JP2013202159A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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満之 古林
Masahiro Kawai
雅弘 河合
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【課題】蒸発器に付着したリントを容易に除去する。
【解決手段】ヒートポンプ装置7と、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室9と、乾燥室9から排出された乾燥風を再び乾燥室9へ循環させる風路10と、風路10に送風する送風機8と、蒸発器5に向けて洗浄水を吐出する吐出部13と、乾燥運転を制御する制御手段17とを備え、制御手段17は、乾燥運転中に、吐出部13から洗浄水を蒸発器5に吐出し、蒸発器5に付着したリントを除去するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の繊維製品の乾燥をおこなう衣類乾燥機に関するものである。
従来、ヒートポンプ装置を搭載したこの種の衣類乾燥機は、衣類等の乾燥対象物から発生するリントが乾燥風に混入し、循環風路内に設けた送風機および熱交換器等に付着堆積して、その機能を低下させる原因となるため、循環風路に乾燥風からリントを捕集するリントフィルタが設けられている。しかしながら、循環風路を流れる乾燥風は、一定の送風量を確保する必要があることから、リントフィルタを通過する乾燥風からリントを完全に除去することは難しく、リントフィルタを通過したリントが熱交換器に付着する。そのため、熱交換器に付着したリントを水道水で洗浄することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の洗濯機能を備えた衣類乾燥機の構成を示したものである。図5において、衣類51を収容して回転駆動されるドラム52が外槽53内に回転可能に設けられ、この外槽53内への給水と、外槽53からの排水、およびドラム52の回転制御により、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の各工程が実行される。
また、圧縮機54と凝縮器55と絞り手段56と蒸発器57とを冷媒が循環するように管路58で連結したヒートポンプ装置59が設けられており、ヒートポンプ装置59の凝縮器55と蒸発器57は、乾燥風を循環させる循環風路60内に配設されている。循環風路60の入口側は、外槽53の上方前部に設けられた排気口61と連通接続し、循環風路60の出口側は、外槽53の後面上部に設けられた送風口62と連通接続している。凝縮器55と送風口62の間の循環風路60に送風機63が設けられている。
乾燥運転を開始すると、圧縮機54と送風機63が作動する。送風機63によって循環風路60に送風される乾燥風は、送風口62からドラム52内に送風され、ドラム52内で衣類51と接触し水分を奪って乾燥させる。
衣類51から水分を奪って高湿となった乾燥風は、排気口61から循環風路60に流入し、蒸発器57で冷却されて潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾いた乾燥風は、再び凝縮器55で加熱されて乾いた温風となって、送風口62からドラム52内に送風され、送風機63によって送風される乾燥風を循環風路60を通してドラム52に循環させることにより、衣類51の乾燥を進行させる。
乾燥工程において、循環風路60を循環する乾燥風に、ドラム52内の衣類51から分離したリントが混入する。リントは、蒸発器57に付着して目詰まりし、風量を低下させるとともに熱交換効率を低下させる。そのため、開閉可能な給水弁64を開いて熱交換器である蒸発器57と凝縮器55に熱交換器洗浄用水溶液を噴射する洗浄手段65が設けられており、この洗浄手段65によって付着したリントを除去することができるようにしたものである。洗浄手段65は、洗濯終了時、濯ぎ終了時、脱水終了時、乾燥終了時の任意のタイミングで洗浄を行うようにしている。
特開2005−224491号公報
しかしながら、前記従来の構成では、乾燥運転前あるいは乾燥運転後に、熱交換器に付着したリントを除去することが難しいという問題があった。一般的に、蒸発器、凝縮器および送風機等へのリントの付着堆積を防止するために、蒸発器の風上側にリントフィルタを設け、乾燥風に含まれるリントを捕集するようにしているが、一方で、風路の圧損を少なくする必要性からリントを完全に捕集することは難しく、微細なリントがリントフィルタを通過する。
