JPH11288676A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH11288676A
JPH11288676A JP10317637A JP31763798A JPH11288676A JP H11288676 A JPH11288676 A JP H11288676A JP 10317637 A JP10317637 A JP 10317637A JP 31763798 A JP31763798 A JP 31763798A JP H11288676 A JPH11288676 A JP H11288676A
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JP
Japan
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effective portion
panel
effective
color
picture tube
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Application number
JP10317637A
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English (en)
Inventor
Norio Shimizu
紀雄 清水
Shinichiro Nakagawa
慎一郎 中川
Masachika Inoue
雅及 井上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US09/207,657 priority patent/US6066914A/en
Priority to EP98123086A priority patent/EP0923107B1/en
Priority to DE69823967T priority patent/DE69823967T2/de
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/86Vessels and containers
    • H01J2229/8613Faceplates
    • H01J2229/8616Faceplates characterised by shape
    • H01J2229/862Parameterised shape, e.g. expression, relationship or equation

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの有効部を平坦化した場合の真空外囲
器の大気圧強度、シャドウマスクの曲面保持強度および
輝度劣化を防止できるカラー受像管を構成することを目
的とする。 【解決手段】 カラー受像管において、パネル20の有効
部22外面をほぼ平面または若干の曲率をもつ曲面とし、
内面を少なくとも中央部付近の長軸方向曲率半径をほぼ
無限大とし、短軸方向に曲率をもつ曲面とし、この有効
部の中央部付近と対角軸端付近との肉厚差を8を超える
20mm以下、有効部の中央部の透過率を70%以上に設
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管に
係り、特にパネルの平坦度を向上させた場合の真空外囲
器の大気圧強度、シャドウマスクの曲面保持強度の劣化
を防止し、かつパネル周辺部での輝度が良好なカラー受
像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図12に示すよ
うに、曲面からなる実質的に矩形状の有効部1の周辺部
にスカート部2が設けられたガラス製パネル3と、その
スカート部2に接合された漏斗状のガラス製ファンネル
4とからなる真空外囲器を有する。そのパネル3の有効
部1内面に黒色非発光物質層と3色蛍光体層とからなる
蛍光体スクリーン5が設けられている。またこのパネル
3の内側に、上記蛍光体スクリーン5と対向する実質的
に矩形状の有効面6に多数の電子ビーム通過孔が形成さ
れたマスク本体7と、このマスク本体7の周辺部に取付
けられたマスクフレーム8とからなるシャドウマスク9
が配置されている。一方、ファンネル4のネック10内
に電子銃11が配置されている。そして、この電子銃1
1から放出される3電子ビーム12B ,12G ,12R
をファンネル4の外側に装着された偏向装置13の発生
する磁界により偏向し、シャドウマスク9を介して蛍光
体スクリーン5を水平、垂直走査することにより、カラ
ー画像を表示する構造に形成されている。
【0003】このようなカラー受像管において、蛍光体
スクリーン5上に色ずれのない画像を表示するために
は、シャドウマスク9のマスク本体7に形成されている
電子ビーム通過孔を通過する各電子ビーム12B ,12
