JP2004535943A - 片手パイプレンチ - Google Patents
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Abstract
パイプレンチを開示する。パイプレンチは、レンチ位置の迅速な調節のための独特な扱いやすいコントロールレバー及び一方向ラチェットを備える。レンチは又、使用者が片手のみを使用してレンチを調節し又締めるのを助ける回動する上方ジョーを備える。レンチは又、例えば目的物の作業を行うために目的物をクランプする手工具として使用される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンチ及び手工具に関し、より詳細には、物体をきつく掴むことが望まれているが、工具がそれほど多くのユニットサイズに特殊化されないパイプレンチ及びバークランプ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
そのような工具は、多数の異なる大きさのパイプ又は物体を、それらの工具のジョーによって把持することが出来るように調整可能である。或るパイプレンチは、一方では、1/4インチ又は1/8インチの幅又は直径の、他方では、5インチ又はそれ以上のパイプ又は物体を把持する能力を有する。そのような工具の一つの難点は、典型的に、調節に時間を費やし且つ操作するのに両手を必要とすることである。米国特許第737847号公報による、パイプレンチに対して使用されるありふれた操作用ナットは、レンチを保持するのに一方の手を必要とし、ナットを操作するのに他方の手を必要とし、それによって開いたジョー間の距離を増大させ或いは減少させる。より重要なのは、レンチのジョー間の開きを調節することは、非常に時間を浪費する操作であることである。
【0003】
或るレンチは、ジョーを進め、かくして、ワークピース又は物体をクランプし或いは拘束するトリガー型機構を有する。米国特許第5005449号公報、同第5009134号公報及び同第5222420号公報に例示されているこれらの工具では、トリガー型機構又はホルダーが設けられている。しかしながら、これらの機構は、面倒且つ不便であり、又、物体を操作する際におけるよりももっと物体を適所に保持することを意図したものである。さらに、これらの機構は、これらのレンチが調節し且つ操作するのに時間を浪費するので、迅速な片手操作用にも設計されていないし、そのような操作にも都合良くない。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第737847号公報
【特許文献2】
米国特許第5005449号公報
【特許文献3】
米国特許第5009134号公報
【特許文献4】
米国特許第5222420号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
操作するとは、調節可能なパイプレンチに相当な力が加えられるような、パイプ、パイプナット又は他の回転可能な物体をしっかりと締めたり緩めたりする作用を意味し、上述した特許の実施形態はこれに適していない。必要なのは、片手操作に適し且つレンチの開きを調節するのに多くの時間を要しないレンチである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面は、片手のみで調節できるパイプレンチである。調節可能なパイプレンチは、握り部分を有するスライドバーを含む。スライドバーは、スライドバーに取付けられた上方ジョーを有する。握り部分に向って延びる下方部分を有する下方ジョーが又、スライドバーに摺動自在に取付けられている。下方ジョーは、上方ジョーに向って一方向に自由に移動でき、且つ、スライドバーの握り部分に向って反対方向に移動できる。レンチはブレーキレバーを有し、そのブレーキレバーによって、使用者は、下方ジョーを移動させることが出来る。ブレーキレバーは、下方ジョーの一部に回動自在に取付けられ、ブレーキレバーはスライドバーに係合する。ブレーキレバーは又、下方ジョーに対してばね付勢され、ばねは、ブレーキレバーを付勢してスライドバーと係合させる。使用者は、レンチを片手で操作し且つ調節し、スライドバー上の下方ジョーの位置を、その手の親指で下方ジョーを開いたり閉じたりすることによって調節する。調節可能なレンチのスライドバーは又、係合用歯を有し、歯及びブレーキレバーは、ラッチ機構を形成する。
【0007】