乾燥運転の前後は、熱交換器である蒸発器が乾いた状態であり、乾燥運転中に付着したリントは、蒸発器が乾くことによってフィンに固着した状態となる。その結果、付着したリントを除去するために、洗浄水の吐出圧を高くして強く噴射する必要があり、また、洗浄水の使用量も多くなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、蒸発器に付着したリントを容易に除去することができる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、ヒートポンプ装置と、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室と、前記乾燥室から排出された乾燥風を再び前記乾燥室へ循環させる風路と、前記風路に送風する送風機と、蒸発器に向けて洗浄水を吐出する吐出部と、乾燥運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転中に前記吐出部から洗浄水を前記蒸発器に吐出し、前記蒸発器に付着したリントを除去するようにしたものである。
これによって、乾燥運転中は蒸発器が結露水で濡れた状態であり、リントは蒸発器で発生した結露水の表面に付着するようになり、洗浄水を吐出することによって結露水とともにリントを流すことができ、リントを蒸発器から容易に除去することができるとともに、乾燥運転中に蒸発器へのリント付着による風路圧損の増加を少なくすることができ、風量を安定して維持することができる。
本発明の衣類乾燥機は、乾燥運転中に蒸発器に付着したリントを容易に除去することができ、乾燥運転時の風量を安定して維持することができる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の系統図 同衣類乾燥機の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の系統図 同衣類乾燥機の動作を示すタイムチャート 従来の衣類乾燥機の構成図
第1の発明は、圧縮機と凝縮器と絞り手段と蒸発器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室と、前記乾燥室から排出された乾燥風を再び前記乾燥室へ循環させる風路と、前記風路に送風する送風機と、前記蒸発器に向けて洗浄水を吐出する吐出部と、乾燥運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転中に前記吐出部から洗浄水を前記蒸発器に吐出し、前記蒸発器に付着したリントを除去するようにしたことにより、乾燥運転中は蒸発器が結露水で濡れた状態であり、リントは蒸発器で発生した結露水の表面に付着するようになり、洗浄水を吐出することによって結露水とともにリントを流すことができ、リントを蒸発器から容易に除去することができるとともに、乾燥運転中に蒸発器へのリント付着による風路圧損の増加を少なくすることができる。また、蒸発器に流入する乾燥風を冷却して、冷媒温度の過昇を防止することができ、ヒートポンプを安定して動作させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、蒸発器に流入する乾燥風の温度を検知する温度検知手段を設け、制御手段は、前記温度検知手段により所定の温度を検知すると吐出口から洗浄水を吐出させるようにしたことにより、衣類の乾燥の進行状況を検知し、リントの付着に対して的確に洗浄水を吐出してリントを流すことができ、リントを蒸発器から容易に除去することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、乾燥風の風量を検知する風量検知手段を設け、制御手段は、前記風量検知手段により所定の風量を検知すると吐出口から洗浄水を吐出させるようにしたことにより、乾燥運転開始直後の風量との差によってリントの付着量が予測でき、乾燥運転中に風量を適宜検知することにより、所定の風量を下回った時に、洗浄水を吐出して的確かつ効率的にリントを除去することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機の系統図、図2は、同衣類乾燥機の乾燥運転時の乾燥風の温度と洗浄水の吐出動作を示すタイムチャートである。
