JP2005005113A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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英樹 海藤
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浩一 松本
Asako Sato
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Abstract

【課題】高温での充放電サイクル寿命を向上することが可能な非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
【解決手段】リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネートを含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、前記負極の活物質は、表面の少なくとも一部が低結晶性の炭素材料で被覆された黒鉛質物粒子を含み、前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロースを前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴムを前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開2001−229924号公開公報には、正極、負極および沸点200℃以上の電解質を具備してなるリチウムイオン二次電池において、アモルファスなコークスで被覆された黒鉛系炭素質物を負極活物質として用いることにより、充電時の負極でのガス発生を抑えることが記載されている。
【0003】
しかしながら、前記公報に記載された二次電池によると、高温(45℃程度)でのサイクル寿命が短いという問題点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−229924号公報(特許請求の範囲、段落[0004])
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電池膨れが抑制され、かつ高温での充放電サイクル寿命を向上することが可能な非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の非水電解質二次電池は、リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネートを含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極の活物質は、表面の少なくとも一部が低結晶性の炭素材料で被覆された黒鉛質物粒子を含み、
前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロースを前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴムを前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とするものである。
【0007】
本発明に係る第2の非水電解質二次電池は、リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネートを含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極の活物質は、ラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物を含み、
前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロースを前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴムを前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非水電解質二次電池の一例を説明する。
【0009】
この非水電解質二次電池は、リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン(GBL)及びエチレンカーボネート(EC)を含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極の活物質は、表面の少なくとも一部が結晶性の低い炭素材料で被覆された複合黒鉛質物粒子か、もしくはラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物を含み、
前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロース(CMC)を前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴム(SBR)を前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とする。
【0010】
このような二次電池によれば、活物質粒子中の錫化合物が正極表面での保護被膜形成反応を促進することができるため、正極と非水電解質との反応を抑制することができる。また、前記複合黒鉛質物粒子と前記炭素質物は、EC及びGBLを含む非水電解質との反応性が低く、さらにCMCとSBRに由来するリチウムイオン透過性の保護被膜は、初充電を行う前からこれら負極活物質の表面を被覆することができる。その結果、初充電時の負極と非水溶媒との反応を抑制することができるため、初充電時のガス発生量を低減することができ、初充放電効率を向上することができる。さらに、この保護被膜は、初充電時にECと反応することによりその緻密性が向上するため、高温時の負極とGBLとの反応を十分に抑制することができる。その結果、高温環境下での内部抵抗の増加を抑えることができるため、高温での充放電サイクル寿命を向上することができる。
【0011】
以下、正極、負極及び非水電解質について説明する。
【0012】
1)正極
この正極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、活物質粒子、結着剤及び導電剤を含む正極層とを含む。
【0013】
