JP2005006281A - 回転台駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動台の姿勢を予め設定された向きに復帰させることができる回転台駆動装置を提供する。
【解決手段】 外側可動台4が回動軸2a1,2b1に回動自在に支持され、内側可動台5が外側可動台4に設けられた回動軸4a,4bに回動自在に支持されている。内側可動台5は、連結プレート30がX方向へ直線移動させられると回動軸4a,4bを支点として回動させられる。外側可動台4は、連結プレート40がY方向へ直線移動させられると、内側可動台5と一緒に回動軸2a1,2b1を支点として連結プレート40に形成されたラック40c1と外側可動台4に形成された部分歯車6bとの噛み合い動作に基づいて回動させられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば固定カメラの向きを多方向に設定できる回転台駆動装置に係り、特にカメラを予め決められた設定位置に復帰させることができる回転台駆動装置に関する。
下記特許文献1には、従来の回転台駆動装置が設けられた固定式のカメラが記載されている。このカメラは防犯カメラ装置であり、カメラが第1の支持枠に固定され、前記第1の支持枠が第2の支持枠に回動自在に支持されて、さらに前記第2の支持枠がベース上に固定された支持片に回動自在に支持されている。前記第1の支持枠と第2の支持枠は、互いに直交する向きに回動軸が設けられて前記カメラが回動自在に支持されている。
特開2001−94838号公報
上記特許文献1に示すものは、カメラの撮影方向を調節した後にカメラ全体を覆うカバー部材を取り付けて所定の位置へ固定するものである。しかし、この種のものではカメラの撮影方向を手動で調節する必要があり、取扱いが不便である。
また、カメラの撮影方向を遠隔操作できる機構が設けられたものでは、その駆動源として回転モータが搭載されて、回転モータと、カメラを支持する回転台とを歯車を介して連結する必要がある。しかし、このように回転モータと歯車とで動力を伝達するものでは、撮影方向を所望の方向へ動作させる際にその動作がぎくしゃくする問題がある。
また、2つの可動台を設けて互いに直交する2つの回動軸を設けて撮影方向を例えば上下左右に3次元的に設定できる機構を設けたものでは、動作の制御方法によっては回路負荷が大きくなり過ぎて故障の原因となる。
さらに、このような可動台では、2つ回動軸を中心に2つの可動台がそれぞれ独立して回転することが可能であるため、常に不安定な状態にある。よって、このような不安定な可動台では、可動台にカメラ部材を確実に固定する作業が困難になりやすい。しかもネジ締め時の締め付けトルクの調整が難しく、大きな力でねじを締め付けると、2つの可動台を連結する回動軸が外れてしまうという問題もあった。
また、外力などが作用して可動台の回転角が最大許容角度を超えると、可動台と可動台を駆動する部材との連結が外れることにより、回転台駆動装置の制御が不能になるという問題もある。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、可動台を電動で動作させることができるものにおいて、可動台を予め設定された方向へ直ちにしかも効率的に復帰させることができる回転台駆動装置を提供することを目的とする。
また、本発明は組立て作業、特にカメラ部材の可動台への取付け作業を確実に行えるようにした回転台駆動装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、可動台が安定して駆動されるとともに、外力などが作用しても可動台と可動台を駆動する部材との連結が外れるのを防止できるようにした回転台駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、直交する2つの軸に対して回動自在に支持された可動台と、前記可動台を一方の軸回りに回動させる駆動力を発生させる第1の駆動手段と、他方の軸回りに回動させる駆動力を発生させる第2の駆動手段とを有し、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段には、それぞれ直線的に連続動作可能な可動子が設けられており、
前記各可動子の直線動作を前記可動台の回転動作に変換する切換え手段と、前記各可動子の位置を検出する位置検出手段と、前記各位置検出手段の出力値に基づいて前記可動台の傾きを調節する制御手段と、が設けられていることを特徴とするものである。
例えば、前記可動台は、支持対象物が載せられて前記第1の駆動手段によって回動させられる内側可動台と、前記内側可動台を回動自在に支持して前記第2の駆動手段によって駆動させられる外側可動台を有している。
また、前記第1の駆動手段に設けられた切換え手段は、前記内側可動台に設けられた摺動部と、前記可動子とともに動作させられる第1の連結板で構成され、前記第1の連結板には、前記摺動部が係合する案内規制部が設けられ、前記第2の駆動手段が駆動させられたときのみ前記案内規制部に案内されて前記外側可動台と内側可動台がともに動作させられ、前記第1の駆動手段が駆動させられたときには前記内側可動台のみが動作させられる構成にできる。
また、前記第2の駆動手段に設けられた切換え手段は、前記外側可動台に設けられて前記外側可動台の回動中心を円弧中心として形成された部分歯車と、この部分歯車と噛み合って前記第2の駆動手段に設けられた可動子と一緒に動作させられるラックで構成することができる。
上記本発明の回転台駆動装置では、可動台を任意の向きに手動で変えることができる。また、多くの歯車を組み合わせて減速歯車を構成する必要がないため構造を簡略化できる。
