JP2004538746A - 電気装置及び制限方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、実質的なインダクタンス(24)を有する回路に配設されており、少なくとも1つの制御可能な半導体素子(22)と、それと逆並列に接続された少なくとも1つの前記整流部材(23)とを有する電流バルブの整流部材(23)にかかるピーク電圧を、整流部材がターンオフしている際に制限するための電気装置が、半導体素子を制御して整流部材のターンオフ中に導電率を上昇させるように構成された手段(28、29)を具備するというものである。
【選択図】図5

Description

【発明の開示】
【0001】
本発明は、実質的なインダクタンスを有する回路に配設され、少なくとも1つの制御可能な半導体素子と、それと逆並列に接続された少なくとも1つの前記整流部材とを有する電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を、整流部材がターンオフされている際に制限するための電気装置に関する。
【0002】
このような整流部材は、一概には言えないが通常はダイオードであり、以下限定するわけではないが例示及び簡略化のためダイオードという用語を使用する。さらに、限定するわけではないが例示のため、前記制御可能な半導体素子に対してIGBTという用語を使用する。
【0003】
さらに、本発明はダイオードがターンオフしている際に深刻な誘導過電圧を誘発する比較的高い実質的なインダクタンスを有する形態の全ての回路において、ターンオフしている際にそのようなダイオードにかかるピーク電圧を制限する電気装置を有する。その際、前記誘導過電圧が、前記電流バルブと直列のインダクタを有するコンバータの問題である。そのため、本発明を限定するわけではなく本発明及びその問題を例示するために、本明細書では、いわゆるARCP(補助共振転流ポール形)回路形態の共振回路を有する電圧形コンバータ(Voltage stiff converter)の場合を説明する。
【0004】
そのような公知のコンバータが添付図1に概略的に図示されている。この図には、交流電圧相線の1相に接続されるコンバータの一部のみが示されており、通常相数は3相である。当該コンバータは、装置の直流電圧側の正及び負の2つの電極3、4間に直列に接続されたいわゆる2つの主バルブ1、2を有する、いわゆるVSCコンバータ(電圧源コンバータ)である。電極3は+Udcの電圧を取得し、電極4は−Udcの電位を取得するように2電極間の電圧を規定するためにキャパシタ5、6が配設され、該キャパシタ間の中間点7は0電位である。
【0005】
電流バルブ1と2のそれぞれは、IGBT、MOSFET又はBJT等の制御可能な半導体素子8、9及びそれと逆並列に接続された整流ダイオード形態の整流部材から構成される。さらに、いわゆるスナバキャパシタ12、13は電流バルブと並列に接続される。コンバータの相出力部を構成する中間点14は、インダクタ16を介して交流電圧相線15に接続される。
【0006】
また、当該コンバータは、電流バルブ1と2の別々の半導体素子を制御するための構成要素17も有する。それによって、前記相出力部14は結線され、前記相出力14上でパルス幅変調パターンに従って正及び負のパルスを発生するように電極3又は電極4と同電位を受けることを保証する。本実施形態では、図1に示す回路は、より多くの主バルブを電流バルブ1、2と直列に接続することにより、相出力部14上で2以上の潜在的な電圧レベルを有するコンバータの部分的な回路の一部とすることもできよう。さらに、構成要素17及びその接続部が非常に簡略的に図示されており、独立した前記構成要素は、本発明の実施に際して各個別の電流バルブ1、2において高電位で配設されており、該電流バルブ1、2は、接地レベルで配設された制御構成要素から制御信号を受信する。
【0007】
また、当該コンバータは、低電圧で電流バルブ1、2のターンオフ型の半導体素子のターンオンが可能になるように、スナバキャパシタ12、13を再充電するためのソフトスイッチングと称する共振回路18も有する。該共振回路はARCP回路により構成される。この種の回路がどのように機能するかは公知であるとみなし、中でも、W McMurray, ”Resonant snubbers with auxiliary switches”, IEEE IAS Conference Proceedings 1989,Pages 829-834を参照されたい。ARCP回路は、さらに詳細には、各々がIGBT等のターンオフ型の半導体素子22、22’と、それと逆並列に接続されたフリーホイールダイオード等のダイオード形態の整流部材23、23’とを具備する直列に接続された補助バルブ回路20、21を具備する補助バルブ19を具備する。2つの補助バルブ回路のターンオフ型の半導体素子22、22’は、相互に対して極性を異にして配設される。また、ARCP回路は、補助バルブ回路と直列に接続されたインダクタ24も具備する。当該補助バルブ19は、一方向又は他方向に導通するように導くことが可能な双方向バルブを構成する。共振回路の機能を簡単に説明する。例えば、電流バルブ2が導通し、電流が相出力部から当該バルブに流れており、当該バルブがターンオフするように制御されると、相線から相出力部に流れ込む電流が2つのスナバキャパシタ12、13に直接移流して電流バルブ2にかかる電圧がゆっくり増加し、そのため、高電圧となって、それによりスイッチング損失が低下する前に半導体素子9を流れる電流が小さくなる。