JP2004531403A - ハブアセンブリ保持用チャック - Google Patents

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Abstract

チャックAは、ハブアセンブリBのハウジング2を把持し、それをしっかりと保持し、更に、ハウジング内のハブスピンドル20に係合し、スピンドルをベアリング6上でハウジングとハブの間で回転させて、ハブ4のフランジ10を正確に機械加工できるようにする。チャックは、歯114を支持する固定部材76を含み、歯114は、ハウジングをしっかりと保持するためにハウジング上に係合する。チャックは、回転可能な回転ベース124と、回転ベース124により支持され、ハブのスピンドルに係合し、ハブの回転を付与するアーバ164とを含む。アーバは、回転ベースに対して径方向に変位でき、ハブと回転ベースの回転軸間のミスアライメントを吸収する。ベアリング188は、アーバと回転ベース間に存在し、ハブスピンドル内でアーバを拡張させるためにアーバに付与される軸方向の荷重を受ける。

Description

【0001】
[発明の背景]
本発明は、チャックに係り、より詳細には、ハブアセンブリを保持し、アセンブリの構成要素を回転させるためのチャックに関する。
【0002】
自動車製造業者では、車両のアセンブリ内に組み立て後の構成要素を搭載することがより多くなってきている。しばしば、外部のサプライヤは、これらの構成要素を供給し、従って、車両製造業者の出費、及び、それらに対する製造施設を整備する問題点を無くす。車両の車輪用のハブアセンブリは、外部の製造業者に良く発注されるタイプの構成要素である。
【0003】
現在の製造業者の多くの自動車及びスポーツユーティリティ車(SUV)は、独立に懸架される車輪を全て有する。組み立て後のハブアセンブリは、車両の独立懸架サスペンションにこれらの車両の車輪を搭載するのに良好に機能する。典型的なハブアセンブリは、車輪及びブレーキディスクやドラムが締結されるフランジを備えるハブと、フランジからハウジングに突出するスピンドルとを有する。ここで、スピンドルは、ハウジング内にあるベアリング上を回転する。ハウジングは、ステアリングナックルのような、サスペンションシステムの構成要素にボルト結合される。ベアリングは、通常的には、複列テーパ付きローラーベアリング若しくは複列アンギュラコンタクトボールベアリングの形態をとる。何れもラジアル荷重及び両軸方向のスラスト荷重をも受ける。更に、ハブアセンブリの製造業者は、僅かな予荷重の状態でベアリングをセットし、従って、ベアリング内の全ての径方向及び軸方向の隙間を無くす。これは、ハブアセンブリのハブをハウジングに対して固定された軸まわりに回転可能とするが、ハブフランジ内の心振れ(ウォブル)を無くさない。また、フランジ内の心振れは、フランジに接するブレーキディスクの心振れとなる。ブレーキディスクの心振れは、不均一なブレーキ磨耗を引き起こし、ブレーキがかけられた時、“ブレーキジャダー”で知られている脈動感覚を生成する。
【0004】
米国特許第6,158,124号は、ハウジングを確実に保持しつつ、ブレーキディスクがハブに締結されハブがベアリング上を回転する間、ブレーキディスクの摩擦面を機械加工することを開示する。米国特許第6,071,180号は、同様の態様でハブフランジの表面をグラインド加工することを開示する。しかし、ハブを回転させるように把持することは、ハブの軸がベアリングにより確立される回転軸と一致しない場合がある点で問題がある。これにより、ハブを回転させるために設計されたチャックにハブを結合することが困難となる。
【0005】
[発明の概要]
本発明は、ハブアセンブリを把持することができる歯を支持する固定部材と、ベアリング上でハウジング内を回転するハブに係合できるアーバが結合される回転部材とを有するチャックにある。アーバは、回転部材に対して軸方向に変位可能であり、回転部材とハブの回転軸間のミスアライメントを吸収する。本発明は、また、ハブアセンブリとチャックとの組み合わせにある。
【0006】
[発明を実行するためのベストモード]