活物質粒子は、リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する。リチウムコバルト複合酸化物としては、例えば、LiCoOなどを挙げることができる。また、スズ化合物としては、例えば、LiSnOなどのスズ酸リチウムを挙げることができる。この活物質粒子の具体例として、リチウムコバルト複合酸化物の結晶粒界にスズ酸リチウムが析出した混合物を挙げることができる。
【0014】
活物質粒子におけるコバルト原子に対するスズ原子の原子比(Sn/Co)は、0.2〜3の範囲内であることが望ましい。これにより、高温環境下(45℃付近)での充放電サイクル寿命をさらに向上することができる。
【0015】
前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
【0016】
前記結着剤は、活物質を集電体に保持させ、かつ活物質同士をつなぐ機能を有する。前記結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエーテルサルフォン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
【0017】
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
【0018】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
【0019】
前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥してプレスを施すことにより作製される。
【0020】
2)負極
前記負極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、活物質及び結着剤を含む負極層とを含む。前記負極は、例えば、負極活物質と結着剤とを溶媒(例えば、水)の存在下で混練し、得られたペーストを集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスすることにより作製される。
【0021】
負極活物質は、表面の少なくとも一部が結晶性の低い炭素質物で被覆された複合黒鉛質物粒子を含むか、もしくはラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物を含むことが望ましい。
【0022】
複合黒鉛質物粒子における低結晶性炭素質物の被覆量は、1〜20重量%(複合黒鉛質物粒子を100重量%とする)の範囲内にすることが望ましい。これは以下に説明する理由によるものである。被覆量を1重量%未満にすると、負極と非水電解質との反応を抑制することが困難になる。一方、被覆量が20重量%を超えると、高いエネルギー密度(放電容量)を得られない恐れがある。被覆量のより好ましい範囲は、1〜10重量%である。
【0023】
ラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物は、内部が黒鉛質構造で、かつ表面の一部もしくは全部が低結晶性構造であるため、GBL及びECを含む非水電解質との反応性が低い。強度比が1.5より大きくなり、かつ面積比が4.0より大きくなると、炭素質物中の低結晶性構造領域の比率が高くなるため、高い放電容量を得られない恐れがあることから、強度比の上限を1.5にし、かつ面積比の上限を4.0にすることが望ましい。強度比のより好ましい範囲は、0.3〜1.5で、面積比のより好ましい範囲は1.0〜3.0である。
【0024】
ラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物は、粉末X線回折測定において0.336nm以下の面間隔d002に由来するピークが現れることが望ましい。これは、粉末X線回折測定において0.336nm以下の面間隔d002に由来するピークが検出されないと、GBL以外の非水溶媒の分解反応が生じやすく、放電容量またはサイクル寿命が低下する恐れがあるからである。また、面間隔d002の下限値は、完全な黒鉛結晶における(002)面の面間隔d002、すなわち0.3354nmにすることが好ましい。なお、炭素質物には、0.336nmを超える面間隔d002に由来するピークが検出されても良い。
【0025】
表面の少なくとも一部が結晶性の低い炭素質物で被覆された複合黒鉛質物粒子は、ラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上であることが望ましく、さらに粉末X線回折測定において0.336nm以下の面間隔d002に由来するピークが現れることが望ましい。
【0026】
前述した複合黒鉛質物粒子および炭素質物は、例えば、以下に説明する方法で作製される。すなわち、天然黒鉛、コークス、ピッチ、熱硬化性樹脂等の炭素質物もしくは炭素前駆体を、液状または粉砕して微粉化した後に成形した黒鉛質材料と混合し、その後不活性雰囲気下で2500℃以下の温度で熱処理することにより得られる。また、黒鉛質材料にベンゼン、トルエン等を用いて化学蒸着を行い、表面に結晶性の低い炭素層を析出させたものを用いても良い。
【0027】
前記結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロース(CMC)を前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴム(SBR)を前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含む。
【0028】
CMCのエーテル化度(カルボキシメチル基の置換度)を前記範囲に限定するのは以下に説明する理由によるものである。エーテル化度を0.5未満にすると、ペースト中の溶媒(水)に対する膨潤性と可溶性が低下するため、負極活物質表面への保護被膜量が不足する。一方、エーテル化度が1.5を超えると、負極活物質表面に形成される保護被膜が厚くなり、保護被膜のリチウムイオン透過性が低下するため、高温での充放電サイクル寿命が低下する。エーテル化度のより好ましい範囲は、0.6〜1.5である。
【0029】
CMCの重量平均分子量を前記範囲に限定するのは以下に説明する理由によるものである。重量平均分子量を5000未満にすると、負極活物質表面への保護被膜形成量が不足するため、高温での充放電サイクル寿命が低下する。一方、重量平均分子量が500000を超えると、負極活物質表面に形成される保護被膜が厚くなり、保護被膜のリチウムイオン透過性が低下する。重量平均分子量のより好ましい範囲は、30000〜500000である。
【0030】