相出力部に対する電流方向は同一であり、代わりに、メイン電流バルブ1におけるダイオード10が導通し、ターンオフされるべき際に、補助バルブ回路21の半導体素子22’がターンオンされる。相線から相出力部に向けて流れる負荷電流は、大きなインダクタンスを有するインダクタ24を流れるように徐々に移流されて、そこを流れる電流は直線的に増加する。ダイオード10の電流がゼロに達すると、つまり、負荷電流の全体がインダクタ24を流れると、相出力部14の電圧は正弦関数を形成し、電極4と同電位の状態に向かうため、そこにかかる電圧がゼロでメイン電流バルブ2の半導体素子9をターンオンする。2つの補助バルブ回路の半導体素子22、22’を制御するように独立した第2制御構成要素25を配設する方法を示す。構成要素17及び当該第2制御構成要素25は、当然、相出力部から交流電圧相線15に向けて外部電流が流れる際にスイッチングして同様の方法で異なる半導体素子を制御するということである。
【0008】
ここでは補助バルブ回路20のダイオード23がターンオフするために転流される際に起こる様態に関する説明のみ行うが、当然のことながら、電流が逆方向を有する、補助バルブ回路21のダイオード23’をターンオフする場合にも同様の説明が有効である。これらの形態の回路には、転流により迅速にターンオフするように構成されたダイオードが使用される。半導体素子22’がターンオンされて電流がダイオード23を流れ、補助バルブ回路を流れる電流の方向を変更することによってターンオフするように当該ダイオード23が転流される場合、ダイオードのターンオフに対する転流によって、インダクタ24が高インダクタンスであるため、補助バルブ回路19、詳細には、ダイオード23に高誘導性過電圧、つまり、短時間ピーク電圧が発生する。該ピーク電圧を制限するために冒頭で規定した形態の装置を使用しないと、当該誘導性過電圧によってダイオードが破壊される。このため、図1で示したように、共に直列に接続されたレジスタ46とキャパシタ47から構成されるRC−スナバ部材とも称する形態の前記装置を配設することが知られている。ダイオードをターンオフするために転流する際、このようなRC−スナバ部材は、ダイオードにかかる電圧増加分の時間の変化率を制限することができるため、ダイオードは十分な電圧遮断能力を有してさえいれば保護される。しかし、この解決法の欠点は、μFの範囲のキャパシタンスを有するキャパシタを備えた比較的大型のRC−スナバ部材が要求され、それによって相当な費用が嵩むことである。さらに、ターンオフするためにダイオード23を転流する際のピーク電圧値はなおも比較的高めであり、補助バルブをターンオンする際、後のキャパシタの放電で最初に誘発される損失は比較的高くなる。さらに、インダクタ24とキャパシタ47間の振動による問題が発生する。
【0009】
別の公知の変形例では、電流バルブ(20)と並列にいわゆるRCD−スナバ部材を代替的に配設することである。よって、当該実施例では、ダイオードがレジスタ46と並列に接続されるか、或いは、キャパシタ47とレジスタ46との並列接続と直列に接続される。また、この解決法ではダイオードをターンオフするために転流する際に高損失となり、以下に説明するように、例えば、電流バルブ20において半導体素子とそれと逆並列に接続されたダイオードとを直列に接続する際に、他にも欠点がある。
【0010】
図1によるコンバータのダイオード23がターンオフするために転流される際、ダイオード23にかかる電圧とそこを流れる電流とによって起こる様態が図3に示されている。時間tに対するバルブの電流Iが図の上側部分に示されており、時間tに対するダイオードにかかる電圧Uが下側部分に示されている。ダイオードを流れる逆電流aが時間と共にどのように変化するかを示しており、当該aは、当該図では、例えば最大で200Aであり、ダイオードとRC−スナバ部材46、47とを流れる合計電流bは、最大値が2倍の、つまり、400Aに達する。破線cは電圧Udcで1200Vを示しており、例えばバルブにかかる最大電圧dは2800Vである。スナバキャパシタ47は、ダイオードをターンオフするために転流する際、バルブ20にかかる電圧増加分の時間の変化率を制限し、レジスタ46は、インダクタ24とキャパシタ47によって形成されるLC共振回路を減衰させる。よって、ターンオフするために転流する際の何らかの瞬間的過電圧が回避され、その代わりに低ピーク電圧はなおも比較的高めではあるが後の瞬間に移行する。このピーク電圧は、Udc、インダクタ24のインダクタンス及びキャパシタ47のキャパシタンスの大きさに依存する。
【0011】
本発明の要旨
本発明の目的は、冒頭で規定した形態のピーク電圧の制限のための電気装置を提供することであり、該電気装置は、上述した公知の装置の欠点を少なくとも部分的に改善している。
【0012】
この目的は、本発明により、整流部材のターンオフ中に半導体素子を制御し、それにより整流部材の導電率が増加するように構成された手段を搭載する前記装置を提供することにより達成される。
【0013】
この結果、複数の有利な点が得られる。半導体素子が存在する場合は、どのような場合でもこのようにしてスナバ部材として使用されるため、整流部材と並列する大規模なスナバ部材はもはや必要とされず、それによって、費用を節約することができる。また、整流部材をターンオフする際、そこにかかる電圧のピークをより低くすることもできる。整流部材と逆並列に接続された半導体素子を制御することは基本的に問題ないので、図1による形態のコンバータには、例えば、電極の電圧に殆ど依存しない整流部材にかかるピーク電圧を決定できる制御可能なスナバ部材が得られる。他と比較してピーク電圧により破壊されるリスクのない低電圧遮断能力を有する安価又は別の形態のダイオードを使用することができる。電流バルブを流れる最大リターン電流は低下し、さらに、ダイオードのターンオフ(ターンオフのための転流)の際の損失がより小さくなるように半導体素子を制御可能であることも分かった。このように、整流部材のターンオフの方法を調整することができるため、同時に電流バルブ機能の信頼性も高まる。導電率が増加するように半導体素子を制御することは、若干ターンオンするように半導体素子を制御することと同様に扱われる場合もよくある。
