JPH11295214A - 水滴及び光量検出センサ - Google Patents

水滴及び光量検出センサ

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JPH11295214A
JPH11295214A JP10102506A JP10250698A JPH11295214A JP H11295214 A JPH11295214 A JP H11295214A JP 10102506 A JP10102506 A JP 10102506A JP 10250698 A JP10250698 A JP 10250698A JP H11295214 A JPH11295214 A JP H11295214A
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light
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detecting
transmitting substrate
detection sensor
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JP10102506A
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English (en)
Inventor
Shuhei Tanaka
修平 田中
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリズムが不要で、且つ構造が簡単で、自動
車用ウインドシールドに付着した水滴を確実に検出する
と共に、車外の明るさを検出する。 【解決手段】 検出用光の反射光量の変化でウインドシ
ールド2に付着した水滴Wを検出すると共に、車外の明
るさを検出する水滴及び光量検出センサであって、検出
用光をウインドシールド2に入射させる発光手段5と検
出用光のうちウインドシールド2内を全反射した光及び
外部光を検出する受光手段6を、ウインドシールド2の
室内側面に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ウインド
シールドなどの光透過性基板に付着する水滴を検出する
と共に、周囲などの明るさを検出する水滴及び光量検出
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラスに雨滴が付着し
たことを検知して、ワイパーを自動的に動作させる試み
が従来から行なわれており、このような検知機能を備え
た基板として、図11に示す構造のものがある。
【0003】即ち、ガラス板等の透明基板100の表面
にプリズム101,102を貼着し、プリズム101を
介して光源103からの光を全反射する角度で透明基板
100内に導入する。そして、水などの液体が透明基板
100の表面に存在すると全反射が起こらないように入
射角度を設定しておくと、ガラス表面の全反射点におけ
る液体の有無により全反射の光量が変化するので、この
変化量を受光素子104などにより検知することによ
り、液体の存在を知ることができるというものである。
【0004】そして、特開昭60−216245号公報
には、上記の検知方式のように、光源からの光をガラス
板面で全反射させ、これをプリズムを介して受光素子に
入射させていたのでは、検知感度が悪いので、ガラス面
に水滴が付着した時にのみ、当該水滴からの反射光を受
光素子に入射するようにプリズムの角度を設定した内容
が開示されている。
【0005】また、特開昭62−163949号公報に
は、2つの光源を用意し、一方の光源からの光束の検出
面における入射角を全反射の臨界角以上とし、他方の光
源からの光束の検出面における入射角を全反射の臨界角
以下とし、水以外の付着物との識別ができるようにした
構成が開示されている。
【0006】更に、特開平8−261974号公報に
は、ガラス板の内部に櫛形の透明電極を配置し、ガラス
板表面に水滴が付着したことによって生じる櫛形の透明
電極間の静電容量の変化を検出し、これに応じて窓の開
閉やヒータの制御を行なうようにした構成が開示されて
いる。
【0007】また、特表平6−509652号公報に
は、ウインドシールドの外側表面の水滴を検知し、水滴
に対応してウインドシールド用ワイパの動作を制御する
ために、ウインドシールドの内側表面に、プリズムなど
からなる感知ユニットを2つの粘着性の面を備えた中間
層で接着した構成が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学式検知機能
を備えた透明基板にあっては、ガラス中に全反射光を導
入するためにプリズムが必須要件であると共に、このプ
リズムをガラス面に密着させる必要があり、取付作業に
手間がかかる。特に、自動車のウインドシールドガラス
などは湾曲したデザインが多く採用されており、密着さ
せることが困難である。また、プリズムとガラス表面と
の界面での不要な反射をさけるために、屈折率をできる
だけ近づける必要がある(屈折率マッチング)。このた
めにマッチング層を設けることも考えられるが、工程が
増加し、コスト面で不利が生じる。
【0009】一方、特開平8−261974号公報のよ
うに、電極間の電気抵抗の変化、電気容量の変化などを
検知して行う方式は、耐久性、感度の面で光学式に劣
り、特に自動車用のフロントガラスにあっては、運転者
あるいは同乗者の視認性に追随した信号であることが重
要であり、光学式のセンサが望ましい。
【0010】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プリズムが不要で、且つ構造が簡単で、自動車
用ウインドガラスに付着した水滴を確実に検出すると共
に、車外の明るさを検出する水滴及び光量検出センサを