また、前記可動台を所定の姿勢に復帰させる既設定位置データを保持可能な記憶部が設けられ、前記既設定位置データは任意に設定可能であり、前記制御手段では、電源がオンに設定されたときまたは前記既設定位置データを読み込む指示がなされたときに、前記可動台の現在位置データと、前記記憶部に記憶された前記既設定位置データとを比較して、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段を駆動して前記可動台を現在位置データに基づく現在位置から前記既設定位置データに基づく設定位置への駆動軌道を生成する構成にすることが好ましい。
例えば、前記駆動軌道は、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段が同時に駆動させられて前記設定位置へ移動する軌道である。
また、前記駆動軌道は、第1の駆動手段と第2の駆動手段が交互に駆動させられて前記設定位置へ移動させられる軌道であってもよい。これにより、第1の駆動手段と第2の駆動手段を同時に駆動させるよりも回路負担を軽減できる。
また、前記駆動軌道は、前記設定位置へ滑らかな曲線状に軌道生成されることが好ましい。
また、前記駆動軌道は、消費電力または消費電流の限界値に基づいて軌道生成される軌道であってもよい。
また、前記制御手段では、軌道生成された軌道位置と、現実の位置との差を検出値として演算して、前記検出値が一定値を超えたときに前記第1の駆動手段と第2の駆動手段の通電を遮断する構成にしてもよい。この場合において、通電を遮断した後も前記位置データを検出して、通電が再開されたときに、通電停止後の現在位置から前記設定位置への駆動軌道を再度演算して駆動させるものであってもよい。これにより、可動台を直ちに所定の位置へ復帰させることができる。
上記において、前記内側可動台の下面には、第1の回転規制部が形成されており、この第1の回転規制部が保持されることにより、前記摺動部回りの回転が制限されるものが好ましく、例えば前記第1の回転規制部は、摺動部の両側において平行に延びる一対の突起部で形成することができる。
このような場合には、前記第1の回転規制部が補助部材によって保持され、この保持状態で前記支持対象物が前記内側可動台に取り付けることができる。
このように、支持対象物が内側可動台に取り付けられるため、支持対象物を取り付ける際に加える力が可動台の回転軸に直接作用することを防止できる。その結果、内側可動台が摺動部回りに回転させれることよって起こる前記回転軸の破損を防止でき、確実に支持対象物を可動台に取り付けることができる。
また前記外側可動台と前記内側可動台の一方には、前記内側可動台を前記一方の軸回りの回動を規制する第2の回転規制部が設けられているものが好ましい。
例えば、前記第2の回転規制部は、前記外側可動台と前記内側可動台の一方から他方に突出する凸部として形成することができる。この場合、前記凸部が、前記一方の軸の両端で一対を形成しているものが好ましい。
上記において、前記第2の回転規制部が三角形状であり、前記三角形の3辺のうち、斜辺以外の他の2辺のそれぞれが形成する規制面によって前記内側可動台の回動が規制されるものとすることができる。
上記手段では、内側可動台に衝撃等が与えられても、その衝撃等で摺動部が案内規制部から外れることを防止することが可能となる。
本発明では、可動台を電動で動作させることができるものにおいて、所定の操作によって可動台を予め設定された設定位置へ効率的に復帰させることができる。
また、本発明では、支持対象物を取り付ける際に加える力が可動台の回転軸には集中しない。このため、回転軸の破損を防止でき、確実に支持対象物を可動台に取り付けることができる。
さらに、本発明では、第2の回転規制部によって内側可動台の回動が規制される。このため、内側可動台に衝撃等が与えられても、その衝撃等で摺動部が案内規制部から外れることを防止することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態として回転台駆動装置を正面からみたときの透視図、図2は図1の2−2線での切断断面図、図3は図1の3−3線での切断断面図、図4は図1の4−4線での切断断面図、図5は図1の5−5線での切断断面図、図6は図1の6−6線での切断断面図、図7は機能ブロック図、図8はフローチャートである。
第1の実施の形態の回転台駆動装置1は、例えば、カメラ部材50が搭載されて、住宅用のドアホンとして訪問者を認識するカメラとして、あるいはコンピュータに接続してインターネット回線を介して利用されるテレビ電話用のカメラとして使用することができる。なお、以下に示す実施の形態では、Z方向が上下方向で、X方向が左右方向に相当している。
図1に示す回転台駆動装置1は、金属や合成樹脂で形成されたベース2を有している。前記ベース2上には、固定台2a,2bが互いにX方向に所定間隔離れた状態で設けられ、前記固定台2a,2bの互いに対向する側面には、回動軸2a1,2b1が互いに対向する位置に突出して形成されている。
前記固定台2a,2bの間には、可動台3が設けられている。この可動台3は、前記カメラ部材50が設置される部分であり、外側可動台4と内側可動台5で構成されている。前記外側可動台4は、合成樹脂などで四角枠状に形成され、X1側とX2側において前記回動軸2a1,2b1に回動自在に連結されて支持されている。図3に示すように、前記外側可動台4のX2側の縁部には、Y2側(裏側)に垂直に延びるギヤ6が一体に形成されている。このギヤ6は、図6に示すように、半円板状の部材6aが一体に形成されて、前記板材6aの周縁部に部分的に歯が形成された部分歯車6bが形成されている。
図1に示すように、前記外側可動台4の枠内の空間には、内側可動台5が位置している。前記内側可動台5は、合成樹脂などで四角板状に形成された支持板部5aと、図3に示すようにZ−X平面の中心からY2方向(裏側)に垂直に延びる案内軸5bとが一体に形成され、前記案内軸5bの先端が前記ベース2に接触しない位置まで延びて形成されている。また前記案内軸5bの先端は、球状に形成された摺動部5b1となっている。
