JP2005001405A - リヤフロアクロスメンバ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リヤフロアクロスメンバ22は、断面の上面及び前面を構成するセンタフロアパネル16と、左右のリヤサスペンション取付用ブラケット26と前記断面の上面及び前面とを結合する左右のガセット38と、これらをを結合し断面の下面及び後面を構成するリヤフロアクロスメンバ本体20とによって構成されている。従って、リヤフロアクロスメンバ22の剛性を確保できるため、断面を小型化できる。よって、リヤシートをフロントシートの下方に潜り込ませることなく格納でき、フロントシートのヒップポイントも下がり、シートアレンジする際の操作性も向上される。またリヤシートの下方に燃料タンクを配設しても、容量に影響は生じない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤ側のシートを折り畳んで格納可能に構成された車両に適用されるリヤフロアクロスメンバ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リヤシートを折り畳んでフロントシートの下方やリヤシートの足元空間に格納可能に構成した所謂ダイブインタイプのリヤシート搭載車両が種々開発されている。
【0003】
以下、二つの従来構造について説明する。
【0004】
図5に示される構造では、フロアパネル100がリヤシート102の配設位置で一段高くなっており、当該リヤシート102の下方に燃料タンク104が配設されている。そして、リヤシート102を格納する際には、リヤシート102を折り畳み、リヤシート102の足元スペース106に格納させる。この際、折り畳んだリヤシート102の前端部がフロントシート108のシートクッション108Aの下方に潜り込むようになっている。
【0005】
しかしながら、上記構成による場合、折り畳み後のリヤシート102の前端部をフロントシート108のシートクッション108Aの下方に潜り込ませる構造であるため、リヤシート102のシートアレンジをする際に、フロントシート108を一旦車両前方側へシートスライドさせる必要がある。このため、操作性が低下するという課題がある。
【0006】
一方、図6に示される構造では、フロアパネル110におけるフロントシート108の下方位置に車両上方側へ突出する凸部112が一体に形成されており、この凸部112の下側に燃料タンク104が配設されている。また、リヤシート102の下方に燃料タンク104が配設されないことから、リヤフロアクロスメンバ114の断面を大型化すると共に、フロアパネル110の段部116を車両後方側へ下げている。そして、リヤシート102を格納する際には、リヤシート102を折り畳み、フロントシート108の下方に潜り込ませることなく、リヤシート102の足元スペース106に格納させるようになっている。
【0007】
しかしながら、上記構成による場合、リヤシート102の下方に断面形状が大型化されたリヤフロアクロスメンバ114を通して剛性を確保する構造であるため、仮に図5の構成と同様に、リヤシート102の下方に燃料タンク104を配設しようとすると、リヤフロアクロスメンバ114の断面形状を変更しないのであれば、燃料タンク104の容量が確保できないという課題が生じる。逆に、燃料タンク104のタンク容量の確保を優先すると、リヤフロアクロスメンバ114の断面形状が小さくなり、リヤサスペンションから入力される左右力や捩り力に対する剛性確保が困難になるという課題が生じる。
【0008】
さらに、図5に示される構成及び図6に示される構成のいずれも、フロントシート108のヒップポイントが高くなるという課題がある。すなわち、図5の構造では、フロントシート108のシートクッション108Aの下方に折り畳み後のリヤシート102の前端部が挿入されるために、フロントシート108のヒップポイントが自ずと高くなってしまう。また、図6の構造では、フロントシート108のシートクッション108Aの下方に、燃料タンク104を配設するための凸部112が形成されるために、フロントシート108のヒップポイントが自ずと高くなってしまう。従って、いずれの構造もヒップポイントの低い車種に適用することができなくないことになり、適用の自由度が低下するという課題もある。