JP2004537721A - 光学式液滴検出装置およびそれを用いた制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、検知面上に付着した液滴を検出する光学式液滴検出装置、およびそれを用いた制御装置に関する。特に、検知面上の結露を精度よく検出する光学式液滴検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光学式液滴検出装置に関する従来技術のうち、主なものを以下に記す。
(1)特開平5−294139号;ガラスに外部より光を照射して、曇った時の液滴で乱反射される光を受光して、曇りを検知する方式である。
(2)特公平5−19934号;(1)と同様の原理である。
(3)特開2000−136998;ガラスに設けられたホログラムにより光を導入・導出する構成を有している。ガラス表面で全反射させ、雨滴が付着した際の全反射光量の減少分をセンシングする方式である。
(4)特開平10−268066号;ガラスに設けられた回折格子により光を導入・導出する構成を有している。ガラス表面で全反射させ、雨滴が付着した際の全反射光量の減少分をセンシングする方式である。
【0003】
上述の(1)と(2)で開示された従来の技術では、光路上に、ほこりやゴミ、たばこの煙等が存在する場合、誤検知が生じる場合がある。つまり、光源からの光が、光路上に存在するほこりやゴミ、たばこの煙等の粒子によって散乱され、その光を受光素子が受光してしまい、これを曇りと誤って感知してしまうことがある。
【0004】
なお、この原理を利用して、ほこりセンサ、煙センサが提案されているほどである。もし必要なら、特開2000―356583を参照されたい。
【0005】
つまり、上述の(1)と(2)に開示された方法では、水滴の付着とたばこの煙等の存在とを区別することが困難であった。
【0006】
通常はこれを防ぐため、たばこの煙等による散乱光を受光しても反応しないように、センサの感度を落としている。このため、少しの曇りでは検知できないという傾向があった。
【0007】
またこの問題点を克服するために、上記(1)の特開平5−294139号では、センサヘッド全体にカバーを設け、煙等の進入を防ぐ構造の実施例が記述されている。
【0008】
しかしながら、カバーを設けてしまうとカバー内外に温度差が生じ、検知面が、曇りが問題となる部分に比べ曇りにくくなり、感度が大幅に鈍ってしまう、という問題点があった。
【0009】
また上述の(3)と(4)に開示された方法は、検知面に液滴が付着した場合、検知面での全反射光の光量が、付着した液滴から光が漏れた分だけ低下する、という共通の原理に基づき、光量の低下量により液滴を検出する方式である。このため、光源からの出射光量が低下した場合や、光路の途中で透過率が減少する場合、液滴を正確に検出できない可能性がある。
【0010】
通常これを防ぐため、少々の光量低下では反応しないように、センサの感度を下げることになる。この理由からも、少しの曇りでは検知できないという傾向があった。
【0011】
液滴を検出するために、上述した光学式の他にも、電気抵抗式、水晶振動子式、あるいは温度と湿度から露点を計算する方式、等々多くの方式が提案されている。しかし、それらの方法では、測定している箇所と、曇りが問題となる箇所が異なるので、その場所の違いによる温度差によって、原理的に検出精度の悪さを有している。このため、誤動作が起きやすいか、あるいは誤動作しなくするために感度を下げて用いざるを得ないか、のいずれかであった。
【発明の開示】
【0012】
以上の状況を鑑み、本発明の目的は、検知面上に付着した液滴、特に検知面上の結露を精度良く検出することのできる、光学式液滴検出装置を提供することである。
【0013】
上述した課題を解決するために、本発明にかかる光学式液滴検出装置は、透明体へ光を導入する発光素子と、受光素子と、前記受光素子の出力から前記透明体への液滴の付着を検知する検出部とを備え、前記発光素子から発せられた光は、前記透明体の内部で全反射しながら伝搬されるように、前記透明体へ導入され、前記伝搬した光が前記透明体表面に付着した液滴により前記透明体の外へ漏れ出たものを前記受光素子が受光することにより、前記検出部が液滴の付着を検知することを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
透明体表面に液滴が付着すると、この付着部分において全反射条件が満足されなくなり、透明体内を伝搬してきた光が漏れ出してくる。本発明にかかる光学式液滴検出装置は、透明体から漏れ出した光を受光素子で受光して、前記透明体への液滴の付着を検知している(図1参照)。
