JP2001060443A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2001060443A
JP2001060443A JP2000178612A JP2000178612A JP2001060443A JP 2001060443 A JP2001060443 A JP 2001060443A JP 2000178612 A JP2000178612 A JP 2000178612A JP 2000178612 A JP2000178612 A JP 2000178612A JP 2001060443 A JP2001060443 A JP 2001060443A
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JP2000178612A
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Shigeru Tsuchida
茂 土田
Norio Shimizu
紀雄 清水
Masachika Inoue
雅及 井上
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Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】色純度の劣化および輝度差を低減し画像品位の
向上したカラー陰極線管を提供することにある。 【解決手段】パネル有効部20の外面はほぼ平坦に形成
され、有効部内面には、ストライプ状の蛍光体層と光吸
収層とを並列に並べてなる蛍光体スクリーン24が形成
されている。パネル有効部は、中央部に対して対角軸端
部が8〜15mm厚く形成され、かつ中央部のガラスの
光透過率が40〜60%に設定されている。蛍光体スク
リーンは、蛍光体層のピッチに対する光吸収層の幅の比
率がパネル有効部の周辺部よりも中央部で同等以上とな
るように形成されている。シャドウマスク27のマスク
本体25には、多数の電子ビーム通過開孔が形成され、
中央部における開孔ピッチに対して、周辺部における開
孔ピッチは1.3ないし1.4倍に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルの有効部が
平坦化されたカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、有効部が曲
面からなる実質的に矩形状のパネルとファンネルとを有
した真空外囲器を備え、そのパネルの有効部内面には蛍
光体スクリーンが形成されている。蛍光体スクリーンに
対向して、実質的に矩形状のシャドウマスクが配置され
ている。このシャドウマスクは、多数の電子ビーム通過
開孔が形成されたマスク本体と、このマスク本体の周辺
部に取り付けられたマスクフレームと、を有し、マスク
フレームに取り付けられた弾性支持体をパネルに設けら
れたスタッドピンに係止することにより、パネルの内側
に支持されている。
【0003】一方、ファンネルのネック内には、電子ビ
ームを放出する電子銃が配設されている。そして、カラ
ー陰極線管は、電子銃から放出される3電子ビームをフ
ァンネルの外側に装着された偏向ヨークにより偏向し、
シャドウマスクの電子ビーム通過開孔を介して蛍光体ス
クリーンを水平、垂直走査することにより、カラー画像
を表示する。
【0004】蛍光体スクリーンとしては、パネルの短軸
方向に長いストライプ状黒色光吸収層を長軸方向に複数
列並列に形成し、これらの光吸収層の隙間に短軸方向に
長いストライプ状の3色蛍光体層を形成したブラックス
トライプ形が知られている。また、蛍光体スクリーンに
対応して、シャドウマスクでは、ブリッジを介して複数
個の電子ビーム通過開孔が短軸方向に一列状に配置さ
れ、この複数個の電子ビーム通過開孔からなる開孔列が
長軸方向に複数列並列に形成されている。
【0005】一般に、カラー陰極線管において、蛍光体
スクリーン上に色ずれのない画像を表示するためには、
シャドウマスクの透孔を通過した3電子ビームが蛍光体
スクリーンの対応する3色蛍光体層にそれぞれ正しくラ
ンディングする必要がある。その為には、シャドウマス
クをパネルに対して所定位置に正しく保つことが必要で
ある。
【0006】近年、カラー陰極線管として、パネルの有
効部外面を平面近くまで曲率を小さくし、視認性を良好
にしたものが実用化されている。このようなカラー陰極
線管では、パネルの成形性や視認性の点から有効部内面
の曲率も小さくする必要があり、更に、この有効部内面
の曲率に対応して、シャドウマスクの蛍光体スクリーン
との対向面の曲率も小さくする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パネル
の有効部内面の曲率を小さくすると、真空外囲器の大気
圧強度の劣化が問題となる。この大気圧強度の劣化を避
けるために有効部の肉厚を全体的に厚くすると、パネル
の光透過率が低くなり、その結果、有効部を介している
表示される画像の輝度が低下する。
