JP3780942B2 - 物体情報検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両に搭載され、車両前方の物体を光学的に検知すると共に、前面窓の汚れを検知する物体情報検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両前方に存在する先行車両の存在を検出したり、自車両と先行車両の距離を測定する物体検知装置としては、例えばレーザ光を自車両の前方方向に出射して先行車両により反射されたレーザ光を受光することにより、物体を検知するものが知られている。
【0003】
このような物体検知装置は、通常、ケース内に収容され、前面窓を通過させてレーザ光を出射すると共に受光しているため、前面窓が汚れるとレーザ光の透過率が低下して、物体の検知が困難となる。
【0004】
これに対し、従来の物体検知装置では、前面窓の汚れ検知機能を備え、前面窓の汚れがひどくなったことを検知して運転者に報知するものが提案されている。この物体検知装置に備えられた汚れ検知装置としては、例えば特開平9−211108号公報に開示されているように、レーザ光を発する発光素子と、この発光素子から発せられたレーザ光を反射して自車両の前方方向に出射する反射ミラーと、この反射ミラーの車両前方方向に位置し、レーザ光が透過する前面窓に相当する送光窓と、車両前方方向の対象物によって反射されたレーザ光を受光する受光部と、反射ミラーと送光窓との間に位置し、反射ミラーによって反射されたレーザ光を散乱反射する散乱板とを備えて構成されている。この物体検知装置では、散乱板により散乱反射されたレーザ光が、送光窓に付着した汚れによって反射して受光部に入射することにより、受光部の受光量が所定のしきい値以上となった場合に報知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の物体検知装置では、前面窓に付着した汚れからの反射光を検知していたため、前面窓に埃や雪などの光を反射する物体が付着した場合には前面窓の汚れを検知することができるが、例えば泥水などの光反射量が少ない物体が前面窓に付着した後に氷結した場合のような黒い汚れが付着した場合には、前面窓からの反射光量が少ないため、検知することができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、光反射量の少ない黒い汚れが前面窓に付着した場合においても確実に汚れを検知することができる物体情報検知装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る発明では、第1窓部の主面から外部に向かって電磁波を出射し、外部に存在する物体により反射された電磁波を上記第1窓部の主面から入射して物体に関する物体情報を検知する物体情報検知装置において、上記第1窓部に向かって光を発光する発光手段と、上記第1窓部の主面と略平行方向に上記発光手段からの光を臨界反射するように、上記第1窓部の主面に対する角度に設けられた第1反射手段と、上記第1反射手段により反射された光を臨界反射するように、上記第1窓部の主面に対する角度に設けられた第2反射手段と、上記第1反射手段と上記第2反射手段との間に上記第1窓部の主面に対して略平行に設けられ、上記発光手段からの光を透過する第1平面部と、上記第2反射手段及び上記第1平面部により反射された光を受光する受光手段と、上記受光手段で受光した上記第2反射手段及び上記第1平面部により反射された光の受光量に基づいて上記第1窓部の付着物を検知する検知手段とを備え、上記発光手段は、上記第1反射手段及び上記第1平面部の双方に入射される拡散光を発光し、上記第1反射手段に拡散光を入射する位置に設けられ、上記受光手段は、上記第1反射手段及び上記第2反射手段で反射された光及び上記第1平面部で反射された光の双方を入射する位置に設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明では、上記第1窓部の主面から外部方向に離間した位置に設けられた第2窓部と、上記第2窓部の主面と略平行方向に上記発光手段からの光を臨界反射するように、上記第2窓部の主面に対する角度に設けられた第3反射手段と、上記第2窓部の主面から離間する方向に上記第3反射手段により反射された光を臨界反射するように、上記第2窓部の主面に対する角度に設けられた第4反射手段とを更に備え、上記受光手段は上記第4反射手段からの光を受光し、上記検知手段は上記第4反射手段からの受光量に基づいて上記第2窓部の付着物を検知する。
【0010】
請求項3に係る発明では、上記第3反射手段と上記第4反射手段との間に上記第2窓部の主面に対して略平行に設けられ、上記発光手段からの光を透過する第2平面部を更に備え、上記受光手段は上記第2平面部からの光を受光し、上記検知手段は上記第2平面部からの受光量に基づいて上記第2窓部の付着物を検知する。
