JP2004532162A - 可撓性多区画パウチ - Google Patents
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Abstract
少なくとも第一及び第二区画(2,3)を含む可撓性多区画パウチ(1)であって、第一区画(2)が第一流体組成物を含み、第二区画(3)が第二流体組成物を含み、第一組成物と第二組成物は混合すると化学反応する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体組成物の保管、好ましくは、例えば洗濯及び家事用洗浄液、漂白剤、シャンプー、及び他のパーソナルケア製品のような、家庭用の流体の保管に使用される可撓性多区画パウチに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの消費者製品、例えば洗浄製品は、耐久性があり、使用後に廃棄あるいは補充されるように一般的に設計された比較的堅いプラスチック瓶内で販売されている。そのような耐久性のある瓶は、1種の流動性組成物を通常は含み、それは当該技術分野で周知である。しかしながら、消費者製品は複雑さを増しており、2つ以上の別個の組成物が入った耐久性容器がかなりの関心事となってきている。2000年10月19日公開の国際公開公報(特許文献1参照)は、別個の組成物を保管及び分配するのために好適な多区画の耐久性容器内に入った多成分洗浄組成物を開示している。2つ以上の組成物が相互に相容性がなく、分解または性能の損失を防ぐために保管時に隔離しておかなければならないことが多い。2つ以上の流動性組成物を含むことができるような多区画の耐久性容器の1つが、2001年11月15日公開の同時係属特許出願国際公開公報(特許文献2参照)の主題である。多区画の耐久性容器は、洗濯用洗浄組成物、家事用洗浄組成物、例えば硬質表面クリーナー、便器クリーナー、食器洗浄液、漂白剤、シャンプー、および他のパーソナルケア製品、例えばシャワー用ジェルを含む広範囲の用途で、製品を送達するために使用することができる。
【0003】
説明を明らかにするために、本明細書では、繰り返し補充してその後再使用することに好適な容器を「耐久性」があると称する。組成物を入れることのできる耐久性容器内の別個の体積をそれぞれ「区画」と称する。本明細書での用語「流体」には、ペースト及びゲルのような粘稠な流体が含まれる。
【0004】
消費者が環境を意識するようになってきたため、無駄な包装の量を最小限に抑える必要性が生じてきている。この必要性は、耐久性容器の独立型の代替品として使用するか、元の耐久性容器を補充するために使用できるかのいずれかで使うことができる、所望の組成物を含む可撓性の使い捨て容器を消費者に提供することによって満たされてきている。使用後に容易に廃棄することができ、無駄な包装を最小限に抑えることになる、単一区画の耐久性容器を補充するために好適な可撓性の単一区画パウチが、1994年11月30日発行の欧州特許出願(特許文献3参照)に記載されている。
【0005】
可撓性パウチに関連した欠点とは、その可撓性且つ堅さの欠如とのために、消費者による保管及び使用が不便になることが多いということである。保管に関わる問題に加え、小売業者及び広告主は、美観的に好ましい方式でパウチを陳列する難しさに直面している。棚の上に設置された後でパウチがどのような形及び配向を取るか予測できないため、最大の視覚的効果をもってパウチを積み重ね陳列することはできない。さらに、可撓性パウチが繰り返し使用される場合(補充包装のような、単回使用後に廃棄されるように設計されているのでなく)消費者は、パウチが自己直立式であることを期待する。
【特許文献1】
国際公開第WO00/61712号明細書
【特許文献2】
国際公開第WO01/85595号明細書
【特許文献3】
欧州特許公開出願第EP−A−0626319号明細書
【特許文献4】
国際公開第WO−A−01/85595号明細書
【特許文献5】
米国特許第5,705,464号明細書
【特許文献6】
米国特許第5,710,115号明細書
【特許文献7】
米国特許第5,698,504号明細書
【特許文献8】
米国特許第5,695,679号明細書
【特許文献9】
米国特許第5,686,014号明細書
【特許文献10】
米国特許第5,646,101号明細書
【特許文献11】
国際公開第WO−A−00/24851号明細書
【特許文献12】
国際公開第WO−A−97/04065号明細書
【特許文献13】
米国特許第6,107,270号明細書
【特許文献14】
米国特許第6,020,302号明細書
【特許文献15】
欧州特許出願公開第EP−A−262,897号明細書
【特許文献16】
欧州特許出願公開第EP−A−256,696号明細書
【特許文献17】
欧州特許第EP635565号明細書
【特許文献18】
欧州特許第EP635567号明細書
【特許文献19】
米国特許第5,804,543号明細書
【特許文献20】
米国特許第5,912,221号明細書
【特許文献21】
国際公開第WO97/31997号明細書
【特許文献22】
国際公開第WO97/31998号明細書
【特許文献23】
国際公開第WO00/71806号明細書、
【特許文献24】
国際公開第WO00/71807号明細書
【特許文献25】
国際公開第WO97/32917号明細書
【特許文献26】
国際公開第WO99/32539号明細書
【特許文献27】
米国特許出願公開第60/268174号明細書
【特許文献28】
国際公開第WO98/29530号明細書
【特許文献29】
米国特許第5,378,468号明細書
【特許文献30】
国際公開第WO96/04940号明細書
【特許文献31】
米国特許第4,483,781号明細書
【特許文献32】
米国特許第4,634,551号明細書
【特許文献33】
欧州特許出願公開第EP−A0,133,354号明細書
【特許文献34】
米国特許第4,412,934号明細書
【特許文献35】
米国特許第5,487,818号明細書
【特許文献36】
米国特許第5,310,934号明細書
【特許文献37】
米国特許第5,246,620号明細書
【特許文献38】
米国特許第5,279,757号明細書
【特許文献39】
米国特許第5,132,431号明細書
【特許文献40】
米国特許第5,686,376号明細書
【特許文献41】
国際公開第WO01/00765号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、流体組成物の複数の投与分量を同時に分配するために好適な多区画容器を提供することであり、分配し、合わせて混合した後で、流体組成物間で化学反応が始まる。これが、組成物の構成成分が活性であることを消費者に目視できる信号として伝える目的を果たす。
【0007】
本発明のさらなる目的は、2つ以上の組成物が入っており、さらに耐久性容器に比べて軽量で、結果として無駄な包装が少なくなる多区画容器を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、消費者による保管使用をさらに容易にし、小売店内での陳列をより容易でより美観的好ましいものにする、補助なしで直立設置できる軽量の多区画容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によって、第一区画が第一流体組成物を含み、第二区画が第二流体組成物を含み、第一流体組成物と第二流体組成物は相容性がなく混合すると化学反応する少なくとも第一区及び第二区画を含む可撓性多区画パウチを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明は、その中に入っている別個の組成物の数と少なくとも同数の区画を含む、可撓性多区画パウチを提供する。本発明による可撓性多区画パウチは、好ましくは、1〜10個の区画を含み、より好ましくは2、3、4、または5個の区画、最も好ましくは2個の区画を含む。
【0011】
図1〜図5は、好ましい実施形態を示しており、パウチ1は隣接した区画2、3を含む。区画2、3は、側壁によって画定され、永久シール4によって相互に隔てられている。本明細書での「永久」とは、パウチ側壁周辺部の周りの他のシールよりも容易に破裂しにくいシールを意味する。
【0012】
自立式包装の利便性を提供するために、本発明の可撓性多区画パウチは、好ましくは少なくとも1つのガセット6を含む。ガセット付き可撓性多区画パウチは、家庭での保管及び小売店内での陳列に都合が良い。ガセット6は、可撓性多区画パウチ内のいずれの場所に置いてもよい。底部にガセット6を含むパウチ1は、流体でほぼ満たされているときには直立できるので、ラベル及び内容物情報を明確に表示でき、保管がより好都合である。パウチ1の一例は、2枚のフィルムを重ねて置き、更なるもう1枚のフィルム、すなわちガセット6を半分に折り畳み、折り畳んだ縁部を、「W形」を形成するように重ねて置かれた2枚のシートの間に挿入することによって作製することができる。次いで、シートが触れ合うのをガセット6が妨げている部分を除いて、重ねて置かれた2枚のシートをそれらの縁部の周りで相互にシールする。これらの領域では、重ねて置かれたシートをそれらが接触しているガセット6の縁部にシールする。図1に示すパウチは、このような方法によって2つのガセット6によって作製される。当業者に一般的に知られているシーリング方法は、熱シーリング、超音波シーリング、圧力シーリング、または誘導シーリング(induction sealing)であり、これらについては以降さらに詳細に説明する。
【0013】
本発明の可撓性多区画パウチ1は、いずれの好適な材料から作製することができる。好ましくは、パウチの区画2、3を画定する側壁を、シール可能フィルムから作製する。好ましいシール可能フィルムには、プラスチック類、ポリマー類、ラミネート材料、及びこれらの混合物から作製されるものが挙げられる。本明細書に記載のシール可能材料とは、シーリング方法を通じて同一または他の材料に接着させることのできる材料である。シーリングには当該技術分野で既知のいずれの好適な技術を用いてもよいが、より好ましいのは熱シーリング、超音波シーリング、糊シーリング、圧力シーリング、誘導シーリング、及びこれらの混合である。熱シーリングは、フィルムが溶融して連結部を形成する点までフィルムを加熱し、その後冷却することを包含する。誘導シーリングは熱シーリングと同様の技術であるが、フィルムは金属層、例えばアルミニウムを含有する必要がある。強磁界を印加することによって金属層を加熱すると、それがシーリングするフィルムを溶融し連結部を形成する。超音波シーリングには、熱を発生させるために2枚のフィルムを局所的に高周波振動させる必要があり、それがその後これらのフィルムを溶融させる。糊シーリングは、単純にフィルムに糊を付けてそれらの2枚のフィルムを貼り合わせるものである。重要なことは、パウチを作製する材料及び前述のシールを、区画内に保管される組成物に関しては不透過性で安定なものにすべきである。後者の点に関しては、障壁層を含めたラミネートフィルムを使用することが好ましいことがある。障壁層とは、区画内に保管された組成物の物理的または化学的安定性を保護する材料のシートとして定義される。好適な層材料の例は、例えば外部要素の進入、例として、水、気体の進入、内部化合物(例えば組成物)の漏出、光の漏出を防ぐまたは低減する、いずれのものから選択してもよい。このような障壁層の好ましい例には、アルミニウム、エチルビニルアルコール、ナイロン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0014】