CMCの添加量を負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部の範囲内にし、かつSBRの添加量を負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部の範囲内にすることによって、負極活物質と集電体との結着強度を確保しつつ、負極表面に均一に保護被膜を形成することができる。この際、CMCとSBRの合計添加量を6重量部以下にすることによって、活物質表面に保護被膜が厚く形成されるのを防止することができる。CMCの添加量のより好ましい範囲は、負極活物質100重量部に対して1.5〜2.5重量部の範囲内であり、SBRの添加量のより好ましい範囲は負極活物質100重量部に対して0.5〜1.8重量部の範囲内である。
【0031】
負極ペーストは、固形分量を40〜65重量%の範囲内にし、かつ粘度を2000〜10000mPa・s(B型粘度計50rpm)の範囲内にすることが望ましい。これにより、ペースト粘度の上昇を抑えることができるため、ペーストの集電体への塗工性を向上することができ、集電体にペーストを均一に塗布することができる。その結果、負極活物質表面での保護被膜形成反応が均一に生じやすくなるため、高温での充放電サイクル寿命をより向上することができる。固形分量のより好ましい範囲は、45〜60重量%であり、粘度のより好ましい範囲は、3000〜10000mPa・sである。
【0032】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
【0033】
正極と負極は、その間にセパレータを介在させて電極群として容器内に収納される。
【0034】
この電極群は、例えば、(i)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて偏平形状または渦巻き状に捲回するか、(ii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回した後、径方向に圧縮するか、(iii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて1回以上折り曲げるか、あるいは(iv)正極と負極とをその間にセパレータを介在させながら積層する方法により作製される。
【0035】
電極群には、プレスを施さなくても良いが、正極、負極及びセパレータの一体化強度を高めるためにプレスを施しても良い。また、プレス時に加熱を施すことも可能である。
【0036】
このセパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、これらのうち同一材または異種材の積層物等を用いることができる。セパレータを形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリマー、エチレン−ブテン共重合ポリマー等を挙げることができる。セパレータの形成材料としては、前述した種類の中から選ばれる1種類または2種類以上を用いることができる。
【0037】
3)非水電解質
非水電解質には、実質的に液状またはゲル状の形態を有するものを使用することができる。この非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒に溶解される電解質とを含む。
【0038】
非水溶媒は、γ−ブチロラクトン(GBL)及びエチレンカーボネート(EC)を含む。
【0039】
非水溶媒中には、GBL及びECの他に、他の溶媒を含有させることができる。他の溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート(PC)、鎖状カーボネート{例えば、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)}、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、フェニルエチレンカーボネート(phEC)、γ−バレロラクトン(VL)、プロピオン酸メチル(MP)、プロピオン酸エチル(EP)、2―メチルフラン(2Me−F)、フラン(F)、チオフェン(TIOP)、カテコールカーボネート(CATC)、エチレンサルファイト(ES)、12−クラウン−4(Crown)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Ether)等を挙げることができる。他の溶媒の種類は、1種類または2種類以上にすることができる。中でも、他の溶媒にVCが含まれていることが望ましい。
【0040】
非水溶媒に溶解される電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCFSO)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[(LiN(CFSO]、LiN(CSOなどのリチウム塩を挙げることができる。使用する電解質の種類は、1種類または2種類以上にすることができる。
【0041】
前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、0.5〜2.5モル/Lとすることが望ましい。さらに好ましい範囲は、1〜2.5モル/Lである。
【0042】
前記非水電解質には、セパレータとの濡れ性を良くするために、トリオクチルフォスフェート(TOP)のような界面活性剤を含有させることが望ましい。界面活性剤の添加量は、3%以下が好ましく、さらには0.1〜1%の範囲内にすることが好ましい。
【0043】
本発明に係る非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池と円筒型リチウムイオン二次電池を図1〜図3を参照して詳細に説明する。
【0044】
図1は、本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示す斜視図、図2は図1の非水電解質二次電池の要部拡大断面図で、図3は本発明に係る非水電解質二次電池の一例である円筒形非水電解質二次電池を示す部分切欠斜視図である。
【0045】
まず、薄型リチウムイオン二次電池を図1,2を参照して説明する。
【0046】