【0008】また、大気圧強度を確保するために有効部
の中央部に対して周辺部の肉厚を厚くすると、その肉厚
の増加に伴い中央部と周辺部とで光透過率の差が大きく
なる。この光透過率の差は、画像を表示した際、パネル
の中央部と周辺部とで大きな輝度差を生じさせ、視認性
が大きく劣化する。これを避けるため、パネルの光透過
率を高めると、画像のコントラストが劣化する。更に、
このコントラストの劣化を避ける対策として、有効部外
面に低透過率のフィルムを貼着する方法が考えられる
が、このような方法は製造工程が増え、コストの上昇を
招く。
【0009】一方、シャドウマスクは、パネル有効部の
内面に対応して曲率が小さくなると機械的強度が低下
し、カラー陰極線管の製造工程で変形しやすくなる。そ
して、シャドウマスクの変形を色純度の劣化を招く。
【0010】また、シャドウマスクのドーミングによる
色純度の劣化が生ずる。すなわち、カラー陰極線管で
は、動作原理上、電子銃から放出された電子ビームの
内、シャドウマスクの開孔を通って蛍光体スクリーンに
到達する電子ビームは、電子銃から放出される全電子ビ
ームの1/3以下であり、他の電子ビームはシャドウマ
スクの開孔以外の部分に衝突してシャドウマスクを加熱
する。この加熱によってシャドウマスクは熱膨張し、蛍
光体スクリーン方向に膨出するドーミングを起こす。
【0011】このドーミングによって蛍光体スクリーン
とシャドウマスクとの間隔(q値)が変動し、その変動
量が許容範囲を超えると、3色蛍光体層に対する電子ビ
ームのランディングがずれ、色純度の劣化が生ずる。こ
のドーミングに基づくビームランディングのずれの大き
さは、表示する画像パターンの輝度やその継続時間等に
より異なる。また、局部的に高輝度の画像パターンを表
示した場合に生ずる局部的なドーミングは、短時間のう
ちにビームランディングを局部的に大きくずらす。この
ようなドーミングの発生は、シャドウマスクの曲率を小
さくした場合に顕著となり、パネルの有効部を平坦化し
ていく上で避けられない問題となっている。
【0012】この発明は上記問題点に鑑み成されたもの
で、その目的は、パネルの有効部の外面を平坦化した場
合でも、パネルの大気圧強度やシャドウマスクの機械的
強度を劣化させることなく、また、色純度の劣化および
輝度差を低減し画像品位の向上したカラー陰極線管を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るカラー陰極線管は、外面がほぼ平坦
なほぼ矩形状の有効部を有するパネルと、上記パネルに
接合されたファンネルと、を有した外囲器と、上記有効
部の内面に並列に形成された複数のストライプ状の光吸
収層と、これら光吸収層間の隙間にそれぞれ並列に形成
された複数のストライプ状の蛍光体層と、を有した蛍光
体スクリーンと、上記ファンネルのネック内に配設さ
れ、上記蛍光体スクリーンに向けて電子ビームを放出す
る電子銃と、上記蛍光体スクリーンに対向して配設され
ているとともに、並列に設けられた複数の開孔列を有
し、各開孔列は、それぞれブリッジ挟んで一列に配置さ
れた複数個の開孔を含んでいるシャドウマスクと、を備
え、上記外囲器は、上記有効部の中心および電子銃を通
って延びる管軸と、この管軸と直交して延びる水平軸
と、上記管軸および水平軸と直交して延びる垂直軸と、
を有し、上記パネルの有効部は、中央部に対して対角軸
端部が8〜15mm厚く形成され、かつ中央部のガラス
の光透過率が40〜60%に設定され、上記蛍光体スク
リーンは、蛍光体層のピッチに対する光吸収層の幅の比
率が少なくとも上記パネル有効部の周辺の一部よりも中
央部で大きくなるように形成されていることを特徴とし
ている。
【0014】上記のように構成されたカラー陰極線管に
よれば、パネルの有効部の外面形状をほぼ平坦として
も、真空外囲器の充分な大気圧強度を維持できるととも
に、パネル周辺部の輝度低下を防止することができる。
【0015】また、この発明に係るカラー陰極線管によ
れば、上記蛍光体スクリーンの蛍光体層および光吸収
層、並びに上記シャドウマスクの各開孔列は、上記短軸
とほぼ平行な方向に延び、上記シャドウマスクの中央部
における開孔の上記長軸方向に沿った幅Ac、シャドウ
マスクの短軸端部における開孔の同方向に沿った幅A
v、シャドウマスクの長軸端部における開孔の同方向に
沿った幅ADh、シャドウマスクの対角軸端部における
開孔の同方向に沿った幅Adは、以下の関係に設定され
ている。 Ac≦Av<Ad Ac<Ah≦Ad 更に、この発明によれば、上記シャドウマスクの各開孔
列は、上記短軸とほぼ平行な方向に延び、シャドウマス
クの中央部における上記長軸方向に沿った開孔ピッチW
c、シャドウマスクの短軸端部における同方向に沿った
開孔ピッチWv、シャドウマスクの長軸端部における同
方向に沿った開孔ピッチWh、シャドウマスクの対角軸
端部における同方向に沿った開孔ピッチWdは、以下の
関係に設定されている。 Wc≦Wv、 1.3Wc<Wh≦Wd 上記構成のカラー陰極線管によれば、電子ビーム通過開
孔の配列ピッチは、パネル中央部に対して周辺部で1.