好ましい一態様では、シール可能フィルムの厚さは、20〜500マイクロメートル、より好ましくは70〜300マイクロメートル、最も好ましくは90〜150マイクロメートルである。より好ましくは、パウチがプラスチックから、さらに好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチルビニルアルコール、及びこれらの混合物から成る群から選択されるプラスチックから作製される。
【0015】
他の好ましい一実施形態では、パウチが美観的な層を含んでもよく、これは例えばインクを取り込むこともできるので、使用説明及び他のトレードドレスの特徴、例えばブランド名を表示するために好適である。あるいは、シール可能層または障壁層がこの機能を提供することもあり、存在する場合には美観的な層をシール可能層の保護に好適な透明層にすることもできる。好ましくは美観的な層がポリエチレンテレフタレートから作製される。最も好ましくは、パウチ区画のシール可能フィルムがポリエチレン製で、美観的な層がポリエチレンテレフタレート製である。より好ましくは、ポリエチレンフィルムの厚さが50〜130マイクロメートルで、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さが6〜20マイクロメートルである。
【0016】
図6は、外側区画内に実質的に封入された少なくとも1つの区画を有する、本発明の代替的な実施形態を示す。この実施形態は、1つ以上の区画を実質的に外側区画内に設置し、最も外側の区画周辺部の周りをシーリングすることによって作製することができる。
【0017】
また、本発明によるパウチが、内部手段または外部手段によって合わせて保持された複数の別個の可撓性区画を含むことがあることも想定される。内部手段は、少なくとも1点、例えば出口で連結するために区画間に適用された接着剤とすることができる。外部手段の一例は、合わせて保持するために実質的に区画周りで包まれた接着スリーブにすることができる。
【0018】
きわめて好ましい実施形態では、パウチのそれぞれの区画に出口5を設けてもよい。出口5には、好ましくはその中の組成物が混ざり合うのを防ぐ単一の出口装置を嵌めてもよい。このような出口装置は、例えばタップまたは押し下げタップ(press-tap)式の開閉弁してもよく、あるいは単一の出口装置を、その構成によってパウチと耐久性容器との間の橋渡しをする連結装置にしてもよく、これによりパウチから耐久性容器を容易に補充でき、それぞれの組成物が混ざり合わずに正しい区画に流入する。あるいは、別個の区画2、3それぞれに、2つ以上の出口5が相互に隣接し合うように出口を設けることもできる。繰り返し使用できるように、ただしこぼれを防ぐために、このような出口5にスクリューキャップまたは「引き上げ蓋式(flip-top)」キャップのような単純な密閉具を設けてもよい。
【0019】
図6及び図7では、パウチ5の縁部分を切り取ることによってそれぞれの区画からどのように出口を作製し得るかを示している。パウチ上に引裂線または切断線9の印を付けることができる。あるいは、切片5を切り取って、すべての区画から出口を開けることができる。
【0020】
図1〜図7の実施形態では、例えば圧搾によってパウチの外側に圧力をかけることによって、出口5を介してパウチの区画の中身を空にしてもよい。より好ましくは、単純にパウチを逆さにし、内容物を重力によって流出させることにより、パウチの中身を空にする。どの方法を使用するかに関わらず、好ましくは、各組成物用の出口5が、別個の組成物を多区画パウチ1から出る前に混合させずに、相互に近接させて分配する。
【0021】
また、図1及び図3〜図7は、代替的な把持手段7を示す。「把持手段」とは、パウチ表面が滑りやすくなる場合でも消費者にしっかり把持させるための何らかの手段が設けられていることを意味する。「把持手段」の例には、取っ手、高摩擦性の材料の領域、または堅い部分が挙げられる。把持手段7は、パウチ1上のどの場所に配置してもよいが、好ましくはパウチの縁部に隣接させて、最も好ましくは出口5から最も遠いパウチの縁部に隣接させて配置する。好適な把持手段7は、パウチ内に1つ以上の適切な円形環を切り、環の中心を取り除いて1つ以上の穴を形成することによって作製し得、消費者がこの穴の中に指を入れることが出来ることで把持が改善される。あるいは、可撓性パウチが異なる材料から作製される把持手段7を含んでもよく、接着剤及び熱接合を含め、いかなる方法によって取り付けてもよい。
【0022】
パウチの別個の区画体積は、明らかに、補充すべき耐久性容器内の区画それぞれの体積によって決まる。本発明によるパウチは、同一の体積の区画、同様の体積の区画、及び大幅に異なる体積の区画を含んでもよい。本発明による好ましい実施形態は、第一及び第二の組成物を含む少なくとも第一及び第二の区画を含んでおり、第一組成物と第二組成物との体積比は、好ましくは1:1〜1:20、より好ましくは1:1〜1:10、最も好ましくは1:1〜1:4である。家庭用途では、利便性及び取扱いが容易である理由から、パウチの全区画の体積の合計は一般に0.1〜5リットルである。産業及び農業用途では、区画の体積の合計を100リットルまでにしてもよい。
【0023】
図8では、可撓性の2区画パウチは、第一及び第二組成物を分配するための押し下げタップ11を備える独立型パウチ1である。パウチは、必要とされる毎回、製品を分配するために、数週間のような長い期間にわたって繰り返し使用することを企図されている。きわめて望ましくは、それぞれの分配において第一組成物と第二組成物との比を一定にするべきであり、最初の投与分量からパウチが完全に空になる最後の投与分量まで一定に保つべきである。この目的を達成するために、とりわけ第一組成物と第二組成物とが異なるレオロジーを有する場合、例えば第一組成物が二ュートン流体で、第二組成物が非二ュートン流体である場合、パウチ寸法を慎重に設計する必要がある。設計基準については、2001年11月15日に公開された国際公開公報(特許文献4参照)に詳細に記載されており、これを参照として本明細書に組み入れる。
【0024】
本発明の特定の一実施形態では、第一区画2に水性流体洗剤組成物が入っており、第二区画3に流体布地ケア組成物が入っている。好適な水性流体洗剤及び流体布地ケア組成物の構成成分については、以降さらに詳細に説明する。
【0025】
本発明の他の実施形態では、第一区画2に水性流体洗剤組成物が入っており、第二区画3に流体漂白剤組成物が入っている。好適な水性流体洗剤及び流体漂白剤組成物の構成成分については、以降さらに詳細に説明する。
【0026】
(水性流体洗剤組成物)
本発明の水性流体洗剤組成物は、好ましくは、発泡性構成成分と、1種以上の界面活性剤と、1種以上の好適な洗浄補助物質とを含む。
【0027】
水性流体洗剤組成物の好適な構成成分の例には、界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白剤活性化剤、漂白触媒、酵素、酵素安定化システム、キレート剤、光学的光沢剤、汚れ放出ポリマー、移染防止剤、分散剤、抑泡剤、染料、香料、着色剤、充填剤塩、屈水性誘発物質、光活性化剤、蛍光剤、移染抑制剤、布地コンディショナー、布地柔軟化剤、加水分解性界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、防縮剤、防皺剤、殺菌剤、抗かび剤、色スペックル(color speckles)、シルバーケア、抗変色及び/または抗腐食剤、アルカリ供給源、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料、及びpH調節剤がこれらだけに限るものではないが挙げられ、これらについては米国特許公報(特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、及び特許文献10参照)に記載されており、これらすべてを参照として本明細書に組み入れる。
【0028】
本発明の水性流体洗剤組成物が、洗濯機の洗浄過程で使用するのに好適な組成物として配合される時には、本発明の組成物は、好ましくは、界面活性剤とビルダー化合物との両方と、さらに1つ以上の洗浄補助物質とを含有し、この洗浄補助物質は、好ましくは有機ポリマー化合物、漂白剤、追加酵素、抑泡剤、分散剤、石灰石鹸分散剤、汚れ懸濁及び再付着防止剤、並びに腐食防止剤から選択される。また洗濯組成物は、追加的な洗浄補助物質として柔軟化剤を含有することもできる。
【0029】
(布地ケア組成物)
本明細書の布地ケア組成物は、次から成る群から選択される布地ケア活性物質を含む:(I)布地柔軟仕上げ剤、(II)繊維製品色保護剤(光学的光沢剤は、本発明の目的では布地洗浄剤として扱うのでこの構成成分には含まれないことに留意する)、(III)繊維製品特性変性剤(厳密には繊維製品香気変性剤は除かれる)、(IV)繊維製品香気変性剤、(V)(I)〜(IV)以外の布地ケア活性物質、及び(VI)これらの混合物。布地ケア組成物の必須布地ケア活性物質は、好ましくは布地ケア組成物の約0.001重量%〜約80重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
【0030】
好ましくは、布地ケア組成物が少なくとも1種の布地柔軟仕上げ剤(I)を含み、この布地柔軟仕上げ剤が次から成る群から選択される:(A)有機布地柔軟仕上げ剤、(B)無機布地柔軟仕上げ剤、例えば、粘土、好ましくはヘクトライト粘土、並びに(C)これらの混合物、及び/または有機−無機布地柔軟仕上げ剤混成物。本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、布地柔軟仕上げ剤は、組成物の約1重量%〜約30重量%の量で使用される。
【0031】
布地ケア活性物質として使用するのに好ましい布地柔軟仕上げ剤の1つの群は、有機布地柔軟仕上げ剤(A)であり、この有機布地柔軟仕上げ剤が次から成る群から選択される:(i)国際公開公報(特許文献11参照)の61ページから開示されているような、エステル及び/またはアミド部分を含まない四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤;(ii)国際公開公報(特許文献11参照)の62ページから記載されているような、エステル及び/またはアミド及び/またはオレフィン性不飽和部分を含む四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤、好ましくはエステル部分を含む四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤;(iii)国際公開公報(特許文献11参照)の74ページから記載されているような、四級窒素を含まない有機布地柔軟仕上げ剤;及び(iv)これらの混合物。とりわけ、前述の(ii)型の有機布地柔軟仕上げ剤が、一般に(i)型の有機布地柔軟仕上げ剤よりも好ましい。PCT国際公開公報(特許文献11)を参照として本明細書に組み入れる。
