JP2005016779A - 乾燥装置 - Google Patents
乾燥装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005016779A JP2005016779A JP2003179188A JP2003179188A JP2005016779A JP 2005016779 A JP2005016779 A JP 2005016779A JP 2003179188 A JP2003179188 A JP 2003179188A JP 2003179188 A JP2003179188 A JP 2003179188A JP 2005016779 A JP2005016779 A JP 2005016779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- radiator
- drying
- air
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F58/00—Domestic laundry dryers
- D06F58/20—General details of domestic laundry dryers
- D06F58/206—Heat pump arrangements
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F58/00—Domestic laundry dryers
- D06F58/20—General details of domestic laundry dryers
- D06F58/24—Condensing arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/153—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification with subsequent heating, i.e. with the air, given the required humidity in the central station, passing a heating element to achieve the required temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B21/00—Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
- F26B21/06—Controlling, e.g. regulating, parameters of gas supply
- F26B21/08—Humidity
- F26B21/086—Humidity by condensing the moisture in the drying medium, which may be recycled, e.g. using a heat pump cycle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/06—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
- F25B2309/061—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/002—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
- F25B9/008—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
【課題】大型化を抑制し、さらなる高効率化を実現するヒートポンプ方式の乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】乾燥装置は、冷媒が、圧縮機1、放熱器2、絞り装置3、蒸発器4の順に循環するヒートポンプ装置を備え、放熱器2で加熱された乾燥用空気を乾燥対象16に導き、乾燥対象16から水分を奪った乾燥用空気を蒸発器4で冷却除湿した後、再び放熱器2で加熱して乾燥用空気として再利用する構成を有し、蒸発器4で乾燥用空気が除湿されて発生するドレン水を、放熱器2に滴下あるいは噴霧する構成を有することにより、放熱器2にて乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換を行わせて放熱器2の熱伝達を促進し、放熱器2を小型化する。
【選択図】 図3
【解決手段】乾燥装置は、冷媒が、圧縮機1、放熱器2、絞り装置3、蒸発器4の順に循環するヒートポンプ装置を備え、放熱器2で加熱された乾燥用空気を乾燥対象16に導き、乾燥対象16から水分を奪った乾燥用空気を蒸発器4で冷却除湿した後、再び放熱器2で加熱して乾燥用空気として再利用する構成を有し、蒸発器4で乾燥用空気が除湿されて発生するドレン水を、放熱器2に滴下あるいは噴霧する構成を有することにより、放熱器2にて乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換を行わせて放熱器2の熱伝達を促進し、放熱器2を小型化する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器を環状に接続して構成するヒートポンプ装置を備えた乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭にて使用される電気式の衣類乾燥機は、乾燥に必要な熱量は電気ヒータで電気エネルギーから変換されたものであり、家庭用のコンセントの電流容量からその熱量には限界があり、衣類乾燥時間短縮の障害となっていた。また、衣類乾燥に使用された熱は再利用されることなく外部へ排出されていたので、エネルギー的に無駄があった。
従来の衣類乾燥機としては、ヒートポンプ装置を衣類乾燥の熱源として用いるとともに、乾燥用空気の一部を本体の外へ排出することで、低電力でかつ高除湿率の衣類乾燥機が提案されている(例えば特許文献1参照)。図8は、特許文献1に記載された従来の乾燥装置である。
図に示す乾燥装置おいて、回転ドラム22は、乾燥装置の本体21内にて回転自在に設けられて内部の衣類36を乾燥するための乾燥室であり、モータ27によってドラムベルト35を介して駆動される。送風機23は、矢印Mで示される流れ方向に、乾燥用空気を回転ドラム22からフィルタ24及び回転ドラム側吸気口25を通って循環ダクト26へ送るためのものであり、モータ27によってファンベルト28を介して駆動される。
また、循環ダクト26内に置かれた蒸発器29は、冷媒を蒸発させることによって乾燥用空気を冷却除湿し、凝縮器30は、冷媒を凝縮させることによって循環ダクト26内を流れる乾燥用空気を加熱する。この加熱された乾燥用空気は、循環ダクト26に導かれて再び乾燥室に戻る。また乾燥用空気の一部は、排気口34から本体21外へ排出される。圧縮機31は、冷媒に圧力差を生じさせ、キャピラリチューブ等からなる膨張機構32は、冷媒の圧力差を維持する。そして、これらの蒸発器29、凝縮器30、圧縮機31、及び膨張機構32を配管33で接続し、その配管33に冷媒を流してヒートポンプ装置を構成している。
一方、上記ヒートポンプ装置の冷媒として、HCFC冷媒(分子中に塩素、水素、フッ素、炭素の各原子を含む冷媒)や、HFC冷媒(分子中に水素、フッ素、炭素の各原子を含む冷媒)が従来使われてきたが、オゾン層破壊あるいは地球温暖化に直接的に影響するので、これらの代替冷媒として、自然界に存在する炭化水素や二酸化炭素(以下CO2と記す)などの自然冷媒への転換が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−178289号公報(第4−5頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の乾燥装置では、電気ヒータによる加熱をヒートポンプによる加熱に代替することで、必要な電気エネルギーを削減できるが、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、膨張機構、蒸発器を設けることが必須要件であり、電気ヒータを用いた乾燥装置に比べて構成要素が多く、装置が大型化するので、小型化しなければならないという課題があった。
特に、ヒートポンプ装置の冷凍サイクルを考えると、凝縮器から乾燥用空気へ放出する熱量は、蒸発器にて乾燥用空気から吸い上げる熱量に、圧縮機の消費電気エネルギーに相当する熱量を加えた熱量であるため、一般的に凝縮器の大きさを蒸発器よりも著しく大きくする必要があり、ヒートポンプを用いた乾燥装置の大きさが増大する要因になっていた。
一方、オゾン層破壊あるいは地球温暖化に直接的に影響しないCO2などの自然冷媒を用いて、さらに地球温暖化への間接的な影響を小さくするための省エネルギー化を実現しなければならないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、冷媒としてCO2等の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を用いた場合にも、装置の大型化を抑制し、さらなる高効率化を実現するヒートポンプ方式の乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記放熱器に水を滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の乾燥装置において、前記撒水機構は、前記蒸発器で前記空気が除湿されて発生するドレン水を、滴下あるいは噴霧することを特徴とする。
請求項3記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記蒸発器を前記放熱器の上方に設置し、当該蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、第1の蒸発器、第2の蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器にて除湿し、前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記第1の蒸発器による除湿で発生したドレン水を排出する排水機構と、前記第2の蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記第2の蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、前記冷媒が前記第2の蒸発器をバイパスするバイパス回路を有することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、前記放熱器に流す前記冷媒の温度を水の沸点以上の温度とすることを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、高圧側圧力が超臨界圧力となるように運転することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による乾燥装置は、放熱器に水を滴下あるいは噴霧する撒水機構と、蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、放熱器に水を滴下あるいは噴霧することにより、顕熱に加えて潜熱の熱交換が行われ放熱器の熱伝達が促進されるので、放熱器の小型化を図ることができる。また、蒸発器で完全に除湿し切れない水分を回収することにより、乾燥対象の水分除去を促進させることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による乾燥装置において、撒水機構は、蒸発器で空気が除湿されて発生するドレン水を、滴下あるいは噴霧するものである。本実施の形態によれば、蒸発器での低温のドレン水を利用することにより、放熱器の冷媒温度とより大きな温度差で潜熱交換を行うことができ、さらに放熱器の小型化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態による乾燥装置は、蒸発器を放熱器の上方に設置し、当該蒸発器による除湿で発生したドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、重力を利用して、蒸発器のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、水の供給やポンプ動力を要することなく、熱伝達を促進して放熱器の小型化を図り、また、蒸発器で完全に凝縮できない水分を回収することにより、乾燥対象の水分除去を促進させることができる。
