JP2005001572A - 乗員用呼気検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】呼気中の成分を検知するセンサ機構を乗り物に備えた乗員用呼気検知装置において、前記センサ機構7d,7eに向けて呼気を吹込むための呼気吹込み部7cをシートベルト3のウェビング部に配置した。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体に搭載する乗員の呼気を分析し、乗員の身体状況に応じた処理を行う乗員用呼気検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗員の呼気を分析し処置を行う従来の装置としては、例えば特許文献1のように、運転手前方の内装部品内にアルコール検出装置を取付け、ステアリングホイールの取付け部の上部に配置した呼気吸い込み口から吸引した呼気の第1のアルコール濃度と、インストルメントパネル部に配置した空気吸い込み口から吸引した空気の第2のアルコール濃度との偏差を得ることにより、初期ドリフト及び過度ドリフトの影響を受けず誤差のない高精度の検出を行うアルコール濃度検出装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−225204号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の検知装置は、以下の点で問題点を有している。
(1)ドライバーがアルコールセンサに近づかないと正確な測定をすることができなかった。そのため、ドライバーが前記アルコールセンサに近づいた状態で一定の姿勢を保つことを強いることとなり、不自由である。
(2)運転者の前方に装置が設置されていると、乗員保護性能や運転者の視界に影響を与えることがある。
(3)運転者以外の呼気を誤検知する可能性がある。
【0005】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドライバーに不自由な姿勢を強要せずに、乗員保護性能や運転者の視界を妨げることなく、さらに測定対象者以外の乗員の呼気を検知してしまう誤検知のおそれのない乗員用呼気検知装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、呼気中の成分を検知するセンサ機構を乗り物に備えた乗員用呼気検知装置において、前記センサ機構に向けて呼気を吹込むための呼気吹込み部をシートベルトのウェビング部に配置している。
また、前記呼気吹込み部を前記シートベルトのタングに設けることにより、シートベルトのウェビング部に配置している。
【0007】
前記センサ機構を前記シートベルトのタングに内蔵している。
また、前記センサ機構はCO2を検知するCO2センサと、CO2以外の呼気中の成分を検知する呼気成分センサとを備え、前記CO2センサと前記呼気センサの両方に共通の呼気が到達する様、前記呼気吹込み部を共通に設けることもできる。
さらに、前記センサ機構から発する情報を乗員に伝える通知手段を前記シートベルトのタングに備えている。
【0008】
前記センサ機構からの情報を前記乗り物側の制御装置へ伝達する伝達手段を設けている。
また、前記伝達手段は前記タングとバックルとを嵌合することにより接続可能な結線構造を備え、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた制御装置へ前記センサ機構からの情報を伝達することもできる。
【0009】
前記タングに電源供給バッテリを設け、前記タングのバックルとの嵌合時に、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた電源供給装置から前記電源供給バッテリへ給電してもよい。
また、前記伝達手段に無線システムを使用することもできる。
さらに、前記センサ機構がアルコールまたはアルコールが分解されることにより生成する成分を検知するセンサを備えることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る乗員用呼気検知装置を飲酒運転防止装置に適用した場合の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、運転席1にはシートベルト3が設けられている。このシートベルト3は、運転者から見て右上の肩部に設けられたショルダーアンカ4、右下の腰部に設けられた腰外アンカ5、およびセンターピラー2の内部に設けられた図示しない巻取装置を介して取付けられている。ショルダーアンカ4と腰外アンカ5の間には、ウェビング6が掛け渡されている。ウェビング6には、移動可能に設けられたタング7が挿通され、タング7を運転者から見て左下の腰部に設けられたバックル8に嵌合することにより乗員がシートに拘束されるようになっている。