3倍以上としていることから、電子ビームのランディン
グ位置の変動に対する多色打ち余裕度を充分持つことが
でき、シャドウマスクの熱膨張等による電子ビームラン
ディング変動に起因する色純度の劣化を抑制できる。
【0016】また、この発明に係るカラー陰極線管にお
いて、上記パネル有効部の中央部、短軸端部、長軸端
部、対角端部におけるパネルの肉厚をそれぞれtc、t
v、th、tdとすると、強度を向上する上で以下の関
係を満たしていることが望ましい。 tc<tv<td、 tc<th<td
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態に係るカラー陰極線管について詳細に
説明する。
【0018】図1に示すように、カラー陰極線管は真空
外囲器10を備え、この真空外囲器は、ほぼ矩形状の有
効部20と有効部の周辺部に沿って立設されたスカート
部21とを有したガラス製パネル22と、スカート部に
接合されたガラス製ファンネル23と、を備えている。
【0019】パネル22の有効部20の内面には、蛍光
体スクリーン24が設けられている。真空外囲器10内
には、蛍光体スクリーン24に対向してシャドウマスク
27が配設されている。このシャドウマスク27は、蛍
光体スクリーン24と対向しているとともに多数の電子
ビーム通過開孔が設けられたほぼ矩形状のマスク本体2
5と、このマスク本体の周辺部を支持した矩形状のマス
クフレーム26と、で構成されている。そして、シャド
ウマスク27は、マスクフレーム26に取り付けられた
弾性支持体28をパネル22のスカート部21内面に設
けられたスタッドピン29に係止することにより、パネ
ルに対して脱着自在に支持されている。また、ファンネ
ル23のネック31内には、3電子ビーム32B、32
G、32Rを放出する電子銃33が配設されている。
【0020】なお、パネル22を含む真空外囲器10
は、有効部20の中心および電子銃33を通って延びる
管軸Z、管軸と直交して延びる長軸(水平軸)Xと、管
軸および長軸と直交して延びる短軸(垂直軸)Yと、を
有している。
【0021】そして、カラー陰極線管は、電子銃33か
ら放出された3電子ビーム32B、32G、32Rをフ
ァンネル23の外側に装着された偏向ヨーク35により
偏向し、シャドウマスク27の電子ビーム通過開孔を介
して蛍光体スクリーン24を水平、垂直走査することに
よりカラー画像を表示する。
【0022】本実施の形態において、パネル22の有効
部20の外面は、ほぼ平坦か、あるいは僅かな曲率を持
つ曲面に形成され、内面は、この外面よりも大きな曲率
を持った曲面に形成されている。そして、有効部20
は、中央部の肉厚に対して対角端部付近、つまり、コー
ナ部付近の肉厚が8〜15mm厚くなっている。また、
有効部20の中央部における光透過率は40〜60%と
なっている。
【0023】図2に示すように、蛍光体スクリーン24
は、それぞれパネル22の短軸Y方向に延びているとと
もに長軸X方向に所定の隙間を置いて並列に並んだ複数
のストライプ状の黒色光吸収層37と、それぞれ光吸収
層37間の隙間に設けられ短軸Y方向に延びたストライ
プ状の3色蛍光体層38B、38G、38Rと、を有し
ている。パネル22の有効部20外面側から見た蛍光体
層のピッチPに対する光吸収層37の幅Bの比率M=B
/Pは、パネルの長軸方向周辺部および短軸方向周辺部
よりもパネル中央部で大きいか同じとなっている。な
お、長軸X方向に沿った3色蛍光体層38B、38G、
38RのピッチをPとしている。
【0024】シャドウマスク27のマスク本体25は、
パネル22の有効部内面に対応した曲率の曲面に形成さ
れている。図3に示すように、マスク本体25には、そ
れぞれ短軸Yとほぼ平行に延びた複数の開孔列が長軸X
方向に所定の隙間を置いて並列に設けられ、各開孔列
は、それぞれブリッジ40を介して複数個の電子ビーム
通過開孔41を一列に並べて構成されている。
【0025】そして、マスク本体25の中央部における
長軸X方向の開孔41のピッチをWc、マスク本体の短