【0015】
透明体表面に液滴の付着がなければ、透明体から光が漏れ出ることがない。つまり、通常の状態における光路が透明体内部であるので、周囲の環境の影響を受けることのない構造を有している。また漏れ出た光は、受光素子までの光路上で、たばこの煙等によって受ける影響は極めて少なく、これらによる誤動作が発生しにくいという特徴を有している。
【0016】
本発明では、原理的に、液滴の付着がない状態では漏れ出る光がなく、液滴の付着により漏れ出る光を検知している。すなわち、その漏れ出た光を検知できさえすれば、液滴の付着があると判断できる。この結果、受光素子までの光路上に、たとえたばこの煙等が存在しても、光の存在の検知が全くできないような状況は、通常起こりえないので、これらによる誤動作は発生しにくいのである。
【0017】
上述した(1)(2)に開示された従来の技術では、結露による乱反射の存在を検知するが、光路上に存在するたばこの煙等によっても同レベルの乱反射が発生するので、誤動作を起こすおそれがある。
【0018】
また、上述した(3)(4)に開示された従来の技術では、付着した液滴により光が漏れ出ることによるわずかな光量低下を検出する方式である。従って、本発明のような高い感度で結露を検知することは困難である。
【0019】
本発明による光学式液滴検出装置では、光源の経年劣化やその温度特性により出射光量が低下した場合でも、漏れ出る光を直接的に受光して、液滴の付着を検知しているので、誤動作防止のために特に感度を低下させる必要がない。このため、わずかな曇りによる少しの漏れ光でも検知できるように、十分な感度を確保することが可能である。
【0020】
また、測定点と検知面の温度差が原理的に発生しないので、それに起因する誤動作もない。
【0021】
本発明の光学式液滴検出装置において、受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から50°〜90°の角度範囲の位置に設けられていることが好ましい。さらに、受光素子が、前記透明体内に導入された光の入射角度に対応し、漏れ出た光の強度が最大となる角度位置に配置されたことが好ましい。しかし、受光素子の位置は、上述に限定されない。受光素子は、当該受光素子の光検出面へ光が入射する範囲であれば、任意の位置および角度に配置できる。
【0022】
本発明の光学式液滴検出装置において、入射角度をθ1とし、受光素子の光検出面の法線と透明体の検知面の法線とがなす角度をθ2としたとき、受光素子が、θ2=θ1+25°を満たすように配置されていることが好ましい。なお、θ1は、41°≦θ1<60°を満たす。
【0023】
本発明の光学式液滴検出装置において、前記発光素子が、当該発光素子から発せられた光が当該透明体内で反射される際の入射角が略45°となるように配置され、前記受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から略70°の位置に設けられていることが好ましい。
【0024】
本発明の光学式液滴検出装置において、前記発光素子が、当該発光素子から発せられた光が当該透明体内で反射される際の入射角が略50°となるように配置され、前記受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から略75°の位置に設けられていることが好ましい。
【0025】
本発明の光学式液滴検出装置において、前記発光素子が、当該発光素子から発せられた光が当該透明体内で反射される際の入射角が略55°となるように配置され、前記受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から略80°の位置に設けられていることが好ましい。
【0026】
本発明の光学式液滴検出装置において、前記発光素子は、当該発光素子から発せられた光が当該透明体内で反射される際の入射角が略60°となるように配置され、前記受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から略90°の位置に設けられていることが好ましい。
【0027】
本発明の光学式液滴検出装置において、発光素子は、当該発光素子から発せられた光が前記透明体の一主面から透明体内部へ導入されるよう配置された構成とすることが好ましい。
【0028】
この場合、透明体の一主面において前記発光素子から発せられた光が導入される部分に、プリズム、回折格子、またはホログラムを備えることがさらに好ましい。これにより、発光素子から発せられた光を、透明体内部に効率良く導入することが可能となるからである。
【0029】
あるいは、発光素子が、前記透明体の一主面に透明な接着剤により接着された構成としても良い。
