JP2005013437A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者の技量にかかわらずに目押し操作を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】停止スイッチ26aの押下部材52の後端に永久磁石57を取り付けるとともに、押下部材52の移動方向に沿って永久磁石57に対向する位置に電磁石59を配備する。電磁石59は、通電時に、永久磁石57側の磁界に反発する磁界が発生するように設定される。制御部は、この停止スイッチ26aに対応するリールが当選図柄を引き込むことができない期間、電磁石59をオン状態にして押下部材52の変位を規制する。前記リールが当選図柄を引き込むことが可能な状態になると、制御部は電磁石59をオフにして前記規制を解除する。
【選択図】 図4
【解決手段】停止スイッチ26aの押下部材52の後端に永久磁石57を取り付けるとともに、押下部材52の移動方向に沿って永久磁石57に対向する位置に電磁石59を配備する。電磁石59は、通電時に、永久磁石57側の磁界に反発する磁界が発生するように設定される。制御部は、この停止スイッチ26aに対応するリールが当選図柄を引き込むことができない期間、電磁石59をオン状態にして押下部材52の変位を規制する。前記リールが当選図柄を引き込むことが可能な状態になると、制御部は電磁石59をオフにして前記規制を解除する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の図柄配列をそれぞれ所定駒数分ずつ並べて表示することが可能な図柄表示部と、各図柄配列に対応する複数の停止スイッチとを具備し、前記図柄表示部において各図柄配列を移動表示した後、これらの移動表示をそれぞれ対応する停止スイッチの操作に応じて停止させ、図柄配列間を横切る入賞ライン上に整列した図柄の組み合わせにより勝敗を決するようにしたスロットマシンに関する。特に、この発明は、上記図柄の移動表示に対する停止制御において、あらかじめ実行された抽選の結果に応じた図柄を図柄表示部内に引き込むことが可能に設定されたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なスロットマシンは、周面に複数種の図柄が配列された3個のリールが図柄表示窓の背後に配備されるとともに、各リールに回転を開始させるための始動レバーや、各リール毎に個別に設けられた停止釦スイッチなどを具備する。図柄表示窓には、上中下斜めに計5本の入賞ラインが設定されており、各リールの停止時には、これらの入賞ラインに、それぞれリール毎の3個の図柄が整列状態で表示される。
【0003】
スロットマシンにおいて、入賞を構成する図柄組み合わせは、一般に「役」と呼ばれている。従来の典型的なスロットマシンでは、始動レバーの操作に応じて各リールを始動させる前に、制御部内で各種の役を対象とした抽選を実行するようにしている。ここで所定の役に当選すると、以後、リールを停止させる毎に、その当選役にかかる図柄(以下、「当選図柄」という。)が有効な入賞ラインに到達するまで前記リールを滑らせて停止させる制御が実行される。この停止制御は、一般に、「引き込み制御」と呼ばれている。
【0004】
現在の法律では、引き込み制御のためにリールを滑らせることができる駒数は、4駒までに定められている。この引き込み制御が可能なタイミングで停止釦スイッチを押下する操作(目押し)は、初心者にとってかなり難しいものとなる。そこで、従来より、音や光により目押しが可能なタイミングを知らせるなど、遊技者の目押しを補助する制御を行うことが提案されている(たとえば、特許文献1。)。また、特許文献2には、停止釦スイッチに振動を与えることによって目押しを行うことが可能である旨を報知するようにした発明が開示されている。なお、目押しのタイミングを知らせる報知は、ボーナスゲーム用の役など、特典の大きな役に当選した場合に限定して行われるのが一般的である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−112917号 公報
(段落[0041][0042],図2参照。)
【特許文献2】
特開平11−47353号 公報
(段落[0018]〜[0020]参照。)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のように、目押しのタイミングの報知を視覚的に行う場合、報知が見落とされる可能性がある上、遊技者の目の疲労を招くという問題がある。また、音による報知を行う場合にも、ホール内の騒音のために報知音を聞き逃す可能性がある。
【0007】
また、4駒分のリールの移動に要する時間は、きわめて短い時間(0.19秒)である。したがって、報知を認識できても、その報知に敏捷に反応できなければ、以前として目押しに失敗することになる。この問題は、光や音による報知を行う場合に限らず、特許文献2のように、停止釦スイッチに振動を与える方法で報知を行う場合にもあてはまるものである。
【0008】
この発明は上記問題に着目してなされたもので、遊技者の技量に関わらずに目押し操作を簡単に行うことができるようにして、目押しの成功率を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるスロットマシンは、複数の図柄配列をそれぞれ所定駒数分ずつ並べて表示することが可能な図柄表示部と、各図柄配列に対応する複数の停止スイッチとを具備し、前記図柄表示部における各図柄配列の移動表示をそれぞれ対応する停止スイッチの操作に応じて停止させるとともに、この停止制御において、あらかじめ実行された抽選の結果に応じた図柄を前記図柄表示部に引き込むことが可能に設定されている。
【0010】
図柄配列は、リールのような回転体の周面に配置することができる。この場合の図柄表示部は、所定大きさの図柄表示窓の背後に複数の回転体を並べて配備したものとすることができる。または、回転体毎に個別の図柄表示窓を設ける場合であれば、これら図柄表示窓の集合が図柄表示部であると考えることができる。いずれの場合も、回転体が停止しているときには、図柄表示窓内に所定駒数分の図柄を停止表示することができる。
【0011】
なお、回転体はリールに限定されるものではない。たとえば、所定厚みのある帯状体を、枠体を用いずに両端を繋いだ構成の回転体を使用してもよい。また、図柄配列を表示するための構成は、上記の回転体に限らず、CRTや液晶パネルなどの表示画面上で各種図柄をスクロール表示してもよい。
【0012】
各図柄配列に対応する複数の停止スイッチは、押釦式のスイッチであるのが望ましい。この場合、各図柄配列の移動表示が行われた後、停止スイッチが押下され、その押下部材の変位によりスイッチがオン状態になる都度、対応する図柄配列の移動表示を停止させることができる。ただし、停止スイッチは押釦式に限らず、たとえばレバー式のスイッチにしてもよい。
【0013】
この発明にかかるスロットマシンでは、前記停止スイッチの少なくとも1個に、操作に応じたスイッチの変位を規制するための規制手段が設けられる。また、所定の図柄が引き込み対象となっているとき、前記規制手段を作動させ、所定の規制手段に対応する図柄配列が引き込み対象の図柄を引き込むことが可能な範囲を前記図柄表示部に表示している間、前記所定の規制手段による規制を解除する制御手段が設けられる。なお、ここでいう引き込み対象の図柄は、抽選により当選した役を構成する図柄(当選図柄)のことである。また、スイッチの変位とは、前記した押釦式のスイッチであれば、押下する操作面の変位ということができる。レバー式のスイッチの場合には、遊技者が操作するレバー部の変位と考えることができる。
【0014】
上記構成によれば、たとえば、遊技者の始動操作(一般に始動レバーの操作となる。)に応じて各図柄配列の移動表示が開始されるとともに、規制手段が作動し、この規制手段に対応する停止スイッチの変位が規制される。これにより、前記停止スイッチをオンとなる位置(以下、「動作位置」という。)まで変位させるのは困難になる。しかしながら、この停止スイッチに対応する図柄配列について、当選図柄を引き込むことが可能な範囲が図柄表示部に表示されている間は、前記規制手段による規制が解除されるので、停止スイッチを簡単に操作できるようになる。よって、遊技者が停止スイッチにある程度の力をかけておけば、当選図柄を引き込みできない状態から引き込みが可能となる状態に移行したときに停止スイッチを動作位置まで動かすことができる。したがって、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせられない遊技者でも、簡単に目押しを成功させることが可能となる。
【0015】
好ましい態様のスロットマシンでは、前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチとして構成される。また、前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後端に取り付けられた永久磁石と、前記押下部材の移動方向に沿って永久磁石に対向配備された電磁石とを含み、前記電磁石に永久磁石に反発する磁界を発生させることにより前記押下部材の変位を規制する。
【0016】
上記の態様では、当選図柄の引き込みができない間は、電磁石に通電することにより永久磁石に反発する磁界を発生させて、押下部材を押下するのを困難にする。一方、特定の図柄の引き込みが可能になると、電磁石への通電を遮断することにより前記永久磁石に反発する磁界を消失させて、押下部材を容易に押下できる状態にする。