【0012】
本発明の呼気検知装置の呼気吸込み部は、シートベルト3のウェビング部に配置することができる。図2及び図3は、呼気吸込み部をウェビング部の特にタング7に設けた構成を示しており、以下これについて説明する。
【0013】
タング7は、主にウェビング6をタング7の基端部に挿通する本体部7aと、該本体部7aの基端部と反対側の先端部に設けられバックル8と嵌合する嵌合部7bで構成されている。本体部7aは略四角形状に形成されており、前記先端部側には、呼気吹込み口(呼気吹込み部)7cと、本体部7aの内部に呼気吹込み口7cを介して外気と連通する空間7jが設けられている。空間7jには、アルコールセンサ7d、およびCO2センサ7eが併設されている。アルコールセンサ7dは、呼気中のアルコール濃度を検知するために取付けられており、CO2センサ7eは、息がきちんと吹きかけられたことを確認するために取付けられている。
【0014】
呼気の吹込み口7cは、図3に示すように、本体部7aの前記先端部の幅方向左側に1つだけ形成されており、CO2センサ7eとアルコールセンサ7dの両方に同じ呼気がかかるようになっている。センサ7d,7eの位置は、呼気吹込み口7cの位置とはずれており、本体部7aの前記先端部の幅方向右側に配設されている。このような配置にすることにより、吹込み口7cからセンサ7d,7eに息が直接かかることがなくなり、センサ温度が下がりセンサ7d,7eの検出性能が低下するのを防止することができる。
【0015】
本体部7aの表面部には、図2に示すように、スピーカ7gやディスプレイ7hが装着されており、センサ7d,7eのウォーミングアップの完了、測定終了の合図、および測定結果などを運転手に随時知らせることができるようになっている。この表示装置としては、光の点灯等を用いることもできる。
その他、本体部7aには、本体部7aの側部に設けられ装置の起動をコントロールするための検知装置起動スイッチ7fや、図4に示すように、飲酒判定コントローラ7k、および電源供給バッテリ7lが設けられている。
【0016】
嵌合部7bには、コネクタ7iが設けられ、バックル8には、コネクタ8aが設けられている。これらのコネクタ7i,8aは、タング7とバックル8の嵌合時に一緒に連結されるようになっている。シートベルト3の装着時には、検知結果がバックル8のコネクタ8aを介して車体側のエンジンコントローラ等に伝達されるとともに、タング7の内部の飲酒判定装置に車体側から電源が供給され、充電ができるようなシステムが構成されている。
【0017】
次に、上述の構成による乗員用呼気検知装置の動作について、図4および図5を用いて説明する。
(1)運転手は、シートベルト3を装着する際に、タング7の検知装置起動スイッチ7fを押し、装置を起動させる。
(2)センサ7d,7eのウォーミングアップが完了するまではスピーカ7gまたはディスプレイ7hから「準備中」の案内が発せられる。
(3)センサ7d,7eのウォーミングアップが完了した後、「準備完了、吹込み開始」の案内が発せられる。
【0018】
(4)運転席の乗員は、タング7を口もとに近づけ、呼気吹込み口7cに息を吹きかける。
(5)呼気吹込み口7cから吹込まれた呼気は、空間7jに充満し、CO2センサによりCO2の検出量がしきい値か否か判定を行う。
(6)CO2の検出量がしきい値に満たない時はスピーカ7gまたはディスプレイ7hから「吹き込み続行」の案内が発せられる。CO2センサ7eを用いる事により単なる風などの呼気以外の空気が入った場合と区別をする。
【0019】
(7)CO2の検出量がしきい値以上と検知した場合は、スピーカ7gまたはディスプレイ7hから「吹き込み終了、判定中」の案内が発せられる。
(8)アルコールセンサ7dにより、呼気中のアルコール量を検出する。タング7内の飲酒判定コントローラ7kで飲酒状況が判定される。
(9)アルコール量がしきい値以上の場合は、スピーカ7gまたはディスプレイ7hから「判定NG、再測定」の案内を発する。
【0020】
(10)アルコール量がしきい値未満の場合は、スピーカ7gまたはディスプレイ7hから「判定OK、シートベルト装着」の案内を発する。
(11)運転席1の乗員は、シートベルト3を装着し、タング7をバックル8に嵌合させる。
(12)規定時間内にシートベルト3が装着されない場合は、再度スピーカ7gまたはディスプレイ7hから「シートベルト装着」の案内を発する。
【0021】