本発明の他の側面は、物体をつかむ手工具として調節可能な機構を使用する方法である。この方法は、物体とブレーキレバーを有する調節可能な手工具とを準備するステップを有する。方法は又、片手のみを使用する手工具によって物体をつかむステップと、次いで、その手の親指を使用してジョーと手工具との間の隙間を調節するステップとを有する。隙間を調節するステップは、工具を片手で具合良くつかむことが出来るように、手工具の下方ジョーとほぼ同じ長手方向に延びる操作端部を有する手工具のブレーキレバーを使用すること、所望ならレバーを押すこと、及び、下方ジョーを親指で一方向又は他の方向に押すこと、によって成し遂げられる。本発明を利用するこれら及び他の方法を、以下の説明及び添付図面により説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本発明によるパイプレンチの第1実施形態の側面図である。パイプレンチ10は、丸い角と、下方ジョー22の係合用の一連の歯30とを有するスライドバー12を有する。好ましい実施形態では、一連の歯は、後述のブレーキレバーとの組合わせでラチェット機構を形成するように、下方ジョーの一方の面に切り込まれている。使用者がブレーキレバーを押し下げるときのみ、下方ジョーを開くことが出来る。スライドバー12は、上方ジョー14を備えた上方部分及び、握り(グリップ)手段16を備えた下方部分を有する。上方ジョー14は、好ましくは、ピボットピン18によってスライドバーに回動自在に連結されている。上方ジョーは又、上方ジョーに取付けられた掴み面20を有する。下方ジョー22は、下方ジョーに取付けられたグリップ面26即ち親指載せ部分を有する。この部分は、操作者の親指による下方ジョーの移動を容易にする。下方ジョー22は、スライドバーに沿ってスライドし、スライドバー12の歯30とかみ合うブレーキレバー32によって操作される。ブレーキレバーは、ほぼ直角の形状をなし、一方の部分がスライドバーに垂直で、他の操作用部分が、スライドバーにほぼ平行であり且つ垂直な部分からグリップ面の方向に下方ジョーのほとんどの長さに亘って延びる。一実施形態では、ブレーキレバーの面は平滑であり、ブレーキレバーの近傍の下方ジョーの面が、ぎざぎざ付き即ちうね付き面領域26を有する。
【0009】
図2は、実施形態によるパイプレンチの正面図であり、ブレーキレバーがレンチの握り部分に向って下方に延びる程度を示し、ブレーキレバーは、使用者の親指がぎざぎざ付き部分26を介してブレーキレバー32を容易に作動することが出来、一方、使用者の手の残りの部分が握り部分にとどまるほど遠くに延びる。かくして、下方ジョーを片手のみを使用して調節することが可能である。ブレーキレバー32は、スライドバー12に跨り、ブレーキレバーの下方に延びる部分は、下方ジョーに構成されたキャビティ28に一部嵌り込む。図3は、実施形態によるパイプレンチのレンチの拡大等角図である。図は、丸ではなく四角い角を有するスライドバー15を示す。スライドバー15は、握り部分17内に嵌り、且つ、すべて四角に区切ったオリフィス即ち合う形状を介して、上方ジョー21と合う下方ジョー19に嵌る。スライドバーは又、ブレーキレバー25の四角いキャビティ23に嵌る。レンチには、図示したように、鋭い角が形成される。図4及び図5は、図4ではスライドバーの歯及びラチェット機構で、図5では歯なしで、調節可能なレンチの変形実施形態を示す。この実施形態のラチェット機構は、ジョーを増分で進めることが不可能であるが、むしろ、下方ジョーの一方向の運動を防止するために、ブレーキレバーの一部が嵌る一連のステップ即ち停止部として使用される。
【0010】
図4は、ブレーキレバー32及び、ブレーキレバーが下方ジョー22にのみ関係するようなその取り囲み環境を示す。下方ジョーの下方部分のキャビティ28は、図4でより容易に分かる。ブレーキレバー32は、スライドバーにほぼ垂直な上方部分34を有し、下方に延びる部分36即ち操作レバーは、スライドバーにほぼ平行であり且つブレーキレバーの上方部分に垂直である。上方部分は、下方ジョーの一部に係合するためのフォーク38及び、スライドバーが貫通するオリフィス40を有し、オリフィス40は、その内面42でスライドバーに係合する。ばね44が、下方ジョーの凹部46内に保持され、そのばねは、ブレーキレバーを押し上げ、且つ、ブレーキレバーの面42を付勢してスライドバー12と接触させる。一実施形態では、ブレーキレバーは、約0.15インチ厚の9ゲージ鋼鉄シートから打ち抜かれる。他の実施形態では、他の厚さのものを用いても良く、望ましくは6乃至12ゲージ(約10乃至約20インチ厚)の厚さが良いが、他の厚さの金属又は鋼鉄を用いても良い。
【0011】
ブレーキレバー32の一端では、フォーク38は、下方ジョー22と接触し且つ下方ジョー22によって拘束される。他端では、ばね44がブレーキレバーに捕捉され、レバーを上方に付勢している。ブレーキレバー32はその遠方端がフォーク38及び下方ジョー22によって拘束されているので、ブレーキレバーは、上方に回動するしかなく、ノッチ40及びそのオリフィス42をスライドバー12と接触させる。ばね44が外部の力を受けないで且つブレーキレバー32がスライドバー12のノッチ即ち歯30と接触しているとき、下方ジョー22は、一方向即ち上方ジョーに近づく方向にのみ移動することが出来る。かくして、パイプ又は物体に付けたレンチを締めたい使用者は、下方ジョーを閉位置に向って押してレンチを締めるために、下方ジョーのギザギザ付き即ちうね付き面を親指で単に押せば良い。この迅速な調節には親指のみを必要とする。レバーは、ジョーを閉位置に保持し、ブレーキレバー32は、レバーが押し下げられない限り、スライドバー12と係合し続ける。
【0012】
