JP2005014933A - ラップ材の引出し補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラップ材を取り出し易くすると共に、ラップ材が包装箱中に引き込まれてしまうことを防止できる補助具を提供する。
【解決手段】ラップ材1の包装箱4の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板7の前面に、少なくとも1個の塩化ビニール系の係止部8を貼り付ける。
【選択図】 図5
【解決手段】ラップ材1の包装箱4の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板7の前面に、少なくとも1個の塩化ビニール系の係止部8を貼り付ける。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、ラップ材の引出し補助具(以下単に補助具という)に係り、特に、市販のラップ材の包装箱に着脱可能に装着して、ラップ材を取り出し易くすると共に、ラップ材が包装箱中に引き込まれてしまうことを防止できる補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば材質がポリ塩化ビニリデンの長尺シート状フィルム1(以下ラップ材という)は、図1に示すように、例えばボール紙製の芯筒2に巻かれた状態で、断面方形のこれも紙製の細長い蓋3付の包装箱4に収納されている。
【0003】
そして、ラップ材を使用するときには、そのラップ材の端を包装箱4から取り出して所定の長さ分引出し、カッター5付の前面板部6と包装箱4の前面とでラップ材1を挟み(図示せず)、図2に示すようにしてラップ材1をカッターで切断する。
【0004】
なお、包装箱の種類によってはカッター5が直線ではなく前から見て下に凸の曲線のものがあり、この場合には図2に示すようにラップ材の端から切るのではなく、ラップ材1を傾けないで真っ直ぐ上に引くので、ラップ材は中央部から切れることになる(図示せず)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ラップ材は周知のように他の物質に対し吸着性が良いので、上記したような包装箱から取り出してカッターで切断すると、前面板部6(図1参照)と包装箱の前面との間に挟まれた部分が包装箱にピッタリと貼り付いてしまうことがある。
【0006】
このような場合には、次にラップ材を引き出すとき先端となるラップ材の部分を摘むことが困難になり、要するに使い勝手が悪い。
【0007】
これとは反対に、図1に示す芯筒2が少し持ち上がった状態でラップ材を引き出した場合には、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込んでしまうことがある。
【0008】
このような場合には、ラップ材の摘み出し端部が芯筒4に巻き付けられたラップ材に貼り付いてしまうことがあり、このような場合にはラップ材の摘み出し端部を剥がすことが困難である。
【0009】
そこで、この発明は、ラップ材を取り出し易くすると共に、ラップ材が包装箱中に引き込まれてしまうことを防止できる補助具を提供し、以って上記した不都合を解消することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の上端縁に沿って延在し、その軸線の回りを回動可能に案内されると共に、ラップ材に吸着しないように表面処理された細い案内ローラーと、前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図3及び図4において符号7は本体板を示し、この本体板7は例えば薄い燐青銅板等の金属弾性材料、或いは弾性に富む合成樹脂材料からなる薄い弾性板である。
【0013】
この本体板7は、図3及び図4に示すように、例えば長さが包装箱4のそれよりやや短く、幅が包装箱の図3における高さの約6割程度の細長い板材で、その上端縁部が裏側に断面松葉形に折り返された形状である。
【0014】
そのため、図3に示すように、この本体板7の折り返し部が形成する隙間に包装箱4の前方の開口端縁部を差込むようにすると、この本体板は包装箱の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱の全面側に確りと装着される。
【0015】
一方、上記本体板7の全面中央部には、図3及び図4に示すように、少なくとも1個(図示の実施例では2個)の係止部8、8が形成されている。
【0016】
図示の実施例では、例えば厚さ2mm程度の塩化ビニールのシートから切出した細長い矩形の係止ピース8、8が接着剤によって貼り付けられている。
【0017】
上記のように構成された、請求項1に記載の発明の一実施例による補助具を装着した包装箱は、図2で矢印方向に所定の長さラップ材を引出した後蓋3を閉める。
【0018】
すると、図5及び図6に示すように、蓋の全面重合部6は本体板7に突設された係止ピース8、8の存在により外側に凸に弾性変形するが、他の部分はほぼ包装箱4の前面に重合する。
