JP2005000202A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の条件下で遊技者が特定の情報を入力すれば、他の遊技者に優越感を持てるような特典を付与する。
【解決手段】パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関し、遊技媒体を用いた遊技による第1特典と、遊技媒体を用いた遊技以外の第2特典とを付与可能に構成した遊技機であって、情報の入力を求める情報入力手段3と、情報入力手段3によって入力された情報に基づいて第2特典を付与する特典付与手段4とを有する。情報入力手段3に対して情報が入力されると、一定条件下で特典付与手段が第2特典を付与する。この第2特典は稀少な演出等のように、特定の条件下でのみ得られる特典であるので、他の遊技者に優越感を持てるようになる。また、遊技者5は特定の情報を得ようと遊技するようになるので、遊技意欲を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1特典と第2特典とを付与可能に構成した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、遊技途中で遊技者に問い合わせを行い、遊技者が選択した項目に対応した演出を行う技術を有する遊技機(スロットマシン)について既に開示されている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−136649号公報(第7−9頁,図6−10)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では単に選択項目ごとに割り当てられた演出を行うだけに過ぎない。当該演出は通常に遊技していれば実現される一般的な演出であり、特定のリーチアクション(例えばスーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等)のように一定の条件下でのみ実現される稀少な演出ではない。そのため、選択項目に対応した一般的な演出を楽しめたとしても、他の遊技者に優越感を持てるような稀少な演出を楽しむことはできなかった。
そこで、稀少な演出を上記選択項目に対応させ、遊技者が選択可能にする構成とすることもできる。この構成では稀少な演出を楽しめるようになるものの、どの遊技者でも楽しめることから依然として優越感を持てない。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、遊技中に特定情報(例えばコードやキーワード等)を報知し、特定の条件下で遊技者が当該特定情報を入力すれば他の遊技者に優越感を持てるような特典(上述の例では稀少な演出)を付与する遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、図1に模式的に示すように、遊技媒体を用いた遊技による第1特典と、前記遊技媒体を用いた遊技以外の第2特典とを付与可能に構成した遊技機であって、
文字,符号,図形等からなる特定情報を報知可能な報知手段2と、前記報知手段2によって報知した前記特定情報の入力を求める情報入力手段3と、前記報知手段2によって報知した前記特定情報と前記情報入力手段3によって入力された情報とに基づいて前記第2特典を付与する特典付与手段4とを有する。
【0007】
上記手段1に記載した用語は、以下のように解釈する。当該解釈は特許請求の範囲および発明の詳細な説明に記載した用語についても同様である。
(1)「第1特典」および「第2特典」はいずれも遊技者にとって有益な形態を意味するが、本明細書では「第1特典」と「第2特典」とでは異なる形態について適用する。「第1特典」は遊技媒体を用いた遊技であって、例えば大当たり遊技やボーナスゲーム等が該当する。また「第2特典」は遊技媒体を用いた遊技とは直接関係しない特典であって、例えば演出表示中にプレミア画像やマル秘情報を表示したり、通信回線を経由して壁紙,待ち受け画面,着メロ等をダウンロードできたり、クイズに答えると賞品が貰える等が該当する。
(2)「報知」を実現する形態としては、発光体(表示器,表示装置,表示灯等)に図柄の表示等によって視覚的に報知する形態に限らず、音(音楽,効果音,音声等)を響かせる等の聴覚的に報知する形態や、操作部材や椅子等のように遊技機に付属する部材を通じて触覚的に報知する形態等を含む。
(3)「特定情報」は、文字,符号,図形等のような情報のうちでいずれか一の情報、または二以上の情報を組み合わせたものである。例えば文字や符号からなるコード,キーワードや、図形からなるバーコード等が該当する。
【0008】
手段1によれば、情報入力手段3に対して情報が入力されると、当該入力情報と報知済みの特定情報とが全部一致するか一部一致することを条件として特典付与手段が第2特典を付与する。この第2特典は稀少な演出等のように、特定の条件下でのみ得られる特典であるので、他の遊技者に優越感を持てるようになる。また、遊技者5は特定情報を得ようと遊技するようになるので、遊技意欲を向上させることができる。
なお、特定情報には偽情報を適宜に含めてもよい。偽情報の場合は特定情報と入力情報とが一致したとしても、特典付与手段4は第2特典を付与しない。
【0009】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、手段1に記載した遊技機であって、情報入力手段3は第1遊技条件を満たすことを契機として特定情報の入力を求める。
ここで、手段2に記載した用語の「第1遊技条件」は、遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能であり、遊技中に不変としてもよく変化させてもよい。例えばパチンコ機の場合では、遊技者5が操作部材(例えばスイッチやボタン等)を操作したこと,特定の入賞装置に所定数が入賞したこと,可動体が所定回数を作動したこと,抽選を行なって所定の抽選結果になったことなどのうちで一以上が該当する。またスロットマシンの場合では、リールが特定の表示態様になったこと,抽選を行なって所定の抽選結果になったことなどのうちで一以上が該当する。後述する第2遊技条件も同様である。第1遊技条件と第2遊技条件とは同じ条件としてもよく、異なる条件としてもよい。当該解釈は、特許請求の範囲および発明の詳細な説明に記載した用語についても同様である。
【0010】
手段2によれば、第1遊技条件を満たして初めて、情報入力手段3は特定情報の入力を求める。遊技者5は第1遊技条件を満たそうと遊技するようになるので、遊技意欲をより向上させることができる。
