JP2005008336A - スライドフォーク使用の搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上方架設の水平レールでレイアウトが制限された。
【解決手段】固定基板3に水平移動板及び作動板5を積層状態で水平方向移動自在に夫々設けると共に、レール10、10a …及び該レール10、10a …に嵌合して上下左右をガイドするスライダー11、11a …から成る直進案内装置9を隣接する各板の間に設け、隣接する各板が連動状態で作動板5を移動させる駆動手段6及び駆動伝達手段7を設けると共に、作動板5の下部に物品保持手段8を設けることによって、非稼働時に作業板5は固定基板3上に積層され、水平方向に空中移動する作動板5で物品Mを搬送する。
【選択図】 図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種物品を水平搬送するスライドフォーク使用の搬送装置、各種物品を上下水平搬送するスライドフォーク使用の搬送装置、特に、炊飯釜に適したスライドフォーク使用の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種物品の搬送手段として、立設支柱に架設された水平レールに沿って走行移動すると共に、各種物品の把持、保持手段を有した搬送台車が使用されていた。
この方式では搬送位置間に水平レールを上方架設せねばならず、水平レールの構築に費用、手間を要したり、開始点、終了点等の各種作業位置が限定されるため、レイアウト変更が出来ず、更に、水平レールで上方空間の利用に制限があったり、立設支柱の存在で各種設置機器へのメンテナンス作業に支障があった。
【0003】
例えば、特許文献1、2に示される様な自動炊飯ラインでは、各種工程間での炊飯釜の搬送に使用される水平レール及び搬送台車は、上記欠点の他、炊飯釜から排出され上昇した水蒸気結露の助長原因となり、近時導入されたHACCP等の衛生管理上、問題が発生していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−128850公報
【特許文献2】
特開平10−43048号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上方レール不要で物品を水平搬送する様にしたスライドフォーク使用の搬送装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術に基づく、上方架設の水平レールでレイアウトが制限される課題に鑑み、固定基板に水平移動板及び作動板を積層状態で水平方向移動自在に夫々設けると共に、レール及び該レールに嵌合して上下左右をガイドするスライダーから成る直進案内装置を隣接する各板の間に設け、隣接する各板が連動状態で作動板を移動させる駆動手段及び駆動伝達手段を設けると共に、作動板の下部に物品保持手段を設けることによって、非稼働時に作動板は固定基板上に積層されてコンパクト化され、物品を保持する作動板が水平移動して物品は空中で水平方向に搬送される様にして、上記課題を解決する。
【0007】
又、本発明の応用例として、タワーに昇降台を昇降自在に設けると共に、該昇降台に搬送装置を取付けることによって、物品の把持、上下方向の搬送も行い、更に、タワーをレール上で走行自在と成すことによって、3次元方向の搬送を行う。
【0008】
更に、保持物品は炊飯釜と成し、作動板に上下動自在な第3作動板を設けると共に、該第3作動板に設けた第2の物品保持手段は釜蓋のくびれ部に入り込み自在の把手と成すことによって、炊飯釜の搬送と同時に釜蓋の搬送も行う。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
中間原位置の図1〜3、水平2方向移動状態の図4〜7に示す様に、第1実施例の水平方向のスライドフォーク使用の搬送装置1は、基台2上に固定基板3を水平に設け、該固定基板3上に中間層に相当する複数の水平移動板4、4aを進行方向に水平移動自在で原位置で積層状態に設置し、最上層部に作動板5を同様に取付けている。
そして、基台2に正逆回転する駆動モーター6を設けると共に、該駆動モーター6の駆動力伝達手段7を水平移動板4、4aおよび作動板5に設けることにより、作動板5を進退自在と成すと共に、作動板5上に各種物品Mの物品保持手段8を設けている。