なお、前記案内軸5bが前記支持板部5aの下面からZ2方向に突出する凸部として形成され、この凸部の下端面にZ2方向に延びる金属製の案内軸が圧入されており、この前記案内軸の先端に滑らかな球状の摺動部が一体に形成された構成であってもよい。
前記外側可動台4のY1側とY2側の内側縁部には、前記回動軸4a,4bが突出形成されて、前記回動軸4a,4bに前記内側可動台5が回動自在に支持されている。前記回動軸2a1,2b1と前記回動軸4a,4bとは互いに直交している。
本実施の形態では、図1に示すように、前記内側可動台5の支持板部5aのY1側とY2側の外側面5c,5cが、前記外側可動台4のY1側とY2側の内縁4c,4cに対向している。また、内側可動台5のX1側およびX2側の内側面5d,5dと、外側可動台4のX1側およびX2側の内側面4d,4dとの間に隙間7,7が形成されている。この隙間7,7は、内側可動台5が回動軸4a,4bを支点として回動したときに、支持板部5aのX1,X2側の縁部が外側可動台4に当たらない寸法に設定されている。
図1に示すように、前記可動台3が設けられたベース2上には、前記可動台3のY2側に第1の駆動手段10が設けられ、X2側に第2の駆動手段20が設けられている。
図2に示すように、前記第1の駆動手段10は、それぞれ磁性材料で形成されたX方向に延びる板状の上ヨーク11と下ヨーク12を有し、前記上ヨーク11と下ヨーク12とが所定間隔を開けて対向して設けられている。前記上ヨーク11のZ2側の内面には、X方向に延びる永久磁石で形成されたマグネット13が固定されている。そして、前記下ヨーク12には銅などの金属製の線材で巻かれた駆動コイル14が設けられている。前記駆動コイル14は、前記マグネット13のX方向の寸法よりも十分に短く形成されている。前記上ヨーク11は、X1側とX2側の端部でそれぞれL字状に折り曲げられてその各先端が互いに重ねられて、その重なり部分にネジ15,15が挿通されて、ネジ15,15の先端がベース2上に設けられた取付部2c,2dに螺着されている。なお、本実施の形態での第1の駆動手段10は、駆動コイル14が可動子として機能するムービングコイル方式のものである。
前記第1の駆動手段10のマグネット13は、例えば駆動コイル14に対向する側がN極、上ヨーク11に固定される側がS極に磁化されている。よって、駆動コイル14のZ1側の面に対してZ1側からZ2側へと貫く磁界が発生する。これにより駆動コイル14が通電されたときに、前記駆動コイル14にはフレミング左手の法則に基づくX1方向とX2方向への駆動力(電磁力)が発生する。
前記第1の駆動手段10のZ2側には、連結プレート(第1の連結板)30と第1の位置検出手段16が設けられている。前記連結プレート30のZ1側の面は、前記駆動コイル14の下面に対し接着剤などで固定され、Z2側には前記第1の位置検出手段16の検出部16aに設けられた移動ピン16bの先端が固定されている。移動ピン16bは、図1において符号L1で示す範囲内をX方向へ移動自在に支持されている。
よって、第1の駆動手段10の駆動コイル14が通電されて動作させられると、連結プレート30と移動ピン16bとが一緒に移動する。
図4に示すように、前記連結プレート30は、駆動コイル14のZ2側の面に沿ってY2方向に延びる板部30aと、前記駆動コイル14のY1側の面に沿ってZ1方向の垂直に延びる板部30bと、前記ベース2に沿ってY1方向に延びる板部30cとを有している。さらに前記板部30cのY1側の先端には、前記ベース2表面に対してY1方向へ延びる案内規制溝30dが一体に形成されている。前記案内規制溝30dは、前記回動軸2b1(2a1)を円弧中心とする曲率の規制底面30d1と、図3に示すように前記規制底面30d1のX方向の両側部においてY方向に延びる規制面30d2,30d3とで構成され、Z1側とY1側とY2側の面はそれぞれ開放状態となっている。前記規制面30d2と30d3との間隔寸法は、前記摺動部5b1の球体の直径寸法とほぼ同じに設定されている。
なお、図4に示すように、前記板部30cのZ2側の面には、断面がL字状に形成された一対のガイド部材30e,30eが一体に突出形成され、また前記ベース2にはX方向に延びるガイド溝2m,2mが形成されている。そして、前記ガイド部材30e,30eが前記ガイド溝2m,2mに挿入された状態で、前記連結プレート30はX方向に摺動自在に案内される。
図1と図5に示すように、前記第2の駆動手段20は、前記第1の駆動手段10と同じに形成され、上ヨーク21、下ヨーク22、マグネット23、駆動コイル24が組み合わされて、前記ベース2に設けられた取付台2e,2fにネジ25,25を介して固定されている。この第2の駆動手段20は、第1の駆動手段10と同様な駆動コイル24が可動子として機能するムービングコイル方式であり、駆動コイル24が通電されたときに駆動コイル24に対してY1方向とY2方向への駆動力を発生する。
また、前記第2の駆動手段20のZ2側には、連結プレート(第2の連結板)40と第2の位置検出手段26が設けられている。前記第2の位置検出手段26は、前記第1の位置検出手段16と同じ構成であり、検出部26aに移動ピン26bが図1において符号L2で示す範囲内をY方向へ移動自在に支持されている。
図3と図5に示すように、前記連結プレート40は、前記駆動コイル24に接着剤などで固定され且つ移動ピン26bと固定されて、前記駆動コイル24と連結プレート40と移動ピン26bとが一緒に移動可能とされている。