【0030】
または、発光素子から発せられた光を導入する導光体をさらに備え、前記導光体が前記透明体の前記一主面に透明な接着剤により接着された構成としても良い。
【0031】
あるいは、発光素子から発せられた光を、前記透明体へ平行光として入射させる光学部材をさらに備えた構成としてもよい。
【0032】
または、発光素子として発光ダイオードまたはレーザ光源を用いた構成としても良い。
【0033】
これらいずれの構成によっても、発光素子から発せられた光を、透明体内部に効率良く導入できるという効果を奏する。
【0034】
または、本発明の光学式液滴検出装置は、発光素子が、当該発光素子から発せられた光が、前記透明体の一主面に対して斜めに形成された端面から、前記透明体へ導入されるように配置された構成とすることが好ましい。
【0035】
上記の構成において、発光素子から発せられた光を、前記透明体へ平行光として入射させる光学部材をさらに備えることが好ましい。あるいは、前記発光素子として、発光ダイオードまたはレーザ光源を用いても良い。あるいは、発光素子が、前記透明体の前記端面に透明な接着剤により接着された構成としても良い。発光素子から発せられた光を、透明体内部に効率よく導入できるという効果を奏するからである。
【0036】
本発明の光学式液滴検出装置は、前記発光素子が、当該発光素子から発せられた光が、前記透明体の一主面に対して略垂直に形成された端面から、前記透明体へ導入されるように配置された構成とすることも好ましい。
【0037】
この場合、発光素子が、前記端面に透明な接着剤により接着された構成とすれば、さらに好ましい。
【0038】
また、前記の場合、透明体の少なくとも一主面において、前記端面の近傍に、前記発光素子から透明体に導入された光が漏れ出すことを妨げる遮光部材を備えた構成とすることがさらに好ましい。
【0039】
本発明の光学式液滴検出装置は、発光素子が、前記透明体内に埋め込まれた構成とすることも好ましい。
【0040】
この場合、透明体の少なくとも一主面において、前記端面の近傍に、前記発光素子から透明体に導入された光が漏れ出すことを妨げる遮光部材を備えた構成とすることがさらに好ましい。
【0041】
本発明の光学式液滴検出装置は、受光素子を複数備えた構成とすることが好ましい。これにより、検知面の数が多くなり、透明体への液滴の付着をより高い精度で検出することが可能となる。
【0042】
本発明にかかる光学式液滴検出装置において、前記液滴は、例えば結露である。
【0043】
本発明にかかる光学式液滴検出装置において、前記発光素子がパルス駆動されていることが好ましい。
【0044】
本発明にかかる光学式液滴検出装置において、前記透明体の材料としては、例えば、ガラス、合成樹脂、またはシリコンを用いることができる。
【0045】
本発明にかかる光学式液滴検出装置において、前記透明体は、例えば、車両用の窓ガラスである。
【0046】
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる制御装置は、前記したいずれかの光学式液滴検出装置と共に車両に搭載され、前記光学式液滴検出装置の検出部からの信号に基づいて、前記車両のデフロスタ、デフォッガおよびエアコンディショナのうち、少なくとも一つを制御することを特徴とする。
【0047】
本発明に用いる透明体としては、用いる光源の波長の光を透過するものであれば、特に限定されない。好適な透明体としては、材質的には、例えばガラスや合成樹脂を挙げることができる。また可視光に対しては不透明であっても、赤外線の透過率が高いシリコン基板でもよい。さらにその形状は特に限定されず、板状、棒状やファイバ状が挙げられ、特に板状が実用的であり、好ましい形状である。
【0048】
特にガラス板においては、その適用形態に限定されることはなく、ガラス板単体や合わせガラスにも適用することができる。
【0049】
光源としては、半導体発光素子、例えば発光ダイオード(LED)やレーザが好ましく用いられるが、フィラメントを用いたランプでもよい。例えば、太陽光や室内照明などの外部光が入る可能性のある用途では、外部光と区別する点から、パルス駆動が容易な半導体発光素子が適している。
【0050】
受光素子としては、フォトダイオードやフォトトランジスタが好適に用いられる。受光素子の配置は、曇りによる漏れ光をもっとも強く受光できる位置に、設けることが好ましい。
【0051】