スライドバーの一実施形態を図5に示す。ブレーキレバーの係合部分42が、スライドバー12に係合している。スライドバーの歯30が、ブレーキレバーの縁部42に係合する。かくして、ブレーキレバーに係合するとき、ブレーキレバーの係合部分42がスライドバーに摩擦によって捕捉されるので、ブレーキレバーは、ジョーを閉じる矢印の方向にのみ進むことが出来る。歯は、ラチェット機構におけるように、よりきつい、より良い把持を助長するが、レンチ及びグリップ機構は歯が無くても働くので、厳密には必要とされない。一実施形態では、歯は、約0.030インチの対称的な半径を有し、又、約0.060インチの谷から頂上までの高さを有する。使用者は、ブレーキレバーが係合していないとき歯がブレーキレバーを閉じ側へ摺動させる限り、歯の形状寸法を選択する自由度を有する。歯は、多数の手段によって、例えば、ホブによって或いはスライドバーをブローチ加工することによって、図示したような所望の形状に形成される。経時的に優れた摩耗性のために、スライドバー及びブレーキレバーの両方の合う面は、好ましくは、肌焼き鋼で作られる。
【0013】
図6は、スライドバー12及び歯30に関してブレーキレバー32の操作を図示する。工具の通常の休止位置は、ブレーキレバーのレバー部分36が押し下げられておらず、又、レバーをスライド12から押し離し且つ上方部分34の係合部分42をスライドバー12の歯と係合した状態に保つばね44によって、この状態に保たれる。ブレーキレバー32は又、端部42で拘束され、この拘束では、端部42は、下方ジョー12のスロット13内にある。ブレーキレバー42の回動移動は、下方ジョー12のスロット13の上面及び下面によって拘束される。使用者が、レバー36を矢印Aの方向に押し下げると、レバーは、回動するが、その遠方端部38で拘束される。従って、レバーは、スロット13内の端部38の交点(intersection)を中心に回動し、それによって、係合部分42を、矢印Bの方向に、下方に且つ歯30から離れるように旋回させる。図5の回動を示す矢印で明瞭に分かるように、ブレーキレバーをスライドバー12及び歯30から外すことによって、使用者は、調節可能レンチのジョーを開くことが出来る。次いで、使用者がレバーを解放すると、ばねが、レバー及び係合部分をそれらの休止位置に押し戻す。かくして、様々な部品の移動方向は、図示した矢印の方向とは逆になる。
【0014】
使用者がレンチのジョーを開きたいならば、使用者は、ブレーキレバーをスライドバーから外す。使用者は、好ましくは、ブレーキレバーをばねを圧縮する方向に押し下げることによって、これを行う。使用者は、これを親指で行い、同時に、親指を使って下方ジョーをより開いた位置或いはより閉じた位置のどちらかに押す。注目すべきは、引込み可能な且つ回動可能な上方ジョーも、レバー及びスライドバーによって下方ジョーの開きを調節することなく、掴み位置から解放することが出来ることである。使用者は、これらの動作を、握り面16によりレンチを保持するのに使用している同じ手で成し遂げることが出来る。レンチが正確な調節を有するとき、使用者は、ブレーキレバーを解放し、かくして、スライドバーにもう一度係合させる。下方ジョーはさらなる開きから拘束されるので、レンチは、パイプや物体のような使用者が固定したものを何でも堅く保持する。これらの作用は、ここで説明した実施形態により非常に迅速に成し遂げられる。
【0015】
図7は、スライドバー12の歯が平滑面に置き換えられた、調節可能なレンチの他の実施形態を示す。ばね44によって付勢されるブレーキレバーの係合部分42は、スライドバーに係合し続ける。ブレーキレバーは、係合部分とスライドバー間の摩擦によって所定位置に保持される。かくして、上述した歯は、レンチのジョーの開きを防止するのに厳密には必要ではない。
【0016】
図8は、組立ピン18を中心に回動できる上方ジョー14を使用するさらなる実施形態を示す。ばね50が、スライドバー12と上方ジョー14との間に捕捉されて、上方ジョーを、ジョーの下方端、即ちピボット点18を有する端で、スライドバーから離れるように回動させる。ばね50は、回動可能な上方ジョー14を矢印Cの方向に押す。その方向では、上方ジョー14及び設けられるならば、その掴み面20は、下方ジョー22及び設けられるならば、その掴み面24に、いくらか近づく。ジョーは、使用者が上方ジョーをパイプ或いはパイプナットのような物体を中心に回動させることによって、わずかに遠ざけられる。物体が解放されるとき、ばね又はワッシャーが、上方ジョーを押して、矢印Cの方向と反対の移動でその休止位置に戻る。ジョーをより広く開かせるこの回動可能な上方ジョーは、レンチの実施形態の有用性を増すのに使用される。
【0017】
使用者は、第1にレンチをパイプのまわりに締め、次いで、パイプ、例えば2つのパイプ間の継手を締めるためにパイプを掴む。使用者は、片手で、パイプレンチをパイプのまわりに置き、その手の親指でブレーキレバーを解放する。使用者は、同じ親指を使って、好ましくは下方ジョーのぎざぎざ或いはざらざら面を使用して、ジョーを必要に応じて開いたり閉じたりし、親指の最後の移動によってジョーを閉じる。次いで、使用者は、その手或いは腕を使ってレンチを回転させ、スライドバーの回動用ばねに係合させたり係合させなかったりし、上方ジョーの回動運動を使用して、所望の物体をよりきつく掴む。これらの運動の全ては、ここで説明した実施形態により非常に迅速に成し遂げられる。