【0019】
この状態で、図2に示すように、外に引出されたラップ材をカッター5に押し付けるようにして引くと、ラップ材はカッター5に沿って切断される。
【0020】
このとき、図5に示すように、ラップ材1は包装箱の蓋の全面重合部6の裏面側で係止ピースに押し付けられるから、次に引出すラップ材の端部は係止ピース8に吸着され、準安定的に係止される。
【0021】
そのため、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込むことを有効に防止できる。
【0022】
また、少し厚い係止ピース8に吸着されたラップ材の端部と包装箱の前面との間に必ず隙間が生じるから、次に引出すラップ材の端部を摘み易く、そのためラップ材の取り出し易さが格段に向上する。
【0023】
なお、図示の実施例では係止ピース8、8の一対を適当な間隔で貼り付けるようにしているが、この係止ピース8の機能は次に引出すラップ材の端部を包装箱の前面から少し浮せることにあるから、少なくとも1個あれば良いことは明らかである。
【0024】
図7は請求項1に記載の発明の他の実施例を示し、この実施例は、前記包装箱4の前方の開口端縁部に装着される例えば金属板である本体板7(図3及び図5参照)の前面に、エンボス加工により突起を形成し、この突起の表面を平滑にして係止部8を形成したものである。
【0025】
本体板7の材質が例えばアルミニウム等の金属板である場合には、前面側における突起の表面を例えばバフ加工により平滑にすると、ラップ材がよく吸着されて係止部8となる。
【0026】
本体板7の材質が合成樹脂である場合にも、射出成形による突起形成後表面を平滑にすることにより、或いは金型の対応する部分を鏡面とすることにより、金属板と同様に係止部8を形成することが可能である。なお、上記射出成形による突起形成もエンボス加工の概念に含めるものとする。
【0027】
なお、この突起の正面からみた形状は、図4に示すように一対の細長い矩形でもよいし、或いは複数の円形の突起でもよく、又は、横長の1本の突条でもよい(図示せず)。
【0028】
図8は請求項1に記載の発明の更に他の実施例を示し、この実施例は、本体板7の下端部に段部を形成し、この段部の表面を平滑にして係止部8を形成したものである。
【0029】
図8における係止部8の表面平滑部の形成方法は図7に示すものと同様とするが、その段部の形成位置は、カッター5によるラップ材1の切断部より上方とする。これは、図7に示すものにおいても同様である。
【0030】
図9は請求項2に記載の発明の一実施例を示し、この実施例は、本体板7の上端縁に沿って延在する細い案内ローラー9を回動可能に装着したものである。
【0031】
上記のように案内ローラー9を装着するため、図示の実施例では、例えば本体板7の材質を薄い金属製の板ばね材とし、その前面部の両端を断面円形に丸めて、ここに全体の形状が細長いコ字形の芯材11の両端を掴持させる。
【0032】
そして、芯材11の水平な本体部に案内ローラー9を回動可能に嵌装する。なお、案内ローラー9の外周面はラップ材に吸着しないように細かい凹凸を形成する、等の表面処理を施すのが望ましい。
【0033】
上記のように構成された請求項2に記載の発明による補助具は、包装箱から引出されるラップ材が案内ローラー9と摺接しないでこれを転動させるから、ラップ材を引出すに要する力が減少し、軽く引出すことができるようになる、という別の利点が生じる。
【0034】
なお、この発明を実施するにあたり、図示の実施例に限定されることなく、種々に変形して実施することができる。
【0035】
例えば、図示の実施例では本体板7の長さを包装箱4のそれとほぼ同じくしたが、これはもっと短くても良く、本体板が包装箱の前方の開口端縁を確りと掴持する弾力を備えることができれば、本体板7の長さは包装箱4の長さの例えば1/4〜1/3で充分である。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板の前面に、少なくとも1個の係止部を形成したので、係止部8に吸着されたラップ材の端部と包装箱の前面との間に必ず隙間が生じ、次に引出すラップ材の端部を摘み易く、そのためラップ材の取り出し易さが格段に向上する。
【0037】
また、次に引出すラップ材の端部は係止部8に吸着され、準安定的に係止されるから、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込むことを有効に防止できる。
【0038】
更にまた、請求項2に記載の発明による補助具は、本体板の上端縁に沿って延在し、その軸線の回りを回動可能に案内されると共に、ラップ材に吸着しないように表面処理された細い案内ローラーを設けたので、ラップ材を引出す力が小さくて済み、操作感が軽快である、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を開いた状態を示す。
【図2】ラップ材を切断する操作を説明するための線図。
【図3】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を開いた状態を示す。