図面を参照するに、チャックA(図2参照)は、ハブアセンブリBの構成要素上に締結され、更に、ハブアセンブリBのその他の構成要素を回転して、当該他の構成要素上の表面、若しくは、当該他の構成要素により支持される表面が、機械加工されるようにしてよい。ハブアセンブリB(図1参照)は、車両のサスペンションシステムの構成要素C上への装着ができる状態の組み立て体として完成される。ハブアセンブリBは、後に、車輪D及びそれに取り付けられるブレーキディスクを有する。サスペンションシステムの構成要素Cは、ステアリングナックルの形態であってよく、この場合、鉛直方向に移動すると共に、略鉛直軸まわりに回転する能力を有し、若しくは、単に鉛直方向に移動するものでもよい。前者の構成は、車両を操舵する前輪Dに好適であり、後者の構成は、従動の後輪Dに好適である。
【0007】
ハブアセンブリBが搭載されるサスペンションシステムの構成要素Cの構成や機能に関係なく、ハブアセンブリBは、サスペンションシステムの構成要素Cへの搭載前にチャックAにより保持され回転させられるが、図1に示すように、ハウジング2、ハブ4、ベアリング6を含み、ベアリング6は、ハウジング2及びハブ4間に位置し、ハブ4が最小摩擦でハウジング2上を軸Xまわりで回転できるようにする。ハウジング2は、車両の組み付け中、サスペンションシステムの構成要素Cに確実に取り付くように構成され、一方、ハブ4は、ブレーキディスクE及び車輪Dを保持するように構成される。ベアリング6は、ハウジング2とハブ4との間の両軸方向のスラスト荷重及びラジアル荷重の双方を伝える。
【0008】
ハウジング2は、その外面に、三角若しくは四角のフランジ10と、フランジ10からハウジング2の内側端部まで延在する機械加工された円筒面12とを有する。フランジ10は、円筒面12に直角な機械加工された端面14を有する。フランジ10から内側のハウジング2の部位は、機械加工された表面12を有する区間であり、サスペンションシステムの構成要素Cに嵌合され、従って、フランジ10上の端面14が、そのローブ内にねじ込まれるキャップスクリュウにより固定される構成要素Cに当接する。その内部では、ハウジング2は、互いに向かって下方にテーパを有する対のテーパ付きレースウェイ16を有し、従って、ハウジング2の端部側で最も大きな端部を有する。レースウェイ16は、実際には、ベアリング6の一部を構成し、ある意味では、ハウジングが、ベアリング6のアウタレースを構成する。
【0009】
ハブ4は、ハウジング2内に延在するスピンドル20と、スピンドル20の内側端部でスピンドル20と一体に形成されたフランジ22とを含む。フランジ22は、径方向外側にハウジング2上のフランジ10を越えて延在する。フランジ22は、ハウジング2及びスピンドル20に対して外側に搭載面24を有し、搭載面24は、軸Xに垂直な面となるように機械加工される。搭載面24は、搭載面24を軸方向に越えて突出するホイールパイロット26を囲繞する。更に、フランジ22には、同様に搭載面24を軸方向に越えて突出する幾つかの螺子スタッド28が固定される。ブレーキディスクEは、螺子スタッド28上且つホイールパイロット26まわりに嵌合され、搭載面24に当接する。ホイールDは、螺子スタッド28に嵌合され、ブレーキディスクEに当接する。ホイールDは、また、その中心決めの役割をするホイールパイロット26まわりに嵌合される。ブレーキディスクE及びホイールDは、螺子スタッド28に螺合されるラグナット30によってフランジ22に締結される。
【0010】
フランジ22は、その反対側、即ち内側に、スピンドル20に連続する地点に肩部32を有する。スピンドル20は、その内側端部で、軸Xから外側に離れる方向に向き、成形端部44を画成する。スピンドル20は、中空であり、成形端部44の外側に開口する機械加工された円筒形ボア36を内部に有する。スピンドル20は、また、ボア36を越えた位置に内部のスプラインを有してよい。
【0011】
ベアリング6は、スピンドル20まわりで肩部32と成形端部44との間で且つハウジング2内に嵌合される。ベアリング6は、2つのコーン40の形態のインナレースを含み、一方の外側コーン40は、肩部32に当接し、他方の内側コーン40は、成形端部44に当接する。各コーン40は、テーパ付きレースウェイ42と、テーパ付きレースウェイ42の拡大端部でスラストリブ44とを有する。各コーン40のスラストリブ44は、軸Xに対して直角曲げされた背面46まで延在する。2つのコーン40は、干渉嵌めによりスピンドル20まわりに嵌合され、外側コーン40の裏面46が肩部42に当接し、内側コーン40の裏面が成形端部44に当接する。
【0012】
このように2つのコーン40が配置された状態では、外側コーン40のテーパ付きレースウェイ42は、ハウジング2の外側レースウェイ16に対向し、当該レースウェイ16と同一方向に傾斜する。内側コーン40のレースウェイ42は、ハウジング2の内側レースウェイ16に対向し、当該レースウェイ16と同一方向に傾斜する。2つのコーン40の反対側の端部同士、即ち前面同士は、ハウジング2の略中心内で当接し合う。
