JP2005004686A - 情報処理装置,情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
情報処理装置,情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ネットワークフェース部11によりインターネットBを介してLAN4と接続し,ファイルサーバ2から所望の文書ファイルを取得し,印刷データ生成部15により印刷データを生成し,印字機構部16に印字出力する。データ保持部18は記憶媒体装着部12に記憶媒体が装着されている間,印刷データを記憶しており,再印刷等が実施されるときにはこのデータが利用される。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,情報処理装置,情報処理方法及び情報処理プログラムに関し,特にICカード等の記憶媒体の着脱が可能とされ,これに格納されている接続情報に基づいてサーバ等の外部装置から情報を取得する情報処理装置,並びにこれに適用される情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,特許文献1に示すように,ICカード等の記憶媒体が着脱可能とされたネットワーク端末であって,記録媒体に格納された接続情報を読み取り,この接続情報に依りネットワークを介してサーバ等の外部装置に接続し,画像データ,音声データ,映像データ等の各種データを取得するネットワーク端末が知られている。
このような従来のネットワーク端末においては,外部装置から取得されるデータを端末側で記憶保持することなくサーバ側に置いたまま処理するのが通常である。このため,以下に述べるようにローカルな環境で迅速な情報処理を行うことが困難であった。
【0003】
例えば,ユーザが外部装置から取得したデータを印刷出力するときに一度試し印刷を行い,内容を確認した後に印刷条件を再設定して本印刷を実施するような場合は,前掲した従来のネットワーク端末であれば再度ネットワーク経由でデータを取得しなおす必要がある。このため,データのボリュームが大きい場合にはデータを再取得するのに長時間を要し,また取得されたデータを印刷実行可能な印刷データに再度変換する必要があるなど迅速な処理ができないといった問題がある。
また,このような情報処理方法は,ネットワークのトラフィックを無用に増大させるため,快適なネットワーク環境の構築という面においても好ましいものとはいえない。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−318788号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前掲したような不都合を避けるために,例えば外部装置から取得したデータをネットワーク端末内蔵の記憶装置に記憶させ,再印刷するときにこの記憶されたデータを利用するものとすることによって,情報処理の迅速化を図ることが考えられる。
【0006】
しかしながら,この場合にはネットワーク端末内蔵の記憶装置に第3者がアクセスし,データの内容を知ることができるため,情報漏洩の危険性が増大するといった別の問題がある。
【0007】
本発明は,上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,情報漏洩の危険性の増大を排除しながらネットワークを介して外部装置から取得される情報に対して所定の処理を迅速に実施することを可能とする情報処理装置,情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段とを備えてなるネットワーク端末において,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手段と,前記記憶媒体が取り外されるときに前記データ保持手段に保持されているデータを消去するデータ消去手段とを備えてなることを特徴とする情報処理装置として構成される。
この構成によれば,記憶媒体が情報処理装置から取り外されるまでは,データ取得手段により外部装置から取得されたデータがデータ保持手段により保持される。したがって,例えば印字機構からなる出力手段によりデータを印刷出力するときに先ず試し印刷を行い,この印刷結果を参照しながら印刷条件を再設定し本印刷を行うような場合にも,例えば情報処理装置内蔵の記憶装置からなるデータ保持手段に保持されたデータを用いることができ外部装置からネットワーク経由でデータを再取得する必要がない。このため,処理の迅速化が図れる。
また,データ保持手段により保持されるデータは記憶媒体を取り外すときにデータ保持手段から消去される。このため,データ保持手段にデータが保持されたまま放置されることによる情報漏洩の危険性増大を排除することができる。
【0009】
この構成において,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手段を更に設けることも考えられる。
これにより,記憶媒体が一旦情報処理装置から取り外されデータ保持手段からデータが消去された後,ユーザがそのデータを用いて再度所定の処理実施しようとする場合にも記憶媒体からデータを読み出して利用することができ,ネットワークを介してそのデータを再取得する必要がない。このため,更なる処理の迅速化が図れる。
【0010】
また,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段とを備えてなる情報処理装置において,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手段を備えてなることを特徴とする情報処理装置として構成することも考えられる。
この構成によれば,データ取得手段により外部装置から取得されたデータがデータ保存手段により記憶媒体に記憶される。したがって,出力手段によって,例えばデータを印刷出力するときに先ず試し印刷を行い,この印刷結果を参照しながら印刷条件を再設定し本印刷を行うような場合にも記憶媒体に記憶されたデータを用いることができ,外部装置からネットワーク経由でデータを再取得する必要がない。このため,処理の迅速化が図れる。
また,データ保存手段により保持されるデータは記憶媒体を取り外すことによって第3者がアクセスすることができなくなる。このため,情報漏洩の危険性増大を排除することができる。
【0011】
また,前記記憶媒体が取り外されるときに,前記データ保存手段により前記記憶媒体に保存したデータを消去するか否かを確認させる消去確認手段が更に設けられた構成とすることも考えられる。