【0014】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記手段は、整流部材がターンオンしている際、整流部材にかかる瞬間的な電圧の大きさに基づいて半導体素子の導電率の度合いを制御するように構成される。整流部材にかかる電圧増加分の時間の変化率が所望されたようになり、例えば所定の基準電圧波形に従うことがここで確保されるが、これもまた本発明の好ましい実施形態の対象主題である。
【0015】
当該装置は、有利には整流部材にかかる電圧を測定するように構成された部材を具備し、前記手段は半導体素子を制御する際にそのように測定された電圧値を検討するように構成されている。
【0016】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、当該装置は、整流部材に対して測定された電圧を基準電圧と比較するように構成された部材を具備し、前記手段は、当該比較の結果に基づいて半導体素子を制御するように構成される。このように、整流部材にかかる電圧の増加分及び同様に最終的なピーク電圧を、所定の目安に基づいて制御することができる。
【0017】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、当該装置は、半導体素子としてIGBTを備えた電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を制限するように設計される。IGBTのターンオン及びターンオフが適切に制御可能であり、IGBTが前記電流バルブに現在主流に用いられる半導体素子であるため、それが特に有利である。
【0018】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記手段は、IGBTのゲートとコレクタ間の容量性部材と抵抗性部材との直列接続と、IGBTのゲートとエミッタ間の電圧が所定値、例えば、0を上回ると同時に所定の電流を排除するように構成されたゲートに接続された負の電流源とを有し、前記所定電圧値を上回ると、ゲート−エミッタ間電圧を増加させるように前記所定電流を上回る分の電流をIGBTのゲートに迂回させてIGBTの導電率を上昇させる。IGBTのコレクタ電圧が増加すると、IGBTのコレクタとゲート間に接続されたキャパシタ及びレジスタといった、容量性部材及び抵抗性部材に電流が流れ始める。電流の振幅は、前記レジスタンスにおける電圧降下が小さく無視できる状態下でコレクタ電圧の時間の変化率とキャパシタ値により決定される。この電流は負の電流源及びゲートに流れ込むように分流される。ゲートに流れ込む電荷は、IGBTの導電率が増加する閾値に到達するまでゲート−エミッタ間電圧を増加させる。コレクタ電圧の増加分の時間の変化率は下式に従い決定される値に自動的に調節される。
【数1】
Figure 2004538746
従って、過電圧の増加中に負の電流源の値を制御することにより、所望の電圧曲線形状を得ることができる。誘導性過電圧が終了すると、半導体素子にかかる電圧は、図1の電極電圧に戻る。これにより、ゲートとコレクタ間のリンクを反対方向に電流が流れることとなり、それによって、ゲートを放電する。その理由は、電流源がこの電流を供給することができないためである。これは、IGBTの導電率が減少することを意味し、それによって、配設位置における半導体素子の漏れ電流は小さくなる。
【0019】
前記実施形態の別の変形例を構成する本発明の好ましい実施形態によれば、電流源の所定の電流レベルを制御するための前記部材は、少なくとも2つの異なる値の間でそのような制御を達成し、所定レベルを下回る整流部材にかかる電圧において、電流源の電流がより高い第1の値を有するように構成され、整流部材にかかる電圧の所定レベルを上回ると、電流源が排除する電流のより低い第2の値に変更する。このように、整流部材にかかる電圧が低圧では電圧の増加分は急速に、高圧では電圧の増加分は緩やかに原則的にゼロに近似する。これは、多くの用途において望ましい(以下を参照)。
【0020】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、前記制御部材は、電流源の電流を制御し、整流部材にかかる電圧が所定値を超えるまで高いレベルを有するように構成される。結局は、整流部材にかかる電圧の時間の変化率を十分な度合いで制限するために特定の電圧値が取得されるまで待機すると有利である。その理由は、前記電圧値が取得される前にそのような制限をすることでインダクタを流れる電流が増加し、それによりバルブの全体的な損失が増加することを意味するからである。これは、整流部材にかかる電圧の時間の変化率をさらに強力に制限するには前記電圧値を上回るまで待機させると有利であることを意味する。
【0021】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、当該装置は、電流バルブの整流部材と並列に接続されたRC−スナバ部材を具備する。このようなRC−スナバ部材は、比較的小型のキャパシタで形成され、回路の高周波振動を迅速に抑制するよう配設されることができる。