【0011】
請求項4に係る発明では、上記発光手段からの光を拡散して、上記第3反射手段及び上記第2平面部に入射する光学素子を更に備える。
【0012】
請求項5に係る発明では、上記検知手段は、上記受光手段で受光した受光量と、予め定められた上限値及び下限値とを比較し、上記受光手段で受光した光の光量が上記上限値よりも大きい場合、及び上記受光手段で受光した光の光量が上記下限値よりも小さい場合に付着物の存在を報知する。
【0013】
請求項6に係る発明では、上記検知手段は、所定時間以内の上記受光手段による受光量の変化量と、予め定められた変化量のしきい値とを比較し、前記受光量の変化量が予め定められた変化量のしきい値以上である場合に、上記第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着していると判断することを特徴する。
【0014】
請求項7に係る発明では、上記検知手段は、上記第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着していると判定された場合には、ワイパ機構を駆動することを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、第1窓部の主面と略平行方向に光を臨界反射する第1反射手段を設けると共に、第1反射手段により反射された光を臨界反射する第2反射手段を設け、受光手段で受光した受光量に基づいて第1窓部の付着物を検知するので、第1反射手段又は第2反射手段の外方方向表面に光を反射しない黒い汚れが付着しても、受光光量の減少により第1窓部に付着した付着物を検知することができる。したがって、請求項1に係る発明によれば、黒い汚れを確実に検知することができ、黒い汚れが付着していることを確実に車両運転者に提示し、汚れの除去を促して常に正確な物体情報の検知を実現することができる。また、請求項1に係る発明によれば、第1反射手段と第2反射手段との間に第1窓部の主面に対して略平行に設けられ、発光手段からの光を透過する第1平面部を備えるので、第1平面部の外方方向に光を反射する付着物が付着しても、受光手段での受光量の増大により第1窓部に付着した付着物を検知することができる。したがって、請求項1に係る発明よれば、白い汚れを確実に検出することができ、白い汚れが付着していることを確実に車両運転者に提示し、汚れの除去を促して常に正確な物体情報の検知を実現することができる。
【0017】
請求項2に係る発明によれば、第2窓部の主面と略平行方向に光を臨界反射する第3反射手段を設けると共に、第2窓部の主面から離間する方向に第3反射手段により反射された光を臨界反射する第4反射手段を設け、第3反射手段又は第4反射手段の外方方向表面に光を反射しない黒い汚れが付着しても、受光光量の減少により第2窓部に付着した付着物を検知することができる。したがって、請求項2に係る発明によれば、請求項1での効果に加えて、黒い汚れを確実に検出することができる。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、第3反射手段と第4反射手段との間に第2窓部の主面に対して略平行に設けられた第2平面部を備えるので、第2平面部に光を反射する付着物が付着しても、受光手段での受光量の増大により第2窓部に付着した付着物を検知することができる。したがって、請求項3に係る発明よれば、請求項2での効果に加えて、白い汚れを確実に検出することができる。
【0019】
請求項4に係る発明によれば、第1窓部に発光手段からの光を拡散して、第3反射手段及び第2平面部に入射する光学素子を備えるので、請求項3での効果に加えて、発光手段から出射した光を第3反射手段及び第2平面部に確実に入射することができ、付着した白い汚れを確実に検知することができる。
【0020】
請求項5に係る発明によれば、受光手段で受光した受光量と、予め定められた上限値及び下限値とを比較し、受光手段で受光した光の光量が上限値よりも大きい場合、及び受光手段で受光した光の光量が下限値よりも小さい場合に付着物の存在を報知するので、請求項1〜請求項4での効果に加えて、第1反射手段〜第4反射手段、第1平面部及び第2平面部に雨滴、雪などの透明の汚れ、黒い汚れ、白い汚れ等のいずれの汚れが付着した場合であっても、汚れの付着を車両運転者に報知することができる。
【0021】
請求項6に係る発明によれば、受光量の変化量が予め定められた変化量のしきい値以上である場合に、第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着すると判断するので、雨滴センサとして機能させることができる。
【0022】