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、検出用光の反射光量の変化で光透
過性基板に付着した水滴を検出すると共に、周囲の明る
さを検出する水滴及び光量検出センサであって、前記検
出用光を前記光透過性基板に入射させる発光手段と前記
検出用光のうち前記光透過性基板内を全反射した光及び
外部光を検出する受光手段を、前記光透過性基板に設け
たものである。
【0012】請求項2に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で中間膜を有する光透過性基板に付着した水滴
を検出すると共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光
量検出センサであって、前記検出用光を前記光透過性基
板に入射させる発光手段と前記検出用光のうち前記光透
過性基板内を全反射した光及び外部光を検出する受光手
段を、前記光透過性基板に設け、前記中間膜のうち前記
受光手段に対向する部分を反射膜とし、この反射膜に外
部光を取り込む開口部を形成したものである。
【0013】請求項3に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で光透過性基板に付着した水滴を検出すると共
に、周囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサで
あって、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させる
発光手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を全
反射した光を検出する受光手段と外部光を検出する外部
光受光手段を、前記光透過性基板に設けたものである。
【0014】請求項4に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で中間膜を有する光透過性基板に付着した水滴
を検出すると共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光
量検出センサであって、前記検出用光を前記光透過性基
板に入射させる発光手段と前記検出用光のうち前記光透
過性基板内を全反射した光を検出する受光手段と外部光
を検出する外部光受光手段を、前記光透過性基板に設
け、前記中間膜のうち前記受光手段に対向する部分を反
射膜としたものである。
【0015】請求項5に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で中間膜を有する光透過性基板に付着した水滴
を検出すると共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光
量検出センサであって、前記検出用光を前記光透過性基
板に入射させる発光手段と前記検出用光のうち前記光透
過性基板内を全反射した光を検出する受光手段を前記光
透過性基板の一面であって黒色セラミックスの不塗布部
に設けると共に、前記検出用光の反射点部を黒色セラミ
ックスの不塗布部とし、この不塗布部に空気層を介して
外部光を検出する外部光受光手段を設けたものである。
【0016】請求項6に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で中間膜を有する光透過性基板に付着した水滴
を検出すると共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光
量検出センサであって、前記検出用光を前記光透過性基
板に入射させる発光手段と前記検出用光のうち前記光透
過性基板内を全反射した光を検出する受光手段を前記光
透過性基板の一面であって黒色セラミックスの不塗布部
に設けると共に、前記検出用光の反射点部を黒色セラミ
ックスの不塗布部とし、外部光を検出する外部光受光手
段を前記反射点部を避けて黒色セラミックスの不塗布部
に設けたものである。
【0017】請求項7に係る発明は、検出用光の反射光
量の変化で中間膜を有する光透過性基板の一面側に付着
した水滴を検出すると共に、周囲の明るさを検出する水
滴及び光量検出センサであって、前記検出用光を前記光
透過性基板に入射させる発光手段と前記検出用光のうち
前記光透過性基板内を全反射した光を検出する受光手段
と外部光を検出する外部光受光手段を、前記光透過性基
板の他面側に設け、前記中間膜のうち前記発光手段と前
記受光手段の間に位置する部分を反射膜としたものであ
る。
【0018】請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載の水滴及び光量検出センサにおい
て、前記光透過性基板をウインドシールドとし、このウ
インドシールドに付着した水滴量を検出してワイパ駆動
部へ制御信号を出力すると共に、外部光の光量を検出し
てヘッドライト駆動部へ制御信号を出力するものであ
る。
【0019】請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載の水滴及び光量検出センサにおい
て、前記光透過性基板をウインドシールドとし、このウ
インドシールドに付着した水滴量を検出すると共に、外
部光の光量を検出してワイパ駆動部へ制御信号を出力す
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
水滴及び光量検出センサを装着した自動車前部の斜視
図、図2は本発明の第1の実施の形態に係る水滴及び光
量検出センサの構成説明図、図3は本発明の第1と第2
の実施の形態に係る水滴及び光量検出センサをワイパ制
御とヘッドライトの光強度制御に適用した構成図、図4
は本発明の第2の実施の形態に係る水滴及び光量検出セ
ンサの構成説明図、図5は本発明の第3の実施の形態に
係る水滴及び光量検出センサの構成説明図、図6は本発
