JP2004529746A - ピペットから取付け及び取り外しが簡単なピペット先端部材 - Google Patents
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Abstract
ピペット先端部材(5)は、一般的に円錐の管状部材(10)と、基端部(14)を有している。少なくとも1つの突起部(20)及び窪み部(22)は、先端部材(5)の取付け部の壁面に提供される。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【発明の背景】
【0001】
ピペット及びピペット先端は、様々な形態からなる。ピペットとその先端の間のシールは、様々な異なる方法で形成されることができる。たとえば、互いに向かいあう2つの円錐表面は、環状の圧力がかかる点及び、円錐先端で作用する丸みのおびた角部又は極率のついた角部を形成するリングが突出している。よりよいシール性を補償するために、この技術は、ピペット先端内で塑性変形をさせることによって、シール性を保持するに十分な力でピペット先端にピペットを挿入しなければならない。このような例において、このことは、注目に値し得る。
【0002】
1つの解決方法がマグヌセン・ジュニアらによって米国特許第4,748,859号明細書に提案されている。シャフトを取付けた円錐状のピペット先端を受入れるために、開口した基端部(proximal end)から軸方向に離間した3つの内部の同軸環状バンドを有した使い捨てのピペット先端が開示されている。はじめの2つのシールバンドは、比較的に弾性的であり、同時に、横方向に支持する環状の液体の漏れが無いシールを形成するために先端部材に挿入されるので、ピペットシャフトを係合し、案内し、保持する。第3のバンドは、比較的にしっかりとシャフトに係合しており、第3の流体の漏れが無い環状のシールとシャフトを制御可能に止める止め具を形成している結果として、先端部材は、ピペット先端取り出し機構に隣接したシャフトに嵌合される。先端部材の取り外しが困難であるのに加えて、一日の間に繰り返して、多数使用することは、作業者が疲れるばかりではなく、時として怪我さえ起こり得る。最小限の力で指し込んで、抜き取れ、しっかりとしたシール性を保ち、様々なピペットにしっかりと嵌合を提供できるピペット先端部材を生産する方法が必要とされている。
【0003】
また、ピペット先端部材の内部表面に比較的大きくて弾性力のあるリングを形成する方法も必要とされている。典型的には、先端部材を形成する型内では”アンダーカット”となるため、内部リングの大きさは制限される。部材を型から取り除くために、部材を形成する成形用コアの溝から解放されるべく、リングを広げなければならない。このように大きさが制限されるので、リング取り外し時に、リングを汚す可能性がある。
【発明の要約】
【0004】
本発明は、ピペットシャフトと取り外し可能に嵌合するピペット先端部材に関する。ピペット先端部材は、中心軸を有した長く延びた管状のレセプタクル(receptacle)と、該レセプタクルの内部表面にある突起部と、該突起部に隣接して前記内部表面にある窪み部と、を備える。前記先端部材は、一般的に円錐の形状を有しており、内部表面は、基端部にある後方開口部から末端部(distal end)にある先端開口部までテーパ形状となっている。
【0005】
たとえば、ある実施形態では、環状のシールリングを形成するために、前記内部表面の周りに、前記突起部が延びており、環状の溝を形成するために、前記内部表面の周りに、前記窪み部が延びている。
【0006】
好ましくは、前記突起部は、V形状の軸断面を有する。ある実施形態では、前記突起部は、およそ30°から120°の間の角度で交差し、好ましくは、およそ45°から90°の角度で交差する第一と第二の略直線の縁を有する。別の実施形態では、前記第一の縁と前記第二の縁は、およそ60°で交差する。
【0007】
好ましくは、前記窪み部は、略円形状の軸断面を有し、前記窪み部の少なくとも一部は、前記突起部の少なくとも一部と共通した線となる。ある実施形態では、基端部にある後方開口部から末端部にある先端開口まで延びている前記ピペット先端部材であって、前記窪み部は、軸方向で、前記突起部に近接して配置されている。
【0008】