【0011】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、手段1または2に記載した遊技機であって、報知手段2は第2遊技条件を満たすことを契機として特定情報を報知する。
手段3によれば、第2遊技条件を満たして初めて、報知手段2は特定情報を報知する。報知がなければ特定情報を得ることができないので、遊技者5は第2遊技条件を満たそうと遊技するようになる。したがって、遊技者5の遊技意欲をより向上させることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、手段1または3に記載した遊技機であって、報知手段2は特定情報の全部または一部を複数回に分けて報知する。
【0013】
手段4によれば、報知手段2は複数回に分けて報知するので、遊技者5は特定情報の全部を得るには一回以上報知された情報を確実に取得する必要がある。複数回の報知を行うには時間を要するので、少なくとも最初の報知を始めてから最後の報知を終えるまでの間は遊技者5に期待感を持たせることができる。
【0014】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、手段1から4のいずれか一項に記載した遊技機であって、報知手段2は解読器によって内容が理解できる特定情報を報知する。
【0015】
手段5によれば、解読器(例えば携帯電話器等のような携帯端末装置や、バーコードリーダ、遊技場(ホール)内に設置された端末機等)を用いて初めて特定情報の内容が分かるような特定情報が報知されるので、報知を行う遊技機で遊技する遊技者5以外の者が見ても内容が分からない。そのため、第2特典を付与すべき遊技者5をより確実に特定することが可能になる。
【0016】
【課題を解決するための手段6】
課題を解決するための手段6は、手段1から5のいずれか一項に記載した遊技機であって、特定情報の内容を変化させて設定する情報設定手段1を有する。
【0017】
手段6によれば、情報設定手段1が特定情報の内容を変化させて設定するタイミングは任意であって、報知を行うごとや変動表示(「図柄変動」とも呼ぶ。)を行うごと等が該当する。当該情報設定手段1によって変更して設定された特定情報は、報知手段2によって変更後の特定情報が報知され、特典付与手段4によって変更後の特定情報と入力情報とに基づいて第2特典を付与する。こうすれば第2特典は限られた条件下でのみ取得できるので、他の遊技者に優越感を持とうとする遊技者5は変化してゆく特定情報を得ようと遊技するようになる。したがって、遊技者5の遊技意欲をより向上させることができる。
【0018】
【課題を解決するための手段7】
課題を解決するための手段7は、手段1から6のいずれか一項に記載した遊技機であって、特典付与手段4は、報知手段2によって報知した特定情報と、情報入力手段3によって入力された情報とを照合し、一致する割合に応じて付与する第2特典の内容を異ならせる。
【0019】
手段7によれば、特定情報と入力情報とが一致する割合(すなわち一致率)に応じて、特典付与手段4は第2特典の内容を異ならせて付与する。例えば一致率が高まるにつれて、次第に有益な特典となるようにする。こうすれば、遊技者5は入力すべき情報を推理しながら遊技を進めることができるので面白い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、プレミア情報を報知し、当該プレミア情報が入力されると特別の演出を行う例である。当該実施の形態1は図2〜図8を参照しながら説明する。
【0021】
まず、カードユニット10およびパチンコ機12の外観を図2に示す。カードユニット10は、記録媒体(例えば磁気カードやICカード等)に記録された残高情報や有価価値情報等が入出力可能であって、残高情報等の範囲内で遊技者5が望む金額分に相当する個数のパチンコ球が貸し出し可能に構成する。カードユニット10の具体的な構成や作動等については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0022】
パチンコ機12の正面側は、内側を透視可能な透視体16を備えたカバー体14で覆っている。カバー体14は半透明(あるいは透明や不透明)の部材で形成する。透視体16は透明(あるいは半透明)の部材で形成し、例えばガラス板やプラスチック板等を用いる。この透視体16を通じて遊技盤58(具体的には遊技領域等)が見える。当該液晶表示器22は、報知手段2に相当する。遊技盤58には、後述するように保留表示器20,56や液晶表示器22等を備えた役物装置18や、ソレノイド50の駆動によって開閉する一対の可動片52(いわゆるチューリップ)を有する始動口24、パチンコ球の通過を検出するゲートセンサ28を備えたゲート26、大当たり遊技等の際に開閉する大入賞口30、その他に一般の入賞口,風車,障害釘などを適宜に配置する。一対の可動片52は、閉じた状態でも始動口24にパチンコ球が入賞可能に構成する。始動口24には、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ54を備える。
【0023】
役物装置18は、普通図柄の変動表示や特別図柄の変動表示等を表示する液晶表示器22や、特別保留数(すなわち特別図柄の変動表示にかかる保留数)を表示する保留表示器56、普通保留数(すなわち普通図柄の変動表示にかかる保留数)を表示する保留表示器20などを有する。特別保留数は、始動口センサ54がパチンコ球を検出した際に保留を行うと増え、特別図柄の変動表示を行うと減る。同様に普通保留数は、ゲートセンサ28がパチンコ球を検出した際に保留を行うと増え、普通図柄の変動表示を行うと減る。保留表示器20,56は、それぞれが所定個数(例えば4個等)からなる発光体(例えばLED,セグメント素子,電球,ランプ等)で構成する。LEDやセグメント素子等には、二色以上(例えば赤色,緑色,橙色等)を発光できるものが望ましい。
【0024】
遊技盤58の下方には、球貸しを指示する第1ボタン48や、残高情報等を表示する情報表示器46、カード(ICカードや磁気カード等のような記録媒体)の返却を指示する第2ボタン32、賞球(「景品球」とも呼ぶ。)や貸球等としてのパチンコ球を一時的に貯留する上皿34および下皿40、音(音声,音楽,効果音等)を響かせるスピーカ44、タバコの吸い殻等を入れ得る灰皿42、遊技者5の接触状態を検出するタッチセンサ38を有するハンドル36などを備える。第1ボタン48や第2ボタン32等は、各々が後述するメイン制御基板110(図3を参照)に信号を伝達可能な接点スイッチを備える。第1ボタン48や第2ボタン32等のうちで少なくとも一つは、情報入力用の操作部(情報入力手段3に相当)を兼ねる。スピーカ44は報知手段2に相当する。