【0013】
ハウジング2のレースウェイ16及び2つのコーン40に加えて、ベアリング6は、外側のレースウェイ16と42の間に外側の列と、内側のレースウェイ16と42の間に内側の列の、2列で配置されるテーパ付きローラ50を含む。ローラ50は、そのテーパ付き側面に沿ってレースウェイ16,42に基本的に線接触で接触し、大きい側の端部面でスラストリブ44に当接する。実際には、スラストリブ44は、ローラ50が反対側のレースウェイ16、42から追い出されるのを防止する。更に、各列のローラ50は、軸交さ点上であり、つまり、一列の全てのローラの包絡線は、軸Xに沿った共通点で交わる。更に、ベアリング6は、予荷重状態にあり、つまり、ベアリング6内に如何なる径方向若しくは軸方向の隙間もなく、これは、必要な場合、一のコーン40の前面をグラインド加工することによって達成される。
【0014】
ハウジング2には、その2つのレースウェイ16の外側で、2つのコーン40のスラストリブ44に沿って流体バリアを確立するシール54が設けられる。流体バリアは、ベアリング6内の潤滑油を保持し、異物を除外する。
【0015】
成形端部34は、ハブアセンブリBを一体化し、ハブ4のスピンドル20上に2つのコーン40及びハウジング2が組み付けられた後で成形される。初期的には、スピンドル20は、コーン40を収容できる円筒面としてその自由端まで肩部32から延在する。先ず、外側のコーン40は、延在するスピンドル20上に組み付けられ、次いで、ハウジング2及びその後に内側のコーン40が組み付けられる。2つのコーン40及びハウジング2が所定位置にある状態で、スピンドル20の一部は、内側のコーン40の背面46を越えて突出する。スピンドル20のこの部分は、成形端部34に変形される。PCT出願GB98/01923(国際公開番号WO98/5862)は、スピンドル20の初期的に延在する端部を変形し、当該端部をスピンドル20上にコーン40を拘束する成形端部34へと変換し、全体のハブアセンブリBを実質的に一体化する回転成形処理を開示する。ハブアセンブリBは、スピンドル20の端部上にねじ込まれるナットで一体化されてもよい。
【0016】
ベアリング6内に存在する予荷重は、固定ハウジング2と回転するハブ4との間の安定性、軸Xがハウジング2に対して固定された状態を保証する。しかし、予荷重の存在は、心振れ無しで、即ちウォブル無しで搭載面36が回転することを保証せず、搭載面24内の如何なる心振れもハブアセンブリBとは別個に機械加工されるブレーキディスクEに付与される。搭載面24が心振れ無しで回転することを保証するため、表面24は、予荷重が付与されたベアリング6上でハブ4がハウジング2内を回転している間に機械加工される。この表面24の機械加工中、チャックAは、ハウジング2をしっかりと保持し、更にハブ4を回転させる。
【0017】
チャックAは、ヘッドストック60と、軸Y(図2)まわりでヘッドストック60内で回転するスピンドル62とを有する機械ツールFに嵌合される。スピンドル62は、中空であり、液圧式に動作される引張り棒64を含む。機械ツールFは、また、軸Yに対して径方向に進む切削ツール66を有する。チャックAは、また、機械ツールFのヘッドストック60にしっかりと締結される締結部70と、スピンドル62に接続されスピンドル62と共に回転するマンドレル72とを有する。締結部70は、ハブアセンブリBのハウジング2を締結及び把持し、それをしっかりと保持する一方、マンドレル72は、ハブアセンブリBのハブ4に係合しそれを回転させる。
【0018】
先ず、締結部70に関して、締結部70は、ヘッドストック60にしっかりと締結され円筒形空洞78を有するベース部76を含み、円筒形空洞78は、スピンドル62に向かって開口し、マンドレル72を受け入れる。更に、ベース部76は、スピンドル62から離れる方向に開口する円筒形ボア80を有する。円筒形空洞78と円筒形ボア80の間には、円筒状の介在面82があり、それに沿ってO−リングシール84が配置される。ベース部76は、また、2つのポート86,88を含み、ポート86は、ボア80の閉じた側の端部でボア80に開口し、ポート88は、その反対側の端部近くでボア80に開口する。
【0019】