請求項7に係る発明によれば、第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着していると判断された場合には、ワイパ機構を駆動するようにしたので、降雨時に自動的に払拭作動するオートワイパとして機能させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
[本発明の第1実施形態]
「物体検知装置の構成」
第1実施形態に係る物体検知装置は、例えば図1及び図2に示すように構成される。物体検知装置は、図1に示すように、筐体1に収容されてなり、筐体1の正面に前面窓2が設置されている。この前面窓2には、ガラス板又はプラスチック板であるプリズム3が設置されている。
【0025】
プリズム3は、図2にその断面形状を示すように、第1反射部3a及び第2反射面3bを斜面とし、平面部3cを上辺として成形されて、前面窓2と一体成形又は取り付けられている。このプリズム3は、空気の屈折率より大きな屈折率を有する材料で構成されている。
【0026】
第1反射部3aは、後述の汚れ検知用発光ダイオード13からの入射光を、平面部3cと略平行方向に臨界反射する角度に成形される。第2反射面3bは第1反射部3aにより臨界反射された光の入射位置に設けられ、入射した第1反射部3aからの光を臨界反射する角度に成形されて、入射した光を筐体1内部に反射する。
【0027】
物体検知装置は、図2に示すように、筐体1内に、例えば自車両と前方車両との距離を測定するための測距用レーザダイオード11及び測距用フォトダイオード12と、自車両の前面の窓に付着した汚れを検知するための汚れ検知用発光ダイオード13及び汚れ検知用フォトダイオード14とを有する。また、この物体検知装置は、汚れ検知用発光ダイオード13から発光した光の光軸上に配置された投光レンズ15と、測距用レーザダイオード11から発光したレーザ光の光軸上に配置された投光レンズ16と、プリズム3と測距用フォトダイオード12との間に配置された受光レンズ17とを更に備える。
【0028】
測距用レーザダイオード11は、投光レンズ16を介して、前面窓2の窓面(平面部3c)に対して略直角にレーザ光L1を出射する位置に配設されている。
【0029】
測距用フォトダイオード12は、車両前面などの外部に測定対象物が存在する場合に、測距用レーザダイオード11から出射されて測定対象物で反射してプリズム3を透過したレーザ光L2を前面窓2及び受光レンズ17を介して入射する位置に配設されている。この測距用フォトダイオード12は、入射されたレーザ光L2の受光光量に応じた測距検出信号を生成する。
【0030】
汚れ検知用発光ダイオード13は、第1反射部3aに光L3を投光レンズ15を介して出射すると共に、プリズム3の平面部3cに光L4を投光レンズ15を介して出射する位置に配設されている。投光レンズ15は、汚れ検知用発光ダイオード13からの光を、角度θの広がりを持たせて拡散することで第1反射部3aに入射される光L3及び平面部3cに入射される光L4とする。
【0031】
汚れ検知用フォトダイオード14は、第2反射面3bで反射された光L3、及び平面部3cで反射された光L4が入射される位置に配設され、入射された光L3、L4を受光して受光光量に応じた汚れ検出信号を生成する。
【0032】
このように構成された物体検知装置では、車両前方の測定対象物の距離を測定するに際して、測距用レーザダイオード11からレーザ光L1を発光すると、測定対象物が存在するときには測定対象物でレーザ光L1が反射されてレーザ光L2が測距用フォトダイオード12に入射される。
【0033】
また、物体検知装置では、前面窓2の汚れを検出するに際して、汚れ検知用発光ダイオード13から所定角度θを投光レンズ15により持たせて発光することで、第1反射部3a、第2反射面3bを介して、汚れ検知用フォトダイオード14に光L3を入射すると共に、光L4を平面部3cに向けて発光し、平面部3cで反射した光L4を汚れ検知用フォトダイオード14に入射する。
【0034】
図3に、物体検知装置の電気的な構成を示す。物体検知装置は、上述した各部に加えて、図3に示すように、全体を制御する制御回路21と、制御回路21からのパルス信号に従って汚れ検知用発光ダイオード13を駆動する汚れ検知用LED駆動回路22と、制御回路21からのパルス信号に従って測距用レーザダイオード11を駆動する測距用LD駆動回路23とを備える。
【0035】
更に、物体検知装置は、測距用フォトダイオード12から測距検出信号が入力される受光回路24と、汚れ検知用フォトダイオード14から汚れ検出信号が入力されるバンドパスフィルタ25と、バンドパスフィルタ25からのフィルタ出力が入力される受光回路26とを備える。
【0036】
更にまた、物体検知装置は、車両前方に存在する測定対象物に関する情報や、前面窓2の汚れに関する情報を車両運転者に報知する表示器27を備える。
【0037】