【0025】
次に、パチンコ機12によるパチンコ遊技を実現するべく構成した基板や装置等の接続例について、図3を参照して説明する。なお以下の説明で単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
【0026】
メイン制御基板110は、CPU(プロセッサ)112を中心に構成する。当該メイン制御基板110は遊技を司るべく、遊技制御プログラムや一定のデータ等を格納したROM114、乱数,保留数(特別保留数,普通保留数)および上限値等のような一時的データを記憶可能なRAM116、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。CPU112は、ROM114に格納された遊技制御プログラムを実行してパチンコ遊技を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述する始動口処理等の手続きを実現するプログラムを含む。その他の構成要素については周知の技術と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0027】
メイン制御基板110には、駆動センサ60および計数センサ62等からの信号を受けて払い出し用のモータM4を駆動制御する払出制御基板102や、外部装置に信号を伝達可能な外部端子板106、表示や音等の演出を制御するサブ制御基板120、信号を中継する中継端子板122などを接続する。外部装置としては、遊技場内に備えたホールコンピュータや、島設備内に備えた島コンピュータ、他の遊技機(例えばパチンコ機やスロットマシン等)、携帯端末装置(例えば携帯電話器や携帯用パソコン等)などが該当する。外部装置に伝達する信号には、例えば大当たり,図柄確定,確変中等のような遊技情報を含む。
【0028】
払出制御基板102には、パチンコ球の発射強度を制御するハンドル36に備えたタッチセンサ38等からの信号を受けて発射用のモータM2を駆動制御する発射制御基板100や、カードユニット10等との間でデータの送受信等を制御するインタフェース基板104(図3では「I/F基板」と表記する)などを接続する。これらの発射制御基板100やインタフェース基板104等は、メイン制御基板110と同様にCPUを中心に構成する。
【0029】
上述したモータM2,M4には例えばパルスモータ(正逆回転可能なものが望ましい)を用いるが、サーボモータ等を用いてもよい。駆動センサ60は、モータM4やパチンコ球を払い出す払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ62は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。
【0030】
サブ制御基板120には、後述する図柄制御基板130や、スピーカ44、保留表示器20、装飾用の発光体等を接続する。当該サブ制御基板120はメイン制御基板110から送信された各種のコマンドを受信し、図柄制御基板130を通じて液晶表示器22に図柄等を表示したり、スピーカ44から音を出したり、保留表示器20の表示を行うなどの制御を行う。
【0031】
図柄制御基板130はCPU132を中心に構成し、メイン制御基板110や操作部(本例では第1ボタン48や第2ボタン32等)などの信号を受けて演出表示を司る。当該図柄制御基板130は、表示制御プログラムや所要のデータ(プレミア情報等)を格納するROM134、受信データや図柄テーブル等の一時的データ(入力情報等)を格納するRAM136、図柄を予め記憶しておき表示コマンド等を受けて生成するキャラクタジェネレータ、サブ制御基板120から送信された表示用のコマンドを受けて液晶表示器22に図柄を表示するVDP(Video Display Processor)、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。当該遊技制御プログラムには、後述する報知処理,変動表示処理,特別演出処理等の各手続きを実現するプログラムを含む。
【0032】
VDPはパレットRAM等を有し、二以上のレイヤーで独立に表示/非表示を制御可能なものが望ましい。またVDPは、コマンドに含まれる表示情報に従ってキャラクタジェネレータが生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開し、最終的に映像信号や同期信号等を液晶表示器22に出力する。スプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、図柄(例えば特別図柄,普通図柄,背景図柄など)の表示や変動表示などを容易に実現できる。
【0033】
中継端子板122には、特にメイン制御基板110から離れた位置に備えた装置(例えば始動口センサ54,ゲートセンサ28,ソレノイド50等)などを接続する。ソレノイド50の作動を制御することにより、一対の可動片52を矢印方向に往復運動させて開閉することができる。
なお、上述した駆動センサ60,計数センサ62,始動口センサ54,ゲートセンサ28等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)、または非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)のいずれかをそれぞれ用いる。
【0034】
上述のように構成したパチンコ機12において、プレミア情報を報知し、当該プレミア情報が入力されると特別の演出を実現する例について、図4〜図9を参照しながら説明する。ここで図4にはプレミア情報の報知を実現する報知処理の手続きを、図5には始動口24へのパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6には特別図柄の変動表示等を実現する変動表示処理の手続きを、図7には一定の場合に特別の演出を実現する特別演出処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。このうち始動口処理はメイン制御基板110で実現し、報知処理,変動表示処理および特別演出処理は図柄制御基板130側で実現する。なお図4のステップS16は情報設定手段1に相当し、図4のステップS18は報知手段2に相当し、図7のステップS60〜S70は情報入力手段3に相当し、図7のステップS76は特典付与手段4に相当する。
【0035】