明の第3乃至第6の実施の形態に係る水滴及び光量検出
センサをワイパ制御とヘッドライトの光強度制御に適用
した構成図、図7乃至図10は本発明の第4乃至第7の
実施の形態に係る水滴及び光量検出センサの構成説明図
である。
【0021】図1に示すように、水滴及び光量検出セン
サ1,…は、自動車のウインドシールド2の室内側面で
あって、外側面を払拭するワイパ3の払拭領域に対向す
る部位に接着部材4で取付けられている。なお、ウイン
ドシールド2には、SiO2を主成分とする5mm厚の
ソーダライムガラス基板を用いている。
【0022】本発明の第1の実施の形態に係る水滴及び
光量検出センサ1は、図2に示すように、検出用光を出
射する発光手段5と、その検出用光を検出すると共に車
外の光量を検出する受光手段6を備えている。そして、
発光手段5と受光手段6は、ウインドシールド2の室内
側面で所定の間隔を設け、ともに発光面5a又は受光面
6aをウインドシールド2に対向させて接着部材4で固
定されている。
【0023】所定の間隔を設けて発光手段5と受光手段
6をウインドシールド2の室内側面に固定するのは、発
光手段5から受光手段6に至る光路長をなるべく短くし
て発光手段5から出射した検出用光の損失を所定レベル
以下に維持しつつ、所定の検出面積(全反射点数)をウ
インドシールド2の外側面に確保するためである。
【0024】接着部材4としては、エポキシ接着部材や
紫外線硬化性のエポキシ接着部材など、ウインドシール
ド2の屈折率(1.48)とほぼ等しい屈折率を有する
ものを選定している。また、発光手段5及び受光手段6
をシリコン系透明接着シートでウインドシールド2の室
内側面に固着させた後に、接着部材4で発光手段5及び
受光手段6を固定することもできる。
【0025】また、発光手段5及び受光手段6をウイン
ドシールド2に固定するために盛った接着部材4を覆う
遮光部材7,8を設けている。遮光部材7,8は、接着
部材4を光学的に遮蔽するための樹脂であり、一方の遮
光部材7は発光手段5から不要な方向に光が漏れるのを
防ぐ役割を果たし、他方の遮光部材8は外部光などが直
接受光手段6に入るのを防ぐ役割を果たす。従って、発
光手段5から洩れる光がウインドシールド2の内部を伝
播せずに、直接受光手段6に入ることはない。
【0026】また、遮光部材7,8の接着部材4との接
触面、即ち発光手段5及び受光手段6と対向する遮光部
材7,8の面に反射性能を持たせるとよい。また、遮光
部材7,8の接着部材4との接触面、即ち発光手段5及
び受光手段6と対向する遮光部材7,8の面を凹鏡面に
形成することもできる。
【0027】このように遮光部材7,8の接着部材4と
の接触面に反射性能を持たせたり、接触面を凹鏡面に形
成することにより、発光手段5から後方に出射した光を
集めてウインドシールド2の方向へ進ませて検出用光と
して利用できる。更に、ウインドシールド2の内部を伝
播してきたものの受光手段6に直接入射できなかった検
出用光を遮光部材8に反射させて受光手段6に入射させ
ることもでき、光の有効利用が図れる。
【0028】発光手段5は、図3に示すように、発光ダ
イオード(LED)やレーザダイオード(LD)などの
発光素子10と、発光素子10から所定周波数で変調し
た光を出力させる駆動回路11と、発光素子10の出力
レベルをモニタするフォトダイオード(PD)などの受
光素子12と、受光素子12の出力信号から変調成分に
対応する信号を取り出し駆動回路11にフィードバック
する検出回路13などからなる。駆動回路11では、検
出回路13の出力信号が所望の出力レベルを維持するよ
うに発光素子10に流す駆動電流を制御している。
【0029】受光手段6は、図3に示すように、検出用
光及び外部光を電気信号に変換するPDなどの受光素子
14と、受光素子14の出力信号から発光素子10の駆
動回路11による変調成分に対応する信号を取り出す検
出回路15と、検出回路15の出力信号を増幅や演算処
理する増幅回路16を備えると共に、外部光による受光
素子14の出力信号を取り出す検出回路17と、検出回
路17の出力信号を増幅や演算処理する増幅回路18を
備えている。
【0030】そして、増幅回路16の出力信号は、ワイ
パ駆動部19へ入力されてワイパ制御に使用され、増幅
回路18の出力信号は、ヘッドライト駆動部20へ入力
されてヘッドライトの光強度制御に使用される。また、
増幅回路18の出力信号を、ワイパ駆動部19へ入力し
てワイパ制御に使用することもできる。
【0031】なお、発光手段5を、発光素子10のみ
で、又は発光素子10とモニタ用の受光素子12で構成
し、駆動回路11や検出回路13などを別の場所に配置
してもよい。また、受光手段6を、受光素子14のみで
構成し、検出回路15,17や増幅回路16,18など
を別の場所に配置してもよい。
【0032】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ1の作用について説明する。発光手段5から出射し
た光は、発光素子10がLEDの場合には、ほぼ四方八
方に放射され、発光素子10がLDの場合には、ほぼ一
方向に放射される。これらの光は、接着部材4を通して
ウインドシールド2の内部に入る。接着部材4として、
ウインドシールド2の屈折率とほぼ等しい屈折率のもの
を選定したので、発光手段5から出射した光は接着部材
4とウインドシールド2との界面で屈折することなく直
進する。
【0033】そして、図2に示すように、ウインドシー
ルド2の内部に臨界角未満の入射角で入った光は、ウイ
ンドシールド2を通過して外部に抜ける。一方、ウイン
ドシールド2の内部に臨界角以上の入射角で入った光
は、ウインドシールド2の外側面と空気との界面及びウ
インドシールド2の室内側面と空気との界面を交互に全
反射しながらウインドシールド2の内部を伝播する。そ
して、ウインドシールド2の内部で全反射した光は、受
光手段6に入射する。