ベース部76の円筒形ボア80は、O−リングシール92を有するピストン90を収容し、O−リングシール92は、2つのポート86,88間の表面を拭く。ピストン90は、また、ベース部76の介在面82に沿って後方に突出する環状リブ94を有し、この場合、O−リングシール84が環状リブ94を拭く。ピストン90は、環状の形態を有し、その中空中心に沿って、マンドレル72まわりに前方へ突出する環状のノーズ部96を有する。最後に、ピストン90は、その前面から開口する幾つかのソケット98を含む。
【0020】
ピストン90は、環状の歯キャリア100の背後にあり、歯キャリア100は、ベース部78に機械スクリュウによりしっかりと締結され、ベース部78内のボア80の表面との間に静的なシールを付与するO−リングシール102と、ピストン90上のノーズ96との間にライブシールを確立するO−リングシール104とを有する。キャリア100の裏は、ピストン90のノーズ96まわりの円筒形ボア80の端部を実質的に塞ぎ、ピストン90が、ボア80を2つのチャンバに、即ち、ポート86が開口する後側チャンバと、ポート88が開口する前側チャンバとに分割するようにする。
【0021】
歯キャリア100は、その背面からピストン90のソケット98内に突出するダボ(ピン)106を有し、円筒形ボア80内でピストン90が回転するのを防止する。しかし、ダボ106は、ボア80内のピストン90の軸方向の変位を妨害しない。キャリア100は、ベース部76及びピストン90のノーズ部96を越えて前方に突出し、その前端は、軸Yの方向に内向くベベル(傾斜)カム面108を備える。ここで、キャリア100には、また、係止リング109が嵌合され、係止リング109は、キャリア100にしっかりと取り付けられる。
【0022】
キャリア100内では、締結部材110が、ピストン90上のノーズ部96に螺合する堅い環状端部112を有する。更に、締結部材110は、幾つかの歯114(図2及び図3参照)を有し、歯114は、環状端部112と一体に形成され、環状端部112から前方に延在し、キャリア100のベベルカム面108内で終端する。各歯114は、キャリア100のカム面108に当接するベベル外面116と、軸Yの方向に内向く弓状把持面118とを有する。各把持面118の外面形状は、ハブアセンブリBのハウジング2の機械加工された円筒面12の外面形状に一致する。
【0023】
圧縮空気のような加圧流体がピストン90背後のポート86に印加されると、ピストン90は、前方の移動し、歯114は、その形成された金属の弾性に起因して、カム面108に追従し、広がって離れる。一方、加圧流体がポート88に印加されると、ピストン90は後方に移動し、締結部材110と共に移動する。ベベルカム面108は、歯114に当接し、歯114を付勢し、把持表面118により形成されるエンベロプ(筒状壁)を後退させる。
【0024】
マンドレル72(図2)については、マンドレル72は、機械ツールスピンドル62の前面にしっかりと固定されるベース部124を有し、スピンドル62から段付き構造で前方に突出する。実際には、マンドレル72は、締結部ベース76の空洞78内を延在し、ピストン90のリブ94内を延在し、最終的にピストン90のノーズ部96を貫通する。マンドレルベース部124と、締結部ベース76及びピストン90との間に十分な隙間が存在し、締結部ベース76及びピストン90内でマンドレルベース部124が自由に回転することを可能とする。マンドレルベース部124は、また、貫通ボア126と、貫通ボア126の後端に大きなカウンタボア128と、前端に小さなカウンタボア130とを有する。更に、大きなカウンタボア128では、マンドレルベース部124は、機械ツールスピンドル62に向かってカウンタボア128内に開口するソケット132を有する。マンドレルベース部124の外面は、貫通ボア126及び2つのカウンタボア128、130と同様、全て同心状に有り、機械ツールスピンドル62の軸Yを共通の中心として共有する。
【0025】
マンドレル72は、また、引張棒64の延長部を構成する引張棒アダプタ138を含む。実際には、アダプタ138は、引張棒64を機械ツールスピンドル62の前面まで延在させ、そこで、アダプタ138は、スピンドル62内で径方向でなく軸方向の変位が自由な拡大端140を有する。アダプタ138は、軸Yまわりにスピンドル62と共に回転する。
【0026】