これにより,ユーザの判断によって,限られた記憶容量の記憶媒体に明らかに今後再利用する可能性の低いデータを保存することなく消去してしまうことができる。したがって,記憶容量の有効利用が図れる。また,不要なデータを保存させるために時間が無用に費やされることを回避することができる。
【0012】
また,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段と,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手段と,前記記憶媒体が取り外されるときに前記データ保持手段に保持されているデータを消去するデータ消去手段と,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存させるデータ保存手段と,前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ保持手段により保持させるか,前記データ保存手段により前記記憶媒体に保存させるかを予め設定させるデータ保持態様設定手段とを備えてなることを特徴とする情報処理装置として構成することも考えられる。
この構成によって,例えばユーザが記憶媒体にデータを保存することを望む場合に無用にデータ保持手段にデータを保持させることを回避することができる。したがって,ユーザが記憶媒体を情報処理装置から取り外して情報処理装置の利用を終了するときに,データ保持手段に保持されたデータを消去するための処理時間の発生を避けることができ,例えば情報処理装置を利用する次のユーザがいる場合の待ち時間の発生を防止することができる。これにより,情報処理装置の円滑な利用が図れる。
【0013】
また,本発明は,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置における情報処理方法であって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とを含む情報処理方法において,前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手順と,前記記憶媒体が前記情報処理装置から取り外されるときに前記データ保持手順により保持されるデータを消去するデータ消去手順とを含むことを特徴とする情報処理方法として捉えたものであっても良いし,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置における情報処理方法であって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とを含む情報処理方法において,前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存させるデータ保存手順を含むことを特徴とする情報処理装置として捉えたものであっても良い。
【0014】
更には,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置に用いられる情報処理プログラムであって,前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラムにおいて,前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手順と,前記記憶媒体が前記情報処理装置から取り外されるときに前記データ保持手順により保持されるデータを消去するデータ消去手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムとして捉えても良いし,ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置に用いられる情報処理プログラムであって, 前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラムにおいて,前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存させるデータ保存手順をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムとして捉えても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例を説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0016】
実施形態1
図1に,本発明の実施形態1に係る情報処理装置としての印刷装置1を含むサーバ・クライアント・システム(以下単にシステムという)Aの構成を示す。
システムAは,印刷装置1と,外部装置としてのファイルサーバ2とをインターネットBを介して接続して構成されるサーバ・クライアント・システムとされる。ファイルサーバ2は,VPN(Virtual Private Network; 仮想専用線,仮想私設網)サーバ3により形成される LAN(Local Area Network; 域内通信網)4に含まれ,印刷装置1がVPNサーバ2に対応するVPNクライアントソフトを用いてLAN4にログインすることによって,インターネットBを介して印刷装置1と接続される。
【0017】
次に,情報処理装置の一例としての印刷装置1の構成を説明する。印刷装置1は,インターネットBと接続するためのネットワークインタフェース部11と,記憶媒体装着部12と接続され,記憶媒体装着部12に装着される記憶媒体Cからの情報の読み取り及び記録媒体Cへの情報の書き込みを行う記憶媒体入出力部13と,記録媒体Cから読み取られる所定の接続情報に基づいてインターネットBを介してファイルサーバ2から文書ファイル(テキストデータ,画像データなどの各種データが所定の形式で配列されたデータ)を取得するためのデータ取得処理を含む各種処理を実施する,CPU(Central Processing Unit; 中央演算装置)及び主記憶装置を含む演算処理部14と,ファイルサーバ2から取得された文書ファイル(データ)から印刷データを生成する印刷データ生成部15と,印刷データ生成部15により生成される印刷データを解釈して用紙に印字出力する印字機構16と,例えば液晶表示装置からなる表示部とタッチパネルからなる操作部とが一体化されてなるオペレーションパネル17と,印刷データ生成部15により生成される印刷データを保持するために記憶するデータ保持部18とを備えてなるものである。
【0018】