【0034】ここで、空気とガラスとの界面で全反射が
始まるときの入射角、即ち臨界角を求めるには、スネル
の法則を用いて以下の計算を行う。スネルの法則の一般
式は、以下に示す数式(1)のようになる。但し、α及
びα0は、屈折率nの物質と屈折率n0の物質との界面の
法線に対する角度である(α:入射角、α0:屈折
角)。
【0035】n0・sinα0=n・sinα
(1)
【0036】ガラスの屈折率nをn=1.48とし、空
気の屈折率n0をn0=1とした場合、空気とガラスとの
界面であってガラス内部で全反射するための入射角αの
条件は、屈折角α0が、α0≧90°となればよいので、
その時の入射角αは、数式(1)より、α≧42.5°
となる。従って、入射角αが、臨界角(42.5°)以
上であれば、ガラス媒質中での全反射が起こる。
【0037】一方、水がガラス面に付着した場合でも、
水とガラスとの界面であってガラス内部で全反射するた
めの入射角αの条件は、水の屈折率をn0=1.33と
して、同様の計算を行うと、α≧64.0°となる。従
って、入射角αが、臨界角(64.0°)以上であれ
ば、ガラス媒質中での全反射が起こる。
【0038】従って、入射角αが、42.5°から6
4.0°の範囲(42.5°≦α≦64.0°)であれ
ば、水がガラスに付着してないときはガラス内部で全反
射し、水が付着すると全反射しなくなり、光はガラス内
部から水を介して外部に洩れることになる。
【0039】このような反射を起こさせるために、発光
手段5を固着する位置を調整して入射角αの条件(4
2.5°≦α≦64.0°)を満たすように、発光手段
5から出射する光の入射角を設定した。また、受光手段
6に反射光が入る入射角も発光手段5の場合と対称の関
係になるので、反射光を漏れなく受光するように受光手
段6を固着する位置を調整した。
【0040】従って、ウインドシールド2の外側面又は
室内側面のいずれか又は両面に水滴Wが付着している場
合には、伝播途中の光は水滴Wを通してウインドシール
ド2の外部に抜けてしまい、受光手段6に到達する光量
が減少する。そこで、この光量の減少分を検出回路15
で検出し、増幅回路16で演算処理すると、水滴Wの付
着の程度が分かる。
【0041】本発明では、入射角αの条件(42.5°
≦α≦64.0°)を満たす範囲で入射する光を全て利
用するため、ウインドシールド2の面に付着する水滴W
を離散的な光の反射点ではなく、多数の反射点の集合で
ある線に付着する水滴Wを検出するので、離散的な反射
点に付着する水滴Wを検出する場合に比べ、ウインドシ
ールド2の面に付着する水滴Wの検出確度が向上する。
【0042】そして、図3に示すように、受光手段6
は、水滴Wの付着量に相当する出力信号を、ワイパ駆動
部19へ入力する。すると、ワイパ駆動部19では、検
出された水滴Wの付着量が設定値以上の場合には、水滴
Wの付着量に応じた間隔でワイパ3を作動状態にし、一
方検出された水滴Wの付着量が設定値未満になった場合
には、ワイパ3を停止状態にする。
【0043】また、受光手段6は、発光手段5が出射す
る検出用光を検出すると共に、ウインドシールド2を通
して入射する外部光も検出する。外部光は、受光素子1
4により電気信号に変換され、検出回路17と増幅回路
18により、その光量が検出される。
【0044】そして、受光手段6は、外部光の光量に相
当する出力信号を、ヘッドライト駆動部20へ入力す
る。すると、ヘッドライト駆動部20では、検出された
外部光の光量が設定値未満の場合には、ヘッドライトを
点灯状態にし、一方検出された外部光の光量が設定値以
上の場合には、ヘッドライトを消灯状態にする。
【0045】更に、図3に示すように、外部光の光量に
相当する増幅回路18の出力信号を、ワイパ駆動部19
へ入力すれば、外部光の光量によりワイパ3の駆動を制
御することができる。非常に小さな雨滴は、夜間の暗い
道での走行には支障はないが、例えば街路灯、或いは対
向車のヘッドライトによって雨滴による乱反射が生じる
と、幻惑が起こり好ましくない。
【0046】そこで、車外の明るさを検知し、暗い時に
は検出された水滴Wの付着量がワイパ3を動作させる設
定値以上の場合であっても、走行に支障がない場合に
は、ワイパ駆動部19がワイパ3を動作させないように
することもできる。一方、街路灯、或いは対向車のヘッ
ドライトによって明るい時には検出された水滴Wの付着
量がワイパ3を動作させる設定値未満の場合であって
も、ワイパ駆動部19がワイパ3を動作させるようにす
ることもできる。
【0047】図4に示すように、本発明の第2の実施の
形態に係る水滴及び光量検出センサ21は、中間膜22
を有するウインドシールド2に発光手段5と受光手段6
を固着し、中間膜22のうち発光手段5の発光面5a及
び受光手段6の受光面6aと対向する部分を反射膜2
3,24とし、受光面6aに対向する反射膜24には外
部光を取り込む開口部25を形成している。反射膜2
3,24の代りに遮蔽膜を用いてもよい。なお、他の構
成については、図2に示す水滴及び光量検出センサ1と
同様である。
【0048】一方の反射膜23は、発光手段5から出射
した光のうちウインドシールド2の内部を全反射しない
光が外部に洩れるのを防ぐために設けられている。他方
の反射膜24は、ウインドシールド2の内部を全反射し
てくる光が受光手段6に入射するのを遮らない範囲で、
外部光が必要以上受光手段6に入射するのを防ぐために
設けられている。
【0049】但し、受光手段6は、車外の明るさを検出
するために外部光も受光しなければならないので、反射
膜24には必要以上の外部光を取り込まず、且つ外部の
明るさを検出するのに十分な光量を取り込むことができ
る開口部25が形成されている。
【0050】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ21の作用については、中間膜22の一部を反射膜