ある実施形態では、前記窪み部は、前記内部表面から半径方向外側に延びており、前記内部表面から、前記半径方向で最も離れた前記窪み部の点までの距離として定められた深さを有しており、前記突起部は、前記内部表面から半径方向内側に延びており、前記内部表面から、前記半径方向で最も離れた前記突起部の点までの距離として定められた高さを有しており、前記窪み部の深さは、前記突起部の高さと略同じ大きさである。別の実施形態では、前記窪み部の深さは、前記突起部の高さよりも大きい。
【0009】
内部表面及び該内部表面にある突起部と窪み部とを有した管状のピペット先端部材を形成する方法であって、円錐形状をした成形用コアを含んだ型を備える段階、前記成形用突起部が前記成形用窪み部に隣接して基端側に配置される段階、前記型に型材料を流し込む段階、前記成形用コアを取り除くよう前記型材料に力を加えることによって該型材料を取り除く段階からなる。ある実施形態では、前記型材料を取り除く段階において、前記型材料は、前記成形用突起部によって半径方向外側に力を加え、前記先端部材の突起部は、前記成形用窪み部から半径方向外側に持ち上げられる。また、別の実施形態では、前記型材料を取り除く段階において、前記成形用窪み部を持ち上げた後で、前記先端部材の突起部材は、前記成形用コアから離間される。
【最良な実施形態の詳細な説明】
【0010】
図1に示す好ましいピペット先端部材5は、軸12に沿って延びた管状のレセプタクル10を含み、そのレセプタクル10は、ピペットシャフトの末端部を軸方向で受入れるための基端部にある後方開口部又は基端開口部14と、先端部材から流体を放出するために末端部にある先端開口部16と、を有する。レセプタクル10は、一般的には、内部表面18を有した円錐状であり、基端開口部14から先端開口部16まで先細り又は狭くなっている。ピペット先端部材5は、好ましくは、ポリプロピレンのような高分子材料からなる。
【0011】
図2によく示されているように、レセプタクル10の内部表面18は、少なくとも、1つの突起部20と隣接した窪み部22を含む。好ましくは、レセプタクル10は、2つの突起部20と、2つの窪み部22を含んでもよく、さらに好ましくは、それ以上の突起部と窪み部を備えてもよい。好ましい実施形態では、突起部20は、レセプタクル10と同軸となる環状のシールリング24、26を形成するために、内部表面18の回りに延びている。そして、シールリング24、26は、レセプタクル10の軸12に沿って、軸方向に割り振られている。窪み部22は、好ましくは、シールリング24、26に隣接して環状の溝を形成するために、内部表面18の周りに延びている。
【0012】
図2に示すように、突起部20は、V形状の断面を有し、レセプタクルを形成している高分子材料からなる。突起部20は、基端側の縁28と末端側の縁30を含み、頂端33において角32で交差する。角32は、好ましくは、30°から120°の間にあり、さらに好ましくは、45°〜90°の間であり、最も好ましくは、およそ60°である。突起部20は、内部表面から半径方向内側に延びており、半径方向で内部表面18から頂端33までの距離として定められた高さ35を有している。別の実施形態では、突起部20は、他の形状の軸断面を有してもよく、たとえば、円形状、放物線状、楕円形状又は多角形状などの形状である。1つ以上の突起部20を含む実施形態において、好ましくは、突起部20は、同じ断面形状を有しているが、この突起部は、異なった形を有してもよい。
【0013】
窪み部22は、丸みを持った内部表面34を有しており、一般的には、軸断面が円形を形成している。窪み部22は、内部表面から半径方向外側に延びており、半径方向で、内部表面18から最も離れた内部表面の点までの距離として定められた深さ37を有している。丸みを持った内部表面34は、窪み部22の基端側に沿って丸みをもった角部36で、内部表面18を徐々に変化させる。この突起部20の基端側の縁28は、好ましくは、窪み部22の末端側で組み合わさる。好ましい実施形態では、窪み部22の末端側と突起部20の基端側とは、少なくとも部分的に共通した線を有している。別の実施形態では、窪み部22は、突起部20から離れて配置されている。
【0014】
好ましくは、内部表面18は、一様な軸方向にテーパを有しており、レセプタクル10は、好ましくは、軸方向に、実質的に壁厚みを持っており、一般的には、ばらつきの無い横方向の柔軟性及び弾力性を備えている。好ましい実施形態では、突起部20の高さ35と窪み部22の深さ37とは実質的に同じである。他の実施形態では、窪み部22の深さ37は、突起部20の高さ35よりも大きい。