前記連結プレート40は、駆動コイル24のZ2側の面に沿って延びる板部40aと、X1側の面に沿って延びる板部40bと、ベース2の表面に沿って延びる板部40cを有している。また前記板部40cの先端のZ1側の面には、歯の凹凸面がY方向に延びるラック40c1が形成されている。前記ラック40c1は、図3と図6に示すように前記ギヤ6の部分歯車6bと噛み合っている。
前記第1の位置検出手段16では、例えば移動ピン16bがX方向の一方へ移動させられると抵抗値が高くなって高い出力電圧が得られ、他方へ移動させられることで抵抗値が低くなって低い出力電圧が得られるように設定されている。また前記第2の位置検出手段26でも、同様にして移動ピン26bが方向への移動位置に応じて出力電圧が変化するように設定されている。このようにして前記第1と第2の位置検出手段16,26から得られた出力電圧に基づいて、前記内側可動台5と外側可動台4の傾き角度が調節可能とされている。
例えば、前記第1,第2の位置検出手段16,26は、主として直線状に延びる抵抗層とこの抵抗の表面を摺動する摺動子とからなるリニアセンサであり、前記摺動子が前記移動ピン16b,26bとともに前記抵抗層の表面を摺動することが可能とされている。そして、前記抵抗層の両端に一定の電圧を印加しておくことにより、移動ピン16b,26bの位置に応じた出力電圧が前記摺動子から取り出せるようになっている。
本実施の形態では、前記回転台駆動装置1の内側可動台5には、カメラ部材50が載置されている。前記カメラ部材50として例えば家庭用のドアホンであれば、前記カメラ部材50によって映像データが生成されて、前記カメラ部材50に接続されたモニタに前記映像データに基づく映像が出力されるようになっている。なお、前記モニタ側には、前記カメラ部材50の可動台3の向きを予め任意の姿勢に設定できる操作ボタン51が設けられている。
また、前記カメラ部材50をパーソナルコンピュータに接続して、インターネットなどの通信回線を介して画像データを送るものにも適用することができる。これにより、相手の顔を確認しながら通話することができるテレビ電話用のカメラとして、または監視用カメラとして使用することができる。この場合も、撮影方向を予め設定された方向へ復帰させることができる操作ボタン51が設けられている。
図7に示すように、前記回転台駆動装置1は、制御部(CPU)52を有し、前記制御部52には、操作ボタン51、記憶部53及び電源54が接続されている。前記電源54は、前記制御部52、操作ボタン51、カメラ部材50、第1と第2の駆動手段10,20及び第1と第2の位置検出手段16,26にそれぞれ所定の電力が供給されるように制御されている。
前記記憶部53には、カメラ部材50の撮影方向を予め任意に設定した既設定位置データが記憶されている。この既設定位置データは、使用者が撮影方向を任意に設定したときに操作ボタン51を入力操作することで保持される座標データである。
前記操作ボタン51が入力操作されて、前記制御部52が記憶部53からその既設定位置データが読み込まれると、制御部52によって演算処理されて、第1の駆動手段10の駆動コイル14と第2の駆動手段20の駆動コイル24にそれぞれ所定の電流が与えられる。前記第1の駆動手段10側では、前記駆動コイル14がX方向へ駆動させられると、それと同時に連結プレート30がX方向へ移動させられ且つ摺動部5b1が前記案内規制溝30dの規制面30d2または30d3によってX方向へ押圧されて、内側可動台5のみが回動軸4a,4bを支点として回動させられる。なお、このとき前記摺動部5b1は、Y方向へは動作しない。また連結プレート30がX方向へ移動させられると、それと同時に移動ピン16bがX方向へ移動させられて、その位置に基づいて検出部16aの抵抗値または抵抗値に基づく電圧値が変化させられる。前記制御部52では、前記抵抗値または電圧値を検出して、前記値に基づくX方向の位置データを演算して、駆動コイル14に与える電流量が調節される。
前記第2の駆動手段20では、駆動コイル24が通電されてY方向へ移動させられると、連結プレート40及び移動ピン26bが共にY1−Y2方向へ移動させられる。このとき、摺動部5b1は、図4に示すように、案内規制溝30dの規制底面30d1に沿って回動軸2a1,2b1を支点として回動させられる。同時に連結プレート40がY方向へ移動させられて、図6に示すようにラック40c1がY方向へ移動させられ、ラック40c1と噛み合う部分歯車6bが回動軸2b1,2a1を支点として時計回り方向または反時計回り方向へ回動させられる。その結果、外側可動台4は、内側可動台5と共に回動軸2a1,2b1を支点としてY方向へ回動させられる。また連結プレート40に固定された移動ピン26bによって、移動ピン26bの位置に応じた抵抗値または抵抗値に基づく電圧値が制御部52に出力される。制御部52では、前記値に基づいて駆動コイル24に与える電流量が調節される。
このようにして、前記制御部52では、駆動コイル14,24に与えられる電流量が調節されて、外側可動台4と内側可動台5が既設定位置データに基づく傾きとなる姿勢まで調節動作させられる。
なお、前記摺動部5b1と連結プレート30によって本実施の形態のひとつの切換え手段が構成され、前記部分歯車6bとラック40c1でもうひとつの切換え手段が構成されている。
次に、本実施の形態の回転台駆動装置に設けられた制御部52での処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ1(以下ST1と略記する)に示すように、回転台駆動装置1の電源がオンに切り換えられると、ST2において通電が回路保護のために自動的に遮断された後に電源がオンにされた場合であるか否かが確認される。回転台駆動装置1が設置されて初めて電源がオンに設定された場合には、通電遮断後の電源オンではないので、ST3に移行し、既設定位置データが記憶部53に保持されているかが確認される。記憶部53に既設定位置データが保持されていない場合、すなわち回転台駆動装置1が設置されて初めて電源がオンに切り換えられたとき、あるいは所定の操作によって記憶部53の内容が初期化されたときには、記憶部53には既設定位置データは保持されていないため、回転台駆動装置1内の所定の位置に予め保持されている初期位置データを既設定位置データとして記憶部53に保持させる(ST4)。