記憶媒体Cは,例えばICカードからなり,所定の接続情報及びVPNサーバ2に対応するVPNクライアントソフトを格納する。記憶媒体Cに格納される接続情報は,接続先ネットワーク情報,つまり実施形態1ではVPNサーバ2により構成されるLAN4を特定する情報と,接続先ネットワーク(LAN4)にログインするためのアカウント情報とを含む。また,記憶媒体Cはこのような接続情報の他に印刷装置1のセキュリティ機能を制御するための情報を格納している。なお,記憶媒体CはICカードに限らず,半導体メモリ,磁気記録ディスク(例;フレキシブルディスク),光ディスク媒体(例;CD+RW,DVD−RAM,CD−ROM),光磁気ディスク媒体(例;MO(Magnet Optic)ディスク)といった持ち運びの容易なあらゆる種類の記憶媒体として構成することができる。
記憶媒体装着部12はこのような記憶媒体Cに応じた機構が適用される。
【0019】
ここで,記憶媒体装着部12は印刷装置1の筐体とは別個の筐体に収納され接続線を介して記憶媒体入出部13と接続されるいわゆる外付けの装置として構成されてもよいし,印刷装置1に一体的に形成される内蔵の装置として構成されてもよい。
また,記憶媒体装着部12は,例えばスプリング式(記憶媒体がフレキシブルディスクなどの場合)または電動式(記憶媒体がMOディスクなどの場合)の記憶媒体排出機構12aと,この記憶媒体排出機構12aにユーザが記憶媒体Cの排出を指示する排出操作を行うための例えば押し釦からなる排出操作部12bとを有する。
ここで,記憶媒体排出機構12aは排出操作部12bの操作により直接起動されるのではなく,排出操作部12bが操作されたことを演算処理部14が検知し,これにより記憶媒体排出機構12aを起動し,記憶媒体Cを排出させるように制御する。
なお,ユーザが記憶媒体排出機構12aに排出動作を指示する排出操作は,オペレーションパネル17における操作により行えるようにしてもよい。この場合は,記憶媒体排出操作部12bを廃止してもよいし,オペレーションパネル17と記憶媒体排出操作部12bの両方で排出操作を行えるようにしてもよい。
【0020】
データ保持部18は,印刷装置1内蔵の記憶装置(メモリ(RAM;Random Access Memory,随時書き込み及び読み出し可能な半導体メモリ))から構成される。また,データ保持部18は,印刷データに代えてファイルサーバ2から取得された文書ファイルをそのまま記憶するものとしても良い。
【0021】
以下,図2を参照して,演算処理部14が実施する情報処理の一例を説明する。図2は情報処理の手順を示すフローチャートである。なお,図2において,符号S1,S2,…はそれぞれステップ番号を示す。
ステップS1:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS2に進み,装着されていなければ本ステップS1の手順を繰り返し実施する。
ステップS2:記憶媒体Cから前掲した接続情報及びVPNクライアントソフトを構成するプログラムを演算処理部14の図示しない主記憶装置に読み込み,読込まれたVPNクライアントソフトのプログラムを実行する。具体的には,下記ステップS3の手順が実施される。
ステップS3:接続情報に含まれる接続先ネットワーク情報及びアカウント情報を用いてネットワークインタフェース部11によりインターネットBを介してVPNサーバ3に接続する。このときユーザは,必要に応じてオペレーションパネル17によりパスワードなどの入力を行う。この結果,印刷装置1はLAN4にログインし,ファイルサーバ2と接続される。
ステップS4:ファイルサーバ2にある文書ファイルについての情報をファイルサーバ2から取得し,文書ファイルの一覧(リスト)をオペレーションパネル17に表示し,ステップS5に進む。
ステップS5:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS6に進み,なされていなければ本ステップS5の手順を繰り返し実行する。
ステップS6:ファイルサーバ2から前掲ステップS5で指定された文書ファイルをインターネットBを介して取得し,取得された文書ファイルから印刷データ生成部15により印刷データを生成し,生成された印刷データをデータ保持部(内蔵メモリ)18に記憶させ,ステップS7に進む。ここで,データ保持部18は,印刷データに代えてファイルサーバ2から取得された文書ファイルを記憶するものとしてもよい。
ステップS7:印字機構部16により前掲ステップS6で生成されデータ保持部18に保持されている印刷データを印字出力し,ステップS8に進む。ここで,印字機構部16により印字出力された印刷データ(または文書ファイル)はデータ保持部18にそのまま保持される。
ステップS8:印刷データの印刷が完了したかを判別する。ここで,印刷データの印刷が完了していればステップS9に進み,完了していなければ本ステップS8の手順を繰り返し実行する。
ステップS9:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているかを確認する。装着されていればステップS10に進み,装着されていなければステップS13に進む。
ステップS10:データ保持部18に印刷データ(または文書ファイル)が保持されている文書ファイルについて,当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS11に進む。ここで,再印刷可能なジョブとしての文書ファイルが複数ある場合はそのリストをオペレーションパネル17に表示する。このとき同時に,ファイルサーバ2にある他の文書ファイルのリストをオペレーションパネル17に表示してもよい。
オペレーションパネル17に当該文書ファイルが再印刷可能なジョブとして表示されている状態において,ユーザは,再印刷する文書ファイルを選択し,必要があれば印刷条件を再設定した後,当該文書ファイルの印刷を指示する。ここで,印刷条件は,出力部数の設定や両面印刷か片面印刷かの設定といった基本的な印刷条件の外に, n−up機能,つまり複数ページの内容を縮小して1枚の用紙に印刷する機能を利用するか否か,自動ステープル(綴じ)機能を利用するか否か,及びソート機能,例えば複数ページの文書ファイルを複数部数印刷するときの印刷物の自動整頓機能を利用するか否かといったオプション機能についての設定を含む。
ステップS11:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS12に進み,装着されていなければステップS13に進む。
ステップS12:ユーザによるオペレーションパネル17上の操作により,前掲ステップS10で再印刷可能なジョブとして表示された文書ファイルを含むいずれかの文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたかを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていれば前掲ステップS7以下の手順を実行し,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていなければ前掲ステップS11に戻る。