軸Y端部、つまり、マスク本体の長辺近傍部における長
軸X方向の開孔41のピッチをWv、マスク本体の長軸
X端部、つまり、マスク本体の短辺近傍部における長軸
X方向の開孔41のピッチをWh、マスク本体の対角軸
端部、つまり、マスク本体のコーナ部における長軸X方
向の開孔41のピッチをWdとすると、電子ビーム通過
開孔41は以下の関係(1)、(2)を満たすように形
成されている。 Wc≦Wv …(1) 1.3Wc<Wh≦Wd …(2) また、マスク本体25の中央部における各開孔41の開
孔列と直交する長軸X方向の幅をAc、短軸Y端部おけ
る開孔41の同方向の幅をAv、長軸X端部における同
方向の開孔41の幅をAh、対角軸端部における同方向
の開孔41の幅をAdとすると、複数の開孔41は以下
の関係(3)、(4)を満たすように形成されている。 Ac≦Av<Ad …(3) Ac<Ah≦Ad …(4) そして、カラー陰極線管において、蛍光体スクリーン2
4は上記シャドウマスク27を光学マスクとして用い写
真印刷法により、容易に形成することができる。
【0026】上記のように構成されたカラー陰極線管に
よれば、パネル22の有効部20を平坦化しても真空外
囲器10に必要な大気圧強度を確保し、かつ、パネル有
効部20を介してみる画像の輝度、特に画面周辺部の輝
度を改善することが出来る。更に、パネル22の有効部
20の平坦化した場合でも、シャドウマスク27の機械
的強度の低下を防止し、カラー陰極線管の製造工程にお
けるシャドウマスクの変形やカラー陰極線管動作時のド
ーミングを抑制して色純度の劣化を軽減することができ
る。
【0027】以下、本実施例に対応する具体例1、2を
比較例と比べながら説明する。
【0028】パネルの縦横比が4:3、対角寸法が60
cmのカラー陰極線管を対象とした場合、比較例のカラ
ー陰極線管では、パネルの有効部の中央部におけるガラ
スの光透過率が約80%、有効部の中央部における肉厚
が12.5mm、有効部の中央部に対して周辺部の肉厚
が厚く、その肉厚差(ウェッジ)が13mmに設定され
ている。そして、蛍光体スクリーンの蛍光体層のピッチ
に対する光吸収層の幅の比率は、パネルの有効部の中央
部で約37%、周辺部で約51%となっている。また、
シャドウマスクの開孔列を構成する隣接開孔間のブリッ
ジの幅が、マスク本体の中央部で約100μm、周辺部
で約110μmに設定されている。シャドウマスクの開
孔は、長軸方向に沿った開孔ピッチが、シャドウマスク
の中央部に対して長軸端部で140%となるバリアブル
ピッチで配列されている。更に、パネルの有効部の中央
部の輝度に対する対角軸端部の輝度の比CB(コーナー
ブライトネス)が約62%となっている。
【0029】なお、輝度比CBは、パネルの有効部の中
央部における光透過率をTc、周辺部における光透過率
をTdとするとき、下記の式(5)で表されるパネルの
有効部の光透過率比Trに相当する。 Tr=Td/Tc …(5) ここで、本実施の形態において、パネルの光透過率と
は、波長546nmの光の管軸方向の透過率を示してい
る。
【0030】一方、具体例1のカラー陰極線管では、パ
ネル有効部の外面を平坦とし、パネル有効部の中央部に
おける肉厚、シャドウマスクの開孔列を構成する隣接開
孔間のブリッジ幅、及びシャドウマスクの長軸方向に沿
った開孔ピッチを、それぞれ上記比較例と同一に設定し
ている。また、パネル有効部の中央部におけるガラスの
光透過率は約55%に下げられ、蛍光体層のピッチPに
対する光吸収層37の幅Bの比率M=B/Pがパネル有
効部の中央部で約47%、周辺部で約43%に設定され
ている。その結果、有効部の中央部に対する対角軸端部
の輝度比CBは約60%となり、比較例と同等の良好な
値を維持した。
【0031】また、具体例2のカラー陰極線管では、パ
ネル有効部の中央部における肉厚、シャドウマスクの開
孔列を構成する隣接開孔間のブリッジ幅、及びシャドウ
マスクの長軸方向に沿った開孔ピッチが、それぞれ上記
比較例と同一に設定されているが、パネル有効部の中央
