部材とシャッタ受け部との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0084】
更に、第6の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタに取付けられたシール部材がシャッタ受け部に衝突するのとほぼ同時に、シャッタに取付けられたバネがシャッタ受け部に衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0085】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第7の実施形態について説明する。第7の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第1の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第7の実施形態によれば、後述する点を除き、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0086】
上述した第1の実施形態のシャッタ装置20では、図1〜図5に示したように、ハウジング21の一部を構成するシャッタ受け部21’とシャッタ23との隙間をシールするためのシール部材25が、シャッタ受け部21’に取付けられているが、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、ハウジングの一部を構成するシャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。
【0087】
また、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタに取付けられたシール部材がシャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部に取付けられている。そのため、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、図1〜図5に示した第1の実施形態のシャッタ装置20と同様に、バネとシャッタとの接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0088】
詳細には、バネとシャッタとの接触面積が、シール部材とシャッタ受け部との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタとの接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタに衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0089】
更に、第7の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、まず、シャッタに取付けられたシール部材がシャッタ受け部に衝突し、次いで、シャッタが、シャッタ受け部に取付けられたバネに衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、シャッタがバネに衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0090】
第8の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、ハウジングの一部を構成するシャッタ受け部とシャッタとの隙間をシールするためのシール部材が、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。
【0091】
また、第8の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部に取付けられている。そのため、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタとの接触面積が比較的小さい値に設定されている。
【0092】
詳細には、第7の実施形態のシャッタ装置(図示せず)と同様に、バネとシャッタとの接触面積が、シール部材とシャッタ受け部との接触面積よりも小さくされている。そのため、バネとシャッタとの接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタに衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0093】
更に、第8の実施形態では、シャッタの閉鎖動作時に、シャッタに取付けられたシール部材がシャッタ受け部に衝突するのとほぼ同時に、シャッタが、シャッタ受け部に取付けられたバネに衝突するように、シール部材およびバネが配置されている。そのため、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、シャッタがバネに衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0094】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第9の実施形態について説明する。第9の実施形態では、図1〜図5に示したシャッタ装置20の代わりに、後述するシャッタ装置220が、図1に示した空調装置10に適用されている。
【0095】
第9の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、室内の空気を加熱して循環させる暖房モードと、室内の空気を室外に排出する換気モードと、室内の空気の一部を加熱して循環させつつ、室内の空気の一部を室外に排出する乾燥モードと、室内の空気を加熱することなく循環させる涼風モードとが、空調装置10に設けられている。
【0096】
図9は開放されている状態における第9の実施形態のシャッタ装置220の断面図、図10は図9に示したシャッタ装置220の斜視図、図11は閉鎖されている状態における第9の実施形態のシャッタ装置220の断面図、図12は図11に示したシャッタ装置220の斜視図である。
【0097】
図9〜図12において、221はシャッタ装置220のハウジング、221’はハウジング220の一部を構成するシャッタ受け部、222は室内の空気を室外に排出するためにハウジング221に形成された開口である。223は開口222を閉鎖することにより、室外の空気が室内に逆流するのを抑制するためのシャッタ、224はシャッタ23の回転軸である。226はシャッタ223の閉鎖動作時、つまり、シャッタ223が開放された状態(図9および図10)からシャッタ223が閉鎖された状態(図11および図12)に切り換わる時に、シャッタ223が衝突する衝撃を緩衝するためのバネである。第9の実施形態では、バネ226として、圧縮コイルバネが用いられている。