【0017】
他の好ましい態様のスロットマシンでも、前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチとして構成される。また、前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後方に配備されたソレノイドと、前記ソレノイドの可動鉄心に連結された支持部材と、前記支持部材より前方に配置され、押下された押下部材を初期位置に復帰させるための弾性体とを含み、前記ソレノイドの可動鉄心を突出させて前記弾性体を収縮させることにより前記押下部材の後方への変位を規制する。
【0018】
上記の態様では、当選図柄の引き込みが可能な間、ソレノイドを通電する。このとき、ソレノイドの可動鉄心が引き込まれ、支持部材が後方に下がった状態となるので、支持部材と押下部材との間の距離が大きくなり、弾性体を弛緩した状態にすることができる。また、ソレノイドによる反発力が解除されているので、押下部材を容易に押下することが可能となる。
一方、当選図柄を引き込みできない場合には、ソレノイドへの通電を遮断する。このとき、前記可動鉄心が突出して支持部材が前方に変位するので、支持部材と押下部材との間の距離が小さくなり、弾性体が収縮した状態となる。このとき、弾性体を支持部材により支持し、さらに支持部材にソレノイドによる反発力をかけることができるので、押下部材を押下するのは困難な状態となる。
【0019】
上記の各態様によれば、遊技者は、図柄の移動表示が開始された直後から停止スイッチをある程度の力で押しておくことによって、当選図柄を引き込みできない状態から引き込みできる状態となった時点で、押下部材を動作位置まで動かすことができる。よって、目押しを容易に行うことが可能となり、当選図柄を引き込むことができる。
【0020】
なお、上記した特許文献2の段落[0009]には、スロットマシンに遊技者の触感を介してストップスイッチの操作タイミングを報知するタイミング報知手段を設けることや、その報知の態様として「押圧」を用いることなどが記載されている。しかしながら、これらの報知の中で具体的に開示されているのは、前記した振動による報知だけであり、押圧による報知の具体的な内容や報知のための構成については、何も示されていない。
【0021】
この発明にかかるスロットマシン(各態様を含む。)では、役を構成するすべての図柄を対象として、上記の規制手段や制御手段による目押しの補助を行うことができる。ただし、これに限らず、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの特別ゲーム用の役にかかる特定の図柄のみを対象として、目押しの補助を行ってもよい。
【0022】
また、前記規制手段は、遊技者の始動操作に応じて、または目押し補助にかかる役に当選した直後に作動させるのが望ましい。ただし、ゲーム開始前から目押し補助の対象の図柄を引き込むことが決定している場合(たとえば前記BBへの当選状態が前のゲームから持ち越された場合)には、始動操作の前から規制手段を作動させるようにしてもよい。
【0023】
また、前記規制手段は、すべての停止スイッチに設けることができるが、これに限定されるものではない。特に、特定の図柄に対してのみ目押しの補助を行う場合には、この特定の図柄の数が少なかったり、特定の図柄間の間隔が大きく設定されているような図柄配列に対応する停止スイッチにのみ、規制手段を設けるようにしてもよい。
【0024】
なお、前記制御手段は、前記目押し補助の対象となる図柄が引き込み対象となっている場合でも、常に規制手段を作動させる必要はなく、所定の条件に応じて選択的に規制手段を作動させることができる。たとえば、遊技者が目押しに失敗した回数が所定数に達した時点から規制手段を作動させることができる。また、所定期間内における遊技媒体の獲得数が所定の基準値に達していない場合や、BBやRBに当選しないゲームが所定数以上になった場合などに、規制手段を作動させるようにしてもよい。
【0025】
この発明にかかるスロットマシンは、所定数の遊技媒体の賭け操作に応じて、ゲームを実行できるようにするのが望ましい。典型的な遊技媒体はメダルであるが、これに限らず、パチンコ球のような小球状の遊技媒体を用いてもよい。また、実物の遊技媒体を使用する代わりに、所定数の有価価値が記憶された記憶媒体から一定の有価価値を引き落としてゲームを実行するようにしてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、この発明が適用されたスロットマシンの外観および内部構造を示す。
この実施例のスロットマシンの機体1は、前面開口の筐体2と、この筐体2に、その開口部2Aを覆うように組み付けられた扉部3とにより構成される。筐体2の内部には、底部に、ホッパー6aを備えたメダル払出機6や電源ユニット10などが、さらにその上方に、リールブロック4などが配備される。また、筐体2の後板には、低音出力用のスピーカー14や、ゲーム制御のための制御部(図6に示す。)が搭載された基板5などが、取り付けられている。
【0027】
前記扉部3は、金属製の枠体に3枚のパネル11,12,13などが組み付けられている。これらのパネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成される。
【0028】
上方の上部パネル12には、各種入賞の内容を示す情報として、図柄の組合せや入賞時のメダルの払出枚数などが印刷され、下方の下部パネル13には、機種名などの情報が印刷される。
上部パネル12の両側には、効果音出力用のスピーカー15,16が設けられる。また下部パネル13の下方には、メダル払出口17,メダル受け皿18などが設けられる。
【0029】
中央の正面パネル11は、ゲームの進行状態を表示するエリアとして使用される。この正面パネル11の中央部には、無着色で透明の図柄表示窓20が形成され、さらにその下方に、貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物用表示器23などが配備される。
【0030】
正面パネル11と下部パネル13との間には、遊技のためのメダルを受け付けるメダル投入口24、各リール8a,8b,8cを一斉に回転させるための始動レバー25、各リール8a,8b,8cを個別に停止させるための停止スイッチ26a,26b,26c、電子データ形式で貯留されたクレジットメダルからゲームへの賭けメダルを設定するためのベットスイッチ27、前記クレジットメダルを精算するための精算スイッチ28などが配備される。
【0031】
前記筐体2内のリールブロック4は、樹脂製のフレーム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられた構成のもので、図柄表示窓20に対応する位置に配備される。各リール8a,8b,8cは、リール枠の外周面に複数の図柄が配列された帯状テープを貼設して成るもので、駆動源となるステッピングモータ9a,9b,9cとともに前記リールブロック4に取り付けられる。
【0032】
図3は、前記図柄表示窓20を含む正面パネル11の詳細な構成を示す。前記図柄表示窓20は、横方向の長さが3個のリール8a,8b,8cが外部から見えるように、また縦方向の長さがリールの停止時に3駒分の図柄19が外部から見えるように、横に長い矩形状に形成される。この図柄表示窓20には、各図柄の停止表示位置を結ぶように、水平方向に3本、斜め方向に2本、計5本の入賞ラインL1〜L5が設定される。
【0033】
上記構成のスロットマシンには、複数種の小役のほか、ビッグボーナス,レギュラーボーナスに移行する特別役などが設定される。前記基板5上に搭載された制御部は、メダルの投入またはベットスイッチ27の操作に応じてゲームの開始を可能とし、しかる後に始動レバー25の操作に応じて、各種の役を対象とした抽選を実行した後、各リール8a,8b,8cを回転させる。そして、停止スイッチ26a,26b,26cが押下される都度、対応するリール8a,8b,8cを、前記抽選により決定した当選図柄を引き込む制御により停止させる。ただし、この引き込みのためにリールを滑らせることができる駒数は4駒までに設定されており、この駒数内に当選図柄が含まれていない場合には、ゲーム結果は「はずれ」となる。
【0034】
なお、前記貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物表示器23は、いずれも、7セグメントのLEDを用いた表示器である。貯留枚数表示器21には、後記するクレジットメダルの貯留枚数が、前記払出枚数表示器22には、ゲームにより入賞が成立したときに報賞として払い出されるメダルの枚数が、それぞれ表示される。役物表示器23は、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲームが実行される際に、期待できる入賞回数や遊技実行回数などを表示するのに用いられる。
【0035】
この実施例にかかるスロットマシンの各停止スイッチ26a,26b,26cには、それぞれ押下操作に応じた押下部材の変位を規制するためのスイッチ規制機構が設けられている。このスイッチ規制機構は、BBやRB用の特別役に当選している場合に、その当選図柄の目押しを補助する目的で使用される。なお、以下では、BBまたはRB用の役への当選を「ボーナス当選」と呼び、その当選図柄を「ボーナス図柄」と呼ぶことにする。