【0015】
先端部材5は、成形によって形成されており、さもなくば射出成形、又は成形用コア38と外部成形用シェル(図示しない)の間での成形によって形成されている。図3によく示されているように、成形用コア38は、先端部材5の窪み部22に一致する成形用突起部40と、突起部20に一致する成形用窪み部42を有している。成形用コア38の成形用突起部40と成形用窪み部42は、それぞれに、先端部材の窪み部22及び突起部20の形及び大きさに実質的に鏡像となる幾何学形状を有している。好ましくは、型材料は、液化された状態で、コア38の周りから注入され、先端部材5の突起部20と窪み部22を形成するために成形用窪み部42内及び成形用突起部40の周りに流される。型材料が固化した時に、成形用シェルは、取り除かれ、先端部材5は、型から外される。
【0016】
図3〜5は、成形品の取り出しの一連の工程を示しており、先端部材5は、抜き取り部材44によってコア38から取り外し又は抜き取られる。好ましくは、抜き取り部材44は、リング形状を有しており、先端部材5の基端部で成形用コア38と同軸に配置される。抜き取り部材44は、末端方向に向かって又は部材5の先端に向かって、先端部材5の基端部から前進させ、コア38を取り除く末端方向に先端部材に力を入れて動かす。図4に示すように,先端部材5をコア38から抜き取られた時、窪み部22は、成形用突起部40から取り除かれ、隣接した突起部20は、対応した成形用窪み部42から外れるように”カムの如く作用する”又は、持ち上げられる。このように先端部材5の突起部20は、好ましくは、先端部材5が末端方向に動かされるまえに、成形用窪み部42から半径方向外側へ、第一に外れるように動かされる。また、成形品が取り出される一連の工程の間に、先端部材5がコア38に沿って動くので、突起部20は、成形用突起部40によってコアから外側に向かって保持される。従って、先端部材5の突起部20は、成形用コア38によって、汚される又は削られることも無く、突起部20の損傷は、成形品が取り出される一連の工程の間には、最小である。有利なことに、そのような構成は、それぞれに、先端部材の内部表面から半径方向内側により大きな距離に延びた、大きい又は高い突起部を許容し、先端部材5の内部で成形するために、大きい又は高いシールリングを許容し、操作する間のピペットとピペット先端部材5との間で、作業中に、維持することができるシール性を同様に強化することができる。
【0017】
図6に示すように、ピペット46は、先端部材5の基端開口部14で受入れられる。ピペット46は、円錐の形状をしたシャフト又は末端部48を有している。大きく、又は高いシールリングを提供することによって、結果として得られる先端部材は、簡単かつスムーズにピペット46を受入れることが可能であり、ピペットが有する液漏れしない環状のシールの形成に必要な力を、好ましくは、最小にする。ピペット46が先端部材5から引き抜かれた、もしくは、取り外された時、好ましくは、ピペットに共通して関連した先に述べた分解の問題が軽減するように、必要とされる引き抜き力は、最小となるので、ピペット46は、シールリングから簡単かつスムーズに解放される。
【0018】
さらに、先端部材5の好ましい態様は、突起部20及びシールリング24、26の幾何学的な寸法は、より強い柔軟性を提供する。即ち、より高い突起部、先端部材の内部表面から半径方向内側で、さらに大きな距離に延びた突起部は、小さい又は短い突起部よりも、曲げられ、変形し、大きな復元許容性を提供する。突起部20及びシールリング24、26の柔軟性と弾力性により、ピペット46のシャフト48が、レセプタクル10に向かって移動し、シールリング24、26と係合した時に、これらリングは、末端方向に曲げられて、僅かに偏平することで流体の漏れが無いシールを簡単に創り出す。また、シールリング24、26とピペットとの間で嵌合時の復元許容性の量によって、幅広い様々なピペットが収容することができる。
【0019】
当業者は、ここに開示された本発明を様々に変更及び改良することを考え出すことができるであろう。これらの改良のすべては、一定した精神及び請求の範囲によって、達成されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明によるピペット先端部材の断面図。
【図2】図1のピペット先端部材の拡大された軸方向の破線箇所を示した図。
【図3】図1の先端部材の拡大断面図。