【0010】
固定基板3と水平移動板4、4a及び作動板5の間には、駆動力伝達手段7と共に、直進案内装置9が設けられている。
直進案内装置9としては、隣接する各板のどちらか一方、図示のものでは固定基板3側に取付けたレール10、10a …と作動板5側に取付けたスライダー11、11a …から成り、固定基板3と水平移動板4の間、水平移動板4と水平移動板4aの間、水平移動板4aと作動板5の間に設けられ、直進進行方向に対して上下左右に変移(変位)しない、ブレない構造となっている(後述する)。
【0011】
駆動力伝達手段7は基台2に取付けた駆動モーター6の先端に駆動ギア12を取付ける一方、水平移動板4の下面に駆動ギア12と噛合するラックギア13を設けている。
そして、水平移動板4の移動方向中央にピニオンギア14を回転自在に設けると共に、固定基板3の上面及び水平移動板4aの下面にピニオンギア14と噛合するラックギア15、16を夫々設け、又水平移動板4aの移動方向中央にピニオンギア17を回転自在に設けると共に、水平移動板4の上面及び作動板5の下面にピニオンギア17に噛合するラックギア18、19を夫々設けている。
上記駆動力伝達手段7により、駆動モーター6の作動で隣接する各板が順次連動状態で作動板5を移動させる。
尚、固定基板3と作動板5の間に2枚の水平移動板4、4aを介在させたものを説明したが、作動板5の水平移動距離に応じて、水平移動板4、4aを適宜選択可能で、移動距離が短い場合は、水平移動板4、4aを無くしたり1枚とし、長い場合は3枚以上としても良い。
水平移動板4、4aを無くして固定基板3と作動板5だけとした場合は、固定基板3と作動板5の間に直進案内装置9を設けると共に、駆動モーター6は作動板5に対して直接作動させる。
又、水平移動板4、4aを1枚や3枚以上とする場合は、2枚の時と同様に、各板間に駆動力伝達手段7および直進案内装置9を設け、隣接する各板が順次連動状態で作動板5を移動させる。
【0012】
次に、直進案内装置9の詳細について説明する。
図8に示す様に、レール10、10a …は取付部20、中間部21及び滑走部22から成ると共に、先端の滑走部22は膨出形状と成し、その上下面及び両側面(傾斜面を含む)がスライダー11、11a …の走行面及びガイド面になっており、スライダー11、11a …は、レール10、10a …の中間部21及び滑走部22が嵌入する断面形状のガイド溝23を有している。
そして、滑走部22とガイド溝23の対向面、接触面は抵抗がゼロに近い構造と成すのが好ましく、例えば両者間にベアリングを介装したり、抵抗が少ない樹脂等の被覆層を設ける。
又、スライダー11、11a …は所定間隔を有する2個が対のものを示したが、進行方向に対して上下左右に変移しなければ、1個、3個以上であっても良く、又レール10、10a …は固定基板3側に、スライダー11、11a …は作動板5側に夫々設けたが、逆配置としても良く、水平移動板4、4aや後述する物品保持手段8の選択等と同様に全実施例に共通して適宜変更する。
【0013】
次に第1実施例の搬送装置の作用について説明する。
図1〜3に示す様に、原位置の搬送装置1は、固定基板3に対して水平移動板4、4aおよび作動板5が積層状態で突出部が無くコンパクト化され、物品搬送時には、駆動モーター6の作動により、駆動ギア12と噛合するラックギア13を備えた基層側の水平移動板4が前進移動(図1から図4の状態)し、その時水平移動板4に設けたピニオンギア14は固定基板3のラックギア15に噛合しているためピニオンギア14は回動する。水平移動板4の前進移動に際して回動するピニオンギア14に噛合するラックギア16を取付けた水平移動板4aが水平移動板4に対して相対的に前進する。
そして、水平移動板4aに設けたピニオンギア17、水平移動板4のラックギア18、作動板5のラックギア19を介して上記と同様作用により作動板5が水平移動板4aに対して相対的に前進する。
よって、固定基板3に対して作動板5は移動する水平移動板4、4aを介して、水平移動板4、4aの移動量も含めて前進移動し、且つ、固定基板3に対する水平移動板4の移動速度に対して、水平移動板4aの移動速度は2倍となると共に、作動板5は3倍の移動速度で直進進行する。