【図4】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図。
【図5】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を閉じた状態を示す。
【図6】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図で、ラップ材を引出した状態を示す。
【図7】請求項1に記載の発明の他の実施例による補助具の本体板の断面図。
【図8】請求項1に記載の発明の更に他の実施例による補助具の本体板の断面図。
【図9】請求項2に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図。
【符号の説明】
1 ラップ材
2 芯筒
3 蓋
4 包装箱
5 カッター
6 前面重合部
7 本体板
8 係止部
9 案内ローラー
11 芯材
【発明が属する技術分野】
この発明は、ラップ材の引出し補助具(以下単に補助具という)に係り、特に、市販のラップ材の包装箱に着脱可能に装着して、ラップ材を取り出し易くすると共に、ラップ材が包装箱中に引き込まれてしまうことを防止できる補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば材質がポリ塩化ビニリデンの長尺シート状フィルム1(以下ラップ材という)は、図1に示すように、例えばボール紙製の芯筒2に巻かれた状態で、断面方形のこれも紙製の細長い蓋3付の包装箱4に収納されている。
【0003】
そして、ラップ材を使用するときには、そのラップ材の端を包装箱4から取り出して所定の長さ分引出し、カッター5付の前面板部6と包装箱4の前面とでラップ材1を挟み(図示せず)、図2に示すようにしてラップ材1をカッターで切断する。
【0004】
なお、包装箱の種類によってはカッター5が直線ではなく前から見て下に凸の曲線のものがあり、この場合には図2に示すようにラップ材の端から切るのではなく、ラップ材1を傾けないで真っ直ぐ上に引くので、ラップ材は中央部から切れることになる(図示せず)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ラップ材は周知のように他の物質に対し吸着性が良いので、上記したような包装箱から取り出してカッターで切断すると、前面板部6(図1参照)と包装箱の前面との間に挟まれた部分が包装箱にピッタリと貼り付いてしまうことがある。
【0006】
このような場合には、次にラップ材を引き出すとき先端となるラップ材の部分を摘むことが困難になり、要するに使い勝手が悪い。
【0007】
これとは反対に、図1に示す芯筒2が少し持ち上がった状態でラップ材を引き出した場合には、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込んでしまうことがある。
【0008】
このような場合には、ラップ材の摘み出し端部が芯筒4に巻き付けられたラップ材に貼り付いてしまうことがあり、このような場合にはラップ材の摘み出し端部を剥がすことが困難である。
【0009】
そこで、この発明は、ラップ材を取り出し易くすると共に、ラップ材が包装箱中に引き込まれてしまうことを防止できる補助具を提供し、以って上記した不都合を解消することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の上端縁に沿って延在し、その軸線の回りを回動可能に案内されると共に、ラップ材に吸着しないように表面処理された細い案内ローラーと、前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図3及び図4において符号7は本体板を示し、この本体板7は例えば薄い燐青銅板等の金属弾性材料、或いは弾性に富む合成樹脂材料からなる薄い弾性板である。
【0013】
この本体板7は、図3及び図4に示すように、例えば長さが包装箱4のそれよりやや短く、幅が包装箱の図3における高さの約6割程度の細長い板材で、その上端縁部が裏側に断面松葉形に折り返された形状である。
【0014】
そのため、図3に示すように、この本体板7の折り返し部が形成する隙間に包装箱4の前方の開口端縁部を差込むようにすると、この本体板は包装箱の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱の全面側に確りと装着される。
【0015】
一方、上記本体板7の全面中央部には、図3及び図4に示すように、少なくとも1個(図示の実施例では2個)の係止部8、8が形成されている。
【0016】
図示の実施例では、例えば厚さ2mm程度の塩化ビニールのシートから切出した細長い矩形の係止ピース8、8が接着剤によって貼り付けられている。
【0017】
上記のように構成された、請求項1に記載の発明の一実施例による補助具を装着した包装箱は、図2で矢印方向に所定の長さラップ材を引出した後蓋3を閉める。
【0018】