受光素子の好ましい設置角度範囲を確認するために、透明体を通常のガラスとし、付着した液滴を水とした場合について、受光素子の設置角度範囲を変化させて、相対的な出力を測定した。その結果を図2に示した。図2から明らかなように、45°入射の光に対しては、透明体表面の垂線から60°〜80°の角度範囲の位置に、受光素子を設けると、効率よく漏れ光を受けることがわかる。特に70°前後の角度位置が好ましい。なお、受光素子の最適位置は、透明体の表面状態(例えば、撥水性を有する場合や、親水性を有する場合)や、透明体の材質(屈折率)によって多少変化する。
【0052】
さらに、発光素子を出射光の広がりの小さいレーザとし、光の入射角度を45°〜60°まで段階的に変化させた。これらの場合における、出射光の角度依存性、つまり受光素子の好ましい設置角度範囲を調べた結果を、図3(a)〜(d)に示した。図3(a)〜(d)において、横軸は、検知面の垂線に対する出射光の角度(出射角度)を表す。まず、図3(a)〜(d)におけるグラフのピークを比較することにより、入射角が45°のとき、出射強度が最も大きくなることがわかる。そのピークの出射角は70°であった。入射角が大きくなるにしたがって、出射強度がピークとなる角度は大きくなっていくことがわかる。なおこの出射角度は、受光素子の最適な設置角度に一致する。
【0053】
このときの入射角、出射角度範囲(好適角度範囲)およびピーク出射角度の関係を表1にまとめた。
【0054】
(表1)
【0055】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。
【0056】
(原理図)
まず本発明の動作原理について、図1を参照しながら説明する。本発明による光学式液滴検出装置は、検出対象の透明体1に対し、発光素子2および受光素子3を図1に示すように配置し、検出部6により、受光素子3の出力信号に基づいて液滴の付着を検出する構成である。受光素子3は、透明体1の表面における検知面(図1において液滴5が付いている部分)の垂線から約70°の位置に配置されている。なお、透明体1へ発光素子2の光を導入するために、透明体1の表面に対して約45°の斜面を有するプリズム4を用いる。
【0057】
このような構成において、発光素子2からの出射光21は、透明体1の内部を全反射しながら伝播する伝搬光22となっている。透明体1の表面に結露5が発生すると、全反射条件が不満足となり、透明体5の内部を伝搬してきた光22が漏れ出してくる。この漏れ出した光23が受光素子3に入射すると、受光素子3の出力信号に基づき、検出部6により液滴の付着が検知される。
(実施例1)
図4を用いて、本発明による光学式液滴検出装置の一実施形態を説明する。透明体としては、自動車用合わせガラス11を用いた。発光素子2としては、発光波長700nmのLEDを用いた。合わせガラス11への光の導入は、以下のような構成にて行った。すなわち、合わせガラス11を構成する一方の単一ガラス板12の端部を、約45°にカットしてプリズム部41とし、このプリズム部41より、発光素子2からの出射光21を導入した。プリズム部41にはレンズ42を設けており、発光素子2の出射光21を平行光として、合わせガラス11内部に導入している。
【0058】
単一ガラス板12ともう一方の単一ガラス板13は、端部をずらせて中間膜14を介して貼り合わされ、合わせガラス11を構成する。受光素子3としては、フォトダイオード(浜松フォトニクス製:2506−02)を用いた。受光素子3は、合わせガラス11の表面の垂線から約70°の位置に、光源の方向を向けて配置した。
【0059】
この実施例1の検出装置を用いて、基本動作の確認実験を行った。発光素子2としてのLEDへの投入電流をDC30mAとしたとき、検知面が曇っていない場合、受光素子3の出力電流値は20nAであった。一方、検知面を吐息で曇らせた場合の受光素子3の出力電流値は200nAであった。
【0060】
以上のことから、検知面が曇っているか否かによって、受光素子3の出力値に大きな差が認められた。この場合、受光素子3の出力に対して適切なしきい値を設定することによって、検知面の曇りの状態を検出できることが分かった。
【0061】
さらに実施例1の検出装置において、検知面と受光素子3との間の空間の状態によって、検出能力がどのように変化するかを確認した。具体的には、前記空間にたばこの煙を吹きかけた。
【0062】
その結果、曇りがある場合とない場合いずれも、受光素子3の出力電流値に変化はなかった。つまり、本発明の光学式液滴検出装置では、検知面と受光素子3と間の空間の状態によらず、一定の検出能力があることが確認できた。
(実施例2)
実施例2は、図5に示したように、光の導入を透明体1の端面から行う構成である。本実施例では、透明体1としてガラス板を用いた。また、発光素子2としては、発光波長580nmのLEDを用いた。発光素子2は、図5に示したように、透明樹脂等で透明体1に接着されていることが好ましい。