図1に示すように、長箱型のカップ状をなす容器本体1内には、電極群2が収納されている。電極群2は、正極3と、負極4と、正極3と負極4の間に配置されるセパレータ5を含む積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。非水電解質は、電極群2に保持されている。容器本体1の縁の一部は幅広になっており、蓋板6として機能する。容器本体1と蓋板6は、それぞれ、ラミネートフィルムから構成される。このラミネートフィルムは、外部保護層7と、熱可塑性樹脂を含有する内部保護層8と、外部保護層7と内部保護層8の間に配置される金属層9とを含む。容器本体1には蓋体6が内部保護層8の熱可塑性樹脂を用いてヒートシールによって固定され、それにより容器内に電極群2が密封される。正極3には正極タブ10が接続され、負極4には負極タブ11が接続され、それぞれ容器の外部に引き出されて、正極端子及び負極端子の役割を果たす。
【0047】
次いで、円筒形リチウムイオン二次電池を図3を参照して説明する。
【0048】
ステンレスからなる有底円筒状の容器21は、底部に絶縁体22が配置されている。電極群23は、前記容器21に収納されている。前記電極群23は、正極24、セパレータ25、負極26及びセパレータ25を積層した帯状物を前記セパレータ25が外側に位置するように渦巻き状に捲回した構造になっている。
【0049】
前記容器21内には、非水電解液が収容されている。中央部が開口された絶縁紙27は、前記容器21内の前記電極群23の上方に配置されている。絶縁封口板28は、前記容器21の上部開口部に配置され、かつ前記上部開口部付近を内側にかしめ加工することにより前記封口板28は前記容器21に固定されている。正極端子29は、前記絶縁封口板28の中央に嵌合されている。正極リード30の一端は、前記正極24に、他端は前記正極端子29にそれぞれ接続されている。前記負極26は、図示しない負極リードを介して負極端子である前記容器21に接続されている。
【0050】
【実施例】
以下、本発明の実施例を前述した図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
(実施例1)
<正極の作製>
LiCoOの結晶粒界にLiSnOが析出している粒子を正極活物質として用意した。この正極活物質では、コバルトに対する錫の原子比(Sn/Co)が0.2%であった。この正極活物質粉末91重量%、アセチレンブラック3重量%、グラファイト3重量%、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)3重量%およびN−メチルピロリドン(NMP)溶液を混合することによりスラリーを調製した。前記スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔からなる正極集電体に塗布し、乾燥後、プレスすることにより、電極密度が3g/cmで正極集電体の両面に正極層が担持された構造の正極を作製した。
【0052】
<負極の作製>
粉末X線回折において(002)面の面間隔(d002)が0.3356nmに由来するピークが検出された天然黒鉛を用意した。なお、(002)面の面間隔d002は、粉末X線回折スペクトルから半値幅中点法により求めた値である。この際、ローレンツ散乱等の散乱補正は、行わなかった。
【0053】
この天然黒鉛に球状化処理をした後、ベンゼン/N気流下1000℃で化学蒸着処理を行い、蒸着量(被覆量)が5重量%で、平均粒径が25μmで、かつBET法による比表面積が2.5m/gの黒鉛質物粒子を得た。
【0054】
黒鉛質物粒子についてのラマンスペクトルについてピーク分離を行い、D(A1g):1360cm−1付近のグラファイトの構造の乱れに由来するピーク、D’(A1g):1620cm−1付近のグラファイトの構造の乱れに由来するピーク、D:アモルファスカーボンのグラファイト構造の乱れに由来するピーク、G(E2g):1580cm−1付近のグラファイト構造に由来するピーク、G:アモルファスカーボンのグラファイト構造に由来するピークを得た。
【0055】
各ピークの強度を算出し、Dバンドに由来するピークの強度を合計したものIと、Gバンドに由来するピークの強度を合計したものIとの比(I/I)を強度比として下記表1に示す。また、各ピークの面積を算出し、Dバンドに由来するピークの面積値を合計したものSと、Gバンドに由来するピークの面積値を合計したものSとの比(S/S)を面積比として下記表1に示す。
【0056】
得られた黒鉛質物粒子100重量部に対して、エーテル化度の分布が0.6〜0.8で、重量平均分子量の分布が20万〜25万のカルボキシメチルセルロース(CMC)を1.8重量部と、スチレンブタジエンゴム(SBR)を1.5重量部とを添加し、水の存在下で混練することにより固形分量が40重量%で、B型粘度計(50rpm)による粘度が10000mPa・sのペーストを調製した。得られたペーストを厚さが12μmの銅箔からなる負極集電体の両面に塗布し、乾燥し、プレスすることにより、電極密度が1.45g/cmで、負極集電体の両面に負極層が担持された構造を有する負極を作製した。
【0057】
なお、CMCのエーテル化度は、検出されたCMCの全重量に対するNa重量から算出することができる。重量比が0.95の時にエーテル化度は1で、重量比が0.143の時にエーテル化度は2で、重量比が0.171の時にエーテル化度は3である。
【0058】
<非水電解液の調製>
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)との混合溶媒(混合体積比率EC:GBL=1:2)に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)を1.5モル/1溶解させた後、ビニレンカーボネート(VC)を1重量%添加することにより非水電解液を調製した。
【0059】
<電極群の作製>
前記正極の集電体に帯状の正極リードを溶接し、前記負極の集電体に帯状の負極リードを溶接した後、前記正極及び前記負極をその間に前記セパレータを介して渦巻き状に捲回した後、偏平状に成形し、電極群を作製した。この電極群を90℃に加熱しながら13kg/cmの圧力で25秒間プレス成形を施し、前記正極、前記負極及び前記セパレータを一体化させた。アルミニウム箔の両面をポリプロピレンで覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを袋状に成形し、これに前記電極群を収納した。次いで、前記ラミネートフィルム内の電極群に80℃で真空乾燥を12時間施すことにより前記電極群及び前記ラミネートフィルムに含まれる水分を除去した。
【0060】