そして、ST5において、現在位置データと既設定位置データとが比較され、既設定位置データによる設定位置までの駆動軌道が生成される(ST6)。現在位置データは、電源がオンに切り換えられたときから、第1と第2の位置検出手段16,26によって検知される。前記駆動軌道は、以下に示す各パターンで制御できる。
例えば、前記駆動軌道は、第1の駆動手段10の駆動コイル14と第2の駆動手段20の駆動コイル24を交互に通電するように制御してもよい。これにより、駆動コイル14と駆動コイル24を同時に通電して駆動するときよりも装置に対する回路負担を軽減することができる。ただし、制御部52において各駆動手段10,20を同時に駆動するように制御するものであってもよい。
または、前記可動台3を設定位置へ滑らかな曲線の軌跡となるように制御してもよい。曲線を描くように滑らかに動作するように制御することで、可動台3に設置されているカメラ部材50を、撮影画像をぶれさせずに移動させることができ、移動途中の画像も確実に認識できる。
あるいは、前記駆動軌道は、予め決められた消費電力または消費電流の限界値に基づいて生成されるように制御してもよい。限界値は、記憶部53に記憶されて、制御部52において電源54から送られる前記消費電力または消費電流が常に監視される。これにより回路に過大な負担をかけることがなくなるため、装置が故障する確率を減らすことができる。
本実施の形態では、前記制御部52において、上記した駆動軌道のいずれかのパターンをプログラムしておき、そのプラグラムに応じて動作させるようにしてもよい。あるいは駆動軌道の各パターンをすべてプログラムしておき、状況に応じていずれかのパターンを選択して、選択された駆動軌道に基づいて制御するようにしてもよい。
ST6において軌道生成が行われると、第1の駆動手段10と第2の駆動手段20を駆動させて既設定位置データに相当する設定位置へ可動台3を移動させる(ST7)。
ST8では、検出値が一定値を超えたか否かが確認される。検出値とは、駆動コイル14,24が移動させられ、各移動ピン16b,26bが移動した位置に応じて出力される抵抗値(または電圧値)に基づいて、軌道生成後の目的位置と、現在位置との差により得られる値である。また一定値とは、回路負担を考慮して決められる任意の値であり、演算された軌道位置と現実の位置との差が大きくなり過ぎて回路が故障しないようにするための限界値またはそれよりも余裕のある範囲で設定される値である。
ST8において、検出値が一定値を超えていない場合(Noの場合)には、ST9に移行して操作ボタン51の入力操作が行われたか否かが判断される。検出値が一定値を超えない状態で、可動台3が移動途中に前記入力操作が行われた場合(Yesの場合)には、上記したST3乃至ST7の処理が再度繰り返される。またST9において、操作ボタン51の入力操作を認識できない場合(Noの場合)には、ST8の処理に戻り、この処理が一定時間毎に繰り返される。
ST8の処理において、検出値が前記一定値を超えた場合には、ST10に移行して回路への通電が遮断される。この回路とは、駆動コイル14,24であり、装置全体の回路を意味するものではない。検出値が一定値を超える場合の例としては、可動台3が設定位置へ移動中に可動台3の動きを手などで止めてしまった場合、または可動台3を手で強制的に移動させてしまった場合などである。これにより、演算された設定位置までの軌道と、現在の軌道とが大きくずれることによって、検出値が予め決められた一定値を超えることになる。そこで、回路負荷が過大になる前に通電を遮断して回路を保護するようになっている。
本実施の形態の制御部52では、通電が遮断された後も第1の位置検出手段16と第2の位置検出手段26から現在位置データを取得するように設定されている(ST11)。これにより、その後電源が再びオンにされたとしても、可動台3を、電源をオンしたときに位置していた姿勢から直ちに既設定位置へ移動させることができる。
また、前記制御部52では、電源54から駆動コイル14,24に与えられる消費電流または消費電力を監視して、消費電流または消費電力が一定値を超えたときに電源54から駆動コイル14,24へ通電を遮断するように制御されている。また、状況に応じて、装置全体の回路への通電を遮断するようにしてもよい。
次に、カメラ部材50を内側可動台5に載置する方法について、第2の実施の形態を用いて説明する。
図9は、カメラ部材がまだ載置されていない状態を示す可動台の平面図、図10Aは図9の内側可動台をY1方向からみたときの側面図、図10Bは図9の7−7線で切断したときの断面図、図11Aは内側可動台が補助部材で保持されている状態を示す図9と同様の平面図、図11Bは図11Aの状態をY2方向からみたときの側面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
図9に第2の実施の形態として示す可動台3は上記第1の実施の形態で示す可動台とほぼ同じ構成である。ただし、第2の実施の形態に示す可動台3では、前記内側可動台5の支持板部5aの表面上の四方の角部に取り付け台座8,8,8,8が一体に形成されている。なお、前記取り付け台座8は、図9に示すように、4箇所設けることには限定されず、少なくとも2箇所設けられていればよい。ただし、取り付け台座8を2箇所のみ設ける場合において、カメラ部材50を内側可動台5に確実に載置するためには、四角い板で形成された支持板部5a上の対角線を形成する2つの角部に対をなすように形成することが好ましい。