このような物体検知装置において、自車両と測定対象物との距離を測定するに際して、先ず、制御回路21は、測距用LD駆動回路23にパルス信号を出力して測距用レーザダイオード11を駆動してレーザ光L1を発光させ、投光レンズ16、平面部3cを介して外部にレーザ光L1を出射させる。このとき、外部に測定対象物が存在しない場合にはレーザ光L2は入射されず、外部に測定対象物が存在する場合には測定対象物によりレーザ光L1が反射され、平面部3cを介してレーザ光L2が入射されて、受光レンズ17を介して測距用フォトダイオード12で入射する。これに応じ、測距用フォトダイオード12は、レーザ光L2の受光光量を示す測距検出信号を受光回路24に出力し、受光回路24では測距検出信号を電気的なパルス信号に変換して制御回路21に供給する。
【0038】
次に、制御回路21は、測距用LD駆動回路23を駆動させるためのパルス信号を出力した時刻と、受光回路24からパルス信号を入力した時刻との期間によりパルス信号の遅延時間を計算する。制御回路21は、計算して得た遅延時間に基づいて自車両と測定対象物との距離を算出して測距情報を得て、表示器27に表示することで例えば自車両と前方車両との距離を車両運転者に提示する。
【0039】
また、物体検知装置において、前面窓2の汚れを検知するに際して、先ず、制御回路21は、汚れ検知用LED駆動回路22にパルス信号を出力して汚れ検知用発光ダイオード13を駆動して光L3及び光L4を発光させ、光L3を第1反射部3a、第2反射面3bを介して汚れ検知用フォトダイオード14に入射させると共に、光L4を平面部3cに入射させる。このとき、第1反射部3a、第2反射面3b及び平面部3cが汚れていない場合には所定の正常光量範囲の光L3が入射され、汚れているときには予め設定している汚れ判定上限しきい値よりも大きな光量又は汚れ判定下限しきい値よりも小さな光量となって汚れ検知用フォトダイオード14に入射される。これに応じ、汚れ検知用フォトダイオード14は、受光光量を示す汚れ検出信号をバンドパスフィルタ25、受光回路26を介してディジタル信号として制御回路21に供給する。
【0040】
次に、制御回路21は、ディジタル信号で表される汚れ検知用フォトダイオード14での受光光量と、図4に示す汚れ判定上限しきい値及び汚れ判定下限しきい値とを比較する。制御回路21は、比較結果に応じて受光光量が正常レベルであるか異常レベルであるかを判定し、判定結果を表示器27に表示させることで汚れに関する情報を車両運転者に提示する。
【0041】
図5に、上述した汚れを検知する処理を制御回路21で実行したときの物体検知装置のフローチャートを示す。
【0042】
先ず、所定時間毎に、ステップS1において、前面窓2の汚れを検出すべく、所定周波数のパルス信号を制御回路21から汚れ検知用LED駆動回路22に出力して、ステップS2に処理を進める。
【0043】
ステップS2において、汚れ検知用LED駆動回路22はステップS1において入力されたパルス信号に従って所定の周波数で汚れ検知用発光ダイオード13を発光させるように駆動してステップS3に処理を進める。
【0044】
ステップS3において、汚れ検知用フォトダイオード14は入射された光L3及び光L4を受光して電気的なパルス信号である汚れ検出信号に変換してステップS4に処理を進める。
【0045】
ステップS4において、バンドパスフィルタ25は汚れ検知用フォトダイオード14からの汚れ検出信号に含まれるノイズ成分をフィルタリングして、受光回路26に出力してステップS5に処理を進める。
【0046】
ステップS5において、受光回路26はバンドパスフィルタ25でフィルタリングされた汚れ検出信号をA/D変換をしてディジタル信号にして制御回路21に出力してステップS6に処理を進める。
【0047】
ステップS6において、制御回路21は図4に示すような予め保持しておいた汚れ下限しきい値と、受光回路26からのディジタル信号に基づく受光レベルとの比較をし、受光レベルが汚れ下限しきい値以下か否かの判定をする。すなわち、制御回路21は、受光レベルが異常レベルか、正常レベルかの判定をする。
【0048】
ここで、第1反射部3a又は第2反射面3bに水滴や氷などが付着しているときには、第1反射部3a及び第2反射面3bでの臨界反射の条件が崩れるために光L3は第1反射部3a及び第2反射面3bが全反射せずに外部に透過し、従って汚れ検知用フォトダイオード14への入射光量が減少して受光レベルが低下する。
【0049】
また、第1反射部3a又は第2反射面3bに水分を含む泥などの黒くて光を反射しない汚れが付着しているときには、第1反射部3a又は第2反射面3bで光L3が吸収されて、汚れ検知用フォトダイオード14への入射光量が減少して受光レベルが低下する。
【0050】
受光レベルが汚れ下限しきい値以下でないときにはステップS7に処理を進め、受光レベルが汚れ下限しきい値以下であるときにはステップS8に処理を進める。