G ,12R がそれぞれ蛍光体スクリーン5の3色蛍光体
層に正しくランディングするようにすることが必要であ
る。そのためには、パネル3とシャドウマスク9との位
置関係を正しく保つ必要がある。
【0004】ところで、近年、カラー受像管は、視認度
を向上させるため、パネルの有効部外面を平面近くまで
平坦化して、曲率を小さくすることが要求されている。
この場合、パネルの成形性や視認度から、有効部内面の
曲率を小さくすることが必要となる。
【0005】しかし、上記のようにパネルを構成する
と、このパネルを用いて形成される真空外囲器の大気圧
強度が問題となる。また、その大気圧強度を確保するた
めに、パネルの肉厚を厚くすると、有効部の透過率が低
下し、輝度が劣化するという問題が生ずる。
【0006】さらに、有効部内面に設けられた蛍光体ス
クリーン5の3色蛍光体層に対する電子ビームのランデ
ィングを適切にするためには、電子ビーム通過孔の形成
されているマスク本体の有効面の曲率を適切に小さくす
る必要がある。しかし、有効面の曲率を小さくすると、
曲面保持強度が劣化し、シャドウマスクが変形し、色純
度の劣化がおこる。
【0007】また、シャドウマスク形カラー受像管は、
動作原理上、シャドウマスクの電子ビーム通過孔を通っ
て蛍光体スクリーンに達する電子ビームは、電子銃から
放出される全電子ビーム量の1/3以下であり、それ以
外の電子ビームは、シャドウマスクの電子ビーム通過孔
以外の部分に衝突して熱エネルギに変換され、シャドウ
マスクを加熱する。この加熱によりシャドウマスクは、
熱膨張し、有効面が蛍光体スクリーン方向に膨出するド
ーミングをおこす。その結果、パネルの有効部内面とマ
スク本体の有効面との間隔が変化し、この間隔が許容範
囲を越えると、蛍光体層に対する電子ビームのランディ
ングがずれ、色純度の劣化がおこる。このシャドウマス
クの熱膨張によるランディングずれの大きさは、画像パ
ターンの輝度、そのパターンの継続時間などにより異な
り、特に局部的に高輝度パターンを表示する場合は、局
部的なドーミングが生じ、短時間のうちに局部的に大き
なランディングずれが生ずる。
【0008】このような局部的なドーミングによるラン
ディングずれは、マスク本体の有効面の曲率を小さくし
た場合に大きくなるため、パネルの有効部を平坦化する
上で、局部的なドーミングによる色純度の劣化は、避け
られない。
【0009】また、パネルの有効部の外面のみを平坦化
すると、必然的にパネルの中央部と周辺部との肉厚差が
大きくなり、パネルの中央部と周辺部とで透過率に大き
な差ができる。その結果、パネルの中央部と周辺部との
輝度差が大きくなり、視認性が劣化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、視認度
を向上させるため、パネルの有効部外面を平面近くまで
平坦化して曲率を小さくすると、真空外囲器の大気圧強
度が問題となる。また、この大気圧強度を確保するため
にパネルの肉厚を厚くすると、有効部の透過率が減少
し、輝度が劣化するという問題が生ずる。
【0011】また、パネルの有効部の平坦化に対応して
マスク本体の有効面の曲率を小さくすると、曲面保持強
度が劣化し、シャドウマスクの変形や、局部的なドーミ
ングによるランディングずれが生じ、色純度の劣化がお
こる。
【0012】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、パネルの有効部を平坦化した場合
の真空外囲器の大気圧強度、シャドウマスクの曲面保持
強度および輝度劣化を防止できるカラー受像管を構成す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1) 実質的に矩形状
の有効部を有するパネルと、その有効部の内面に設けら
れた3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンと、この蛍
光体スクリーンと対向する実質的に矩形状の有効面に多
数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマスクとを
有するカラー受像管において、パネルの有効部の外面を
ほぼ平面または若干の曲率をもつ曲面とし、この有効部
の中央付近と対角軸端付近との肉厚差を8mmを越える2
0mm以下、有効部の中央部の透過率を70%以上に設定
した。
【0014】(2) 実質的に矩形状の有効部を有する
パネルと、その有効部の内面に設けられた3色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと
対向する実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通
過孔が形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像
管において、パネルの有効部の外面をほぼ平面または若