マンドレル72は、マンドレルベース部124及び引張棒アダプタ138に加えて、マンドレルベース部124内に大部分が収容されるがベース部124の前端から前方に突出するコネクタ144を含む。コネクタ144は、ベース部124内で小さな距離だけ径方向に変位可能であり、また、引張棒64の作動の結果として、軸方向にはより大きな距離で変位可能である。コネクタ144は、マンドレルベース部124の大きなカウンタボア128に閉じ込められるヘッド146と、ヘッド146から貫通穴126及び小さなカウンタボア130を通ってマンドレルベース部124の前端を越えて延在する円筒形シャンク(軸部)148とを有する。貫通ボア126の直径は、シャンク148の直径よりも大きく、同様に、大きなカウンタボア128の直径は、ヘッド146の直径より大きく、かかる直径の差異により、コネクタ144は、少なくとも0.020インチの距離であらゆる方向に中心位置から横方向に変位できる。更に、大きなカウンタボア128の深さは、ヘッド146の軸寸法より約少なくとも0.160インチだけ大きく、従って、マンドレルベース部124内のコネクタ144の最大ストロークは、0.160インチとなる。ヘッド146は、肩ボルト152を受け入れる幾つかの軸向きボア150を含んでおり、実際には、これらの肩ボルト152は、その肩部が引張棒アダプタ138の拡大端部140にしっかりと当接するまで、引張棒アダプタ138のヘッド140内に螺進される。肩ボルト152の平滑な軸部は、コネクタヘッド146のボア150内に存在し、ボルト152とボア150との間の直径差は、コネクタ144のヘッド146、及び、実際には全体のコネクタ144が、マンドレル72に対して軸Yから少なくとも0.020インチ離れる方向に移動できるような直径差とされる。肩ボルト152のヘッドは、マンドレルベース部124のソケット132内に嵌合され、これにより、コネクタ144はベース124と共に回転可能となる。各肩ボルト152の軸部まわりには、ボルト152のヘッドとコネクタ144に対するヘッド146の前面との間にベアリング154が嵌合され、ベアリング154は、引張棒アダプタ138に加わる軸方向荷重をコネクタ144に伝える一方で、コネクタ144がマンドレルベース部124を横方向に最小摩擦で移動させることができるようにする。従って、肩ボルト152は、コネクタ144を内方に引っ張る引張部材として機能する。各ベアリング154は、図4に示すように、対の平らなワッシャー156と、ワッシャー156間に硬化ボール158の形態のロール部材と、ワッシャー156間に位置し、ボール158を受け入れると共にそれらを均一な間隔で保持するポケットを有するケージ160とを含む。ワッシャー156の一方は、コネクタヘッド146の前面に当接し、ワッシャー156の他方は、肩ボルト152のヘッドの下側に当接する。
【0027】
コネクタ144のシャンク148は、マンドレルベース部124の前端を越えて突出し、そこで、締結部70の歯114の領域まで前方に延在するアーバ(arbor)164に受け入れられる。コネクタシャンク148とアーバ164の内面との間にちょうど十分の隙間が存在し、シャンク148は、拘束されることなくアーバ164内を軸方向に変位可能とされる。この領域では、アーバ164は、幾つかのアキシアルボア168を備えるフランジ166を有し、アキシアルボア168を通ってより多くの肩ボルト170が延在する。ボルト170は、マンドレルベース部124の端部に螺合され、ボルト170の肩部は、マンドレルベース部124の前面に当接し、その頭部は、緊密でないが、フランジ166の前面に当接する。更に、アキシアルボア168の直径は、アーバ164及びそれに包囲されるコネクタシャンク148が横方向にマンドレル72の軸Yから離れる如何なる方向にも少なくとも0.020インチ変位できるほど十分にボルト170の軸部の直径よりも大きい。アーバ164は、その反対側の端部に、拡大ヘッド172を含み、拡大ヘッド172を通ってボア174が延在する。ヘッド172は、ラジアルスロット(図3)により区画されており、その外面に弓状の把持面178と、ボア174の端部にベベルカム面178とを有する。アーバ164のヘッド172が歪んでいない時、把持面176の直径は、ハブアセンブリB用のハブスピンドル20の端部で機械加工されたボア36に嵌入するのに十分な程度小さい。
【0028】
アーバ164のボア174は、アーバ164のベベルカム面178に当接するベベル端部186を有するエキスパンダ184を受け入れる。エキスパンダ184の他端は、コネクタ144のシャンク148の端部に螺合される。従って、引張棒64により負荷される軸力は、引張棒アダプタ138及びコネクタ144を介してアーバ164内に後退するエキスパンダ184に伝わる。そのようにして、エキスパンダ184のベベル端部は、アーバ164のヘッド172のカム面178に沿って移動し、これにより、ヘッド172が拡張(拡大)され、弓状の把持表面176により形成されるエンベロプの直径が増加される。従って、コネクタ144及びエキスパンダ184は、作動部材を構成し、即ち、アーバ164の拡大ヘッド172を拡張する。