【0051】
ステップS7において、制御回路21は汚れ上限しきい値と、受光回路26からのディジタル信号に基づく受光レベルとの比較をし、受光レベルが汚れ上限しきい値以上か否かの判定をする。すなわち、制御回路21は、受光レベルが異常レベルか、正常レベルかの判定をする。
【0052】
ここで、平面部3cに雪や埃等の白くて光を反射する汚れが付着しているときには、図6に示すように平面部3cの汚れ付着部分31で反射して汚れ反射光L11が汚れ検知用フォトダイオード14に入射されることで汚れ検知用フォトダイオード14への入射光量が増加して受光レベルが増大する。従って光を反射する汚れが平面部3cに付着しているときには汚れ判定上限しきい値を上回る異常レベルとなる。
【0053】
受光レベルが汚れ上限しきい値以上でないときには再度処理をステップS1に戻し、受光レベルが汚れ上限しきい値以上であるときにはステップS8に処理を進める。
【0054】
ステップS8において、制御回路21は、前面窓2が汚れている旨を表示するように表示器27を制御して再度ステップS1に処理を戻す。
【0055】
「第1実施形態の効果」
以上詳細に説明したように、第1実施形態に係る物体検知装置によれば、第1反射部3a又は第2反射面3bに光を反射しない黒い汚れが付着した場合であっても、受光レベルの低下を検知して前面窓2に付着した黒い汚れを検知することができる。したがって、この物体検知装置によれば、光反射量の少ない黒い汚れが前面窓に付着した場合においても確実に汚れを検出することができ、黒い汚れが付着していることを確実に車両運転者に提示し、汚れの除去を促して常に正確な物体との距離測定を実現することができる。
【0056】
また、上述の物体検知装置によれば、光を反射する白い汚れが平面部3cに付着している場合であっても、受光レベルの増大により検出することができ、光を反射しない黒い汚れと共に汚れの検出をすることができる。したがって、第1実施形態に係る物体検知装置によれば、確実に汚れを検出することができ、白い汚れが付着していることを確実に車両運転者に提示し、汚れの除去を促して常に正確な物体との距離測定を実現することができる。
【0057】
したがって、上述の物体検知装置によれば、第1反射部3a及び第2反射面3b、並びに平面部3cに雨滴、雪などの透明の汚れ、黒い汚れ、白い汚れ等のいずれの汚れが付着した場合であっても、汚れの付着を車両運転者に報知することができる。
【0058】
なお、通常は第1反射部3a及び第2反射面3bで検出可能な黒又は透明の汚れ物質と、平面部3cで検出可能な白い汚れの物質とが同時に付着することは実用上無いので双方の効果が相殺されることはない。
【0059】
[本発明の第2実施形態]
図7及び図8に、第2実施形態に係る物体検知装置の外観構成及び内部構成を示す。なお、以下の説明では、上述の第1実施形態と同一部分については同符号を付することでその詳細な説明を省略する。
【0060】
第2実施形態に係る物体検知装置は、図8に示すようにプリズム3の車両前後方向前方に車両の外観を改善するためのスタイルカバー41が配設されている。この物体検知装置では、スタイルカバー41にプリズム3と同様の台形形状の凸部を設け、第1反射部3a、第2反射面3bと同様に第1反射部41a、第2反射面41b、及び平面部3cと同様に平面部41cを設ける。また、この物体検知装置において、プリズム3の上面には、汚れ検知用発光ダイオード13からの光L21が入射され、第1反射部41a及び平面部41cに向かって透過するレンズ42が設けられる。
【0061】
このように構成された物体検知装置では、車両前方の測定対象物の距離を測定するに際して、測距用レーザダイオード11からレーザ光L1を発光して平面部3c、平面部41cを介して車両前面にレーザ光L1を透過し、測定対象物が存在するときには測定対象物でレーザ光L1を反射してレーザ光L2がスタイルカバー41、プリズム3を介して測距用フォトダイオード12に入射される。
【0062】
また、物体検知装置では、スタイルカバー41の汚れを検出するに際して、汚れ検知用発光ダイオード13から上述の所定角度θ以上の広がりを持たせて出射することで、レンズ42に光L21を入射する。レンズ42を透過した光はレンズ42により拡散されて第1反射部41aに入射される光L22と、平面部41cに入射される光L23となる。そして、光L22は第1反射部41a又は第2反射面41bに汚れが付着しているときには光量が減少して筐体1内の汚れ検知用フォトダイオード14に入射され、汚れが付着していないときには第1反射部41a及び第2反射面41bで臨界反射されてそのままの光量で汚れ検知用フォトダイオード14に入射される。また、平面部41cに入射された光L23は平面部41cに汚れが付着していないときには平面部41cを透過し、汚れが付着しているときには反射されて汚れ検知用フォトダイオード14に入射される。