(13)シートベルト3が装着されることにより、タング7の嵌合部7bがバックル8に嵌合し、タング7のコネクタ7iとバックル8のコネクタ8aが結線される。
(14)コネクタ7iと8aを介して、タング7内の飲酒判定コントローラ7kとエンジンコントローラ(ECM)9の間の配線が接続され、判定結果がECM9に送信される。また、電源供給バッテリ7lに車体側の電源供給装置(例えばバッテリ)10より充電が行われ、アルコールセンサ7dの判定結果がバックル8のコネクタ8aから車体側のエンジンコントローラ7kに発信される。
【0022】
(15)アルコールセンサ7dの判定結果がNG、つまり「飲酒」と判定された場合、ECM9ではエンジンの始動を許可しない設定とし、スピーカ7gまたはディスプレイ7hから「判定NG、再測定」の案内を発する。このステップを設けることにより、判定がNGにも拘らずシートベルト3を装着した場合に、エンジンの始動を阻止することができる。
(16)アルコールセンサ7dの判定結果がOKの場合には、エンジン始動を許可する設定に切り替える。
(17)検知システムを終了し、電源をOFFにする。
【0023】
本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置では、乗員に不自由な姿勢を強要せずに、乗員保護性能や運転者の視界を妨げることなく、さらに測定対象者以外の乗員の呼気を検知してしまう誤検知のおそれのない、乗員用呼気検知装置を提供することができる。
【0024】
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、本案ではECM9において始動を禁止する方法を用いたが、エンジンの始動にかかわる配線部、例えばIGスイッチとスタータモータとの間にリレースイッチを設け、スイッチのON−OFFを制御することで同様の効果を得ることができる。このような方法であれば、ECM9の設定を変更する必要がないため、出荷後の生産車に対する後付けも容易に行うことができる。
【0025】
また、本案ではエンジンの始動を不可能としたが、シフト・バイ・ワイヤ等のX・バイ・ワイヤを搭載している車両であれば、エンジン始動は許可するが、発進を不能にするシステムにすることもできる。このようなシステムであれば、飲酒している場合でも、エアコン等の電装品だけを稼動させることができる。
【0026】
図6は、シフト・バイ・ワイヤ搭載車における構成例を示している。運転手は、シフト操作スイッチ11によりシフトポジションを選択し、シフトポジションに応じた電気信号をシフトコントローラ12に入力するようになっている。シフトコントローラは、シフトアクチュエータ13に対して制御信号を出力するようになっており、シフトチェンジを行うことができる。このようなシフト・バイ・ワイヤシステムの場合、シフト操作スイッチにかかわらず、アクチュエータに対する制御信号を「P(パーキング)」に固定することにより、発進を不可能にすることができる。
【0027】
同様にスロットル・バイ・ワイヤであれば、アクセルペダルの操作にかかわらず、ブレーキ・バイ・ワイヤであれば、ブレーキペダルの操作にかかわらず、発進できないようにアクチュエータを制御することが可能である。ただし、ブレーキアクチュエータを発進できないように制御しても、アクセルを全開にすることができるのであれば、ブレーキ部品に負荷がかかることになる。また、スロットルアクチュエータを発進できないように制御しても、AT車の場合、シフト位置が「D(ドライブ)」であれば、多少、前進してしまうので、結局、シフト・バイ・ワイヤによる走行不能制御が一番有効な方法である。
【0028】
また、上記のように各種コントローラにおいて電子制御的に発進を禁止するのではなく、発進操作にかかわる機械部品(シフトレバーやアクセルペダル等)を機械的にロックすることもできる。最近の自動車には、誤発進防止機能として、ブレーキペダルを踏んでいない場合にはシフトレバーをロックする機構が通常装備されているので、このロック機構を共用すれば、新たな機構を設けずに行うこともできる。
【0029】
さらに、本案では飲酒判定コントローラ7kとEMC9との通信を有線としたが、Blue−toothのような無線システムを用いても良い。無線を用いることで配線部品を廃止して、システムの簡素化・軽量化を図ることができる。
【0030】
一方、本案では飲酒運転防止が目的であるため、アルコールセンサ7dとCO2センサ7eに特定している。しかし、呼気中には体調や健康を判断するのに有用な物質が多く含まれており、例えば、呼気中のアセトンにより糖尿病やダイエット効果を分析したり、呼気中の水素により消化器系の働きを推定することができる。これらの物質を測定することができる各種センサをタング7に組み込むことも考えられる。本案と同様なシステム構成を利用することにより、車両側では乗員の健康状態を把握することが可能となり、乗員の身体状況に応じた処理を行うシステムを構築することができる。