部におけるガラスの光透過率は約40%に下げられ、蛍
光体層のピッチPに対する光吸収層37の幅Bの比率M
=B/Pは、パネル有効部の中央部で約53%、周辺部
で約35%に設定されている。その結果、有効部の中央
部に対する対角軸端部の輝度比CBは約60%となり、
比較例と同等の良好な値を維持した。
【0032】表1に、これら比較例、具体例1、具体例
2を比較して示す。
【0033】
【表1】
【0034】上記比較例との比較からわかるように、具
体例1、2および後述する具体例3のカラー陰極線管
は、パネル有効部のガラスの光透過率が比較例よりも約
25〜40%低くなっており、かつ有効部中央の蛍光体
層のピッチPに対する光吸収層の幅Bの比率Mを大きく
したことによってコントラストが向上している。それに
より、パネルの外面に色選別フィルター等を設けること
なく、色選択フィルター等を用いた場合と同等の特性を
得ることができる。
【0035】なお、パネル有効部の光透過率を40%よ
りも低くすると、カラー陰極線管動作時におけるCB値
が60%を下回り視認性が悪くなる。従って、動作時の
CB値を60%以上確保するためには、パネル有効部の
中央部における光透過率が40%より低いことは好まし
くなく、視認度の点から40〜60%の範囲に設定する
ことが望ましい。
【0036】次に、有効部の中央部と周辺部との肉厚差
(パネルウェッジ)と大気圧強度(あるいは防爆特性)
との関係について説明する。本実施の形態によれば、パ
ネル有効部の中央部、短軸端部、長軸端部、対角端部に
おける肉厚をそれぞれtc、tv、th、tdとする
と、パネルは以下の関係を満たすように形成され、強度
の向上を図っている。 tc<tv<td、 tc<th<td ここで、パネルの有効部外面の曲率半径を10mとした
場合について、有効部の中央部と周辺部との肉厚差(パ
ネルウェッジ)と大気圧強度との関係は、以下の表2に
示すようになっている。
【0037】この表2からわかるように肉厚差が8mm
よりも小さくなると、×印で示したように真空外囲器の
大気圧強度が不十分となる。真空外囲器に必要な大気圧
強度を確保するためには△、又は○印で示したように肉
厚さを8mm以上にする必要がある。しかし、大気圧強
度のみを考慮した場合、肉厚差が20mmでもよいが、
視認性の点から、肉厚差が20mm程度になると有効部
中央部に対する対角軸端部の輝度比CBが低下し、実用
上不適応となる。このようなことから、視認性を考慮し
てパネルの有効部の光透過率を40〜60%に設定した
場合、良好なCB特性と大気圧強度とを同時に維持する
ためには、パネル有効部の中央部と周辺部との肉厚差は
8〜15mmが適切である。
【0038】
【表2】
【0039】次に、パネル22の有効部20の内面に形
成された蛍光体スクリーン24の蛍光体層38B、38
G、38Rと黒色光吸収層37との関係について詳細に
説明する。
【0040】図4(a)、4(b)は、蛍光体層の幅D
を縦軸、有効部20の中央部から長軸X方向の距離(r
f)を横軸とし、図4(a)は長軸X上の各位置におけ
る幅Dの値、図4(b)は長辺上の各位置における幅D
の値をそれぞれ示している。これらの図から明確なよう
に、蛍光体層の幅は、有効部20の中央部における値に
比べ、有効部の周辺に向かうに従って大きくなってい
る。
【0041】図5(a)、5(b)は、蛍光体層のピッ
チPを縦軸、有効部20の中央部から長軸X方向の距離
(rf)を横軸とし、図5(a)は長軸X上の各位置に
おけるピッチPの値、図5(b)は長辺上の各位置にお
けるピッチPの値をそれぞれ示している。これらの図か
ら明確なように、蛍光体層のピッチPも、有効部20の
中央部における値に比べ、有効部の周辺に向かうに従っ
て大きくなっている。
【0042】蛍光体層の幅Dについて、パネル有効部の
中央部、短軸端部、長軸端部、対角軸端部における値を
それぞれDc、Dv、Dh、Ddとし、また、蛍光体層
のピッチPについて、有効部の中央部、短軸端部、長軸
端部、対角軸端部における値をそれぞれPc、Pv、P