【0063】
このような第2実施形態に係る物体検知装置によれば、プリズム3の前面にスタイルカバー41を設けた場合であっても、スタイルカバー41に設けられた第1反射部41a及び第2反射面41bに汚れが付着したことによる光L22の光量の減少によりスタイルカバー41の汚れを検知することができる。
【0064】
また、この物体検知装置によればスタイルカバー41を設けた場合であっても、スタイルカバー41の平面部41cに付着した白い汚れを光L23の光量増大によってスタイルカバー41の汚れを検知することができる。
【0065】
更に、この物体検知装置によれば、プリズム3上にレンズ42を設けることにより、汚れ検知用発光ダイオード13から出射した光L21を第1反射部41a及び平面部41cに確実に入射することができ、平面部41cに付着した白い汚れを確実に検知することができる。
【0066】
なお、上述の実施の形態においては、プリズム3を図1に示すように、前面窓2を覆う様に設けているが、プリズム3は図7に示すように、前面窓2の一部に設けた場合であっても適用可能である。
【0067】
[本発明の第3実施形態]
図9に、第3実施形態に係る物体検知装置の構成を示す。なお、以下の説明では、上述の実施形態と同一部分については同符号を付することでその詳細な説明を省略する。
【0068】
第3実施形態に係る物体検知装置は、制御回路21にワイパーコントローラ51を接続し、制御回路21によりワイパコントローラ51を制御することで図示しないワイパ機構を制御する点で、上述の実施形態とは異なる。ワイパーコントローラ51は、制御回路21からの駆動信号に従ってワイパ機構を払拭作動させると共に、制御回路21からの停止信号に従ってワイパ機構を停止させる。
【0069】
制御回路21は、前面窓2に雨滴が付着した場合の受光レベルの変化を受光回路26からのディジタル信号から認識する。制御回路21は、所定の受光レベルの変化量である降雨判断しきい値が予め設定され、検出した受光レベルの変化量と降雨判断しきい値とを比較して降雨を判断する。
【0070】
ここで、前面窓2に雨滴が付着するときの雨滴形状の変化と受光レベルの変化との関係について説明する。
【0071】
雨滴は、図10に示すように、前面窓2に付着するときに、時間的に雨滴状態61A〜雨滴状態61Eに示すように形状が変化する。すなわち、時間の経過と共に、雨滴状態61Aの状態から、前面窓2に付着して楕円形状となり(雨滴状態61B)、更に半球形状(雨滴状態61C)、雨滴状態61よりも大きな半球形状(雨滴状態61D)、楕円形状(雨滴状態61E)となる。
【0072】
このように雨滴状態61が変化したときの受光レベルは、図11の特性Aに示すように、雨滴の形状が雨滴状態61Bから雨滴状態61Eになるまでの短時間に変化する。このとき、制御回路21は、受光レベルの変化から、受光レベルの変化量を演算する。この例では、制御回路21は、100msec(所定期間)の間に1msec単位で検出した受光レベル変化量の合計値を演算して、受光レベル合計変化量である特性Bを求める。すなわち、制御回路21は、図11に示すように、0.1秒〜0.2秒間の受光レベル変化量の合計値を演算して、0.2秒〜0.3秒間において受光レベル合計変化量を求める。この結果、制御回路21は、期間a及び期間bにおいて受光レベル合計変化量が降雨判断しきい値を超えたと判定して、駆動信号をワイパーコントローラ51に出力する。
【0073】
つぎに、このように構成された物体検知装置おける雨滴の付着を判断してワイパ機構を駆動するときの動作について図12のフローチャートを参照して説明する。なお、上述した動作と同一の動作は、同一のステップ番号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0074】
また、以下の説明では、1msecごとに検出した受光レベルを加算していき、100msecごとに受光レベル合計変化量を求める場合について説明する。すなわち、物体検知装置は、1msecごとにステップS1〜ステップS17の処理を行い、100msecごとにステップS18〜ステップS24の処理を行う。
【0075】
第3実施形態に係る物体検知装置では、ステップS5にて汚れ検出信号にA/D変換をしてディジタル信号にして制御回路21に出力した後に、制御回路21により、受光回路26からのディジタル信号に基づく受光レベルを受光レベル合計値に加算し、検出した受光レベルの合計値を求めて受光レベル合計値を求め(ステップS11)、求めた受光レベル合計値を記憶する(ステップS12)。
【0076】
また、制御回路21により、ステップS5で入力した今回の受光レベルと、前回の受光レベルとの差の絶対値を算出して受光レベルの変化量を算出し(ステップS13)、算出した受光レベルの変化量を追加して記憶する(ステップS14)。
