JP2005009713A - 給湯式暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えた方法で、暖房器50・60への給湯時はバイパス流路44から戻り流路46側へ流れ込む高温水を極力少なくし、給湯停止時はそこそこのバイパス流量を確保する。
【解決手段】バイパス流路44に固定絞り手段47を設けた。
これにより、暖房器50・60への給湯時は、圧損が高いことよりバイパス流路44から戻り流路46側へ流れ込む高温水の量は少なくなる。また給湯停止時は、固定絞り手段47を通って流れるしかないことより、そこそこのバイパス流量を確保することができ、2次側循環ポンプ42に高負荷を掛けて寿命を短くするということを防げる。また、固定絞り手段47を設ける方法は、給湯状態を検出するための検出手段もこれらを制御する制御手段も不要なことから、コストを抑えることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温の湯で2次側流体を加熱すると共に、その加熱された流体を暖房器へ供給して室内暖房等を行なう給湯式暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図である。従来の装置では、一般的に図4に示すような回路で給湯暖房が行われている(例えば、特許文献1)。これは、高温の湯を1次側温水回路30に流通させ、熱交換器31で加熱された2次側流体を供給流路43から暖房器(例えば、床暖房器50および浴室暖房乾燥器60)へ供給するものである。44は、暖房器50・60を迂回して供給流路43と戻り水路46とを短絡するバイパス流路であり、暖房器50・60の温度調節手段である図示しない熱動弁(開閉弁)が閉じた時、2次側流体はバイパス流路44を流通して2次側循環ポンプ42を保護するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−228167号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の給湯式暖房装置を、例えば貯湯式給湯装置に接続して用いると、バイパス流路44があることにより暖房器50・60へ行く高温水が戻り流路46側へ流れ込んで熱交換器31へ戻る流体の温度が高くなる。すると、1次側温水回路30の図示しない貯湯槽へ戻る温水の温度も高くなり、貯湯槽に貯湯する熱源装置の沸き上げ時の成績係数(COP)が悪化するという問題がある。
【0005】
しかし、バイパス流路44が無いと、熱動弁が閉じた時に2次側循環ポンプ42に高負荷が掛かって寿命が短くなるという問題が生じる。そこで、バイパス流路44に開閉手段を設け、暖房器50・60への給湯に応じてバイパス流路44の流通を制御するという案もあるが、給湯状態を検出するための検出手段と開閉手段とこれらを制御する制御手段とが必要となり、コストが高くなるという問題がある。
【0006】
本発明は上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、コストを抑えた方法で、暖房器50・60への給湯時はバイパス流路44から戻り流路46側へ流れ込む高温水を極力少なくし、暖房器50・60への給湯停止時はそこそこのバイパス流量を確保することのできる給湯式暖房装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項3に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、高温の湯を1次側に流通させて2次側の流体を加熱する熱交換手段(31)を有し、高温の湯を熱交換手段(31)に供給する1次側温水回路(30)と、
熱交換手段(31)で加熱された流体を暖房器(50、60)に供給する供給流路(43)、暖房器(50、60)から戻る流体を熱交換手段(31)へ供給する戻り流路(46)、暖房器(50、60)を迂回して両流路(43、46)を短絡するバイパス流路(44)とからなる2次側流体回路(40)とを備える給湯式暖房装置において、
バイパス流路(44)に固定絞り手段(47)を設けたことを特徴としている。
【0008】
これにより、暖房器(50・60)への給湯時は、圧損が高いことよりバイパス流路(44)から戻り流路(46)側へ流れ込む高温水の量は少なくなり、熱交換器(31)へ戻る流体の温度も高くならない。よって、1次側温水回路(30)の貯湯槽(12)へ戻る温水の温度も抑えられ、貯湯槽(12)に貯湯する熱源装置(11)の沸き上げ時の成績係数(COP)が改善されてランニングコストを抑えることができる。