【0032】
本発明の物品中で使用するのに好ましい無機布地柔軟仕上げ剤は、粘土、好ましくはヘクトライト粘土、並びに国際公開公報(特許文献12参照)の5ページから開示されている無機布地柔軟仕上げ剤である。本発明の物品中で利益を得るために使用してもよい有機変性粘土のような有機−無機布地柔軟仕上げ剤混成物には、数ある物質の中でもオルガノシリコン布地柔軟仕上げ剤が挙げられる。国際公開公報(特許文献12)を参照として本明細書に組み入れる。
【0033】
布地ケア活性物質の好ましい群は、次から成る群から選択される繊維製品色保護剤(II)である:染料固定剤、移染防止剤、色保持剤、増白剤、漂白剤除去剤及び/または酸化防止剤を含めた色褪せ防止剤、非キレート型の色外観修復剤(例えば、ケアザイム(Carezyme)(登録商標))、光沢修復剤、例えば殻形成防止剤(antiencrustation agents)、布地用UV保護剤、日焼け色褪せ阻害剤、色褪せ防止剤、及びこれらの混合物。このような物質は当業者には周知であり、その記述は、本発明の譲受人プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)に譲渡された米国特許公報(特許文献13及び特許文献14参照)中に見られるような特許文献中で一般的であり、これらを参照として本明細書に組み入れる。本明細書で使用する「繊維製品色保護剤」とは、主に現状の布地の色を保護し、その劣化を妨げることによって、洗濯された布地に色保護利益を提供する物質を指す。「繊維製品色保護剤」が光学的光沢剤または前述の他の洗浄剤を指すものと理解すべきではない。繊維製品色保護剤は、漂白剤及び界面活性剤の典型であるような一般的な洗剤効果の提供を企図していない。好適であるのは次のポリマー移染防止剤:ポリアミンN−オキシドポリマー類、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー類、ポリビ二ルピロリドンポリマー類、ポリビニルオキサゾリドン類、及びポリビニルイミダゾール類、またはこれらの混合物であり、これらは例えば欧州特許出願(特許文献15及び特許文献16参照);欧州特許公報(特許文献17、及び特許文献18参照);米国特許公報(特許文献19及び特許文献20)に記載されており、これらすべてを参照として本明細書に組み入れる。繊維製品色保護剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。
【0034】
布地ケア活性物質の他の好ましい群は、次から成る群から選択される繊維製品特性変性剤(III)である:布地のボディイング、布地のドレープ及び型調整剤、布地平滑化剤、本質的に静電気抑制能を保持する布地柔軟仕上げ剤以外の静電気抑制剤、布地の皺抑制剤及び/またはアイロン補助剤、布地保全剤、布地磨耗防止剤、布地損耗防止剤、湿潤剤及び/または潤滑剤、毛玉除去剤、防虫剤、ダニ抑制剤、非漂白布地除菌剤、例えば布地直接抗菌剤及び/または抗ウイルス剤及び/または防カビ剤、難燃剤、及びこれらの混合物。「繊維製品特性変性剤」には厳密には香気変性剤は除かれ、これらは本明細書では別に扱う。繊維製品特性変性剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。好ましいのは、参照として本明細書に組み入れられている国際公開公報(特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24及び特許文献25参照)に記載のシリコンポリマー類、とりわけポリジメチルシロキサン類及びこれらの官能化誘導体、並びに、国際公開公報(特許文献26参照)に記載の少なくとも1つの四級化窒素原子を含むポリジメチルシロキサンポリマー類である陽イオン性シロキサンポリマー類がある。陽イオン性シリコンポリマー類の好ましい部類は、1つ以上のポリシロキサン単位、好ましくは重合度nが50〜200である式−{(CH3)2SiO}n−のポリジメチルシロキサン単位、及び少なくとも1つのジ四級(diquaternary)単位を含むオルガノシリコン非含有単位を含むものであり、これらは2001年2月12日プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)によって出願された同時係属特許出願の米国特許出願(特許文献27参照)の10〜17ページに記載されている。好ましい陽イオン性シリコンは、出願されたこのような特許出願の米国出願(特許文献27参照)の13ページ22行〜15ページ18行の構造2bである。より好ましいのは、実施例1に記載の構造2を有する陽イオン性シリコンであって、R1=メチル、R2=(CH2)3、X=CH2CHOHCH2であり、陽イオン性の2価の部分ii(a)は、R4、R5、R6、R7がすべてメチルで、Z1が(CH2)6である。Aは重量基準で50重量%アセテート、50重量%ラウレートであり;構造2のポリアルキレンオキシド部分(iii)は、NHCH(CH3)CH2O(C2H4O)38(C3H6O)6CH2CH(CH3)NHであり;構造2の陽イオン性1価の部分iv(a)は、R12、R13、及びR14がすべてメチルであり;a=0;b=1;c=150;d=0;m=2である。また、ジエチレントリアミンとアジピン酸の反応生成物であるポリアミド−ポリアミン類のエピクロロヒドリン付加物を含む、ポリアミド−ポリアミン物質も好ましい(特許文献28参照)。
【0035】
他の好ましい布地ケア活性物質は、次から成る群から選択される繊維製品香気変性剤(IV)である:香料(好ましくはプロ香料(pro-perfumes):本明細書で有用な好ましいプロ香料は米国特許公報(特許文献29参照)の7〜14段に記載されている;及び/または直接香料及び/または香料担体と組み合わせた香料)、香気増進剤、悪臭抑制剤、例えばシクロデキストリン類(特許文献30の9〜12ページに記載)、並びにこれらの混合物。繊維製品香気変性剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。米国特許公報(特許文献29)及び国際公開公報(特許文献30)を参照として本明細書に組み入れる。
【0036】
布地ケア活性物質の具体例は、好ましい防縮剤、防皺剤、汚れ放出ポリマー類、布地柔軟化剤、及び布地コンディショニング剤であり、これらは、オリゴ糖類、とりわけオリゴ糖類の混合物、特にイソマルトオリゴ糖類の混合物(IMO)(混合物、混合物の個々の構成成分、これらの置換型、これらの誘導体型、及びこれらの混合物を含む)から成る群から選択される。他の例は、国際公開公報(特許文献11参照)の8〜9ページにとりわけ見ることができる。布地柔軟化及び防皺に特に好ましいのは、1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモ二オプロパンクロリドのようなジエステル四級アンモ二ウム化合物である。他の例が、国際公開公報(特許文献11参照)の61〜75ページに示されている。
【0037】
本発明による布地ケア組成物は、好ましくは以降さらに詳細に記載する発泡性構成成分を含む。
【0038】
(漂白剤組成物)
本発明の漂白剤組成物は、前述の漂白システムを含むことができる。好ましくは、漂白剤組成物は、前形成過オキシカルボン酸、懸濁剤、キレート剤、及び発泡性構成成分を含む。発泡性構成成分は、好ましくは酸または過酸化物である。
【0039】
(前形成過オキシカルボン酸)
本発明の漂白剤組成物は、好ましくは前形成過オキシカルボン酸(以後「過酸」と呼ぶ)を含む。当該技術分野で既知のいずれの好適な過酸化合物も、本明細書で使用することができる。本明細書で使用する前形成過酸化合物とは、安定性があり消費者の使用条件下で有効量の過酸陰イオンを提供する都合の良い任意の化合物である。前形成過酸化合物は、好ましくは、過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、過オキシモノ硫酸及び塩、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。
【0040】
好適な有機過オキシカルボン酸類の一部類は、次の一般式を有する:
【化1】
式中、Rは1〜約22個の炭素原子を含有するアルキレンまたは置換アルキレン基、あるいはフェニレンまたは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリール、−C(O)OH、または−C(O)OOHである。
【0041】
本発明での使用に好適な有機過オキシ酸類は、1または2個の過オキシ基を含有することができ、脂肪族または芳香族のいずれにもすることができる。有機過オキシカルボン酸が脂肪族の場合、非置換型酸は次の一般式を有する:
【化2】
式中、Yは例えば、H、CH3、CH2Cl、C(O)OH、またはC(O)COOHにすることができ、nは1〜20の整数である。有機過オキシカルボン酸が芳香族である場合、非置換型酸は次の一般式を有する:
【化3】
式中、Yは例えば、水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)OH、またはC(O)OOHにすることができる。
【0042】
本明細書で有用な典型的なモノ過オキシ酸類には、次のようなアルキル及びアリール過オキシ酸類が挙げられる:
(i)過オキシ安息香酸及び環置換過オキシ安息香酸、例えば、過オキシ−a−ナフトエ酸、モノ過オキシナフタル酸(マグネシウム塩六水和物)、及びo−カルボキシベンズアミド過オキシヘキサン酸(ナトリウム塩);
(ii)脂肪族、置換脂肪族、及びアリールアルキルモノ過オキシ酸、例えば、過オキシラウリン酸、過オキシステアリン酸、N−ノナノイルアミノ過オキシカプロン酸(NAPCA)、N,N−(3−オクチルスクシノイル)アミノ過オキシカプロン酸(SAPA)、及びN,N−フタロイルアミド過オキシカプロン酸(PAP);
(iii)アミド過オキシ酸、例えば、過オキシコハク酸(NAPSA)または過オキシアジピン酸(NAPAA)のいずれかのモノノニルアミド。
【0043】
本明細書で有用な典型的なジ過オキシ酸類には、次のようなアルキルジ過オキシ酸及びアリールジ過オキシ酸が挙げられる:
(iv)1,12−ジ過オキシドデカン二酸;
(v)1,9−ジ過オキシアゼライン酸;
(vi)ジ過オキシブラシル酸;ジ過オキシセバシン酸及びジ過オキシイソフタル酸;
(vii)2−デシルジ過オキシブタン−1,4−二酸;
(viii)4,4’−スルホ二ルビス過オキシ安息香酸。
【0044】
このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハートマン(Hartman)への米国特許公報(特許文献31参照)、バーンズ(Burns)他への米国特許公報(特許文献32参照)、1985年2月20日公開のバンクス(Banks)他への欧州特許出願公報(特許文献33参照)、及び1983年11月1日公開のチャン(Chung)他への米国特許公報(特許文献34参照)、に開示されている。また供給源には、1987年1月6日発行のバーンズ(Burns)他への米国特許公報(特許文献32参照)、に記載されているような6−ノニルアミノ−6−オキソ過オキシカプロン酸も挙げられる。例えば、デラウェア州、ウィルミントンのE.I.デュポン・ド・ヌムール社(DuPont de Nemours)で商業的に製造されているオキソン(OXONE)のような過硫酸化合物も、好適な過オキシモノ硫酸源として使用することができる。特に好ましい過酸化合物は次式を有するものである:
【化4】
式中、RはC1〜4アルキルであり、nは1〜5の整数である。特に好ましい過酸は、RがCH2で、nが5である式を有し、すなわち米国特許公報(特許文献35、特許文献36、特許文献37、特許文献38、及び特許文献39参照)に記載のフタロイルアミノ過オキシカプロン酸(PAP)である。PAPは、オウシモントSpA(Ausimont SpA)から商標名ユーロコ(Euroco)として入手可能である。本明細書で使用される過酸は、好ましくは、20℃で測定される水性流体組成物に対する溶解度が、20℃で測定して約10ppm〜約1500ppm、より好ましくは約50ppm〜約1000ppm、最も好ましくは約50ppm〜約800ppmである。本発明の特に好ましい実施形態では、過酸の平均粒子サイズが、100マイクロメートル未満、より好ましくは80マイクロメートル未満、さらに好ましくは60マイクロメートル未満である。最も好ましくは、過酸がPAPである場合、その平均粒子サイズが約20〜約50マイクロメートルである。過酸は、好ましくは、約0.1%〜約40%、より好ましくは約0.1%〜約25%、さらに好ましくは約1%〜約10%、最も好ましくは約2%〜約4%の濃度で存在する。
【0045】
(懸濁剤)
本発明の組成物は、とりわけ過酸のような固体微粒子を含有する時には、好ましくは懸濁剤を含むこともできる。懸濁剤は、組成物の固体微粒子成分を懸濁させるために本発明の組成物に特に加えられる成分である。
【0046】
好適な懸濁剤は、当該技術分野において既知のものである。懸濁剤の例には、ガム型ポリマー類(例えばキサンタンガム)、ポリビニルアルコール及びその誘導体類、セルロース及びその誘導体類、並びにポリカルボキシレートポリマー類が挙げられ、これらは次のものを、それらだけに限るものではないが、含む:タマリンドガム(好ましくはキシログルカンポリマー類から成る)、グアーガム、イナゴマメゴム(好ましくはガラクトマンナンポリマー類から成る)、及び他の産業用ゴム類及びポリマー類が挙げられ、これらは次のものを、それらだけに限るものではないが、含む;タラ(Tara)、コロハ(Fenugreek)、アロエ、チーア(Chia)、アマニ、オオバコ種子、マルメロ種子、キサンタン、ゲラン、ウェラン(welan)、ラムサン(rhamsan)、デキストラン、カードラン、プルラン、スクレログルカン、シゾフィラン、キチン、ヒドロキシアルキルセルロース、アラビナン(好ましくはテンサイ由来)、脱分枝アラビナン(好ましくはテンサイ由来)、アラビノキシラン(好ましくはライ麦及び小麦粉由来)、ガラクタン(好ましくはルピナス及びジャガイモ由来)、ペクチンガラクタン(好ましくはジャガイモ由来)、ガラクトマンナン(好ましくはイナゴマメ由来、低粘性及び高粘性の両方を含む)、グルコマンナン、リケナン(好ましくはアイスランドコケ由来)、マンナン(好ましくはゾウゲヤシの実由来)、パキマン(pachyman)、ラムノガラクツロナン、アカシアゴム、寒天、アルギネート類、カラゲナン、キトサン、クラバン(clavan)、ヒアルロン酸、ヘパリン、イヌリン、セロデキストリン類(cellodextrins)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、デキストラン類、デキストリン類、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、グアー、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルソロース(HEC)、ヒドロキシブチルセルロース(HBC)、カラヤ、カラマツ、メチルセルロース(MC)、タマリンド、スクレログルカン、キサンタン、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース(CMHEC)、メトキシプロピルメチルセルロース(MPMC)、ヘキシルカルボキシメチルセルロース、C12〜C20アルキルカルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、メチルヒドロキシプロピルセルロース(MHPC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシブチルメチルセルロース(HBMC)、及びこれらの混合物。本発明の特に好ましい実施形態では、懸濁剤は、ゴム型ポリマーまたはポリカルボキシレートポリマーから選択される。
【0047】
(キレート剤)
キレート剤は、好ましくは漂白剤組成物中に配合されるが、同様に水性流体洗剤中に、または両方の組成物中に配合することもできる。好適であるのは、1つ以上の、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)またはエチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)のような銅及び/またはニッケルキレート剤(「キレーター類(chelators)」)である。水溶性キレート剤は、アミノカルボキシレート類、アミノホスホネート類、多官能基置換芳香族キレート剤、及びこれらの混合物から成る群から選択でき、これらはすべて以降定義され、好ましくはすべて酸性形態である。本明細書でキレート剤として有用なアミノカルボキシレート類には、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロトリアセテート類(NTA)、エチレンジアミンテトラプロピオネート類、エチレンジアミン−N,N’−ジグルタメート類、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−ジスクシネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアセテート類(DTPA)、及びエタノールジグリシン類が挙げられ、それらの水溶性の塩、例えば、アルカリ金属、アンモニウム、及び置換アンモニウム塩、及びこれらの混合物が含まれる。またアミノホスホネート類も好適であり、例えばエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート類)、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’’,N’’−ペンタキス(メタンホスホネート)(DTMP)、及び1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホネート(HEDP)を挙げることができる。本明細書で有用な好ましいキレート剤には、1997年11月11日にロシェ(Rusche)他に発行された米国特許公報(特許文献40参照)に記載のものが挙げられ、この特許の全体を参照として本明細書に組み入れる。キレート剤は、普通、組成物の約0.001重量%〜約10重量%の範囲で存在する。好ましくは、漂白剤組成物中に、キレート剤が組成物の1重量%〜10重量%、より好ましくは5重量%〜8重量%の濃度で存在する。キレート剤もまた、本発明の布地ケア組成物中で利益を得るために同様に使用することもできる。
【0048】
(起泡性システム)
本発明による好ましい可撓性多区画パウチは、発泡性システムを含む。発泡性システムは、好ましくはパウチの別個の区画内に入った2つの構成成分を含む。好適な発泡性システムは、国際公開公報(特許文献41参照)の4〜7ページに記載されている。
【0049】
好ましい実施形態では、発泡性システムは、酸性の構成成分、例えばクエン酸、並びにアルカリ性の構成成分、例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムを含む。他の好ましい実施形態では、発泡性システムは、過酸化還元酵素、例えばカタラーゼ、並びに過酸化物源、例えば過酸化水素を含む。組成物のあるものは第一発泡性構成成分で配合され、組成物の他のものは第二発泡性構成成分で配合されていて、この2つの構成成分は混合すると化学反応を促進する。泡立つ流体及び/または泡は、このようにして生成することができる。
【実施例】
【0050】
(実施例1)
水性流体洗剤組成物及び漂白剤組成物を別個に含み得る、少なくとも第一区画と第二区画とを有する2区画パウチは、次の通りである。
【表1】
第一構成成分と第二構成成分とを混合すると、触媒が過酸化水素の分解を促進して酸素を発生させ、得られる混合物を泡立たせる。
【0051】
(実施例2)
布地ケア活性物質及び水性流体洗剤組成物と合わせて組成物を別個に含み得る、少なくとも第一区画と第二区画とを有する2区画パウチは、次の通りである。化学的及び物理的安定性を高めるために、異なる洗浄剤を2区画にわたって分ける。
【表2】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】把持手段として取っ手を具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図2】把持手段を具備しない、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図3】ゴム状材料から作製される把持手段を具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図4】把持手段としての取っ手と、中心からずれた分配出口とを具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図5】ゴム状材料から作製される把持手段と、パウチの中心に位置する取っ手とを具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図6】ガセット底部に2個の取っ手が把持手段として位置し、1つの区画がもう片方の区画の内側にある、ガセット底の2区画パウチの斜視図である。
【図7】把持手段として取っ手を具備し、その1つが側部上に、他のものがパウチの底部に位置する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図8】押し下げタップを具備するガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【0001】
本発明は、流体組成物の保管、好ましくは、例えば洗濯及び家事用洗浄液、漂白剤、シャンプー、及び他のパーソナルケア製品のような、家庭用の流体の保管に使用される可撓性多区画パウチに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの消費者製品、例えば洗浄製品は、耐久性があり、使用後に廃棄あるいは補充されるように一般的に設計された比較的堅いプラスチック瓶内で販売されている。そのような耐久性のある瓶は、1種の流動性組成物を通常は含み、それは当該技術分野で周知である。しかしながら、消費者製品は複雑さを増しており、2つ以上の別個の組成物が入った耐久性容器がかなりの関心事となってきている。2000年10月19日公開の国際公開公報(特許文献1参照)は、別個の組成物を保管及び分配するのために好適な多区画の耐久性容器内に入った多成分洗浄組成物を開示している。2つ以上の組成物が相互に相容性がなく、分解または性能の損失を防ぐために保管時に隔離しておかなければならないことが多い。2つ以上の流動性組成物を含むことができるような多区画の耐久性容器の1つが、2001年11月15日公開の同時係属特許出願国際公開公報(特許文献2参照)の主題である。多区画の耐久性容器は、洗濯用洗浄組成物、家事用洗浄組成物、例えば硬質表面クリーナー、便器クリーナー、食器洗浄液、漂白剤、シャンプー、および他のパーソナルケア製品、例えばシャワー用ジェルを含む広範囲の用途で、製品を送達するために使用することができる。