ステップS13:データ保持部18に記憶・保持されている印刷データ(または文書ファイル)を消去する。印刷データ(または文書ファイル)の消去はファイル管理テーブル(例;FAT)から当該文書ファイルの管理情報だけを消去する通常の方法に依っても良いし,より確実に情報漏洩を防止するために印刷データ(または文書ファイル)を乱数データなどの他のデータで上書きして消去しても良い。
ステップS14:LAN4との接続を切断し,本処理を終了する。
【0022】
このように,実施形態1の情報処理方法においては,演算処理部14が,記憶媒体装着部12に装着される記憶媒体Cに格納された接続情報を用いてインターネットBを介してファイルサーバ2と接続し,ファイルサーバ2から文書ファイルを取得し,取得された文書ファイルから印刷データを生成し,記憶媒体Cが記憶媒体装着部12に装着されている間,生成された印刷データ(または文書ファイル)をデータ保持部18により保持する。したがって,試し印刷を行った後に本印刷を実行するような場合にもデータ保持部18に保持されている印刷データ(または文書ファイル)を利用することができるので,処理を迅速に行うことができる。
そして,データ保持部18に保持される印刷データ(または文書ファイル)は記憶媒体Cが記憶媒体装着部12から取り外されるときに消去されるので,消し忘れによりデータ保持部18に文書ファイルがそのまま保持されることがなく,第3者がデータ保持部18にアクセスし,文書ファイルの内容を知る危険性が減少する。したがって,データ保持部18にデータを保持させることによる情報漏洩の危険性増大を回避することができる。
【0023】
実施形態2
以下,図3を参照して,本発明の実施形態2に係る情報処理装置を説明する。なお,実施形態2の情報処理装置としての印刷装置及びこれを含むサーバ・クライアント・システムは実施形態1の印刷装置1及びシステムAと基本的な構成が同一であり,演算処理部14が実施する処理の内容が異なるだけである。したがって,以下の説明では図1及びその符号を流用しながら処理の内容のみを説明する。
【0024】
図3に,演算処理部14が実施する実施形態2の情報処理方法の手順を示す。なお,図3において,符号S21,S22,…はそれぞれステップ番号を示す。
ステップS21:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS22に進み,装着されていなければ本ステップS21の手順を繰り返し実行する。
ステップS23:記憶媒体Cから前掲した接続情報及びVPNクライアントソフトを構成するプログラムを演算処理部14の図示しない主記憶装置に読み込み,読込まれたVPNクライアントソフトのプログラムを実行する。具体的には,下記ステップS23の手順が実行される。
ステップS23:記憶媒体Cから読み込まれた接続情報に基づきネットワークインタフェース部11によりインターネットBを介してVPNサーバ3に接続する。このときユーザは,必要に応じてオペレーションパネル17によりパスワードなどの入力を行う。この結果,印刷装置1はLAN4にログインし,ファイルサーバ2と接続される。
ステップS24:ファイルサーバ2にある文書ファイルについての情報をファイルサーバ2から取得し,文書ファイルの一覧(リスト)をオペレーションパネル17に表示する。
ステップS25:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS26に進み,なされていなければ本ステップS25の手順を繰り返し実行する。
ステップS26:ファイルサーバ2から前掲ステップS25で指定された文書ファイルをインターネットBを介して取得し,取得された文書ファイルから印刷データ生成部15により印刷データを生成し,生成された印刷データをデータ保持部(内蔵メモリ)18に記憶させる。ここで,データ保持部18は,印刷データに代えてファイルサーバ2から取得した文書ファイルを記憶するものとしてもよい。
ステップS27:印字機構部16により前掲ステップS26で生成されデータ保持部18に保持されている印刷データを印字出力し,ステップS28に進む。ここで,印字機構部16により印字出力された印刷データ(または文書ファイル)はデータ保持部18にそのまま保持される。
ステップS28:印刷データの印刷が完了したかを判別する。ここで,印刷データの印刷が完了していればステップS29に進み,完了していなければ本ステップS28の手順を繰り返し実施する。
ステップS29:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているかを確認する。装着されていればステップS30に進み,装着されていなければステップS33に進む。
ステップS30:データ保持部18に保持されている印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体入出部13により記憶媒体Cに記憶させて保存するとともに,当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS31に進む。
ここで,再印刷可能なジョブとしての文書ファイルが複数ある場合はそのリストをオペレーションパネル17に表示する。このとき同時に,ファイルサーバ2にある他の文書ファイルのリストをオペレーションパネル17に表示してもよい。
オペレーションパネル17に当該文書ファイルが再印刷可能なジョブとして表示されている状態において,ユーザは,再印刷する文書ファイルを選択し,必要があれば印刷条件を再設定した後,当該文書ファイル印刷の実行を指示する。
ステップS31:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているかを確認する。装着されていればステップS32に進み,装着されていなければステップS33に進む。
ステップS32:ユーザによるオペレーションパネル17上の操作により,前掲ステップS30で再印刷可能なジョブとして表示された文書ファイルを含むいずれかの文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたかを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていれば前掲ステップS27以下の手順を実行し,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていなければ前掲ステップS31に戻る。