【0031】
例えば、健康状態が良くないと判断した場合には、以下のような処理を行うシステムが考えられる。
(1)スピーカやディスプレイを介した健康状態の通知
(2)乗員に負担をかけないための走行制御(マイルドな変速制御およびオートクルーズ制御、速度リミット等)
(3)ナビゲーションによる近隣の病院案内
(4)乗員をリラックスさせるための機能(オーディオ制御(選曲や音量等)、空調制御、芳香剤の放出、マッサージ機能等)
(5)身体状況に応じた安全装置の制御モード(エアバッグの展開、シートベルトの巻き込み等)
【0032】
また、本案ではセンサの性能劣化を防ぐため、呼気吹込み口7cとセンサ7d,7eとの位置関係をずらし、呼気が直接センサ7d,7eにかからない構造としたが、図9のように仕切り板7mを設けることにより、より防止効果が高まると共に内部空間7jをコンパクト化することができる。
【0033】
【発明の効果】
上述の如く、本発明は、呼気中の成分を検知するセンサ機構を乗り物に備えた乗員用呼気検知装置において、前記センサ機構に向けて呼気を吹込むための呼気吹込み部をシートベルトのウェビング部に配置しているので、着座状態で呼気吹込み部を口元に容易に近づけることができ、乗員に不自由な姿勢を強要することなく、楽な姿勢での検査が可能となる。
【0034】
前記呼気吹込み部を前記シートベルトのタングに設けることにより、シートベルトのウェビング部に配置しているので、乗員がシートベルトを装着するときに手にするタングで検知を行うことにより、乗員の操作性を向上することができる。また、タングを介して呼気吹込み部を設けることにより、ウェビングの強度を低下させることなく呼気吹込み部を設置することができる。さらに、部品点数を削減することができる。
【0035】
また、センサ機構と呼気吹込み部の両方をタングに設けることにより、装置をコンパクトにすることができる。また、呼気がセンサ部に届く距離を短縮することができる。
【0036】
前記センサ機構はCO2を検知するCO2センサと、CO2以外の呼気中の成分を検知する呼気成分センサとを備え、前記CO2センサと前記呼気センサの両方に共通の呼気が到達する様、前記呼気吹込み部を共通に設けているので、呼気中に確実に含まれるCO2を検知して、吹き込まれたのが呼気であるか否かを判別することができる。また、CO2センサのみに呼気を吹き込み、呼気成分センサに別の気体を吹き込むような行為を防止することができる。
【0037】
さらに、前記センサ機構から発する情報を乗員に伝える通知手段を前記シートベルトのタングに備えているので、顔に近づけて情報を確認しやすい。
【0038】
前記センサ機構からの情報を前記乗り物側の制御装置へ伝達する伝達手段を設けているので、検知結果により乗員の状態に合わせた様々な制御が可能となる。
【0039】
前記伝達手段は前記タングとバックルとを嵌合することにより接続可能な結線構造を備え、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた制御装置へ前記センサ機構からの情報を伝達しているので、別途伝達配線手段を設ける必要がなく、部品点数および配線の手間を削減することができる。また、装置構造の簡素化が可能である。さらに、不使用時の配線の保持が不要となる。
【0040】
また、前記タングに電源供給バッテリを設け、前記タングのバックルとの嵌合時に、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた電源供給装置から前記電源供給バッテリへ給電しているので、タング内に電池を収納する場合に比べて、取付けなどの自由度が向上する。また、装置のコンパクト化が可能となる。
【0041】
また、前記伝達手段に無線システムを用いているので、優先で伝達する場合に比べて、取付けなどの自由度が増える。また、配線部品の削減によるシステムの簡素化、軽量化が可能となる。さらに、妊婦や体調不良などのシートベルトができない場合の運転時にも使用することができる。
【0042】