【0003】
説明を明らかにするために、本明細書では、繰り返し補充してその後再使用することに好適な容器を「耐久性」があると称する。組成物を入れることのできる耐久性容器内の別個の体積をそれぞれ「区画」と称する。本明細書での用語「流体」には、ペースト及びゲルのような粘稠な流体が含まれる。
【0004】
消費者が環境を意識するようになってきたため、無駄な包装の量を最小限に抑える必要性が生じてきている。この必要性は、耐久性容器の独立型の代替品として使用するか、元の耐久性容器を補充するために使用できるかのいずれかで使うことができる、所望の組成物を含む可撓性の使い捨て容器を消費者に提供することによって満たされてきている。使用後に容易に廃棄することができ、無駄な包装を最小限に抑えることになる、単一区画の耐久性容器を補充するために好適な可撓性の単一区画パウチが、1994年11月30日発行の欧州特許出願(特許文献3参照)に記載されている。
【0005】
可撓性パウチに関連した欠点とは、その可撓性且つ堅さの欠如とのために、消費者による保管及び使用が不便になることが多いということである。保管に関わる問題に加え、小売業者及び広告主は、美観的に好ましい方式でパウチを陳列する難しさに直面している。棚の上に設置された後でパウチがどのような形及び配向を取るか予測できないため、最大の視覚的効果をもってパウチを積み重ね陳列することはできない。さらに、可撓性パウチが繰り返し使用される場合(補充包装のような、単回使用後に廃棄されるように設計されているのでなく)消費者は、パウチが自己直立式であることを期待する。
【特許文献1】
国際公開第WO00/61712号明細書
【特許文献2】
国際公開第WO01/85595号明細書
【特許文献3】
欧州特許公開出願第EP−A−0626319号明細書
【特許文献4】
国際公開第WO−A−01/85595号明細書
【特許文献5】
米国特許第5,705,464号明細書
【特許文献6】
米国特許第5,710,115号明細書
【特許文献7】
米国特許第5,698,504号明細書
【特許文献8】
米国特許第5,695,679号明細書
【特許文献9】
米国特許第5,686,014号明細書
【特許文献10】
米国特許第5,646,101号明細書
【特許文献11】
国際公開第WO−A−00/24851号明細書
【特許文献12】
国際公開第WO−A−97/04065号明細書
【特許文献13】
米国特許第6,107,270号明細書
【特許文献14】
米国特許第6,020,302号明細書
【特許文献15】
欧州特許出願公開第EP−A−262,897号明細書
【特許文献16】
欧州特許出願公開第EP−A−256,696号明細書
【特許文献17】
欧州特許第EP635565号明細書
【特許文献18】
欧州特許第EP635567号明細書
【特許文献19】
米国特許第5,804,543号明細書
【特許文献20】
米国特許第5,912,221号明細書
【特許文献21】
国際公開第WO97/31997号明細書
【特許文献22】
国際公開第WO97/31998号明細書
【特許文献23】
国際公開第WO00/71806号明細書、
【特許文献24】
国際公開第WO00/71807号明細書
【特許文献25】
国際公開第WO97/32917号明細書
【特許文献26】
国際公開第WO99/32539号明細書
【特許文献27】
米国特許出願公開第60/268174号明細書
【特許文献28】
国際公開第WO98/29530号明細書
【特許文献29】
米国特許第5,378,468号明細書
【特許文献30】
国際公開第WO96/04940号明細書
【特許文献31】
米国特許第4,483,781号明細書
【特許文献32】
米国特許第4,634,551号明細書
【特許文献33】
欧州特許出願公開第EP−A0,133,354号明細書
【特許文献34】
米国特許第4,412,934号明細書
【特許文献35】
米国特許第5,487,818号明細書
【特許文献36】
米国特許第5,310,934号明細書
【特許文献37】
米国特許第5,246,620号明細書
【特許文献38】
米国特許第5,279,757号明細書
【特許文献39】
米国特許第5,132,431号明細書
【特許文献40】
米国特許第5,686,376号明細書
【特許文献41】
国際公開第WO01/00765号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、流体組成物の複数の投与分量を同時に分配するために好適な多区画容器を提供することであり、分配し、合わせて混合した後で、流体組成物間で化学反応が始まる。これが、組成物の構成成分が活性であることを消費者に目視できる信号として伝える目的を果たす。
【0007】
本発明のさらなる目的は、2つ以上の組成物が入っており、さらに耐久性容器に比べて軽量で、結果として無駄な包装が少なくなる多区画容器を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、消費者による保管使用をさらに容易にし、小売店内での陳列をより容易でより美観的好ましいものにする、補助なしで直立設置できる軽量の多区画容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によって、第一区画が第一流体組成物を含み、第二区画が第二流体組成物を含み、第一流体組成物と第二流体組成物は相容性がなく混合すると化学反応する少なくとも第一区及び第二区画を含む可撓性多区画パウチを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明は、その中に入っている別個の組成物の数と少なくとも同数の区画を含む、可撓性多区画パウチを提供する。本発明による可撓性多区画パウチは、好ましくは、1〜10個の区画を含み、より好ましくは2、3、4、または5個の区画、最も好ましくは2個の区画を含む。
【0011】
図1〜図5は、好ましい実施形態を示しており、パウチ1は隣接した区画2、3を含む。区画2、3は、側壁によって画定され、永久シール4によって相互に隔てられている。本明細書での「永久」とは、パウチ側壁周辺部の周りの他のシールよりも容易に破裂しにくいシールを意味する。
【0012】
自立式包装の利便性を提供するために、本発明の可撓性多区画パウチは、好ましくは少なくとも1つのガセット6を含む。ガセット付き可撓性多区画パウチは、家庭での保管及び小売店内での陳列に都合が良い。ガセット6は、可撓性多区画パウチ内のいずれの場所に置いてもよい。底部にガセット6を含むパウチ1は、流体でほぼ満たされているときには直立できるので、ラベル及び内容物情報を明確に表示でき、保管がより好都合である。パウチ1の一例は、2枚のフィルムを重ねて置き、更なるもう1枚のフィルム、すなわちガセット6を半分に折り畳み、折り畳んだ縁部を、「W形」を形成するように重ねて置かれた2枚のシートの間に挿入することによって作製することができる。次いで、シートが触れ合うのをガセット6が妨げている部分を除いて、重ねて置かれた2枚のシートをそれらの縁部の周りで相互にシールする。これらの領域では、重ねて置かれたシートをそれらが接触しているガセット6の縁部にシールする。図1に示すパウチは、このような方法によって2つのガセット6によって作製される。当業者に一般的に知られているシーリング方法は、熱シーリング、超音波シーリング、圧力シーリング、または誘導シーリング(induction sealing)であり、これらについては以降さらに詳細に説明する。
【0013】
本発明の可撓性多区画パウチ1は、いずれの好適な材料から作製することができる。好ましくは、パウチの区画2、3を画定する側壁を、シール可能フィルムから作製する。好ましいシール可能フィルムには、プラスチック類、ポリマー類、ラミネート材料、及びこれらの混合物から作製されるものが挙げられる。本明細書に記載のシール可能材料とは、シーリング方法を通じて同一または他の材料に接着させることのできる材料である。シーリングには当該技術分野で既知のいずれの好適な技術を用いてもよいが、より好ましいのは熱シーリング、超音波シーリング、糊シーリング、圧力シーリング、誘導シーリング、及びこれらの混合である。熱シーリングは、フィルムが溶融して連結部を形成する点までフィルムを加熱し、その後冷却することを包含する。誘導シーリングは熱シーリングと同様の技術であるが、フィルムは金属層、例えばアルミニウムを含有する必要がある。強磁界を印加することによって金属層を加熱すると、それがシーリングするフィルムを溶融し連結部を形成する。超音波シーリングには、熱を発生させるために2枚のフィルムを局所的に高周波振動させる必要があり、それがその後これらのフィルムを溶融させる。糊シーリングは、単純にフィルムに糊を付けてそれらの2枚のフィルムを貼り合わせるものである。重要なことは、パウチを作製する材料及び前述のシールを、区画内に保管される組成物に関しては不透過性で安定なものにすべきである。後者の点に関しては、障壁層を含めたラミネートフィルムを使用することが好ましいことがある。障壁層とは、区画内に保管された組成物の物理的または化学的安定性を保護する材料のシートとして定義される。好適な層材料の例は、例えば外部要素の進入、例として、水、気体の進入、内部化合物(例えば組成物)の漏出、光の漏出を防ぐまたは低減する、いずれのものから選択してもよい。このような障壁層の好ましい例には、アルミニウム、エチルビニルアルコール、ナイロン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0014】
好ましい一態様では、シール可能フィルムの厚さは、20〜500マイクロメートル、より好ましくは70〜300マイクロメートル、最も好ましくは90〜150マイクロメートルである。より好ましくは、パウチがプラスチックから、さらに好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチルビニルアルコール、及びこれらの混合物から成る群から選択されるプラスチックから作製される。
【0015】
他の好ましい一実施形態では、パウチが美観的な層を含んでもよく、これは例えばインクを取り込むこともできるので、使用説明及び他のトレードドレスの特徴、例えばブランド名を表示するために好適である。あるいは、シール可能層または障壁層がこの機能を提供することもあり、存在する場合には美観的な層をシール可能層の保護に好適な透明層にすることもできる。好ましくは美観的な層がポリエチレンテレフタレートから作製される。最も好ましくは、パウチ区画のシール可能フィルムがポリエチレン製で、美観的な層がポリエチレンテレフタレート製である。より好ましくは、ポリエチレンフィルムの厚さが50〜130マイクロメートルで、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さが6〜20マイクロメートルである。