ステップS33:データ保持部18に記憶・保持されている印刷データ(または文書ファイル)を消去する。印刷データ(または文書ファイル)の消去はファイル管理テーブル(例;FAT)から当該文書ファイルの管理情報だけを消去する通常の方法に依っても良いし,より確実に情報漏洩を防止するために印刷データ(または文書ファイル)を乱数データなどの他のデータで上書きして消去しても良い。
ステップS34:LAN4との接続を切断し,処理を終了する。
【0025】
次に,図4を参照して,印刷データ(または文書ファイル)が記憶されている記憶媒体Cが再び記憶媒体装着部12に装着されたときの処理を説明する。なお,図4において,符号S41,S42,…はそれぞれステップ番号を示す。
ステップS41:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS42に進み,装着されていなければ本ステップS41の手順を繰り返し実行する。
ステップS42:記憶媒体Cに印刷データ(または文書ファイル)が記憶されているか否かを確認する。ここで,印刷データ(または文書ファイル)が記憶されていればステップS43に進み,記憶されていなければ図3のステップS22以下の手順に進む。
ステップS43:当該印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cから読み出してデータ保持部18に記憶させ,ステップS44に進む。
ステップS44:データ保持部18に印刷データ(または文書ファイル)が記憶されている文書ファイルについて,当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS45に進む。
ここで,再印刷可能なジョブとしての文書ファイルが複数ある場合はそのリストをオペレーションパネル17に表示する。このとき,ファイルサーバ2と接続されていれば,サーバ2にある他の文書ファイルのリストを同時にオペレーションパネル17に表示してもよい。
オペレーションパネル部17に当該文書ファイルが再印刷可能なジョブとして表示されている状態において,ユーザは,再印刷する文書ファイルを選択し,必要があれば印刷条件を再設定した後,当該文書ファイル印刷の実行を指示する。
ステップS45:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS46に進み,なされていなければ本ステップS45の手順を繰り返し実行する。
ステップS46:印字機構部16によりデータ保持部18に記憶されている印刷データを印字出力し,ステップS47に進む。
ステップS47:印刷データの印刷が完了したかを判別する。ここで,印刷データの印刷が完了していればステップS48に進み,完了していなければ本ステップS47の手順を繰り返し実行する。
ステップS48:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS49に進み,装着されていなければ図3のステップS33以下の処理に進む。
ステップS49:記憶媒体Cに格納されている接続情報を用いてLAN4にログインし,ファイルサーバ2に接続する意思をユーザが有するか否かを確認するためのメッセージをオペレーションパネル17に表示するとともに,ユーザが肯定に相当する操作を行ったか,否定に相当する操作を行ったかを判別する。ユーザが肯定に相当する操作を行った場合は図3のステップS22以下の手順に進み,否定に相当する操作を行った場合はステップS42に戻る。
【0026】
このように,実施形態2の情報処理方法によれば演算処理部14が,文書ファイルから生成される印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに記憶させて保存する。したがって,記憶媒体Cが記憶媒体装着部12から取り外されデータ保持部18から印刷データ(または文書ファイル)が消去された後,ユーザが再度その印刷データ(または文書ファイル)により印刷処理を実施しようとする場合にも記憶媒体Cから印刷データ(または文書ファイル)を読み出して印刷処理を実施することができる。このため,ファイルサーバ2と再び接続し,インターネットBを介して当該文書ファイルを取得するといった手順を踏む必要がなく,処理の更なる迅速化が図れる。
なお,以上説明した実施形態2では,記憶媒体cとデータ保持部18の両方に印刷データ(または文書ファイル)を記憶させる手順を説明したが,印刷装置1からデータ保持部18を省略し,記憶媒体cのみに印刷データ(または文書ファイル)を記憶させ,記憶媒体cから読み出した印刷データ(または文書ファイル)を印字機構部16(文書ファイルの場合は印刷データ生成部15を介して)により印字出力する構成とすることもできる。
【0027】
実施形態3
以下,図5を参照して,本発明の実施形態3に係る情報処理装置を説明する。なお,実施形態3の情報処理装置としての印刷装置及びこれを含むサーバ・クライアント・システムは実施形態1の印刷装置1及びシステムAと基本的な構成が同一であり,演算処理部14が実施する処理の内容が異なるだけである。したがって,以下の説明では図1及びその符号を流用しながら処理の内容のみを説明する。
【0028】
図5に,演算処理部14が実施する実施形態3の情報処理方法の手順を示す。なお,図5において,符号S51,S52,…はそれぞれステップ番号を示す。
ステップS51:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS52に進み,装着されていなければ本ステップS51の手順を繰り返し実行する。
ステップS52:記憶媒体Cから接続情報及びVPNクライアントソフトを構成するプログラムを演算処理部14の図示しない主記憶装置に読み込み,読込まれたVPNクライアントソフトのプログラムを実行する。具体的には,下記ステップS53の手順が実行される。
ステップS53:記憶媒体Cから読み込まれた接続情報に基づきネットワークインタフェース部11によりインターネットBを介してVPNサーバ3と接続する。このときユーザは,必要に応じてオペレーションパネル17によりパスワードなどの入力を行う。この結果,印刷装置1はLAN4にログインし,ファイルサーバ2と接続される。
ステップS54:ファイルサーバ2にある文書ファイルについての情報をファイルサーバ2から取得し,文書ファイルの一覧(リスト)をオペレーションパネル17に表示する。
ステップS55:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS56に進み,なされていなければ本ステップS55の手順を繰り返し実行する。