h、Pdとすると、蛍光体層のピッチPと幅Dとの比率
は、図6(a)、6(b)に示す関係を有している。
【0043】すなわち、(Dc/Pc)≦(Dv/P
v)<(Dd/Pd)、及び(Dc/Pc)<(Dh/
Ph)≦(Dd/Pd)の関係となっている。この関係
は、前述のように、蛍光体層のピッチPに対する光吸収
層の幅Bの比率Mがパネル有効部の周辺部に対し、中央
部で同等以上に設定されていることを表している。
【0044】蛍光体層のピッチPに対する光吸収層の幅
Bの比率Mをパネルの有効部の周辺部に対して中央部で
同等以上とした場合に用いるシャドウマスク27の長軸
方向の開孔幅A、及び長軸方向の開孔ピッチWは、図7
(a)ないし図8(b)に示すように設定されている。
【0045】図7(a)の曲線43aはマスク本体の長
軸X上の各位置における長軸方向の開孔幅A、図7
(b)の曲線43bはマスク本体の長辺上における長軸
X方向の開孔幅Aをそれぞれ示している。図8(a)の
曲線44aはマスク本体の長軸X上における長軸方向の
開孔ピッチW、図8(b)の曲線44bはマスク本体の
長辺上における長軸方向の開孔ピッチWをそれぞれ示し
ている。
【0046】マスク本体25の各部における開孔幅Aお
よび開孔ピッチWの各値は以下の通りであり、前述した
式(1)〜(4)の関係を満たすものとなっている。 Wc=0.700 mm、Wv=0.705 mm、Wh=0.920 mm、W
d=0.925 mm Wc≦Wv、 1.3Wc<Wh≦Wd Ac=0.150 mm、Av=0.170 mm、Ah=0.251 mm、A
d=0.253 mm Ac≦Av<Ad、 Ac<Ah≦Ad 以下の表3は、長軸X方向の開孔ピッチWがマスク本体
25の中央部に対して周辺部で大きくなるバリアブルピ
ッチのシャドウマスクについて、中央部の長軸方向の開
孔ピットWcと長軸端部における開孔ピッチWhとの比
Wc/Whと、シャドウマスクが熱膨張した際の蛍光体
層に対する電子ビームのランディング余裕度との関係を
判定した結果を示している。
【0047】
【表3】
【0048】シャドウマスクが熱膨張しても、他色蛍光
体層に対する電子ビームのミスランディングを防ぐため
には、少なくとも50μmのランディング余裕度が望ま
れる。したがって、表3からバリアブルピッチのシャド
ウマスクでは上記比Wc/Whを約1.3〜1.4倍程
度に設定すると、多色打ちに対する十分な余裕度が得ら
れる。
【0049】このようなシャドウマスクを用いて蛍光体
スクリーンを形成すると、パネル中央部に対する周辺部
での輝度差による視認性の劣化を防ぐために、蛍光体層
の幅に対する光吸収層の幅の比率をパネル有効部の中央
部で周辺部よりも大きくした場合でも、周辺部の光吸収
層の幅を十分に大きくとることができる。そのため、電
子ビームの衝突によってシャドウマスクが熱膨張した場
合でも、パネル周辺部における電子ビームの多色打ち、
すなわち、電子ビームが複数の蛍光体層上にランディン
グする現象を低減し、色純度の劣化に対して十分な余裕
を持たせることができる。すなわち、シャドウマスクの
熱膨張による電子ビームの変動が原因で生じるミスラン
ディングの余裕度は少なくとも50μm以上が望まし
く、上記のように、比Wc/Whを約1.3倍とするこ
とにより余裕度が59μmと十分な値となる。
【0050】なお、図4(a)〜5(b)に示したよう
に、蛍光体層の幅D、及びピッチPは共にパネル中央部
に対して周辺部のほうが大きくなるように設定している
が、これは仮に幅Dだけ大きくしピッチPを小さくする
と、電子ビーム変動による多色打ち余裕度がきつくなる
為である。従って、蛍光体層の幅D、およびピッチP
は、共にパネル中央部に対して周辺部の方を大きくする
ことが重要である。
【0051】更に、上記のようにシャドウマスクを構成
すると、パネルの有効部内面とシャドウマスクのマスク
本体との間隔(q値)を大きくできるため、マスク本体
の曲率を大きくすることができる。それによってシャド
ウマスクの機械的強度を高め、カラー陰極線管の製造工