【0009】
また、暖房器(50・60)への給湯停止時は、固定絞り手段(47)を通って流れるしかないことより、そこそこのバイパス流量を確保することができ、2次側循環ポンプ(42)に高負荷を掛けて寿命を短くするということを防げる。また、固定絞り手段(47)を設ける方法は、給湯状態を検出するための検出手段もこれらを制御する制御手段も不要なことからコストを抑えることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明よれば、固定絞り手段(47)としてオリフィス(47a)を用いたことを特徴としている。これは、具体的な固定絞り手段(47)として、例えばφ0.5mm程度のオリフィス(47a)を用いるものである。このような簡単な構成によって請求項1に記述した効果を得ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明よれば、固定絞り手段(47)としてキャピラリーチューブ(47b)を用いたことを特徴としている。これは、具体的な固定絞り手段(47)として、例えばφ2mm×2m程度のキャピラリーチューブ(47b)を用いるものである。このような簡単な構成によっても請求項1に記述した効果を得ることができうえ、φ0.5mm程度のオリフィス(47a)よりもごみの影響を回避することができる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る多機能給湯装置の全体構成を示す模式図であり、図2は本発明の第1実施形態における給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図である。本実施形態の多機能給湯装置は、図に示すように、貯湯式給湯装置10、給湯式暖房装置20、および暖房器である床暖房ユニット50と浴室暖房乾燥器60等から構成されている。
【0013】
貯湯式給湯装置10は、ヒートポンプサイクルからなる熱源装置であるヒートポンプ式給湯装置11、このヒートポンプ式給湯装置11により加熱された給湯用の湯を貯える貯湯槽12、貯えた湯を給湯対象個所へ導くための給湯配管13、およびこれらを制御する給湯制御装置100等から構成されている。ヒートポンプ式給湯装置11は、当給湯装置11の前後に、貯湯槽12内の最下部の水を吸い込むための吸入管14b、加熱した高温の湯を貯湯槽12内の最上部に吐出するための吐出管14a、および貯湯槽12からなる循環回路の一部である。
【0014】
冷媒に二酸化炭素(CO)を用い、図示しない圧縮機、熱交換器などの冷凍サイクル機能部品より構成され、貯湯槽12内最下部から吸入した水を高温のCO冷媒との熱交換により加熱して貯湯槽12内最上部に戻すことにより貯湯槽12内の水を沸き上げることができるようになっている。尚、冷媒にCOを採用すると、超臨界域を用いることで図示しない圧縮機からの冷媒吐出温度を高くすることができる。従って、フロン冷媒などを採用した場合よりも高温の湯(例えば、80〜90℃程度)を効率よく沸き上げることができる。
【0015】
また、ヒートポンプ式給湯装置11は、主に電気料金の安い深夜時間帯の深夜電力の交流電源を用いて貯湯槽12内の水を沸き上げる蓄熱運転を行なっているが、昼間時間帯においても、貯湯槽12内の貯えた湯が低下してくると、沸き上げ運転を行なうように制御されている。尚、ヒートポンプ式給湯装置11は、給湯制御装置100からの制御信号により作動すると共に、作動状態を給湯制御装置100に出力するように接続されている。
【0016】
次に、貯湯槽12は、耐食性に優れた金属製(例えば、ステンレス製)の容器であり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、高温の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。貯湯槽12は縦長形状であり、その底面には導入口12bが設けられ、この導入口12bには貯湯槽12内の下部に水道水を導入する給水経路である給水配管15が接続されている。
【0017】
給水配管15には、給水配管15内を流れる水道水の水温を検出する図示しない給水サーミスタが設けられ、検出された温度情報を給湯制御装置100に出力するようになっている。また、給水配管15には、導入される水道水の水圧が所定圧となるように調節する図示しない減圧弁が設けられている。
【0018】