又、水平移動板4、4aに取付けピニオンギア14、17は移動方向の中央に設けているため、図4、5の左方向、図6、7の右方向の両方向へ進退移動する。
【0014】
又、各板の間には移動変移が少量となる、即ちレール10、10a …の滑走部22の上下両面及び両側面にガイドされるスライダー11、11a …が滑走することにより、直進方向に対して上下及び左右の変移がなく、ブレずに所定位置まで前進する。
そして、作動板5の物品保持手段8で物品Mを保持し、作動板5を逆方向を含んで前進後退させて物品Mを搬送し、複数の授受位置で各種対象加工機器との間で物品Mを受け渡しする。
【0015】
上記第1実施例の搬送装置1は、各種物品Mを水平方向に搬送するものであるが、第2実施例の様にエレベーターに搭載して上下方向に搬送可能としても良く、第4実施例の様に、エレベーターを走行可能として3次元方向に搬送可能としても良い。
尚、第3、4実施例は炊飯釜M1に適した実施例を示しているが、他の物品、自動化ラインにも勿論適用でき、又物品保持手段8の設置位置は第1実施例の様に作動板5の上部に設けたり、第3実施例の様に作動板5の延出部の下部に設けているが、搬送する各種物品Mに応じて作動板5の下面に直接設けたり、作動板5の前後端から突出させても良く、物品保持手段8自体の構成も適宜変更可能である。
【0016】
次に、水平方向搬送する搬送装置1を上下動自在と成し、上下位置を変換しつつ水平移動させる応用例(第2実施例の搬送装置1a)について説明する。
図9〜11に示す様に、水平度調整自在なベース28上に、内部に昇降通路29を有する様に、フレーム材でタワー30を形成し、該タワー30の一側上下方向に一対のコ字状のレール取付材31、31a を取付けると共に、該レール取付材31、31a の両外側の上下方向にガイドレール32、32a …を夫々配設している。
ガイドレール32、32a …に沿って転動又は摺動するスライダー33、33a …を備えた昇降案内台34を3位置以上(実施例では上下位置の他、中間で3位置)で停止自在となる様に上下動自在に設けると共に、該昇降案内台34の一側に上下水平方向のフレーム35、35a から成る昇降台36を設け、該昇降台36の水平フレーム35a の先端に第1実施例の搬送装置1を取付けている。
タワー30の上端に駆動モーター37を設置すると共に、該駆動モーター37の作動で正逆回転される駆動プーリー38を設置し、該駆動プーリー38に巻装したチェーン39の一端を昇降台36の垂直フレーム35に結着すると共に、チェーン39の他端にカウンタウェイト40を結着している。
上記、カウンタウェイト40は、レール取付材31、31a の一部をガイドレール41、41a …と成すと共に、該ガイドレール41、41a …に沿って転動するスライダー42、42a …により上下方向で案内されている。
尚、昇降台36には上下2段の様に、複数の搬送装置1を取付けても良く、第5実施例の様にタワー30を水平移動自在と成しても良い。
【0017】
次に、第2実施例の搬送装置1aの作用について説明する。
原位置では、昇降台36に取付けられた搬送装置1はタワー30内に収容されており、物品Mの授受作動では駆動モーター37の作動により所定高さに上下動させると共に、搬送装置1の作動板5を進退動させて物品Mの授受位置へ移動させる。
所定位置の作動板5に対して各種対象加工機器から他の移載装置で物品保持手段8上に物品Mを受け渡したり、物品Mの高さ位置に対して搬送装置1の作動板5を若干量上下動させて保持し、高さ及び水平位置が相違する授受位置へ搬送装置1の作動板5を移動させて物品Mを搬送し授受する。
尚、作動板5を進退動させてタワー30の両側間で搬送する時には、一時的にタワー30内を横断する。
【0018】
次に、搬送する物品として炊飯釜M1の移送に適した第3実施例の搬送装置1bを説明する。
図12〜14に示す様に、炊飯釜M1を移送する場合、炊飯釜M1は下面が湾曲して保持容易でないため、炊飯釜M1の上部周囲の段差鍔部43を下方から保持する形態と成している。