ステップS56:ファイルサーバ2から前掲ステップS55で指定された文書ファイルをインターネットBを介して取得し,取得された文書ファイルから印刷データ生成部15により印刷データを生成し,生成された印刷データをデータ保持部18に記憶させる。ここで,データ保持部18は,印刷データに代えてファイルサーバ2から取得された文書ファイルを記憶するものとしてもよい。
ステップS57:印字機構部16により前掲ステップS56で生成されデータ保持部18に保持されている印刷データを印字出力する。ここで,印字機構部16により印字出力された印刷データ(または文書データ)はデータ保持部18にそのまま保持される。
ステップS58:印刷データの印刷が完了したかを判別する。ここで,印刷データの印刷が完了していればステップS59に進み,完了していなければ本ステップS58の手順を繰り返し実行する。
ステップS59:記憶媒体排出操作部12bにおいて記憶媒体Cの記憶媒体装着部12からの排出を指示する記憶媒体排出操作が行われたか否かを判別する。ここで,記憶媒体排出操作が行われていないときはステップS60に進み,記憶媒体排出操作が行われたときはステップS66に進む。
ステップS60:ユーザに対して,印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに保存するか否か確認するメッセージをオペレーションパネル17に表示する。
ステップS61:ユーザがオペレーションパネル17上の操作によって印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに記憶させることを選択したか否かを判別する。ここで,記憶媒体Cに記憶させる場合はステップS62に進み,記憶媒体Cに記憶させない場合はステップS62をスキップしてステップS63に進む。
ステップS62: データ保持部18により記憶されている印刷データ(または文書ファイル)を消去するとともに,印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに記憶させ,ステップS63に進む。
ステップS63:前掲ステップS62で印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに記憶させた文書ファイル,またはデータ保持部18により印刷データ(または文書ファイル)が記憶されている文書ファイルについて,当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS64に進む。
ステップS64::記憶媒体排出操作部12bにおいて記憶媒体排出操作が行われたか否かを判別する。ここで,記憶媒体取出操作が行われていないときはステップS65に進み,記憶媒体排出操作が行われたときはステップS67に進む。
ステップS65:当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS66に進む。
ステップS66:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS57に戻り,なされていなければ本ステップS66の手順を繰り返し実行する。
ステップS67:データ保持部18に印刷データ(または文書ファイル)が記憶されているか否かを判別する。ここで,印刷データ(または文書ファイル)が記憶されていればステップS68に進み,記憶されていなければステップS68をスキップしてステップS69に進む。
ステップS68:印刷データ(または文書ファイル)をデータ保持部18から消去し,ステップS69に進む。
ステップS69:記憶媒体排出機構12bにより記憶媒体Cの排出を実行するとともに,LAN4との接続を切断し,本処理を終了する。
【0029】
このように,実施形態3の情報処理方法によれば,記憶媒体Cを記憶媒体装着部12から排出させる記憶媒体排出操作が行われたときに,記憶媒体Cに印刷データ(または文書ファイル)を記憶させるか否かをユーザに確認し,ユーザが当該印刷データ(または文書ファイル)を記憶媒体Cに記憶させることを選択した場合にのみ印刷データ(または文書ファイル)が記憶媒体Cに記憶される。
したがって,再利用する可能性の低い文書ファイルの印刷データ(または文書ファイル)が記憶媒体Cに記憶されるのを回避することができる。これにより,記憶媒体Cの限られた記憶領域を有効利用することができる。
【0030】
実施形態4
以下,図6を参照して,本発明の実施形態4に係る情報処理装置を説明する。なお,実施形態4の情報処理装置としての印刷装置及びこれを含むサーバ・クライアント・システムは実施形態1の印刷装置1及びシステムAと基本的な構成が同一であり,演算処理部14が実施する処理の内容が異なるだけである。したがって,以下の説明では図1及びその符号を流用しながら処理の内容のみを説明する。
【0031】
図6に,演算処理部14が実施する実施形態4の情報処理方法の手順を示す。なお,図6において,符号S71,S72,…はそれぞれステップ番号を示す。
ステップS71:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを判別する。装着されていればステップS72に進み,装着されていなければ本ステップS71の手順を繰り返し実行する。
ステップS72:印刷データを記憶媒体C及びデータ保持部18のいずれに記憶させるかをユーザに問い合わせるメッセージをオペレーションパネル17に表示する。ここで,ユーザは,オペレーションパネル17において記憶媒体C及びデータ保持部18のいずれかを選択するための操作を行う。
ステップS73:記憶媒体Cから接続情報及びVPNクライアントソフトを構成するプログラムを演算処理部14の図示しない主記憶装置に読み込み,読込まれたVPNクライアントソフトのプログラムを実行する。具体的には,下記ステップS73の手順が実行される。
ステップS73:接続情報に基づきネットワークインタフェース部11によりインターネットBを介してVPNサーバ3に接続する。このときユーザは,必要に応じてオペレーションパネル17によりパスワードなどの入力を行う。この結果,印刷装置1はLAN4にログインし,ファイルサーバ2と接続される。
ステップS74:ファイルサーバ2にある文書ファイルについての情報をファイルサーバ2から取得し,文書ファイルの一覧(リスト)をオペレーションパネル17に表示する。
ステップS75:オペレーションパネル17上の操作により文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたか否かを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていればステップS76に進み,なされていなければ本ステップS75の手順を繰り返し実行する。