【0022】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、当該装置は、半導体素子とそれと逆並列に接続された整流部材との直列接続を備えた電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を制限するように構成される。当該装置は、整流部材がターンオフしている際、個別の整流部材に属する半導体素子を個別に制御し、少なくとも若干はターンオンするように構成された前記手段を具備する。このような本発明によって各位置でピーク電圧の能動的な制御が可能になり、接地しているためにピーク電圧が浮遊容量により制御されないこと、ダイオードを流れる最大逆電流の差、或いは、スナバキャパシタの許容範囲により、各半導体素子は高ピーク電圧に対して安全性及び信頼性を得て保護される。さらに、RC回路では、キャパシタが放電されてエネルギーが毎回熱に変換され、前記直列部分のRCD回路で、異なる整流部材のためにそれぞれ十分なエネルギーがキャパシタに蓄積され、さらに、当該エネルギーは熱に変換される必要があり、バルブが切り替えられると損失を生じさせるため、スナバ部材として既知のRC又はRCD回路を使用する場合と比べて損失が小さくなる。
【0023】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、当該電流バルブは、ARCP形コンバータ回路の一部により交流電圧を直流電圧に変換及びその逆に変換するように構成された電圧形コンバータの一部であり、該ARCP形コンバータ回路の一部は、相出力部の両側に配置された他のメイン電流バルブのスナバキャパシタを再充電し、それにより低電圧でメイン電流バルブのターンオフ型の半導体素子をターンオンすることができる。そのような場合、ターンオフする際に整流部材と直列に及びそれと同回路に比較的大きなインダクタンスが配設されるので、これが本発明による装置の特に有利な適用例である。別の有利な使用法は、電気モータを駆動する構成要素に属したコンバータの一部である前記電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を制限することである。整流部材(ダイオード)をターンオフする必要がある際にそれと直列する比較的大きなインダクタンスが、そのようなモータ駆動アセンブリのコンバータにも存在しており、よって、本発明による装置は非常に有利である。
【0024】
本発明は、方法の独立請求項に基づいて整流部材がターンオフしている際に電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を制限する方法に関し、該電流バルブは、十分なインダクタンスを有する回路に配設され、少なくとも1つの制御可能な半導体素子と、それと逆並列に接続された少なくとも1つの前記整流部材とを有する。
【0025】
当該方法及び従属請求項に規定されている実施形態の方法が有利であることは、本発明による装置の好ましい実施形態の上記説明から自明である。
【0026】
本発明は、対応する請求項にも記載の通り、コンピュータプログラム製品及びコンピュータで読取り可能な媒体にも関係する。一連の方法の請求項で規定された本発明による方法が、問題となるプログラムステップを備えたコンピュータプログラムにより支配可能なプロセッサからのプログラム指令を通じて実行されるよう適応されることは容易に理解される。
【0027】
本発明の更なる長所及び有利な特徴は他の従属請求項から明らかである。
【0028】
添付図を参照して実施例として引用した本発明の好ましい実施形態の具体的な説明を以下に詳述する。
【0029】
本発明の好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の基本的な概念は図2に非常に概略的に示されており、第2の制御構成要素25が、図1によるコンバータの制御構成要素25と別の方法で変更及び接続されている様子が示されている。さらに具体的には、当該第2の制御構成要素は、半導体素子をターンオフする際に整流部材23又は23’と逆並列に接続された該半導体素子を導電率が増加するように制御するように構成された手段を具備する。実際にこれが意味するところは、図3に対応する図4に示されている。これに対し、以下のデータ及び属性が有効である。Udc=1200V、ダイオード23の最大逆電流Irm=200A、インダクタ24のインダクタンスL=8μH(di/dt=−1200V/8μH=−150A/μs)と仮定すると、ダイオードは素早くターンオフする。逆並列のIGBT22がdVce/dt(Vce=IGBTのコレクタエミッタ間電圧)を、例えば1kV/μs等のある所定値に制限する。ほぼ理想的な波形が図4に示されている。バルブの合計最大逆電流Irmが約300Aになってから1ないし2μs経過した時点で、コレクタエミッタ間電圧はUdcに到達する。本実施例の別の所定値であるVce=Vclamp=2.0kVでは、逆並列のIGBTにかかる電圧は、バルブ電流260Aにおいてクランプされる。バルブ電流は、2.6μs間に、di/dt=(Vclamp−Udc)/L=100A/μsでゼロに減少する。ダイオードと逆並列のIGBTとの合計消費エネルギーは、図1による既知の装置よりも少ない約1.2Jと算出される。別の長所は、ピーク電圧が2.0kVに減少すること、及び、クランプ電圧が電極電圧Udcと無関係であることである。dVce/dtをより高い値に増加させるか、或いは、クランプ電圧を増加させることにより、さらにターンオフ損失を減少させることができる。ダイオードがピーク電圧の上昇を2300Vまで受容することができる場合、インダクタ24に流れる電流をさらに急速に減少させることが可能となり、それにより、ターンオフ損失が小さくなる。インダクタ24に流れる電流は、ダイオード23にかかる逆方向電圧がUdcを上回るまで減少方向に影響を受けない。よって、瞬間電圧とUdcとの差の大きさによって、インダクタに流れる電流がゼロに減少するまでの時間が決定される。