【0036】
図4は、スイッチ規制機構を具備する停止スイッチ26aの内部構成を示す。なお、この図4およびつぎの図5では、停止スイッチ26aのみの構成を示すが、他の停止スイッチ26b,26cも同様の構成をとることは、言うまでもない。
【0037】
図4の停止スイッチ26aは、前面が開口されたケース体51の開口位置に押下部材52が配備された構成のものである。前記押下部材52は、平坦な前面を具備する本体部53の後部に軸部54が一体に形成されて成る。
【0038】
前記ケース体51は円筒状であって、前方の開口部には、所定幅の縁部511が端縁全体にわたって設けられる。前記押下部材52の本体部53は、前記縁部511で取り囲まれた開口部よりも小さな径を有する略円柱状であって、周面には所定幅の突条532が周方向にわたって形成される。この突条532は、前記開口部からの押下部材52の「抜け」を防止するためのもので、前記縁部511に当接可能な大きさに形成される。本体部53の前端には、径がやや小さく形成された操作部531が設けられる。通常時の押下部材53は、この操作部531をケース体51の開口部から臨ませた状態で位置する。
【0039】
前記軸部54は、バネ55の内部に挿通された状態に置かれている。このバネ55は、押下後の押下部材53を初期位置に復帰させるためのもので、径方向が軸部54より大きく、長さ方向が軸部54よりも短くなるように設定される。このバネ55の始端位置は前記本体部53の後端面に当接し、後端側は押さえ部材56により支持される。なお、押さえ部材56は、ケース体51の内面に嵌め込まれており、前記バネ55をやや付勢した状態で支持する。また、この押さえ部材56は、本体部53の押し込みを規制する機能も具備する。さらに、押さえ部材56の中央部には、前記軸部54よりも大きな径を有する孔部(図示せず。)が形成されている。軸部54は、前記バネ55に挿通されるとともに、この孔部にも挿通されており、押下部材52の変位時には、孔部およびバネ55の内部を移動するようになる。
【0040】
前記軸部54の押さえ部材56よりも後方位置には、上方に突出する遮蔽板541が形成される。さらに軸部54の後端部には、永久磁石57が取り付けられている。
【0041】
前記ケース体51の上面にはフォトカプラ58が支持される。前記遮蔽板541は、前記押下部材52が押下されていないときはこのフォトカプラ58よりも前方に位置するが、押下により後方に変位すると、フォトカプラ58の投光部と受光部との間に位置するように設定されている。なお図4の58は、厳密にはフォトカプラの投光部であり、この投光部に前記遮蔽板541の通過位置を隔てて対向する位置に、受光部が配備されている。
【0042】
前記ケース体51の背面側には、前記軸部54に対向する位置に、円柱状の支持具593を介して電磁石59が取り付けられる。図中の591は電磁石のコアであり、592はコア591に巻き付けられた導線である。また、61は、電磁石59およびフォトカプラ58に電流を供給するコネクタである。
【0043】
図4の例におけるスイッチ規制機構60は、軸部54の後端の永久磁石57と前記電磁石59とにより構成される。電磁石59は、通電時に、永久磁石57側の磁界に反発する磁界が発生するように設定される。たとえば、永久磁石57の電磁石59への対向面がN極であるとすると、電磁石59の永久磁石57への対向面の磁極もN極になるように設定される。
【0044】
上記構成において、前記スイッチ規制機構60の電磁石59がオフ状態(非通電状態)のときに操作部531の前面に押圧力がかかると、本体部53および軸部54はともに後方に変位する。これにより、前記遮蔽板541がフォトカプラ58の投受光部間を遮蔽するので、停止スイッチ26aはオン状態となる。なお、前記バネ55は、押さえ部材56により後端位置が固定されているため、押下時には、本体部53の変位に応じて収縮状態が強められる。よって押下解除後は、前記バネ55の復元力によって、押下部材52を通常位置に速やかに戻すことができる。
【0045】
一方、前記スイッチ規制機構60の電磁石59がオン状態(通電状態)となると、電磁石59と永久磁石57との間に反発する磁界が発生するので、操作部531を押圧しても、押下部材52を後方に変位させるのは困難となる。すなわち、電磁石59がオン状態のときには、オフ状態のときよりも大きな押圧力をかけなければ、停止スイッチ26aをオン状態にできないことになる。
【0046】
図5は、スイッチ規制機構を具備する停止スイッチ26aの他の例を示す。なお、この例においては、図4の例と同様の構成については、図4と同じ符号を付すことによって説明を省略または簡略化する。
【0047】
この実施例の停止スイッチ26aの押下部材52Aは、前記図4と同様の構成の本体部53の後端に、前記図4の軸部54よりも径の小さな軸部54Aが形成されて成る。なお、この実施例では、この軸部54Aを本体部53の中心位置よりも上方に設けることで、その先端部分をフォトカプラ58の投受光部間の遮蔽部材として機能させるようにしている。
【0048】
前記押下部材52Aの後方適所には、ソレノイド62が配備される。このソレノイド62は、図示しない支持部材により固定支持されており、その可動鉄心621の先端には受け皿63が取り付けられている。受け皿63には、軸部54Aより大きな径を有する孔部(図示せず。)が形成されており、軸部54Aを挿通させた状態で配備される。また、ケース体51内のフォトカプラ58の前方位置には、本体部53の押し込みを規制するための受け部材64が嵌め込まれる。
【0049】
この実施例のスイッチ規制機構60Aは、前記ソレノイド62、受け皿63、およびバネ55により構成される。
図5(1)は、前記スイッチ規制機構60Aによる押下部材52Aの変位規制が行われていない状態を、図5(2)は、前記規制が行われている状態を、それぞれ示す。この実施例では、押下部材52Aの変位を規制しない場合に、ソレノイド62をオン状態(通電状態)にする。これによりソレノイド62は励磁状態となるため、可動鉄心621はソレノイド52の本体部622内に引き込まれる。この可動鉄心621の変位に伴い、受け皿63が後退し、前記バネ55が収縮していない状態になるので、押下部材52Aを容易に押下して停止スイッチ26aをオン状態にすることができる。
【0050】
一方、押下部材52Aの変位を規制する場合には、ソレノイド62をオフ状態(非通電状態)にする。これによりソレノイド62は消磁状態となるため、可動鉄心621が突出し、受け皿621が前方側に変位する。これに伴い、前記バネ55が収縮した状態となる上、本体部53にソレノイド62による反発力がかかるので、押下部材52Aを後方に変位させるのは困難になる。
【0051】
なお、スイッチ規制機構60Aによる規制を行っていない図5(1)の状態下でも、前記図4の実施例のように、バネ55を若干収縮させた状態としてもよい。
【0052】
図6は、上記スロットマシンの電気構成を示す。
図中、30は、このスロットマシンの制御部である。この制御部30には、制御主体となるCPU31のほか、ROM32、RAM33、乱数発生器34などが含まれる。
【0053】
ROM32には、プログラムのほかに、各リール8a,8b,8cの図柄配列を示す図柄配列テーブルや内部抽選用の抽選テーブルなどが格納される。RAM33は、ゲーム制御の過程で発生したデータの読み書きに使用される。乱数発生器34は、CPU31が抽選処理の際にサンプリングする乱数を生成するためのものである。
【0054】
前記制御部30には、バス35を介して各種入出力部が接続される。入力部としては、前記した始動レバー25、停止スイッチ26a,26b,26c、ベットスイッチ27、精算スイッチ28のほか、メダル投入口24への投入メダルを検出するためのメダル検知センサ37などが接続される。また出力部としては、前記リールユニット4の各ステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部36a,36b,36c、メダル払出機6、貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物用表示器23のほか、前記スイッチ規制機構60(60A)に対する制御回路37a,37b,37c(以下、「スイッチ制御回路37a,37b,37c」という。)などが接続される。
【0055】
前記スイッチ制御回路37a,37b,37cは、それぞれ停止スイッチ26a,26b,26cのスイッチ規制機構60(60A)を作動させるためのものである。各スイッチ制御回路37a,37b,37cには、D/A変換回路や電圧電流変換回路などが含まれる。CPU30からの駆動パルスは、D/A変換回路においてアナログ変換された後、電圧電流変換回路において電流変換される。変換後の電流は、図4の構成の停止スイッチが使用される場合には、前記電磁石59に供給される。また図5の構成の停止スイッチが使用される場合には、前記電流は、ソレノイド62内の励磁コイル(図示せず。)に供給される。
また各停止釦スイッチ26a,26b,26cからCPU31に入力される信号は、前記フォトカプラ58からの信号である。
【0056】
図7は、上記スロットマシンの制御部30により実行される手順を示す。
この手順は、1回のゲームを実行するためのもの(ただし、ボーナスゲームが実行される場合は、複数回のゲームとなる。)で、以下の説明および図中では、各ステップをSTとして示す。