本発明の第4の実施の形態による乾燥装置は、第1の蒸発器による除湿で発生したドレン水を排出する排水機構と、第2の蒸発器による除湿で発生したドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、第2の蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、撒水機構にて第2の蒸発器のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、熱伝達を促進して放熱器の小型化を図り、排水機構にて第1の蒸発器のドレン水を確実に外部に排出し、且つ、回収機構にて完全に凝縮できない水分をより確実に回収することにより、乾燥対象の水分除去に要する時間を短縮させて省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、冷媒が第2の蒸発器をバイパスするバイパス回路を有するものである。本実施の形態によれば、冷媒が第2の蒸発器に流れないので、放熱器にドレン水が滴下されることはなく、放熱器で再蒸発する水分を抑制することができ、乾燥対象の水分除去を確実に行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、放熱器に流す冷媒の温度を水の沸点以上の温度とするものである。本実施の形態によれば、水の沸点以上の温度とすることにより、放熱器に滴下するドレン水の温度を高温にすることができ、放熱器のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第6の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、高圧側圧力が超臨界圧力となるように運転するものである。本実施の形態によれば、例えばCO2冷媒を用いて超臨界状態にすると、放熱器では相変化せずに熱交換が行われるので、乾燥空気温度を高くすることができ、乾燥時間をより短縮させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の乾燥装置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例の乾燥装置を示す構成図である。図に示す第1実施例の乾燥装置において、圧縮機1と、放熱器2と、絞り装置3と、蒸発器4とを順に配管で接続し、冷媒を実線矢印で示すように流すことによりヒートポンプ装置を構成する。また、乾燥室5と、循環ダクト6と、送風ファン7と、撒水機構8と、ドレン水受け9と、回収機構10とを備える。
そして、白抜き矢印Mのように循環する乾燥用空気は、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方から循環ダクト6内に入り、蒸発器4、放熱器2の順に通り抜けて、乾燥室5の上方へ流れる構成とする。即ち、蒸発器4を放熱器2の風上側で、放熱器2の下方に設置する。
また、配管等にて外部から水を供給するための撒水機構8を、放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の上部に設置する。さらに、ドレン水受け9を蒸発器4の風上側で、重力方向に蒸発器4の下部に設置する。そして、回収機構10を放熱器2と蒸発器4の間に設置する構成としている。
【0009】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で蒸発器4を出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧されて低温低圧の状態となり、蒸発器4で乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、蒸発器4で冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、蒸発器4で再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構8は、上方から放熱器2に水を滴下あるいは噴霧する。また、ドレン水受け9は、蒸発器4から落下してきたドレン水を受けて、貯まったドレン水を外部に排出する。さらに、回収機構10は、放熱器2と蒸発器4の間の乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する。
【0010】
本実施例の乾燥装置では、撒水機構8を用いて放熱器2に水を滴下あるいは噴霧する構成であるため、安定して一定量の水を放熱器2全面にわたり均一に撒くことが可能となる。このため、放熱器2全面で均一に水の液膜が形成される。すなわち、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及び水との潜熱交換が行なわれ、伝熱が促進されることになる。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを一層小型化することが可能となる。したがって、ヒートポンプ装置の小型化を図ることができる。
また、蒸発器4で冷却され乾燥用空気が除湿されて凝縮生成した水分は、ドレン水受け9に滴下して外部に排出されるが、蒸発器4の風下側の空気中の水分を、低温の外気と接触するような位置に配置した回収機構10によって凝縮させ、外部に排出することにより、さらに乾燥対象16中の水分の除去を促進させることができる。また、回収機構10は、外気と接触させることのみによらず、ファンなどで強制的に冷却する構成でも良く、より乾燥対象16の乾燥を促進させることができる。
また、放熱器2での熱伝達が促進されることから、放熱器2出口での冷媒温度が低下して蒸発器4での冷却能力が増大し、省エネルギーとなる。さらに、冷媒の放熱側で超臨界状態となる遷臨界冷凍サイクルとなるため、放熱器2出口での冷媒温度が低下することから、冷凍サイクルCOPを大きく向上できる効果も有しているので、さらに省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、乾燥用空気を乾燥対象16に対して強制的に上方から下方に流して両者を接触させ、乾燥対象16から水分を奪って乾燥させ、乾燥対象16の下方からヒートポンプ乾燥機に流す構成であるため、縦型の乾燥機付き洗濯機にヒートポンプ乾燥機を適応しやすいという特徴も有する。
【0011】
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第2実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図2の第2実施例において、図1の第1実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施例の乾燥装置は、第1実施例の構成と比べて、ドレン水受け9に貯められたドレン水を、ポンプ14で汲み上げて配管等にて給水し、放熱器2に滴下あるいは噴霧するための撒水機構8aが異なる。
本実施例の乾燥装置では、蒸発器4で凝縮生成された低温のドレン水を、放熱器2に滴下あるいは噴霧するため、より放熱器2の冷媒温度と大きな温度差で潜熱交換を行い、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を低減させることができるので、圧縮機の所要動力低減すなわちヒートポンプ装置の省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0012】
(第3実施例)
以下、本発明の第3実施例について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第3実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図3の第3実施例において、図1の第1実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施例の乾燥装置は、第1実施例の構成と比べて、乾燥用空気を循環させる構成と、撒水機構とが異なる。
即ち、乾燥用空気は、乾燥室5の上方から循環ダクト6内に入り、蒸発器4、放熱器2の順に通り抜け、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方へ循環して流れる構成とする。
そして、蒸発器4を放熱器2の風上側で、重力方向に放熱器2の上方に設置し、蒸発器4による除湿で発生したドレン水を、重力や風力で放熱器2に滴下させることで撒水機構を構成する。さらに、ドレン水受け9を放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の下部に設置し、蒸発器4から落下して放熱器2を通過したドレン水をドレン水受け9にて貯める構成としている。
【0013】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で蒸発器4を出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧されて低温低圧の状態となり、蒸発器4で乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、蒸発器4で冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、蒸発器4で再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構によって、蒸発器4で生成されたドレン水を重力等により上方から放熱器2に滴下する。また、ドレン水受け9に貯められたドレン水は、外部に排出される。さらに、第1実施例と同様に、回収機構10は、放熱器2と蒸発器4の間に流れる乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する動作を行う。
【0014】
本実施例の乾燥装置では、蒸発器4で乾燥対象16を経た多湿の乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を蒸発器4のフィン表面に凝縮させ、その結果生じるドレン水を、重力及び送風によるせん断力を利用して、放熱器2に滴下する構成としたことにより、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、伝熱が促進される。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを蒸発器4の大きさと同程度にし、乾燥装置を小型化することが可能となる。
また、第1実施例または第2実施例の構成と比較して、水の供給や、ポンプ動力を要することなく、重力及び送風によるせん断力のみで放熱器2に水を接触させることができるので、さらに、乾燥装置の小型化と省エネルギー化を図ることができる。
【0015】
なお、第1から第3実施例では、膨張弁を絞り装置3に用いた構成で説明したが、キャピラリチューブを用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第3実施例では、蒸発器4で生じるドレン水を利用する構成の撒水機構を説明したが、この構成に限るものではなく、第1実施例及び第2実施例と同様に、外部からの水の供給や、ポンプ動力を用いる構成の撒水機構であっても、同じ効果を有することは言うまでもない。
【0016】
(第4実施例)
以下、本発明の第4実施例について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第4実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図4の第4実施例において、図3の第3実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4実施例の乾燥装置は、第3実施例の構成と比べて、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bと、第1の循環ダクト6a及び第2の循環ダクト6bと、第1のドレン水受け9a及び第2のドレン水受け9bとを備える点が異なる。
即ち、乾燥用空気は、乾燥室5の上方から第1の循環ダクト6a内に入り、第1の蒸発器4aを通り抜ける。その後、第2の循環ダクト6b内に入り、第2の蒸発器4b、放熱器2の順に通り抜け、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方へ循環して流れる構成とする。
また、第1の蒸発器4aを第2の蒸発器4bの風上側に設置する。
また、第1のドレン水受け9aを第1の蒸発器4aの風下側で、重力方向に第1の蒸発器4aの下部に設置し、第1の蒸発器4aによる除湿で発生したドレン水を、第1のドレン水受け9aにて受け、貯まったドレン水を外部に排出するための排水機構を構成する。
そして、第2の蒸発器4bを放熱器2の風上側で、重力方向に放熱器2の上方に設置し、第2の蒸発器4bによる除湿で発生したドレン水を、重力や風力で放熱器2に滴下させることで撒水機構を構成する。
さらに、ドレン水受け9bを放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の下部に設置し、第2の蒸発器4bから落下して放熱器2を通過したドレン水を、第2のドレン水受け9bにて貯める構成としている。