すると、図5及び図6に示すように、蓋の全面重合部6は本体板7に突設された係止ピース8、8の存在により外側に凸に弾性変形するが、他の部分はほぼ包装箱4の前面に重合する。
【0019】
この状態で、図2に示すように、外に引出されたラップ材をカッター5に押し付けるようにして引くと、ラップ材はカッター5に沿って切断される。
【0020】
このとき、図5に示すように、ラップ材1は包装箱の蓋の全面重合部6の裏面側で係止ピースに押し付けられるから、次に引出すラップ材の端部は係止ピース8に吸着され、準安定的に係止される。
【0021】
そのため、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込むことを有効に防止できる。
【0022】
また、少し厚い係止ピース8に吸着されたラップ材の端部と包装箱の前面との間に必ず隙間が生じるから、次に引出すラップ材の端部を摘み易く、そのためラップ材の取り出し易さが格段に向上する。
【0023】
なお、図示の実施例では係止ピース8、8の一対を適当な間隔で貼り付けるようにしているが、この係止ピース8の機能は次に引出すラップ材の端部を包装箱の前面から少し浮せることにあるから、少なくとも1個あれば良いことは明らかである。
【0024】
図7は請求項1に記載の発明の他の実施例を示し、この実施例は、前記包装箱4の前方の開口端縁部に装着される例えば金属板である本体板7(図3及び図5参照)の前面に、エンボス加工により突起を形成し、この突起の表面を平滑にして係止部8を形成したものである。
【0025】
本体板7の材質が例えばアルミニウム等の金属板である場合には、前面側における突起の表面を例えばバフ加工により平滑にすると、ラップ材がよく吸着されて係止部8となる。
【0026】
本体板7の材質が合成樹脂である場合にも、射出成形による突起形成後表面を平滑にすることにより、或いは金型の対応する部分を鏡面とすることにより、金属板と同様に係止部8を形成することが可能である。なお、上記射出成形による突起形成もエンボス加工の概念に含めるものとする。
【0027】
なお、この突起の正面からみた形状は、図4に示すように一対の細長い矩形でもよいし、或いは複数の円形の突起でもよく、又は、横長の1本の突条でもよい(図示せず)。
【0028】
図8は請求項1に記載の発明の更に他の実施例を示し、この実施例は、本体板7の下端部に段部を形成し、この段部の表面を平滑にして係止部8を形成したものである。
【0029】
図8における係止部8の表面平滑部の形成方法は図7に示すものと同様とするが、その段部の形成位置は、カッター5によるラップ材1の切断部より上方とする。これは、図7に示すものにおいても同様である。
【0030】
図9は請求項2に記載の発明の一実施例を示し、この実施例は、本体板7の上端縁に沿って延在する細い案内ローラー9を回動可能に装着したものである。
【0031】
上記のように案内ローラー9を装着するため、図示の実施例では、例えば本体板7の材質を薄い金属製の板ばね材とし、その前面部の両端を断面円形に丸めて、ここに全体の形状が細長いコ字形の芯材11の両端を掴持させる。
【0032】
そして、芯材11の水平な本体部に案内ローラー9を回動可能に嵌装する。なお、案内ローラー9の外周面はラップ材に吸着しないように細かい凹凸を形成する、等の表面処理を施すのが望ましい。
【0033】
上記のように構成された請求項2に記載の発明による補助具は、包装箱から引出されるラップ材が案内ローラー9と摺接しないでこれを転動させるから、ラップ材を引出すに要する力が減少し、軽く引出すことができるようになる、という別の利点が生じる。
【0034】
なお、この発明を実施するにあたり、図示の実施例に限定されることなく、種々に変形して実施することができる。
【0035】
例えば、図示の実施例では本体板7の長さを包装箱4のそれとほぼ同じくしたが、これはもっと短くても良く、本体板が包装箱の前方の開口端縁を確りと掴持する弾力を備えることができれば、本体板7の長さは包装箱4の長さの例えば1/4〜1/3で充分である。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板の前面に、少なくとも1個の係止部を形成したので、係止部8に吸着されたラップ材の端部と包装箱の前面との間に必ず隙間が生じ、次に引出すラップ材の端部を摘み易く、そのためラップ材の取り出し易さが格段に向上する。
【0037】
また、次に引出すラップ材の端部は係止部8に吸着され、準安定的に係止されるから、ラップ材を巻き付けた芯筒2が回転してラップ材を包装箱4中に引き込むことを有効に防止できる。
【0038】
更にまた、請求項2に記載の発明による補助具は、本体板の上端縁に沿って延在し、その軸線の回りを回動可能に案内されると共に、ラップ材に吸着しないように表面処理された細い案内ローラーを設けたので、ラップ材を引出す力が小さくて済み、操作感が軽快である、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を開いた状態を示す。
【図2】ラップ材を切断する操作を説明するための線図。