また図10Aおよび図10Bに示すように、前記支持板部5aの裏面側にはY方向に平行に延びる一対の突起部(第1の回転規制部)60a,60bが、前記案内軸5bのX方向の両側に形成されている。
また一方の外側可動台4のY1側とY2側の内側縁部のX方向の中央には、枠の内方に突出する回動軸4a,4bが形成されている。他方の内側可動台5のY1およびY2側で且つX方向の中央部には図示Z1方向に突出する支持部5A,5Bが一体に形成されており、この支持部5A,5BにはY方向に軸受5A1,5B1が形成されている。そして、前記外側可動台4の回動軸4a,4bが前記内側可動台5の軸受5A1,5B1に挿通されることにより、内側可動台5は前記外側可動台4に対し回動自在に支持されている。なお、前記とは逆に外側可動台4に軸受が設けられ、内側可動台5に回動軸が設けられた構成であってもよい。
前記カメラ部材50を内側可動台5に載置するためには、例えば、図11Aに示すような略U字形状で形成された補助部材70を利用することができる。前記補助部材70は、平行に延びる一対のアーム70a,70bを有している。前記アーム70aとアーム70bの対向寸法W0は、図9に示す前記支持板部5aの突起部60a,60bの外側の幅寸法W1と同寸法、またはわずかに大きな寸法で形成されている。また図11Bに示すように前記補助部材70のZ方向の高さ寸法は、ベース2と支持板部5aの下面との間の寸法と同寸法、またはわずかに小さな寸法で形成されている。
図11Aに示すように、補助部材70のアーム70a,70bをY1側の側方からY2方向へ挿入することにより、前記アーム70a,70bが突起部60a,60bを両側方向から挟み込む。このとき、アーム70aが突起部60aを保持し、アーム70bが突起部60bを保持するため、図11Aに符号αで示すような摺動部5b1を中心とする内側可動台5の回転を制限することができる。同時に、前記アーム70a,70bは前記支持板部5aの水平状態を維持することができるため、図11Bに符号βで示すような回動軸4a,4bを中心とする内側可動台5の回動を防止することができる。
カメラ部材50の基部の四方の角部には図示しないネジ穴が形成されている。前記カメラ部材50のネジ穴と前記取り付け台座8に形成されたネジ穴とが重ねられた状態でねじを螺着させることにより、前記カメラ部材50は前記内側可動台5に固定される。
このとき、前記のように、補助部材70によって内側可動台5が保持された状態でカメラ部材50を取り付け台座8に螺着する作業を行うことにより、過大な締め付けトルクがねじに与えられても内側可動台5がα方向に回転させられるのを防止できる。すなわち、前記締め付けトルクによって内側可動台5がXY平面内でα方向に回転し、回動軸4a,4bが軸受5A1,5B1から外れたり、回動軸4a,4bが破損したりすることにより、前記内側可動台5が外側可動台4から外れてしまうことを防止することができる。
しかも、前記アーム70a,70bが前記支持板部5aを水平状態に保持することができるため、安定した状態で確実にカメラ部材50を内側可動台5に固定することができる。
上記実施の形態では、補助部材70が突起部60a,60bの外面を外側から保持するものを説明したが、突起部60aと突起部60bとの間に補助部材70が挿入され前記突起部60a,60bの内面を内側から保持するものであってもよい。あるいは、4本のアームを用いることにより、突起部60a,60bの内外の両面を両側方向からそれぞれ挟み込むことによって保持するものであってもよい。
また、第1の回転規制部としての突起部60aおよび60bの形状は、図10Bに示すような楕円形状には限定されず、円形あるいは長方形等であってもよい。あるいは、突起部60aおよび60bのそれぞれが、複数の分割された部材よりなるものであってもよい。
さらには、上記においては第1の回転規制部として一対の突起部60a,60bを示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば突起部60aと突起部60bとの領域全体が一つの突起部を形成するものであってもよい。この場合には、前記U字形状の補助部材70が一つの突起部のX方向の両端の側部を外方向から保持することが可能である。また、この場合には、前記一つの突起部の下面中心に、先端に滑らかな球状部が一体に形成された棒状の金属製の案内軸を圧入することにより、前記球状部を摺動部とすることができる。
図12は本発明の第3の実施の形態として外側可動台4と内側可動台5との連結部分を示す部分斜視図、図13は第2の回転規制部を有しない回転台駆動装置をY1方向から見たときの側面図、図14は第2の回転規制部を有する場合の図13同様の側面図、図15は第2の回転規制部の他の実施形態を示す図13同様の側面図である。
第3の実施の形態では、図12に示すように、内側可動台5のY1側の支持部5Aに外方向(Y1方向)に突出する回転軸5eが形成されており、これに対向する外側可動台4には穴状の軸受4eが形成されている。また内側可動台5のY2側にも同様の軸受4eと回転軸5eとが形成されている。
そして、前記回転軸5eが軸受4e内に挿入されることにより、内側可動台5が外側可動台5に対して回転軸5eを中心に回転自在に支持されている。
一方の(図12ではY1側)前記軸穴4eの左右方向(X1およびX2方向)の両側には、前記外側可動台4の内面に凸部として形成された一対の回転規制部(第2の回転規制部)9a,9bが設けられている。前記一対の回転規制部9a,9bは、他方(Y2側)の前記軸穴4eの左右方向(X1およびX2方向)の両側にも形成されていてもよいが、少なくともY1側またはY2側に形成されていればよい。