【0017】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で第2の蒸発器4bを出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧され、低温低圧の状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換し、乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構によって、第2の蒸発器4bで生成されたドレン水を重力等により上方から放熱器2に滴下する。また、第2のドレン水受け9bに貯められたドレン水は、外部に排出される。さらに、第1実施例と同様に、回収機構10は、第2の蒸発器4bと放熱器2の間に流れる乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する動作を行う。
【0018】
本実施例の乾燥装置では、第1の蒸発器4aの下方に第1のドレン水受け9aを設け、第2の蒸発器4bの下方に放熱器2を配置するものである。この構成により、乾燥対象16を経た多湿の乾燥用空気は、第1の蒸発器4aと熱交換し、第1の蒸発器4aによって凝縮生成された水分は、第1のドレン水受け9aに滴下して外部に排出される。そして、第1の蒸発器4aと熱交換した後の乾燥用空気は、第2の蒸発器4bと熱交換し、第2の蒸発器4bによって凝縮生成された水分は、放熱器2に滴下することにより、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、伝熱が促進される。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを蒸発器の大きさと同程度にし、乾燥装置を小型化することが可能となる。
その上、このように蒸発器を第1の蒸発器4aと第2の蒸発器4bに分割することにより、第1の蒸発器4aで凝縮生成された水分は、第1のドレン水受け9aから確実に外部に排出することができる。したがって、第3実施例と比較して、回収機構10では完全に凝縮できない水分をより確実に回収することができるので、乾燥対象16の水分除去に要する時間を短縮させ、さらに省エネルギー化を図ることができる。
【0019】
(第5実施例)
以下、本発明の第5実施例について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第5実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図5の第5実施例において、図4の第4実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第5実施例の乾燥装置は、第4実施例の構成と比べて、バイパス回路を備える点が異なる。
即ち、バイパス回路は、第1の蒸発器4aと第2の蒸発器4bの間に設けられた三方弁12と、三方弁12と圧縮機1の入口を接続したバイパス配管13とから構成される。
【0020】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で第2の蒸発器4bを出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧され、低温低圧の状態となる。さらに、第1の蒸発器4aで乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して加熱された後に、三方弁12でA方向の方へ流され、第2の蒸発器4bに流入し、再び乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで再び冷却除湿される。
また、ヒートポンプ運転開始からT分(例えば60分)が経過した後、三方弁12をB方向に切り替わるように制御することによって、冷媒は、第1の蒸発器4aで熱交換した後に、バイパス配管13の方へ流されて、圧縮機1に吸入される。したがって、第2の蒸発器4bには冷媒が流れないため、放熱器2にドレン水が滴下されることはなく、放熱器2で再蒸発する水分を抑制することができる。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
【0021】
本実施例の乾燥装置では、三方弁12とバイパス配管13とから成るバイパス回路を設け、流れ方向を替えることにより、ヒートポンプ運転開始から一定時間が経過した後は、放熱器2で再蒸発する水分を抑制することができるので、乾燥対象16の水分の除去を確実に行うことができる。
【0022】
なお、上記第1から第5実施例の乾燥装置において、ヒートポンプ装置の放熱器2に流す冷媒の温度を水の沸点以上の温度とする構成(図示・説明を省略)であっても良い。本構成によれば、放熱器2に滴下するドレン水の温度を水の沸点以上の温度に加熱することができる。これにより、放熱器2のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
【0023】
(第6実施例)
本発明の第6実施例について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、第1から第5実施例のヒートポンプ装置に、高圧側の圧力が超臨界状態となるような冷媒(例えばCO2)を用いた場合の、第6実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図であり、図7は、フロン冷媒を用いた場合の、放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図である。
すなわち、図7に示すように、フロン冷媒の場合、放熱器2で冷媒は過熱状態から気液二相状態、過冷却状態と状態変化して空気と熱交換し、放熱器2における空気出口温度はCまで上昇する。
一方、高圧側の圧力が超臨界状態となり、放熱器2の熱交換が超臨界状態で行えるCO2のような冷媒の場合は、図6に示すように、放熱器2では相変化せずに熱交換が行われる。そのため、空気出口温度と冷媒入口温度の温度差Δtを、フロン冷媒を用いた場合の温度差ΔTよりも小さくすることができ、放熱器2の空気出口温度はDとなる。即ち、冷媒入口温度Toが同一温度であれば、CO2冷媒を用いた場合の空気出口温度Dを、フロン冷媒を用いた場合の空気出口温度Cよりも高くすることができる。従って、乾燥対象16から水分を奪う能力が増大し、短時間で乾燥を行うことが可能となる。
【0024】
本6実施例の乾燥装置では、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を超臨界圧力で運転することによって、さらに乾燥空気温度を高くすることができる。従って、乾燥時間を短縮させることが可能となり、高効率な乾燥装置の運転を行うことができる。
なお、上記実施例で説明した乾燥装置は、衣類乾燥機や浴室乾燥機だけではなく、食器乾燥機や、生ゴミ処理乾燥機などとして利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、本発明の乾燥装置によれば、撒水機構を用いて、放熱器に水を滴下あるいは噴霧する構成としたため、放熱器では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、その結果、放熱器での熱交換量が増大し、放熱器内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器を小型化し、ヒートポンプ方式の乾燥装置の小型化を図ることができる。また、放熱器での熱伝達が促進されることから、冷媒としてCO2等の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を用いた場合に、放熱器出口での冷媒温度が低下すること、及び蒸発器の冷却能力が増大することから、さらに高効率なヒートポンプ方式の乾燥装置を実現することが可能となる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器で凝縮生成された低温のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、放熱器の冷媒温度とより大きな温度差で潜熱交換を行い、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を低減させることができるので、圧縮機の所要動力低減すなわちヒートポンプ装置の省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器で凝縮生成したドレン水を、重力及び送風によるせん断力を利用して、放熱器に滴下する構成としたことにより、水の供給や、ポンプ動力を要することなく、重力及び送風によるせん断力のみで放熱器に水を接触させることができるので、さらに省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器を第1の蒸発器と第2の蒸発器に分割することにより、第1の蒸発器で凝縮生成された水分は、ドレン水受けで確実に外部に排出することができるので、回収機構では完全に凝縮できない水分をより確実に回収し、乾燥対象の水分除去に要する時間を短縮させて、さらに省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、第1の蒸発器と第2の蒸発器の間に三方弁を設け、流れ方向を替えることにより、ヒートポンプ運転開始から一定時間後の放熱器での再蒸発する水分を抑制することができるので、乾燥対象の水分の除去を確実に行うことができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、放熱器に流れる冷媒は、水の沸点以上の温度とすることにより、放熱器に滴下するドレン水の温度を加熱させて、放熱器のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、ヒートポンプ装置は高圧側圧力においては超臨界圧力で運転することによって、さらに乾燥空気温度を高くすることができるので、乾燥時間をより短縮させることが可能となり、高効率な乾燥装置の運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の乾燥装置を示す構成図
【図2】本発明の第2実施例の乾燥装置を示す構成図
【図3】本発明の第3実施例の乾燥装置を示す構成図
【図4】本発明の第4実施例の乾燥装置を示す構成図
【図5】本発明の第5実施例の乾燥装置を示す構成図
【図6】本発明の第6実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図
【図7】フロン冷媒を用いた場合の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図
【図8】従来技術の乾燥装置を示す構成図
【符号の説明】
1 圧縮機
2 放熱器
3 絞り装置
4 蒸発器
4a 第1の蒸発器
4b 第2の蒸発器
5 乾燥室
6 循環ダクト
6a 第1の循環ダクト
6b 第2の循環ダクト
7 送風ファン
8、8a 撒水機構
9 ドレン水受け
9a 第1のドレン水受け
9b 第2のドレン水受け
10 回収機構
12 三方弁
13 バイパス配管
14 ポンプ
16 乾燥対象
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器を環状に接続して構成するヒートポンプ装置を備えた乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭にて使用される電気式の衣類乾燥機は、乾燥に必要な熱量は電気ヒータで電気エネルギーから変換されたものであり、家庭用のコンセントの電流容量からその熱量には限界があり、衣類乾燥時間短縮の障害となっていた。また、衣類乾燥に使用された熱は再利用されることなく外部へ排出されていたので、エネルギー的に無駄があった。
従来の衣類乾燥機としては、ヒートポンプ装置を衣類乾燥の熱源として用いるとともに、乾燥用空気の一部を本体の外へ排出することで、低電力でかつ高除湿率の衣類乾燥機が提案されている(例えば特許文献1参照)。図8は、特許文献1に記載された従来の乾燥装置である。
図に示す乾燥装置おいて、回転ドラム22は、乾燥装置の本体21内にて回転自在に設けられて内部の衣類36を乾燥するための乾燥室であり、モータ27によってドラムベルト35を介して駆動される。送風機23は、矢印Mで示される流れ方向に、乾燥用空気を回転ドラム22からフィルタ24及び回転ドラム側吸気口25を通って循環ダクト26へ送るためのものであり、モータ27によってファンベルト28を介して駆動される。
また、循環ダクト26内に置かれた蒸発器29は、冷媒を蒸発させることによって乾燥用空気を冷却除湿し、凝縮器30は、冷媒を凝縮させることによって循環ダクト26内を流れる乾燥用空気を加熱する。この加熱された乾燥用空気は、循環ダクト26に導かれて再び乾燥室に戻る。また乾燥用空気の一部は、排気口34から本体21外へ排出される。圧縮機31は、冷媒に圧力差を生じさせ、キャピラリチューブ等からなる膨張機構32は、冷媒の圧力差を維持する。そして、これらの蒸発器29、凝縮器30、圧縮機31、及び膨張機構32を配管33で接続し、その配管33に冷媒を流してヒートポンプ装置を構成している。