【0030】
図5では、実施に際して、本発明による装置がどのように構成されるかを非常に概略的に図示している。IGBT22の通常のターンオンに使用される制御電流源26が本図に示されているが、本発明による装置の機能とは無関係である。ダイオード23にかかる電圧を測定し、それに関する情報を負の電流源28に送信するように部材27を構成する方法が概略的に図示されており、その機能は以下に詳述される。当業者には自明な多くの異なる方法で部材27を構成することもできる。
【0031】
キャパシタンスCを有するキャパシタ29とレジスタ29’が、IGBTのコレクタ30とゲート31間に直列に配設される。負の電流源28はゲートとエミッタ間に接続されている。IGBT22のゲートエミッタ間内部キャパシタンスはキャパシタ32によって図示されている。電流源は電圧範囲(Voff<Vge<Von)内で所定の電流を除去するように構成される。ダイオード23がターンオフしている際に外部供給回路が正の電圧の変化率を生成するとき、電流が29と29’に流れる。当該電流は電流源28に2Aが分配され、残りの電流は、ゲートが閾値電圧に到達した際、ゲートエミッタ間電圧を増加させて半導体素子の導電率を増加させるようにIGBTのゲートに流れる。
【0032】
図5による装置の機能は以下の通りである。ダイオード23がターンオフされると、そこにかかる電圧が蓄積し始める。当該電圧は、主にIGBTのコレクタ30とゲート31間電圧に等しく、キャパシタ29とレジスタ29’とを流れる電流を電流源28に向ける。この電流の大きさは公式
【数2】
Figure 2004538746
によって制御される。ここで、UはIGBTのコレクタとゲート間電圧であり、Cはキャパシタ29のキャパシタンスである。電流源の所定のレベル、例えば2Aを上回ると、上回った分の電流がIGBTのゲート31に迂回されるため、キャパシタンス32が、IGBTのゲート31とエミッタ33間の電圧を増加させる。当該電圧がIGBTの閾値電圧を超過すると、IGBTの導電率は上昇し、リターン電流の一部がIGBTを流れ始める。IGBTの導電率が増加すると、キャパシタ29を流れる電流の値は、実質的に、ゲートエミッタ間電圧が所望の導電率を取得するのに必要な値にほぼ一定に保たれている電流源により決定される値となる。このように、ダイオードにかかる電圧は、図4に示したように、dVce/dtの値により制御されながら増加する。次いで、特定電圧、即ち、Vclampに達すると、部材27がその電流源28に通知し、例えば0.2Aといった相当に小さい電流を除去するように制御される。これは、dVce/dtが十分に小さい、例えば500V/μsから50V/μsに変化したことを意味し、実際にダイオード23にかかる電圧が、インダクタ24が完全に電流を供給しなくなり、それによりIGBT22が単独でターンオフするまで実質的に一定であることを意味する。これが起こると、IGBTのコレクタ電圧が図4の破線で示されたような電極電圧Udcに減少する。コレクタ電圧が低下すると、ゲートを放電するキャパシタ29を介してゲートからコレクタに電流が流れ、それによって、IGBTの導電率を非常に小さい値に減少させる。
【0033】
電流源28に複数の異なるレベルを構築し、部材27により測定された電圧に基づく電流源28の制御を変更することもできる。これは、ターンオフ損失の合計が最小化されるように行われる。
【0034】
本発明による別の好ましい実施形態による装置が図6に概略的に図示されている。バルブ回路20のダイオードをターンオフする場合も本実施形態に示されている。バルブ回路21は導通しており、メイン電流バルブ2はターンオンされている。ダイオード23は逆方向に流れ始めた電流を導通している。IGBT22はターンオフされる。バルブ回路20、つまり、ダイオード23にかかる電圧を測定するために分圧器34を使用する。ダイオード23に電圧がかかり始めると、基準傾斜波発生器35が始動される。該始動は、分圧器34により測定されたコレクタエミッタ間電圧が望ましくは0Vの基準電圧より高いという事実によって誘発される。それにより、時間依存性基準電圧が生成されて、増幅器36においてダイオード23で測定された電圧と比較される。測定された電圧が基準電圧より高いと、増幅器36がIGBT22の導電率を直ちに上昇させ始め、測定された電圧を基準電圧に従うように導く。増幅器36は、IGBT22の導電率が増加するように、IGBT22のゲートエミッタ間電圧を上昇させるのに十分な電流を供給する。この場合、IGBT22をターンオフ状態に維持しようとするレジスタ37は比較的高いインピーダンスを有し、よって増幅器は、IGBTの導電率が増加する値までIGBTのゲート電圧を上昇させることが可能である。分圧器34により測定された電圧が、前記発生器35により供給された基準電圧より小さいと、直ちにゲート電圧は再度Voffに減少し、IGBTの導電率が小さくなる。50nFオーダーのキャパシタンスを備えた小型のRC−スナバ部材38が回路におけるMHz範囲の振動を抑制するように使用されることも説明している。
【0035】