【0018】
かくして、パイプレンチ及び、パイプレンチを使用してパイプ又はパイプの継手を締めることに関して実施形態を説明してきた。実施形態は又、パイプレンチ以外の目的にも使用することが出来る。かくして、ワークピースは、上述した特徴を備える手工具によって、面に当てて所定位置で掴まれ或いは固着される。即ち、スライドバーとブレーキレバー、上方ジョー、下方ジョー及びブレーキレバーを有する手工具は、物体を保持するクランプとして使用される。図9は、物体を面に当ててクランプするのに使用される。ワークピース60及び62は、例えばそれらのワークピースを互いに接着するために、本発明によるいくつかのクランプ64によって互いに保持される。
【0019】
実施形態は、工具を使用する上で効率をより良くするために様々な面及び表面組織を使用する。スライドバーは、非常に平滑な状態に好ましくは16マイクロインチAA又はそれ以上に研磨され或いは磨かれるのが好ましい。これは、スライドバーに対する下方ジョー上下の平滑な摺動を保証するだろう。もちろん、下方ジョーの相手の面も、同じ程度まで研磨され或いは磨かれるべきである。クランプの掴み面は、滑らずに容易に掴んで保持されるように、幾分粗くすべきである。一実施形態では、掴み面は、少なくとも250マイクロインチ或いはそれ以上の粗さを有する。他の実施形態では、レンチ即ち手工具の上方ジョー及び下方ジョーには、掴み用インサートを備え、インサートは、パイプ又はワークピースを容易に掴むように、0.050インチ、0.060インチ或いはそれ以上隔てられた山及び谷を有する。
【0020】
本発明を好ましい実施形態に関連して図示し或いは説明してきたが、それらの上述した実施形態に加え、或る変更及び修正を本発明の基本的な特徴からしても良いことは明らかである。クランプ機構は、把持するため、保持するため及び操作するための多くの異なるタイプの工具に使用される。また、本発明の精神から逸脱することなく非常に多くの他の用途に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1実施形態の側面図である。
【図2】第1実施形態の正面図である。
【図3】第1実施形態の拡大等角図である。
【図4】第1実施形態の下方ジョーの一部及びブレーキレバーの等角図である。
【図5】スライドバー及びかみ合うブレーキレバーの図である。
【図6】ブレーキレバーの操作の概略図である。
【図7】スライドバー及びブレーキレバーの変形実施形態である。
【図8】実施形態によるパイプレンチの上方ジョー部分図である。
【図9】実施形態の変形使用を表す。
【0001】
本発明は、レンチ及び手工具に関し、より詳細には、物体をきつく掴むことが望まれているが、工具がそれほど多くのユニットサイズに特殊化されないパイプレンチ及びバークランプ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
そのような工具は、多数の異なる大きさのパイプ又は物体を、それらの工具のジョーによって把持することが出来るように調整可能である。或るパイプレンチは、一方では、1/4インチ又は1/8インチの幅又は直径の、他方では、5インチ又はそれ以上のパイプ又は物体を把持する能力を有する。そのような工具の一つの難点は、典型的に、調節に時間を費やし且つ操作するのに両手を必要とすることである。米国特許第737847号公報による、パイプレンチに対して使用されるありふれた操作用ナットは、レンチを保持するのに一方の手を必要とし、ナットを操作するのに他方の手を必要とし、それによって開いたジョー間の距離を増大させ或いは減少させる。より重要なのは、レンチのジョー間の開きを調節することは、非常に時間を浪費する操作であることである。
【0003】
或るレンチは、ジョーを進め、かくして、ワークピース又は物体をクランプし或いは拘束するトリガー型機構を有する。米国特許第5005449号公報、同第5009134号公報及び同第5222420号公報に例示されているこれらの工具では、トリガー型機構又はホルダーが設けられている。しかしながら、これらの機構は、面倒且つ不便であり、又、物体を操作する際におけるよりももっと物体を適所に保持することを意図したものである。さらに、これらの機構は、これらのレンチが調節し且つ操作するのに時間を浪費するので、迅速な片手操作用にも設計されていないし、そのような操作にも都合良くない。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第737847号公報
【特許文献2】
米国特許第5005449号公報
【特許文献3】
米国特許第5009134号公報
【特許文献4】
米国特許第5222420号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
操作するとは、調節可能なパイプレンチに相当な力が加えられるような、パイプ、パイプナット又は他の回転可能な物体をしっかりと締めたり緩めたりする作用を意味し、上述した特許の実施形態はこれに適していない。必要なのは、片手操作に適し且つレンチの開きを調節するのに多くの時間を要しないレンチである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面は、片手のみで調節できるパイプレンチである。調節可能なパイプレンチは、握り部分を有するスライドバーを含む。スライドバーは、スライドバーに取付けられた上方ジョーを有する。握り部分に向って延びる下方部分を有する下方ジョーが又、スライドバーに摺動自在に取付けられている。下方ジョーは、上方ジョーに向って一方向に自由に移動でき、且つ、スライドバーの握り部分に向って反対方向に移動できる。レンチはブレーキレバーを有し、そのブレーキレバーによって、使用者は、下方ジョーを移動させることが出来る。ブレーキレバーは、下方ジョーの一部に回動自在に取付けられ、ブレーキレバーはスライドバーに係合する。ブレーキレバーは又、下方ジョーに対してばね付勢され、ばねは、ブレーキレバーを付勢してスライドバーと係合させる。使用者は、レンチを片手で操作し且つ調節し、スライドバー上の下方ジョーの位置を、その手の親指で下方ジョーを開いたり閉じたりすることによって調節する。調節可能なレンチのスライドバーは又、係合用歯を有し、歯及びブレーキレバーは、ラッチ機構を形成する。
【0007】
本発明の他の側面は、物体をつかむ手工具として調節可能な機構を使用する方法である。この方法は、物体とブレーキレバーを有する調節可能な手工具とを準備するステップを有する。方法は又、片手のみを使用する手工具によって物体をつかむステップと、次いで、その手の親指を使用してジョーと手工具との間の隙間を調節するステップとを有する。隙間を調節するステップは、工具を片手で具合良くつかむことが出来るように、手工具の下方ジョーとほぼ同じ長手方向に延びる操作端部を有する手工具のブレーキレバーを使用すること、所望ならレバーを押すこと、及び、下方ジョーを親指で一方向又は他の方向に押すこと、によって成し遂げられる。本発明を利用するこれら及び他の方法を、以下の説明及び添付図面により説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本発明によるパイプレンチの第1実施形態の側面図である。パイプレンチ10は、丸い角と、下方ジョー22の係合用の一連の歯30とを有するスライドバー12を有する。好ましい実施形態では、一連の歯は、後述のブレーキレバーとの組合わせでラチェット機構を形成するように、下方ジョーの一方の面に切り込まれている。使用者がブレーキレバーを押し下げるときのみ、下方ジョーを開くことが出来る。スライドバー12は、上方ジョー14を備えた上方部分及び、握り(グリップ)手段16を備えた下方部分を有する。上方ジョー14は、好ましくは、ピボットピン18によってスライドバーに回動自在に連結されている。上方ジョーは又、上方ジョーに取付けられた掴み面20を有する。下方ジョー22は、下方ジョーに取付けられたグリップ面26即ち親指載せ部分を有する。この部分は、操作者の親指による下方ジョーの移動を容易にする。下方ジョー22は、スライドバーに沿ってスライドし、スライドバー12の歯30とかみ合うブレーキレバー32によって操作される。ブレーキレバーは、ほぼ直角の形状をなし、一方の部分がスライドバーに垂直で、他の操作用部分が、スライドバーにほぼ平行であり且つ垂直な部分からグリップ面の方向に下方ジョーのほとんどの長さに亘って延びる。一実施形態では、ブレーキレバーの面は平滑であり、ブレーキレバーの近傍の下方ジョーの面が、ぎざぎざ付き即ちうね付き面領域26を有する。
【0009】
図2は、実施形態によるパイプレンチの正面図であり、ブレーキレバーがレンチの握り部分に向って下方に延びる程度を示し、ブレーキレバーは、使用者の親指がぎざぎざ付き部分26を介してブレーキレバー32を容易に作動することが出来、一方、使用者の手の残りの部分が握り部分にとどまるほど遠くに延びる。かくして、下方ジョーを片手のみを使用して調節することが可能である。ブレーキレバー32は、スライドバー12に跨り、ブレーキレバーの下方に延びる部分は、下方ジョーに構成されたキャビティ28に一部嵌り込む。図3は、実施形態によるパイプレンチのレンチの拡大等角図である。図は、丸ではなく四角い角を有するスライドバー15を示す。スライドバー15は、握り部分17内に嵌り、且つ、すべて四角に区切ったオリフィス即ち合う形状を介して、上方ジョー21と合う下方ジョー19に嵌る。スライドバーは又、ブレーキレバー25の四角いキャビティ23に嵌る。レンチには、図示したように、鋭い角が形成される。図4及び図5は、図4ではスライドバーの歯及びラチェット機構で、図5では歯なしで、調節可能なレンチの変形実施形態を示す。この実施形態のラチェット機構は、ジョーを増分で進めることが不可能であるが、むしろ、下方ジョーの一方向の運動を防止するために、ブレーキレバーの一部が嵌る一連のステップ即ち停止部として使用される。
【0010】
図4は、ブレーキレバー32及び、ブレーキレバーが下方ジョー22にのみ関係するようなその取り囲み環境を示す。下方ジョーの下方部分のキャビティ28は、図4でより容易に分かる。ブレーキレバー32は、スライドバーにほぼ垂直な上方部分34を有し、下方に延びる部分36即ち操作レバーは、スライドバーにほぼ平行であり且つブレーキレバーの上方部分に垂直である。上方部分は、下方ジョーの一部に係合するためのフォーク38及び、スライドバーが貫通するオリフィス40を有し、オリフィス40は、その内面42でスライドバーに係合する。ばね44が、下方ジョーの凹部46内に保持され、そのばねは、ブレーキレバーを押し上げ、且つ、ブレーキレバーの面42を付勢してスライドバー12と接触させる。一実施形態では、ブレーキレバーは、約0.15インチ厚の9ゲージ鋼鉄シートから打ち抜かれる。他の実施形態では、他の厚さのものを用いても良く、望ましくは6乃至12ゲージ(約10乃至約20インチ厚)の厚さが良いが、他の厚さの金属又は鋼鉄を用いても良い。
【0011】
ブレーキレバー32の一端では、フォーク38は、下方ジョー22と接触し且つ下方ジョー22によって拘束される。他端では、ばね44がブレーキレバーに捕捉され、レバーを上方に付勢している。ブレーキレバー32はその遠方端がフォーク38及び下方ジョー22によって拘束されているので、ブレーキレバーは、上方に回動するしかなく、ノッチ40及びそのオリフィス42をスライドバー12と接触させる。ばね44が外部の力を受けないで且つブレーキレバー32がスライドバー12のノッチ即ち歯30と接触しているとき、下方ジョー22は、一方向即ち上方ジョーに近づく方向にのみ移動することが出来る。かくして、パイプ又は物体に付けたレンチを締めたい使用者は、下方ジョーを閉位置に向って押してレンチを締めるために、下方ジョーのギザギザ付き即ちうね付き面を親指で単に押せば良い。この迅速な調節には親指のみを必要とする。レバーは、ジョーを閉位置に保持し、ブレーキレバー32は、レバーが押し下げられない限り、スライドバー12と係合し続ける。
【0012】
スライドバーの一実施形態を図5に示す。ブレーキレバーの係合部分42が、スライドバー12に係合している。スライドバーの歯30が、ブレーキレバーの縁部42に係合する。かくして、ブレーキレバーに係合するとき、ブレーキレバーの係合部分42がスライドバーに摩擦によって捕捉されるので、ブレーキレバーは、ジョーを閉じる矢印の方向にのみ進むことが出来る。歯は、ラチェット機構におけるように、よりきつい、より良い把持を助長するが、レンチ及びグリップ機構は歯が無くても働くので、厳密には必要とされない。一実施形態では、歯は、約0.030インチの対称的な半径を有し、又、約0.060インチの谷から頂上までの高さを有する。使用者は、ブレーキレバーが係合していないとき歯がブレーキレバーを閉じ側へ摺動させる限り、歯の形状寸法を選択する自由度を有する。歯は、多数の手段によって、例えば、ホブによって或いはスライドバーをブローチ加工することによって、図示したような所望の形状に形成される。経時的に優れた摩耗性のために、スライドバー及びブレーキレバーの両方の合う面は、好ましくは、肌焼き鋼で作られる。
【0013】
図6は、スライドバー12及び歯30に関してブレーキレバー32の操作を図示する。工具の通常の休止位置は、ブレーキレバーのレバー部分36が押し下げられておらず、又、レバーをスライド12から押し離し且つ上方部分34の係合部分42をスライドバー12の歯と係合した状態に保つばね44によって、この状態に保たれる。ブレーキレバー32は又、端部42で拘束され、この拘束では、端部42は、下方ジョー12のスロット13内にある。ブレーキレバー42の回動移動は、下方ジョー12のスロット13の上面及び下面によって拘束される。使用者が、レバー36を矢印Aの方向に押し下げると、レバーは、回動するが、その遠方端部38で拘束される。従って、レバーは、スロット13内の端部38の交点(intersection)を中心に回動し、それによって、係合部分42を、矢印Bの方向に、下方に且つ歯30から離れるように旋回させる。図5の回動を示す矢印で明瞭に分かるように、ブレーキレバーをスライドバー12及び歯30から外すことによって、使用者は、調節可能レンチのジョーを開くことが出来る。次いで、使用者がレバーを解放すると、ばねが、レバー及び係合部分をそれらの休止位置に押し戻す。かくして、様々な部品の移動方向は、図示した矢印の方向とは逆になる。
【0014】
使用者がレンチのジョーを開きたいならば、使用者は、ブレーキレバーをスライドバーから外す。使用者は、好ましくは、ブレーキレバーをばねを圧縮する方向に押し下げることによって、これを行う。使用者は、これを親指で行い、同時に、親指を使って下方ジョーをより開いた位置或いはより閉じた位置のどちらかに押す。注目すべきは、引込み可能な且つ回動可能な上方ジョーも、レバー及びスライドバーによって下方ジョーの開きを調節することなく、掴み位置から解放することが出来ることである。使用者は、これらの動作を、握り面16によりレンチを保持するのに使用している同じ手で成し遂げることが出来る。レンチが正確な調節を有するとき、使用者は、ブレーキレバーを解放し、かくして、スライドバーにもう一度係合させる。下方ジョーはさらなる開きから拘束されるので、レンチは、パイプや物体のような使用者が固定したものを何でも堅く保持する。これらの作用は、ここで説明した実施形態により非常に迅速に成し遂げられる。
【0015】
図7は、スライドバー12の歯が平滑面に置き換えられた、調節可能なレンチの他の実施形態を示す。ばね44によって付勢されるブレーキレバーの係合部分42は、スライドバーに係合し続ける。ブレーキレバーは、係合部分とスライドバー間の摩擦によって所定位置に保持される。かくして、上述した歯は、レンチのジョーの開きを防止するのに厳密には必要ではない。
【0016】
図8は、組立ピン18を中心に回動できる上方ジョー14を使用するさらなる実施形態を示す。ばね50が、スライドバー12と上方ジョー14との間に捕捉されて、上方ジョーを、ジョーの下方端、即ちピボット点18を有する端で、スライドバーから離れるように回動させる。ばね50は、回動可能な上方ジョー14を矢印Cの方向に押す。その方向では、上方ジョー14及び設けられるならば、その掴み面20は、下方ジョー22及び設けられるならば、その掴み面24に、いくらか近づく。ジョーは、使用者が上方ジョーをパイプ或いはパイプナットのような物体を中心に回動させることによって、わずかに遠ざけられる。物体が解放されるとき、ばね又はワッシャーが、上方ジョーを押して、矢印Cの方向と反対の移動でその休止位置に戻る。ジョーをより広く開かせるこの回動可能な上方ジョーは、レンチの実施形態の有用性を増すのに使用される。
【0017】
使用者は、第1にレンチをパイプのまわりに締め、次いで、パイプ、例えば2つのパイプ間の継手を締めるためにパイプを掴む。使用者は、片手で、パイプレンチをパイプのまわりに置き、その手の親指でブレーキレバーを解放する。使用者は、同じ親指を使って、好ましくは下方ジョーのぎざぎざ或いはざらざら面を使用して、ジョーを必要に応じて開いたり閉じたりし、親指の最後の移動によってジョーを閉じる。次いで、使用者は、その手或いは腕を使ってレンチを回転させ、スライドバーの回動用ばねに係合させたり係合させなかったりし、上方ジョーの回動運動を使用して、所望の物体をよりきつく掴む。これらの運動の全ては、ここで説明した実施形態により非常に迅速に成し遂げられる。
【0018】
かくして、パイプレンチ及び、パイプレンチを使用してパイプ又はパイプの継手を締めることに関して実施形態を説明してきた。実施形態は又、パイプレンチ以外の目的にも使用することが出来る。かくして、ワークピースは、上述した特徴を備える手工具によって、面に当てて所定位置で掴まれ或いは固着される。即ち、スライドバーとブレーキレバー、上方ジョー、下方ジョー及びブレーキレバーを有する手工具は、物体を保持するクランプとして使用される。図9は、物体を面に当ててクランプするのに使用される。ワークピース60及び62は、例えばそれらのワークピースを互いに接着するために、本発明によるいくつかのクランプ64によって互いに保持される。
【0019】
実施形態は、工具を使用する上で効率をより良くするために様々な面及び表面組織を使用する。スライドバーは、非常に平滑な状態に好ましくは16マイクロインチAA又はそれ以上に研磨され或いは磨かれるのが好ましい。これは、スライドバーに対する下方ジョー上下の平滑な摺動を保証するだろう。もちろん、下方ジョーの相手の面も、同じ程度まで研磨され或いは磨かれるべきである。クランプの掴み面は、滑らずに容易に掴んで保持されるように、幾分粗くすべきである。一実施形態では、掴み面は、少なくとも250マイクロインチ或いはそれ以上の粗さを有する。他の実施形態では、レンチ即ち手工具の上方ジョー及び下方ジョーには、掴み用インサートを備え、インサートは、パイプ又はワークピースを容易に掴むように、0.050インチ、0.060インチ或いはそれ以上隔てられた山及び谷を有する。
【0020】
本発明を好ましい実施形態に関連して図示し或いは説明してきたが、それらの上述した実施形態に加え、或る変更及び修正を本発明の基本的な特徴からしても良いことは明らかである。クランプ機構は、把持するため、保持するため及び操作するための多くの異なるタイプの工具に使用される。また、本発明の精神から逸脱することなく非常に多くの他の用途に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1実施形態の側面図である。
【図2】第1実施形態の正面図である。
【図3】第1実施形態の拡大等角図である。
【図4】第1実施形態の下方ジョーの一部及びブレーキレバーの等角図である。
【図5】スライドバー及びかみ合うブレーキレバーの図である。
【図6】ブレーキレバーの操作の概略図である。
【図7】スライドバー及びブレーキレバーの変形実施形態である。
【図8】実施形態によるパイプレンチの上方ジョー部分図である。
【図9】実施形態の変形使用を表す。
Claims (27)
- 調節可能なパイプレンチであって、
握り部分を有するスライドバーと、
スライドバーに取付けられた上方ジョーと、
スライドバーに摺動自在に取付けられ、握り部分に向って延びる下方部分を有する下方ジョーと、
下方ジョーの一部に回動自在に取付けられ且つ前記下方ジョーに対してばね付勢されたブレーキレバーと、を有し、
使用者が、前記レバーを操作し、前記下方ジョーを前記スライドバーに対して移動させることによって、スライドバー上の下方ジョーの位置を調節する、調節可能なパイプレンチ。 - 下方ジョーは、レバーが係合しているとき上方ジョーに向って自由に移動でき、レバーが外れているとき上方ジョーに向って或いは上方ジョーから離れるように自由に移動できる、請求項1記載のレンチ。
- 上方ジョーとスライドバーとの間に取付けられたばねをさらに有し、上方ジョーはスライドバーに回動自在に取付けられる、請求項1記載のレンチ。
- レバーの一部が、下方ジョーが握り部分に向って長手方向に延びるのとほぼ同じ長さ握り部分に向って長手方向に延びる、請求項1記載のレンチ。
- レバーは、スライドバーにほぼ平行に延びるように曲げられた操作部分を有する、請求項1記載のレンチ。
- 下方ジョーは、操作者の親指による移動を容易にするために親指載せ部分を有する、請求項1記載のレンチ。
- レバーは、スライドバーに摺動自在に取付けるためのオリフィスを有する、請求項1記載のレンチ。
- スライドバーは、ラチェット機構をさらに有し、該ラチェット機構は、ブレーキレバーの面及びスライドバーの表面の歯を含む、請求項1記載のレンチ。
- ラチェット機構は、前記下方ジョーを前記上方ジョーに向って増分で進める、請求項1記載のレンチ。
- 上方ジョー及び下方ジョー上に掴み面をさらに有する、請求項1記載のレンチ。
- 上方ジョーは、スライドバーに回動自在に取付けられる、請求項1記載のレンチ。
- 調節可能なハンドクランプであって、
握り部分を有するスライドバーと、
スライドバーに取付けられた上方ジョーと、
スライドバーに摺動自在に取付けられ、上方ジョーに向って延びる第1の部分及び握り部分に向って反対方向に延びる第2の部分を有する下方ジョーと、
下方ジョーの前記部分のうちの一つに回動自在に取付けられ且つ前記下方ジョーの前記第2の部分に対してばね付勢されたブレーキレバーと、を有し、
使用者が、親指で下方ジョーの位置決めを行うことによって、スライドバー上の下方ジョーの位置を調節する、調節可能なハンドクランプ。 - 下方ジョーは、レバーが係合しているとき上方ジョーに向う運動を受け、レバーが外れているとき上方ジョーへ向う或いは上方ジョーから離れる運動を受ける、請求項12記載のクランプ。
- 上方ジョーは、スライドバーに回動自在に取付けられる、請求項12記載のクランプ。
- 上方ジョーとスライドバーとの間に取付けられたばねをさらに有する、請求項12記載のクランプ。
- レバーの一部が、下方ジョーが握り部分に向って長手方向に延びるのとほぼ同じ長さ握り部分に向って長手方向に延びる、請求項12記載のクランプ。
- レバーは、スライドバーに摺動自在に取付けるためのオリフィスを有する、請求項12記載のクランプ。
- スライドバーは、ラチェット機構をさらに有し、該ラチェット機構は、ブレーキレバーの面及びスライドバーの表面の歯を含む、請求項12記載のクランプ。
- ラチェット機構は、前記下方ジョーを前記上方ジョーに向けて増分で進める、請求項12記載のクランプ。
- 上方ジョー及び下方ジョーに掴み面をさらに有する、請求項12記載のクランプ。
- ブレーキレバーを有する調節可能な手工具を使用して片手で物体を把持する方法であって、
物体及び手工具を準備するステップと、
片手で手工具を掴むステップと、
手工具の下方ジョーを使用して、同じ手で手工具のジョー間の隙間を調節するステップと、
物体を把持するステップと、を有する方法。 - 手工具の下方ジョーとほぼ同じ長手方向に延びる手工具のブレーキレバーを外すステップと、手工具のブレーキレバーを係合させるステップと、を有する、請求項21記載の方法。
- 物体上の把持体を締めるステップと、
回動自在に取付けられた上方ジョーを付勢するステップと、
物体をより堅く把持するために下方ジョーを移動させるステップと、を有し、
手は、手工具を、物体を中心にある程度回転させ、下方ジョーを上方ジョーに向かって押す、請求項21記載の方法。 - 調節可能なパイプレンチであって、
握り部分を有するスライドバーと、
スライドバーに取付けられた上方ジョーと、
スライドバーに摺動自在に取付けられ、上方ジョーに向って延びる第1の部分及び握り部分に向って反対方向に延びる第2の部分を有する下方ジョーと、
下方ジョーに回動自在に取付けられ且つ下方ジョーの第2の部分にばね付勢されたブレーキレバーと、を有し、
ブレーキレバー及びスライドバーは、バー係合用機構を形成し、使用者は、親指でジョーを開き、ブレーキレバーをスライドバーから外し、下方ジョーを上方ジョーから離れるように付勢する、調節可能なレンチ。 - 使用者は、下方ジョーを親指で上方ジョーに向って押すことによってレンチのジョーを閉じる、請求項24記載の調節可能なパイプレンチ。
- バー係合用機構は、スライドバーの面上に歯をさらに有し、ブレーキレバーは歯に係合し、ジョーの開きを防止する、請求項24記載の調節可能なパイプレンチ。
- 上方ジョーとスライドバーとの間に取付けられたばねをさらに有する、請求項24記載の調節可能なパイプレンチ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070604 |