【0098】
第9の実施形態では、第1の実施形態と同様に、換気モードおよび乾燥モードにおいて、通常、ファンF1によって空調装置10内に吸い込まれた空気が、シャッタ装置220を介して室外に排出される。詳細には、図9および図10に示すように、ファンF1によって室内から吸い込まれた空気により、シャッタ223が時計回りに回転せしめられ、シャッタ223が開放される。その結果、室内の空気はシャッタ装置220の開口222を介して室外に排出される。
【0099】
第9の実施形態では、第1の実施形態と同様に、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流するのが、シャッタ装置220によって抑制される。詳細には、室外の空気が排気口15を介して室内に逆流しようとする時には、室外から室内に逆流しようとする空気により、シャッタ223が、図9および図10に示した状態から図11および図12に示した状態に反時計回りに回転せしめられ、閉鎖される。その結果、室外の空気が室内に逆流するのが抑制される。
【0100】
第9の実施形態では、図9〜図12に示すように、シャッタ223の閉鎖動作時にシャッタ223が衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材としてバネ226が用いられている。そのため、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられている場合よりも、シャッタ223の閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタ223が開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0101】
詳細には、第9の実施形態では、図10に示すように、シャッタ223がバネ226に衝突した時にシャッタ223の回転軸224にこじり力が発生しないように、バネ226がシャッタ223の回転軸224の垂直二等分面上に配置されている。
【0102】
更に、第9の実施形態では、図9〜図11に示すように、バネ226とシャッタ223との接触面積が比較的小さい値に設定されている。そのため、バネ226とシャッタ223との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタ223の閉鎖動作時にシャッタ223がバネ226に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0103】
以下、本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第10の実施形態について説明する。第10の実施形態の空調装置は、後述する点を除き、第9の実施形態の空調装置と同様に構成されている。従って、第10の実施形態によれば、後述する点を除き、第9の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0104】
上述した第9の実施形態のシャッタ装置220では、図9〜図12に示したように、シャッタ223の閉鎖動作時にシャッタ223が衝突する衝撃を緩衝するためのバネ226がハウジング221の一部を構成するシャッタ受け部221’に取付けられているが、第10の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、シャッタの閉鎖動作時にシャッタが衝突する衝撃を緩衝するためのバネが、シャッタ受け部ではなく、シャッタに取付けられている。そのため、第9の実施形態のシャッタ装置220では、バネ226とシャッタ223との接触面積が比較的小さい値に設定されているが、第10の実施形態のシャッタ装置(図示せず)では、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的小さい値に設定されている。そのため、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0105】
上述した第1から第10の実施形態では、シャッタ23,123,223の閉鎖動作時にシャッタ23,123,223が衝突する衝撃を緩衝するためのバネ26,126,226として圧縮コイルバネが用いられているが、第11の実施形態では、圧縮コイルバネを用いる代わりに、ねじりコイルバネを例えばシャッタ23,123,223の回転軸24,124,224に適用することも可能である。
【0106】
上述した第1から第11の実施形態では、本発明のシャッタ装置が、暖房モードと、換気モードと、乾燥モードと、涼風モードとを有する空調装置10に適用されているが、第12の実施形態では、換気モードのみを有する換気装置に対して本発明のシャッタ装置を適用することも可能である。
【0107】
上述した第1から第12の実施形態では、例えば一戸建住宅のような住宅構造に対して本発明のシャッタ装置が適用されているが、第13の実施形態では、例えばマンションの各世帯のような住宅構造に対して本発明のシャッタ装置を適用することも可能である。
【0108】
第14の実施形態では、上述した第1から第13の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0109】
上述した第1から第11、第13、および第14の実施形態では、図1に示したように、ファンF1とダンパDとを用いることにより、暖房モードと、換気モードと、乾燥モードと、涼風モードとが切り換えられているが、上述した第1から第11、第13、および第14の実施形態の変形例では、ダンパを用いる代わりに、例えば循環ファン(図示せず)および換気ファン(図示せず)のような複数のファンを用いることにより、暖房モードと、換気モードと、乾燥モードと、涼風モードとを切り換えることも可能である。
【0110】
また、上述した第1から第14の実施形態では、シャッタ受け部がハウジングの一部により構成されているが、上述した第1から第14の実施形態の変形例では、シャッタ受け部とハウジングとを別部材によって構成することも可能である。また、上述した第1から第14の実施形態では、シャッタ受け部がシャッタを間接的に受けているが、上述した第1から第14の実施形態の変形例では、シャッタを直接的に受けるようにシャッタ受け部を構成することも可能である。
【0111】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0112】
請求項2に記載の発明によれば、バネとシャッタとの接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがバネに衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0113】