23,24とし、更に受光面6aに対向する反射膜24
に外部光を取り込む開口部25を形成し、受光手段6が
必要以上の外部光を取り込まず、且つ外部の明るさを検
出するのに十分な光量を取り込むことができるようにし
たこと以外は、図2に示す水滴及び光量検出センサ1と
同様である。
【0051】図5に示すように、本発明の第3の実施の
形態に係る水滴及び光量検出センサ31は、車外の明る
さを検出する外部光受光手段32を、受光手段6とは別
に設けたこと以外は、図2に示す水滴及び光量検出セン
サ1と構成が同じである。
【0052】即ち、検出用光を出射する発光手段5と、
その検出用光を検出する受光手段6と、外部光の光量を
検出する外部光受光手段32を備え、発光手段5と受光
手段6は、ウインドシールド2の室内側面で所定の間隔
を設け、ともに発光面5a又は受光面6aをウインドシ
ールド2に対向させて接着部材4で固定されている。
【0053】また、外部光受光手段32は、発光手段5
と受光手段6の間で、発光手段5と受光手段6を結ぶ線
上又はその線上を外した近傍に、受光手段6と同様に受
光面32aをウインドシールド2に対向させて接着部材
4で固定されている。なお、33は遮光部材である。
【0054】発光手段5は、図6に示すように、図3に
示す水滴及び光量検出センサ1,21と同様である。受
光手段6は、発光手段5が出射する検出用光のみを検出
するものとし、検出用光を電気信号に変換するPDなど
の受光素子14と、受光素子14の出力信号から発光素
子10の駆動回路11による変調成分に対応する信号を
取り出す検出回路15と、検出回路15の出力信号を増
幅や演算処理する増幅回路16からなる。
【0055】また、外部光受光手段32は、外部光を電
気信号に変換するPDなどの受光素子34と、受光素子
34の出力信号から外部光の光量に対応する信号を取り
出す検出回路35と、検出回路35の出力信号を増幅や
演算処理する増幅回路36からなる。
【0056】そして、増幅回路16の出力信号は、ワイ
パ駆動部19へ入力されてワイパ制御に使用され、増幅
回路35の出力信号は、ヘッドライト駆動部20へ入力
されてヘッドライトの光強度制御に使用される。また、
増幅回路36の出力信号を、ワイパ駆動部19へ入力し
てワイパ3の駆動制御に使用することもできる。
【0057】なお、発光手段5を、発光素子10のみ
で、又は発光素子10とモニタ用の受光素子12で構成
し、駆動回路11や検出回路13などを別の場所に配置
してもよい。受光手段6を、受光素子14のみで構成
し、検出回路15や増幅回路16などを別の場所に配置
してもよい。外部光受光手段32を、受光素子34のみ
で構成し、検出回路35や増幅回路36などを別の場所
に配置してもよい。
【0058】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ31の作用について説明する。図6に示すように、
受光手段6は検出用光を検出する。検出用光は受光素子
14により電気信号に変換され、検出回路15と増幅回
路16により、その光量が検出される。
【0059】すると、増幅回路16は、水滴Wの付着量
に相当する出力信号を、ワイパ駆動部19へ入力する。
ワイパ駆動部19では、検出された水滴Wの付着量が設
定値以上の場合には、水滴Wの付着量に応じた間隔でワ
イパ3を作動状態にし、一方検出された水滴Wの付着量
が設定値未満になった場合には、ワイパ3の作動を停止
状態にする。
【0060】また、外部光受光手段32は、ウインドシ
ールド2を通して入射する外部光を検出する。外部光
は、受光素子34により電気信号に変換され、検出回路
35と増幅回路36により、その光量が検出される。
【0061】すると、増幅回路36は、外部光の光量に
相当する出力信号を、ヘッドライト駆動部20へ入力す
る。ヘッドライト駆動部20では、検出された外部光の
光量が設定値未満の場合には、ヘッドライトを点灯状態
にし、一方検出された外部光の光量が設定値以上の場合
には、ヘッドライトを消灯状態にする。
【0062】更に、図6に示すように、外部光の光量に
相当する増幅回路36の出力信号を、ワイパ駆動部19
へ入力すれば、外部光の光量によりワイパ3の駆動を制
御することができる。非常に小さな雨滴は、夜間の暗い
道での走行には支障はないが、例えば街路灯、或いは対
向車のヘッドライトによって雨滴による乱反射が生じる
と、幻惑が起こり好ましくない。
【0063】そこで、車外の明るさを検知し、暗い時に
は検出された水滴Wの付着量がワイパ3を動作させる設
定値以上の場合であっても、走行に支障がない場合に
は、ワイパ駆動部19がワイパ3を動作させないように
することもできる。一方、街路灯、或いは対向車のヘッ
ドライトによって明るい時には検出された水滴Wの付着
量がワイパ3を動作させる設定値未満の場合であって
も、ワイパ駆動部19がワイパ3を動作させるようにす
ることもできる。
【0064】なお、外部光を検出する手段として受光手
段6とは別に、外部光受光手段32を設けたことによる
作用以外は、図2に示す水滴及び光量検出センサ1と同
様である。
【0065】図7に示すように、本発明の第4の実施の
形態に係る水滴及び光量検出センサ41は、車外の明る
さを検出する外部光受光手段32を、受光手段6とは別
に設けたこと以外は、図4に示す水滴及び光量検出セン
サ21と構成が同じであり、また中間膜22を有するウ
インドシールド2に発光手段5、受光手段6及び外部光
受光手段32を固着したこと以外は、図5に示す水滴及
び光量検出センサ31と構成が同じである。
【0066】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ41の作用について説明する。外部光受光手段32
は、ウインドシールド2を通して入射する外部光を検出
する。外部光は、受光素子34により電気信号に変換さ
れ、検出回路35と増幅回路36により、その光量が検
出される。