干の曲率をもつ曲面とし、この有効部の中央付近と対角
軸端付近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、有効部
の中央部の透過率を70%以上に設定し、この有効部の
内面に3色蛍光体層の発光色を選択的に透過するフィル
ターを介して3色蛍光体層を設けた。
【0015】(3) 実質的に矩形状の有効部を有する
パネルと、その有効部の内面に設けられた3色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと
対向する実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通
過孔が形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像
管において、パネルの有効部の外面をほぼ平面または若
干の曲率をもつ曲面とし、この有効部の中央付近と対角
軸端付近との肉厚差を8mmを越える20mm以下、有効部
の中央部の透過率を70%以上に設定し、この有効部の
外面に透過率を変化させるフィルターを設けた。
【0016】(4) 実質的に矩形状の有効部を有する
パネルと、その有効部の内面に設けられた3色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと
対向する実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通
過孔が形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像
管において、パネルの有効部の外面をほぼ平面または若
干の曲率をもつ曲面とし、内面の少なくとも中央部付近
の長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率
をもつ曲面とし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
近との肉厚差を8mmを越える20mm以下、有効部の中央
部の透過率を70%以上に設定した。
【0017】(5) 実質的に矩形状の有効部を有する
パネルと、その有効部の内面に設けられた3色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと
対向する実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通
過孔が形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像
管において、パネルの有効部の外面をほぼ平面または若
干の曲率をもつ曲面とし、内面の少なくとも中央部付近
の長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率
をもつ曲面とし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、有効部の中央
部の透過率を70%以上に設定し、この有効部の内面に
3色蛍光体層の発光色を選択的に透過するフィルターを
介して3色蛍光体層を設けた。
【0018】(6) 実質的に矩形状の有効部を有する
パネルと、その有効部の内面に設けられた3色蛍光体層
からなる蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと
対向する実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通
過孔が形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像
管において、パネルの有効部の外面をほぼ平面または若
干の曲率をもつ曲面とし、内面の少なくとも中央部付近
の長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率
をもつ曲面とし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、有効部の中央
部の透過率を70%以上に設定し、この有効部の外面に
透過率を変化させるフィルターを設けた。
【0019】(7) (4)乃至(6)のいずれかのカ
ラー受像管において、パネルの有効部内面を長軸方向周
辺部で若干の長軸方向曲率をもつ曲面とした。
【0020】(8) (1)または(4)のカラー受像
管において、パネルの有効部内面の中心に対する長軸端
内面の落込み量hp 、短軸端内面の落込み量vp 、対角
軸端内面の落込み量dp を、 hp <vp hp <dp とした。
【0021】(9) (1)または(4)のカラー受像
管において、シャドウマスクの有効面を、少なくとも中
央部付近の長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方
向に曲率をもつ曲面とした。