図4に示す報知処理では、まず報知条件を満たすと(ステップS10でYES)、プレミア情報を決定する〔ステップS12〕。ステップS10の報知条件は第2遊技条件に相当し、パチンコ機12の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に内容を設定できる。例えば、▲1▼ランダムすなわち乱数値が所定値(例えば奇数値または偶数値)と一致することや、▲2▼パチンコ球が所定領域(例えばゲートや入賞口等)を通過/入賞したこと、▲3▼保留数が所定値(例えば保留数として取り得る最大値;通常は4)に達したこと、▲4▼変動回数などが所定回数(例えば3回等)に達したことなどが該当する。いずれか一の条件を課してもよく、二以上の条件を任意に組み合わせて課してもよい。またステップS12のプレミア情報は特定情報に相当し、文字,符号,図形等の情報のうちでいずれか一の情報、または二以上の情報を組み合わせる。例えば文字や符号等からなるコード,キーワード,暗号等であってもよく、図形からなるバーコード等であってもよい。
【0036】
なおプレミア情報には、コードやキーワード等とは無関係の偽情報(文字,符号,図形等からなる情報)を適宜に含めてもよい。すなわちプレミア情報の一部に偽情報を含めたり、プレミア情報の全部を偽情報で構成する。例えばコードを「ABC」としたとき、当該コードとは無関係な「@」を含めたプレミア情報『A@BC』などが該当する。偽情報を含めるタイミングや回数等は、パチンコ機12の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に内容を設定できる。例えば、偽情報を含めるか否かの抽選を行い、その抽選結果に応じて偽情報を含める。
【0037】
ステップS12で決定したプレミア情報は前回と同じ内容になる場合もあり得る。もし、前回と同じ内容であったときは(ステップS14でYES)、プレミア情報を再度決定する〔ステップS12〕。こうすることにより、プレミア情報の使い回しができないようになるので、早く飽きられることはない。
【0038】
そして、決定したプレミア情報が前回と異なる内容であれば(ステップS14でNO)、当該プレミア情報をRAM136に記憶(設定)したうえで〔ステップS16〕、当該プレミア情報の全部または一部について報知し〔ステップS18〕、報知処理を終える。なお、報知条件を満たしていないときは(ステップS10でNO)、そのまま報知処理を終える。
【0039】
ステップS18で行う報知は、プレミア情報を遊技者5が認識可能な形態で実現すればよい。例えば、▲1▼液晶表示器22にプレミア情報を表示する形態や、▲2▼スピーカ44からプレミア情報の内容を音(音声,音楽,効果音等)を響かせる形態、▲3▼プレミア情報の内容に応じた異なる振動でハンドル36や遊技者5が座る椅子等を震わせる形態、▲4▼印刷装置を備えている場合には紙やカード等に印刷して出力する形態などのうち、いずれか一の形態が該当する。さらに二以上の形態を任意に組み合わせて(例えば液晶表示器22への表示とスピーカ44から響かせる音等で)報知すれば、遊技者5等の認識率が向上する。
【0040】
上述した報知は1回のみとしてもよいが、複数回(例えば10回等)繰り返してもよい〔ステップS20〕。一度にプレミア情報の全部を報知する場合には、同じ内容を繰り返し報知することになる。一方、プレミア情報の一部を繰り返して報知する場合には、報知する内容を変化させる。例えばプレミア情報の内容が『ABC』であるとき、「○○C」→「A○○」→「○B○」→「○○C」→「○B○」→…のように、文字や位置等によって全体の内容が把握できればよい。また、繰り返して報知する時間間隔は任意に設定でき、ほぼ一定間隔(例えば約5秒間ごと)であってもよく、ランダムな間隔であってもよい。
【0041】
ステップS18の報知を行うタイミングは、変動表示中であってもよく、変動表示外(デモ中を含む)であってもよい。もし、プレミア情報(特にキーワード等のような文字情報)を複数回に分けて報知する場合には、予めプレミア情報を複数に分割しておく。そして、分割された複数の分割情報を1回の変動表示中に順次報知する態様で実現してもよく、複数回の変動表示(各変動表示では1回以上)に渡って報知する態様で実現してもよい。このようにすれば、全てのプレミア情報が報知されるまで長期に渡って遊技者5の期待感を維持できる。
【0042】
図5に示す始動口処理では、まず始動口24にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS30〕。例えば図2,図3に示す始動口センサ54からの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口24にパチンコ球が入賞すると(YES)、入賞ごとに対応して各種乱数を読み込み、乱数や当落結果等を結果テーブル等に記憶(格納)する〔ステップS32〕。このように結果テーブル等に記憶しておくのは、始動口24に入賞してから変動表示を始めるまでに生ずるタイムラグに対応するためである。具体的には、大当たり(当選)であれば大当たり用テーブルに記憶し、ハズレ(落選)であればハズレ用テーブルに記憶する。
【0043】
ステップS32で読み込む乱数は、カウンタ等を用いたソフトウェア乱数と、発振器等を用いたハードウェア乱数とのいずれか一方または双方を用いる。例えば大当たりか否かの決定に用いる当落判定用乱数RAや、変動表示を停止した後に確定して表示する当選図柄(他には「大当たり図柄」や「当たり図柄」とも呼ぶ。)の特定に用いる停止図柄用乱数RB、変動表示のパターン等の特定に用いる変動表示用乱数RCなどが該当する。
【0044】
各種乱数を読み終えると、始動口24への入賞に対応した個数の賞球を払い出すべく払出コマンドを払出制御基板102に送信し〔ステップS34〕、今回の入賞に伴って保留数を増やして加算結果を保留表示器56に表示する〔ステップS36〕。そして、ステップS34の保留数を増やし終えた後、あるいはステップS30で始動口24にパチンコ球が入賞していなかったとき(NO)、変動不能か否か又は保留数が0以下であるか否かを判別する〔ステップS38〕。すなわち現在の遊技状態が変動表示中であるときや大当たり遊技中であるとき等は変動不能と判別し、そのいずれの状態でもないときは変動可能と判別する。もし保留数が0以下であれば、既に保留にかかる変動表示を全て終えている。
【0045】
もし変動表示が可能な時期であって、かつ、保留数が1以上ならば(ステップS38でNO)、保留数を減らして減算結果を保留表示器56に表示する〔ステップS40〕。そして、変動表示を実現するべくサブ制御基板120を通じて図柄制御基板130に表示コマンドを送信する〔ステップS42〕。この表示コマンドには、変動表示のパターンや変動表示用乱数RC等のように、変動表示に必要な情報を含む。表示コマンドを受信した図柄制御基板130は、後述する変動表示処理を実行して液晶表示器22に指定された変動表示等を表示する。