【0057】
まず、メダルの賭け操作(ベットスイッチ27の操作または実物のメダルを投入する操作)と始動レバー25の操作とが順に行われると、ST1が「YES」となり、ST2において、前記した内部抽選を実行する。なお、ここでは詳細は図示しないが、内部抽選において所定の役に当選すると、その役に対応する当選フラグがオンに設定される。
【0058】
つぎのST3では、各リール8a,8b,8cを始動する。この後、ST4では、ボーナスフラグ(ボーナス当選を示す当選フラグであり、BB用、RB用の2種類がある。)をチェックする。ここでボーナスフラグがオンであれば、ST5のボーナス当選時停止制御により、各リール8a,8b,8cを停止する。一方、ボーナスフラグがオフの場合には、ST6の通常時停止制御により、各リール8a,8b,8cを停止する。なお、ST5,6のいずれにおいても、回転中の各リール8a,8b,8cを、それぞれ対応する停止スイッチ26a,26b,26cの操作に応じて停止させる。
【0059】
すべてのリール8a,8b,8cが停止すると、ST7では入賞の成立の有無をチェックする。ここで所定の入賞ラインに沿って役にかかる図柄が整列していると、ST7が「YES」となり、ST8の入賞処理を実行する。なお、このST8では、メダルの払出のほか、音,光による演出などを実行することができる。
【0060】
さらに成立した入賞がボーナス入賞である場合には、ST9が「YES」となってST10に進み、ボーナスフラグがリセットされる。この後は、ST11において所定回数分のボーナスゲームを実行した後、処理を終了する。
【0061】
ST7において、入賞が成立していないと判断された場合には、ST12のはずれ処理を実行する。このはずれ処理では、小役用の当選フラグのオン,オフ状態をチェックして、所定の当選フラグがオンであればこれをリセットする。一方、ボーナスフラグがオンになっている場合には、はずれ処理ではボーナスフラグはリセットされず、次ゲームに持ち越されることになる。
【0062】
図8は、前記ST5のボーナス当選時停止制御の詳細な手順を示す。
この手順では、すべてのリール8a,8b,8cが停止するまで、ST51〜56の手順を繰り返し実行する。なお、ここでは、回転中のリールが1駒分移動する間にST51〜56の処理が1回実行されるように、処理の速度が設定されているものとする。
【0063】
ST51では、回転中の各リールにつき、それぞれボーナス図柄の引き込みが可能であるか否かを個別にチェックする。なお、ボーナス図柄の引き込みが可能であるか否かは、所定の入賞ライン(たとえば入賞ラインL3)上の図柄が、ボーナス図柄より前方の6駒までの範囲にあるかどうかを判別することにより行われる(入賞ラインL3より6駒後方までの範囲にボーナス図柄があれば、入賞ラインL1,L2,L3のいずれかの位置に、そのボーナス図柄を引き込むことができる。)。
【0064】
いずれのリールでもボーナス図柄の引き込みができない場合には、ST51が「NO」となってST52に進み、これらリールに対応するすべての停止スイッチにおけるスイッチ規制機構をオン状態にする。一方、ボーナス図柄の引き込みが可能なリールが存在する場合には、ST51からST53に進み、前記引き込みが可能なリールに対応する停止スイッチのスイッチ規制機構をオフにする。なお、ボーナス図柄の引き込みが不可能なリールに対応する停止スイッチに対しては、引き続き、そのスイッチ規制機構のオン状態を維持することになる。
【0065】
このような制御において、いずれかの停止スイッチがオン状態となると、ST54が「YES」となってST55に進む。ST55では、オン状態となった停止スイッチに対応するリールを停止させる。なお、この停止操作されたリールにつき、先のST51でボーナス図柄の引き込みが可能であると判断している場合には、ST55では、前記ボーナス図柄を入賞ラインに引き込む制御を実行する。
【0066】
上記ボーナス当選時停止制御において、図4の停止スイッチを使用する場合には、前記電磁石59をオン状態にすることによってスイッチ規制機構60がオン状態となり、電磁石59をオフ状態にすることによってスイッチ規制機構60もオフ状態となる。
一方、図5の停止スイッチを使用する場合には、ソレノイド62がオン状態のときにスイッチ規制機構60Aがオフ状態となり、ソレノイド62がオフ状態のときにスイッチ規制機構60Aがオン状態になる。
【0067】
なお、前記ST6の通常時停止制御については、詳細な手順を図示しないが、各停止スイッチ26a,26b,26cのスイッチ規制機構60(60A)は、いずれもオフ状態に設定される。また、この制御でも、内部抽選により小役などに当選している場合には、停止操作が行われる都度、当選図柄を入賞ラインに引き込むことが可能かどうかを判断し、引き込み可能と判断した場合には、前記当選図柄を引き込む制御を実行する。
【0068】
上記図7,8のゲーム制御によれば、ボーナス当選時には、各停止スイッチ26a,26b,26cを、それぞれ前記スイッチ規制機構60(60A)がオン状態からオフ状態に切り替わるタイミングで押下することにより、各リール8a,8b,8cに対し、ボーナス図柄を引き込む制御を実行してボーナス入賞を成立させることができる。
なお、スイッチ規制機構がオン状態に設定されている停止スイッチでも、強い力で押せば、そのスイッチを押下することが可能である。ただし、この場合には、ボーナス図柄以外の図柄が引き込みされることになるので、ゲーム結果は「はずれ」となる。
【0069】
よって、ボーナス当選時には、各停止スイッチ26a,26b,26cに対し、スイッチ規制機構60(60A)がオンのときの押下部材52(52A)を変位させない程度に力をかけておくと、ボーナス図柄の引き込みが可能となったところで押下部材52(52A)が変位してスイッチをオン状態にすることができる。よって、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせるのが不得手な遊技者でも、容易に目押しを成功させることができる。
【0070】
なお、上記図7,8の制御例では、ボーナス当選時には、常にスイッチ規制機構60(60A)を用いてボーナス図柄の目押しを補助するようにしているが、これに限定されるものではない。たとえば、目押しの失敗回数が所定数に達するまでは、通常時停止制御を行い、前記失敗回数が所定数に達した時点から前記ボーナス当選時停止制御を行うようにしてもよい。また、このようにする場合には、ゲームが開始される前からスイッチ規制機構60(60A)を作動するとともに、停止スイッチを軽く押しておくことを示唆する表示や音声出力を行うなど、目押しの補助モードに入ったことを報知する演出を行ってもよい。
【0071】
また、小役に当選しているときにも、目押し補助を行うかどうかの抽選を実行し、これに当選したとき、前記ボーナス当選時停止制御と同様の手順で、小役当選図柄の目押しを補助するようにしてもよい。
【0072】
また、スイッチ規制機構60(60A)は、ビッグボーナスの実行時に、リプレイ図柄(レギュラーボーナス用の当選図柄となる。)の引き込みをはずす操作(リプレイはずし)を支援する目的に使用することもできる。この場合には、リプレイ図柄の引き込みが可能な期間にスイッチ規制機構60(60A)をオン状態にし、リプレイ図柄の引き込みができなくなった時点でスイッチ規制機構60(60A)をオフ状態にする制御を実行することになる。
【0073】
さらに、図4の構成のスイッチ規制機構60を使用する場合、CPU31からの駆動パルスの大きさを変動させることによって電磁石60に発生させる磁力を調整することができる。したがって、たとえば、停止スイッチ26a,26b,26cの押下規制を段階的に強くするなどの制御を実行することもできる。
【0074】
【発明の効果】
この発明によれば、停止スイッチにある程度の力をかけておくことで、引き込み対象の図柄を引き込むことができる状態になったときに停止スイッチをオン状態にすることができるので、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせるのが不得手な遊技者でも、簡単に目押し操作を成功させることができる。よって、目押しの成功率を向上させることができ、技量の低い遊技者にも、内部当選に伴う特典を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの筐体内部の構成を示す図である。
【図3】スロットマシンの正面パネルの構成を示す図である。
【図4】停止スイッチの内部構成例を示す図である。
【図5】停止スイッチの内部構成の他の例を示す図である。
【図6】スロットマシンの電気構成を示すブロック図である。
【図7】ゲーム制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】ボーナス当選時のリール停止制御の詳細な手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール
26a,26b,26c 停止スイッチ
31 CPU
55 バネ
57 永久磁石
59 電磁石
60,60A スイッチ規制機構
62 ソレノイド
63 受け皿