一方、上記ヒートポンプ装置の冷媒として、HCFC冷媒(分子中に塩素、水素、フッ素、炭素の各原子を含む冷媒)や、HFC冷媒(分子中に水素、フッ素、炭素の各原子を含む冷媒)が従来使われてきたが、オゾン層破壊あるいは地球温暖化に直接的に影響するので、これらの代替冷媒として、自然界に存在する炭化水素や二酸化炭素(以下CO2と記す)などの自然冷媒への転換が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−178289号公報(第4−5頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の乾燥装置では、電気ヒータによる加熱をヒートポンプによる加熱に代替することで、必要な電気エネルギーを削減できるが、少なくとも冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、膨張機構、蒸発器を設けることが必須要件であり、電気ヒータを用いた乾燥装置に比べて構成要素が多く、装置が大型化するので、小型化しなければならないという課題があった。
特に、ヒートポンプ装置の冷凍サイクルを考えると、凝縮器から乾燥用空気へ放出する熱量は、蒸発器にて乾燥用空気から吸い上げる熱量に、圧縮機の消費電気エネルギーに相当する熱量を加えた熱量であるため、一般的に凝縮器の大きさを蒸発器よりも著しく大きくする必要があり、ヒートポンプを用いた乾燥装置の大きさが増大する要因になっていた。
一方、オゾン層破壊あるいは地球温暖化に直接的に影響しないCO2などの自然冷媒を用いて、さらに地球温暖化への間接的な影響を小さくするための省エネルギー化を実現しなければならないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、冷媒としてCO2等の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を用いた場合にも、装置の大型化を抑制し、さらなる高効率化を実現するヒートポンプ方式の乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記放熱器に水を滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の乾燥装置において、前記撒水機構は、前記蒸発器で前記空気が除湿されて発生するドレン水を、滴下あるいは噴霧することを特徴とする。
請求項3記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記蒸発器を前記放熱器の上方に設置し、当該蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、第1の蒸発器、第2の蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器にて除湿し、前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記第1の蒸発器による除湿で発生したドレン水を排出する排水機構と、前記第2の蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記第2の蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、前記冷媒が前記第2の蒸発器をバイパスするバイパス回路を有することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、前記放熱器に流す前記冷媒の温度を水の沸点以上の温度とすることを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の乾燥装置において、前記ヒートポンプ装置は、高圧側圧力が超臨界圧力となるように運転することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による乾燥装置は、放熱器に水を滴下あるいは噴霧する撒水機構と、蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、放熱器に水を滴下あるいは噴霧することにより、顕熱に加えて潜熱の熱交換が行われ放熱器の熱伝達が促進されるので、放熱器の小型化を図ることができる。また、蒸発器で完全に除湿し切れない水分を回収することにより、乾燥対象の水分除去を促進させることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による乾燥装置において、撒水機構は、蒸発器で空気が除湿されて発生するドレン水を、滴下あるいは噴霧するものである。本実施の形態によれば、蒸発器での低温のドレン水を利用することにより、放熱器の冷媒温度とより大きな温度差で潜熱交換を行うことができ、さらに放熱器の小型化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態による乾燥装置は、蒸発器を放熱器の上方に設置し、当該蒸発器による除湿で発生したドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、重力を利用して、蒸発器のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、水の供給やポンプ動力を要することなく、熱伝達を促進して放熱器の小型化を図り、また、蒸発器で完全に凝縮できない水分を回収することにより、乾燥対象の水分除去を促進させることができる。
本発明の第4の実施の形態による乾燥装置は、第1の蒸発器による除湿で発生したドレン水を排出する排水機構と、第2の蒸発器による除湿で発生したドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、第2の蒸発器と放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたものである。本実施の形態によれば、撒水機構にて第2の蒸発器のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、熱伝達を促進して放熱器の小型化を図り、排水機構にて第1の蒸発器のドレン水を確実に外部に排出し、且つ、回収機構にて完全に凝縮できない水分をより確実に回収することにより、乾燥対象の水分除去に要する時間を短縮させて省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、冷媒が第2の蒸発器をバイパスするバイパス回路を有するものである。本実施の形態によれば、冷媒が第2の蒸発器に流れないので、放熱器にドレン水が滴下されることはなく、放熱器で再蒸発する水分を抑制することができ、乾燥対象の水分除去を確実に行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、放熱器に流す冷媒の温度を水の沸点以上の温度とするものである。本実施の形態によれば、水の沸点以上の温度とすることにより、放熱器に滴下するドレン水の温度を高温にすることができ、放熱器のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第6の実施の形態による乾燥装置において、ヒートポンプ装置は、高圧側圧力が超臨界圧力となるように運転するものである。本実施の形態によれば、例えばCO2冷媒を用いて超臨界状態にすると、放熱器では相変化せずに熱交換が行われるので、乾燥空気温度を高くすることができ、乾燥時間をより短縮させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の乾燥装置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例の乾燥装置を示す構成図である。図に示す第1実施例の乾燥装置において、圧縮機1と、放熱器2と、絞り装置3と、蒸発器4とを順に配管で接続し、冷媒を実線矢印で示すように流すことによりヒートポンプ装置を構成する。また、乾燥室5と、循環ダクト6と、送風ファン7と、撒水機構8と、ドレン水受け9と、回収機構10とを備える。
そして、白抜き矢印Mのように循環する乾燥用空気は、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方から循環ダクト6内に入り、蒸発器4、放熱器2の順に通り抜けて、乾燥室5の上方へ流れる構成とする。即ち、蒸発器4を放熱器2の風上側で、放熱器2の下方に設置する。
また、配管等にて外部から水を供給するための撒水機構8を、放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の上部に設置する。さらに、ドレン水受け9を蒸発器4の風上側で、重力方向に蒸発器4の下部に設置する。そして、回収機構10を放熱器2と蒸発器4の間に設置する構成としている。
【0009】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で蒸発器4を出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧されて低温低圧の状態となり、蒸発器4で乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、蒸発器4で冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、蒸発器4で再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構8は、上方から放熱器2に水を滴下あるいは噴霧する。また、ドレン水受け9は、蒸発器4から落下してきたドレン水を受けて、貯まったドレン水を外部に排出する。さらに、回収機構10は、放熱器2と蒸発器4の間の乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する。
【0010】
本実施例の乾燥装置では、撒水機構8を用いて放熱器2に水を滴下あるいは噴霧する構成であるため、安定して一定量の水を放熱器2全面にわたり均一に撒くことが可能となる。このため、放熱器2全面で均一に水の液膜が形成される。すなわち、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及び水との潜熱交換が行なわれ、伝熱が促進されることになる。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを一層小型化することが可能となる。したがって、ヒートポンプ装置の小型化を図ることができる。
また、蒸発器4で冷却され乾燥用空気が除湿されて凝縮生成した水分は、ドレン水受け9に滴下して外部に排出されるが、蒸発器4の風下側の空気中の水分を、低温の外気と接触するような位置に配置した回収機構10によって凝縮させ、外部に排出することにより、さらに乾燥対象16中の水分の除去を促進させることができる。また、回収機構10は、外気と接触させることのみによらず、ファンなどで強制的に冷却する構成でも良く、より乾燥対象16の乾燥を促進させることができる。
また、放熱器2での熱伝達が促進されることから、放熱器2出口での冷媒温度が低下して蒸発器4での冷却能力が増大し、省エネルギーとなる。さらに、冷媒の放熱側で超臨界状態となる遷臨界冷凍サイクルとなるため、放熱器2出口での冷媒温度が低下することから、冷凍サイクルCOPを大きく向上できる効果も有しているので、さらに省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、乾燥用空気を乾燥対象16に対して強制的に上方から下方に流して両者を接触させ、乾燥対象16から水分を奪って乾燥させ、乾燥対象16の下方からヒートポンプ乾燥機に流す構成であるため、縦型の乾燥機付き洗濯機にヒートポンプ乾燥機を適応しやすいという特徴も有する。
【0011】
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第2実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図2の第2実施例において、図1の第1実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施例の乾燥装置は、第1実施例の構成と比べて、ドレン水受け9に貯められたドレン水を、ポンプ14で汲み上げて配管等にて給水し、放熱器2に滴下あるいは噴霧するための撒水機構8aが異なる。
本実施例の乾燥装置では、蒸発器4で凝縮生成された低温のドレン水を、放熱器2に滴下あるいは噴霧するため、より放熱器2の冷媒温度と大きな温度差で潜熱交換を行い、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を低減させることができるので、圧縮機の所要動力低減すなわちヒートポンプ装置の省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0012】
(第3実施例)
以下、本発明の第3実施例について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第3実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図3の第3実施例において、図1の第1実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施例の乾燥装置は、第1実施例の構成と比べて、乾燥用空気を循環させる構成と、撒水機構とが異なる。