【0063】
透明体1において発光素子2を設けた端部周辺の表面には、透明体1の内部から全反射せずに出射される光をカットするために、セラミックプリント15を設けてある。また、セラミックプリントの代わりに、遮光性のカバーを設けてもよい。なお、セラミックプリント15またはカバーは、図5に示したように透明体1の主面の一方に設ければ足りるが、透明体1の内部から受光素子側へ、全反射せずに出射される光の存在が問題となるときは、発光素子2の近傍の透明体1の両主面にセラミックプリント15またはカバーを設けても良い。
【0064】
この透明体1の片面を吐息で曇らせて結露5を発生させると、実施例1とほぼ同様に、結露5が発生した面(検知面)の垂線からほぼ80°以上の角度範囲に、光源の光が漏れ出ているのが確認できた(図5に示す漏れ光23)。
【0065】
この実施例では光源である発光素子2の放射角が広く発散光であるため、様々な角度の光が放出される。そこで、以下の条件で、このセンシング方式に用いることのできる光の角度について検討する。
【0066】
透明体:通常のガラス、n≒1.51、
付着した液滴:水、n≒1.33、
周囲の環境:空気、n=1、
結露がない場合に、ガラス内を伝搬した光がガラス内面で全反射される条件は、ガラス面垂線からの角度θ1(入射角)が41°以上になるように、前記ガラス面へ入射することである。結露でガラス表面に水が付着した場合、ガラス内を伝搬した光が、ガラス面と水との境界面で全反射されずに、付着した水に進入する条件は、前記角度θ1が62°以下であることである。
【0067】
したがって、このセンシング方式に用いることのできる光の角度θ1は、θ1=41〜62°の範囲である。θ1がこの範囲になるように、発光素子2を配置すればよい。
【0068】
なお、透明体1は、単一ガラスに限定されず、合わせガラスであっても、同様の効果が得られる。
(実施例3)
図6に、本発明の実施例3の概略を示す。実施例3にかかる光学式液滴検出装置は、図6に示したように、透明体1(ガラス板)の端部を約45°にカットしてプリズム部41とし、ここから、発光素子2から発せられた光21を導入している。また、発光素子2として、He−Neレーザを用いた。さらにガラス板の両主面上に、複数の受光素子(PD)3を配置した。
【0069】
このように複数のPDを検知面(全反射点)におけるガラス面垂線からおよそ80°の角度の位置に並べると、透明体1の表面に検知面を多く設けることができ、液滴検出の感度をより上げることができる。また、この実施例で用いた光源が発散性の少ないレーザ光であるため、ガラス内を全反射伝搬する光の角度が広がらないという利点がある。
【0070】
発光素子2からの光を、透明体1の内部で全反射しながら伝搬するように導入する方法としては、上述した方法に限られることなく、以下に示すような方法でもよい。
【0071】
例えば、図7に示すように、回折格子、ホログラム等の光学素子42を用いて、透明体1の主面から光を導入してもよい。
【0072】
また、図8に示すように、透明体1が合わせガラスであれば、中間膜14に発光素子2を埋め込んでもよい。この場合、発光素子2としては、LEDチップ等を用いることができる。なお、この場合も、実施例2で上述した同じ理由で、透明体1の表面において、発光素子2を埋め込んだ部分の近傍に、セラミックプリント15または遮光性カバーを設けることが好ましい。
【0073】
また、図9(a)に示すように、発光素子2と透明体1を、透明樹脂43にて接着してもよい。あるいは、図9(b)に示すように、発光素子2からの光を、ファイバ状または板状の導光体44に導入し、導光体44の先端部を透明体1に接着してもよい。いずれの場合も、接着剤43として、透明体1とほぼ等しい屈折率を有する接着剤を用いることが好ましい。
(応用例)
本発明の光学式液滴検出装置を、車両用曇りセンサに適用した例について説明する。例えば、実施例1に示した光学式液滴検出装置を用いた場合、透明体2が車両の窓ガラスに相当する。この光学式液滴検出装置を車両用曇りセンサに適用する場合は、運転者から見て後方鏡17の後ろ側に設けることが好ましい(図10参照)。この場合、発光素子部20と受光素子部30は、ウインドシールドガラス16の車内側に設けられているとよい。また結露の検知領域18は、ウインドシールドガラス16の車内側の表面である。受光素子3(PD)の出力電流値に応じて以下のような制御を行う制御部を、車両に搭載するとよい。
【0074】