【0022】(10) (9)のカラー受像管におい
て、シャドウマスクの有効面の中心に対する長軸端の落
込み量hm 、短軸端の落込み量vm 、対角軸端の落込み
量dmを、 hm <vm hm <dm とした。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0024】図1にその一形態であるカラー受像管を示
す。このカラー受像管は、実質的に矩形状のガラス製パ
ネル20と漏斗状のガラス製ファンネル21とからなる
真空外囲器を有する。そのパネル20の後述する有効部
22の内面に蛍光体スクリーン23が設けられている。
またこの蛍光体スクリーン23に対向して上記パネル2
0の内側にシャドウマスク24が配置されている。一
方、ファンネル21のネック25内に電子銃26が配置
されている。そして、この電子銃26から放出される3
電子ビーム27B ,27G ,27R をファンネル21の
外側に装着された偏向装置28の発生する磁界により偏
向し、シャドウマスク24を介して蛍光体スクリーン2
3を水平、垂直走査することにより、カラー画像を表示
する構造に形成されている。
【0025】上記パネル20は、実質的に矩形状の有効
部22の周辺部にスカート部30が設けられ、このスカ
ート部30にファンネル21が接合されている。
【0026】特にこの実施の形態においては、上記有効
部22の外面がほぼ平面または若干の曲率をもつ曲面と
なっている。これに対し、内面は、図2に示すように、
長軸(X軸)方向の曲率半径をほぼ無限大とし、短軸
(Y軸)方向に曲率をもつ円筒状曲面に形成されてい
る。その有効部22内面の中心に対する周辺部の落込み
は、長軸端内面の落込み量をhp 、短軸端内面の落込み
量をvp 、対角軸端内面の落込み量をdp とするとき、 hp <vp hp <dp となっている。またこの有効部22は、中央部付近と対
角軸端付近との肉厚差が8mmを越える20mm以下であ
り、上記有効部22の中央部の透過率が70%以上に設
定されている。
【0027】この有効部22内面に設けられる蛍光体ス
クリーン23は、図3に示すように、パネル20の短軸
方向に細長いストライプ状の黒色非発光物質層32が長
軸方向に複数列並列に設けられ、この黒色非発光物質層
32の隙間に、青、緑、赤に発光するストライプ状の3
色蛍光体層33B ,33G ,33R が埋込まれるように
設けられたブラックストライプ型蛍光体スクリーンから
なる。
【0028】特にこの実施の形態においては、その3色
蛍光体層33B ,33G ,33R が、青色発光蛍光体層
33B については、この蛍光体層33B の発光する青色
光を選択的に透過、すなわち蛍光体層33B の発光する
青色光を透過し、それ以外の可視光を吸収する青色用カ
ラーフィルター34B 、緑色発光蛍光体層33G につい
ては、この蛍光体層33G の発光する緑色光を選択的に
透過、すなわち蛍光体層33G の発光する緑色光を透過
し、それ以外の可視光を吸収する緑色用カラーフィルタ
ー34G 、赤色発光蛍光体層33R については、この蛍
光体層33R の発光する赤色光を選択的に透過、すなわ
ち蛍光体層33R の発光する赤色光を透過し、それ以外
の可視光を吸収する赤色用カラーフィルター34R を介
して黒色非発光物質層32の隙間に設けられている。
【0029】その青色用カラーフィルター34B は、ア
ルブミン酸コバルト系、群青系顔料などで形成される。
緑色用カラーフィルター34G は、TiO2 −NiO−
CoO−ZnO系、CoO−Al2 3 −Cr2 3
TiO2 系、CoO−Al23 −Cr2 3 系、Cr
2 3 系、塩素化フタロシアニングリーン系、臭素化フ
タロシアニングリーン系顔料などで形成される。赤色用
カラーフィルター34R は、酸化第2鉄系、アンスラキ
ノン系顔料などで形成される。
【0030】シャドウマスク24は、上記蛍光体スクリ
ーン23と対向する有効面36に多数のスリット状電子
ビーム通過孔が形成された実質的に矩形状のマスク本体
37と、このマスク本体37の周辺部に取付けられた実
質的に矩形状のマスクフレーム38とからなる。図4に
示すように、そのマスク本体37の有効面36のスリッ
ト状電子ビーム通過孔39は、短軸方向にブリッジ40
を介して直線状に複数個配置され、この短軸方向の電子
ビーム通過孔の配列が長軸方向に複数列並列に配置され
たものとなっている。その長軸方向に隣接する電子ビー
ム通過孔列の各電子ビーム通過孔39は、互いに短軸方
向にずれている。
【0031】特にこの実施の形態においては、上記マス
ク本体37の有効面36が、長軸方向曲率半径をほぼ無
限大とし、短軸方向に曲率をもつ円筒状曲面に形成され
ている。その有効面36の中心に対する周辺部の落込み
は、長軸端の落込み量をhm、短軸端の落込み量をvm
、対角軸端の落込み量をdm とするとき、前記パネル
の有効部内面と同様に、 hm <vm hm <dm となっている。