即ち、乾燥用空気は、乾燥室5の上方から循環ダクト6内に入り、蒸発器4、放熱器2の順に通り抜け、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方へ循環して流れる構成とする。
そして、蒸発器4を放熱器2の風上側で、重力方向に放熱器2の上方に設置し、蒸発器4による除湿で発生したドレン水を、重力や風力で放熱器2に滴下させることで撒水機構を構成する。さらに、ドレン水受け9を放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の下部に設置し、蒸発器4から落下して放熱器2を通過したドレン水をドレン水受け9にて貯める構成としている。
【0013】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で蒸発器4を出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧されて低温低圧の状態となり、蒸発器4で乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、蒸発器4で冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、蒸発器4で再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構によって、蒸発器4で生成されたドレン水を重力等により上方から放熱器2に滴下する。また、ドレン水受け9に貯められたドレン水は、外部に排出される。さらに、第1実施例と同様に、回収機構10は、放熱器2と蒸発器4の間に流れる乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する動作を行う。
【0014】
本実施例の乾燥装置では、蒸発器4で乾燥対象16を経た多湿の乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を蒸発器4のフィン表面に凝縮させ、その結果生じるドレン水を、重力及び送風によるせん断力を利用して、放熱器2に滴下する構成としたことにより、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、伝熱が促進される。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを蒸発器4の大きさと同程度にし、乾燥装置を小型化することが可能となる。
また、第1実施例または第2実施例の構成と比較して、水の供給や、ポンプ動力を要することなく、重力及び送風によるせん断力のみで放熱器2に水を接触させることができるので、さらに、乾燥装置の小型化と省エネルギー化を図ることができる。
【0015】
なお、第1から第3実施例では、膨張弁を絞り装置3に用いた構成で説明したが、キャピラリチューブを用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第3実施例では、蒸発器4で生じるドレン水を利用する構成の撒水機構を説明したが、この構成に限るものではなく、第1実施例及び第2実施例と同様に、外部からの水の供給や、ポンプ動力を用いる構成の撒水機構であっても、同じ効果を有することは言うまでもない。
【0016】
(第4実施例)
以下、本発明の第4実施例について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第4実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図4の第4実施例において、図3の第3実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4実施例の乾燥装置は、第3実施例の構成と比べて、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bと、第1の循環ダクト6a及び第2の循環ダクト6bと、第1のドレン水受け9a及び第2のドレン水受け9bとを備える点が異なる。
即ち、乾燥用空気は、乾燥室5の上方から第1の循環ダクト6a内に入り、第1の蒸発器4aを通り抜ける。その後、第2の循環ダクト6b内に入り、第2の蒸発器4b、放熱器2の順に通り抜け、送風ファン7で送られて、乾燥室5の下方へ循環して流れる構成とする。
また、第1の蒸発器4aを第2の蒸発器4bの風上側に設置する。
また、第1のドレン水受け9aを第1の蒸発器4aの風下側で、重力方向に第1の蒸発器4aの下部に設置し、第1の蒸発器4aによる除湿で発生したドレン水を、第1のドレン水受け9aにて受け、貯まったドレン水を外部に排出するための排水機構を構成する。
そして、第2の蒸発器4bを放熱器2の風上側で、重力方向に放熱器2の上方に設置し、第2の蒸発器4bによる除湿で発生したドレン水を、重力や風力で放熱器2に滴下させることで撒水機構を構成する。
さらに、ドレン水受け9bを放熱器2の風下側で、重力方向に放熱器2の下部に設置し、第2の蒸発器4bから落下して放熱器2を通過したドレン水を、第2のドレン水受け9bにて貯める構成としている。
【0017】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で第2の蒸発器4bを出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧され、低温低圧の状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換し、乾燥用空気を冷却し、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、再び圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで再び冷却除湿される。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
また、撒水機構によって、第2の蒸発器4bで生成されたドレン水を重力等により上方から放熱器2に滴下する。また、第2のドレン水受け9bに貯められたドレン水は、外部に排出される。さらに、第1実施例と同様に、回収機構10は、第2の蒸発器4bと放熱器2の間に流れる乾燥用空気を低温の外気に触れさせて、当該乾燥用空気に含まれる水分を回収する動作を行う。
【0018】
本実施例の乾燥装置では、第1の蒸発器4aの下方に第1のドレン水受け9aを設け、第2の蒸発器4bの下方に放熱器2を配置するものである。この構成により、乾燥対象16を経た多湿の乾燥用空気は、第1の蒸発器4aと熱交換し、第1の蒸発器4aによって凝縮生成された水分は、第1のドレン水受け9aに滴下して外部に排出される。そして、第1の蒸発器4aと熱交換した後の乾燥用空気は、第2の蒸発器4bと熱交換し、第2の蒸発器4bによって凝縮生成された水分は、放熱器2に滴下することにより、放熱器2では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、伝熱が促進される。その結果、放熱器2での熱交換量が増大し、放熱器2内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器2の大きさを蒸発器の大きさと同程度にし、乾燥装置を小型化することが可能となる。
その上、このように蒸発器を第1の蒸発器4aと第2の蒸発器4bに分割することにより、第1の蒸発器4aで凝縮生成された水分は、第1のドレン水受け9aから確実に外部に排出することができる。したがって、第3実施例と比較して、回収機構10では完全に凝縮できない水分をより確実に回収することができるので、乾燥対象16の水分除去に要する時間を短縮させ、さらに省エネルギー化を図ることができる。
【0019】
(第5実施例)
以下、本発明の第5実施例について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第5実施例の乾燥装置を示す構成図である。なお、図5の第5実施例において、図4の第4実施例と共通の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第5実施例の乾燥装置は、第4実施例の構成と比べて、バイパス回路を備える点が異なる。
即ち、バイパス回路は、第1の蒸発器4aと第2の蒸発器4bの間に設けられた三方弁12と、三方弁12と圧縮機1の入口を接続したバイパス配管13とから構成される。
【0020】
次に、上記構成の乾燥装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置の運転が開始されると、冷媒は、圧縮機1で圧縮されて高温高圧の状態となり、放熱器2で第2の蒸発器4bを出た乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気を加熱することにより冷却される。そして、絞り装置3で減圧され、低温低圧の状態となる。さらに、第1の蒸発器4aで乾燥対象16を経た乾燥用空気と熱交換して加熱された後に、三方弁12でA方向の方へ流され、第2の蒸発器4bに流入し、再び乾燥用空気と熱交換して、乾燥用空気に含まれた水分を凝縮、除湿することにより、冷媒は加熱されて、圧縮機1に吸入される。
一方、乾燥用空気は、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで冷却除湿された後に、放熱器2で加熱されて高温低湿となり、送風ファン7によって乾燥室5に送られ、乾燥対象16に強制的に接触させられる。この際に、乾燥対象16から水分を奪って多湿状態となり、第1の蒸発器4a及び第2の蒸発器4bで再び冷却除湿される。
また、ヒートポンプ運転開始からT分(例えば60分)が経過した後、三方弁12をB方向に切り替わるように制御することによって、冷媒は、第1の蒸発器4aで熱交換した後に、バイパス配管13の方へ流されて、圧縮機1に吸入される。したがって、第2の蒸発器4bには冷媒が流れないため、放熱器2にドレン水が滴下されることはなく、放熱器2で再蒸発する水分を抑制することができる。以上のような動作を繰り返すことにより、乾燥室5の内部に入れた乾燥対象16から水分を奪う乾燥動作を行うことができる。
【0021】
本実施例の乾燥装置では、三方弁12とバイパス配管13とから成るバイパス回路を設け、流れ方向を替えることにより、ヒートポンプ運転開始から一定時間が経過した後は、放熱器2で再蒸発する水分を抑制することができるので、乾燥対象16の水分の除去を確実に行うことができる。
【0022】
なお、上記第1から第5実施例の乾燥装置において、ヒートポンプ装置の放熱器2に流す冷媒の温度を水の沸点以上の温度とする構成(図示・説明を省略)であっても良い。本構成によれば、放熱器2に滴下するドレン水の温度を水の沸点以上の温度に加熱することができる。これにより、放熱器2のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
【0023】
(第6実施例)
本発明の第6実施例について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、第1から第5実施例のヒートポンプ装置に、高圧側の圧力が超臨界状態となるような冷媒(例えばCO2)を用いた場合の、第6実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図であり、図7は、フロン冷媒を用いた場合の、放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図である。
すなわち、図7に示すように、フロン冷媒の場合、放熱器2で冷媒は過熱状態から気液二相状態、過冷却状態と状態変化して空気と熱交換し、放熱器2における空気出口温度はCまで上昇する。
一方、高圧側の圧力が超臨界状態となり、放熱器2の熱交換が超臨界状態で行えるCO2のような冷媒の場合は、図6に示すように、放熱器2では相変化せずに熱交換が行われる。そのため、空気出口温度と冷媒入口温度の温度差Δtを、フロン冷媒を用いた場合の温度差ΔTよりも小さくすることができ、放熱器2の空気出口温度はDとなる。即ち、冷媒入口温度Toが同一温度であれば、CO2冷媒を用いた場合の空気出口温度Dを、フロン冷媒を用いた場合の空気出口温度Cよりも高くすることができる。従って、乾燥対象16から水分を奪う能力が増大し、短時間で乾燥を行うことが可能となる。
【0024】
本6実施例の乾燥装置では、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を超臨界圧力で運転することによって、さらに乾燥空気温度を高くすることができる。従って、乾燥時間を短縮させることが可能となり、高効率な乾燥装置の運転を行うことができる。