一例として、しきい値を、検知面が曇っていない場合の出力電流値である20nAより十分大きな40nAとする。40nA以上の出力となった場合、前記制御部は、例えば、空調のモードをデフロスタに切り換えてファンを回すとよい。さらにエアコンディショナを作動させてもよい。また、リアガラスのデフォッガに通電を開始するとよい。
【0075】
一方、デフロスタやデフォッガの効果で曇りがなくなり、出力電流値が40nA以下になれば、前記制御部は、ファンやデフォッガへの通電を停止するようにするとよい。
【0076】
なお、ここでは、実施例1の光学式液滴検出装置を車両用曇りセンサに適用した例を示したが、実施例2または3の光学式液滴検出装置を適用することも可能である。
【0077】
前述の実施例1および実施例2では、発光素子2の一例としてLEDを挙げた。LEDの出射光は、ある程度の指向性を有している。しかし出射光のすべてを、透明体1内で全反射させながら伝搬させることは困難である。したがって、ある範囲内の出射角を有する光を用いて検出を行うことになる。その際、前記範囲外の出射角を有する光が、透明体表面から直接的に漏れ出る場合、その光が受光素子に入射するのを防ぐために、透明体の一部に遮光層やカバーを設けるとよい。またその影響がないように、光源から十分遠い距離に受光素子を配置してもよい。
【0078】
以上のように、本発明によれば、発光素子から発せられた光の光路が、通常の状態では透明体内部であるので、周囲の環境の影響を受けずに精度良く液滴を検出可能な光学式液滴検出装置を提供できる。
【0079】
また漏れ出た光が、受光素子までの光路上で、たばこの煙等の影響を受けることはほとんどなく、これらによる誤動作が発生しにくいという特徴を有する。
【0080】
また、本発明による光学式液滴検出装置では、漏れ出る光を直接的に受光して液滴の付着を検知しているので、光源の経年劣化やその温度特性により出射光量が低下した場合でも、誤動作防止のために感度を低下させる必要は特にない。
【0081】
このため、わずかな曇りによる少しの漏れ光でも検知できるように、感度を確保することが可能である。
【0082】
また、測定している箇所と曇りが問題となる箇所が同じであるので、その場所の違いによる温度差は発生しない。このため、誤動作を防ぐために特に感度を低下させる必要がない。
【産業上の利用可能性】
【0083】
以上のように、本発明によれば、高感度でかつ誤動作の少ない、結露による曇り検出が可能な光学式液滴検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の動作原理を示す図である。
【図2】受光素子の角度依存性を示すグラフである。
【図3】(A)〜(D)は、発光素子の入射角度による出射強度を示すグラフである。
【図4】実施例1の構成を示す図である。
【図5】実施例2の構成を示す図である。
【図6】実施例3の構成を示す図である。
【図7】透明板への光の導入に回折格子を用いた例である。
【図8】合わせガラス内に発光素子を埋め込んだ例である。
【図9】(A)および(B)は、透明樹脂を用いて光の導入を行った例である。
【図10】本発明による光学式液滴検出装置をウィンドシールドへ取り付けた例を示す図である。
Claims (28)
- 透明体へ光を導入する発光素子と、受光素子と、前記受光素子の出力から前記透明体への液滴の付着を検知する検出部とを備え、
前記発光素子から発せられた光は、前記透明体の内部で全反射しながら伝搬されるように、前記透明体へ導入され、
前記伝搬した光が前記透明体表面に付着した液滴により前記透明体の外へ漏れ出たものを前記受光素子が受光することにより、前記検出部が液滴の付着を検知することを特徴とする光学式液滴検出装置。 - 前記受光素子が、前記透明体における検知面の垂線から50°〜90°の角度範囲の位置に設けられている、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記受光素子が、前記透明体内に導入された光の入射角度に対応し、漏れ出た光の強度が最大となる角度位置に配置された、請求項2に記載の光学式液滴検出装置。
- 入射角度をθ1とし、受光素子の光検出面の法線と透明体の検知面の法線とがなす角度をθ2としたとき、受光素子が、θ2=θ1+25°を満たすように配置されている請求項3に記載の光学式液滴検出装置。なお、θ1は、41°≦θ1<60°を満たす。