【0016】
図6は、外側区画内に実質的に封入された少なくとも1つの区画を有する、本発明の代替的な実施形態を示す。この実施形態は、1つ以上の区画を実質的に外側区画内に設置し、最も外側の区画周辺部の周りをシーリングすることによって作製することができる。
【0017】
また、本発明によるパウチが、内部手段または外部手段によって合わせて保持された複数の別個の可撓性区画を含むことがあることも想定される。内部手段は、少なくとも1点、例えば出口で連結するために区画間に適用された接着剤とすることができる。外部手段の一例は、合わせて保持するために実質的に区画周りで包まれた接着スリーブにすることができる。
【0018】
きわめて好ましい実施形態では、パウチのそれぞれの区画に出口5を設けてもよい。出口5には、好ましくはその中の組成物が混ざり合うのを防ぐ単一の出口装置を嵌めてもよい。このような出口装置は、例えばタップまたは押し下げタップ(press-tap)式の開閉弁してもよく、あるいは単一の出口装置を、その構成によってパウチと耐久性容器との間の橋渡しをする連結装置にしてもよく、これによりパウチから耐久性容器を容易に補充でき、それぞれの組成物が混ざり合わずに正しい区画に流入する。あるいは、別個の区画2、3それぞれに、2つ以上の出口5が相互に隣接し合うように出口を設けることもできる。繰り返し使用できるように、ただしこぼれを防ぐために、このような出口5にスクリューキャップまたは「引き上げ蓋式(flip-top)」キャップのような単純な密閉具を設けてもよい。
【0019】
図6及び図7では、パウチ5の縁部分を切り取ることによってそれぞれの区画からどのように出口を作製し得るかを示している。パウチ上に引裂線または切断線9の印を付けることができる。あるいは、切片5を切り取って、すべての区画から出口を開けることができる。
【0020】
図1〜図7の実施形態では、例えば圧搾によってパウチの外側に圧力をかけることによって、出口5を介してパウチの区画の中身を空にしてもよい。より好ましくは、単純にパウチを逆さにし、内容物を重力によって流出させることにより、パウチの中身を空にする。どの方法を使用するかに関わらず、好ましくは、各組成物用の出口5が、別個の組成物を多区画パウチ1から出る前に混合させずに、相互に近接させて分配する。
【0021】
また、図1及び図3〜図7は、代替的な把持手段7を示す。「把持手段」とは、パウチ表面が滑りやすくなる場合でも消費者にしっかり把持させるための何らかの手段が設けられていることを意味する。「把持手段」の例には、取っ手、高摩擦性の材料の領域、または堅い部分が挙げられる。把持手段7は、パウチ1上のどの場所に配置してもよいが、好ましくはパウチの縁部に隣接させて、最も好ましくは出口5から最も遠いパウチの縁部に隣接させて配置する。好適な把持手段7は、パウチ内に1つ以上の適切な円形環を切り、環の中心を取り除いて1つ以上の穴を形成することによって作製し得、消費者がこの穴の中に指を入れることが出来ることで把持が改善される。あるいは、可撓性パウチが異なる材料から作製される把持手段7を含んでもよく、接着剤及び熱接合を含め、いかなる方法によって取り付けてもよい。
【0022】
パウチの別個の区画体積は、明らかに、補充すべき耐久性容器内の区画それぞれの体積によって決まる。本発明によるパウチは、同一の体積の区画、同様の体積の区画、及び大幅に異なる体積の区画を含んでもよい。本発明による好ましい実施形態は、第一及び第二の組成物を含む少なくとも第一及び第二の区画を含んでおり、第一組成物と第二組成物との体積比は、好ましくは1:1〜1:20、より好ましくは1:1〜1:10、最も好ましくは1:1〜1:4である。家庭用途では、利便性及び取扱いが容易である理由から、パウチの全区画の体積の合計は一般に0.1〜5リットルである。産業及び農業用途では、区画の体積の合計を100リットルまでにしてもよい。
【0023】
図8では、可撓性の2区画パウチは、第一及び第二組成物を分配するための押し下げタップ11を備える独立型パウチ1である。パウチは、必要とされる毎回、製品を分配するために、数週間のような長い期間にわたって繰り返し使用することを企図されている。きわめて望ましくは、それぞれの分配において第一組成物と第二組成物との比を一定にするべきであり、最初の投与分量からパウチが完全に空になる最後の投与分量まで一定に保つべきである。この目的を達成するために、とりわけ第一組成物と第二組成物とが異なるレオロジーを有する場合、例えば第一組成物が二ュートン流体で、第二組成物が非二ュートン流体である場合、パウチ寸法を慎重に設計する必要がある。設計基準については、2001年11月15日に公開された国際公開公報(特許文献4参照)に詳細に記載されており、これを参照として本明細書に組み入れる。
【0024】
本発明の特定の一実施形態では、第一区画2に水性流体洗剤組成物が入っており、第二区画3に流体布地ケア組成物が入っている。好適な水性流体洗剤及び流体布地ケア組成物の構成成分については、以降さらに詳細に説明する。
【0025】
本発明の他の実施形態では、第一区画2に水性流体洗剤組成物が入っており、第二区画3に流体漂白剤組成物が入っている。好適な水性流体洗剤及び流体漂白剤組成物の構成成分については、以降さらに詳細に説明する。
【0026】
(水性流体洗剤組成物)
本発明の水性流体洗剤組成物は、好ましくは、発泡性構成成分と、1種以上の界面活性剤と、1種以上の好適な洗浄補助物質とを含む。
【0027】
水性流体洗剤組成物の好適な構成成分の例には、界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白剤活性化剤、漂白触媒、酵素、酵素安定化システム、キレート剤、光学的光沢剤、汚れ放出ポリマー、移染防止剤、分散剤、抑泡剤、染料、香料、着色剤、充填剤塩、屈水性誘発物質、光活性化剤、蛍光剤、移染抑制剤、布地コンディショナー、布地柔軟化剤、加水分解性界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、防縮剤、防皺剤、殺菌剤、抗かび剤、色スペックル(color speckles)、シルバーケア、抗変色及び/または抗腐食剤、アルカリ供給源、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料、及びpH調節剤がこれらだけに限るものではないが挙げられ、これらについては米国特許公報(特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、及び特許文献10参照)に記載されており、これらすべてを参照として本明細書に組み入れる。
【0028】
本発明の水性流体洗剤組成物が、洗濯機の洗浄過程で使用するのに好適な組成物として配合される時には、本発明の組成物は、好ましくは、界面活性剤とビルダー化合物との両方と、さらに1つ以上の洗浄補助物質とを含有し、この洗浄補助物質は、好ましくは有機ポリマー化合物、漂白剤、追加酵素、抑泡剤、分散剤、石灰石鹸分散剤、汚れ懸濁及び再付着防止剤、並びに腐食防止剤から選択される。また洗濯組成物は、追加的な洗浄補助物質として柔軟化剤を含有することもできる。
【0029】
(布地ケア組成物)
本明細書の布地ケア組成物は、次から成る群から選択される布地ケア活性物質を含む:(I)布地柔軟仕上げ剤、(II)繊維製品色保護剤(光学的光沢剤は、本発明の目的では布地洗浄剤として扱うのでこの構成成分には含まれないことに留意する)、(III)繊維製品特性変性剤(厳密には繊維製品香気変性剤は除かれる)、(IV)繊維製品香気変性剤、(V)(I)〜(IV)以外の布地ケア活性物質、及び(VI)これらの混合物。布地ケア組成物の必須布地ケア活性物質は、好ましくは布地ケア組成物の約0.001重量%〜約80重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
【0030】
好ましくは、布地ケア組成物が少なくとも1種の布地柔軟仕上げ剤(I)を含み、この布地柔軟仕上げ剤が次から成る群から選択される:(A)有機布地柔軟仕上げ剤、(B)無機布地柔軟仕上げ剤、例えば、粘土、好ましくはヘクトライト粘土、並びに(C)これらの混合物、及び/または有機−無機布地柔軟仕上げ剤混成物。本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、布地柔軟仕上げ剤は、組成物の約1重量%〜約30重量%の量で使用される。
【0031】
布地ケア活性物質として使用するのに好ましい布地柔軟仕上げ剤の1つの群は、有機布地柔軟仕上げ剤(A)であり、この有機布地柔軟仕上げ剤が次から成る群から選択される:(i)国際公開公報(特許文献11参照)の61ページから開示されているような、エステル及び/またはアミド部分を含まない四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤;(ii)国際公開公報(特許文献11参照)の62ページから記載されているような、エステル及び/またはアミド及び/またはオレフィン性不飽和部分を含む四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤、好ましくはエステル部分を含む四級窒素含有有機布地柔軟仕上げ剤;(iii)国際公開公報(特許文献11参照)の74ページから記載されているような、四級窒素を含まない有機布地柔軟仕上げ剤;及び(iv)これらの混合物。とりわけ、前述の(ii)型の有機布地柔軟仕上げ剤が、一般に(i)型の有機布地柔軟仕上げ剤よりも好ましい。PCT国際公開公報(特許文献11)を参照として本明細書に組み入れる。
【0032】
本発明の物品中で使用するのに好ましい無機布地柔軟仕上げ剤は、粘土、好ましくはヘクトライト粘土、並びに国際公開公報(特許文献12参照)の5ページから開示されている無機布地柔軟仕上げ剤である。本発明の物品中で利益を得るために使用してもよい有機変性粘土のような有機−無機布地柔軟仕上げ剤混成物には、数ある物質の中でもオルガノシリコン布地柔軟仕上げ剤が挙げられる。国際公開公報(特許文献12)を参照として本明細書に組み入れる。
【0033】
布地ケア活性物質の好ましい群は、次から成る群から選択される繊維製品色保護剤(II)である:染料固定剤、移染防止剤、色保持剤、増白剤、漂白剤除去剤及び/または酸化防止剤を含めた色褪せ防止剤、非キレート型の色外観修復剤(例えば、ケアザイム(Carezyme)(登録商標))、光沢修復剤、例えば殻形成防止剤(antiencrustation agents)、布地用UV保護剤、日焼け色褪せ阻害剤、色褪せ防止剤、及びこれらの混合物。このような物質は当業者には周知であり、その記述は、本発明の譲受人プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)に譲渡された米国特許公報(特許文献13及び特許文献14参照)中に見られるような特許文献中で一般的であり、これらを参照として本明細書に組み入れる。本明細書で使用する「繊維製品色保護剤」とは、主に現状の布地の色を保護し、その劣化を妨げることによって、洗濯された布地に色保護利益を提供する物質を指す。「繊維製品色保護剤」が光学的光沢剤または前述の他の洗浄剤を指すものと理解すべきではない。繊維製品色保護剤は、漂白剤及び界面活性剤の典型であるような一般的な洗剤効果の提供を企図していない。好適であるのは次のポリマー移染防止剤:ポリアミンN−オキシドポリマー類、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー類、ポリビ二ルピロリドンポリマー類、ポリビニルオキサゾリドン類、及びポリビニルイミダゾール類、またはこれらの混合物であり、これらは例えば欧州特許出願(特許文献15及び特許文献16参照);欧州特許公報(特許文献17、及び特許文献18参照);米国特許公報(特許文献19及び特許文献20)に記載されており、これらすべてを参照として本明細書に組み入れる。繊維製品色保護剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。