【0029】
エキスパンダ184は、当然に、アーバ164に軸力を負荷し、当該力は、マンドレルベース部124により反作用を受け、マンドレルベース部124の前部で小さなカウンタボア130内に位置するベアリング188を介してマンドレルベース部124に伝達される。ベアリング188は、同様に(図5参照)、ボール192を間に備えた対の平らなワッシャー190と、ボール192が均等に離間するようにボール192を分離するケージ194とを有する。ベアリング188は、アーバ164のフランジ166をマンドレルベース部124の前面から僅かに離間させるほどの厚みを有するが、肩ボルト170のヘッドにフランジ166を当接させるほど厚くない。従って、フランジ166は、マンドレルベース部124の端部で、所謂フローティング(浮動)状態となる。
【0030】
実際には、肩ボルト152の軸部とコネクタ144のヘッド146内のアキシアルボア150との間にガタがあり、肩ボルト170の軸部とアーバ164のフランジ166との間にガタがあり、共に、ベアリング154及びベアリング188が、マンドレルベース部124上でコネクタ144、アーバ164及びエキスパンダ184を一ユニットとして浮動することを可能とし、一方では、軸力が、引張棒アダプタ138及びコネクタ144を介してエキスパンダ184に伝達される。
【0031】
ハブアセンブリBのハブ4上にフランジ22の前面を形成する搭載面36を機械加工するためのチャックAを用意するため、圧縮空気が、締結部70のベース76内のポート86に導かれる。これは、ピストン90及び締結部材110をヘッドストック60及びスピンドル62から離れる前方に駆動する。歯114のベベル外面116は、キャリア100のカム面108に乗り上げ、歯114は、締結部材110の弾性により拡張する。また、引張棒64は、前方に駆動され、コネクタ144及びエキスパンダ184を同様に前方に変位させる。アーバ164のヘッド172は、アーバ164の弾性により、伸縮構造である。
【0032】
チャックAがこのように構成された状態で、ハブアセンブリBがチャックAに装着される。特に、ハブアセンブリBのハウジング2は、その内側の端部が締結部70の開いた歯114内に挿入され、歯キャリア100の係止リング109にフランジ10の機械加工された端面14が当接するまで、前進される。ハウジング2が開いた歯114に合わせされた時、ハブスピンドル20の内側端部の機械加工されたボア36が、アーバ164の端部のヘッド172と合わせされる。ハウジング2が歯114内を前進する際、アーバヘッド172は、機械加工されたボア36内に前進する。
【0033】
ハウジングフランジ10が係止リング109に当接すると、締結部ベース76のポート86の圧力が緩和され、圧縮空気は、他のポート88に導かれる。これにより、ピストン90及び締結部材110が後方に引かれる。締結部材110上の歯114のベベル外面116は、キャリア100のカム面108上を移動し、歯114が後退する。歯114の把持面118は、ハブアセンブリBのハウジング2の外面上の機械加工された円筒形表面12にしっかりと当接する。ハウジング2のフランジ10上の端面14は、係止リング109に当接した状態を保つ。
【0034】
更に、引張棒64が作動され、引張棒64は、機械ツールスピンドル62の引張棒アダプタ138を引き込む。コネクタ144は、マンドレルベース部124内に後退し、アーバ164内にエキスパンダ184をさらに引き込み、エキスパンダ184のベベルヘッド186が、アーバ164の拡大ヘッド172のカム面178に移動され当接される。アーバヘッド172は、拡張し、その把持面176は、ハブスピンドル20内の機械加工ボア36の表面にしっかりと当接する。
【0035】