【0067】すると、増幅回路36は、外部光の光量に
相当する出力信号を、ヘッドライト駆動部20へ入力す
る。ヘッドライト駆動部20では、検出された外部光の
光量が設定値未満の場合には、ヘッドライトを点灯状態
にし、一方検出された外部光の光量が設定値以上の場合
には、ヘッドライトを消灯状態にする。
【0068】なお、外部光を検出する手段として受光手
段6とは別に、外部光受光手段32を設けたことによる
作用以外は、図4に示す水滴及び光量検出センサ21と
同様である。
【0069】図8に示すように、本発明の第5の実施の
形態に係る水滴及び光量検出センサ51は、ウインドシ
ールド2の室内側面の周辺部に、黒色セラミックス52
が帯状に塗布され、そのなかに黒色セラミックス52の
不塗布部52aが形成され、それらの不塗布部52aに
発光手段5と受光手段6が接着部材4で固定されてい
る。
【0070】また、発光手段5から出射する検出用光が
全反射するウインドシールド2の室内側面の各部も、ウ
インドシールド2の外側面と同様に空気との界面を形成
して同一条件で全反射するようにするため、黒色セラミ
ックス52の不塗布部52aが形成されている。
【0071】そして、不塗布部52aの一箇所には、空
気層53を介して車外の明るさを検出する外部光受光手
段32が、その受光面をウインドシールド2の室内側面
に対向させて接着部材4で固定されている。空気層53
は、ウインドシールド2の外側面と同じ全反射の条件に
するために設けるものである。
【0072】更に、発光手段5と受光手段6と外部光受
光手段32は、ガラス、樹脂、セラミックス又は金属製
のケース54により覆われている。ケース54は、接着
材としても機能するシール部材55により黒色セラミッ
クス52に固定され、ケース54とウインドシールド2
で密閉空間を形成している。
【0073】また、ウインドシールド2の室内側面と外
部光受光手段32との間に形成される空気層53には、
反射点である黒色セラミックス52の不塗布部52aに
おける結露を防止するため、モレキューラーシーブ等の
脱水剤又は乾燥空気が封入されている。更に、ケース5
4とウインドシールド2で形成される密閉空間には、モ
レキューラーシーブ等の脱水剤56又は乾燥空気が封入
されている。なお、その他の構成については、図4に示
す水滴及び光量検出センサ21と同様である。
【0074】ケース54が固定される黒色セラミックス
52が塗布される場所は、室内ミラーを取り付ける場所
でもあり、室内ミラーの取付ベースとケース54を共用
化することにより、省取付スペース化が図れる。なお、
ケース54の黒色セラミックス52への固定方法は、上
述の接着機能を有するシール部材55で固着する他に、
黒色セラミックス52に止め材を接着剤で固着した後
に、ケース54に形成したフランジ部をねじで止め材に
固定することもできる。
【0075】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ51の作用については、ウインドシールド2の室内
側面の周辺部であって、黒色セラミックス52が帯状に
塗布される部分に発光手段5と受光手段6と外部光受光
手段32を固定することによる作用以外は、図7に示す
水滴及び光量検出センサ41と同様である。
【0076】図9に示すように、本発明の第6の実施の
形態に係る水滴及び光量検出センサ61は、外部光受光
手段32を検出用光が全反射するウインドシールド2の
室内側面の各部を避けて黒色セラミックス52の不塗布
部52aに接着部材4で固着した以外は、図8に示す水
滴及び光量検出センサ51と構成が同様である。
【0077】検出用光が全反射するウインドシールド2
の室内側面の各部を避けて外部光受光手段32を設ける
ことにより、外側面と同じ全反射の条件にするための空
気層53を形成する必要がなく、更に発光手段5や受光
手段6と同様に、ウインドシールド2の室内側面に直接
外部光受光手段32を固着することができる。
【0078】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ61の作用については、外部光受光手段32を検出
用光が全反射するウインドシールド2の室内側面の各部
を避けたことによる作用以外は、図8に示す水滴及び光
量検出センサ51と同様である。
【0079】図10に示すように、本発明の第7の実施
の形態に係る水滴及び光量検出センサ71は、発光手段
5からの検出用光がウインドシールド2の外側面と空気
との界面で全反射するように出射するのと、全反射した
検出用光が受光手段6に入射するのを妨げない範囲で発
光手段5と受光手段6の間に位置する中間膜22を反射
膜72とし、更に反射膜72に開口部73を設けて外部
光受光手段32が外部光を検出できるようにした以外
は、図9に示す水滴及び光量検出センサ61と構成が同
様である。
【0080】以上のように構成した水滴及び光量検出セ
ンサ71の作用について説明する。発光手段5と受光手
段6の間に位置する中間膜22を反射膜72にすること
により、ウインドシールド2の内部に臨界角以上の入射
角で入った光は、ウインドシールド2の外側面と空気と
の界面及び反射膜72を交互に全反射しながらウインド
シールド2の内部を伝播し、受光手段6に入射する。
【0081】このように、発光手段5と受光手段6の間
に位置する中間膜22を反射膜72にしたことによっ
て、発光手段5から受光手段6に至る検出用光の光路長
が、ウインドシールド2の外側面と空気との界面及びウ
インドシールド2の室内側面と空気との界面を交互に全
反射する場合に比べて短くなるので、検出用光の損失を
低減することができる。また、外部光は、開口部73を
通して外部光受光手段32により、検出される。
【0082】なお、水滴及び光量検出センサ71の作用
は、発光手段5と受光手段6の間に位置する中間膜22
を反射膜72にしたことによる作用と、反射膜72に開