程でのシャドウマスクの変形やカラー陰極線管動作時の
局部的なドーミングを抑制して色純度の劣化を軽減する
ことができる。
【0052】また、図9(a)、9(b)に示すよう
に、具体例3によれば、蛍光体層のピッチPに対する光
吸収層の示す割合Mについて、パネル有効部の中央部、
短軸端部、長軸端部、対角軸端部における値をそれぞれ
Mc、Mv、Mh、Mdとした場合、これらの割合は以
下の関係に設定されている。 Mc≒Mv、 Mh≒Md このような構成としても、上述した具体例1、2の場合
と同等の効果が得られる。
【0053】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、上記実施例ではパネルの有効部外面の曲率
半径が10mの場合について説明したが、曲率半径がそ
れ以上に大きい場合はより顕著な効果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本カラー陰極線管
によれば、パネルの有効部外面をほぼ平面としても真空
外囲器に必要な大気圧強度を確保し、かつ有効部を介し
てみる画像の輝度、特に画面周辺部の輝度を良好にでき
る。更に、パネルの有効部の平坦化に伴ってシャドウマ
スクの曲率が小さくなった場合でも、シャドウマスクの
機械的強度の低下を防止し、カラー陰極線管の製造工程
でのシャドウマスクの変形やカラー陰極線管動作時のド
ーミングを抑制して色純度の劣化を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るカラー陰極線管を示す
断面図。
【図2】上記カラー陰極線管の蛍光体スクリーンの一部
を拡大して示す平面図および断面図。
【図3】上記カラー陰極線管におけるシャドウマスクを
示す平面図。
【図4】図4(a)は、上記蛍光体スクリーンの蛍光体
層の幅とパネル有効部の長軸上の位置との関係を示すグ
ラフ、および図4(b)は、上記蛍光体スクリーンの蛍
光体層の幅とパネル有効部の長辺上の位置との関係を示
すグラフ。
【図5】図5(a)は、上記蛍光体層のピッチと、パネ
ル有効部の長軸上の位置との関係を示すグラフ、図5
(b)は、上記蛍光体層のピッチと、パネル有効部の長
辺上の位置との関係を示すグラフ。
【図6】図6(a)は、上記蛍光体層の幅とピッチとの
比D/Pと、パネル有効部の長軸上の位置との関係を示
すグラフ、図6(b)は、上記蛍光体層の幅とピッチと
の比D/Pと、パネル有効部の長辺上の位置との関係を
示すグラフ。
【図7】図7(a)は、上記シャドウマスクに形成され
た開孔のピッチと、マスク本体の長軸上の位置との関係
を示すグラフ、図7(b)は、上記シャドウマスクに形
成された開孔のピッチと、マスク本体の長辺上の位置と
の関係を示すグラフ。
【図8】図8(a)は、上記シャドウマスクに形成され
た開孔の幅と、マスク本体の長軸上の位置との関係を示
すグラフ、図8(b)は、上記シャドウマスクに形成さ
れた開孔の幅と、マスク本体の長辺上の位置との関係を
示すグラフ。
【図9】図9(a)は、具体例3における蛍光体層の幅
とピッチとの比D/Pと、パネル有効部の長軸上の位置
との関係を示すグラフ、図9(b)は、具体例3におけ
る蛍光体層の幅とピッチとの比D/Pと、パネル有効部
の長辺上の位置との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10…真空外囲器 20…有効部 22…パネル 23…ファンネル 24…蛍光体スクリーン 27…シャドウマスク 33…電子銃 37…光吸収層 38R、38G、38B…蛍光体層 41…電子ビーム通過開孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面がほぼ平坦なほぼ矩形状の有効部を有
    したパネルと、上記パネルに接合されたファンネルと、
    を備えた外囲器と、 上記有効部の内面に並列に形成された複数のストライプ
    状の光吸収層と、これら光吸収層間の隙間にそれぞれ並