歯114がハウジング2に係合し、アーバ164がハブスピンドル20に係合した状態で、機械ツールスピンドル62が作動される。機械ツールスピンドル62は、軸Yまわりにマンドレルベース部124を回転させ、マンドレルベース部124がアーバ164を回転させる。アーバ164は、ハブスピンドル20にしっかりと係合されているので、軸Xまわりにハブ4を回転させる。ハブ4の回転を受けるベアリング6に予荷重が設定されているので、軸Xは、ハウジング2を保持する締結部70及びハウジング2に対して固定されたままである。しかし、ハブ4の回転中心の軸Xは、機械ツールスピンドル62の回転中心の軸Yと同軸で無い場合がある。浮動型コネクタ144及びアーバ164が、軸X及び軸Yの間のミスアライメント(中心ずれ)を吸収する。結果、肩ボルト152の軸部とコネクタ144のヘッド146内に肩ボルト152が挿通されるボア150との間の隙間、及び、同様に、肩ボルト170の軸部とアーバ164のフランジ166のアキシアルボアとの間の隙間が、コネクタ144及びアーバ164をマンドレルベース部124で横方向に変位させることを可能とする。ベアリング154,188は、コネクタ144及びアーバ164の浮動に関係なく、引張棒64により負荷される軸力をアーバエキスパンダ184へと伝達し、マンドレルベース部124により反力を受けることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のチャック内で保持及び回転されるハブアセンブリの軸断面図である。
【図2】ハブアセンブリが取り付けられるチャックの軸断面図である。
【図3】図2のライン3−3に沿って切断されたチャックの断面図である。
【図4】一部が除外されたチャックのベアリング構成部品の斜視図である。
【図5】一部が除外されたチャックのその他のベアリング構成部品の斜視図である。

Claims (19)

  1. ハブアセンブリの非回転部材を保持し、該アセンブリの回転可能な部材を回転させて、前記回転可能な部材の表面を機械加工できるようにするチャックであって、
    ベース部、及び、ベース部に支持され開閉位置間で移動可能な歯を備える締結部と、
    前記締結部内で固定マンドレル軸まわりに回転可能なマンドレルとを含み、
    該マンドレルは、マンドレルベース部と、マンドレルベース部に搭載され、拡大された構造となることが可能なアーバとを含み、該アーバは、マンドレルベース部に対して径方向に移動可能であり、該マンドレルは、更に、前記アーバとマンドレルベース部との間に配置され、前記ベース部に対する前記アーバの径方向の変位を可能としつつ前記アーバとマンドレルベース部との間のアキシアル荷重を伝える第1のベアリングを含む、チャック。
  2. 前記第1のベアリングは、前記軸に対して直角である互いに離間した複数の表面と、該表面間にロール部材とを含む、請求項1記載のチャック。
  3. 前記アーバは、係合された構造となるときに拡大される、請求項2記載のチャック。
  4. 前記マンドレルは、更に、マンドレルベース部及びアーバ内に配置され軸方向の力が加わったときにアーバを拡張させるように構成された作動部材を含み、該作動部材は、アーバの径方向の変位に追従して前記マンドレル軸に対して径方向に移動することができる、請求項3記載のチャック。
  5. アーバは、その内面にカム面を有し、該カム面は、前記軸に対して傾斜しており、
    前記作動部材は、アーバ内に位置しアーバの前記カム面に当接する表面を有するエキスパンダを含み、エキスパンダは、前記カム面に向けて軸方向に変位した時にアーバを拡張させることになる、請求項4記載のチャック。
  6. 前記マンドレルは、更に、
    作動部材に引張棒を接続するために前記作動部材まで延在する引張部材と、
    前記引張部材と作動部材との間に配置され、前記作動部材に軸方向の力を伝達しつつ前記作動部材を前記アーバの径方向の変位に追従して前記軸に対して移動できるようにする第2のベアリングを含む、請求項4記載のチャック。
  7. 前記作動部材は、径方向の表面を備えるヘッドを有し、
    前記引張部材は、前記作動部材のヘッドの前記径方向の表面から軸方向に離間したヘッドを有し、前記第2のベアリングは、前記作動部材のヘッドの前記径方向の表面と前記引張部材のヘッドとの間に配置される、請求項6記載のチャック。
  8. 第2のベアリングは、それぞれ、前記マンドレル軸に直角な対の平らな表面と、該平らな表面間にロール部材とを含む、請求項7記載のチャック。
  9. 前記締結部は、更に、前記締結部のベース部内で軸方向に移動可能なピストンと、前記締結部のベース部に対して所定位置に固定され、前記歯の外面に対向するカム面とを更に含み、
    前記歯は、前記ピストンが前記歯を前記カム面に沿って移動させた時に歯が径方向に移動するように、前記ピストンに結合されている、請求項4記載のチャック。