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−238662号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記背景に鑑み、フロントシートのヒップポイントの低位置化、リヤシートをシートアレンジする際の操作性の向上、及び燃料タンクの容量確保とサスペンション入力に対する剛性確保の両立を図ることができるリヤフロアクロスメンバ構造を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、フロント側のシートとリヤ側のシートとが車両前後方向に所定の隙間をあけた状態で車体フロアに支持されると共に、前記リヤ側のシートは折り畳み可能とされかつ前記隙間に格納可能とされ、更に前記車体フロアにおけるリヤ側のシートの下方側に燃料タンクが配設される車両に適用されるリヤフロアクロスメンバ構造であって、前記リヤフロアクロスメンバは車両幅方向を長手方向として前記車体フロアの下面に配置され、かつ当該リヤフロアクロスメンバは左右に配置されたリヤサスペンション取付用ブラケットを結合する位置に設定されている、ことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、請求項1記載の発明において、前記リヤフロアクロスメンバは、断面の上面及び前面を構成するセンタフロアパネルと、左右一対の前記リヤサスペンション取付用ブラケットと前記断面の上面及び前面とを結合する左右一対のガセットと、前記左右一対のガセットを結合し、断面の下面及び後面を構成するリヤフロアクロスメンバ本体と、を含んで構成されている、ことを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、請求項2記載の発明において、前記ガセットは、平面視で前記燃料タンクのコーナー部に相当する位置に配置されている、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、車両幅方向を長手方向として車体フロアの下面に配置されたリヤフロアクロスメンバを、左右に配置されたリヤサスペンション取付用ブラケットを結合する位置に設定したので、リヤフロアクロスメンバの剛性を高めることができる。従って、リヤフロアクロスメンバの断面形状を従来よりも小型化することができ、その分をリヤ側のシートの足元スペース(即ち、フロント側のシートとリヤ側のシートとの隙間)の拡大に利用することができる。その結果、リヤ側のシートを折り畳んで格納する際に、フロント側のシートの下方に折り畳み状態のリヤ側のシートを潜り込ませる必要もなくなり、リヤ側のシートをシートアレンジする際の操作性が向上される。
【0015】
また、上記の如く、リヤフロアクロスメンバの断面形状を小型化することができるので、リヤ側のシートの下方(でかつ車体フロアの下方)側に燃料タンクを配設しても、燃料タンクのタンク容量を確保することができる。
【0016】
さらに、上記の如く、格納時にリヤ側のシートの前端部をフロント側のシートの下方に潜り込ませる必要もなくなり、又燃料タンクをリヤ側のシートの下方に配設することができることから、フロント側のシートのヒップポイントを下げることが可能となる。従って、ヒップポイントが低い車種に対しても適用することが可能となり、適用の自由度を拡大することができる。
【0017】
加えて、上記の如く、リヤフロアクロスメンバの剛性を高めることができるため、リヤサスペンションから入力される左右力や捩り力に対する剛性も確保される。
【0018】
請求項2記載の本発明によれば、リヤフロアクロスメンバは、基本的にはセンタフロアパネルとリヤフロアクロスメンバとによって構成される。すなわち、センタフロアパネルによって断面の上面及び前面が構成され、リヤフロアクロスメンバ本体によって断面の下面及び後面が構成される。
【0019】
ここで、本発明では、左右一対のリヤサスペンション取付用ブラケットに対応してガセットをそれぞれ設定し、当該左右一対のガセットによって左右一対のリヤサスペンション取付用ブラケットと断面の上面及び前面とを結合させたので、リヤフロアクロスメンバの剛性が十分に高くなる。
【0020】
請求項3記載の本発明によれば、平面視で燃料タンクのコーナー部に相当する位置にガセットを配置したので、燃料タンクの容量に与える影響が少ない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造の一実施形態について説明する。