    列に形成された複数のストライプ状の蛍光体層と、を有
    した蛍光体スクリーンと、 上記ファンネルのネック内に配設され、上記蛍光体スク
    リーンに向けて電子ビームを放出する電子銃と、 上記蛍光体スクリーンに対向して配設されているととも
    に、並列に設けられた複数の開孔列を有し、各開孔列
    は、それぞれブリッジ挟んで一列に配置された複数個の
    開孔を含んでいるシャドウマスクと、を備え、 上記外囲器は、上記有効部の中心および電子銃を通って
    延びる管軸と、この管軸と直交して延びる水平軸と、上
    記管軸および水平軸と直交して延びる垂直軸と、を有
    し、 上記パネルの有効部は、中央部に対して対角軸端部が8
    〜15mm厚く形成され、かつ中央部のガラスの光透過
    率が40〜60%に設定され、 上記蛍光体スクリーンは、蛍光体層のピッチに対する光
    吸収層の幅の比率が少なくとも上記パネル有効部の周辺
    の一部よりも中央部で大きくなるように形成されている
    ことを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】上記蛍光体スクリーンの蛍光体層および光
    吸収層、並びに上記シャドウマスクの各開孔列は、上記
    短軸とほぼ平行な方向に延び、 上記シャドウマスクの中央部における開孔の上記長軸方
    向に沿った幅Ac、シャドウマスクの短軸端部における
    開孔の同方向に沿った幅Av、シャドウマスク本体の長
    軸端部における開孔の同方向に沿った幅Ah、シャドウ
    マスクの対角軸端部における開孔の同方向に沿った幅A
    dは、 Ac≦Av<Ad Ac<Ah≦Ad の関係に設定されていることを特徴とする請求項1に記
    載のカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】上記シャドウマスクの各開孔列は、上記短
    軸とほぼ平行な方向に延び、シャドウマスクの中央部に
    おける上記長軸方向に沿った開孔ピッチWc、シャドウ
    マスクの短軸端部における同方向に沿った開孔ピッチW
    v、シャドウマスクの長軸端部における同方向に沿った
    開孔ピッチWh、シャドウマスクの対角軸端部における
    同方向に沿った開孔ピッチWdは、 Wc≦Wv、 1.3Wc<Wh≦Wd の関係に設定されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】上記パネル有効部の中央部、短軸端部、長
    軸端部、対角端部における蛍光体層幅をそれぞれDc、
    Dv、Dh、Dd、上記パネル有効部の中央部、短軸端
    部、長軸端部、対角端部における蛍光体層のピッチをそ
    れぞれPc、Pv、Ph、Pdとしたとき、蛍光体層の
    ピッチに対する蛍光体層幅の占有率は、 (Dc/Pc)≦(Dv/Pv)<(Dd/Pd)、
    (Dc/Pc)<(Dh/Ph)≦(Dd/Pd) の関係に設定されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載のカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】上記有効部の中央部、短軸端部、長軸端
    部、対角端部におけるパネルの肉厚をそれぞれtc、t
    v、th、tdとすると、 tc<tv<td、 tc<th<td の関係を満たしていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載のカラー陰極線管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414494B1 (ko) * 2002-02-07 2004-01-07 엘지.필립스디스플레이(주) 평면형 음극선관
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