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の図柄配列をそれぞれ所定駒数分ずつ並べて表示することが可能な図柄表示部と、各図柄配列に対応する複数の停止スイッチとを具備し、前記図柄表示部において各図柄配列を移動表示した後、これらの移動表示をそれぞれ対応する停止スイッチの操作に応じて停止させ、図柄配列間を横切る入賞ライン上に整列した図柄の組み合わせにより勝敗を決するようにしたスロットマシンに関する。特に、この発明は、上記図柄の移動表示に対する停止制御において、あらかじめ実行された抽選の結果に応じた図柄を図柄表示部内に引き込むことが可能に設定されたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なスロットマシンは、周面に複数種の図柄が配列された3個のリールが図柄表示窓の背後に配備されるとともに、各リールに回転を開始させるための始動レバーや、各リール毎に個別に設けられた停止釦スイッチなどを具備する。図柄表示窓には、上中下斜めに計5本の入賞ラインが設定されており、各リールの停止時には、これらの入賞ラインに、それぞれリール毎の3個の図柄が整列状態で表示される。
【0003】
スロットマシンにおいて、入賞を構成する図柄組み合わせは、一般に「役」と呼ばれている。従来の典型的なスロットマシンでは、始動レバーの操作に応じて各リールを始動させる前に、制御部内で各種の役を対象とした抽選を実行するようにしている。ここで所定の役に当選すると、以後、リールを停止させる毎に、その当選役にかかる図柄(以下、「当選図柄」という。)が有効な入賞ラインに到達するまで前記リールを滑らせて停止させる制御が実行される。この停止制御は、一般に、「引き込み制御」と呼ばれている。
【0004】
現在の法律では、引き込み制御のためにリールを滑らせることができる駒数は、4駒までに定められている。この引き込み制御が可能なタイミングで停止釦スイッチを押下する操作(目押し)は、初心者にとってかなり難しいものとなる。そこで、従来より、音や光により目押しが可能なタイミングを知らせるなど、遊技者の目押しを補助する制御を行うことが提案されている(たとえば、特許文献1。)。また、特許文献2には、停止釦スイッチに振動を与えることによって目押しを行うことが可能である旨を報知するようにした発明が開示されている。なお、目押しのタイミングを知らせる報知は、ボーナスゲーム用の役など、特典の大きな役に当選した場合に限定して行われるのが一般的である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−112917号 公報
(段落[0041][0042],図2参照。)
【特許文献2】
特開平11−47353号 公報
(段落[0018]〜[0020]参照。)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のように、目押しのタイミングの報知を視覚的に行う場合、報知が見落とされる可能性がある上、遊技者の目の疲労を招くという問題がある。また、音による報知を行う場合にも、ホール内の騒音のために報知音を聞き逃す可能性がある。
【0007】
また、4駒分のリールの移動に要する時間は、きわめて短い時間(0.19秒)である。したがって、報知を認識できても、その報知に敏捷に反応できなければ、以前として目押しに失敗することになる。この問題は、光や音による報知を行う場合に限らず、特許文献2のように、停止釦スイッチに振動を与える方法で報知を行う場合にもあてはまるものである。
【0008】
この発明は上記問題に着目してなされたもので、遊技者の技量に関わらずに目押し操作を簡単に行うことができるようにして、目押しの成功率を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるスロットマシンは、複数の図柄配列をそれぞれ所定駒数分ずつ並べて表示することが可能な図柄表示部と、各図柄配列に対応する複数の停止スイッチとを具備し、前記図柄表示部における各図柄配列の移動表示をそれぞれ対応する停止スイッチの操作に応じて停止させるとともに、この停止制御において、あらかじめ実行された抽選の結果に応じた図柄を前記図柄表示部に引き込むことが可能に設定されている。
【0010】
図柄配列は、リールのような回転体の周面に配置することができる。この場合の図柄表示部は、所定大きさの図柄表示窓の背後に複数の回転体を並べて配備したものとすることができる。または、回転体毎に個別の図柄表示窓を設ける場合であれば、これら図柄表示窓の集合が図柄表示部であると考えることができる。いずれの場合も、回転体が停止しているときには、図柄表示窓内に所定駒数分の図柄を停止表示することができる。
【0011】
なお、回転体はリールに限定されるものではない。たとえば、所定厚みのある帯状体を、枠体を用いずに両端を繋いだ構成の回転体を使用してもよい。また、図柄配列を表示するための構成は、上記の回転体に限らず、CRTや液晶パネルなどの表示画面上で各種図柄をスクロール表示してもよい。
【0012】
各図柄配列に対応する複数の停止スイッチは、押釦式のスイッチであるのが望ましい。この場合、各図柄配列の移動表示が行われた後、停止スイッチが押下され、その押下部材の変位によりスイッチがオン状態になる都度、対応する図柄配列の移動表示を停止させることができる。ただし、停止スイッチは押釦式に限らず、たとえばレバー式のスイッチにしてもよい。
【0013】
この発明にかかるスロットマシンでは、前記停止スイッチの少なくとも1個に、操作に応じたスイッチの変位を規制するための規制手段が設けられる。また、所定の図柄が引き込み対象となっているとき、前記規制手段を作動させ、所定の規制手段に対応する図柄配列が引き込み対象の図柄を引き込むことが可能な範囲を前記図柄表示部に表示している間、前記所定の規制手段による規制を解除する制御手段が設けられる。なお、ここでいう引き込み対象の図柄は、抽選により当選した役を構成する図柄(当選図柄)のことである。また、スイッチの変位とは、前記した押釦式のスイッチであれば、押下する操作面の変位ということができる。レバー式のスイッチの場合には、遊技者が操作するレバー部の変位と考えることができる。
【0014】
上記構成によれば、たとえば、遊技者の始動操作(一般に始動レバーの操作となる。)に応じて各図柄配列の移動表示が開始されるとともに、規制手段が作動し、この規制手段に対応する停止スイッチの変位が規制される。これにより、前記停止スイッチをオンとなる位置(以下、「動作位置」という。)まで変位させるのは困難になる。しかしながら、この停止スイッチに対応する図柄配列について、当選図柄を引き込むことが可能な範囲が図柄表示部に表示されている間は、前記規制手段による規制が解除されるので、停止スイッチを簡単に操作できるようになる。よって、遊技者が停止スイッチにある程度の力をかけておけば、当選図柄を引き込みできない状態から引き込みが可能となる状態に移行したときに停止スイッチを動作位置まで動かすことができる。したがって、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせられない遊技者でも、簡単に目押しを成功させることが可能となる。
【0015】
好ましい態様のスロットマシンでは、前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチとして構成される。また、前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後端に取り付けられた永久磁石と、前記押下部材の移動方向に沿って永久磁石に対向配備された電磁石とを含み、前記電磁石に永久磁石に反発する磁界を発生させることにより前記押下部材の変位を規制する。
【0016】
上記の態様では、当選図柄の引き込みができない間は、電磁石に通電することにより永久磁石に反発する磁界を発生させて、押下部材を押下するのを困難にする。一方、特定の図柄の引き込みが可能になると、電磁石への通電を遮断することにより前記永久磁石に反発する磁界を消失させて、押下部材を容易に押下できる状態にする。
【0017】
他の好ましい態様のスロットマシンでも、前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチとして構成される。また、前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後方に配備されたソレノイドと、前記ソレノイドの可動鉄心に連結された支持部材と、前記支持部材より前方に配置され、押下された押下部材を初期位置に復帰させるための弾性体とを含み、前記ソレノイドの可動鉄心を突出させて前記弾性体を収縮させることにより前記押下部材の後方への変位を規制する。
【0018】
上記の態様では、当選図柄の引き込みが可能な間、ソレノイドを通電する。このとき、ソレノイドの可動鉄心が引き込まれ、支持部材が後方に下がった状態となるので、支持部材と押下部材との間の距離が大きくなり、弾性体を弛緩した状態にすることができる。また、ソレノイドによる反発力が解除されているので、押下部材を容易に押下することが可能となる。
一方、当選図柄を引き込みできない場合には、ソレノイドへの通電を遮断する。このとき、前記可動鉄心が突出して支持部材が前方に変位するので、支持部材と押下部材との間の距離が小さくなり、弾性体が収縮した状態となる。このとき、弾性体を支持部材により支持し、さらに支持部材にソレノイドによる反発力をかけることができるので、押下部材を押下するのは困難な状態となる。
【0019】