請求項3及び4に記載の発明によれば、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材に衝突する前に、シャッタがバネに衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0114】
請求項5に記載の発明によれば、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0115】
請求項6に記載の発明によれば、バネとシャッタ受け部との接触面積が比較的大きい場合よりも、シャッタの閉鎖動作時にバネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。
【0116】
請求項7及び8に記載の発明によれば、シャッタの閉鎖動作時に、シール部材がシャッタ受け部に衝突する前に、バネがシャッタ受け部に衝突するのに伴って、シャッタ受け部とシャッタとの隙間をシール部材によってシールできなくなってしまうのを回避することができる。
【0117】
請求項9及び10に記載の発明によれば、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【0118】
請求項11から13に記載の発明によれば、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシャッタがシール部材に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、不必要な風の逆流を抑制しつつ、シャッタの閉鎖動作時にシール部材がシャッタ受け部に衝突するのに伴って発生する衝突音を低減することができる。あるいは、衝撃緩衝部材としてゴムが用いられる場合よりも、シャッタの閉鎖動作時の衝突音を低減し、かつ、閉鎖したシャッタが開かなくなってしまうおそれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッタ装置を適用した空調装置の第1の実施形態の断面図である。
【図2】図1に示したシャッタ装置20が開放されている状態を示した断面図である。
【図3】図2に示したシャッタ装置20の斜視図である。
【図4】図1に示したシャッタ装置20が閉鎖されている状態を示した断面図である。
【図5】図4に示したシャッタ装置20の斜視図である。
【図6】開放されている状態における第2の実施形態のシャッタ装置120の断面図である。
【図7】図6に示したシャッタ装置120を左側から見た図である。
【図8】図6に示したシャッタ装置120の斜視図である。
【図9】開放されている状態における第9の実施形態のシャッタ装置220の断面図である。
【図10】図9に示したシャッタ装置220の斜視図である。
【図11】閉鎖されている状態における第9の実施形態のシャッタ装置220の断面図である。
【図12】図11に示したシャッタ装置220の斜視図である。
【符号の説明】
20 シャッタ装置
21 ハウジング
22 開口
23 シャッタ
25 シール部材
26 バネ
Claims (13)
- 開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタを受けるシャッタ受け部と、前記シャッタと前記シャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備するシャッタ装置において、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シャッタが前記シール部材に衝突する衝撃を緩衝するためのバネを前記シール部材とは別個に設けたことを特徴とするシャッタ装置。
- 前記バネと前記シャッタとの接触面積を前記シール部材と前記シャッタとの接触面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
- 前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シャッタが、まず、前記シール部材に衝突し、次いで、前記バネに衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
- 前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シャッタが前記シール部材および前記バネにほぼ同時に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
- 開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタを受けるシャッタ受け部と、前記シャッタと前記シャッタ受け部との隙間をシールするためのシール部材とを具備するシャッタ装置において、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シール部材が前記シャッタ受け部に衝突する衝撃を緩衝するためのバネを前記シール部材とは別個に設けたことを特徴とするシャッタ装置。
- 前記バネと前記シャッタ受け部との接触面積を前記シール部材と前記シャッタ受け部との接触面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項5に記載のシャッタ装置。
- 前記シャッタの閉鎖動作時に、まず、前記シール部材が前記シャッタ受け部に衝突し、次いで、前記バネが前記シャッタ受け部に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項5又は6に記載のシャッタ装置。
- 前記シャッタの閉鎖動作時に、前記シール部材および前記バネが前記シャッタ受け部にほぼ同時に衝突するように、前記シール部材および前記バネを配置したことを特徴とする請求項5又は6に記載のシャッタ装置。
- 開口を有するハウジングと、前記開口を閉鎖するためのシャッタと、前記シャッタの閉鎖動作時に前記シャッタが衝突する衝撃を緩衝するための衝撃緩衝部材とを具備するシャッタ装置において、前記衝撃緩衝部材としてバネを用いることを特徴とするシャッタ装置。
- 前記衝撃緩衝部材として圧縮コイルバネを用いることを特徴とする請求項9に記載のシャッタ装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する空調装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する換気装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャッタ装置を有する住宅構造。
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