【0046】
ステップS42の実行によって始めた変動表示を終えるには、所定の期間(例えば60秒間等)を要する。よって、変動表示中は図5のステップS44,S46の実行を待機する必要がある。変動表示を終えると、今回の大当たり遊技にかかる抽選の結果が大当たり(当選)か否かを判別する〔ステップS44〕。もし抽選結果が大当たりならば(YES)、遊技者5にとって有益な形態としての大当たり遊技を実現したうえで〔ステップS46〕、始動口処理を終える。そして、上述した始動口処理を再び実行を繰り返してパチンコ遊技を継続する。
【0047】
大当たり遊技は第1特典に相当し、所定数のラウンド(例えば15ラウンド)を最大限として、一定条件下(例えば大入賞口30内に備えたVゾーンに入る等)で次のラウンドに移行することができる。各ラウンドでは、例えば大入賞口30に備えた開閉部材(いわゆるアタッカー)を開けたり、当該大入賞口30等に入賞したパチンコ球の数に応じて景品球を払い出す等を行う。ラウンド中の大入賞口30は、例えば所要の開放期間(例えば30秒間等)を経過するか、あるいは大入賞口30への入賞個数が所定個数(例えば10個)に達するまで開放し続ける。大当たり遊技にかかる具体的な手続きは周知であるので、その説明および図示を省略する。また大当たり遊技とともに、別個の抽選で当選すること等を条件として付加特典(例えば時短や確率変動等)を実現してもよい。
これに対して抽選結果がハズレであったり(ステップS44でNO)、あるいは上述したステップS38において変動不能であるか又は保留数が0以下のときは(YES)、その時点で始動口処理を終える。そして、上述した始動口処理を再び実行を繰り返してパチンコ遊技を継続する。
【0048】
図6に示す変動表示処理では、上述した図5のステップS42を実行したメイン制御基板110から送信された表示コマンドを受信し(ステップS50でYES)、かつ、当該表示コマンドによって変動表示を行う場合には(ステップS52でYES)、次のように処理する。すなわち、指定された表示パターン(例えば変動パターン)等に基づいて図柄の変動表示を始め〔ステップS54〕、当該変動表示と並行して(あるいは変動表示の一部として)一定条件下で特別の演出を実現する特別演出処理を実行し〔ステップS56〕、変動表示を行う変動期間を経過すると今回の抽選にかかる変動表示を終えて停止表示用図柄を表示したうえで〔ステップS58〕、変動表示処理を終える。なお、ステップS56の特別演出処理の具体的な手続きについては後述する。
【0049】
変動期間の長さは表示パターン等によって異なるが、例えば30秒間や60秒間等が該当する。ステップS58での停止表示は静止状態で図柄を表示するか、あるいは非静止状態で図柄を表示する。この非静止状態は、例えば図柄を上下方向,左右方向,斜め方向等に揺らして往復運動する形態(いわゆる揺れ変動)や、拡大縮小を繰り返す形態などが該当する。停止表示用図柄を認識した遊技者5は、今回の抽選にかかる抽選結果(当選または落選)を確認できる。
【0050】
図7に示す特別演出処理では、まず入力条件を満たすと(ステップS60でYES)、遊技者5に対して上述した報知処理によって報知したプレミア情報を入力を要求し〔ステップS62〕、情報の入力操作が可能となるように操作部を設定する〔ステップS64〕。ステップS60の入力条件は第1遊技条件に相当し、パチンコ機12の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に内容を設定できる。例えば、▲1▼始動口入賞に基づく変動表示を開始したことや、▲2▼変動開始後にパチンコ球が所定領域(例えばゲートや入賞口等)を通過/入賞したこと、▲3▼特定の図柄(リーチ図柄やキャラクタ図柄等)が表示されること、▲4▼特定の態様(ノーマルリーチアクション等)が表示されることなどが該当する。いずれか一の条件を課してもよく、二以上の条件を任意に組み合わせて課してもよい。
【0051】
入力要求された遊技者5は、入力許容期間に限って操作部により情報を入力することができる〔ステップS66,S68〕。入力すべき情報は、報知されたプレミア情報である。バーコード(特に二次元バーコード)が報知された場合には、遊技者5は例えばカメラ付き携帯電話器で当該バーコードを撮像し、バーコードの内容を解読させることにより、プレミア情報の内容を知り得る。暗号が報知された場合には、遊技者5自身がプレミア情報の内容を推理してもよく、遊技場等に備えられた端末機に暗号を入力して解読させることによってプレミア情報の内容を知り得る。入力許容期間の長さは、パチンコ機の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に設定できる。例えば、▲1▼表示パターンにかかわらず所定の期間(例えば10秒間等)としてもよく、▲2▼表示パターンに応じて期間の長さを伸縮して設定してもよく、▲3▼乱数(例えば図5のステップS12で記憶した乱数)等を用いた抽選によって期間の長さを設定してもよく、▲4▼さらには一度設定した期間の長さを遊技状態や日時に応じて自在に伸縮してもよい。操作部を用いて行う情報の入力では、例えば第1ボタン48で文字や符号等を指定し、当該指定した文字や符号等を第2ボタン32で確定させる。
【0052】
情報が入力されるか(ステップS66でYES)、あるいは情報が入力されないまま入力許容期間を経過すると(ステップS68でYES)、入力が不能となるように操作部の状態を元に戻す設定を行い〔ステップS70〕、報知してRAM136に記憶したプレミア情報と操作部を通じて入力された情報とを照合して一致率を求める〔ステップS72〕。もし情報の全部または一部が一致するとき、すなわち一致率>0であるときは(ステップS74でYES)、特別の演出を実現したうえで〔ステップS76〕、特別演出処理を終える。これに対して、情報の全部が不一致であるとき、すなわち一致率=0であるときは(ステップS74でNO)、そのまま特別演出処理を終える。
【0053】
特別の演出は第2特典に相当し、パチンコ機12の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に内容を設定できる。例えば、▲1▼変動表示中にプレミア画像(例えば金色のキャラクタ画像等)のようにスーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等でしか見られない画像)を表示することや、▲2▼マル秘情報(例えば「リーチの時、通常は右側から出現するオバケ(キャラクタ)が、左から出現したら期待度高。」や「リーチの時、出現するオバケが10匹以上なら大当り確定。」等のように遊技に参考となる情報を表示すること、▲3▼最終的に停止させる停止表示用図柄は変わらないものの変動表示の内容をスーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等に変更することなどが該当する。