口部73を設けたことによる作用以外は、図9に示す水
滴及び光量検出センサ61の作用と同様である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、プリズムが不要且つ構造が簡単になる。ま
た、離散的な光の反射点ではなく、多数の反射点の集合
である線に付着する水滴を検出するので、離散的な反射
点に付着する水滴のみ検出する場合に比べ、検出確度が
向上する。更に、車外の明るさについても検出できるの
で、センサとしての応用範囲が広がる。
【0084】請求項2に係る発明によれば、中間膜のう
ち発光手段の発光面及び受光手段の受光面と対向する部
分を反射膜とし、受光手段に対向する反射膜には外部光
を取り込む開口部を形成したので、発光手段から出射し
た光のうち光透過性基板の内部を全反射しない光が外部
に洩れるのを防ぎ、且つ外部光が必要以上受光手段に入
射するのを防ぐと共に、周囲の明るさを検出するのに十
分な光量を取り込むことができる。
【0085】請求項3に係る発明によれば、周囲の明る
さを検出する外部光受光手段を、発光手段が出射する検
出用光を検出する受光手段とは別に設けたことにより、
後処理が容易になり、光透過性基板に付着した水滴を確
実に検出すると共に、周囲の明るさを検出することがで
きる。
【0086】請求項4に係る発明によれば、中間膜のう
ち発光手段の発光面及び受光手段の受光面と対向する部
分を反射膜としたので、発光手段から出射した光のうち
光透過性基板の内部を全反射しない光が外部に洩れるの
を防ぎ、且つ外部光が受光手段に入射するのを防ぐこと
ができる。また、周囲の明るさを検出する外部光受光手
段を、発光手段が出射する検出用光を検出する受光手段
とは別に設けたことにより、後処理が容易になり、光透
過性基板に付着した水滴を確実に検出すると共に、周囲
の明るさを検出することができる。
【0087】請求項5に係る発明によれば、光透過性基
板の他面側の周辺部であって、黒色セラミックスが帯状
に塗布される部分に発光手段と受光手段と外部光受光手
段を固定するので、他の機器の取付ベースなどと取付ス
ペースを共用化でき、省取付スペース化に寄与できる。
また、周囲の明るさを検出する外部光受光手段を、発光
手段が出射する検出用光を検出する受光手段とは別に設
けたことにより、後処理が容易になり、光透過性基板に
付着した水滴を確実に検出すると共に、周囲の明るさを
検出することができる。
【0088】請求項6に係る発明によれば、外部光受光
手段を検出用光が全反射する光透過性基板の他面側の各
部を避けて固定するので、光透過性基板の他面側に空気
層を介することなく、直接固着することができ、取付け
が容易となる。また、周囲の明るさを検出する外部光受
光手段を、発光手段が出射する検出用光を検出する受光
手段とは別に設けたことにより、後処理が容易になり、
光透過性基板に付着した水滴を確実に検出すると共に、
周囲の明るさを検出することができる。
【0089】請求項7に係る発明によれば、光透過性基
板の一面側と空気との界面及び反射膜を交互に全反射し
ながら光透過性基板の内部を伝播するので、発光手段か
ら受光手段に至る検出用光の光路長が、光透過性基板の
一面側と空気との界面及び光透過性基板の他面側と空気
との界面を交互に全反射する場合に比べて短くなり、検
出用光の損失を低減することができる。
【0090】請求項8に係る発明によれば、ウインドシ
ールドに付着した水滴量に応じた制御信号を、ワイパ駆
動部へ出力することができると共に、外部光の光量に応
じた制御信号をヘッドライト駆動部へ出力することがで
きる。
【0091】請求項9に係る発明によれば、ウインドシ
ールドに付着した水滴量に応じた制御信号と、外部光の
光量に応じた制御信号をワイパ駆動部へ出力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水滴及び光量検出センサを装着し
た自動車前部の斜視図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図
【図3】本発明の第1と第2の実施の形態に係る水滴及
び光量検出センサをワイパ制御とヘッドライトの光強度
制御に適用した構成図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図
【図6】本発明の第3乃至第6の実施の形態に係る水滴
及び光量検出センサをワイパ制御とヘッドライトの光強
度制御に適用した構成図
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図で、(a)は断面図、(b)は
背面図
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る水滴及び光量
検出センサの構成説明図で、(a)は断面図、(b)は
背面図
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る水滴及び光
量検出センサの構成説明図
【図11】従来の水滴検出センサの構成図
【符号の説明】
1,21,31,41,51,61,71…水滴及び光
量検出センサ、2…ウインドシールド(光透過性基
板)、3…ワイパ、4…接着部材、5…発光手段、5a
…発光面、6…受光手段、6a…受光面、7,8…遮光
部材、19…ワイパ駆動部、20…ヘッドライト駆動
部、22…中間膜、23,24,72…反射膜、25,
73…開口部、32…外部光受光手段、52…黒色セラ
ミックス、52a…黒色セラミックスの不塗布部、53
…空気層、54…ケース、W…水滴。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出用光の反射光量の変化で光透過性基
    板に付着した水滴を検出すると共に、周囲の明るさを検
    出する水滴及び光量検出センサであって、前記検出用光
    を前記光透過性基板に入射させる発光手段と前記検出用