【図4】図1の先端部材の拡大断面図。
【図5】図1の先端部材の拡大断面図。
【図6】ピペットシャフトの末端部を受入れた図1の先端部材の拡大断面図。
【符号の説明】
【0021】
5 ピペット先端部材
10 レセプタクル
14 基端部
16 末端部
20 突起部
22 窪み部
24 リングシール
26 リングシール
38 成形用コア
40 成形用突起部
42 成形用窪み部
44 抜き取り部材
46 ピペット
48 シャフト
【0001】
ピペット及びピペット先端は、様々な形態からなる。ピペットとその先端の間のシールは、様々な異なる方法で形成されることができる。たとえば、互いに向かいあう2つの円錐表面は、環状の圧力がかかる点及び、円錐先端で作用する丸みのおびた角部又は極率のついた角部を形成するリングが突出している。よりよいシール性を補償するために、この技術は、ピペット先端内で塑性変形をさせることによって、シール性を保持するに十分な力でピペット先端にピペットを挿入しなければならない。このような例において、このことは、注目に値し得る。
【0002】
1つの解決方法がマグヌセン・ジュニアらによって米国特許第4,748,859号明細書に提案されている。シャフトを取付けた円錐状のピペット先端を受入れるために、開口した基端部(proximal end)から軸方向に離間した3つの内部の同軸環状バンドを有した使い捨てのピペット先端が開示されている。はじめの2つのシールバンドは、比較的に弾性的であり、同時に、横方向に支持する環状の液体の漏れが無いシールを形成するために先端部材に挿入されるので、ピペットシャフトを係合し、案内し、保持する。第3のバンドは、比較的にしっかりとシャフトに係合しており、第3の流体の漏れが無い環状のシールとシャフトを制御可能に止める止め具を形成している結果として、先端部材は、ピペット先端取り出し機構に隣接したシャフトに嵌合される。先端部材の取り外しが困難であるのに加えて、一日の間に繰り返して、多数使用することは、作業者が疲れるばかりではなく、時として怪我さえ起こり得る。最小限の力で指し込んで、抜き取れ、しっかりとしたシール性を保ち、様々なピペットにしっかりと嵌合を提供できるピペット先端部材を生産する方法が必要とされている。
【0003】
また、ピペット先端部材の内部表面に比較的大きくて弾性力のあるリングを形成する方法も必要とされている。典型的には、先端部材を形成する型内では”アンダーカット”となるため、内部リングの大きさは制限される。部材を型から取り除くために、部材を形成する成形用コアの溝から解放されるべく、リングを広げなければならない。このように大きさが制限されるので、リング取り外し時に、リングを汚す可能性がある。
【発明の要約】
【0004】
本発明は、ピペットシャフトと取り外し可能に嵌合するピペット先端部材に関する。ピペット先端部材は、中心軸を有した長く延びた管状のレセプタクル(receptacle)と、該レセプタクルの内部表面にある突起部と、該突起部に隣接して前記内部表面にある窪み部と、を備える。前記先端部材は、一般的に円錐の形状を有しており、内部表面は、基端部にある後方開口部から末端部(distal end)にある先端開口部までテーパ形状となっている。
【0005】
たとえば、ある実施形態では、環状のシールリングを形成するために、前記内部表面の周りに、前記突起部が延びており、環状の溝を形成するために、前記内部表面の周りに、前記窪み部が延びている。
【0006】
好ましくは、前記突起部は、V形状の軸断面を有する。ある実施形態では、前記突起部は、およそ30°から120°の間の角度で交差し、好ましくは、およそ45°から90°の角度で交差する第一と第二の略直線の縁を有する。別の実施形態では、前記第一の縁と前記第二の縁は、およそ60°で交差する。
【0007】
好ましくは、前記窪み部は、略円形状の軸断面を有し、前記窪み部の少なくとも一部は、前記突起部の少なくとも一部と共通した線となる。ある実施形態では、基端部にある後方開口部から末端部にある先端開口まで延びている前記ピペット先端部材であって、前記窪み部は、軸方向で、前記突起部に近接して配置されている。
【0008】
ある実施形態では、前記窪み部は、前記内部表面から半径方向外側に延びており、前記内部表面から、前記半径方向で最も離れた前記窪み部の点までの距離として定められた深さを有しており、前記突起部は、前記内部表面から半径方向内側に延びており、前記内部表面から、前記半径方向で最も離れた前記突起部の点までの距離として定められた高さを有しており、前記窪み部の深さは、前記突起部の高さと略同じ大きさである。別の実施形態では、前記窪み部の深さは、前記突起部の高さよりも大きい。