図1および図2において、衣類乾燥機1は、冷媒を圧縮する圧縮機2と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する凝縮器3と、高圧の冷媒の圧力を減圧するためのキャピラリーチューブからなる絞り手段4と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う蒸発器5を冷媒が循環するように管路6で連結したヒートポンプ装置7が設けられている。
凝縮器3および蒸発器5は、フィンチューブ熱交換器で構成され、冷媒が流れる管路6は、例えば銅管で形成され、乾燥風の流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィンに管路6を貫通させて構成している。フィンは、例えば打ち抜き加工された厚み0.08〜0.2mmのアルミニウム製の平板で形成され、フィンピッチは、例えば約1.2mmとなるように構成している。
また、乾燥風を冷却し除湿する蒸発器5と、除湿された低温の乾燥風を加熱する凝縮器3と、乾燥風を吸排気する送風機8を内部に配設し、その両端部を衣類イを入れるための乾燥室9と連通させて環状に接続し、送風機8により送風された乾燥風を循環させる風路10が設けられている。
乾燥室9と蒸発器5の間の風路10には、乾燥運転時に衣類イから発生し、乾燥室9から乾燥風とともに風路10に流出したリントを捕集するためのフィルター11が取り外し自在に設けられている。矢印Aは、乾燥風の流れ方向を示している。
蒸発器5の下方には、乾燥運転中に蒸発器5で発生した結露水を排水するための排水口12が設けてあり、蒸発器5で発生した結露水は、排水口12から衣類乾燥機1の外へ排出されるようになっている。
また、蒸発器5の乾燥風の流れに対して上流側の端面5aの上方に、水道水等の洗浄水を吐出する吐出部13が設けられており、給水路14に設けた給水弁15を開閉することによって洗浄水の吐出と停止をおこなうことができ、蒸発器5に付着したリントが除去可能となるように、蒸発器5の風上側、すなわち、風路10を流れる乾燥風が蒸発器5に流入する側の端面5aに向けて洗浄水が吐出されるように構成されている。吐出部13から吐出された洗浄水は、排水口12から衣類乾燥機1の外へ排出される。
また、蒸発器5に向かって乾燥風が流れる風路10に、乾燥風の温度を検知するサーミスタで構成した温度検知手段16を設けている。温度検知手段16で検知した乾燥風の温度は制御手段17に入力される。
制御手段17は、ヒートポンプ装置7の圧縮機2、送風機8および給水弁15等を制御し、乾燥運転を制御する。
なお、蒸発器5に付着したリントを除去する水として、水道水を用いた例を示したが、濾過した風呂水、井戸水、さらには、蒸発器で発生した結露水等であってもよく、蒸発器5に付着したリントを洗い流すことができればよい。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。まず、衣類乾燥機1の運転を開始すると、ヒートポンプ装置7の圧縮機2と送風機8を作動させて乾燥運転を開始する。送風機8によって送風される乾燥風は、凝縮器3を通過して凝縮器3からの放熱で加熱され、温風になって乾燥室9に送られる。
乾燥室9で衣類イと接触した乾燥風は、衣類イから水分を奪って衣類イを乾燥させる。このとき、乾燥風は高湿の空気となる。高湿となった乾燥風は、蒸発器5を通過して冷却され、結露して除湿される。
蒸発器5の全体に結露して発生した結露水は、自重によって蒸発器5のフィンを伝って下方へ移動し、蒸発器5の下方に設けられている排水口12から衣類乾燥機1の外へ排出される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥風は、再び凝縮器3で加熱されて乾燥室9へと送風される。
ヒートポンプ装置7では、圧縮機2が作動すると、圧縮機2で圧縮された高温高圧の冷媒の熱が凝縮器3で放熱される。さらに、高圧の冷媒が絞り手段4で減圧されて低圧低温となり、蒸発器5で乾燥風から熱を奪い再び圧縮機2に戻る。冷媒によって蒸発器5で奪った熱量に圧縮機2の入力から得られる熱量を加えた熱量が、凝縮器3から放出される。凝縮器3から乾燥風へ放熱される熱エネルギーは、圧縮機2の消費電力相当分と、蒸発器5で乾燥風から吸熱される熱量の和にほぼ等しい。
このため、凝縮器3は圧縮機2に入力した電力以上の出力を得ることができ、乾燥風を加熱し乾燥室9内の衣類イへ投入することができる。このように、除湿および加熱された乾燥風を乾燥室9内へ投入し、衣類イと接触させることにより衣類乾燥が実行される。