更に、給水配管15の下流端は、導入口12bの他に、後述する混合弁16の一方の入口側にも接続されており、貯湯槽12と混合弁16に水道水を導入するように構成されている。一方、貯湯槽12の最上部には導出口12aが設けられ、この導出口12aには貯湯槽12内の湯を導出するための給湯経路である給湯配管13が接続されている。
【0019】
また、給湯配管13には、使用者が設定した設定温度に温度調節する混合弁16が設けられている。この混合弁16は、給湯配管13の下流端に設けられた図示しない給湯水栓が開弁した時に、開口面積比を調節することにより、導出口12aから導出された高温の湯と、給水配管15から導入された水道水との混合比を調節できる温度調節弁である。
【0020】
また、この混合弁16は、サーボモータなどの駆動源により弁体を駆動して開度を調節する電動弁であり、給湯制御装置100からの制御信号により作動すると共に、作動状態を給湯制御装置100に出力するようになっている。また、混合弁16の下流には出湯温度を検出する図示しない給湯サーミスタ、および給湯検出手段である図示しない流量カウンタが設けられ、検出された温度情報および流量情報を給湯制御装置100に出力するようになっている。
【0021】
尚、給湯配管13の下流端は台所・洗面所・風呂等に配置された図示しない給湯水栓に通じており、給湯水栓を開弁した時に、設定温度に温度調節された湯が出湯されるものである。また、貯湯槽12の外壁面には図示しない複数の水位サーミスタが縦方向(貯湯槽12の高さ方向)にほぼ等間隔に配設され、貯湯槽12内に満たされた水の各水位レベルでの温度情報を給湯制御装置100に出力するようになっている。
【0022】
従って、給湯制御装置100は、水位サーミスタからの温度情報に基づいて、貯湯槽12内上方の沸き上げた湯と、貯湯槽12内下方の沸き上げられる前の水との境界位置を検出できるようになっている。尚、水位サーミスタの一つは、貯湯槽12内の最上部外壁面に設けられており、導出口12aや後述する1次側温水回路30に吸入される湯の温度である貯湯槽12内最上部の湯温を検出する出湯サーミスタの機能も有している。
【0023】
給湯制御装置100は、ヒートポンプ式給湯装置11および給水配管15・貯湯槽12・給湯配管13に設けられた各サーミスタからの温度情報、流量カウンタからの流量情報、後述する給湯式暖房装置20の運転信号、および操作パネル101からの操作信号に基づいて、ヒートポンプ式給湯装置11および混合弁16を制御するように構成されている。尚、操作パネル101は、浴室内や台所等湯を使用する場所の近傍に設置され、操作パネル101以外は屋外などの適所に配置されている。
【0024】
次に、本発明の要部に係わる給湯式暖房装置20の構成について説明する。1次側温水回路30は、貯湯槽12内に貯えられた温水を利用して、後述する暖房器としての床暖房ユニット50および浴室暖房乾燥器60に暖房のための流体を供給する循環回路である。
【0025】
1次側温水回路30は、熱交換手段である暖房用熱交換器31と、この暖房用熱交換器31の一次側に導出口12aから貯湯槽12内の湯を流通させて貯湯槽12の下方に戻すように配設された循環水通路33と、この循環水通路33に設けられた第1送水手段である第1循環ポンプ32等により構成されている。
【0026】
暖房用熱交換器31は、対向流型の水―水熱交換器であり、循環水通路33内に流れる貯湯槽12内の高温の湯と、後述する2次側流体回路40を循環する2次側流体とを熱交換するようになっている。また、第1循環ポンプ32は、循環水通路33内に貯湯槽12の湯を循環するための送水ポンプであり、図示しない電動部がDCブラシレスモータにて形成され、回転数が複数段階に切り換え可能なポンプで、後述する温水制御手段である温水制御装置22によりフィードバック制御(PID制御)により回転数が可変されるように制御される。
【0027】
また、水温検出手段である水温サーミスタ34は、暖房用熱交換器31の下流側に設けられ、熱交換後の貯湯槽12の下方に戻る水温を検出するセンサであって、検出された温度情報を温水制御装置22に出力するようになっている。
【0028】
2次側流体回路40は、暖房用熱交換器31から受熱した2次側流体の熱量を、暖房器である床暖房ユニット50および浴室暖房乾燥器60等に流通させる流体回路であって、上述した暖房用熱交換器31と、この暖房用熱交換器31で熱交換された2次側流体を暖房器50・60に供給する供給水路43と、暖房器50・60からの戻り水を暖房用熱交換器31に戻す戻り水路46と、この戻り水路46内に設けられた第2送水手段である第2循環ポンプ42等により構成されている。