- 前記発光素子は、当該発光素子から発せられた光が前記透明体の一主面へ導入されるよう配置された、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子は、当該発光素子から発せられた光が、前記透明体の一主面に対して斜めに形成された端面から、前記透明体へ導入されるように配置された、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子は、当該発光素子から発せられた光が、前記透明体の一主面に対して略垂直に形成された端面から、前記透明体へ導入されるように配置された、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子が、前記透明体内に埋め込まれた、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記透明体の一主面において前記発光素子から発せられた光が導入される部分に、プリズム、回折格子、またはホログラムを備えた、請求項5に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子が、前記透明体の一主面に透明な接着剤により接着された、請求項5に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子から発せられた光が導入される導光体をさらに備え、前記導光体が前記透明体の前記一主面に透明な接着剤により接着された、請求項5に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子から発せられた光を、前記透明体へ平行光として入射させる光学部材をさらに備えた、請求項5または6に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子が発光ダイオードまたはレーザ光源である、請求項5または6に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子が、前記透明体の前記端面に透明な接着剤により接着された、請求項6または7に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記透明体の少なくとも一主面において、前記端面の近傍に、前記発光素子から透明体に導入された光が漏れ出すことを妨げる遮光部材を備えた、請求項7または8に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記受光素子を複数備えた、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記液滴が結露である、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記発光素子がパルス駆動されている、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記透明体が、ガラス、合成樹脂、または、シリコンを材料とする、請求項1に記載の光学式液滴検出装置。
- 前記透明体が、車両用の窓ガラスである、請求項19に記載の光学式液滴検出装置。
- 請求項1〜20のいずれかに記載された光学式液滴検出装置と共に車両に搭載される制御装置であって、
前記光学式液滴検出装置の検出部からの信号に基づいて、前記車両のデフロスタ、デフォッガおよびエアコンディショナのうち、少なくとも一つを制御することを特徴とする制御装置。 - 請求項5に記載された光学式液滴検出装置により、液滴の付着が検出される透明体であって、
少なくとも一主面にプリズム、回折格子、またはホログラムを備えたことを特徴とする透明体。 - 請求項5または6に記載された光学式液滴検出装置により、液滴の付着が検出される透明体であって、
前記発光素子から発せられた光を平行光として導入する光学部材を備えたことを特徴とする透明体。 - 請求項6に記載された光学式液滴検出装置により、液滴の付着が検出される透明体であって、
主面に対して斜めに形成され、前記発光素子から発せられた光を導入する端面を有することを特徴とする透明体。 - 請求項7に記載された光学式液滴検出装置により、液滴の付着が検出される透明体であって、
主面に対して略垂直に形成され、前記発光素子から発せられた光を導入する端面を有することを特徴とする透明体。 - 少なくとも一主面において、前記発光素子の近傍に、前記発光素子から発せられた光が外へ漏れ出すことを妨げる遮光部材を備えた、請求項25に記載の透明体。
- 透明体内部で全反射しながら伝搬される光が前記透明体表面に付着した液滴により外へ漏れ出たものを受光する光学式液滴検出装置により、液滴の付着が検出される透明体であって、
前記発光素子を内部に有することを特徴とする透明体。 - 少なくとも一主面において、前記発光素子の近傍に、前記発光素子から発せられた光が外へ漏れ出すことを妨げる遮光部材を備えた、請求項27に記載の透明体。
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