本発明の別の好ましい実施形態による装置が図7に概略的に図示されており、ここでは、図6による実施形態との相違についての説明に限定する。本実施形態では、ゲートへの電流は、IGBTのゲートとコレクタ間のキャパシタ29を介して制御される。該キャパシタ29は、IGBTのコレクタエミッタ電圧が増加する間、(図5による実施形態のような)電流源としての役割を果たす。IGBTのコレクタエミッタ間電圧が増加すると、当該キャパシタ29は、直ちにIGBTの導電率を増加させようとする。IGBTが過剰にターンオンされるのを回避するため、増幅器36及びそれにより制御されるトランジスタ39により形成された負の電流源も存在し、それにより、測定されたコレクタエミッタ間電圧の、基準電圧波形との測定誤差に基づいて、ゲートから除去される電流の値が制御される。基準電圧が分圧器34により測定された電圧より高いと、増幅器36は直ちにトランジスタ39の導電率を増加し始める。それにより、ゲートエミッタ電圧が適正値に制限されて、基準電圧に従うようにIGBTのコレクタエミッタ間電圧を増加させる。
【0036】
本発明のさらに好ましい実施形態による装置が図8に図示されており、これは、図7の実施形態を簡略化したものである。この実施形態には、基準電圧発生器は存在していないが、電圧制限された負の電流源40が代替的に使用されている。該電流源40は、好ましくは、低い所定電流と高い所定電流のいずれかを排除するように制御することができる。図9も参照する。ターンオフすると、まず、制御部材41により制御される電流源40により低電流が排除される。コレクタ電圧が増加し始めると、キャパシタ29は電流をIGBTのゲート31に供給する。キャパシタのキャパシタンスは十分に大きく、低い所定電流値は十分に小さいので、IGBTはターンオンされ、ダイオード23にかかる電圧の時間による変化率を図9の電圧Vに制限する。すると、コレクタエミッタ間電圧がVより大きいときを分圧器が測定し、遅延時間Δt後、電流源40が、電流値が高くなった分の電流を代替的に除去する。キャパシタ29と図9の電流源の値を正確に設定する際、コレクタエミッタ間電圧がV値に到達したとき、IGBTは導電率を能動的に調整する。コレクタエミッタ間電圧がVに等しいとき、IGBTのゲートエミッタ間電圧は十分に高いので、IGBTはダイオード23にかかる電圧の時間の変化率を制限することができる。別の電圧では、即ち、ダイオード23にかかる電圧がVclampに等しい場合、当該電圧をこのレベルに制限するため、IGBTのターンオンが所望される。この電圧において、電流源40は、低電流値に戻ることができ、該電流値が小さいため、ダイオード23にかかる電圧はクランプ期間中にさほど上昇しない。Vによる第1番目の制限は、まず、最大電圧レベルVclampを上回る場合、IGBTのゲートを確実に閾値電圧に近接させることである。これにより、制御ループにおける遅延が減少する。異なる構成要素で直列接続部をつくるため、当該能動的制御が高速且つ独立であることが極めて重要である。低電流と高電流間のステップは、直列接続が可能となるように、できるだけ大きくして異なる構成要素の情報の相違を補償すべきである。
【0037】
本発明は、当然ながらいかなる意味でも上記好ましい実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に規定される本発明の基本的概念から逸脱せず、多くの変更が可能であることは当業者には自明である。
【0038】
図8に示した電流源は、代替的に、例えばIGBTのコレクタエミッタ間電圧が増加する際にレジスタンスが低い可変レジスタ、及びコレクタエミッタ間電圧をクランプできるより高い値によって実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、従来技術によるピーク電圧制限のための装置を備えたコンバータの簡略回路図である。
【図2】図2は、本発明の好ましい実施形態による装置を備えたコンバータの図1との対応図であり、それが非常に概略的に示されている。
【図3】図3は、ダイオードを流れる電流、該ダイオードが属する電流バルブ全体及びそれに関連するスナバ部材を流れる電流、及び図1のコンバータのダイオードがターンオフしている際の電圧の時間に対する変化図である。
【図4】図4は、図2に示された本発明によるコンバータに対する図3との対応図である。
【図5】図5は、本発明の第1の好ましい実施形態による装置を有する図2によるコンバータの一部を図示した簡略回路図である。
【図6】図6は、本発明の第2番目の好ましい実施形態による装置を備えた図2によるコンバータの一部の簡略回路図である。
【図7】図7は、本発明の第3番目の好ましい実施形態による装置を備えたコンバータの図6との対応図である。
【図8】図8は、本発明の第4番目の好ましい実施形態による装置を備えたコンバータの図6との対応図である。
【図9】図9は、図8によるコンバータの電流バルブに対する図3と図4の対応図であるが、装置の一部である電流源の時間tに対する制御電流Iも上側に図示されている。

Claims (34)

  1. 実質的なインダクタンス(24)を有する回路に配置され、少なくとも1つの制御可能な半導体素子(22、22’)とそれと逆並列に接続された少なくとも1つの前記整流部材とを有する電流バルブの整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を、整流部材をターンオフする際に制限するための電気装置であって、
    整流部材のターンオフ中に導電率が増加するように半導体素子を制御するように構成された手段(25)を具備することを特徴とする電気装置。
  2. 前記手段(25)は、整流部材(23、23’)がターンオフしているとき、整流部材にかかる電圧の瞬間的な大きさに基づいて、半導体素子(22、22’)の導電率の度合いを制御するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電気装置。