上記の各態様によれば、遊技者は、図柄の移動表示が開始された直後から停止スイッチをある程度の力で押しておくことによって、当選図柄を引き込みできない状態から引き込みできる状態となった時点で、押下部材を動作位置まで動かすことができる。よって、目押しを容易に行うことが可能となり、当選図柄を引き込むことができる。
【0020】
なお、上記した特許文献2の段落[0009]には、スロットマシンに遊技者の触感を介してストップスイッチの操作タイミングを報知するタイミング報知手段を設けることや、その報知の態様として「押圧」を用いることなどが記載されている。しかしながら、これらの報知の中で具体的に開示されているのは、前記した振動による報知だけであり、押圧による報知の具体的な内容や報知のための構成については、何も示されていない。
【0021】
この発明にかかるスロットマシン(各態様を含む。)では、役を構成するすべての図柄を対象として、上記の規制手段や制御手段による目押しの補助を行うことができる。ただし、これに限らず、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの特別ゲーム用の役にかかる特定の図柄のみを対象として、目押しの補助を行ってもよい。
【0022】
また、前記規制手段は、遊技者の始動操作に応じて、または目押し補助にかかる役に当選した直後に作動させるのが望ましい。ただし、ゲーム開始前から目押し補助の対象の図柄を引き込むことが決定している場合(たとえば前記BBへの当選状態が前のゲームから持ち越された場合)には、始動操作の前から規制手段を作動させるようにしてもよい。
【0023】
また、前記規制手段は、すべての停止スイッチに設けることができるが、これに限定されるものではない。特に、特定の図柄に対してのみ目押しの補助を行う場合には、この特定の図柄の数が少なかったり、特定の図柄間の間隔が大きく設定されているような図柄配列に対応する停止スイッチにのみ、規制手段を設けるようにしてもよい。
【0024】
なお、前記制御手段は、前記目押し補助の対象となる図柄が引き込み対象となっている場合でも、常に規制手段を作動させる必要はなく、所定の条件に応じて選択的に規制手段を作動させることができる。たとえば、遊技者が目押しに失敗した回数が所定数に達した時点から規制手段を作動させることができる。また、所定期間内における遊技媒体の獲得数が所定の基準値に達していない場合や、BBやRBに当選しないゲームが所定数以上になった場合などに、規制手段を作動させるようにしてもよい。
【0025】
この発明にかかるスロットマシンは、所定数の遊技媒体の賭け操作に応じて、ゲームを実行できるようにするのが望ましい。典型的な遊技媒体はメダルであるが、これに限らず、パチンコ球のような小球状の遊技媒体を用いてもよい。また、実物の遊技媒体を使用する代わりに、所定数の有価価値が記憶された記憶媒体から一定の有価価値を引き落としてゲームを実行するようにしてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、この発明が適用されたスロットマシンの外観および内部構造を示す。
この実施例のスロットマシンの機体1は、前面開口の筐体2と、この筐体2に、その開口部2Aを覆うように組み付けられた扉部3とにより構成される。筐体2の内部には、底部に、ホッパー6aを備えたメダル払出機6や電源ユニット10などが、さらにその上方に、リールブロック4などが配備される。また、筐体2の後板には、低音出力用のスピーカー14や、ゲーム制御のための制御部(図6に示す。)が搭載された基板5などが、取り付けられている。
【0027】
前記扉部3は、金属製の枠体に3枚のパネル11,12,13などが組み付けられている。これらのパネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成される。
【0028】
上方の上部パネル12には、各種入賞の内容を示す情報として、図柄の組合せや入賞時のメダルの払出枚数などが印刷され、下方の下部パネル13には、機種名などの情報が印刷される。
上部パネル12の両側には、効果音出力用のスピーカー15,16が設けられる。また下部パネル13の下方には、メダル払出口17,メダル受け皿18などが設けられる。
【0029】
中央の正面パネル11は、ゲームの進行状態を表示するエリアとして使用される。この正面パネル11の中央部には、無着色で透明の図柄表示窓20が形成され、さらにその下方に、貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物用表示器23などが配備される。
【0030】
正面パネル11と下部パネル13との間には、遊技のためのメダルを受け付けるメダル投入口24、各リール8a,8b,8cを一斉に回転させるための始動レバー25、各リール8a,8b,8cを個別に停止させるための停止スイッチ26a,26b,26c、電子データ形式で貯留されたクレジットメダルからゲームへの賭けメダルを設定するためのベットスイッチ27、前記クレジットメダルを精算するための精算スイッチ28などが配備される。
【0031】
前記筐体2内のリールブロック4は、樹脂製のフレーム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられた構成のもので、図柄表示窓20に対応する位置に配備される。各リール8a,8b,8cは、リール枠の外周面に複数の図柄が配列された帯状テープを貼設して成るもので、駆動源となるステッピングモータ9a,9b,9cとともに前記リールブロック4に取り付けられる。
【0032】
図3は、前記図柄表示窓20を含む正面パネル11の詳細な構成を示す。前記図柄表示窓20は、横方向の長さが3個のリール8a,8b,8cが外部から見えるように、また縦方向の長さがリールの停止時に3駒分の図柄19が外部から見えるように、横に長い矩形状に形成される。この図柄表示窓20には、各図柄の停止表示位置を結ぶように、水平方向に3本、斜め方向に2本、計5本の入賞ラインL1〜L5が設定される。
【0033】
上記構成のスロットマシンには、複数種の小役のほか、ビッグボーナス,レギュラーボーナスに移行する特別役などが設定される。前記基板5上に搭載された制御部は、メダルの投入またはベットスイッチ27の操作に応じてゲームの開始を可能とし、しかる後に始動レバー25の操作に応じて、各種の役を対象とした抽選を実行した後、各リール8a,8b,8cを回転させる。そして、停止スイッチ26a,26b,26cが押下される都度、対応するリール8a,8b,8cを、前記抽選により決定した当選図柄を引き込む制御により停止させる。ただし、この引き込みのためにリールを滑らせることができる駒数は4駒までに設定されており、この駒数内に当選図柄が含まれていない場合には、ゲーム結果は「はずれ」となる。
【0034】
なお、前記貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物表示器23は、いずれも、7セグメントのLEDを用いた表示器である。貯留枚数表示器21には、後記するクレジットメダルの貯留枚数が、前記払出枚数表示器22には、ゲームにより入賞が成立したときに報賞として払い出されるメダルの枚数が、それぞれ表示される。役物表示器23は、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲームが実行される際に、期待できる入賞回数や遊技実行回数などを表示するのに用いられる。
【0035】
この実施例にかかるスロットマシンの各停止スイッチ26a,26b,26cには、それぞれ押下操作に応じた押下部材の変位を規制するためのスイッチ規制機構が設けられている。このスイッチ規制機構は、BBやRB用の特別役に当選している場合に、その当選図柄の目押しを補助する目的で使用される。なお、以下では、BBまたはRB用の役への当選を「ボーナス当選」と呼び、その当選図柄を「ボーナス図柄」と呼ぶことにする。
【0036】
図4は、スイッチ規制機構を具備する停止スイッチ26aの内部構成を示す。なお、この図4およびつぎの図5では、停止スイッチ26aのみの構成を示すが、他の停止スイッチ26b,26cも同様の構成をとることは、言うまでもない。
【0037】
図4の停止スイッチ26aは、前面が開口されたケース体51の開口位置に押下部材52が配備された構成のものである。前記押下部材52は、平坦な前面を具備する本体部53の後部に軸部54が一体に形成されて成る。
【0038】
前記ケース体51は円筒状であって、前方の開口部には、所定幅の縁部511が端縁全体にわたって設けられる。前記押下部材52の本体部53は、前記縁部511で取り囲まれた開口部よりも小さな径を有する略円柱状であって、周面には所定幅の突条532が周方向にわたって形成される。この突条532は、前記開口部からの押下部材52の「抜け」を防止するためのもので、前記縁部511に当接可能な大きさに形成される。本体部53の前端には、径がやや小さく形成された操作部531が設けられる。通常時の押下部材53は、この操作部531をケース体51の開口部から臨ませた状態で位置する。
【0039】