【0077】
次に、制御回路21により、内部で保持しているカウンタ値Nに数値「1」を加算して(ステップS15)、加算して得たカウンタ値Nが数値「100」よりも大きいか否かを判定する(ステップS16)。すなわち、1msecごとにカウント値Nを加算していき、カウント値Nが「100」となっていないと判定したときには100msecの周期を終了していないと判定して1msec遅延させた後にステップS1以降の処理を繰り返す(ステップS17)。
【0078】
このようにステップS1〜ステップS17の処理を繰り返すことにより、100msecの周期内で、1msecごとに、受光レベル合計値を加算し、更に受光レベル変化量を追加して記憶していき、100msecでの受光レベル合計値と100個の受光レベル変化量を取得する。
【0079】
一方、カウンタ値Nが「100」となり100msecの周期を終了したと判定したときには、制御回路21により、ステップS13にて蓄積して記憶した受光レベル変化量の総和を算出して、受光レベル合計変化量を求める(ステップS18)。そして、制御回路21により、受光レベル合計変化量と降雨判断しきい値とを比較して、求めた受光レベル合計変化量が降雨判断しきい値以上か否かを判定する(ステップS19)。
【0080】
制御回路21により受光レベル合計変化量が降雨判断しきい値以上であると判定したときには、降雨が発生していると判定してワイパーコントローラ51に駆動信号を出力し、ワイパ機構を払拭作動させる(ステップS20)。一方、受光レベル合計変化量が降雨判断しきい値以上でないと判定したときには、降雨が発生していないと判定してワイパーコントローラ51に停止信号を出力し、ワイパ機構を停止させる(ステップS21)。
【0081】
次に、ステップS12にて記憶した100msec間の受光レベルの合計値と、汚れ下限しきい値及び汚れ上限しきい値とを比較する(ステップS22、ステップS23)。ここで、第3実施形態に係る物体検知装置における汚れ下限しきい値及び汚れ上限しきい値は、上述した実施形態でのしきい値とは異なり、100msec間の合計の受光レベルから前面窓2に汚れが付着しているか否かを判定可能な値を制御回路21により記憶しておく。
【0082】
制御回路21により受光レベル合計値が汚れ下限しきい値以下と判定した場合、又は汚れ下限しきい値以下ではないが汚れ上限しきい値以上と判定した場合には、前面窓2に汚れが付着していて汚れている旨を表示器27によって表示させ(ステップS24)、記憶した受光レベル合計値及び受光レベル変化量をクリアしてステップS1に処理を戻す。
【0083】
一方、制御回路21により受光レベル合計値が汚れ下限しきい値以下でなく、更に汚れ上限しきい値以上でないと判定した場合には、前面窓2に汚れが付着していないと判定して記憶した受光レベル合計値及び受光レベル変化量をクリアしてステップS1に処理を戻す。
【0084】
このような処理を行う第3実施形態に係る物体検知装置によれば、雨滴が前面窓2に付着したときの雨滴形状の変化による受光レベルの変化を利用して前面窓2に付着した雨滴を検知して雨滴センサの機能を備えることができ、更に自動的にワイパ機構を払拭作動させるオートワイパ機能を備えることができる。
【0085】
また、この物体検知装置によれば、雨滴を検知してワイパ機構を払拭作動させると共に、上述した実施形態と同様に前面窓2に付着した汚れを検知することができる。更に、この物体検知装置によれば、100msec、すなわち所定期間の受光レベル合計値を用いて汚れを検知することができるので、汚れ検知の精度を向上させることができる。
【0086】
また、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る物体検知装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る物体検知装置の内部構成を示す断面図である。
【図3】第1実施形態に係る物体検知装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】受光レベルと、汚れ上限しきい値及び汚れ下限しきい値との関係を説明するための図である。
【図5】第1実施形態に係る物体検知装置により汚れを検出するときの手順を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態に係る物体検知装置において、平面部に白い汚れが付着したときの作用を説明するための図である。
【図7】第2実施形態に係る物体検知装置の外観構成を示す斜視図である。
【図8】第2実施形態に係る物体検知装置の内部構成を示す断面図である。