ステップS76:ファイルサーバ2から前掲ステップS75で指定された文書ファイルをインターネットBを介して取得する。
ステップS77:前掲ステップS72の手順でユーザが印刷データをデータ保持部18及び記憶媒体Cのいずれに記憶させることを選択したかを判別する。ここで,ユーザがデータ保持部18を選択していればステップS78に進み,記憶媒体Cを選択していればステップS79に進む。
ステップS78:印刷データ生成部15により印刷データを生成し,データ保持部18に記憶させ,ステップS80に進む。ここで,データ保持部18に文書ファイルを記憶させても良いことは前掲各実施形態におけると同様である。
ステップS79:印刷データ生成部15により印刷データを生成し,記憶媒体入出力部13により記憶媒体Cに記憶させ,ステップS80に進む。ここで,記憶媒体Cに文書ファイルを記憶させても良いことは前掲各実施形態におけると同様である。
ステップS80:印字機構部16により,データ保持部18または記憶媒体Cに記憶されている印刷データを印字出力する。
ステップS81:印刷データの印刷が完了したかを判別する。ここで,印刷データの印刷が完了していればステップS82に進み,完了していなければ本ステップS81の手順を繰り返し実行する。
ステップS82:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを確認する。装着されていればステップS83に進み,装着されていなければステップS86に進む。
ステップS83:データ保持部18または記憶媒体Cに印刷データ(または文書ファイル)が記憶されている文書ファイルについて,当該文書ファイルが再印刷可能なジョブである旨のメッセージとともに当該文書ファイルをオペレーションパネル17に表示し,ステップS84に進む。ここで,再印刷可能なジョブとしての文書ファイルが複数ある場合はそのリストをオペレーションパネル17に表示する。このとき,ファイルサーバ2にある他の文書ファイルのリストを同時にオペレーションパネル17に表示してもよい。
ステップS84:記憶媒体装着部12に記憶媒体Cが装着されているか否かを判別する。装着されていればステップS85に進み,装着されていなければステップS86に進む。
ステップS85:ユーザによるオペレーションパネル17上の操作により,前掲ステップS83で再印刷可能なジョブとして表示された文書ファイルを含むいずれかの文書ファイルが指定され,かつ当該ファイルの印刷が指示されたかを判別する。ここで,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていれば前掲ステップS80以下の手順を実行し,文書ファイルの指定及び印刷指示がなされていなければ前掲ステップS84に戻る。
ステップS86:前掲ステップS72の手順でユーザが印刷データをデータ保持部18と記憶媒体Cのいずれに記憶させることを選択したかを判別する。ここで,ユーザがデータ保持部18を選択していればステップS87に進み,記憶媒体Cを選択していればステップS87をスキップしてステップS88に進む。
ステップS87:データ保持部18に記憶されている印刷データ(または文書データ)を消去し,ステップS88に進む。
ステップS88:LAN4との接続を切断し,本処理を終了する。
【0032】
このように,実施形態4の情報処理装置においては,演算処理部14が,ユーザの選択に基づいて記憶媒体C及びデータ保持部18のいずれか一方に印刷データ(または文書ファイル)を記憶させる。
したがって,ユーザが記憶媒体Cにデータを記憶させることを望む場合に,例えば印刷装置1内蔵の記憶装置からなるデータ保持部18に無用にデータを記憶させることを回避することができる。これにより,データ保持部18に記憶されたデータを消去するのに要する時間を省略することができ,印刷装置1の円滑な利用が図れる。
【0033】
実施形態5
以下,図7を参照して,本発明の実施形態5に係る情報処理装置を説明する。図7に示すように,実施形態5の情報処理装置は,パソコンなどの電子計算機からなるネットワーク端末5から構成されており,このネットワーク端末5が,実施形態1と同様のファイルサーバ2を含む, VPNサーバ3を用いて構成されるLAN4とインターネットBを介して接続されてサーバ・クライアント・システムA1を構成している。また,ネットワーク端末5には印刷装置1Aが接続される。
ネットワーク端末5は,前掲各実施形態における印刷装置1のネットワークインタフェース部11,記憶媒体装着部12,記憶媒体入出力部13,演算処理部14及び印刷データ生成部15とそれぞれ同様に動作するネットワークインタフェース部11A,記憶媒体装着部12A,記憶媒体入出力部13A,演算処理部14A及び印刷データ生成部15Aを備えるとともに,印刷装置1Aと接続するためのインタフェース21を備える。
また,印刷装置1Aは,印刷装置1の印字機構部16と同様に動作する印字機構部16Aを備えるとともに,ネットワーク端末5と接続するためのインタフェース22を備える。
【0034】
この構成においても,印刷データ生成部15Aと印字機構部16Aとがデータのやり取りを行う必要がある場合にネットワーク端末5と印刷装置1Aとがインタフェース21,22を介して通信する手順を実行することによって,前掲した各実施形態におけると同様の情報処理を実施することができる。したがって,前掲各実施形態におけると同様の効果を達成することができる。
また,特別の機能を備えた印刷装置1を用いることなく,汎用のパソコンとプリンタでシステムを構成することができるため,コストダウンが図れる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ネットワークを介して外部装置からデータを取得し出力する情報処理装置において,処理の迅速化を図ることができるとともに,これに起因する情報漏洩の危険性の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置及び同装置を含むサーバ・クライアント・システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る情報処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態2に係る情報処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2に係る情報処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態3に係る情報処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態4に係る情報処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態5に係る情報処理装置及び同装置を含むサーバ・クライアント・システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A,A1…サーバ・クライアント・システム