【0034】
布地ケア活性物質の他の好ましい群は、次から成る群から選択される繊維製品特性変性剤(III)である:布地のボディイング、布地のドレープ及び型調整剤、布地平滑化剤、本質的に静電気抑制能を保持する布地柔軟仕上げ剤以外の静電気抑制剤、布地の皺抑制剤及び/またはアイロン補助剤、布地保全剤、布地磨耗防止剤、布地損耗防止剤、湿潤剤及び/または潤滑剤、毛玉除去剤、防虫剤、ダニ抑制剤、非漂白布地除菌剤、例えば布地直接抗菌剤及び/または抗ウイルス剤及び/または防カビ剤、難燃剤、及びこれらの混合物。「繊維製品特性変性剤」には厳密には香気変性剤は除かれ、これらは本明細書では別に扱う。繊維製品特性変性剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。好ましいのは、参照として本明細書に組み入れられている国際公開公報(特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24及び特許文献25参照)に記載のシリコンポリマー類、とりわけポリジメチルシロキサン類及びこれらの官能化誘導体、並びに、国際公開公報(特許文献26参照)に記載の少なくとも1つの四級化窒素原子を含むポリジメチルシロキサンポリマー類である陽イオン性シロキサンポリマー類がある。陽イオン性シリコンポリマー類の好ましい部類は、1つ以上のポリシロキサン単位、好ましくは重合度nが50〜200である式−{(CH3)2SiO}n−のポリジメチルシロキサン単位、及び少なくとも1つのジ四級(diquaternary)単位を含むオルガノシリコン非含有単位を含むものであり、これらは2001年2月12日プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)によって出願された同時係属特許出願の米国特許出願(特許文献27参照)の10〜17ページに記載されている。好ましい陽イオン性シリコンは、出願されたこのような特許出願の米国出願(特許文献27参照)の13ページ22行〜15ページ18行の構造2bである。より好ましいのは、実施例1に記載の構造2を有する陽イオン性シリコンであって、R1=メチル、R2=(CH2)3、X=CH2CHOHCH2であり、陽イオン性の2価の部分ii(a)は、R4、R5、R6、R7がすべてメチルで、Z1が(CH2)6である。Aは重量基準で50重量%アセテート、50重量%ラウレートであり;構造2のポリアルキレンオキシド部分(iii)は、NHCH(CH3)CH2O(C2H4O)38(C3H6O)6CH2CH(CH3)NHであり;構造2の陽イオン性1価の部分iv(a)は、R12、R13、及びR14がすべてメチルであり;a=0;b=1;c=150;d=0;m=2である。また、ジエチレントリアミンとアジピン酸の反応生成物であるポリアミド−ポリアミン類のエピクロロヒドリン付加物を含む、ポリアミド−ポリアミン物質も好ましい(特許文献28参照)。
【0035】
他の好ましい布地ケア活性物質は、次から成る群から選択される繊維製品香気変性剤(IV)である:香料(好ましくはプロ香料(pro-perfumes):本明細書で有用な好ましいプロ香料は米国特許公報(特許文献29参照)の7〜14段に記載されている;及び/または直接香料及び/または香料担体と組み合わせた香料)、香気増進剤、悪臭抑制剤、例えばシクロデキストリン類(特許文献30の9〜12ページに記載)、並びにこれらの混合物。繊維製品香気変性剤は、本発明物品の1つ以上の組成物中に存在する場合、組成物の約0.1重量%〜約10重量%の量で使用される。米国特許公報(特許文献29)及び国際公開公報(特許文献30)を参照として本明細書に組み入れる。
【0036】
布地ケア活性物質の具体例は、好ましい防縮剤、防皺剤、汚れ放出ポリマー類、布地柔軟化剤、及び布地コンディショニング剤であり、これらは、オリゴ糖類、とりわけオリゴ糖類の混合物、特にイソマルトオリゴ糖類の混合物(IMO)(混合物、混合物の個々の構成成分、これらの置換型、これらの誘導体型、及びこれらの混合物を含む)から成る群から選択される。他の例は、国際公開公報(特許文献11参照)の8〜9ページにとりわけ見ることができる。布地柔軟化及び防皺に特に好ましいのは、1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモ二オプロパンクロリドのようなジエステル四級アンモ二ウム化合物である。他の例が、国際公開公報(特許文献11参照)の61〜75ページに示されている。
【0037】
本発明による布地ケア組成物は、好ましくは以降さらに詳細に記載する発泡性構成成分を含む。
【0038】
(漂白剤組成物)
本発明の漂白剤組成物は、前述の漂白システムを含むことができる。好ましくは、漂白剤組成物は、前形成過オキシカルボン酸、懸濁剤、キレート剤、及び発泡性構成成分を含む。発泡性構成成分は、好ましくは酸または過酸化物である。
【0039】
(前形成過オキシカルボン酸)
本発明の漂白剤組成物は、好ましくは前形成過オキシカルボン酸(以後「過酸」と呼ぶ)を含む。当該技術分野で既知のいずれの好適な過酸化合物も、本明細書で使用することができる。本明細書で使用する前形成過酸化合物とは、安定性があり消費者の使用条件下で有効量の過酸陰イオンを提供する都合の良い任意の化合物である。前形成過酸化合物は、好ましくは、過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、過オキシモノ硫酸及び塩、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。
【0040】
好適な有機過オキシカルボン酸類の一部類は、次の一般式を有する:
【化1】
式中、Rは1〜約22個の炭素原子を含有するアルキレンまたは置換アルキレン基、あるいはフェニレンまたは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリール、−C(O)OH、または−C(O)OOHである。
【0041】
本発明での使用に好適な有機過オキシ酸類は、1または2個の過オキシ基を含有することができ、脂肪族または芳香族のいずれにもすることができる。有機過オキシカルボン酸が脂肪族の場合、非置換型酸は次の一般式を有する:
【化2】
式中、Yは例えば、H、CH3、CH2Cl、C(O)OH、またはC(O)COOHにすることができ、nは1〜20の整数である。有機過オキシカルボン酸が芳香族である場合、非置換型酸は次の一般式を有する:
【化3】
式中、Yは例えば、水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)OH、またはC(O)OOHにすることができる。
【0042】
本明細書で有用な典型的なモノ過オキシ酸類には、次のようなアルキル及びアリール過オキシ酸類が挙げられる:
(i)過オキシ安息香酸及び環置換過オキシ安息香酸、例えば、過オキシ−a−ナフトエ酸、モノ過オキシナフタル酸(マグネシウム塩六水和物)、及びo−カルボキシベンズアミド過オキシヘキサン酸(ナトリウム塩);
(ii)脂肪族、置換脂肪族、及びアリールアルキルモノ過オキシ酸、例えば、過オキシラウリン酸、過オキシステアリン酸、N−ノナノイルアミノ過オキシカプロン酸(NAPCA)、N,N−(3−オクチルスクシノイル)アミノ過オキシカプロン酸(SAPA)、及びN,N−フタロイルアミド過オキシカプロン酸(PAP);
(iii)アミド過オキシ酸、例えば、過オキシコハク酸(NAPSA)または過オキシアジピン酸(NAPAA)のいずれかのモノノニルアミド。
【0043】
本明細書で有用な典型的なジ過オキシ酸類には、次のようなアルキルジ過オキシ酸及びアリールジ過オキシ酸が挙げられる:
(iv)1,12−ジ過オキシドデカン二酸;
(v)1,9−ジ過オキシアゼライン酸;
(vi)ジ過オキシブラシル酸;ジ過オキシセバシン酸及びジ過オキシイソフタル酸;
(vii)2−デシルジ過オキシブタン−1,4−二酸;
(viii)4,4’−スルホ二ルビス過オキシ安息香酸。
【0044】
このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハートマン(Hartman)への米国特許公報(特許文献31参照)、バーンズ(Burns)他への米国特許公報(特許文献32参照)、1985年2月20日公開のバンクス(Banks)他への欧州特許出願公報(特許文献33参照)、及び1983年11月1日公開のチャン(Chung)他への米国特許公報(特許文献34参照)、に開示されている。また供給源には、1987年1月6日発行のバーンズ(Burns)他への米国特許公報(特許文献32参照)、に記載されているような6−ノニルアミノ−6−オキソ過オキシカプロン酸も挙げられる。例えば、デラウェア州、ウィルミントンのE.I.デュポン・ド・ヌムール社(DuPont de Nemours)で商業的に製造されているオキソン(OXONE)のような過硫酸化合物も、好適な過オキシモノ硫酸源として使用することができる。特に好ましい過酸化合物は次式を有するものである:
【化4】
式中、RはC1〜4アルキルであり、nは1〜5の整数である。特に好ましい過酸は、RがCH2で、nが5である式を有し、すなわち米国特許公報(特許文献35、特許文献36、特許文献37、特許文献38、及び特許文献39参照)に記載のフタロイルアミノ過オキシカプロン酸(PAP)である。PAPは、オウシモントSpA(Ausimont SpA)から商標名ユーロコ(Euroco)として入手可能である。本明細書で使用される過酸は、好ましくは、20℃で測定される水性流体組成物に対する溶解度が、20℃で測定して約10ppm〜約1500ppm、より好ましくは約50ppm〜約1000ppm、最も好ましくは約50ppm〜約800ppmである。本発明の特に好ましい実施形態では、過酸の平均粒子サイズが、100マイクロメートル未満、より好ましくは80マイクロメートル未満、さらに好ましくは60マイクロメートル未満である。最も好ましくは、過酸がPAPである場合、その平均粒子サイズが約20〜約50マイクロメートルである。過酸は、好ましくは、約0.1%〜約40%、より好ましくは約0.1%〜約25%、さらに好ましくは約1%〜約10%、最も好ましくは約2%〜約4%の濃度で存在する。
【0045】
(懸濁剤)