【図9】第3実施形態に係る物体検知装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】前面窓に雨滴が付着したときの雨滴の形状変化について説明するための図である。
【図11】前面窓に雨滴が付着したときの受光レベルの変化及び単位時間当たりの受光レベルの変化量について説明するための図である。
【図12】第3実施形態に係る物体検知装置において、前面窓に雨滴が付着したことを判断してワイパ機構を払拭作動させると共に汚れを検出するときの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 筐体
2 前面窓
3 プリズム
3a 第1反射部
3b 第2反射面
3c 平面部
11 測距用レーザダイオード
12 測距用フォトダイオード
13 汚れ検知用発光ダイオード
14 汚れ検知用フォトダイオード
15 投光レンズ
16 投光レンズ
17 受光レンズ
21 制御回路
22 汚れ検知用LED駆動回路
23 測距用LD駆動回路
24 受光回路
25 バンドパスフィルタ
26 受光回路
27 表示器
41 スタイルカバー
41a 第1反射部
41b 第2反射面
42 レンズ
51 ワイパーコントローラ
Claims (7)
- 第1窓部の主面から外部に向かって電磁波を出射し、外部に存在する物体により反射された電磁波を上記第1窓部の主面から入射して物体に関する物体情報を検知する物体情報検知装置において、
上記第1窓部に向かって光を発光する発光手段と、
上記第1窓部の主面と略平行方向に上記発光手段からの光を臨界反射するように、上記第1窓部の主面に対する角度に設けられた第1反射手段と、
上記第1反射手段により反射された光を臨界反射するように、上記第1窓部の主面に対する角度に設けられた第2反射手段と、
上記第1反射手段と上記第2反射手段との間に上記第1窓部の主面に対して略平行に設けられ、上記発光手段からの光を透過する第1平面部と、
上記第2反射手段及び上記第1平面部により反射された光を受光する受光手段と、
上記受光手段で受光した上記第2反射手段及び上記第1平面部により反射された光の受光量に基づいて上記第1窓部の付着物を検知する検知手段とを備え、
上記発光手段は、上記第1反射手段及び上記第1平面部の双方に入射される拡散光を発光し、上記第1反射手段に拡散光を入射する位置に設けられ、
上記受光手段は、上記第1反射手段及び上記第2反射手段で反射された光及び上記第1平面部で反射された光の双方を入射する位置に設けられていること
を特徴とする物体情報検知装置。 - 上記第1窓部の主面から外部方向に離間した位置に設けられた第2窓部と、
上記第2窓部の主面と略平行方向に上記発光手段からの光を臨界反射するように、上記第2窓部の主面に対する角度に設けられた第3反射手段と、
上記第2窓部の主面から離間する方向に上記第3反射手段により反射された光を臨界反射するように、上記第2窓部の主面に対する角度に設けられた第4反射手段とを更に備え、
上記受光手段は上記第4反射手段からの光を受光し、上記検知手段は上記第4反射手段からの受光量に基づいて上記第2窓部の付着物を検知することを特徴とする請求項1又は請求項1記載の物体情報検知装置。 - 上記第3反射手段と上記第4反射手段との間に上記第2窓部の主面に対して略平行に設けられ、上記発光手段からの光を透過する第2平面部を更に備え、
上記受光手段は上記第2平面部からの光を受光し、上記検知手段は上記第2平面部からの受光量に基づいて上記第2窓部の付着物を検知することを特徴とする請求項2記載の物体情報検知装置。 - 上記発光手段からの光を拡散して、上記第3反射手段及び上記第2平面部に入射する光学素子を更に備えることを特徴とする請求項3記載の物体情報検知装置。
- 上記検知手段は、上記受光手段で受光した受光量と、予め定められた上限値及び下限値とを比較し、上記受光手段で受光した光の光量が上記上限値よりも大きい場合、及び上記受光手段で受光した光の光量が上記下限値よりも小さい場合に付着物の存在を報知することを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の物体情報検知装置。
- 上記検知手段は、所定時間以内の上記受光手段による受光量の変化量と、予め定められた変化量のしきい値とを比較し、前記受光量の変化量が予め定められた変化量のしきい値以上である場合に、上記第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着していると判断することを特徴する請求項1乃至請求項5の何れかに記載の物体情報検知装置。
- 上記検知手段は、上記第1窓部若しくは第2窓部に雨滴が付着していると判定された場合には、ワイパ機構を駆動することを特徴とする請求項6に記載の物体情報検知装置。
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