なお、上記実施例で説明した乾燥装置は、衣類乾燥機や浴室乾燥機だけではなく、食器乾燥機や、生ゴミ処理乾燥機などとして利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、本発明の乾燥装置によれば、撒水機構を用いて、放熱器に水を滴下あるいは噴霧する構成としたため、放熱器では乾燥用空気との顕熱交換及びドレン水との潜熱交換が行われることになり、その結果、放熱器での熱交換量が増大し、放熱器内を流れる冷媒との熱伝達が促進されることから、放熱器を小型化し、ヒートポンプ方式の乾燥装置の小型化を図ることができる。また、放熱器での熱伝達が促進されることから、冷媒としてCO2等の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を用いた場合に、放熱器出口での冷媒温度が低下すること、及び蒸発器の冷却能力が増大することから、さらに高効率なヒートポンプ方式の乾燥装置を実現することが可能となる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器で凝縮生成された低温のドレン水を放熱器に滴下あるいは噴霧することにより、放熱器の冷媒温度とより大きな温度差で潜熱交換を行い、ヒートポンプ装置の高圧側の圧力を低減させることができるので、圧縮機の所要動力低減すなわちヒートポンプ装置の省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器で凝縮生成したドレン水を、重力及び送風によるせん断力を利用して、放熱器に滴下する構成としたことにより、水の供給や、ポンプ動力を要することなく、重力及び送風によるせん断力のみで放熱器に水を接触させることができるので、さらに省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、蒸発器を第1の蒸発器と第2の蒸発器に分割することにより、第1の蒸発器で凝縮生成された水分は、ドレン水受けで確実に外部に排出することができるので、回収機構では完全に凝縮できない水分をより確実に回収し、乾燥対象の水分除去に要する時間を短縮させて、さらに省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、第1の蒸発器と第2の蒸発器の間に三方弁を設け、流れ方向を替えることにより、ヒートポンプ運転開始から一定時間後の放熱器での再蒸発する水分を抑制することができるので、乾燥対象の水分の除去を確実に行うことができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、放熱器に流れる冷媒は、水の沸点以上の温度とすることにより、放熱器に滴下するドレン水の温度を加熱させて、放熱器のフィンに発生するカビなどの成長を抑制または減少させることができる。
また、本発明の乾燥装置によれば、ヒートポンプ装置は高圧側圧力においては超臨界圧力で運転することによって、さらに乾燥空気温度を高くすることができるので、乾燥時間をより短縮させることが可能となり、高効率な乾燥装置の運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の乾燥装置を示す構成図
【図2】本発明の第2実施例の乾燥装置を示す構成図
【図3】本発明の第3実施例の乾燥装置を示す構成図
【図4】本発明の第4実施例の乾燥装置を示す構成図
【図5】本発明の第5実施例の乾燥装置を示す構成図
【図6】本発明の第6実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図
【図7】フロン冷媒を用いた場合の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す図
【図8】従来技術の乾燥装置を示す構成図
【符号の説明】
1 圧縮機
2 放熱器
3 絞り装置
4 蒸発器
4a 第1の蒸発器
4b 第2の蒸発器
5 乾燥室
6 循環ダクト
6a 第1の循環ダクト
6b 第2の循環ダクト
7 送風ファン
8、8a 撒水機構
9 ドレン水受け
9a 第1のドレン水受け
9b 第2のドレン水受け
10 回収機構
12 三方弁
13 バイパス配管
14 ポンプ
16 乾燥対象
Claims (7)
- 冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記放熱器に水を滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする乾燥装置。
- 前記撒水機構は、前記蒸発器で前記空気が除湿されて発生するドレン水を、滴下あるいは噴霧することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
- 冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記蒸発器にて除湿し、前記蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記蒸発器を前記放熱器の上方に設置し、当該蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする乾燥装置。
- 冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置、第1の蒸発器、第2の蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、前記乾燥室から出た空気を前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器にて除湿し、前記第1の蒸発器及び前記第2の蒸発器で除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記第1の蒸発器による除湿で発生したドレン水を排出する排水機構と、前記第2の蒸発器による除湿で発生したドレン水を前記放熱器に滴下あるいは噴霧する撒水機構と、前記第2の蒸発器と前記放熱器の間の空気に含まれる水分を回収する回収機構とを備えたことを特徴とする乾燥装置。
- 前記ヒートポンプ装置は、前記冷媒が前記第2の蒸発器をバイパスするバイパス回路を有することを特徴とする請求項4に記載の乾燥装置。
- 前記ヒートポンプ装置は、前記放熱器に流す前記冷媒の温度を水の沸点以上の温度とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の乾燥装置。
- 前記ヒートポンプ装置は、高圧側圧力が超臨界圧力となるように運転することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の乾燥装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002280982A JP2004116899A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | ヒートポンプ式乾燥機 |
JP2003179188A JP2005016779A (ja) | 2002-09-26 | 2003-06-24 | 乾燥装置 |
PCT/JP2003/012189 WO2004029516A1 (ja) | 2002-09-26 | 2003-09-25 | 乾燥装置 |
EP03753945A EP1550829A4 (en) | 2002-09-26 | 2003-09-25 | DRYING APPARATUS |
CNA038248018A CN1695029A (zh) | 2002-09-26 | 2003-09-25 | 干燥装置 |
US11/089,016 US20050204755A1 (en) | 2002-09-26 | 2005-03-25 | Drying apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002280982A JP2004116899A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | ヒートポンプ式乾燥機 |
JP2003179188A JP2005016779A (ja) | 2002-09-26 | 2003-06-24 | 乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005016779A true JP2005016779A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=32044623
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002280982A Withdrawn JP2004116899A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | ヒートポンプ式乾燥機 |
JP2003179188A Withdrawn JP2005016779A (ja) | 2002-09-26 | 2003-06-24 | 乾燥装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002280982A Withdrawn JP2004116899A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | ヒートポンプ式乾燥機 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050204755A1 (ja) |
EP (1) | EP1550829A4 (ja) |
JP (2) | JP2004116899A (ja) |
CN (1) | CN1695029A (ja) |
WO (1) | WO2004029516A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190245A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Toshiba Corp | 洗濯乾燥機 |
JP2008075949A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
CN102620534A (zh) * | 2012-04-16 | 2012-08-01 | 武汉理工大学 | 一种应用于太阳能干燥器的低熔点合金相变蓄热装置 |
CN108800898A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-13 | 浙江理工大学 | 一种热泵沸腾干燥机装置 |
Families Citing this family (85)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3696224B2 (ja) * | 2003-03-19 | 2005-09-14 | 株式会社グリーンセイジュ | 乾燥システム |
JP2005304987A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥装置 |
JP2006046767A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd | 除湿機 |
JP4326445B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2009-09-09 | 三洋電機株式会社 | 洗濯乾燥機 |
DE102005013051A1 (de) * | 2005-03-18 | 2006-09-21 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kondensations-Wäschetrockner |
JP2009505716A (ja) * | 2005-08-25 | 2009-02-12 | レンザッチ ソシエタ ペル アチオニ − インダストリア ラヴァトリチ | 洗濯物乾燥機 |
JP4783125B2 (ja) * | 2005-11-17 | 2011-09-28 | 株式会社東芝 | 衣類乾燥機 |
DE102005062939A1 (de) * | 2005-12-29 | 2007-07-05 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Hausgerät zur Pflege von Wäschestücken |
JP5049495B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2012-10-17 | 株式会社前川製作所 | 木材の人工乾燥方法及びシステム |
JP4386894B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2009-12-16 | 三洋電機株式会社 | 乾燥機 |
JP4386895B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2009-12-16 | 三洋電機株式会社 | 乾燥機 |