前記案内規制溝30dが、第1の駆動手段10によって図13にて実線で示す位置からX1方向またはX2方向に移動させられると、案内軸5bが傾斜させられるため、内側可動台5が傾く。
図13に点線で示すように、もし前記一対の回転規制部9a,9bが形成されていない場合には、前記案内規制溝30dがX1方向またはX2方向に大きく移動させられると、前記案内軸5bの傾斜角度θが大きくなって摺動部5b1の図示Z1方向への移動量が多くなるため、前記摺動部5b1が前記案内規制溝30dから外れやすくなる。そして、このときに外部衝撃などが加わると、前記前記摺動部5b1が前記案内規制溝30dから外れ、回転台駆動装置の制御が不能となる。
しかし、第3の実施の形態では、前記一対の回転規制部9a,9bが形成されているため、摺動部5b1が案内規制溝30dから外れることを防止できる。
すなわち、内側可動台5が、第1の駆動手段10により図13の実線に示す水平な状態(θ=0の状態)から例えば時計回りに回動させられると、図14に示す状態となる。このとき、支持部5Aの縁部が回転規制部9aに当接するため、内側可動台5の傾斜角度θを規制することができる。なお、摺動部5b1が案内規制溝30dから外れる直前の前記案内軸5bの傾斜角度θを最大許容角度θmとする。
この結果、前記案内軸5bの傾斜角度θを少なくとも最大許容角度θm以下となるように、前記第2の回転規制部9a,9bを形成しておくことにより、前記支持部5Aが第2の回転規制部9a,9bに当接した場合には、内側可動台5のさらなる時計回り方向への回動を規制することができる。このため、内側可動台5に衝撃、特に左右方向の外部衝撃等が与えられても、その衝撃等で摺動部5b1が前記左側規制面30d3を越えて案内規制溝30dから外れることを防止することができる。なお、内側可動台5が反時計回りに回動した場合には第2の回転規制部9bによって規制される。
前記第2の回転規制部9a,9bの形状は、図12および図14に示すような長方形状のものに限定されるものではない。例えば、図15に示すような三角形状であってもよい。
前記第2の回転規制部9a,9bの形状が長方形状の場合には、図12および図14に示すように支持部5Aの縁部が第2の回転規制部9a,9bの角部に当接することになるため、例えば外側可動台4を軟質な合成樹脂で一体形成した場合には、当接の回数が多くなるほどに前記角部が変形し、経時変化とともに前記最大許容角度θmが大きくなる可能性が高い。
一方、図15に示すような三角形状の第2の回転規制部9a,9bとすると、支持部5Aの縁部を規制面9a1,9b1で規制することが可能となる。内側可動台5の支持板部5aの表面を支持面9a2または9b2で規制することが可能となる。
このように、支持部5Aの縁部および支持板部5aを面によって規制することができるため、長方形状の場合と比べて、左右の衝撃等に強くなり、摺動部5b1が規制面30d2または30d3を越えて案内規制溝30dから外れることを確実に防止することが可能となる。
しかも三角形状の第2の回転規制部9a,9bの変形を防止することができるため、長期にわたって前記最大許容角度θmを維持することができる。よって、回転台駆動装置の安定した駆動を長期にわたって実現することができる。
なお、上記実施の形態では、第2の回転規制部9a,9bを外側可動台4に設け、内側可動台5の支持部5Aが当接することで内側可動台5の回転角度θを調整するようにしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、図16に示すように、支持部5Aの両側部に内側可動台5から外方向(Y1方向)に突出する凸部(第2の回転規制部)9A,9Bが形成され、この凸部9A,9Bが外側可動部4に形成された切欠部4g,4g内を移動することが可能とされており、最大許容角度θmのときに前記凸部9A,9Bが切欠部4g,4gの上端に当接するようにした構成であってもよい。
本発明の第1の実施の形態として回転台駆動装置の全体を示す平面図、 図1の2−2線で切断したときの断面図、 図1の3−3線で切断したときの断面図、 図1の4−4線で切断したときの断面図、 図1の5−5線で切断したときの断面図、 図1の6−6線で切断したときの断面図、 回転台駆動装置の全体を示すブロック図、 制御部で処理される一例を示すフローチャート、 カメラ部材がまだ載置されていない本発明の可動台を正面からみたときの要部透視図、 図10Aは本発明の内側可動台をY1方向からみたときの要部側面図、図10Bは図9の7−7線で切断したときの要部切断断面図、 図11Aは突起部が補助部材で保持されている状態の本発明の回転台駆動装置を正面からみたときの要部透視図、図11Bは図11Aの状態をY2方向からみたときの要部側面図、 本発明の第3の実施の形態として外側可動台と内側可動台との連結部分を示す部分斜視図、 第2の回転規制部を有しない回転台駆動装置をY1方向から見たときの側面図、 第2の回転規制部を有する場合の図13同様の側面図、 第2の回転規制部の他の実施形態を示す図13同様の側面図、 本発明の第3の実施の形態として外側可動台と内側可動台との連結部分の他の変形例を示す部分斜視図、
符号の説明
2 ベース
2a1,2b1 回動軸
3 可動台
4 外側可動台
4a,4b 回動軸
5 内側可動台
5b 案内軸
5b1 摺動部
6 ギヤ
6b 部分歯車
8 取り付け台座
9a,9b 第2の回転規制部
10 第1の駆動手段
11,21 上ヨーク
12,22 下ヨーク
13,23 マグネット
14,24 駆動コイル(可動子)
16 第1の位置検出手段
20 第2の駆動手段
26 第2の位置検出手段
30 連結プレート(第1の連結板)
40 連結プレート(第2の連結板)
40c1 ラック
50 カメラ部材
51 操作ボタン
52 制御部
53 記憶部
54 電源
60a,60b 突起部(第1の回転規制部)
70 補助部材