【0022】
図1には、本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造の全体構成が斜視図にて示されている。また、図2には、当該リヤフロアクロスメンバ構造の全体構成が平断面図にて示されている。さらに、図3には、当該リヤフロアクロスメンバ構造の全体構成が縦断面図にて示されている。また、図4には、シートを含めた側面図が示されている。
【0023】
これらの図に示されるように、車体フロア10には、フロントシート12及びリヤシート14が前後に所定の間隔をあけて支持されている。図1に示されるように、かかる車体フロア10の一部を構成するセンタフロアパネル16には段差部18が形成されており、これによりリヤシート14はフロントシート12よりも一段高い位置に配設される構成である。
【0024】
上記センタフロアパネル16の段差部18の上端部分は、段差部18の一部を構成する傾斜部18Aと、車両後方側へ略水平に延出された延出部18Bとによって構成されている。この段差部18の上端部分の背面側には、チャンネル状のリヤフロアクロスメンバ本体20が配設されている。リヤフロアクロスメンバ本体20は略アングル状の断面形状を有しており、傾斜部18Aに対して略平行に配置された後壁部20Aと、延出部18Bに対して略平行に配置された底壁部20Bとによって構成されている。後壁部20Aの上端フランジ部20A1は延出部18Bと同一面方向へ屈曲されており、延出部18Bの裏面にスポット溶接等により結合されている。また、底壁部20Bの前端フランジ部20B1は傾斜部18Aの下縁側に沿って延出されており、段差部18の裏面にスポット溶接等により結合されている。
【0025】
これにより、センタフロアパネル16の傾斜部18Aがリヤフロアクロスメンバ22の断面の前面を構成し、又延出部18Bが当該断面の上面を構成している。さらに、リヤフロアクロスメンバ本体20の底壁部20Bがリヤフロアクロスメンバ22の断面の下面を構成し、又後壁部20Aが当該断面の後面を構成している。
【0026】
一方、センタフロアパネル16の両サイドには、車両前後方向に沿ってサイドメンバ24が配設されている。サイドメンバ24は、断面ハット形状に形成されており、車両幅方向外側を開放側として配置されている。
【0027】
サイドメンバ24とリヤフロアクロスメンバ22とが交差する位置には、リヤサスペンション取付用ブラケット26がそれぞれ配設されている。リヤサスペンション取付用ブラケット26は、平面視で略コ字状に形成されており、互いに平行に配置された外側の側部26A及び内側の側部26Bと、これらの外側の側部26A及び内側の側部26Bの前端部同士を繋ぐ中間部26Cとによって構成されている。外側の側部26Aは、サイドメンバ24にスポット溶接等により結合されている。一方、内側の側部26Bには、折り曲げによる第1フランジ部26B1と第2フランジ部26B2とが形成されている。
【0028】
上記のリヤサスペンション取付用ブラケット26の外側の側部26A及び内側の側部26Bの間には、リヤサスペンション28の構成部品であるトレーリングアーム30の前端部に設けられたブッシュ32が揺動可能に軸支されている。図2に示されるように、トレーリングアーム30の後端部には後輪34が軸支されている。また、左右一対のトレーリングアーム30は、車両幅方向を長手方向として延在する中間ビーム36によって相互に連結されている。
【0029】
上述したリヤサスペンション取付用ブラケット26の内側には、板状部材によって構成されたガセット38が配設されている。ガセット38は折り曲げにより形成されたガセット前部38Aとガセット後部38Bとを備えており、更に略垂直に配置されるガセット後部38Bの上端部は車両後方側へ屈曲されている(以下、この部分を「ガセット延出部38C」と称す)。
【0030】
ガセット前部38Aの外側の端縁38A1は、リヤサスペンション取付用ブラケット26の内側の側部26Bの第1フランジ部26B1に結合されている。また、ガセット後部38Bの外側の端縁38B1は、リヤサスペンション取付用ブラケット26の内側の側部26Bの第2フランジ部26B2に結合されている。
【0031】
また、ガセット前部38Aの前側の端縁38A2並びにガセット後部38Bの内側の端縁38B2は、センタフロアパネル16の段差部18の裏面側にスポット溶接等により結合されている。これにより、ガセット38はリヤフロアクロスメンバ22の長手方向の端部の断面内を横断するように配置されている。