  3. 前記手段(25)は、整流部材(23、23’)がターンオフしているとき、半導体素子(22、22’)の導電率の度合いを制御することによって、整流部材にかかる電圧を所定の基準電圧波形に従って制御するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 整流部材(23、23’)にかかる電圧を測定するように構成された部材(27、34)を具備し、半導体素子(22、22’)を制御する際、前記手段(25)が、そのように測定された電圧値を検討するように構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の装置。
  5. 整流部材において測定された電圧を基準電圧と比較するように構成された部材(36)を具備することと、前記手段(25)がこの比較の結果に基づいて半導体素子を制御するように構成されたこととを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記手段(25)が、測定された電圧が基準電圧より高い場合、導電率が上昇するように半導体素子(22、22’)を制御し、測定電圧が基準電圧より低い場合、導電率が低下するように半導体素子を制御するように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 半導体素子(22、22’)としてIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を有する電流バルブの整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を制限するように設計されたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記手段が、IGBTのゲートとコレクタ間に容量性部材(29)と抵抗性部材(29’)の直列接続部と、ゲートに接続され、IGBTのゲートとエミッタ間の電圧が所定値を上回ると、直ちに所定の電流を排除するように構成された負の電流源(28、40)とを具備し、前記所定電圧値を上回ると、前記所定の電流を上回る分の電流をIGBTのゲートに迂回させ、よってゲート−エミッタ間電圧を増加させ、IGBTの導電率を上昇させることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 電流源(28、40)が制御可能であることと、前記装置が、整流部材がターンオフしている際、IGBTの電圧増加の時間の変化率を制御するように電流源により除去された電流の前記所定レベルを制御するように構成された部材(41)を具備することとを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 電流源の所定の電流レベルを制御するための前記部材(41)が、少なくとも2つの異なる値の間で制御を達成するように構成されており、所定の値を下回る整流部材(23、23’)にかかる電圧において、電流源の電流がより高い第1の値を有し、整流部材にかかる電圧の所定レベルを上回るとき、電流源(40)が除去する電流である、電流のより低い第2の値に変更することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記電流の第1の高い値は、前記電流の第2の低い値より実質的に大きく、望ましくは、少なくとも5倍より大きいことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 電流制御部材は、電流源の電流の制御のために制御されるように構成されたトランジスタ(39)を具備することを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の装置。
  13. 電流制御部材は、可変レジスタンスを有するレジスタと、電流源の電流を変えるためにレジスタのレジスタンスを変えるように構成された部材とを具備することを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の装置。
  14. 前記制御部材(41)は、整流部材(23、23’)にかかる電圧が前記インダクタンス(24)を流れる電流を減少させる値を上回るまで、高いレベルを有するように電流源の電流を制御するように構成されたことを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の装置。
  15. IGBTのコレクタ(30)とゲート(31)の間に、コレクタと電流源(28)とに直列してキャパシタ(29)が配設されることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載の装置。
  16. RCスナバ部材(38)が電流バルブの整流部材(23、23’)と並列に接続されることを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載の装置。
  17. 該装置は、半導体素子(22、22’)とそれと逆並列に接続された整流部材との直列接続を有する電流バルブの整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を制限するように構成されたことと、整流部材がターンオフしているとき少なくともわずかにターンオンするように各個別の整流部材に属する半導体素子を個別に制御するように構成された前記手段を具備することとを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載の装置。