70a,70b アーム

Claims (19)

  1. 直交する2つの軸に対して回動自在に支持された可動台と、前記可動台を一方の軸回りに回動させる駆動力を発生させる第1の駆動手段と、他方の軸回りに回動させる駆動力を発生させる第2の駆動手段とを有し、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段には、それぞれ直線的に連続動作可能な可動子が設けられており、
    前記各可動子の直線動作を前記可動台の回転動作に変換する切換え手段と、前記各可動子の位置を検出する位置検出手段と、前記各位置検出手段の出力値に基づいて前記可動台の傾きを調節する制御手段と、が設けられていることを特徴とする回転台駆動装置。
  2. 前記可動台は、支持対象物が載せられて前記第1の駆動手段によって回動させられる内側可動台と、前記内側可動台を回動自在に支持して前記第2の駆動手段によって駆動させられる外側可動台を有する請求項1記載の回転台駆動装置。
  3. 前記第1の駆動手段に設けられた切換え手段は、前記内側可動台に設けられた摺動部と、前記可動子とともに動作させられる第1の連結板で構成され、前記第1の連結板には、前記摺動部が係合する案内規制部が設けられ、前記第2の駆動手段が駆動させられたときのみ前記案内規制部に案内されて前記外側可動台と内側可動台がともに動作させられ、前記第1の駆動手段が駆動させられたときには前記内側可動台のみが動作させられる請求項2記載の回転台駆動装置。
  4. 前記第2の駆動手段に設けられた切換え手段は、前記外側可動台に設けられて前記外側可動台の回動中心を円弧中心として形成された部分歯車と、この部分歯車と噛み合って前記第2の駆動手段に設けられた可動子と一緒に動作させられるラックで構成されている請求項2または3記載の回転台駆動装置。
  5. 前記可動台を所定の姿勢に復帰させる既設定位置データを保持可能な記憶部が設けられ、前記既設定位置データは任意に設定可能であり、前記制御手段では、電源がオンに設定されたときまたは前記既設定位置データを読み込む指示がなされたときに、前記可動台の現在位置データと、前記記憶部に記憶された前記既設定位置データとを比較して、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段を駆動して前記可動台を現在位置データに基づく現在位置から前記既設定位置データに基づく設定位置への駆動軌道を生成する請求項1ないし4のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  6. 前記駆動軌道は、前記第1の駆動手段と第2の駆動手段が同時に駆動させられて前記設定位置へ移動する軌道である請求項5記載の回転台駆動装置。
  7. 前記駆動軌道は、第1の駆動手段と第2の駆動手段が交互に駆動させられて前記設定位置へ移動させられる軌道である請求項5記載の回転台駆動装置。
  8. 前記駆動軌道は、前記設定位置へ滑らかな曲線状に軌道生成される請求項5ないし7のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  9. 前記駆動軌道は、消費電力または消費電流の限界値に基づいて軌道生成される軌道である請求項5ないし8のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  10. 前記制御手段では、軌道生成された軌道位置と、現実の位置との差を検出値として演算して、前記検出値が一定値を超えたときに前記第1の駆動手段と第2の駆動手段の通電を遮断する請求項1ないし9のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  11. 通電を遮断した後も前記位置データを検出し続けて、通電が再開されたときに、現在位置から前記設定位置への駆動軌道を再度演算して駆動させる請求項10記載の回転台駆動装置。
  12. 前記第1の駆動手段と第2の駆動手段はともに、固定側にヨーク及びマグネット、可動側にコイルが設けられたムービングコイル方式のボイスコイルモータである請求項1ないし11のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  13. 前記内側可動台の下面には、第1の回転規制部が形成されており、この第1の回転規制部が保持されることにより、前記摺動部回りの回転が制限される請求項2ないし4のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  14. 前記第1の回転規制部は、前記摺動部の両側において平行に延びる一対の突起部で形成されている請求項13記載の回転台駆動装置。
  15. 前記第1の回転規制部が補助部材によって保持され、この保持状態で前記支持対象物が前記内側可動台に取り付けられる請求項13または14記載の回転台駆動装置。
  16. 前記外側可動台と前記内側可動台の一方には、前記内側可動台を前記一方の軸回りの回動を規制する第2の回転規制部が設けられている請求項2,3,4,13,14,15のいずれかに記載の回転台駆動装置。
  17. 前記第2の回転規制部は、前記外側可動台と前記内側可動台の一方から他方に突出する凸部として形成されている請求項16記載の回転台駆動装置。
  18. 前記凸部が、前記一方の軸の両端で一対を形成している請求項17記載の回転台駆動装置。
  19. 前記第2の回転規制部が三角形状であり、前記三角形状の3辺のうち、斜辺以外の他の2辺のそれぞれが形成する規制面によって前記内側可動台の回動が規制される請求項16ないし18のいずれかに記載の回転台駆動装置。
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