【0009】
内部表面及び該内部表面にある突起部と窪み部とを有した管状のピペット先端部材を形成する方法であって、円錐形状をした成形用コアを含んだ型を備える段階、前記成形用突起部が前記成形用窪み部に隣接して基端側に配置される段階、前記型に型材料を流し込む段階、前記成形用コアを取り除くよう前記型材料に力を加えることによって該型材料を取り除く段階からなる。ある実施形態では、前記型材料を取り除く段階において、前記型材料は、前記成形用突起部によって半径方向外側に力を加え、前記先端部材の突起部は、前記成形用窪み部から半径方向外側に持ち上げられる。また、別の実施形態では、前記型材料を取り除く段階において、前記成形用窪み部を持ち上げた後で、前記先端部材の突起部材は、前記成形用コアから離間される。
【最良な実施形態の詳細な説明】
【0010】
図1に示す好ましいピペット先端部材5は、軸12に沿って延びた管状のレセプタクル10を含み、そのレセプタクル10は、ピペットシャフトの末端部を軸方向で受入れるための基端部にある後方開口部又は基端開口部14と、先端部材から流体を放出するために末端部にある先端開口部16と、を有する。レセプタクル10は、一般的には、内部表面18を有した円錐状であり、基端開口部14から先端開口部16まで先細り又は狭くなっている。ピペット先端部材5は、好ましくは、ポリプロピレンのような高分子材料からなる。
【0011】
図2によく示されているように、レセプタクル10の内部表面18は、少なくとも、1つの突起部20と隣接した窪み部22を含む。好ましくは、レセプタクル10は、2つの突起部20と、2つの窪み部22を含んでもよく、さらに好ましくは、それ以上の突起部と窪み部を備えてもよい。好ましい実施形態では、突起部20は、レセプタクル10と同軸となる環状のシールリング24、26を形成するために、内部表面18の回りに延びている。そして、シールリング24、26は、レセプタクル10の軸12に沿って、軸方向に割り振られている。窪み部22は、好ましくは、シールリング24、26に隣接して環状の溝を形成するために、内部表面18の周りに延びている。
【0012】
図2に示すように、突起部20は、V形状の断面を有し、レセプタクルを形成している高分子材料からなる。突起部20は、基端側の縁28と末端側の縁30を含み、頂端33において角32で交差する。角32は、好ましくは、30°から120°の間にあり、さらに好ましくは、45°〜90°の間であり、最も好ましくは、およそ60°である。突起部20は、内部表面から半径方向内側に延びており、半径方向で内部表面18から頂端33までの距離として定められた高さ35を有している。別の実施形態では、突起部20は、他の形状の軸断面を有してもよく、たとえば、円形状、放物線状、楕円形状又は多角形状などの形状である。1つ以上の突起部20を含む実施形態において、好ましくは、突起部20は、同じ断面形状を有しているが、この突起部は、異なった形を有してもよい。
【0013】
窪み部22は、丸みを持った内部表面34を有しており、一般的には、軸断面が円形を形成している。窪み部22は、内部表面から半径方向外側に延びており、半径方向で、内部表面18から最も離れた内部表面の点までの距離として定められた深さ37を有している。丸みを持った内部表面34は、窪み部22の基端側に沿って丸みをもった角部36で、内部表面18を徐々に変化させる。この突起部20の基端側の縁28は、好ましくは、窪み部22の末端側で組み合わさる。好ましい実施形態では、窪み部22の末端側と突起部20の基端側とは、少なくとも部分的に共通した線を有している。別の実施形態では、窪み部22は、突起部20から離れて配置されている。
【0014】
好ましくは、内部表面18は、一様な軸方向にテーパを有しており、レセプタクル10は、好ましくは、軸方向に、実質的に壁厚みを持っており、一般的には、ばらつきの無い横方向の柔軟性及び弾力性を備えている。好ましい実施形態では、突起部20の高さ35と窪み部22の深さ37とは実質的に同じである。他の実施形態では、窪み部22の深さ37は、突起部20の高さ35よりも大きい。
【0015】