【0029】
尚、第2循環ポンプ42は、2次側流体を暖房用熱交換器31から暖房器50・60に送水するための送水ポンプであって温水制御装置22により制御される。44は、暖房器50・60を迂回して両流路43・46を短絡するバイパス流路である。一般的に暖房中に暖房機側で設定温度になると、後述する熱動弁53・63を閉じる構造となっており、その時第2循環ポンプ42は熱動弁53・63が再開したことを判別するため、運転を維持しておく。そのため、2次側の熱動弁53・63を閉じても温水が流れ、第2循環ポンプ42に負荷を与えないようにバイパス流路44を設けている。
【0030】
尚、本発明の要部構成として、バイパス流路44の流通を制限する固定絞り手段47とを設けている。本実施形態では、具体的な固定絞り手段47として、φ0.5mm程度のオリフィス47aを用いている。暖房用熱交換器31の出口近傍には、高温側水温検出手段として水温サーミスタ41が配設され、暖房用熱交換器31から流出する2次側流体の温度情報を温水制御装置22に出力するようになっている。
【0031】
次に、暖房器の例として、床暖房ユニット50と浴室暖房乾燥器60について説明する。まず床暖房ユニット50は、床暖パネル51内の配管51aに2次側流体を流通させて床を暖める暖房器であって、床暖パネル51、床暖パネル51に設けられ暖房温度を検出する暖房温度検出手段である床暖温度センサ52、配管51aに流通する2次側流体の流通を開閉する温度調節手段としての熱動弁53および温度制御手段である床暖制御装置23等より構成されている。
【0032】
温度調節手段である熱動弁53は、床暖パネル51の暖房出力を調節する開閉弁であって、使用者が設定した設定温度と、暖房温度検出手段である床暖温度センサ52により検出された暖房温度との温度情報に基づいて床暖制御装置23からの閉閉信号により制御される。
【0033】
また、温度制御手段である床暖制御装置23は、床暖操作盤24からの操作信号と床暖温度センサ52からの温度情報を入力して熱動弁53を開閉制御する制御プログラムを有すると共に、床暖操作盤24からの操作信号のうち運転信号が温水制御装置22に出力されるようになっている。尚、床暖房ユニット50は、例えば、洗面室や更衣室の床に設置されて暖房の用途に供されるものである。
【0034】
次に、浴室暖房乾燥器60について説明する。浴室暖房乾燥器60は、2次側流体回路40の供給水路43に配設して、浴室内や更衣室等の暖房や浴室内の乾燥を行なう暖房器である。よって浴室内や更衣室等に温風を吹き出して暖房(乾燥)を行なうものであり、放熱器61a、送風機61b、暖房温度を検出する暖房温度検出手段としての室温センサ62、放熱器61aの暖房出力を調節する温度調節手段としての熱動弁63、および温度制御手段である浴室暖房制御装置25から構成されている。
【0035】
熱動弁63は、具体的には開閉弁であり、使用者が設定した設定温度と、室温センサ62により検出される暖房温度との温度情報に基づいて浴室暖房制御装置25からの閉閉信号により制御される。また、浴室暖房制御装置25は、操作盤26からの操作信号と室温センサ62からの温度情報を入力して熱動弁63を開閉制御する制御プログラムを有すると共に、操作盤26からの操作信号のうち運転信号が温水制御装置22に出力されるようになっている。
【0036】
温水制御装置22は、1次側温水回路30に供給する貯湯槽12内の湯、および2次側流体回路40内を循環する2次側流体を制御する制御装置であって、制御装置23・25から暖房器50・60の運転信号、貯湯槽12最上部の水位サーミスタ、および水温サーミスタ34・41からの温度情報に基づいて第1循環ポンプ32および第2循環ポンプ42を制御するように構成されている。
【0037】
次に、本実施形態での特徴について説明する。それは、バイパス流路44に固定絞り手段47を設けている。これにより、暖房器50・60への給湯時は、主流路配管(例えばφ12.7mm)より圧損が高いことよりバイパス流路44から戻り流路46側へ流れ込む高温水の量は少なくなり、熱交換器31へ戻る流体の温度も高くならない。よって、1次側温水回路30の貯湯槽12へ戻る温水の温度も抑えられ、貯湯槽12に貯湯する熱源装置11の沸き上げ時の成績係数(COP)が改善されてランニングコストを抑えることができる。
【0038】
具体的な例で、2次側戻り水温が46℃である時に、従来の単純なバイパス流路44でバイパスさせると51℃と約5℃の温度上昇がある。この5℃を本発明により限りなく0℃に近づけたとすると、貯湯槽12へ戻る温度は従来より約4℃下げることができる。つまり、沸き上げ時のヒートポンプ式給湯装置11への入水温度が下げられるため、沸き上げ効率を向上させる事ができる。