  18. ダイオード形態の整流部材(23、23’)がターンオフされる際、それにかかるピーク電圧を制限するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし17のいずれかに記載の装置。
  19. コンバータに含まれる前記電流バルブの整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を制限するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし18のいずれかに記載の装置。
  20. 電流バルブが、交流電圧から直流電圧に、及びその逆に変換するように構成された電圧形コンバータの一部であることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記コンバータが、高圧直流電流(HVDC)形態で送電するためのプラントの一部であることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記電流バルブは、コンバータの相出力部(14)の両側に配置された他のメイン電流バルブ(1、2)のスナバキャパシタ(12、13)を再充電するための共振回路(18)の一部であり、それにより低電圧でメイン電流バルブのターンオフ型の半導体素子(8、9)のターンオンが可能であることを特徴とする請求項20又は21に記載の装置。
  23. 共振回路(18)がARCP(補助共振転流ポール)回路により構成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 整流部材がターンオフしているとき整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を制限すべき前記電流バルブは、ARCP回路の、いわゆる補助バルブ回路(20、21)の一部であることを特徴とする請求項23に記載の装置。
  25. コンバータが、直列に接続された少なくとも2つ1組の補助バルブ回路(20、21)を具備した補助バルブ(19)を有し、当該各補助バルブ回路が、ターンオフ型の半導体素子(22、22’)と、それと逆並列に接続された整流部材(23、23’)とを具備し、2つの補助バルブ回路のターンオフ型の前記半導体素子が相互に極性を異にして配設されていることと、ARCP回路が、前記2つ1組の補助バルブ回路と直列に接続されたインダクタ(24)も具備することとを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 電気モータを駆動するための構成要素に属するコンバータの一部である前記電流バルブの整流部材にかかるピーク電圧を制限するように構成されたことを特徴とする請求項19に記載の装置。
  27. 実質的なインダクタ(24)を有する回路に配置され、少なくとも1つの制御可能な半導体素子(22、22’)と、それと逆並列に接続された前記少なくとも1つの整流部材とを有する電流バルブ(20、21)の整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧を、整流部材をターンオフする際に制限する方法であって、
    整流部材のターンオフ中に導電率が増加するように半導体素子を制御し、よって整流部材にかかる電圧の増加を制限することを特徴とする方法。
  28. 整流部材(23、23’)のターンオフの際の半導体素子(22、22’)のターンオンの度合いを整流部材にかかる電圧の瞬間的な大きさに基づいて制御することを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 電流バルブの整流部材にかかる電圧を、整流部材(23、23’)がターンオフしているとき、所定の基準電圧波形に従って制御することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 制御される電圧は、半導体素子(22、22’)としてIGBTを有する電流バルブの整流部材(23、23’)にかかるピーク電圧であることと、電流が所定のレベルに到達するまでIGBTのコレクタから電流を迂回させることにより電流の制限が行われ、当該レベルを上回ると、このレベルを上回る分の電流が、ゲートエミッタ間電圧を増加させるようにIGBTのゲートに迂回され、導電率が増加するようにIGBTを誘導することを特徴とする請求項27ないし29のいずれかに記載の方法。
  31. 電流の前記所定のレベルは、整流部材がターンオフしているとき、IGBTにかかる電圧の増加の時間の変化率を制御するように制御されることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. コンピュータの内部メモリ内に直接ロードされるように構成され、コンピュータ上で実行されると、プロセッサに請求項27ないし31のいずれかに記載のステップを実行するように指令するためのソフトウェアコード部を含むコンピュータプログラム製品。
  33. 少なくとも部分的にインターネットのようなネットワークを介して提供される請求項32に記載のコンピュータプログラム製品。
  34. コンピュータに請求項27ないし31のいずれかに記載のステップを制御させるように構成されたプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な媒体。
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