【0032】
さらに、図2に示されるように、リヤサスペンション取付用ブラケット26の内側の側部26Bの第2フランジ部26B2の車両後方側にガセット後部38Bの外側の端縁38B1が重ねられ、更に当該ガセット後部38Bの外側の端縁38B1の車両後方側にリヤフロアクロスメンバ本体20の後壁部20Aの長手方向の端末部20A2が重ねられ、三枚重ねの状態で結合されている。
【0033】
上記のボディー構造を採った上で、本実施形態では、図2及び図4に示されるように、リヤシート14の下方側でリヤフロアクロスメンバ22に隣接する位置に燃料タンク40が配設されている。燃料タンク40は略直方体形状を成しており、前部上端に位置するフロントアッパコーナー部42にはタンク幅方向に沿って凹部が形成されている。この凹部には上述したリヤフロアクロスメンバ22が収まるようになっている。また、燃料タンク40の前部両端に位置するフロントサイドコーナー部44は、上述したガセット38の形状に沿ってラウンド形状を成している。
【0034】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0035】
本実施形態では、車両幅方向を長手方向としてセンタフロアパネル16の段差部18の上端裏面側に配置されたリヤフロアクロスメンバ22を、左右に配置されたリヤサスペンション取付用ブラケット26を結合する位置に設定したので、リヤフロアクロスメンバ22の剛性を高めることができる。従って、リヤフロアクロスメンバ22の断面形状を従来よりも小型化することができ、その分をリヤシート14の足元スペース46の拡大に利用する(即ち、センタフロアパネル16の段差部18の位置を車両後方側へオフセットさせる)ことができる。その結果、リヤシート14を折り畳んで足元スペース46に格納する際に、フロントシート12の下方に折り畳み状態のリヤシート14の前端部を潜り込ませる必要もなくなり、リヤシート14をシートアレンジする際の操作性が向上される。
【0036】
また、上記の如く、リヤフロアクロスメンバ22の断面形状を小型化することができるので、リヤシート14の下方(でかつ車体フロア10の下方)側に燃料タンク40を配設しても、燃料タンク40のタンク容量を確保することができる。
【0037】
さらに、上記の如く、格納時にリヤシート14の前端部をフロントシート12の下方に潜り込ませる必要もなくなり、又燃料タンク40をリヤシート14の下方に配設することができることから、フロントシート12のヒップポイントを下げることが可能となる。従って、ヒップポイントが低い車種に対しても適用することが可能となり、適用の自由度を拡大することができる。
【0038】
加えて、上記の如く、リヤフロアクロスメンバ22の剛性を高めることができるため、リヤサスペンション28から入力される左右力や捩り力に対する剛性も確保される。
【0039】
総じて言えば、本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造によれば、フロントシート12のヒップポイントの低位置化、リヤシート14をシートアレンジする際の操作性の向上、及び燃料タンク40の容量確保とリヤサスペンション入力に対する剛性確保の両立を図ることができる。
【0040】
また、本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造では、断面の上面及び前面を構成するセンタフロアパネル16と、左右一対の前記リヤサスペンション取付用ブラケット26と断面の上面及び前面とを結合する左右一対のガセット38と、左右一対のガセット38を結合し、断面の下面及び後面を構成するリヤフロアクロスメンバ本体20と、を含んで、リヤフロアクロスメンバ22を構成したので、リヤフロアクロスメンバ22の剛性を十分に高めることができる。その結果、本実施形態によれば、リヤサスペンション28からの入力(左右力及び捩り力)に対する剛性を一層高めることができる。
【0041】
さらに、本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造では、燃料タンク40のフロントサイドコーナー部44をラウンド形状にし、この位置にガセット38を配設したので、燃料タンク40の容量に与える影響が少ない。また、燃料タンク40のフロントアッパコーナー部42にチャンネル状の凹部を形成し、この凹部にリヤフロアクロスメンバ22を納めたので、この点においても、燃料タンク40の容量に与える影響が少ない。従って、燃料タンク40の容量を充分に確保することができる。