【0032】上記のようにカラー受像管を構成すると、
パネル20の有効部22を平坦化して視認度を向上さ
せ、それにともなって、シャドウマスク24のマスク本
体37の有効面36が平坦化しても、真空外囲器の大気
圧強度、シャドウマスク24の曲面保持強度を確保で
き、かつパネル20周辺部での輝度を向上させることが
でき、シャドウマスク24の変形や局部的なドーミング
による色純度の劣化をおこしにくいカラー受像管とする
ことができる。
【0033】すなわち、視認度を向上させるため、パネ
ルの有効部外面を平面または若干の曲率をもつ曲面とし
た場合、その有効部の内面形状としては、従来より球面
形状、短軸方向の曲率半径をほぼ無限大として長軸方向
に曲率をもつ円筒状曲面形状、4次あるいは6次の多項
式で表現される曲面形状などがある。しかし、これら形
状のパネルでは、十分な大気圧強度が得られない。
【0034】このパネルの有効部形状に関し、特願平8
−49030号明細書には、有効部外面をほぼ平面と
し、内面を長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方
向に一定の曲率をもつ円筒状曲面としたパネルが示され
ている。
【0035】なお、上記外面がほぼ平面とは、完全にフ
ラットあるいは有効部中心に対する対角端の平均曲率半
径がR1,0000mm以上の場合をいう。
【0036】ここで、曲面の最大曲率半径をRmax 、最
小曲率半径をRmin とするとき、大気圧強度の一つの指
標となる 1/Rmax +1/Rmin で定義される平均曲率を用いると、一般に、平坦度の基
準となるR表示を算出する対角部の落込み量が同一の場
合、この実施の形態のように、有効部内面を長軸方向の
曲率をほぼ無限大とし、短軸方向に一定の曲率をもつ円
筒状曲面とすると、他の曲面形状にくらべて最も平均曲
率が大きくなる。
【0037】したがって、同様の平坦度であれば、上記
のように有効部22内面の長軸方向曲率半径をほぼ無限
大とし、短軸方向に曲率をもつ円筒状曲面した場合に、
最も大きな大気圧強度が得られる。
【0038】さらに、短軸方向の曲率半径をそのままに
して、長軸方向周辺部で長軸方向に若干の曲率をもたせ
ることにより、視認性を損なわずに、さらに大気圧強度
を向上させることができる。一般に、このようなパネル
20の有効部22内面は、中心に対する長軸端内面の落
込み量hp 、短軸端内面の落込み量vp 、対角軸端内面
の落込み量dp が、 hp <vp hp <dp となる。
【0039】一方、カラー受像管の画像表示部での外光
の反射は、主としてパネルの有効部外面、内面および蛍
光体層でおこる。なかでも蛍光体層での反射が最大であ
る。
【0040】そこで、通常のカラー受像管のようにパネ
ルの有効部内面にカラーフィルターを設けることなく蛍
光体層を設けた場合、図5(a)に示すように、発光部
の輝度A1 に対して非発光部が輝度B1 になるとする
と、同じパネルの有効部内面にこの実施の形態のように
カラーフィルターを介して蛍光体層を設けることによ
り、同(b)に示すように、発光部の輝度A2 をカラー
フィルターを設けないときの輝度A1 とほとんど同じの
まま、非発光部の輝度B2 を下げることができる。さら
に、パネルの有効部の最大透過率を通常のカラー受像管
のパネルの最大透過率(50%程度)よりも高く、70
%以上とし、このパネルの有効部内面に前記実施の形態
に示したカラーフィルターを介して蛍光体層を設けるこ
とにより、同(c)に示すように、発光部の輝度A3 お
よび非発光部の輝度B3 を上記(b)の場合よりも高
く、かつ非発光部の輝度B3 を上記(a)の場合と同等
またはそれ以下にすることができる。
【0041】したがってこの実施の形態のカラー受像管
のように、パネル20の有効部22の中央部の透過率を
70%以上とし、その有効部22内面にカラーフィルタ
ー34B ,34G ,34R を介して、それぞれ3色蛍光
体層33B ,33G ,33Rを設けると、従来の通常の
カラー受像管にくらべて発光部の輝度が高く、発光部と
非発光部の輝度比A/Bにより決定されるコントラスト
を従来の通常のカラー受像管のそれと同等以上に改善す
ることができる。
【0042】なお、一般に蛍光体層の発光輝度(発光部
輝度)は、パネルの有効部の透過率に対して、図6に示
すように、カラーフィルターを介して蛍光体層を設けた
場合は直線42a 、カラーフィルターを介することなく
蛍光体層を設けた場合は直線42b のように変化する。
これに対して、パネルの有効部内面に設けられた蛍光体
層の外光反射による輝度(非発光部輝度)は、同(b)
に示すように、カラーフィルターを介して蛍光体層を設
けた場合は曲線43a 、カラーフィルターを介すること
なく蛍光体層を設けた場合は曲線43b のように高次関
数曲線で変化する。また、コントラスト(発光部と非発
光部の輝度比)は、同(c)に示すように、カラーフィ