なお、ステップS76では一致率に応じて特別の演出の形態を異ならせてもよい。プレミア画像やマル秘情報の表示を例にすると、一致率が高まるにつれて、表示内容のボカシを次第にクリアにしたり、モザイク部分を次第に少なくしたり、遊技者5により有利な参考表示を表示する等を行う。こうすれば、演出形態の変化を認識できた遊技者5は入力すべき情報を推理しながら遊技を進める面白みを持たせ、特別の演出に対する期待感を持たせることができる。
【0054】
図4〜図7に示す各処理を実行して、特別の演出として液晶表示器22にプレミア画像を表示する例を図8に示す。本例では、始動口24の入賞時に図4のステップS12で取得した各乱数について、当落判定用乱数RAがハズレ(落選)に対応し、停止図柄用乱数RBが大当たり図柄[767]に対応し、変動表示用乱数RCがノーマルリーチを含む変動表示に対応しているものと仮定する。報知条件は「乱数値が偶数値と一致すること(ランダム)」と仮定する。プレミア情報は『ダイイチ』を決定し(図4のステップS12)、液晶表示器22に「○○イ○」→「ダ○○○」→「○○○チ」→「○イ○○」→「○○○チ」→…の表示を既に繰り返し行なっているものと仮定する(図4のステップS18,S20)。入力条件は「変動表示を開始したこと」と仮定する。特別の演出は、スーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等のような特別のリーチアクション中にしか登場しないキャラクタ80を表示する例である。
【0055】
まずパチンコ球が始動口24に入賞することを契機として、変動表示を開始する(図5のステップS30,S32、図6のステップS54)。このときにおける液晶表示器22の表示例を図8(A)に示す。図8(A)に示す例では、左図柄群70を用いて左変動表示C2を行い、中図柄群72を用いて中変動表示C4を行い、右図柄群74を用いて右変動表示C6を行う。本例では簡単のために、左図柄群70,中図柄群72,右図柄群74をそれぞれ数字図柄(「0」から「9」までの図柄)で構成した例を示す。
【0056】
変動表示を始めると入力条件を満たすので、図8(B)に示すように入力要求メッセージ『プレミア情報入力』を入力画面76内に表示する。本例では、遊技者5が操作部を操作して入力する過程の情報(本例では「ダイ」)やカーソル(「■」で図示)も合わせて入力画面76に表示している。そして図8(C)に示すように、遊技者5が入力を終えると入力情報(本例では「ダイイチ」)を入力画面76に表示するので、遊技者5は入力した内容を確認できる。
【0057】
入力要求や情報入力の間にも変動表示は進行してゆき、図8(C)に示すように一番目に左変動表示C2を終えて第1停止図柄として左図柄70aの「7」を表示した後、図8(D)に示すように二番目に右変動表示C6を終えて第2停止図柄として右図柄74aの「7」を表示している。左図柄70aと右図柄74aとが同じ図柄であるため、リーチに到達している。そのため図8(C)に示す例では、リーチに到達したことを示す『リーチ!』や、プレミア情報と入力した情報とが一致する割合を示す『一致率:100%』、遊技者5への案内を示す『プレミア画像を表示するよ』などを含むメッセージ78を液晶表示器22に表示している(図7のステップS72)。
なお、プレミア情報と遊技者5が入力した情報との間で、一致した箇所または不一致の箇所を指摘する表示を行なってもよい。このようにすれば、遊技者5は全部を一致させるにはどのような情報にすればよいのかを推理しやすくなる。
【0058】
リーチ到達後に行われるノーマルリーチアクション中には、図8(E)に示すように特別の演出としてキャラクタ80を表示する(図7のステップS76)。このように稀少な演出表示を見た遊技者5は、静止画像やアニメーション等で表示されるキャラクタ80を見て楽しむことができ、キャラクタ80を見たこと自体によって他の遊技者に優越感を持てるようになる。
【0059】
変動表示を行う変動期間を経過すると、全ての変動表示を停止して停止表示用図柄を確定させる(図6のステップS58)。こうして停止表示用図柄を確定させた例を図8(F)に示す。当該図8(F)の例では、中変動表示C4を終わらせて第3停止図柄として中図柄72aの「6」が表示され、結果的に停止表示用図柄がハズレ図柄[767]で確定している。
【0060】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(a1)文字,符号,図形等からなるプレミア情報(特定情報)を報知し{報知手段2;図4のステップS18を参照}、報知したプレミア情報の入力を求め{情報入力手段3;図7のステップS62,図8(B),図8(C)を参照}、報知したプレミア情報と遊技者5が入力した情報とに基づいてキャラクタ80の表示(第2特典)を行なった{特典付与手段4;図7のステップS76,図8(E)を参照}。このキャラクタ80の表示は稀少な演出であるので、遊技者5は他の遊技者に優越感を持てるようになる。また、遊技者5はプレミア情報を得ようと遊技するようになるので、遊技意欲を向上させることができる。
【0061】
(a2)変動表示を始めること等のような入力条件(第1遊技条件)を満たすことを契機として、プレミア情報の入力を求める構成とした{情報入力手段3;図7のステップS60,S62を参照}。入力条件を満たして初めてプレミア情報の入力を求めるので、遊技者5は入力条件を満たそうと遊技するようになる。そのため、遊技者5の遊技意欲をより向上させることができる。
(a3)ランダム(すなわち乱数値が所定値と一致すること)等のような報知条件(第2遊技条件)を満たすことを契機として、プレミア情報を報知した{報知手段2;図4のステップS10,S18を参照}。報知条件を満たして初めてプレミア情報を報知するので、遊技者5は報知条件を満たそうと遊技するようになる。そのため、遊技者5の遊技意欲をより向上させることができる。
【0062】
(a4)プレミア情報の全部または一部を複数回に分けて報知した{報知手段2;図4のステップS18,S20を参照}。遊技者5はプレミア情報の全部を得るには、一回以上報知された情報を確実に取得する必要がある。複数回の報知を行うには時間を要するので、少なくとも最初の報知を始めてから最後の報知を終えるまでの間は遊技者5に期待感を持たせることができる。