前記軸部54は、バネ55の内部に挿通された状態に置かれている。このバネ55は、押下後の押下部材53を初期位置に復帰させるためのもので、径方向が軸部54より大きく、長さ方向が軸部54よりも短くなるように設定される。このバネ55の始端位置は前記本体部53の後端面に当接し、後端側は押さえ部材56により支持される。なお、押さえ部材56は、ケース体51の内面に嵌め込まれており、前記バネ55をやや付勢した状態で支持する。また、この押さえ部材56は、本体部53の押し込みを規制する機能も具備する。さらに、押さえ部材56の中央部には、前記軸部54よりも大きな径を有する孔部(図示せず。)が形成されている。軸部54は、前記バネ55に挿通されるとともに、この孔部にも挿通されており、押下部材52の変位時には、孔部およびバネ55の内部を移動するようになる。
【0040】
前記軸部54の押さえ部材56よりも後方位置には、上方に突出する遮蔽板541が形成される。さらに軸部54の後端部には、永久磁石57が取り付けられている。
【0041】
前記ケース体51の上面にはフォトカプラ58が支持される。前記遮蔽板541は、前記押下部材52が押下されていないときはこのフォトカプラ58よりも前方に位置するが、押下により後方に変位すると、フォトカプラ58の投光部と受光部との間に位置するように設定されている。なお図4の58は、厳密にはフォトカプラの投光部であり、この投光部に前記遮蔽板541の通過位置を隔てて対向する位置に、受光部が配備されている。
【0042】
前記ケース体51の背面側には、前記軸部54に対向する位置に、円柱状の支持具593を介して電磁石59が取り付けられる。図中の591は電磁石のコアであり、592はコア591に巻き付けられた導線である。また、61は、電磁石59およびフォトカプラ58に電流を供給するコネクタである。
【0043】
図4の例におけるスイッチ規制機構60は、軸部54の後端の永久磁石57と前記電磁石59とにより構成される。電磁石59は、通電時に、永久磁石57側の磁界に反発する磁界が発生するように設定される。たとえば、永久磁石57の電磁石59への対向面がN極であるとすると、電磁石59の永久磁石57への対向面の磁極もN極になるように設定される。
【0044】
上記構成において、前記スイッチ規制機構60の電磁石59がオフ状態(非通電状態)のときに操作部531の前面に押圧力がかかると、本体部53および軸部54はともに後方に変位する。これにより、前記遮蔽板541がフォトカプラ58の投受光部間を遮蔽するので、停止スイッチ26aはオン状態となる。なお、前記バネ55は、押さえ部材56により後端位置が固定されているため、押下時には、本体部53の変位に応じて収縮状態が強められる。よって押下解除後は、前記バネ55の復元力によって、押下部材52を通常位置に速やかに戻すことができる。
【0045】
一方、前記スイッチ規制機構60の電磁石59がオン状態(通電状態)となると、電磁石59と永久磁石57との間に反発する磁界が発生するので、操作部531を押圧しても、押下部材52を後方に変位させるのは困難となる。すなわち、電磁石59がオン状態のときには、オフ状態のときよりも大きな押圧力をかけなければ、停止スイッチ26aをオン状態にできないことになる。
【0046】
図5は、スイッチ規制機構を具備する停止スイッチ26aの他の例を示す。なお、この例においては、図4の例と同様の構成については、図4と同じ符号を付すことによって説明を省略または簡略化する。
【0047】
この実施例の停止スイッチ26aの押下部材52Aは、前記図4と同様の構成の本体部53の後端に、前記図4の軸部54よりも径の小さな軸部54Aが形成されて成る。なお、この実施例では、この軸部54Aを本体部53の中心位置よりも上方に設けることで、その先端部分をフォトカプラ58の投受光部間の遮蔽部材として機能させるようにしている。
【0048】
前記押下部材52Aの後方適所には、ソレノイド62が配備される。このソレノイド62は、図示しない支持部材により固定支持されており、その可動鉄心621の先端には受け皿63が取り付けられている。受け皿63には、軸部54Aより大きな径を有する孔部(図示せず。)が形成されており、軸部54Aを挿通させた状態で配備される。また、ケース体51内のフォトカプラ58の前方位置には、本体部53の押し込みを規制するための受け部材64が嵌め込まれる。
【0049】
この実施例のスイッチ規制機構60Aは、前記ソレノイド62、受け皿63、およびバネ55により構成される。
図5(1)は、前記スイッチ規制機構60Aによる押下部材52Aの変位規制が行われていない状態を、図5(2)は、前記規制が行われている状態を、それぞれ示す。この実施例では、押下部材52Aの変位を規制しない場合に、ソレノイド62をオン状態(通電状態)にする。これによりソレノイド62は励磁状態となるため、可動鉄心621はソレノイド52の本体部622内に引き込まれる。この可動鉄心621の変位に伴い、受け皿63が後退し、前記バネ55が収縮していない状態になるので、押下部材52Aを容易に押下して停止スイッチ26aをオン状態にすることができる。
【0050】
一方、押下部材52Aの変位を規制する場合には、ソレノイド62をオフ状態(非通電状態)にする。これによりソレノイド62は消磁状態となるため、可動鉄心621が突出し、受け皿621が前方側に変位する。これに伴い、前記バネ55が収縮した状態となる上、本体部53にソレノイド62による反発力がかかるので、押下部材52Aを後方に変位させるのは困難になる。
【0051】
なお、スイッチ規制機構60Aによる規制を行っていない図5(1)の状態下でも、前記図4の実施例のように、バネ55を若干収縮させた状態としてもよい。
【0052】
図6は、上記スロットマシンの電気構成を示す。
図中、30は、このスロットマシンの制御部である。この制御部30には、制御主体となるCPU31のほか、ROM32、RAM33、乱数発生器34などが含まれる。
【0053】
ROM32には、プログラムのほかに、各リール8a,8b,8cの図柄配列を示す図柄配列テーブルや内部抽選用の抽選テーブルなどが格納される。RAM33は、ゲーム制御の過程で発生したデータの読み書きに使用される。乱数発生器34は、CPU31が抽選処理の際にサンプリングする乱数を生成するためのものである。
【0054】
前記制御部30には、バス35を介して各種入出力部が接続される。入力部としては、前記した始動レバー25、停止スイッチ26a,26b,26c、ベットスイッチ27、精算スイッチ28のほか、メダル投入口24への投入メダルを検出するためのメダル検知センサ37などが接続される。また出力部としては、前記リールユニット4の各ステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部36a,36b,36c、メダル払出機6、貯留枚数表示器21、払出枚数表示器22、役物用表示器23のほか、前記スイッチ規制機構60(60A)に対する制御回路37a,37b,37c(以下、「スイッチ制御回路37a,37b,37c」という。)などが接続される。
【0055】
前記スイッチ制御回路37a,37b,37cは、それぞれ停止スイッチ26a,26b,26cのスイッチ規制機構60(60A)を作動させるためのものである。各スイッチ制御回路37a,37b,37cには、D/A変換回路や電圧電流変換回路などが含まれる。CPU30からの駆動パルスは、D/A変換回路においてアナログ変換された後、電圧電流変換回路において電流変換される。変換後の電流は、図4の構成の停止スイッチが使用される場合には、前記電磁石59に供給される。また図5の構成の停止スイッチが使用される場合には、前記電流は、ソレノイド62内の励磁コイル(図示せず。)に供給される。
また各停止釦スイッチ26a,26b,26cからCPU31に入力される信号は、前記フォトカプラ58からの信号である。
【0056】
図7は、上記スロットマシンの制御部30により実行される手順を示す。
この手順は、1回のゲームを実行するためのもの(ただし、ボーナスゲームが実行される場合は、複数回のゲームとなる。)で、以下の説明および図中では、各ステップをSTとして示す。
【0057】
まず、メダルの賭け操作(ベットスイッチ27の操作または実物のメダルを投入する操作)と始動レバー25の操作とが順に行われると、ST1が「YES」となり、ST2において、前記した内部抽選を実行する。なお、ここでは詳細は図示しないが、内部抽選において所定の役に当選すると、その役に対応する当選フラグがオンに設定される。
【0058】
つぎのST3では、各リール8a,8b,8cを始動する。この後、ST4では、ボーナスフラグ(ボーナス当選を示す当選フラグであり、BB用、RB用の2種類がある。)をチェックする。ここでボーナスフラグがオンであれば、ST5のボーナス当選時停止制御により、各リール8a,8b,8cを停止する。一方、ボーナスフラグがオフの場合には、ST6の通常時停止制御により、各リール8a,8b,8cを停止する。なお、ST5,6のいずれにおいても、回転中の各リール8a,8b,8cを、それぞれ対応する停止スイッチ26a,26b,26cの操作に応じて停止させる。
【0059】
すべてのリール8a,8b,8cが停止すると、ST7では入賞の成立の有無をチェックする。ここで所定の入賞ラインに沿って役にかかる図柄が整列していると、ST7が「YES」となり、ST8の入賞処理を実行する。なお、このST8では、メダルの払出のほか、音,光による演出などを実行することができる。
【0060】
さらに成立した入賞がボーナス入賞である場合には、ST9が「YES」となってST10に進み、ボーナスフラグがリセットされる。この後は、ST11において所定回数分のボーナスゲームを実行した後、処理を終了する。
【0061】