上記第1実施例の作動板5の上に物品Mを載置保持する搬送装置1との相違点は、炊飯釜M1を吊り下げて把持すると共に保持する構成と成しており、中間原位置の図12〜15、水平2方向移動状態の図16〜19に示す様に、駆動モーター6を設置する基板2、固定基板3が上層で、中間層の水平移動板4、4aを介して、下層に作動板5を有し、該作動板5の下部に物品保持手段8を有する形態と成し、第1実施例のものとは天地逆構成としている。
固定基板3、水平移動板4、4a、作動板5の間には、天地逆構成であるが、第1実施例と同様に駆動力伝達手段7および直進案内装置9を備えて、固定基板3に対して作動板5がブレずに前進後退自在と成している。
【0019】
物品保持手段8の具体的構成としては、作動板5の両側面に炊飯釜M1の大きさに対応する第2作動板44、44a を進行方向の直交方向に延設し、該第2作動板44、44a の両側下面に垂下部45、45a を有した一対の把手46、46a を設けており、第1物品保持手段8である把手46、46a は炊飯釜M1の段差鍔部43の下側2箇所に入り込む対向状態と成している。
又、第2作動板44、44a に立設したシリンダー47、47a のピストン棒48、48a の下端に第3作動板49を取付け、該第3作動板49に垂下部50、50a を有した一対の把手51、51a を設けており、第2物品保持手段8aである把手51、51a は釜蓋M2のくびれ部の2箇所に入り込む対向状態と成している。
更に、図示していないが、炊飯装置の温度を測定するセンサーを測定位置から退避位置に移動させる操作アームを水平上下動自在に設けており、又第4実施例の作用は第5実施例の作用と共に説明する。
【0020】
次に、第3実施例の搬送装置1bを自動炊飯装置(ライン)へ適用した第4実施例の搬送装置1cを説明する。
図20〜22に示す様に、大量の炊飯を行う自動炊飯装置では、炊飯と蒸らしのメイン工程L1、L2と、配米注水、炊き上がり飯の取り出し、炊飯釜M1や釜蓋M2の洗浄などのサブ工程L3、L4、L5が一部上下2段で2列ラインLA、LBに配置されている。
複数工程を有するラインLA、LBでは、炊飯釜M1や釜蓋M2の移送のために、2列のラインLA、LBの中間に第3実施例の搬送装置1bを有する第4実施例の搬送装置1cが設けられている。
【0021】
具体的には、2列ラインLA、LBの中間でライン長手方向に高さ調整自在な基台フレーム52を床面に設けると共に、該基台フレーム52上に一対のレール53、53a およびラックギア54を設けている。
そして、ライン長手方向に沿って移動自在なタワー55の台車部56に、レール53、53a を転動滑走する車輪57、57a …を設けると共に、台車部56に設けた走行モーター58のピニオンギア59を基台フレーム52のラックギア54に噛合させている。
【0022】
タワー55の上方に駆動モーター60、駆動プーリー61を連動状態で設け、タワー55の外側に搬送装置1b用のレール62、62a を立設すると共に、該レール62、62a に嵌合するスライダ−63、63a を有する昇降台64に第3実施例の搬送装置1bを取付けている。
タワー55の内側ではレール65、65a を立設すると共に、該レール65、65a に嵌合するスライダー66、66a にカウンタウェイト67を取付け、駆動プーリー61に巻装したチェーン68の両端を昇降台64及びカウンタウェイト67に取付けて、搬送装置1bを昇降自在と成している。
尚、タワー55の外側に搬送装置1bを配置しているため、台車部56を搬送装置1bの下方に延設している。
そして、炊飯工程L1の上方に水蒸気の排出ダクトに連結させたフード69を設置している。
【0023】
次に、第3、4実施例の自動炊飯装置(ライン)の搬送装置の作用を説明する。
2列ラインLA、LBを有する自動炊飯ラインでは、炊飯釜M1および釜蓋M2の移動方向として、1列ラインLA、LB内で上下動させたり、1列LA、LBライン内でライン方向に移動させたり、2列ラインLA、LB間で移動させる。
【0024】
炊飯釜M1の基本的な保持作用としては、図20に示す様に、タワー55内に搬送装置1bが配置された状態から、駆動モーター60の作動で搬送装置1bの把手46、46a が炊飯釜M1の段差鍔部43の下側に入り込む高さに上下動させた後、図16に示す様に、搬送装置1bの作動板5を前進させて第2作動板44、44a の把手46、46a を段差鍔部43の下側に側方から入り込ませる。