B…インターネット
1…印刷装置
2…ファイルサーバ(外部装置)
3…VPNサーバ
4…LAN
5…ネットワーク端末
11,11A…ネットワークインタフェース部
12,12A…記憶媒体装着部
13,13A…記憶媒体入出力部
14,14A…演算処理部
15,15A…印刷データ生成部
16,16A…印字機構部
17…オペレーションパネル
18,18A…データ保持部
Claims (9)
- ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,
該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段とを備えてなる情報処理装置において,
前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手段と,
前記記憶媒体が取り外されるときに前記データ保持手段に保持されているデータを消去するデータ消去手段と,
を備えてなることを特徴とする情報処理装置。 - 前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手段が更に設けられる請求項1に記載の情報処理装置。
- ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,
該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段とを備えてなる情報処理装置において,
前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手段を備えてなることを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶媒体が取り外されるときに,前記データ保存手段により前記記憶媒体に保存されたデータを消去するか否かを確認させる消去確認手段が更に設けられる請求項2または3に記載の情報処理装置。
- ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置であって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手段と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手段と,
該データ取得手段により取得されたデータを出力する出力手段と,
前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手段と,
前記記憶媒体が外されるときに前記データ保持手段に保持されているデータを消去するデータ消去手段と,
前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手段と,
前記データ取得手段により取得されたデータを前記データ保持手段により保持させるか,前記データ保存手段により前記記憶媒体に保存させるかを予め設定させるデータ保持態様設定手段と,
を備えてなることを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置における情報処理方法であって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,
前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とを含む情報処理方法において,
前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手順と,
前記記憶媒体が前記情報処理装置から取り外されるときに前記データ保持手順により保持されるデータを消去するデータ消去手順と,
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置における情報処理方法であって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,
前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とを含む情報処理方法において,
前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存するデータ保存手順を含むことを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置に用いられる情報処理プログラムであって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,
前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラムにおいて,
前記データ取得手段により前記ネットワークを介して取得されるデータを保持するデータ保持手順と,
前記記憶媒体が前記情報処理装置から取り外されるときに前記データ保持手順により保持されるデータを消去するデータ消去手順と,
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。 - ネットワークを介して外部装置と通信を行うのに必要とされる接続情報が記憶された記憶媒体の着脱が自在な情報処理装置に用いられる情報処理プログラムであって,
前記記憶媒体からのデータの読み取りおよび該記憶媒体へのデータの書き込みを行う記憶媒体入出力手順と,
前記接続情報を前記記憶媒体から読み取り,前記接続情報により指定された前記外部装置からデータを取得するデータ取得手順と,
前記データ取得手順により取得されたデータを出力する出力手順とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラムにおいて,
前記データ取得手順により前記ネットワークを介して取得されたデータを前記記憶媒体に保存させるデータ保存手順をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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