本発明の組成物は、とりわけ過酸のような固体微粒子を含有する時には、好ましくは懸濁剤を含むこともできる。懸濁剤は、組成物の固体微粒子成分を懸濁させるために本発明の組成物に特に加えられる成分である。
【0046】
好適な懸濁剤は、当該技術分野において既知のものである。懸濁剤の例には、ガム型ポリマー類(例えばキサンタンガム)、ポリビニルアルコール及びその誘導体類、セルロース及びその誘導体類、並びにポリカルボキシレートポリマー類が挙げられ、これらは次のものを、それらだけに限るものではないが、含む:タマリンドガム(好ましくはキシログルカンポリマー類から成る)、グアーガム、イナゴマメゴム(好ましくはガラクトマンナンポリマー類から成る)、及び他の産業用ゴム類及びポリマー類が挙げられ、これらは次のものを、それらだけに限るものではないが、含む;タラ(Tara)、コロハ(Fenugreek)、アロエ、チーア(Chia)、アマニ、オオバコ種子、マルメロ種子、キサンタン、ゲラン、ウェラン(welan)、ラムサン(rhamsan)、デキストラン、カードラン、プルラン、スクレログルカン、シゾフィラン、キチン、ヒドロキシアルキルセルロース、アラビナン(好ましくはテンサイ由来)、脱分枝アラビナン(好ましくはテンサイ由来)、アラビノキシラン(好ましくはライ麦及び小麦粉由来)、ガラクタン(好ましくはルピナス及びジャガイモ由来)、ペクチンガラクタン(好ましくはジャガイモ由来)、ガラクトマンナン(好ましくはイナゴマメ由来、低粘性及び高粘性の両方を含む)、グルコマンナン、リケナン(好ましくはアイスランドコケ由来)、マンナン(好ましくはゾウゲヤシの実由来)、パキマン(pachyman)、ラムノガラクツロナン、アカシアゴム、寒天、アルギネート類、カラゲナン、キトサン、クラバン(clavan)、ヒアルロン酸、ヘパリン、イヌリン、セロデキストリン類(cellodextrins)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、デキストラン類、デキストリン類、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、グアー、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルソロース(HEC)、ヒドロキシブチルセルロース(HBC)、カラヤ、カラマツ、メチルセルロース(MC)、タマリンド、スクレログルカン、キサンタン、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース(CMHEC)、メトキシプロピルメチルセルロース(MPMC)、ヘキシルカルボキシメチルセルロース、C12〜C20アルキルカルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、メチルヒドロキシプロピルセルロース(MHPC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシブチルメチルセルロース(HBMC)、及びこれらの混合物。本発明の特に好ましい実施形態では、懸濁剤は、ゴム型ポリマーまたはポリカルボキシレートポリマーから選択される。
【0047】
(キレート剤)
キレート剤は、好ましくは漂白剤組成物中に配合されるが、同様に水性流体洗剤中に、または両方の組成物中に配合することもできる。好適であるのは、1つ以上の、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)またはエチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)のような銅及び/またはニッケルキレート剤(「キレーター類(chelators)」)である。水溶性キレート剤は、アミノカルボキシレート類、アミノホスホネート類、多官能基置換芳香族キレート剤、及びこれらの混合物から成る群から選択でき、これらはすべて以降定義され、好ましくはすべて酸性形態である。本明細書でキレート剤として有用なアミノカルボキシレート類には、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロトリアセテート類(NTA)、エチレンジアミンテトラプロピオネート類、エチレンジアミン−N,N’−ジグルタメート類、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−ジスクシネート類、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート類、ジエチレントリアミンペンタアセテート類(DTPA)、及びエタノールジグリシン類が挙げられ、それらの水溶性の塩、例えば、アルカリ金属、アンモニウム、及び置換アンモニウム塩、及びこれらの混合物が含まれる。またアミノホスホネート類も好適であり、例えばエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート類)、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’’,N’’−ペンタキス(メタンホスホネート)(DTMP)、及び1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホネート(HEDP)を挙げることができる。本明細書で有用な好ましいキレート剤には、1997年11月11日にロシェ(Rusche)他に発行された米国特許公報(特許文献40参照)に記載のものが挙げられ、この特許の全体を参照として本明細書に組み入れる。キレート剤は、普通、組成物の約0.001重量%〜約10重量%の範囲で存在する。好ましくは、漂白剤組成物中に、キレート剤が組成物の1重量%〜10重量%、より好ましくは5重量%〜8重量%の濃度で存在する。キレート剤もまた、本発明の布地ケア組成物中で利益を得るために同様に使用することもできる。
【0048】
(起泡性システム)
本発明による好ましい可撓性多区画パウチは、発泡性システムを含む。発泡性システムは、好ましくはパウチの別個の区画内に入った2つの構成成分を含む。好適な発泡性システムは、国際公開公報(特許文献41参照)の4〜7ページに記載されている。
【0049】
好ましい実施形態では、発泡性システムは、酸性の構成成分、例えばクエン酸、並びにアルカリ性の構成成分、例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムを含む。他の好ましい実施形態では、発泡性システムは、過酸化還元酵素、例えばカタラーゼ、並びに過酸化物源、例えば過酸化水素を含む。組成物のあるものは第一発泡性構成成分で配合され、組成物の他のものは第二発泡性構成成分で配合されていて、この2つの構成成分は混合すると化学反応を促進する。泡立つ流体及び/または泡は、このようにして生成することができる。
【実施例】
【0050】
(実施例1)
水性流体洗剤組成物及び漂白剤組成物を別個に含み得る、少なくとも第一区画と第二区画とを有する2区画パウチは、次の通りである。
【表1】
第一構成成分と第二構成成分とを混合すると、触媒が過酸化水素の分解を促進して酸素を発生させ、得られる混合物を泡立たせる。
【0051】
(実施例2)
布地ケア活性物質及び水性流体洗剤組成物と合わせて組成物を別個に含み得る、少なくとも第一区画と第二区画とを有する2区画パウチは、次の通りである。化学的及び物理的安定性を高めるために、異なる洗浄剤を2区画にわたって分ける。
【表2】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】把持手段として取っ手を具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図2】把持手段を具備しない、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図3】ゴム状材料から作製される把持手段を具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図4】把持手段としての取っ手と、中心からずれた分配出口とを具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図5】ゴム状材料から作製される把持手段と、パウチの中心に位置する取っ手とを具備する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図6】ガセット底部に2個の取っ手が把持手段として位置し、1つの区画がもう片方の区画の内側にある、ガセット底の2区画パウチの斜視図である。
【図7】把持手段として取っ手を具備し、その1つが側部上に、他のものがパウチの底部に位置する、ガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
【図8】押し下げタップを具備するガセット底の隣接2区画パウチの斜視図である。
Claims (10)
- 少なくとも第一区画(2)及び第二区画(3)を含む可撓性多区画パウチ(1)であって、第一区画(2)が第一組成物を含み、第二区画(3)が第二組成物を含み、第一組成物と第二組成物は相容性がなく混合すると化学反応するパウチ。
- 側壁を含み、さらに該側壁間に配置された少なくとも1つのガセット(6)を含む、請求項1に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 第二区画と任意で追加された区画(3)とが第一区画(2)内に実質的に囲まれている、請求項1または2に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 別個の区画(2、3)が相互に隣接し、永久シール(4)によって隔てられている、請求項1または2に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 別個の区画(2、3)がそれぞれ出口(5)を備えており、出口(5)が、該区画内の組成物を混合させずに、単一の出口装置において1つにまとまっている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 単一の出口装置が開放状態及び密閉状態を有する弁(11)を含む、請求項6に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 別個の区画(2、3)がそれぞれ出口(5)を備えており、出口(5)が互いに隣接している、請求項1〜6に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 第一区画(2)が水性流体洗剤を含み、第二区画(3)が布地ケア組成物を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 第一区画(2)が水性流体洗剤を含み、第二区画(3)が漂白剤組成物を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
- 第一組成物と第二組成物との間の化学反応が気体を生成する発泡性反応である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の可撓性多区画パウチ(1)。
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