そして、タワー55に設けた駆動モーター60の作動で搬送装置1bを上方作動させて、搬送装置1bの把手46、46a で炊飯釜M1を持ち上げる様に把持し保持する(図14参照)。
そして、搬送装置1bの作動板5をタワー55側面へ水平移動させたり、搬送装置1bの上下動又は走行モーター58の作動でタワー55の水平移動を行って、所定位置へ移動させ、作動板5を張り出し前進させて、炊飯装置70の上方に配置した後(図20の左上の状態)、搬送装置1bを降下させて炊飯釜M1を炊飯装置70へセットする。
尚、炊飯釜M1を炊飯装置70へセットする例を示したが、その他のメイン、サブ工程L2〜5の棚板上、作業台上へ載置する時も同様である。
【0025】
釜蓋M2に対しては、図15に示す様に、搬送装置1bのピストン棒48、48a を下動て、釜蓋M2の周囲が炊飯釜M1用の把手46、46a の下方位置と成すことにより、釜蓋M2を把手51、51a で保持可能となり、釜蓋M2の保持、移動、載置は、炊飯釜M1と同様に、搬送装置1bの水平移動、作動板5の進退動、タワー55の水平移動で行なう。
尚、図14に示す様に、炊飯釜M1と釜蓋M2を同時に保持、移動させることも勿論可能である。
【0026】
炊飯釜M1等を1列ラインLA、LB内で水平動させる作用は、走行モーター58の作動で回動するピニオンギア59がレール53、53a に沿ったラックギア54と噛合することにより、炊飯釜M1等を保持する搬送装置1bを設けたタワー55の水平移動で行なう。
2列ラインLA、LB間の移動は、タワー55の一側(一方列ラインLA)へ搬送装置1bの作動板5を張り出して保持した後、作動板5を後退させてタワー55側面を通過すると共に、作動板5の後退移動を継続して、作動板5の第2作動板44、44a で吊り下げ保持したままタワー55を側面通過して(他方列ラインLB)に移載する。
【0027】
自動炊飯ラインにおける具体的な移載例としては、洗浄工程L4の炊飯釜M1を反転装置(図示せず)又は搬送装置1bで配米注水工程L5へ搬送し、配米注水工程L5から静置工程L1へ搬送して浸漬し、静置工程L1から炊飯工程L2の炊飯装置70へ搬送し、炊飯完了で炊飯工程L2から静置工程L1へ搬送して蒸らし、静置工程L1から取り出し工程L3へ搬送し、取り出し工程L3から洗浄工程L4へ搬送し、釜蓋M2は炊飯釜M1と同時に搬送したり、他装置で一時保管し、サブ工程L3、L4、L5では反転装置も利用して搬送している。
【0028】
【発明の効果】
要するに本発明は、固定基板3に作動板5を水平方向移動自在に設けると共に、レール10、10a …及び該レール10、10a …に嵌合して上下左右をガイドするスライダー11、11a …から成る直進案内装置9を固定基板3と作動板5の間に設け、作動板5を移動させる駆動手段(駆動モーター6)を設けたので、固定基板3上で作動板5が空中を水平移動すると共に、作動板5の格納時には積層して固定基板3等の設置だけで良いため、従来の架設レール、立設支柱が不要で各種対象加工機器のレイアウトが容易であったり、構築費用を低減することが出来たり、上方空間への機器設置が容易となったり、側方空間からメンテナンス作業を容易に行うことが出来、又作動板5の下部に物品保持手段8を設けたので、空中水平移動の作動板5で物品Mを搬送することが出来る。
【0029】
固定基板3と作動板5の間に水平移動板4、4aを設けたので、水平移動板4、4aの介在設置で搬送距離を自在に設定することが出来る。
【0030】
作動板5は固定基板3に対して両方向に移動自在と成したので、搬送方向を2方向としてレイアウトの自由度を向上することが出来る。
【0031】
タワー30に昇降台36を昇降自在に設けると共に、該昇降台36に搬送装置1を取付けたので、上下位置も相違する各種対象加工機器間で物品Mを搬送することが出来、又3位置以上で停止と成したので、上下位置および中間位置等の多様高さに物品Mを搬送することが出来る。
【0032】
タワー30を床面設置レール53、53a 上で走行自在と成したので、3方向で物品Mを搬送することが出来る。
【0033】