ルターを介して蛍光体層を設けた場合は曲線44a 、カ
ラーフィルターを介することなく蛍光体層を設けた場合
は曲線44b のように変化する。
【0043】このパネルの有効部の透過率に対する蛍光
体層の発光輝度、蛍光体層の外光反射による輝度および
コントラストを基に、パネルの有効部を平坦化した場合
の肉厚の増大を考慮に入れて、パネルの有効部の最大透
過率を検討した結果、パネルの有効部の中央部で70%
以上にする必要があることが判明した。
【0044】また、パネルの有効部中央の透過率をTc
、周辺の透過率をTd とするとき、 TR =Td /Tc で表される透過率比TR は、パネルの有効部中央と対角
軸端との輝度比CBに相当する。
【0045】このパネルの有効部の透過率比TR と短軸
方向曲率半径との関係を、縦横の比が16:9、対角寸
法が66cmのカラー受像管について図9に示す。曲線4
6aは、最大透過率を77%、パネルの有効部中央の肉
厚を13.0mmに設定し、かつ有効部内面を、図2に示
したように、長軸方向曲率半径をほぼ無限大として短軸
方向に曲率をもつ円筒状曲面とした場合、曲線46b
は、最大透過率を50%、パネルの有効部中央の肉厚を
13.0mmに設定し、かつ有効部内面を、同じく長軸方
向曲率半径をほぼ無限大として短軸方向に曲率をもつ円
筒状曲面とした場合である。
【0046】このように縦横比および対角寸法が同一の
パネルの場合、その有効部中央と対角軸端との肉厚差
は、有効部内面の曲率半径が小さくなるほど大きくなる
が、曲線46a のように相対的に最大透過率を大きくす
ると、有効部内面の曲率半径(短軸方向曲率半径)を小
さくした場合でも、中央と対角軸端との透過率比TR
は、相対的に最大透過率が小さい場合にくらべて変化が
小さく、視認度を良好にすることができる。
【0047】また従来のパネルは、有効部内面が球面や
高次の多項式で表現される曲面などに形成され、一般に
最大透過率が50%程度、有効部中央と周辺との肉厚差
が3〜5mmであり、この場合、透過率比TR は、86〜
78%である。これに対して、この実施の形態のよう
に、パネルの有効部の中央部の透過率を70%以上とす
ると、有効部中央と周辺との肉厚差を8mm〜20mmとし
ても、透過率比TR を88〜78%と、ほぼ同程度にす
ることができる。
【0048】さらにパネルの有効部中央と対角軸端との
肉厚差と真空外囲器の防爆特性(大気圧強度)との関係
を、真空外囲器の外部雰囲気を大気圧以上の所定気圧に
したときの破壊(爆縮)試験により調査した。表1にそ
の結果を示す。
【0049】
【表1】 この表1の符号○は良好、Δはやや問題あり、×は爆縮
したことを示している。この表1に示されているよう
に、パネルの有効部中央と対角軸端との肉厚差を8mm以
上とすることにより、十分な大気圧強度をもつ真空外囲
器を構成することができる。
【0050】つまり、パネル20の有効部22の透過率
を70%以上、中央と対角軸端との肉厚差を8mmを越え
る20mm以下とすることにより、中央と対角軸端との透
過率比TR を従来のパネルのそれとほぼ同程度に保ち、
パネル周辺部での輝度を犠牲にすることなく、十分な大
気圧強度をもつカラー受像管を構成することができる。
【0051】また、シャドウマスク24については、長
軸方向曲率半径をほぼ無限大として短軸方向に曲率をも
つ円筒状曲面に形成されるパネル20の有効部22内面
に対して、有効面36を長軸方向曲率半径をほぼ無限大
として短軸方向に曲率をもつ円筒状曲面に形成すること
が望まれる。しかも、パネル20の有効部22内面の中
心に対する長軸端内面の落込み量hp 、短軸端内面の落
込み量vp 、対角軸端内面の落込み量dp の hp <vp hp <dp の関係に対して、マスク本体37の有効面36の中心に
対する長軸端の落込み量hm 、短軸端の落込み量vm 、
対角軸端の落込み量dm を、 hm <vm hm <dm の関係にすることにより、パネル20の有効部22内面
との間隔を適性にすることができる。
【0052】しかもシャドウマスク24は、図4に示し
たように、マスク本体37の有効面36が長辺間隔Ll
に対して短辺間隔Ls が短く、かつ短軸方向には直線4
8で示したように連続した直線部があるが、長軸方向に
は直線49で示したように連続した直線部がなく、異方
性があるため、同様の曲率の場合には、長軸方向に曲率
をもたせるよりも、短軸方向に曲率をもたせた方が曲面
保持強度を高くすることができる。したがって、それに
より、シャドウマスクの変形や、カラー受像管動作時の
局部的なドーミングを効果的に抑制でき、色純度の劣化
しにくいカラー受像管とすることができる。
【0053】つぎに、他の実施の形態について説明す
る。
【0054】上記実施の形態では、パネルの有効部内面
を、長軸方向曲率半径をほぼ無限大として短軸方向に曲
率をもつ円筒状曲面としたが、図10は、そのパネルの
有効部22内面を、中央部付近の長軸方向曲率半径をほ