しかし、乾燥風をそのまま循環させると、乾燥風全体の持つ熱量が増えるとともに、ヒートポンプ装置7の冷媒温度、冷媒圧力が高くなり、動作圧力が上昇する。それにより圧縮機2に過負荷がかかり、所定の冷媒温度、冷媒圧力になるように圧縮機2の回転数を低くしたり、停止させたりする必要がある。その結果、乾燥能力を低下させることになり、効率のよい乾燥運転ができない。
また、衣類イの乾燥の進行にともなって衣類イからリントが発生する。発生したリントは、乾燥風によってフィルター11まで運ばれ、フィルター11で捕集される。しかしながら、一部の微細なリントは、フィルター11で捕集されることなくフィルター11を通過し、蒸発器5の乾燥風の流れに対して上流側の端面5aに付着する。
乾燥運転中に、フィルター11を通過した微細なリントは、蒸発器5の端面5aに付着し、衣類イの乾燥の進行とともに増加する。リントの付着量の増加にともなって風路圧損も徐々に増加し、風量が徐々に低下して乾燥性能が低下していく。
そこで、蒸発器5への乾燥風の流入温度を温度検知手段16であるサーミスタにより検知し、所定の温度を検知すると、給水弁15を開いて吐出部13から蒸発器5の端面5aに向けて洗浄水を吐出し、付着したリントを流して除去する。
図2に示すように、室温(RT)が例えば20℃であると、乾燥運転の開始時は、温度検知手段16は室温と略同じ20℃を検知し、衣類の乾燥が進むにしたがって、衣類イと接触後、乾燥室9から風路10へ流出する乾燥風の温度は上昇していき、乾燥終了時の温度(T1)は、例えば50℃に達する。
ここで、温度検知手段16が所定の温度(T2)例えば35℃を検知したとき、つまり乾燥工程が中盤あるいは終盤、所謂恒率乾燥期において、乾燥工程中に発生したリントが蒸発器5に付着した状態となっているときに、蒸発器5へ洗浄水を吐出させ、蒸発器5に付着したリントを除去する。
洗浄水の吐出は、温度検知手段16の出力により給水弁15の開閉動作によって、少なくとも1回、または複数回行われる。1回の吐出時間は、例えば10〜30秒程度に設定され、この間に連続または間欠的に吐出する。
これによって、蒸発器5に付着したリントによる風路圧損の増加を解消し、風量を初期の状態へ回復することができ、乾燥運転中の風量低下による乾燥性能の低下を防止することができる。
また、蒸発器5に洗浄水を吐出した場合、リント除去と同時に、蒸発器5に供給される乾燥風にも吐出することとなり、乾燥風を冷却することができる。そのため、蒸発器5に供給される乾燥風が冷却されて温度が低下する。さらに、蒸発器5においても乾燥風が冷却され、潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥風は再び凝縮器3で加熱される。
これにより、蒸発器5において、冷媒に吸熱される熱量が少なくなるので、冷媒温度が圧縮機2の許容温度を上回ることを防止でき、その結果、圧縮機2の回転数の低下、あるいは、停止させる必要がなくなり、乾燥性能を低下させることのない衣類乾燥機を提供することが可能となる。
なお、洗浄水を吐出する所定の温度を複数設定し、例えば、25℃、30℃、35℃に達したときに、洗浄水を吐出するようにしてもよい。
この場合は、リント付着による風路圧損の増加を効果的に抑えることが可能であり、同時に、蒸発器5に流入する乾燥風の温度を冷却する回数が増加することによって、冷媒温度が圧縮機2の許容温度を上回ることを防止でき、ヒートポンプ装置7の動作を安定に行うことができる。
また、乾燥運転中の、特に、温度検知手段16が所定の温度(T2)を検知したとき、つまり、恒率乾燥期において、発生したリントが蒸発器5に付着した状態となっているときに、蒸発器5へ洗浄水を吐出させ、蒸発器5に付着したリントを除去することにより、リントを除去した洗浄水も、蒸発器5で発生する結露水で流すことができ、乾燥運転後の乾いた蒸発器5に洗浄水の蒸発残留物がなく、初期の熱交換効率を長期に亘って維持することができる。