先端部材5は、成形によって形成されており、さもなくば射出成形、又は成形用コア38と外部成形用シェル(図示しない)の間での成形によって形成されている。図3によく示されているように、成形用コア38は、先端部材5の窪み部22に一致する成形用突起部40と、突起部20に一致する成形用窪み部42を有している。成形用コア38の成形用突起部40と成形用窪み部42は、それぞれに、先端部材の窪み部22及び突起部20の形及び大きさに実質的に鏡像となる幾何学形状を有している。好ましくは、型材料は、液化された状態で、コア38の周りから注入され、先端部材5の突起部20と窪み部22を形成するために成形用窪み部42内及び成形用突起部40の周りに流される。型材料が固化した時に、成形用シェルは、取り除かれ、先端部材5は、型から外される。
【0016】
図3〜5は、成形品の取り出しの一連の工程を示しており、先端部材5は、抜き取り部材44によってコア38から取り外し又は抜き取られる。好ましくは、抜き取り部材44は、リング形状を有しており、先端部材5の基端部で成形用コア38と同軸に配置される。抜き取り部材44は、末端方向に向かって又は部材5の先端に向かって、先端部材5の基端部から前進させ、コア38を取り除く末端方向に先端部材に力を入れて動かす。図4に示すように,先端部材5をコア38から抜き取られた時、窪み部22は、成形用突起部40から取り除かれ、隣接した突起部20は、対応した成形用窪み部42から外れるように”カムの如く作用する”又は、持ち上げられる。このように先端部材5の突起部20は、好ましくは、先端部材5が末端方向に動かされるまえに、成形用窪み部42から半径方向外側へ、第一に外れるように動かされる。また、成形品が取り出される一連の工程の間に、先端部材5がコア38に沿って動くので、突起部20は、成形用突起部40によってコアから外側に向かって保持される。従って、先端部材5の突起部20は、成形用コア38によって、汚される又は削られることも無く、突起部20の損傷は、成形品が取り出される一連の工程の間には、最小である。有利なことに、そのような構成は、それぞれに、先端部材の内部表面から半径方向内側により大きな距離に延びた、大きい又は高い突起部を許容し、先端部材5の内部で成形するために、大きい又は高いシールリングを許容し、操作する間のピペットとピペット先端部材5との間で、作業中に、維持することができるシール性を同様に強化することができる。
【0017】
図6に示すように、ピペット46は、先端部材5の基端開口部14で受入れられる。ピペット46は、円錐の形状をしたシャフト又は末端部48を有している。大きく、又は高いシールリングを提供することによって、結果として得られる先端部材は、簡単かつスムーズにピペット46を受入れることが可能であり、ピペットが有する液漏れしない環状のシールの形成に必要な力を、好ましくは、最小にする。ピペット46が先端部材5から引き抜かれた、もしくは、取り外された時、好ましくは、ピペットに共通して関連した先に述べた分解の問題が軽減するように、必要とされる引き抜き力は、最小となるので、ピペット46は、シールリングから簡単かつスムーズに解放される。
【0018】
さらに、先端部材5の好ましい態様は、突起部20及びシールリング24、26の幾何学的な寸法は、より強い柔軟性を提供する。即ち、より高い突起部、先端部材の内部表面から半径方向内側で、さらに大きな距離に延びた突起部は、小さい又は短い突起部よりも、曲げられ、変形し、大きな復元許容性を提供する。突起部20及びシールリング24、26の柔軟性と弾力性により、ピペット46のシャフト48が、レセプタクル10に向かって移動し、シールリング24、26と係合した時に、これらリングは、末端方向に曲げられて、僅かに偏平することで流体の漏れが無いシールを簡単に創り出す。また、シールリング24、26とピペットとの間で嵌合時の復元許容性の量によって、幅広い様々なピペットが収容することができる。
【0019】
当業者は、ここに開示された本発明を様々に変更及び改良することを考え出すことができるであろう。これらの改良のすべては、一定した精神及び請求の範囲によって、達成されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明によるピペット先端部材の断面図。
【図2】図1のピペット先端部材の拡大された軸方向の破線箇所を示した図。
【図3】図1の先端部材の拡大断面図。
【図4】図1の先端部材の拡大断面図。
【図5】図1の先端部材の拡大断面図。
【図6】ピペットシャフトの末端部を受入れた図1の先端部材の拡大断面図。