ぼ無限大とし、長軸方向周辺部で長軸方向に若干の曲率
をもち、短軸方向に曲率をもつほぼ円筒状曲面としたも
のである。この場合、その有効部22内面の中心に対す
る長軸端内面の落込み量hp 、短軸端内面の落込み量v
p 、対角軸端内面の落込み量dp は、 hp <vp hp <dp の関係を満たし、図11に長軸上での長軸方向曲率を曲
線51、短軸上での短軸方向曲率を曲線52、対角軸上
での対角軸方向曲率を曲線53で示した一例では、 hp =4.0mm hv =13.0mm hd =13.5mm となっている。
【0055】このようなパネルに対しては、シャドウマ
スクのマスク本体の有効面も、上記パネルの有効部内面
に対応した曲面に形成され、その有効面中心に対する長
軸端の落込み量hm 、短軸端の落込み量vm 、対角軸端
の落込み量dm は、パネル20の有効部22内面との間
隔を適性に保つように、 hm <vm hm <dm の関係を満たすように形成される。
【0056】このようにカラー受像管を構成すると、特
にマスク本体の有効面の周辺部に長軸方向曲率をもつ形
状としたことにより、シャドウマスクの曲面保持強度を
高くすることができ、シャドウマスクの変形や局部的な
ドーミングをより効果的に抑制して、色純度の劣化しに
くいカラー受像管とすることができる。
【0057】なお、上記実施の形態では、パネルの有効
部の内面にフィルターを設けた場合について説明した
が、中央部付近の輝度を重視するならば、内面にフィル
ターを設けないでも、真空外囲器の大気圧強度を確保し
て、パネルの有効部周辺部での輝度を保ち、シャドウマ
スクの変形や局部的なドーミングなどによる色純度の劣
化を抑制することができる。
【0058】またパネルの有効部の外面に透過率を変化
させることができるフィルターを設けることにより、コ
ントラストを改善したカラー受像管とすることができ
る。このフィルターは、3色蛍光体層の発光を選択的に
透過するものや、パネル外面にフィルターをもつフィル
ムを塗布してもよい。
【0059】さらにパネルの有効部の内面および外面に
3色蛍光体層の発光をそれぞれ選択的に透過するフィル
ターを設けても、コントラストや色純度が劣化しにくい
カラー受像管とすることができる。
【0060】なおまた、上記実施の形態では、マスク本
体の有効面に、複数個のスリット状電子ビーム通過孔が
ブリッジを介して直線状に配置されたシャドウマスクの
場合について説明したが、この発明は、マスク本体の有
効面の電子ビーム通過孔が円形状であるシャドウマスク
の場合にも適用できる。
【0061】
【発明の効果】上述のようにカラー受像管を構成する
と、パネルの有効部外面をほぼ平面または若干の曲率を
もつ曲面に形成して、視認度を向上させても、真空外囲
器の大気圧強度を確保し、パネル周辺部での輝度を良好
に保ち、かつシャドウマスクの変形や局部的なドーミン
グなどによる色純度の劣化をおこしにくいカラー受像管
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管の
構成を示す図である。
【図2】上記カラー受像管のシャドウマスクのマスク本
体の有効面の内面形状を示す図である。
【図3】図3(a)は上記カラー受像管の蛍光体スクリ
ーンの構成を示す図、図3(b)はその断面図である。
【図4】上記シャドウマスクのマスク本体の有効面の構
成を説明するための図である。
【図5】図5(a)乃至(c)はそれぞれ上記蛍光体ス
クリーンの発光部および非発光部の輝度を説明するため
の図である。
【図6】上記カラー受像管のパネルの有効部の透過率と
蛍光体スクリーンの発光部輝度との関係を説明するため
の図である。
【図7】上記カラー受像管のパネルの有効部の透過率と
蛍光体スクリーンの非発光部輝度との関係を説明するた
めの図である。
【図8】上記カラー受像管のパネルの有効部の透過率と
画面のコントラストとの関係を説明するための図であ
る。
【図9】上記カラー受像管のパネルの有効部の短軸方向
曲率半径と透過率比との関係を説明するための図であ
る。
【図10】この発明の実施の他の形態に係るパネルの有
効部の内面形状を示す図である。
【図11】この発明の実施の他の形態に係るパネルの有
効部の中心に対する周辺部の落込み量を示す図である。
【図12】従来のカラー受像管の構成を示す図である。
【符号の説明】
20…パネル 22…有効部 23…蛍光体スクリーン 24…シャドウマスク 33B ,33G ,33R …3色蛍光体層 34B ,34G ,34R …フィルター 36…有効面 37…マスク本体 39…電子ビーム通過孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、この有効部の中央付近と対角軸
    端付近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効
    部の中央部の透過率が70%以上に設定されていること