以上のように、本実施の形態においては、圧縮機2と凝縮器3と絞り手段4と蒸発器5とを冷媒が循環するように管路6で連結したヒートポンプ装置7と、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室9と、乾燥室9から排出された乾燥風を再び乾燥室9へ循環させる風路10と、風路10に送風する送風機8と、蒸発器5に向けて洗浄水を吐出する吐出部13と、乾燥運転を制御する制御手段17とを備え、制御手段17は、乾燥運転中に吐出部13から洗浄水を蒸発器5に吐出し、蒸発器5に付着したリントを除去するようにしたものであり、乾燥運転中は、蒸発器5が結露水で濡れた状態であり、リントは蒸発器5で発生した結露水の表面に付着するようになり、洗浄水を吐出することによって結露水とともにリントを流すことができ、リントを蒸発器5から容易に除去することができるとともに、乾燥運転中に蒸発器5へのリント付着による風路圧損の増加を少なくすることができる。また、蒸発器5に流入する乾燥風を冷却して、冷媒温度の過昇を防止することができ、ヒートポンプを安定して動作させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機の系統図、図4は、同衣類乾燥機の乾燥運転時の乾燥風の風量と洗浄水の吐出動作を示すタイムチャートである。本実施の形態の特徴は、乾燥風の風量を検知する風量検知手段18により、所定の風量を検知すると吐出口13から洗浄水を吐出させるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図3において、送風機8からの送風量を検知する風量検知手段18として、送風機8の電流値を検知するようにしている。送風機8の電流値を検知することで、直接的に風量の検知を行っていないが、電流値と風量は相関関係があり、電流値の増減によって風量の増減を検知することが可能である。
図4に示すように、衣類の乾燥が進むにつれて送風機8の電流値は減少していく。つまり、乾燥が進行するにつれて、蒸発器5に付着するリント量が増加していくので、風路圧損が増加し、風量の減少にしたがって電流値が減少していく。初期電流値(A)より所定量(A1)例えば5%低下したときに、吐出部13から洗浄水を吐出させるようにしている。吐出時間は、例えば10〜30秒程度に設定され、この間に連続または間欠的に吐出する。
これにより、蒸発器5に付着したリントによる風路圧損の増加を解消し、風量を初期状態へ回復することができ、風量の低下による乾燥性能の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態では、風量検知手段18として送風機8の電流値を検知するようにしたが、風量の増減を検知することができるものであればよい。また、洗浄水の吐出は、吐出時間をあらかじめ設定するほか、所定の電流値に回復した時点で停止するようにしてもよい。
また、洗浄水は、水道水を水道圧によって吐出するほか、吐出ポンプを設けて洗浄水を加圧し吐出させるようにしてもよい。さらに、給水設備がない場合等は、給水タンクと吐出ポンプを設けて給水タンク内に洗浄水を貯留しておき、吐出ポンプによって給水タンク内の洗浄水を吐出する構成とすることもできる。
また、衣類乾燥機に洗濯機能を具備し、洗濯と乾燥がおこなえる洗濯乾燥機とすることによっても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、乾燥運転中に蒸発器に付着したリントを容易に除去することができ、乾燥運転時の風量を安定して維持することができるので、衣類乾燥機として有用である。
2 圧縮機
3 凝縮器
4 絞り手段
5 蒸発器
6 管路
7 ヒートポンプ装置
8 送風機
9 乾燥室
10 風路
13 吐出部
17 制御手段

Claims (3)

  1. 圧縮機と凝縮器と絞り手段と蒸発器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室と、前記乾燥室から排出された乾燥風を再び前記乾燥室へ循環させる風路と、前記風路に送風する送風機と、前記蒸発器に向けて洗浄水を吐出する吐出部と、乾燥運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転中に前記吐出部から洗浄水を前記蒸発器に吐出し、前記蒸発器に付着したリントを除去するようにした衣類乾燥機。
  2. 蒸発器に流入する乾燥風の温度を検知する温度検知手段を設け、制御手段は、前記温度検知手段により所定の温度を検知すると吐出口から洗浄水を吐出させるようにした請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 乾燥風の風量を検知する風量検知手段を設け、制御手段は、前記風量検知手段により所定の風量を検知すると吐出口から洗浄水を吐出させるようにした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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