(a5)解読器によって内容が理解できるプレミア情報を報知した{報知手段2;図4のステップS12,S18を参照}。解読器(例えば携帯電話器等のような携帯端末装置や、バーコードリーダ、遊技場内に設置された端末機等)を用いて初めてプレミア情報の内容が分かるようなプレミア情報が報知されるので、報知を行うパチンコ機12で遊技する遊技者5以外の者が見ても内容が分からない。そのため、特別の演出を行うすべき遊技者5をより確実に特定できる。
【0063】
(a6)プレミア情報の内容を変化させて設定し{情報設定手段1;図4のステップS12,S14を参照}、設定した後のプレミア情報を報知した{報知手段2;図4のステップS18を参照}。この構成によってプレミア情報が変化してゆき、特別の演出(第2特典)を楽しみたい遊技者5は変化してゆく内容に合わせて入力する必要がある。こうすれば特別の演出は限られた条件下でのみ楽しめるようになるので、遊技者5の遊技意欲をより向上させることができる。
(a7)報知したプレミア情報と遊技者5が入力した情報とを照合し、一致する割合(一致率)に応じて付与する特別の演出にかかる内容を異ならせた{特典付与手段4;図7のステップS76を参照}。一致率が高まれば、次第に内容が明確になったり有益な特典が得られるようになる。そのため、遊技者5は入力すべき情報を推理しながら遊技を進めることができるので面白い。
【0064】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は、プレミア情報をパチンコ機12で報知するものの、パチンコ機12とは別個の装置(以下では単に「端末装置」と呼ぶ。)に対してプレミア情報が入力されると特典を付与する例である。当該実施の形態2は図9,図10を参照しながら説明する。なおパチンコ機12の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】
パチンコ機12側では、実施の形態1で説明した報知処理を実行し、プレミアム情報を報知すればよい(図4を参照)。遊技者5は遊技中に報知されたプレミアム情報を記憶したりメモする等した後、記憶等した情報を端末装置を操作して入力することにより様々の特典を得ることが可能となる。当該端末装置はCPUを中心に構成した装置であって、例えばホールコンピュータに接続する端末装置や、企業のサーバーに接続可能な端末装置(例えば携帯電話器やパソコン等)などが該当する。サーバーには、インターネット等の通信回線を介して通信可能なホームページを含む。ここで端末装置側において、遊技者5に特典を提供する特典提供処理について図9を参照しながら説明する。
【0066】
図9に示す特典提供処理では、端末装置に対してアクセスがあったときは(ステップS80でYES)、パチンコ機12で報知したプレミア情報の入力を要求し〔ステップS82〕、この要求に対応して遊技者5は情報を入力する〔ステップS84〕。通常はプレミア情報のみを入力すればよいが、機種や台番号等が異なっても同じプレミア情報の内容が同じになる場合もある。もしプレミア情報の内容が同じでも機種や台番号等によって特典の内容を異ならせる場合には、プレミア情報とともに機種や台番号等を入力する必要がある。
【0067】
遊技者5が情報を入力すると、当該入力情報とプレミア情報とを照合して一致率を求める〔ステップS86〕。もし情報の全部または一部が一致するとき、すなわち一致率>0であるときは(ステップS88でYES)、パチンコ遊技以外の特典を提供したうえで〔ステップS90〕、特典提供処理を終える。これに対して、情報の全部が不一致であるとき、すなわち一致率=0であるときは(ステップS90でNO)、特典を提供することなく特典提供処理を終える。
【0068】
ステップS90におけるパチンコ遊技以外の特典としては、例えば▲1▼インターネット等の通信回線を経由して画像や映像,着メロ等をダウンロードできたり、▲2▼クイズに答えると賞品が貰える等が該当する。画像としてはキャラクタ画像,壁紙,待ち受け画面等が該当し、映像としては特定のリーチアクションで行うアニメーション等が該当する。賞品としては、パチンコ機12に関連する商品(例えば携帯電話器用ストラップや縫いぐるみ等)などが該当する。これらの画像,映像,着メロ,賞品等は、スーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等のような稀少な演出に関連しているのが望ましい。
【0069】
図9に示す特典提供処理を実行して、パチンコ遊技以外の特典を提供する例を図10に示す。本例では、パチンコ機12において『ダイイチ』のプレミア情報が報知されているものと仮定する(図4のステップS18)。
まず遊技者5が端末装置にアクセスすると、当該端末装置の表示器200には図10(A)に示すような表示を行う。当該図10(A)の例では、プレミア情報の入力を促す『プレミア情報を入力して下さい』という旨のメッセージ202と、遊技者5の入力過程を表示する入力ライン204とを表示している(図9のステップS82)。遊技者5が端末装置に備えた操作部(キーボードや押しボタン等)を利用して情報を入力すると、その入力内容を入力ライン204に表示する(図9のステップS84)。図10(B)の例では、これまでに入力した情報としての「ダイイ」と、カーソル「■」とを表示している。
【0070】
もし、遊技者5が入力した情報がプレミア情報と一致していたときは(図9のステップS88でYES)、図10(C)に示すような表示を行う。図10(C)の例では、遊技者5に伝達する『おめでとう!』という旨のメッセージ206と、遊技者5に提供可能な特典の一覧208とを表示している(図9のステップS90)。一覧208では、1)キャラクタ画像のダウンロード、2)着メロのダウンロード、3)クイズに答えて賞品を貰うという選択肢を示している。もし遊技者5が1番を選択したときは、図10(D)の例に示すような▲1▼,▲2▼,▲3▼の各キャラクタ画像のいずれかをダウンロードすることができる。同様に遊技者5が2番を選択したときは、図10(E)の例に示すような(i),(ii),(iii)の各着メロのいずれかをダウンロードすることができる。遊技者5が3番を選択したときは、図10(F)の例に示すようなクイズ214が出題され、遊技者5が操作部を利用して解答すると入力ライン216に内容が表示される。解答が正しい場合には、提供される商品の内容を表示器200に表示する。こうしてダウンロードしたり商品を得た遊技者5は、他の遊技者に優越感を持てるようになる。
【0071】
