JP2005007733A - 簡易製本方法 - Google Patents

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茂 木村
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Abstract

【課題】従来の簡易製本では、すべてタイトバック式であり、本の中身と背表紙を密着させたものである。このタイトバック式では、どうしても本が開きにくく、傷みやすくなる。また、自社製本においてもハードカバーにして重厚な感じにしたいという要望もある。
【解決手段】多数の被製本紙を簡易に製本するための方法であって、次の各工程、
1 多数の被製本紙を揃える、
2 該被製本紙の倍のサイズの用紙を2つ折りにし、被製本紙の表紙側と裏表紙側に重ねる、
3 重ねたものを背表紙側でホットメルト樹脂で接着する、
4 表紙となるハードカバーに、前記接着したものを背表紙以外の表紙と裏表紙の部分で接着する、
からなる方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡易製本方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製本とは、印刷等された紙をひとつにまとめて見やすく、保管しやすく、搬送しやすくするためのものである。
【0003】
製本は紙を1つにまとめればよいため、ホッチキス止めしたり、紐で結束するだけでも製本である。しかし、それでは見かけが悪く、背表紙もないため棚に保管したときに区別できない。
【0004】
そのため専門の製本業者に依頼して製本することとなる。しかし、これは非常に高価なもので、表紙に金文字等を入れると1冊数千円以上となる。よって、頻繁に製本するような会社や部署では、経費が相当嵩むこととなる。
【0005】
このような経費を削減するため、最近簡易製本機なるものが市販されてきている。これは、専門業者に依頼せず、自社で製本するための装置である。原理は、被製本紙を束ねてその背部分において、ホットメルト樹脂で紙同士及び背表紙と接着するものである。
【0006】
これは、自社で簡単に製本でき、しかも背表紙も付いているため、見かけもよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の簡易製本では、すべてタイトバック式であり、本の中身と背表紙を密着させたものである。このタイトバック式では、どうしても本が開きにくく、傷みやすくなる。
また、自社製本においてもハードカバーにして重厚な感じにしたいという要望もある。ハードカバーとは、厚紙やプラスチック板に化粧紙を貼付したものであり、通常被製本紙より少し大きいものである。これを表紙と裏表紙に固定するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明簡易製本方法を完成したものであり、その特徴とするところは、多数の被製本紙を簡易に製本するための方法であって、次の各工程、
1 多数の被製本紙を揃え、被製本紙の倍のサイズの用紙を2つ折りにし、その表紙側と裏表紙側に重ねる、
2 重ねたものを背表紙側でホットメルト樹脂で接着する、
3 表紙となるハードカバーに、前記接着したものを背表紙以外の表紙と裏表紙で接着する、
からなる点にある。
【0009】
ここで、被製本紙とは束ねて製本する用紙であり、印刷されているものでも白紙でもよい。また、材質も紙でなくともプラスチックでも、写真や布等ででもよい。また、多数は単に複数という程度で何枚以上というものではない。
【0010】
本方法はあくまでも簡易にもので専門の業者が行なうものではない。勿論、製本会社や印刷会社であっても、簡易に自社の書類を製本する等に使用することはできる。
【0011】
最初の工程は被製本紙を揃えることである。次に、この被製本紙の倍のサイズの用紙を2つ折りにして、揃えた被製本紙の表紙側と背表紙側に重ねる。重ねる方向は本を開く方向に2つ折りも開ける方向である。この2つ折りにする用紙は白紙でもよいが、印刷を施しておいてもよい。ここに印刷を施すと、本格的な製本のような雰囲気がでる。また、厚みも少し厚めが好ましい。
【0012】
次に重ねたものを背表紙側でホットメルト樹脂で接着する。これは樹脂のみで接着しても背を付けてもよい。背をつける場合には柔軟なもの、例えば薄い布地タイプや布とフィルムをラミネートしたようなもの等が好適である。簡易な市販のホットメルトタイプの製本機を使用してもよい。
【0013】
次にハードカバーを準備する。ここでいうハードカバーは、厚紙やプラスチック製の厚いシート状のものをいう。また、厚いシートをカバーしたものが好ましい。カバーする部材は、紙、布、プラスチック等どのようなものでもよく、少し厚い布地のようなものは重厚感がある。
【0014】