    光のうち前記光透過性基板内を全反射した光及び外部光
    を検出する受光手段を、前記光透過性基板に設けたこと
    を特徴とする水滴及び光量検出センサ。
  2. 【請求項2】 検出用光の反射光量の変化で中間膜を有
    する光透過性基板に付着した水滴を検出すると共に、周
    囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサであっ
    て、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させる発光
    手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を全反射
    した光及び外部光を検出する受光手段を、前記光透過性
    基板に設け、前記中間膜のうち前記受光手段に対向する
    部分を反射膜とし、この反射膜に外部光を取り込む開口
    部を形成したことを特徴とする水滴及び光量検出セン
    サ。
  3. 【請求項3】 検出用光の反射光量の変化で光透過性基
    板に付着した水滴を検出すると共に、周囲の明るさを検
    出する水滴及び光量検出センサであって、前記検出用光
    を前記光透過性基板に入射させる発光手段と前記検出用
    光のうち前記光透過性基板内を全反射した光を検出する
    受光手段と外部光を検出する外部光受光手段を、前記光
    透過性基板に設けたことを特徴とする水滴及び光量検出
    センサ。
  4. 【請求項4】 検出用光の反射光量の変化で中間膜を有
    する光透過性基板に付着した水滴を検出すると共に、周
    囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサであっ
    て、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させる発光
    手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を全反射
    した光を検出する受光手段と外部光を検出する外部光受
    光手段を、前記光透過性基板に設け、前記中間膜のうち
    前記受光手段に対向する部分を反射膜としたことを特徴
    とする水滴及び光量検出センサ。
  5. 【請求項5】 検出用光の反射光量の変化で中間膜を有
    する光透過性基板の一面側に付着した水滴を検出すると
    共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサ
    であって、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させ
    る発光手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を
    全反射した光を検出する受光手段を前記光透過性基板の
    他面側であって黒色セラミックスの不塗布部に設けると
    共に、前記検出用光の反射点部を黒色セラミックスの不
    塗布部とし、この不塗布部に空気層を介して外部光を検
    出する外部光受光手段を設けたことを特徴とする水滴及
    び光量検出センサ。
  6. 【請求項6】 検出用光の反射光量の変化で中間膜を有
    する光透過性基板の一面側に付着した水滴を検出すると
    共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサ
    であって、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させ
    る発光手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を
    全反射した光を検出する受光手段を前記光透過性基板の
    他面側であって黒色セラミックスの不塗布部に設けると
    共に、前記検出用光の反射点部を黒色セラミックスの不
    塗布部とし、外部光を検出する外部光受光手段を前記反
    射点部を避けて黒色セラミックスの不塗布部に設けたこ
    とを特徴とする水滴及び光量検出センサ。
  7. 【請求項7】 検出用光の反射光量の変化で中間膜を有
    する光透過性基板の一面側に付着した水滴を検出すると
    共に、周囲の明るさを検出する水滴及び光量検出センサ
    であって、前記検出用光を前記光透過性基板に入射させ
    る発光手段と前記検出用光のうち前記光透過性基板内を
    全反射した光を検出する受光手段と外部光を検出する外
    部光受光手段を、前記光透過性基板の他面側に設け、前
    記中間膜のうち前記発光手段と前記受光手段の間に位置
    する部分を反射膜としたことを特徴とする水滴及び光量
    検出センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の水滴及び光量検出センサにおいて、前記光透過性基板
    をウインドシールドとし、このウインドシールドに付着
    した水滴量を検出してワイパ駆動部へ制御信号を出力す
    ると共に、外部光の光量を検出してヘッドライト駆動部
    へ制御信号を出力することを特徴とする水滴及び光量検
    出センサ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の水滴及び光量検出センサにおいて、前記光透過性基板
    をウインドシールドとし、このウインドシールドに付着
    した水滴量を検出すると共に、外部光の光量を検出して
    ワイパ駆動部へ制御信号を出力することを特徴とする水
    滴及び光量検出センサ。
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