上述した実施の形態2によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(b1)パチンコ機12側で文字,符号,図形等からなるプレミア情報(特定情報)を報知し{報知手段2;図4のステップS18を参照}、報知したプレミア情報の入力を端末装置側で求め{情報入力手段3;図9のステップS82,図10(A),図10(B)を参照}、報知したプレミア情報と遊技者5が入力した情報とに基づいてパチンコ遊技以外の特典(第2特典)を提供した{特典付与手段4;図9のステップS90,図10(D),図10(E),図10(F)を参照}。これらの画像,映像,着メロ,賞品等はスーパーリーチアクションやプレミアムリーチアクション等のような稀少な演出に関連しているので、遊技者5は他の遊技者に優越感を持つことができる。遊技者5はプレミア情報を得ようと遊技するようになるので、パチンコ機12稼働率を向上させることができ、遊技場への来場促進を図ることができる。
(b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等について、パチンコ遊技以外の特典を提供する点を除けば実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した事項(a2)〜(a7)を参照}。
【0072】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機12(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、次に示す各形態を実施することもできる。
(c1)実施の形態1,2では、パチンコ機12に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって第1特典と第2特典とを付与可能に構成ものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、遊技中に特定情報を報知し、遊技者5が当該特定情報を入力すれば第2特典を付与した。そのため、他の遊技者に優越感を持てる。
【0073】
(c2)実施の形態1,2では、パチンコ機12や端末装置側で特定した第2特典を付与する構成とした{図7のステップS76,図9のステップS90を参照}。この形態に代えて、遊技者5側が特典の内容(例えばキャラクタ画像やリーチアクション時のBGM等)を第2特典として特定する構成としてもよい。すなわち、遊技者5が希望する特典の内容を操作部を用いて入力や選択を行なって予め設定しておき、報知されたプレミア情報と一致(全部または一部)する情報を入力すれば、予め設定された特典の内容を実現する(図4のステップS18)。こうすれば、遊技者5は希望する特典の内容を得ることができるので、他の遊技者に優越感を持てるようになる。また、遊技者5は希望する特典の内容を得ようと遊技するので、遊技意欲をより向上させることができる。
【0074】
(c3)実施の形態1では、遊技者5が情報を入力した変動表示中に特別の演出を行うことにより第2特典を付与する構成とした{図6のステップS54,S56,S58および図7のステップS74,S76を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、第2特典は上述した変動表示を終えた後に付与する構成としてもよい。当該付与の時期としては、例えば次回以降に行われる変動表示や、大当たりが発生したとき、大当たり遊技中(またはボーナスゲーム中)、確率変動中(またはアシストタイム中やチャレンジタイム中など)、操作部を用いて入力した遊技者5の希望する時期などが該当する。このようにすれば、情報を入力してから実際に第2特典が付与されるまで、長期に渡って第2特典を期待する遊技者5の期待感を維持させることができる。
【0075】
(c4)実施の形態1では、第2基板としての図柄制御基板130がプレミア情報を報知し(図4のステップS18)、遊技者5が操作部を用いて情報を入力すると特別の演出を実現した(図7のステップS76)。この形態に代えて(あるいは加えて)、少なくとも一方の処理について、第1基板としてのメイン制御基板110で実現してもよく、第2基板としてのサブ制御基板120等で実現してもよい。メイン制御基板110で実現する場合には、図3に二点鎖線で示すように操作部(第2ボタン32や第1ボタン48等)の信号をメイン制御基板110に直接伝達する。図柄制御基板130で実現したことによってメイン制御基板110の負荷を軽減したが、メイン制御基板110で実現すればパチンコ遊技の進行に応じたプレミア情報の報知や特別の演出を実現することが可能になる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技中に特定情報を報知し、遊技者が当該特定情報を入力すれば第2特典を付与した。そのため、他の遊技者に優越感を持てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】カードユニットおよびパチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】各種の基板と装置にかかる概略構成を示すブロック図である。
【図4】報知処理を示すフローチャートである。
【図5】始動口処理を示すフローチャートである。
【図6】変動表示処理を示すフローチャートである。
【図7】特別演出処理を示すフローチャートである。
【図8】液晶表示器による表示例および演出例を示す図である。
【図9】特典提供処理を示すフローチャートである。
【図10】液晶表示器による表示例および演出例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報設定手段
2 報知手段
3 情報入力手段
4 特典付与手段
5 遊技者
12 パチンコ機(遊技機)
22 液晶表示器(報知手段)
32 第2ボタン(情報入力手段)
44 スピーカ(報知手段)
48 第1ボタン(情報入力手段)
110 メイン制御基板(情報設定手段,報知手段,特典付与手段)
112,132 CPU
114,134 ROM(記憶部)
116,136 RAM(記憶部)
120 サブ制御基板(情報設定手段,報知手段,特典付与手段)
130 図柄制御基板(情報設定手段,報知手段,特典付与手段)

Claims (1)

  1. 遊技媒体を用いた遊技による第1特典と、前記遊技媒体を用いた遊技以外の第2特典とを付与可能に構成した遊技機であって、
    情報の入力を求める情報入力手段と、
    前記情報入力手段によって入力された情報に応じて、前記第2特典を付与する特典付与手段とを有する遊技機。
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