    を特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、この有効部の中央付近と対角軸
    端付近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効
    部の中央部の透過率が70%以上に設定され、この有効
    部の内面に上記3色蛍光体層の発光色を選択的に透過す
    るフィルターを介して上記3色蛍光体層が設けられてい
    ることを特徴とするカラー受像管。
  3. 【請求項3】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、この有効部の中央付近と対角軸
    端付近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効
    部の中央部の透過率が70%以上に設定され、この有効
    部の外面に透過率を変化させるフィルターが設けられて
    いることを特徴とするカラー受像管。
  4. 【請求項4】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、内面が少なくとも中央部付近の
    長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率を
    もつ曲面をなし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
    近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効部の
    中央部の透過率が70%以上に設定されていることを特
    徴とするカラー受像管。
  5. 【請求項5】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、内面が少なくとも中央部付近の
    長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率を
    もつ曲面をなし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
    近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効部の
    中央部の透過率が70%以上に設定され、この有効部の
    内面に上記3色蛍光体層の発光色を選択的に透過するフ
    ィルターを介して上記3色蛍光体層が設けられているこ
    とを特徴とするカラー受像管。
  6. 【請求項6】 実質的に矩形状の有効部を有するパネル
    と、上記有効部の内面に設けられた3色蛍光体層からな
    る蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリーンと対向す
    る実質的に矩形状の有効面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成されたシャドウマスクとを有するカラー受像管にお
    いて、 上記パネルは上記有効部の外面がほぼ平面または若干の
    曲率をもつ曲面をなし、内面が少なくとも中央部付近の
    長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方向に曲率を
    もつ曲面をなし、この有効部の中央部付近と対角軸端付
    近との肉厚差が8mmを越える20mm以下、上記有効部の
    中央部の透過率が70%以上に設定され、この有効部の
    外面に透過率を変化させるフィルターが設けられている
    ことを特徴とするカラー受像管。
  7. 【請求項7】 パネルの有効部内面が長軸方向周辺部で
    若干の長軸方向曲率をもつ曲面をなすことを特徴とする
    請求項4乃至6のいずれかに記載のカラー受像管。
  8. 【請求項8】 パネルの有効部内面の中心に対する長軸
    端内面の落込み量hp、短軸端内面の落込み量vp 、対
    角軸端内面の落込み量dp が、 hp <vp hp <dp であることを特徴とする請求項1または4記載のカラー
    受像管。
  9. 【請求項9】 シャドウマスクの有効面が少なくとも中
    央部付近の長軸方向曲率半径をほぼ無限大とし、短軸方
    向に曲率をもつ曲面をなすことを特徴とする請求項1ま
    たは4記載のカラー受像管。
  10. 【請求項10】 シャドウマスクの有効面の中心に対す
    る長軸端の落込み量hm 、短軸端の落込み量vm 、対角
    軸端の落込み量dm が、 hm <vm hm <dm であることを特徴とする請求項9記載のカラー受像管。
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