CH699018B9 (de) * | 2006-01-27 | 2010-03-15 | V Zug Ag | Wäschetrockner mit Kohlendioxid-Wärmepumpe. |
KR101265606B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2013-05-22 | 엘지전자 주식회사 | 의류 리프레셔 |
KR101265605B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2013-05-22 | 엘지전자 주식회사 | 의류 처리 장치 |
KR100811487B1 (ko) * | 2007-02-13 | 2008-03-07 | 엘지전자 주식회사 | 덕트리스 건조기 |
CN100436383C (zh) * | 2007-03-29 | 2008-11-26 | 广州市科伟电气有限公司 | 热泵式火药烘干方法及装置 |
JP4314284B2 (ja) | 2007-04-19 | 2009-08-12 | 株式会社東芝 | 衣類乾燥機 |
DE102007027866A1 (de) * | 2007-06-18 | 2008-12-24 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kondensationstrockner mit einer Wärmepumpe sowie Verfahren zu seinem Betrieb |
KR101306714B1 (ko) * | 2007-08-03 | 2013-09-11 | 엘지전자 주식회사 | 의류처리장치 및 그 제어방법 |
KR100925738B1 (ko) * | 2007-09-04 | 2009-11-11 | 엘지전자 주식회사 | 건조기의 온습도 조절 장치 |
WO2009031812A2 (en) | 2007-09-04 | 2009-03-12 | Lg Electronics Inc. | Dehumidifying apparatus for dryer |
JP4912265B2 (ja) * | 2007-09-20 | 2012-04-11 | 三洋電機株式会社 | 衣類用乾燥装置およびヒートポンプユニット |
WO2009073937A1 (en) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Vilani Oliveira Junior Jose | Dehumidification or dehydration unit for apicultural use |
DE102007060853A1 (de) * | 2007-12-18 | 2009-06-25 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Wäschetrocknungsgerät und Verfahren zum Trocknen von Wäsche |
DE102007062836A1 (de) * | 2007-12-27 | 2009-07-02 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Verfahren zum Entsorgen eines Kondensats in einem Hausgerät zur Pflege von Wäschestücken |
US20090205220A1 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-20 | Dewald Iii Charles Robert | Dryer and adapter having ducting system |
KR101467772B1 (ko) * | 2008-04-01 | 2014-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 의류처리장치 |
JP5131039B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2013-01-30 | パナソニック株式会社 | 浴室換気空調装置 |
KR101542389B1 (ko) | 2009-02-05 | 2015-08-06 | 엘지전자 주식회사 | 히트펌프모듈 및 히트펌프모듈을 이용한 건조장치 |
US8490438B2 (en) | 2009-02-05 | 2013-07-23 | Lg Electronics Inc. | Laundry treatment device |
WO2010095833A2 (en) | 2009-02-23 | 2010-08-26 | Lg Electronics Inc. | Washing machine |
CN102292489B (zh) * | 2009-02-23 | 2013-05-01 | Lg电子株式会社 | 洗衣机 |
KR101603106B1 (ko) | 2009-03-03 | 2016-03-14 | 엘지전자 주식회사 | 세탁 장치 |
CN101614424B (zh) * | 2009-07-27 | 2011-07-27 | 深圳市安健科技有限公司 | 一种为密闭空间除湿的方法及除湿系统 |
DE112010003332T5 (de) * | 2009-08-18 | 2012-08-16 | Whirlpool Corp. | Wärmepumpe (Server) für ein Waschmaschinen-Trockner-Paar |
ES2593848T3 (es) * | 2009-10-01 | 2016-12-13 | Arçelik Anonim Sirketi | Máquina secadora de ropa con bomba de calor |
CN101936021A (zh) * | 2010-08-21 | 2011-01-05 | 马军 | 从干燥空气中取水的方法与装置 |
JP5948661B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2016-07-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 乾燥装置 |
EP2458074A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-05-30 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Heat pump laundry dryer |
EP2460928B1 (en) * | 2010-12-02 | 2014-02-26 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Method of operating a heat pump dryer and heat pump dryer |
JP5730074B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2015-06-03 | 三菱重工業株式会社 | 給湯システム |
AU2012237107B2 (en) * | 2011-03-29 | 2015-09-17 | Lg Electronics Inc. | Laundry Machine |
US9834882B2 (en) | 2011-07-07 | 2017-12-05 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Device and method for heat pump based clothes dryer |
CN102322735A (zh) * | 2011-09-23 | 2012-01-18 | 宁建付 | 节能型热泵抽湿干燥设备 |
JP5506773B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2014-05-28 | 株式会社タクボ精機製作所 | 除湿機 |
CN102692119B (zh) * | 2012-04-20 | 2014-04-30 | 东莞市永淦节能科技有限公司 | 玉米种子烘干设备 |
KR101987695B1 (ko) * | 2012-10-22 | 2019-06-11 | 엘지전자 주식회사 | 2차 응축기가 설치된 증발기를 구비한 의류건조기 |
KR101989522B1 (ko) * | 2012-10-22 | 2019-09-30 | 엘지전자 주식회사 | 의류건조기 |
CN104019643B (zh) * | 2013-02-28 | 2016-02-10 | 中国科学院理化技术研究所 | 带废热回收的农产品热泵干燥系统 |
KR102127383B1 (ko) * | 2013-08-01 | 2020-06-26 | 엘지전자 주식회사 | 의류처리장치 |
CN103471367A (zh) * | 2013-08-30 | 2013-12-25 | 于田县瑞阳空气能科技服务有限公司 | 一种汽化潜热循环利用型空气源热泵烘干机 |
CN103644714A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-19 | 广东威而信实业有限公司 | 闭环除湿热泵干燥系统 |
ITPR20130106A1 (it) * | 2013-12-30 | 2015-07-01 | Indesit Co Spa | Elettrodomestico di asciugatura panni. |
CN103791712B (zh) * | 2014-01-28 | 2015-10-28 | 滁州奥岚格机械有限公司 | 粮食烘干机 |
CN103836900A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-06-04 | 新乡市鼎鑫机械有限公司 | 人造革合成革生产线塑化烘箱的热交换装置 |
KR101613962B1 (ko) * | 2014-11-20 | 2016-04-20 | 엘지전자 주식회사 | 히트펌프 사이클을 구비한 의류처리장치 및 이의 제어방법 |
JP1534033S (ja) | 2014-11-28 | 2015-09-28 | ||
JP1534032S (ja) | 2014-11-28 | 2015-09-28 | ||
KR101613966B1 (ko) | 2014-12-29 | 2016-04-20 | 엘지전자 주식회사 | 의류처리장치 |
JP6545967B2 (ja) * | 2015-01-28 | 2019-07-17 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 衣類乾燥機 |
CN104964525A (zh) * | 2015-07-01 | 2015-10-07 | 天津市傲绿农副产品集团股份有限公司 | 一种热泵型果蔬烘干机 |
DE102015216435A1 (de) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | BSH Hausgeräte GmbH | Haushaltsgerät mit Abreinigungseinrichtung für Wärmetauscher |
KR102483707B1 (ko) * | 2015-11-06 | 2023-01-02 | 엘지전자 주식회사 | 스파이크 고정부재 및 스파이크 고정부재가 구비된 의류처리장치 |
US10648125B2 (en) * | 2015-12-18 | 2020-05-12 | Whirlpool Corporation | Laundry treating appliance and method of operation |
WO2017174766A1 (en) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | Arcelik Anonim Sirketi | A heat pump laundry washing and/or drying machine |
CN105783447B (zh) * | 2016-05-04 | 2018-07-27 | 长沙跃奇节能电气设备有限公司 | 一种双模式烟火药干燥系统 |
DK179480B1 (en) | 2016-06-10 | 2018-12-12 | Force Technology | Dryer and method of drying |
DE102016013589A1 (de) * | 2016-11-09 | 2018-05-09 | M+W Group GmbH | Trockenraum |
JP7104700B2 (ja) * | 2016-11-18 | 2022-07-21 | ゲーエーアー プロセス エンジニアリング アクティーゼルスカブ | 改良されたエネルギー効率と容量制御の乾燥システム |