  10. ハブアセンブリのハウジングを把持し、ハウジングを確実に保持すると共に、ハブに係合し、ハブアセンブリのハウジングが機械加工されるように第1の軸まわりにハブアセンブリのハブを回転させるチャックであって、
    前記第1の軸に対して傾斜したカム面を有する固定部材と、
    前記固定部材内に配置されるピストンと、
    前記カム面に沿って存在する歯であって、前記ピストンに結合され、前記ピストンにより前記カム面に沿って移動して開閉する歯と、
    前記固定部材内に配置され、第2の軸まわりに回転する回転ベース部と、
    前記回転ベース部に対して径方向に変位可能なように前記回転ベース部に搭載され、前記第2の軸に対して傾斜した内側のカム面を有するアーバと、
    前記アーバ内に前記回転ベース部から延在し、前記アーバのカム面に沿って配置されるエキスパンダを有し、該エキスパンダが該カム面に接して引き込まれたときに前記アーバを拡張させる作動部材と、
    前記回転ベース部と前記アーバとの間に設定され、前記第1の軸が前記第2の軸と同軸で無いときに前記アーバと前記回転ベース部との間の径方向の変位を吸収するように構成された第1のベアリングとを含む、チャック。
  11. 前記作動部材は、前記回転ベース内で径方向に移動でき、前記アーバの径方向の変位に追従する、請求項10記載のチャック。
  12. 前記作動部材から延在し、前記作動部材に軸方向の力を付与する引張部材と、
    前記引張部材と前記作動部材との間に設けられ、前記作動部材の軸方向の変位を吸収する第2のベアリングとを更に含む、請求項11記載のチャック。
  13. ヘッドストック及び前記ヘッドストック内で回転するスピンドルと組み合せて使用され、引張棒を含む請求項12記載のチャックであって、
    前記固定部材は、前記ヘッドストックに搭載され、前記回転部材は、前記スピンドルに搭載され、前記引張部材は、前記引張棒に接続される、チャック。
  14. ハウジングと、前記ハウジング内に延在するスピンドル及び前記スピンドルの端部にフランジを備えるハブと、前記ハウジングと前記ハブのスピンドルとの間に配置され、第1の軸まわりに前記ハブをハウジングに対して回転可能とするベアリングとを有するハブアセンブリと、
    前記ハブアセンブリのハウジングを保持し、前記ハブを回転させるチャックとの組み合せであって、
    前記チャックは、固定ベースと、固定ベースに支持され、前記ハウジングを確実に保持するために前記ハウジングを囲繞及び把持する歯と、前記第1の軸に平行な第2の軸まわりに回転する回転ベースと、前記回転ベースにより支持され、前記第1の軸まわりで前記ハブと共に回転するように前記ハブに結合されるアーバとを含み、該アーバは、前記回転ベースと共に回転するように前記回転ベースに搭載されるが、該アーバは、前記第1及び第2の軸間のミスアライメントを吸収するために前記回転ベースに対して径方向に移動可能である、組み合せ。
  15. 前記回転ベース内に配置され、前記アーバ内に延在し、軸方向の力を受けたときに前記アーバを拡張させるように構成される作動部材と、
    前記アーバと前記回転ベースとの間に配置され、前記アーバから前記回転ベースに軸方向の力を伝達する一方で、前記アーバを前記回転ベースに対して径方向に移動できるようにする第1のベアリングとを更に含む、請求項14記載の組み合せ。
  16. 前記第1のベアリングは、前記アーバに接する平らなワッシャーと、前記回転ベースに接する別の平らなワッシャーと、両ワッシャー間にロール部材とを含む、請求項15記載の組み合せ。
  17. 前記作動部材が、前記アーバの径方向の変位に追従するため、径方向に移動可能である、請求項15記載の組み合せであって、
    前記作動部材に接続され前記作動部材に軸方向の力を付与する引張部材を更に含む、組み合せ。
  18. 前記引張部材が第2の軸まわりに回転する、請求項17記載の組み合せであって、
    前記引張部材と前記作動部材との間に前記第1及び第2の軸間のミスアライメントを吸収する第2のベアリングを更に含む、組み合せ。
  19. 前記固定部材が搭載されるヘッドストックと、前記ヘッドストック内に配置され、前記第2の軸まわりに回転するツールスピンドルとを更に含み、前記回転部材は、前記ツールスピンドルに搭載され、引張棒は、前記ツールスピンドル内に搭載され、軸方向の力を付与することができ、前記引張部材は、前記引張棒に接続される、請求項18記載の組み合せ。
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