【符号の説明】
【0021】
5 ピペット先端部材
10 レセプタクル
14 基端部
16 末端部
20 突起部
22 窪み部
24 リングシール
26 リングシール
38 成形用コア
40 成形用突起部
42 成形用窪み部
44 抜き取り部材
46 ピペット
48 シャフト
Claims (15)
- ピペットシャフトと取り外し可能に嵌合するピペット先端部材であって、
中心軸を有した長く延びた管状のレセプタクルと、
該レセプタクルの内部表面にある突起部と、
該突起部に隣接して前記内部表面にある窪み部と、
を備えることを特徴とするピペット先端部材。 - 前記レセプタクルは、一般的に円錐の形状を有しており、内部表面は、基端部にある後方開口部から末端部にある先端開口部までテーパ形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 環状のシールリングを形成するために、前記内部表面の周りに、前記突起部が延びていることを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 環状の溝を形成するために、前記内部表面の周りに、前記窪み部が延びていることを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 前記突起部は、V形状の軸断面を有することを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 前記突起部は、およそ30°から120°の間の角度で交差する第一と第二の略直線の縁を有することを特徴とする請求項5に記載のピペット先端部材。
- 前記第一の縁と前記第二の縁は、およそ60°で交差することを特徴とする請求項6に記載のピペット先端部材。
- 前記窪み部は、一般的に、円形状の軸断面を有することを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 前記窪み部の少なくとも一部は、前記突起部の少なくとも一部と共通した線となることを特徴とする請求項8に記載のピペット先端部材。
- 基端部にある後方開口部から末端部にある先端開口まで延びている前記ピペット先端部材であって、前記窪み部が、軸方向で、前記突起部に近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。
- 前記窪み部は、前記内部表面から半径方向外側に延びており、前記内部表面から前記半径方向で最も離れた前記窪み部の点までの距離として定められた深さを有しており、
前記突起部は、前記内部表面から半径方向内側に延びており、前記内部表面から前記半径方向で最も離れた前記突起部の点までの距離として定められた高さを有しており、
前記窪み部の深さは、前記突起部の高さと略同じ大きさであることを特徴とする請求項1に記載のピペット先端部材。 - 前記窪み部の深さは、前記突起部の高さよりも大きいことを特徴とする請求項11に記載のピペット先端部材。
- 内部表面及び該内部表面にある突起部と窪み部とを有した管状のピペット先端部材を形成する方法であって、
成形用コアを含んだ型を備えた段階で、該成形用コアは、円錐の形状を有し、基端部から末端部まで延び、成形用突起部と成形用窪み部とを含み、前記成形用突起部は、前記成形用窪み部に隣接して、基端側に配置される段階と、
前記型に型材料を流し込む段階で、前記ピペット先端部材の前記内部表面にある前記突起部を形成するために前記成形用窪み部に型材料が流し込まれ、前記ピペット先端部材の前記内部表面にある前記窪み部を形成するために前記成形用突起部まわりに前記型材料が流し込まれる段階と、
末端方向に、前記成形用コアを取り除くよう前記型材料に力を加えることによって該型材料を取り除く段階と、
を含むことを特徴とするピペット先端部材の形成方法。 - 前記型材料を取り除く段階において、前記型材料は、前記成形用突起部によって半径方向外側に力を加え、前記先端部材の突起部は、前記成形用窪み部から半径方向外側に持ち上げられることを特徴とする請求項13に記載のピペット先端部材。
- 前記型材料を取り除く段階において、前記成形用窪み部を持ち上げた後で、前記先端部材の突起部材は、前記成形用コアから離間されることを特徴とする請求項14に記載のピペット先端部材。
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