CN107014198B (zh) * | 2016-12-29 | 2019-08-09 | 石曾矿 | 可调温的四效除湿干燥系统 |
CN107568766A (zh) * | 2017-09-26 | 2018-01-12 | 重庆汇田机械制造有限公司 | 均匀干燥式果蔬烘干烤房 |
JP6998179B2 (ja) * | 2017-11-08 | 2022-02-10 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯乾燥機 |
US10494756B2 (en) * | 2017-11-16 | 2019-12-03 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Dryer appliances including an air circulation duct |
WO2019100122A1 (en) * | 2017-11-27 | 2019-05-31 | Glaciem Cooling Technologies | Refrigeration system |
US10774463B2 (en) * | 2018-03-14 | 2020-09-15 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Dryer appliance |
WO2020088847A1 (en) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | Arcelik Anonim Sirketi | A hybrid laundry dryer |
CN109553270B (zh) * | 2018-12-06 | 2021-11-26 | 江苏天舒电器有限公司 | 一种热泵型闭式污泥干化系统及其控制方法 |
CN109708457A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-05-03 | 扬州大学 | 一种基于非共沸混合工质实现双蒸发温度的闭式热泵烘干装置 |
JP7473908B2 (ja) | 2019-12-24 | 2024-04-24 | 青島海爾洗衣机有限公司 | 衣類処理装置 |
WO2022122671A1 (en) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | Polverelli Giuseppe | System for simultaneously heating and dehumidifying a room |
CN112923676B (zh) * | 2021-02-07 | 2022-10-18 | 长江师范学院 | 热泵烘干机组 |
CN113137710B (zh) * | 2021-03-31 | 2023-04-25 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 蒸发式冷凝器机组的控制方法 |
CN114225441B (zh) * | 2021-12-16 | 2023-02-03 | 钥准医药科技(启东)有限公司 | 一种连续真空喷雾干燥装置 |
US20230363616A1 (en) * | 2022-05-13 | 2023-11-16 | Haier Us Appliance Solutions, Inc. | Dishwashing appliance having an air-drying dehumidification assembly |
CN115560562B (zh) * | 2022-09-23 | 2024-03-12 | 北京金雕建材检测有限公司 | 一种电热鼓风干燥箱 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2090782A (en) * | 1934-08-27 | 1937-08-24 | Carraway Engineering Company I | Air conditioning system |
US3673698A (en) * | 1970-11-25 | 1972-07-04 | Albert S Guerard | Process for freeze drying with carbon dioxide |
IT1160889B (it) * | 1978-10-26 | 1987-03-11 | Berti Furic | Impianto di essiccazione particolarmente per legname |
US4471537A (en) * | 1982-01-18 | 1984-09-18 | Indesit Industria Elettrodomestici Italiana S.P.A. | Dryer apparatus having an improved air circulation |
JPS5981488A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-11 | 株式会社省熱学研究所 | 冷凍機と熱交換器による乾燥システム |
US5181387A (en) * | 1985-04-03 | 1993-01-26 | Gershon Meckler | Air conditioning apparatus |
JPS6297415U (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-22 | ||
US5119571A (en) * | 1990-08-01 | 1992-06-09 | Richard Beasley | Dehydration apparatus and process of dehydration |
DE4304226C5 (de) * | 1993-02-12 | 2004-03-04 | Miele & Cie. Kg | Kondensationswäschetrockner mit einer Wärmepumpe |
DE4409607C2 (de) * | 1993-04-21 | 2002-03-14 | Miele & Cie | Kondensationswäschetrockner mit einer Wärmepumpe |
JP3321945B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2002-09-09 | 松下電器産業株式会社 | 衣類乾燥機 |
JP3287171B2 (ja) * | 1994-06-15 | 2002-05-27 | 株式会社デンソー | 一体型冷房機 |
US5970723A (en) * | 1996-03-05 | 1999-10-26 | Kinkel; Stephen W. | Heating and cooling unit |
EP0999302B1 (en) * | 1998-10-21 | 2003-08-20 | Whirlpool Corporation | Tumble dryer with a heat pump |
GB2349687A (en) * | 1999-03-19 | 2000-11-08 | Glaciation Air Conditioning Sy | Air conditioning apparatus |
US20030208923A1 (en) * | 2002-04-01 | 2003-11-13 | Lewis Donald C. | High temperature dehumidification drying system |
CN100343593C (zh) * | 2003-04-02 | 2007-10-17 | 松下电器产业株式会社 | 干燥装置及其运转方法 |
-
2002
- 2002-09-26 JP JP2002280982A patent/JP2004116899A/ja not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179188A patent/JP2005016779A/ja not_active Withdrawn
- 2003-09-25 EP EP03753945A patent/EP1550829A4/en not_active Withdrawn
- 2003-09-25 CN CNA038248018A patent/CN1695029A/zh active Pending
- 2003-09-25 WO PCT/JP2003/012189 patent/WO2004029516A1/ja not_active Application Discontinuation
-
2005
- 2005-03-25 US US11/089,016 patent/US20050204755A1/en not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190245A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Toshiba Corp | 洗濯乾燥機 |
JP4607774B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2011-01-05 | 株式会社東芝 | 洗濯乾燥機 |
JP2008075949A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
CN102620534A (zh) * | 2012-04-16 | 2012-08-01 | 武汉理工大学 | 一种应用于太阳能干燥器的低熔点合金相变蓄热装置 |
CN108800898A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-13 | 浙江理工大学 | 一种热泵沸腾干燥机装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2004029516A1 (ja) | 2004-04-08 |
CN1695029A (zh) | 2005-11-09 |
JP2004116899A (ja) | 2004-04-15 |
EP1550829A4 (en) | 2006-12-27 |
EP1550829A1 (en) | 2005-07-06 |
US20050204755A1 (en) | 2005-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005016779A (ja) | 乾燥装置 | |
CN101275357B (zh) | 干燥装置以及具有该装置的洗衣干燥机 | |
CN1746418B (zh) | 烘干机 | |
US7975502B2 (en) | Heat pump apparatus and operating method thereof | |
KR101989522B1 (ko) | 의류건조기 | |
EA014949B1 (ru) | Конденсационная сушилка с тепловым насосом и способ её работы | |
WO2005098328A1 (ja) | 乾燥装置 | |
JP2005279257A (ja) | 乾燥装置及びその運転方法 | |
JP2008537509A (ja) | 流体の含水量を管理するシステムおよび方法 | |
WO2011080244A2 (en) | A heat pump system for a tumble dryer | |
JP4026469B2 (ja) | 衣類乾燥装置 | |
JP2007143712A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP2006336874A (ja) | ヒートポンプ式乾燥機 | |
JP4026451B2 (ja) | 衣類乾燥装置 | |
JP2004218861A (ja) | ヒートポンプ式給湯器におけるドレンパン凍結防止構造 | |
CN102908879B (zh) | 一种高效节能空气除湿系统 | |
KR101336461B1 (ko) | 히트펌프 제습기를 이용한 온수 생산장치, 이를 이용한 제습과 온수 생산방법 및 제상방법 | |
JP2005265402A (ja) | ヒートポンプ装置及びその運転方法 | |
JP2002364939A (ja) | 冷凍装置 | |
CN1782615B (zh) | 利用冷冻循环的烘干装置 | |
JP2008136612A (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP2006181219A (ja) | 乾燥機 | |
JP2013202159A (ja) | 衣類乾燥機 | |
KR100493871B1 (ko) | 제습 및 건조설비 | |
JP2008125962A (ja) | 食器洗浄乾燥方法および食器洗浄乾燥システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |