JP2004534365A - 側面投射型陰極線管 - Google Patents
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、2つ以上の電子ビーム発射構造がガラス・バルブの外周に沿って設置され、陰極線管の厚さを大幅に減少することができる、側面投射型陰極線管を提供する。
【解決手段】画像が透視されるフェイス部及び該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部を有するフロント・パネルと、前記フロント・パネルのスカート部の外周に沿って設けられ、電子ビームを発射する電子銃及び該電子銃から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨークを有する電子ビーム発射構造とを、少なくとも2つ以上含む。この構成により、陰極線管の厚さを大幅に減少することができるという効果を奏する。
【選択図】図1
【解決手段】画像が透視されるフェイス部及び該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部を有するフロント・パネルと、前記フロント・パネルのスカート部の外周に沿って設けられ、電子ビームを発射する電子銃及び該電子銃から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨークを有する電子ビーム発射構造とを、少なくとも2つ以上含む。この構成により、陰極線管の厚さを大幅に減少することができるという効果を奏する。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、陰極線管に関し、更に詳しくは、ガラス・バルブの外周に沿って構成される2つ以上の電子ビーム発射構造によって、電子ビームを発射させ得る側面投射型陰極線管に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、カラー・テレビやコンピュータ・モニターなどの製造に用いられる後面走査型陰極線管のガラス・バルブ(Glass Blub)は、基本的に3つの構成要素、即ち画像が透視されるパネルと、該パネルの背面に接合される円錐状のファネル(Funnel)と、該ファネルの頂点に融着される管状のネック(Neck)とから構成される。パネルはフェイス部(face portion)と該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部(skirt portion)とから構成される。フェイス部のスカートには複数の孔を有するシャドー・マスクがフィンによって支持され、ネックの内外側には、該シャドー・マスクの孔を通してフェイス部の内面に塗布されている結像用蛍光体へ電子ビームを発射する電子銃と、該電子銃からの電子ビームを偏向させる偏向ヨークとが各々設けられている。
【0003】
このような構成の従来技術の陰極線管においては、円錐状のファネルとそれに連結したネックとによって、陰極線管の厚さを減少させるスリム(Slim)化に相当な制約を受けている。特に、最近には陰極線管が急速に大型化、平面化される傾向により、スリム化作業はより一層困難な実情である。このため、陰極線管を大型化すると共に、平面化及びスリム化のために、パネルの後面から電子ビームを発射する単一の電子銃を有する伝統的な陰極線管の構造を変更する研究が活発に進行している。
【0004】
一例として、日本特開平7-45215号公報の陰極線管には、パネルと対向している後部外機の後面にネックを有する二つのファネルが構成されている。ファネル及びネックの各々には電子銃と偏向ヨークとが取り付けられており、各々の電子銃から発射される電子ビームを偏向ヨークによって二つの領域に分けて、パネルの蛍光物質へ走査する技術が開示されている。また、韓国公開特許公報第1999-78385号には、フェイス・プレートの後面に複数のファネルを有する後部外観容器が接合され、各々のファネルにはネックが接合されている。各々のファネルとネックとには、電子銃と偏向ヨークとが取り付けられており、各々の電子銃から発射される電子ビームを偏向ヨークによって複数の領域に分けてパネルの蛍光物質へ走査する技術が開示されている。これらの技術は、大型・平面陰極線管において必然的に増加する陰極線管の厚さを複数個の小型ファネルを用いることによって減少させることができる長所を有しているが、依然としてパネルの後方に電子銃を取り付ける後面走査方式によって陰極線管をスリム化することに限界がある。
【0005】
一方、日本特開平6-267465号公報の陰極線管には、スクリーン・パネルとフロント・パネルとの一側にファネルが構成されており、該ファネルには電子銃の取り付けのためにネックが設けられた技術が開示されている。この技術は、電子銃から発射される電子ビームをスクリーン・パネルの蛍光物質へ走査し、該蛍光物質によって生成される画像がフロント・パネルを通して映像化するようになっている。しかし、大型陰極線管では、電子ビームの制御にかなり困難であり、画質が鮮明でないことから、大型陰極線管に適用するには不適合であるという不都合があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて成されたものであって、2つ以上の電子ビーム発射構造がガラス・バルブの外周に沿って設置され、陰極線管の厚さを大幅に短縮することができる、側面投射型陰極線管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、画像が透視されるフェイス部及び該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部を有するフロント・パネルと、前記フロント・パネルのスカート部の外周に沿って設けられ、電子ビームを発射する電子銃及び該電子銃から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨークを有する電子ビーム発射構造とを、少なくとも2つ以上含む側面投射型陰極線管を提供する。
【発明の効果】
【0008】
前述したように、本発明の側面投射型陰極線管によれば、電子ビームの発射構造を設置するための2つ以上のファネルがガラス・バルブの外周に沿って設けられ、陰極線管の厚さを大幅に減少することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明による側面投射型陰極線管用パネルについて好適な実施例を添付の図面に基づいて詳記する。
図1は本発明の第1の実施例による側面投射型陰極線管を示し、略六面体形状のガラス・バルブ10を含む。このガラス・バルブ10は画像が透視されるフェイス部22及び該フェイス部22の周縁から後方に延在して形成されるスカート部24を有するフロント・パネル20と、該フロント・パネル20のスカート部24の後面に設けられるリアー・パネル30とを含む。フロント・パネル20のフェイス部22は実質的に四角形状の平面に形成される。
【0010】
図2に示したように、フロント・パネル20のスカート部24は、相対する第1の短側面26a及び第2の短側面26bと、第1の長側面28a及び第2の長側面28bを有する。フェイス部22の対角部最外郭の寸法がDmであるとき、フロント・パネル20とリアー・パネル30との全体厚さ(Dt)、即ちガラス・バルブ10の厚さとの比は、0.35≧Dt/Dm≧0.1を満たすように設けることが好ましい。
【0011】
図1及び図2を共に参照して、スカート部24の短側面26a、26bには各々一つのファネル40が設けられる。各ファネル40はその一端が短側面26aまたは26bに取り付けられたヨーク部42と、該ヨーク部42の他端に設けられたネック50とを備える。ネック50及びヨーク部42には、電子ビーム発射構造を構成する電子銃60と偏向ヨーク70とが設けられる。詳記すると、ネック50の内側にはフェイス部22の希望の領域へ電子ビームを発射する電子銃60が取り付けられ、ヨーク部42には電子銃60から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨーク70が取り付けられる。ここでは、フロント・パネル20の第1及び第2の短側面26a、26bの中央に各々一つのファネル40が設けられたことを示したが、これに限られるものではなく、ガラス・バルブ10の大きさによって変更してもよい。
【0012】
図3に示したように、、ガラス・バルブ10のフロント・パネル20、リアー・パネル30、ヨーク部42及びネック50は例えば、フリット(Frit)という結晶性粉末ガラスを用いて接合されたり、熱溶着よって接合され得る。該当結晶性粉末ガラスを利用したり熱溶着によるガラス・バルブ10の接合技法は公知のことで、これについては省略する。
【0013】
また、フロント・パネル20のフェイス部22の内面には結像用蛍光物質80が塗布され、スカート部24には複数の孔(図示せず)を有するシャドー・マスク82が設けられている。電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70によって、後述するフロント・パネル20またはリアー・パネル30の方に偏向し、シャドー・マスク82の孔を介して結像用蛍光物質80へ走査されて像を生成する。
【0014】
一方、本発明による側面投射型陰極線管は、シャドー・マスク82を用いる代わりに、インデックス・ストライプ(Index Stripe)とフォト・ディテクター(Photo Detector)を用いるビーム・インデックス・チューブ(Beam Index Tube)型陰極線管とから構成されることができる。これに関する技術は公知のことで、ここではその説明を省略する。この場合、シャドー・マスク型を使用する陰極線管の場合、より電子銃から発射される電子ビームを正確で且つ容易に制御でき、画面の大きさに相応するようにガラス・バルブ10の外周に沿って幾つかの箇所に電子ビームの発射構造を構成して、画面を複数の領域に分けることができる。
【0015】
図2及び図3を参照して、フロント・パネル20のスカート部24にはファネル40との連通のために孔24aが設けられている。該孔24aの内面は、電子銃60から発射される電子ビームが偏向ヨーク70により偏向されても、該偏向電子ビームがガラス・バルブ10の内部へ受容可能な曲面部24bに形成される。
【0016】
図4は、本発明による側面投射型陰極線管のファネル40の変形例を示すことで、ファネル40の中心軸44はフロント・パネル20のフェイス部22へ向かうように構成されている。このため、電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70の偏向によって蛍光物質80へ走査される。反面に、本発明によるファネル40の他の変形例を示す図5では、ファネル40の中心軸44はリアー・パネル30へ向けるように構成されされても良く、この場合、リアー・パネル30の内面には電子ビームを蛍光物質80へ反射させる反射体84が塗布される。したがって、電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70の偏向によって反射体84へ走査され、該反射体84によって反射される電子ビームは蛍光物質80へ走査される。このような場合、電子ビームの反射効率を上げるために、リアー・パネル30及び/または反射体84)を球面形状に形成することが好ましい。
【0017】
図6及び図7には、本発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管を示す。第2の実施例による側面投射型陰極線管は第1の実施例の陰極線管と比べて、ファネル40の位置を除いては、その他は第1の実施例と同様である。例えば、二つのファネル40がフェイス部22の第1の長側面28aの中央を基準として、左右側に各々設けられてもよく(図6及び図7参照)、三つのファネル40が第2の長側面28bに設けられてもよい(図8参照)。
【0018】
上記において、第1の長側面28aまたは第2の長側面28bに二つまたは三つのファネルが設けられる場合について示したが、これに限られるものではない。即ち、ファネルは少なくとも一つ以上であれば良く、その位置もスカート部の側面のうちのいずれかまたは対向する位置に設けられてもよい。例えば、ファネルが二つの場合、一方は短側面に、他方は長側面に設けてもよい。
【0019】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施例による側面投射型陰極線管を部分切出した斜視図である。
【図2】図1の側面投射型陰極線管を部分切出した正面図である。
【図3】図2のx-x線に沿って切出した側面投射型陰極線管の断面図である。
【図4】図1の側面投射型陰極線管のファネルの変形例を示す断面図である。
【図5】図1の側面投射型陰極線管のファネルの他の変形例を部分的に示す断面図である。
【図6】発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管の斜視図である。
【図7】図6の側面投射型陰極線管を部分的に切出した正面図である。
【図8】本発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0021】
10…ガラス・バルブ 20…フロント・パネル 22…フェイス部 24…スカット部 30…リアー・パネル
【0001】
本発明は、陰極線管に関し、更に詳しくは、ガラス・バルブの外周に沿って構成される2つ以上の電子ビーム発射構造によって、電子ビームを発射させ得る側面投射型陰極線管に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、カラー・テレビやコンピュータ・モニターなどの製造に用いられる後面走査型陰極線管のガラス・バルブ(Glass Blub)は、基本的に3つの構成要素、即ち画像が透視されるパネルと、該パネルの背面に接合される円錐状のファネル(Funnel)と、該ファネルの頂点に融着される管状のネック(Neck)とから構成される。パネルはフェイス部(face portion)と該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部(skirt portion)とから構成される。フェイス部のスカートには複数の孔を有するシャドー・マスクがフィンによって支持され、ネックの内外側には、該シャドー・マスクの孔を通してフェイス部の内面に塗布されている結像用蛍光体へ電子ビームを発射する電子銃と、該電子銃からの電子ビームを偏向させる偏向ヨークとが各々設けられている。
【0003】
このような構成の従来技術の陰極線管においては、円錐状のファネルとそれに連結したネックとによって、陰極線管の厚さを減少させるスリム(Slim)化に相当な制約を受けている。特に、最近には陰極線管が急速に大型化、平面化される傾向により、スリム化作業はより一層困難な実情である。このため、陰極線管を大型化すると共に、平面化及びスリム化のために、パネルの後面から電子ビームを発射する単一の電子銃を有する伝統的な陰極線管の構造を変更する研究が活発に進行している。
【0004】
一例として、日本特開平7-45215号公報の陰極線管には、パネルと対向している後部外機の後面にネックを有する二つのファネルが構成されている。ファネル及びネックの各々には電子銃と偏向ヨークとが取り付けられており、各々の電子銃から発射される電子ビームを偏向ヨークによって二つの領域に分けて、パネルの蛍光物質へ走査する技術が開示されている。また、韓国公開特許公報第1999-78385号には、フェイス・プレートの後面に複数のファネルを有する後部外観容器が接合され、各々のファネルにはネックが接合されている。各々のファネルとネックとには、電子銃と偏向ヨークとが取り付けられており、各々の電子銃から発射される電子ビームを偏向ヨークによって複数の領域に分けてパネルの蛍光物質へ走査する技術が開示されている。これらの技術は、大型・平面陰極線管において必然的に増加する陰極線管の厚さを複数個の小型ファネルを用いることによって減少させることができる長所を有しているが、依然としてパネルの後方に電子銃を取り付ける後面走査方式によって陰極線管をスリム化することに限界がある。
【0005】
一方、日本特開平6-267465号公報の陰極線管には、スクリーン・パネルとフロント・パネルとの一側にファネルが構成されており、該ファネルには電子銃の取り付けのためにネックが設けられた技術が開示されている。この技術は、電子銃から発射される電子ビームをスクリーン・パネルの蛍光物質へ走査し、該蛍光物質によって生成される画像がフロント・パネルを通して映像化するようになっている。しかし、大型陰極線管では、電子ビームの制御にかなり困難であり、画質が鮮明でないことから、大型陰極線管に適用するには不適合であるという不都合があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて成されたものであって、2つ以上の電子ビーム発射構造がガラス・バルブの外周に沿って設置され、陰極線管の厚さを大幅に短縮することができる、側面投射型陰極線管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、画像が透視されるフェイス部及び該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部を有するフロント・パネルと、前記フロント・パネルのスカート部の外周に沿って設けられ、電子ビームを発射する電子銃及び該電子銃から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨークを有する電子ビーム発射構造とを、少なくとも2つ以上含む側面投射型陰極線管を提供する。
【発明の効果】
【0008】
前述したように、本発明の側面投射型陰極線管によれば、電子ビームの発射構造を設置するための2つ以上のファネルがガラス・バルブの外周に沿って設けられ、陰極線管の厚さを大幅に減少することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明による側面投射型陰極線管用パネルについて好適な実施例を添付の図面に基づいて詳記する。
図1は本発明の第1の実施例による側面投射型陰極線管を示し、略六面体形状のガラス・バルブ10を含む。このガラス・バルブ10は画像が透視されるフェイス部22及び該フェイス部22の周縁から後方に延在して形成されるスカート部24を有するフロント・パネル20と、該フロント・パネル20のスカート部24の後面に設けられるリアー・パネル30とを含む。フロント・パネル20のフェイス部22は実質的に四角形状の平面に形成される。
【0010】
図2に示したように、フロント・パネル20のスカート部24は、相対する第1の短側面26a及び第2の短側面26bと、第1の長側面28a及び第2の長側面28bを有する。フェイス部22の対角部最外郭の寸法がDmであるとき、フロント・パネル20とリアー・パネル30との全体厚さ(Dt)、即ちガラス・バルブ10の厚さとの比は、0.35≧Dt/Dm≧0.1を満たすように設けることが好ましい。
【0011】
図1及び図2を共に参照して、スカート部24の短側面26a、26bには各々一つのファネル40が設けられる。各ファネル40はその一端が短側面26aまたは26bに取り付けられたヨーク部42と、該ヨーク部42の他端に設けられたネック50とを備える。ネック50及びヨーク部42には、電子ビーム発射構造を構成する電子銃60と偏向ヨーク70とが設けられる。詳記すると、ネック50の内側にはフェイス部22の希望の領域へ電子ビームを発射する電子銃60が取り付けられ、ヨーク部42には電子銃60から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨーク70が取り付けられる。ここでは、フロント・パネル20の第1及び第2の短側面26a、26bの中央に各々一つのファネル40が設けられたことを示したが、これに限られるものではなく、ガラス・バルブ10の大きさによって変更してもよい。
【0012】
図3に示したように、、ガラス・バルブ10のフロント・パネル20、リアー・パネル30、ヨーク部42及びネック50は例えば、フリット(Frit)という結晶性粉末ガラスを用いて接合されたり、熱溶着よって接合され得る。該当結晶性粉末ガラスを利用したり熱溶着によるガラス・バルブ10の接合技法は公知のことで、これについては省略する。
【0013】
また、フロント・パネル20のフェイス部22の内面には結像用蛍光物質80が塗布され、スカート部24には複数の孔(図示せず)を有するシャドー・マスク82が設けられている。電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70によって、後述するフロント・パネル20またはリアー・パネル30の方に偏向し、シャドー・マスク82の孔を介して結像用蛍光物質80へ走査されて像を生成する。
【0014】
一方、本発明による側面投射型陰極線管は、シャドー・マスク82を用いる代わりに、インデックス・ストライプ(Index Stripe)とフォト・ディテクター(Photo Detector)を用いるビーム・インデックス・チューブ(Beam Index Tube)型陰極線管とから構成されることができる。これに関する技術は公知のことで、ここではその説明を省略する。この場合、シャドー・マスク型を使用する陰極線管の場合、より電子銃から発射される電子ビームを正確で且つ容易に制御でき、画面の大きさに相応するようにガラス・バルブ10の外周に沿って幾つかの箇所に電子ビームの発射構造を構成して、画面を複数の領域に分けることができる。
【0015】
図2及び図3を参照して、フロント・パネル20のスカート部24にはファネル40との連通のために孔24aが設けられている。該孔24aの内面は、電子銃60から発射される電子ビームが偏向ヨーク70により偏向されても、該偏向電子ビームがガラス・バルブ10の内部へ受容可能な曲面部24bに形成される。
【0016】
図4は、本発明による側面投射型陰極線管のファネル40の変形例を示すことで、ファネル40の中心軸44はフロント・パネル20のフェイス部22へ向かうように構成されている。このため、電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70の偏向によって蛍光物質80へ走査される。反面に、本発明によるファネル40の他の変形例を示す図5では、ファネル40の中心軸44はリアー・パネル30へ向けるように構成されされても良く、この場合、リアー・パネル30の内面には電子ビームを蛍光物質80へ反射させる反射体84が塗布される。したがって、電子銃60から発射される電子ビームは偏向ヨーク70の偏向によって反射体84へ走査され、該反射体84によって反射される電子ビームは蛍光物質80へ走査される。このような場合、電子ビームの反射効率を上げるために、リアー・パネル30及び/または反射体84)を球面形状に形成することが好ましい。
【0017】
図6及び図7には、本発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管を示す。第2の実施例による側面投射型陰極線管は第1の実施例の陰極線管と比べて、ファネル40の位置を除いては、その他は第1の実施例と同様である。例えば、二つのファネル40がフェイス部22の第1の長側面28aの中央を基準として、左右側に各々設けられてもよく(図6及び図7参照)、三つのファネル40が第2の長側面28bに設けられてもよい(図8参照)。
【0018】
上記において、第1の長側面28aまたは第2の長側面28bに二つまたは三つのファネルが設けられる場合について示したが、これに限られるものではない。即ち、ファネルは少なくとも一つ以上であれば良く、その位置もスカート部の側面のうちのいずれかまたは対向する位置に設けられてもよい。例えば、ファネルが二つの場合、一方は短側面に、他方は長側面に設けてもよい。
【0019】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施例による側面投射型陰極線管を部分切出した斜視図である。
【図2】図1の側面投射型陰極線管を部分切出した正面図である。
【図3】図2のx-x線に沿って切出した側面投射型陰極線管の断面図である。
【図4】図1の側面投射型陰極線管のファネルの変形例を示す断面図である。
【図5】図1の側面投射型陰極線管のファネルの他の変形例を部分的に示す断面図である。
【図6】発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管の斜視図である。
【図7】図6の側面投射型陰極線管を部分的に切出した正面図である。
【図8】本発明の第2の実施例による側面投射型陰極線管の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0021】
10…ガラス・バルブ 20…フロント・パネル 22…フェイス部 24…スカット部 30…リアー・パネル
Claims (9)
- 画像が透視されるフェイス部及び該フェイス部の周縁から後方に延在するスカート部を有するフロント・パネルと、
前記フロント・パネルの前記スカート部の外周に沿って設けられ、電子ビームを発射する電子銃及び該電子銃から発射される電子ビームを偏向させる偏向ヨークを有する電子ビーム発射構造とを少なくとも2つ以上含む側面投射型陰極線管。 - 前記フェイス部が、一対の短側面及び一対の長側面を有する略四角形状の断面を有し、前記2つ以上の電子ビーム発射構造が、各々前記スカート部の一対の短側面に対向するように構成される、請求項1に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記フェイス部が、一対の短側面及び一対の長側面を有する略四角形状の断面を有し、前記2つ以上の電子ビーム発射構造が前記フェイス部の前記一対の長側面のうちのいずれかに構成される、請求項1に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記2つ以上の電子ビーム発射構造の中心軸が、前記フロント・パネルの前記フェイス部へ向かうように構成される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記フロント・パネルの前記フェイス部に対向するリアー・パネルを更に含み、前記2つ以上の電子ビーム発射構造の中心軸が、前記リアー・パネルへ向けるように構成される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記フロント・パネルの前記スカート部に前記電子ビーム発射構造と連通するように設けられる少なくとも2つ以上の孔を有し、該孔の各々はそれに対応する電子銃からの電子ビームの偏向角を受け入れるための曲面部を有する、請求項1に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記フロント・パネルの前記フェイス部に対向するリアー・パネルを更に含み、前記フェイス部の対角部最外郭寸法がDmであるとき、前記フロント・パネルと前記リアー・パネルの全体厚さ(Dt)との比が0.35≧Dt/Dm≧0.1の関係を有する、請求項1に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記フロント・パネルの前記フェイス部には、前記電子銃から発射された電子ビームを用いて像を表すための蛍光物質を更に含み、前記リアー・パネルには該電子ビームを蛍光物質の方へ反射させるための反射体を有する、請求項5に記載の側面投射型陰極線管。
- 前記リアー・パネル及び/または前記反射体が球面形状である、請求項8に記載の側面投射型陰極線管。
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