【0042】
なお、本発明は二列シート及び三列シートのいずれの車両に対しても適用可能である。
【0043】
また、本発明を適用することにより、リヤシート14の足元スペース46を拡大することができるため、この拡大された足元スペース46を、エコランシステムやハイブリットシステムのバッテリ配置スペースとして利用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、リヤフロアクロスメンバを車両幅方向を長手方向として車体フロアの下面に配置し、かつ当該リヤフロアクロスメンバを左右に配置されたリヤサスペンション取付用ブラケットを結合する位置に設定したので、フロントシートのヒップポイントの低位置化、リヤシートをシートアレンジする際の操作性の向上、及び燃料タンクの容量確保とサスペンション入力に対する剛性確保の両立を図ることができるという優れた効果を有する。
【0045】
請求項2記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、請求項1記載の発明において、断面の上面及び前面を構成するセンタフロアパネルと、左右一対の前記リヤサスペンション取付用ブラケットと断面の上面及び前面とを結合する左右一対のガセットと、左右一対のガセットを結合し、断面の下面及び後面を構成するリヤフロアクロスメンバ本体と、を含んで、リヤフロアクロスメンバを構成したので、リヤフロアクロスメンバの剛性を十分に高めることができ、その結果、サスペンション入力に対する剛性を一層高めることができるという優れた効果を有する。
【0046】
請求項3記載の本発明に係るリヤフロアクロスメンバ構造は、請求項2記載の発明において、平面視で前記燃料タンクのコーナー部に相当する位置にガセットを配置したので、燃料タンクの容量に与える影響が少なく、その結果、燃料タンクの容量を確実に確保することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造の全体構成を示す平断面図である。
【図3】本実施形態に係るリヤフロアクロスメンバ構造の全体構成を示す縦断面図である。
【図4】リヤシートの格納前後の状態を示す側面図である。
【図5】一つ目の従来例を示す図4に対応する側面図である。
【図6】二つ目の従来例を示す図4に対応する側面図である。
【符号の説明】
10 車体フロア
12 フロントシート(フロント側のシート)
14 リヤシート(リヤ側のシート)
16 センタフロアパネル
20 リヤフロアクロスメンバ本体
22 リヤフロアクロスメンバ
26 リヤサスペンション取付用ブラケット
28 リヤサスペンション
38 ガセット
40 燃料タンク
44 フロントサイドコーナー部
46 足元スペース(隙間)
Claims (3)
- フロント側のシートとリヤ側のシートとが車両前後方向に所定の隙間をあけた状態で車体フロアに支持されると共に、前記リヤ側のシートは折り畳み可能とされかつ前記隙間に格納可能とされ、更に前記車体フロアにおけるリヤ側のシートの下方側に燃料タンクが配設される車両に適用されるリヤフロアクロスメンバ構造であって、
前記リヤフロアクロスメンバは車両幅方向を長手方向として前記車体フロアの下面に配置され、かつ当該リヤフロアクロスメンバは左右に配置されたリヤサスペンション取付用ブラケットを結合する位置に設定されている、
ことを特徴とするリヤフロアクロスメンバ構造。 - 前記リヤフロアクロスメンバは、
断面の上面及び前面を構成するセンタフロアパネルと、
左右一対の前記リヤサスペンション取付用ブラケットと前記断面の上面及び前面とを結合する左右一対のガセットと、
前記左右一対のガセットを結合し、断面の下面及び後面を構成するリヤフロアクロスメンバ本体と、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のリヤフロアクロスメンバ構造。 - 前記ガセットは、平面視で前記燃料タンクのコーナー部に相当する位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項2記載のリヤフロアクロスメンバ構造。
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