このハードカバーは、表紙、裏表紙、背表紙が1体となったもので、背表紙には接着剤が付いていないが、表紙と裏表紙の内側の面にはほぼ全面接着剤(感圧の接着剤や粘着剤)が塗布されている。取扱い上、剥離紙が接着剤上に貼られている。剥離紙は、位置決めを容易にするため、小さい部分と大きい部分に分割し、小さい部分のみ最初剥離して、位置を決めながら接着し、決まった後残りの剥離紙を剥離して全面接着する方法が好ましい。
これに、前記したホットメルト樹脂で背部分が固着されたものを置き、表紙と裏表紙の内側の面に、前記2つ折りにした紙を接着する。
【0015】
これで完成である。ハードカバーの背表紙と被製本紙は接着されていないため、タイトバック式ではなく、ホローバックタイプになっている。これが本方式の大きな特徴である。
【0016】
更に、ハードカバーには印刷をしないでもよいが、予め背表紙や表紙に印刷を施しておいてもよい。
更に、その背表紙や表紙に記載する表題等も製本時に作成する方法として、ハードカバーと同じ材質で、同じ色で同じ模様の用紙を準備し、そこにプリンターでプリントし、その用紙を背表紙や表紙、裏表紙に貼付することもできる。
【0017】
ハードカバーと同じ用紙を使用すれば見た目はほとんど分からず、最初からハードカバーに印刷されているように見える。特に金文字のテープ接着印字等を施すと、金文字製本と変わらない外観が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施の形態に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明方法で作成した本1の1例を示す。ハードカバー2の表紙3に、金文字3でプリントされた印刷シート4が貼付されている。ハードカバー2は、厚紙をエンボスされた着色プラスチックシートでカバーしたものである。印刷シート4はその着色プラスチックシートと同じものである。
【0019】
印刷シート4には、インクリボンタイプのプリンターで金文字3でプリントされている。
【0020】
次に製造工程を説明する。
図2は、被製本紙を多数揃えた束5である。図3は、この束5の表裏に2倍サイズの用紙6をあわせるところである。
【0021】
図4は、図3のように表裏に2つ折りシート6を置き、ホットメルト接着剤で接着したものである。この時、背7も合わせて接着している。この背7にホットメルト接着剤が塗布されており、合わせて加熱加圧して接着する。
【0022】
図5は、ハードカバー8の1例である。表紙部9、背表紙部10、裏表紙部11から構成されている。背表紙部10には接着剤は塗布されていない。また、斜線で示す部分12は、接着剤の塗布部である。この接着剤塗布部12に、図4の2つ折りシート6が全面接着される。よって、被製本紙束とハードカバー8はこの接着剤塗布部12によって固着されているのである。
【0023】
図6は、完成した本の背表紙部分の拡大底面図である。図では表紙と2つ折りシートとは離れているが、実際には当然密着している。
【0024】
【発明の効果】
本発明簡易製本方法には次のような大きな利点がある。
(1) 非常に簡単に手軽に製本ができる。専門業者による製本のような外観のものができる。
(2) ハードカバーの背表紙に接着されていないため、即ち、ホローバック形式であるため、丈夫な製本となっている。
(3) 非常に安価にできる。
(4) 書類が製本されているため、紛失する可能性が少ない。保管や分類分けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で作成した本の1例を示す斜視図である。
【図2】被製本紙を多数揃えた束を示す斜視図である。
【図3】束の表裏に2倍サイズの用紙をあわせたところを示す底面図である。
【図4】図3のように表裏に2つ折りシートを置き、ホットメルト接着剤で接着したところを示す底面図である。
【図5】ハードカバーの1例を示す斜視図である。
【図6】完成した本の背表紙部分の拡大底面図である。
【符号の説明】
1 本
2 ハードカバー
3 金文字
4 印刷シート
5 被製本紙を多数揃えた束
6 2つ折りシート
7 背
8 ハードカバー
9 表紙部
10 背表紙部
11 裏表紙部
12 接着剤塗布部

Claims (2)

  1. 多数の被製本紙を簡易に製本するための方法であって、次の各工程、
    1 多数の被製本紙を揃える、
    2 該被製本紙の倍のサイズの用紙を2つ折りにし、被製本紙の表紙側と裏表紙側に重ねる、
    3 重ねたものを背表紙側でホットメルト樹脂で接着する、
    4 表紙となるハードカバーに、前記接着したものを背表紙以外の表紙と裏表紙の部分で接着する、
    からなることを特徴とする簡易製本方法。
  2. 該ハードカバーの表紙に同材質、同色、同模様の印刷した紙を貼付するものである請求項1記載の簡易製本方法。
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