保持物品は炊飯釜M1と成したので、下面が湾曲した炊飯釜M1でも、炊飯釜M1の上部周囲の段差鍔部43を下方から容易に保持することが出来、又作動板5に上下動自在な第3作動板49を設けると共に、該第3作動板49に設けた第2の物品保持手段8aは釜蓋M2のくびれ部に入り込み自在の把手51、51a と成したので、炊飯釜M1の操作の他、炊飯釜M1とセットとなる釜蓋M2の搬出入、搬送も行うことが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】原位置の搬送装置の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】一方向への作動状態を示す搬送装置の側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】他方向への作動状態を示す搬送装置の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】直進案内装置の拡大図である。
【図9】エレベーター搭載型の搬送装置(受渡装置)の正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図9の天井部省略の平面図である。
【図12】炊飯釜の搬送装置の原位置の側面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図12の背面図である。
【図15】釜蓋保持時の搬送装置の背面図である。
【図16】一方向への作動状態を示す搬送装置の側面図である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】他方向への作動状態を示す搬送装置の側面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】自動炊飯ラインの搬送装置の正面図である。
【図21】図20の側面図である。
【図22】図20の平面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置
3 固定基板
4、4a 水平移動板
5 作動板
6 駆動モーター
7 駆動力伝達手段
8 物品保持手段
8a 第2物品保持手段
9 直進案内装置
10、10a … レール
11、11a … スライダー
30 タワー
36 昇降台
49 第3作動板
51、51a 把手
53、53a レール
55 タワー
M1 炊飯釜
M2 釜蓋

Claims (8)

  1. 固定基板に作動板を水平方向移動自在に設けると共に、レール及び該レールに嵌合して上下左右をガイドするスライダーから成る直進案内装置を固定基板と作動板の間に設け、作動板を移動させる駆動手段を設けると共に、作動板の下部に物品保持手段を設けたことを特徴とするスライドフォーク使用の搬送装置。
  2. 固定基板に水平移動板及び作動板を積層状態で水平方向移動自在に夫々設けると共に、レール及び該レールに嵌合して上下左右をガイドするスライダーから成る直進案内装置を隣接する各板の間に設け、隣接する各板が連動状態で作動板を移動させる駆動手段及び駆動伝達手段を設けると共に、作動板の下部に物品保持手段を設けたことを特徴とするスライドフォーク使用の搬送装置。
  3. 作動板は固定基板に対して両方向に移動自在と成したことを特徴とする請求項1又は2記載のスライドフォーク使用の搬送装置。
  4. タワーに昇降台を昇降自在に設けると共に、該昇降台に請求項1、2又は3記載の搬送装置を取付けたことを特徴とするスライドフォーク使用の搬送装置。
  5. 請求項1、2又は3記載の搬送装置における物品保持手段の設置位置を下部以外と成した搬送装置を、タワーに3位置以上停止で昇降自在に設けた昇降台に取付けたことを特徴とするスライドフォーク使用の搬送装置。
  6. タワーを床面設置レール上で走行自在と成したことを特徴とする請求項4記載のスライドフォーク使用の搬送装置。
  7. 保持物品は炊飯釜と成したことを特徴とする請求項6記載のスライドフォーク使用の搬送装置。
  8. 保持物品は炊飯釜と成し、作動板に上下動自在な第3作動板を設けると共に、該第3作動板に設けた第2の物品保持手段は釜蓋のくびれ部に入り込み自在の把手と成したことを特徴とする請求項4又は6記載のスライドフォーク使用の搬送装置。
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