ST7において、入賞が成立していないと判断された場合には、ST12のはずれ処理を実行する。このはずれ処理では、小役用の当選フラグのオン,オフ状態をチェックして、所定の当選フラグがオンであればこれをリセットする。一方、ボーナスフラグがオンになっている場合には、はずれ処理ではボーナスフラグはリセットされず、次ゲームに持ち越されることになる。
【0062】
図8は、前記ST5のボーナス当選時停止制御の詳細な手順を示す。
この手順では、すべてのリール8a,8b,8cが停止するまで、ST51〜56の手順を繰り返し実行する。なお、ここでは、回転中のリールが1駒分移動する間にST51〜56の処理が1回実行されるように、処理の速度が設定されているものとする。
【0063】
ST51では、回転中の各リールにつき、それぞれボーナス図柄の引き込みが可能であるか否かを個別にチェックする。なお、ボーナス図柄の引き込みが可能であるか否かは、所定の入賞ライン(たとえば入賞ラインL3)上の図柄が、ボーナス図柄より前方の6駒までの範囲にあるかどうかを判別することにより行われる(入賞ラインL3より6駒後方までの範囲にボーナス図柄があれば、入賞ラインL1,L2,L3のいずれかの位置に、そのボーナス図柄を引き込むことができる。)。
【0064】
いずれのリールでもボーナス図柄の引き込みができない場合には、ST51が「NO」となってST52に進み、これらリールに対応するすべての停止スイッチにおけるスイッチ規制機構をオン状態にする。一方、ボーナス図柄の引き込みが可能なリールが存在する場合には、ST51からST53に進み、前記引き込みが可能なリールに対応する停止スイッチのスイッチ規制機構をオフにする。なお、ボーナス図柄の引き込みが不可能なリールに対応する停止スイッチに対しては、引き続き、そのスイッチ規制機構のオン状態を維持することになる。
【0065】
このような制御において、いずれかの停止スイッチがオン状態となると、ST54が「YES」となってST55に進む。ST55では、オン状態となった停止スイッチに対応するリールを停止させる。なお、この停止操作されたリールにつき、先のST51でボーナス図柄の引き込みが可能であると判断している場合には、ST55では、前記ボーナス図柄を入賞ラインに引き込む制御を実行する。
【0066】
上記ボーナス当選時停止制御において、図4の停止スイッチを使用する場合には、前記電磁石59をオン状態にすることによってスイッチ規制機構60がオン状態となり、電磁石59をオフ状態にすることによってスイッチ規制機構60もオフ状態となる。
一方、図5の停止スイッチを使用する場合には、ソレノイド62がオン状態のときにスイッチ規制機構60Aがオフ状態となり、ソレノイド62がオフ状態のときにスイッチ規制機構60Aがオン状態になる。
【0067】
なお、前記ST6の通常時停止制御については、詳細な手順を図示しないが、各停止スイッチ26a,26b,26cのスイッチ規制機構60(60A)は、いずれもオフ状態に設定される。また、この制御でも、内部抽選により小役などに当選している場合には、停止操作が行われる都度、当選図柄を入賞ラインに引き込むことが可能かどうかを判断し、引き込み可能と判断した場合には、前記当選図柄を引き込む制御を実行する。
【0068】
上記図7,8のゲーム制御によれば、ボーナス当選時には、各停止スイッチ26a,26b,26cを、それぞれ前記スイッチ規制機構60(60A)がオン状態からオフ状態に切り替わるタイミングで押下することにより、各リール8a,8b,8cに対し、ボーナス図柄を引き込む制御を実行してボーナス入賞を成立させることができる。
なお、スイッチ規制機構がオン状態に設定されている停止スイッチでも、強い力で押せば、そのスイッチを押下することが可能である。ただし、この場合には、ボーナス図柄以外の図柄が引き込みされることになるので、ゲーム結果は「はずれ」となる。
【0069】
よって、ボーナス当選時には、各停止スイッチ26a,26b,26cに対し、スイッチ規制機構60(60A)がオンのときの押下部材52(52A)を変位させない程度に力をかけておくと、ボーナス図柄の引き込みが可能となったところで押下部材52(52A)が変位してスイッチをオン状態にすることができる。よって、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせるのが不得手な遊技者でも、容易に目押しを成功させることができる。
【0070】
なお、上記図7,8の制御例では、ボーナス当選時には、常にスイッチ規制機構60(60A)を用いてボーナス図柄の目押しを補助するようにしているが、これに限定されるものではない。たとえば、目押しの失敗回数が所定数に達するまでは、通常時停止制御を行い、前記失敗回数が所定数に達した時点から前記ボーナス当選時停止制御を行うようにしてもよい。また、このようにする場合には、ゲームが開始される前からスイッチ規制機構60(60A)を作動するとともに、停止スイッチを軽く押しておくことを示唆する表示や音声出力を行うなど、目押しの補助モードに入ったことを報知する演出を行ってもよい。
【0071】
また、小役に当選しているときにも、目押し補助を行うかどうかの抽選を実行し、これに当選したとき、前記ボーナス当選時停止制御と同様の手順で、小役当選図柄の目押しを補助するようにしてもよい。
【0072】
また、スイッチ規制機構60(60A)は、ビッグボーナスの実行時に、リプレイ図柄(レギュラーボーナス用の当選図柄となる。)の引き込みをはずす操作(リプレイはずし)を支援する目的に使用することもできる。この場合には、リプレイ図柄の引き込みが可能な期間にスイッチ規制機構60(60A)をオン状態にし、リプレイ図柄の引き込みができなくなった時点でスイッチ規制機構60(60A)をオフ状態にする制御を実行することになる。
【0073】
さらに、図4の構成のスイッチ規制機構60を使用する場合、CPU31からの駆動パルスの大きさを変動させることによって電磁石60に発生させる磁力を調整することができる。したがって、たとえば、停止スイッチ26a,26b,26cの押下規制を段階的に強くするなどの制御を実行することもできる。
【0074】
【発明の効果】
この発明によれば、停止スイッチにある程度の力をかけておくことで、引き込み対象の図柄を引き込むことができる状態になったときに停止スイッチをオン状態にすることができるので、目押しのタイミングがわからない遊技者や、タイミングを合わせるのが不得手な遊技者でも、簡単に目押し操作を成功させることができる。よって、目押しの成功率を向上させることができ、技量の低い遊技者にも、内部当選に伴う特典を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの筐体内部の構成を示す図である。
【図3】スロットマシンの正面パネルの構成を示す図である。
【図4】停止スイッチの内部構成例を示す図である。
【図5】停止スイッチの内部構成の他の例を示す図である。
【図6】スロットマシンの電気構成を示すブロック図である。
【図7】ゲーム制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】ボーナス当選時のリール停止制御の詳細な手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール
26a,26b,26c 停止スイッチ
31 CPU
55 バネ
57 永久磁石
59 電磁石
60,60A スイッチ規制機構
62 ソレノイド
63 受け皿
Claims (3)
- 複数の図柄配列をそれぞれ所定駒数分ずつ並べて表示することが可能な図柄表示部と、各図柄配列に対応する複数の停止スイッチとを具備し、前記図柄表示部における各図柄配列の移動表示をそれぞれ対応する停止スイッチの操作に応じて停止させるとともに、この停止制御において、あらかじめ実行された抽選の結果に応じた図柄を前記図柄表示部に引き込むことが可能に設定されたスロットマシンにおいて、
前記停止スイッチの少なくとも1個には、操作に応じたスイッチの変位を規制するための規制手段が設けられており、
所定の図柄が引き込み対象となっているとき、前記規制手段を作動させ、所定の規制手段に対応する図柄配列が引き込み対象の図柄を引き込むことが可能な範囲を前記図柄表示部に表示している間、前記所定の規制手段による規制を解除する制御手段を具備して成るスロットマシン。 - 前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチであり、
前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後端に取り付けられた永久磁石と、前記押下部材の移動方向に沿って永久磁石に対向配備された電磁石とを含み、前記電磁石に永久磁石に反発する磁界を発生させることにより前記押下部材の後方への変位を規制する請求項1に記載されたスロットマシン。 - 前記複数の停止スイッチは押釦式のスイッチであり、
前記規制手段は、前記停止スイッチの押下部材の後方に配備されたソレノイドと、前記ソレノイドの可動鉄心に連結された支持部材と、前記支持部材より前方に配置され、押下された押下部材を初期位置に復帰させるための弾性体とを含み、前記ソレノイドの可動鉄心を突出させて前記弾性体を収縮させることにより 前記押下部材の後方への変位を規制する請求項1に記載されたスロットマシン。
Priority Applications (1)
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