【図3】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を開いた状態を示す。
【図4】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図。
【図5】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の横断面図で、蓋を閉じた状態を示す。
【図6】請求項1に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図で、ラップ材を引出した状態を示す。
【図7】請求項1に記載の発明の他の実施例による補助具の本体板の断面図。
【図8】請求項1に記載の発明の更に他の実施例による補助具の本体板の断面図。
【図9】請求項2に記載の補助具を装着したラップ材の包装箱の正面図。
【符号の説明】
1 ラップ材
2 芯筒
3 蓋
4 包装箱
5 カッター
6 前面重合部
7 本体板
8 係止部
9 案内ローラー
11 芯材
Claims (5)
- ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とするラップ材の引き出し補助具。
- ラップ材の包装箱の前方の開口端縁部を挟み付けるようにして包装箱に装着される本体板と、この本体板の上端縁に沿って延在し、その軸線の回りを回動可能に案内されると共に、ラップ材に吸着しないように表面処理された細い案内ローラーと、前面に形成された少なくとも1個の係止部とを有することを特徴とするラップ材の引き出し補助具。
- 上記係止部が、本体板の前面に装着された塩化ビニール系の係止ピースである請求項1又は2に記載のラップ材の引出し補助具。
- 上記係止部が、本体板の前面にエンボス加工により突設された突起である請求項1又は2に記載のラップ材の引出し補助具。
- 上記係止部が、本体板の前面下端部に形成された段部である請求項1又は2に記載のラップ材の引出し補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179355A JP2005014933A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | ラップ材の引出し補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179355A JP2005014933A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | ラップ材の引出し補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005014933A true JP2005014933A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179355A Pending JP2005014933A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | ラップ材の引出し補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005014933A (ja) |
Cited By (1)
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JPH0999952A (ja) * | 1995-10-02 | 1997-04-15 | Akihiko Uda | プラスチックの弾性を利用したラップフイルム取り出し装置 |
JPH11292085A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-26 | Kyodo Printing Co Ltd | カッター付紙箱及びその製造方法 |
JP2000109091A (ja) * | 1998-10-01 | 2000-04-18 | Kazusato Sato | ラップの取り出し機能 |
JP2003312652A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-06 | Swork:Kk | 包装フィルムの収納容器 |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179355A patent/JP2005014933A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6194095B1 (ja) * | 2016-12-26 | 2017-09-06 | 彰 白石 | ラップフィルム収納容器 |
JP2018104022A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 彰 白石 | ラップフィルム収納容器 |
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