前記ラミネートフィルム内の電極群に前記非水電解液を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとなるように注入し、前述した図1、2に示す構造を有し、厚さが3.8mm、幅が35mm、高さが62mmの薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
【0061】
この非水電解質二次電池に対し、初充放電工程として以下の処置を施した。まず、45℃の高温環境下に2h放置した後、その環境下で0.2C(104mA)で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。その後、7日間に亘り20℃で放置した。さらに20℃の環境下で0.2Cで3.0Vまで放電し、非水電解質二次電池を製造した。
【0062】
(実施例2〜9)
正極活物質のSn/Co原子比、黒鉛質物粒子の蒸着量(被覆量)、面間隔d002、強度比及び面積比を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0063】
(実施例10〜13)
CMCのエーテル化度の分布を下記表1に示すように変更すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0064】
(比較例1〜5)
正極活物質のSn/Co原子比、黒鉛質物粒子の蒸着量(被覆量)、面間隔d002、強度比及び面積比を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0065】
(比較例6)
正極活物質のSn/Co原子比を下記表1に示すように変更すると共に、負極活物質として平均粒径が20μmで、かつBET法による比表面積が2m/gのメソフェーズピッチ系マイクロビーズを用いること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0066】
(比較例7,8)
CMCのエーテル化度の分布を下記表1に示すように変更すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0067】
得られた実施例1〜13及び比較例1〜8の薄型非水電解質二次電池について、以下に説明する方法で電池特性を評価した。
【0068】
1)45℃環境下での200サイクル後の容量維持率
45℃の環境下で1Cレートでの4.2V定電流・定電圧の3時間充電と、1Cレートの3.0V放電のサイクルを繰り返し、200サイクル後の容量維持率の測定と、200サイクル中の最大放電容量から体積エネルギー密度を計算した。その結果を下記表2に示す。
【0069】
2)20℃環境下での200サイクル後の膨れ
20℃の環境下で1Cレートでの4.2V定電流・定電圧の3時間充電と、1Cレートの3.0V放電のサイクルを繰り返し、初充電後の厚みに対する200サイクル後の膨れ率の結果を下記表2に示す。
【0070】
【表1】
Figure 2005005113
【0071】
【表2】
Figure 2005005113
【0072】
表1及び表2から明らかなように、実施例1〜13の二次電池は、高温での充放電サイクル寿命が長く、かつ充放電サイクルを繰り返した際の電池膨れが小さいことが理解できる。
【0073】
これに対し、錫化合物が無添加の活物質粒子を用いた比較例1〜4の二次電池と、表面が低結晶性の炭素材料で被覆されていない黒鉛質物粒子を用いた比較例5の二次電池は、実施例1〜13の二次電池に比べて、高温での充放電サイクル寿命が短く、そのうえ電池膨れも大きかった。また、黒鉛質物粒子の代わりに炭素材料を用いる比較例6の二次電池は、高温サイクル寿命に優れるものの、実施例1〜13に比べて電池膨れが大きかった。一方、エーテル化度の分布に0.5未満のものが含まれている比較例6の二次電池と、CMCのエーテル化度の分布が1.5を超える比較例7の二次電池は、実施例1〜13の二次電池に比べて体積エネルギー密度が低かった。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、電池膨れが抑制され、かつ高温での充放電サイクル寿命が向上された非水電解質二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示す斜視図。
【図2】図1の非水電解質二次電池の要部拡大断面図。
【図3】本発明に係る非水電解質二次電池の一例である円筒形非水電解質二次電池を示す部分切欠斜視図。
【符号の説明】
1…容器本体、2…電極群、3…正極、4…負極、5…セパレータ、6…蓋板、7…外部保護層、8…内部保護層、9…金属層、10…正極端子、11…負極端子。

Claims (2)

  1. リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネートを含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
    前記負極の活物質は、表面の少なくとも一部が低結晶性の炭素材料で被覆された黒鉛質物粒子を含み、
    前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロースを前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴムを前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. リチウムコバルト複合酸化物及び錫化合物を含有する活物質粒子を含む正極と、活物質及び結着剤を含む負極と、γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネートを含む非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
    前記負極の活物質は、ラマンスペクトル測定によるR値が強度比で0.3以上、面積比で1以上である炭素質物を含み、
    前記負極の結着剤は、エーテル化度が0.5〜1.5で、かつ重量平均分子量が5000〜500000のカルボキシメチルセルロースを前記負極活物質100重量部に対して1.5〜4重量部と、スチレンブタジエンゴムを前記負極活物質100重量部に対して0.5〜2重量部とを含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
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