【0039】
また、暖房器50・60への給湯停止時は、固定絞り手段47を通って流れるしかないことより、そこそこのバイパス流量を確保することができ、2次側循環ポンプ42に高負荷を掛けて寿命を短くするということを防げる。この時、図示しない水温サーミスタは、通常戻り水温よりも高い水温で戻ってくるため、これにより熱動弁53・63が閉じた事を検知する事ができる。
【0040】
また、固定絞り手段47を設ける方法は、給湯状態を検出するための検出手段もこれらを制御する制御手段も不要なことからコストを抑えることができる。そして、固定絞り手段47としてオリフィス47aを用いている。このような簡単な構成によって効果を得ることができる。
【0041】
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態における給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図であり、上述した第1実施形態とは、固定絞り手段47をオリフィス47aの替わりにキャピラリーチューブ47bで構成した点のみ異なる。それ以外のものは、第1実施形態で説明した構成と同じである。具体的には、例えばφ2mm×2m程度のキャピラリーチューブ47bを用いるものである。このような簡単な構成によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができうえ、φ0.5mm程度のオリフィス47aよりもごみの影響を回避することができる。
【0042】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、供給熱源を貯湯式給湯装置10からとし、1次側流体は貯湯槽12からの高温水、その貯湯槽12に貯湯する熱源装置にはCO冷媒を用いて超臨界ヒートポンプサイクルを構成するヒートポンプ式給湯装置11を用いているが、本発明はこれらに限らず、高温水で2次側流体を加熱するものであればフロン冷媒を用いてヒートポンプサイクルを構成する熱源装置を適用しても良いし、ガス・石油給湯器等の熱源装置を適用しても良い。また、供給水路43に一つの床暖房ユニット50と一つの浴室暖房乾燥器60とを接続しているが、暖房器の構成は異なるものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多機能給湯装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態における給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第2実施形態における給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図である。
【図4】従来の給湯式暖房装置部分の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
30…1次側温水回路
31…暖房用熱交換器(熱交換手段)
40…2次側流体回路
43…供給流路
44…バイパス流路
46…戻り流路
47…固定絞り手段
47a…オリフィス
47b…キャピラリーチューブ
50…床暖房ユニット(暖房器)
60…浴室暖房乾燥器(暖房器)

Claims (3)

  1. 高温の湯を1次側に流通させて2次側の流体を加熱する熱交換手段(31)を有し、高温の湯を前記熱交換手段(31)に供給する1次側温水回路(30)と、
    前記熱交換手段(31)で加熱された流体を暖房器(50、60)に供給する供給流路(43)、前記暖房器(50、60)から戻る流体を前記熱交換手段(31)へ供給する戻り流路(46)、前記暖房器(50、60)を迂回して両流路(43、46)を短絡するバイパス流路(44)とからなる2次側流体回路(40)とを備える給湯式暖房装置において、
    前記バイパス流路(44)に固定絞り手段(47)を設けたことを特徴とする給湯式暖房装置。
  2. 前記固定絞り手段(47)としてオリフィス(47a)を用いたことを特徴とする請求項1に記載の給湯式暖房装置。
  3. 前記固定絞り手段(47)としてキャピラリーチューブ(47b)を用いたことを特徴とする請求項1に記載の給湯式暖房装置。
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