さらにまた、前記センサ機構がアルコールまたはアルコールが分解されることにより生成する成分を検知するセンサを備えているので、飲酒運転の防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置を設けた運転席の全体概要図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置に使用するタングとバックルの拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置のタング本体部の内部を示しており、図2のA−A線による断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置に使用される機器のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る乗員用呼気検知装置の動作を表すフローチャートである。
【図6】本発明の変形例に係る乗員用呼気検知装置のブロック図である。
【図7】本発明の他の変形例に係る乗員用呼気検知装置を設けた運転席の全体概要図である。
【図8】本発明の他の変形例に係る乗員用呼気検知装置であって、図7に示す保持体の拡大図である。
【図9】本発明のさらに他の変形例に係る乗員用呼気検知装置に使用するタング又は保持体の内部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 運転席
2 センターピラー
3 シートベルト
4 ショルダーアンカ
5 腰外アンカ
6 ウェビング
7 タング
7a 本体部
7b 嵌合部
7c 呼気吹込み口(呼気吹込み部)
7d アルコールセンサ
7e CO2センサ
7f 起動スイッチ
7g スピーカ
7h ディスプレイ
7i コネクタ
7j 内部空間
7k 飲酒判定コントローラ
7l 電源供給バッテリ
7m 仕切り板
8 バックル
8a コネクタ(バックル側)
9 エンジンコントローラ(ECM)
10 電源供給装置
11 シフト操作スイッチ
12 シフトコントローラ
13 シフトアクチュエータ
14 保持体
15c 呼気吹込み部
15d,15e センサ
15g スピーカ
15h ディスプレイ
15i 挿通孔
Claims (10)
- 呼気中の成分を検知するセンサ機構を乗り物に備えた乗員用呼気検知装置において、前記センサ機構に向けて呼気を吹込むための呼気吹込み部をシートベルトのウェビング部に配置したことを特徴とする乗員用呼気検知装置。
- 前記呼気吹込み部を前記シートベルトのタングに設けることにより、シートベルトのウェビング部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記センサ機構を前記シートベルトのタングに内蔵したことを特徴とする請求項2に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記センサ機構はCO2を検知するCO2センサと、CO2以外の呼気中の成分を検知する呼気成分センサとを備え、前記CO2センサと前記呼気センサの両方に共通の呼気が到達する様、前記呼気吹込み部を共通に設けたことを特徴とする請求項3に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記センサ機構から発する情報を乗員に伝える通知手段を前記シートベルトのタングに備えたことを特徴とする請求項3に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記センサ機構からの情報を前記乗り物側の制御装置へ伝達する伝達手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記伝達手段は前記タングとバックルとを嵌合することにより接続可能な結線構造を備え、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた制御装置へ前記センサ機構からの情報を伝達することを特徴とする請求項6に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記タングに電源供給バッテリを設け、前記タングのバックルとの嵌合時に、前記バックルを介して前記乗り物側に設けた電源供給装置から前記電源供給バッテリへ給電することを特徴とする請求項3に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記伝達手段が無線システムであることを特徴とする請求項6に記載の乗員用呼気検知装置。
- 前記センサ機構がアルコールまたはアルコールが分解されることにより生成する成分を検知するセンサを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の乗員用呼気検知装置。
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