JP2004529261A - アルカリ土類金属と硫黄とアルミニウム、ガリウム又はインジウムとを基材とする化合物、その製造法及び蛍光体としてのその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、アルカリ土類金属と硫黄とアルミニウム、ガリウム又はインジウムとを基材とする化合物、その製造法及び蛍光体(phosphor)としてのその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ルミネセンス及びエレクトロニクスの分野において大きな発展がなされている。かかる発展の一例として、新しいディスプレー及びイルミネーション技術のカソードルミネセンス系の開発を挙げることができる。1つの特定の応用例は、現在のテレビジョン画面をフラット画面で置き換えることである。これらの新しい応用例では、益々向上した特性を有する蛍光体が要求されている。
【0003】
公知の蛍光体としては、特に、チオ没食子酸アルカリ土類金属が挙げられる。これらの化合物は、特に、硫黄以外のチオ没食子酸塩の構成元素の溶液又は懸濁液を噴霧乾燥し次いでその噴霧乾燥した生成物を硫化することによって製造することができる。この方法で得られる生成物は、既に良好なルミネセンス特性を有している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、これらの特性を更に向上させることである。
【0005】
この目的に対して、本発明の化合物は、アルカリ土類金属類から選択される少なくとも1種の元素Aと、アルミニウム、ガリウム及びインジウムから選択される少なくとも1種の元素Bと、硫黄と、ルミネセンス特性を付与することができるドーパントとを基材とする化合物であり、そしてそれは、主たるAB2S4型結晶相とB2S3型結晶相との混成物の形態にあることを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明は、次の工程、
・元素A、B及びドーパントの塩又はゾルを含有する溶液又は懸濁液を、B/(A+ドーパント)原子比が少なくとも2.06になるような割合で形成し、
・その溶液又は懸濁液を噴霧乾燥し、そして
・先の工程で得られた生成物を硫化する、
各工程を含むことを特徴とするかかる化合物の製造法にも関する。
【0007】
最後に、本発明は、上記の如き化合物を特にカソードルミネセンスにおいて蛍光体として使用することに関する。
【0008】
本発明の更なる特徴、詳細及び利益は、以下の説明を通読するときに、また添付図面の参照からより完全に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書の記載を通して参照される元素の周期律表は、“Supplement to the Bulletin of the Chemical Society of France”,No.1(January 1966)に定められている。
【0010】
先に記載したように、本発明の化合物は、元素A,B、硫黄及びドーパントを基材とする。Aは、アルカリ土類金属である(周期律表の第IIA族)。特には、Aはストロンチウムであってよい。また、Aはマグネシウム、カルシウム又はバリウムであってもよい。Bは、アルミニウム、ガリウム又はインジウムであってよい。特には、Bはガリウムであってよい。
【0011】
また、本発明は、Aがいくつかのアルカリ土類金属を表わすところの化合物にも関する。同様に、Bは、アルミニウム、ガリウム及びインジウムの各元素のうちの少なくとも2種の組み合わせを表わすことができる。
【0012】
本発明の化合物は、1種又はそれ以上のドーパントを含む。本明細書において用語「ドーパント」は、本発明の化合物にルミネセンス特性を付与することができる任意の元素を意味すると理解されたい。これらのドーパントは、ここに関連する技術において周知である。いかなる理論によっても拘束されることを望まないが、ドーパントはアルカリ土類金属Aの代わりを果たすと考えることができる。ドーパントの量は、通常、アルカリ土類元素に対してせいぜい10原子%である。特に、このドーパントは、二価マンガンから、二価希土類金属から、そして三価希土類金属とアルカリ金属との組み合わせからなる群から選択することができる。三価希土類金属の場合には、希土類金属による過剰の電荷を補償するためにアルカリ金属の存在が必要とされる。このアルカリ金属はより具体的にはナトリウムであってよい。
【0013】
用語「希土類金属」は、イットリウム、並びに57〜71の原子番号を有するような周期律表の元素よりなる群から選択される元素を意味すると理解されたい。
【0014】
ドーパントは、より具体的には、アルカリ金属と組み合わせたユーロピウムII、イッテルビウムII又はセリウムIIIであってよい。
【0015】
1つの特定の具体例に従えば、本発明の化合物はドーピングしたチオ没食子酸ストロンチウムであるが、このドーパントは特にはユーロピウムIIであることが可能である。
【0016】
本発明の化合物の必須特性は、X線回折図形によって表わされるようにその結晶学的構造である。より具体的に言えば、本発明の化合物は、主として、AB2S4型結晶相とB2S3型結晶相とを有する。これらの相の相対的割合は変動することができる。B2S3型結晶相は、X線回折図形において検出されうるのに十分な割合で存在しなければならない。
【0017】
このB2S3相の割合は、かかる化合物を製造する際に使用する元素A、B及びドーパントの相対的割合に左右される。かくして、本発明の化合物は、元素A、B及びドーパントをB/(A+ドーパント)原子比が少なくとも2.06そして好ましくは少なくとも2.1になるような割合で使用する方法によって得ることができる。より好ましくは、この比率は、2.06〜2.25であってよい。
【0018】
本発明の化合物は、更に、多数の追加的な特性を有することができるが、これについて以下に説明する。
【0019】
本発明の化合物は、せいぜい10μmの平均寸法を有する粒子よりなることができる。本明細書の説明を通して、粒度及び寸法分布特性は、レーザー回折技術(容積による分布)を使用して測定される。
【0020】
本発明の有益な変形例に従えば、化合物は、狭い粒度分布を有することができる。かくして、分散指数σ/mは高々0.7である。特には、それはせいぜい0.6であってよい。
【0021】
用語「分散指数」は、比率:
σ/m=(d84−d16)/2d50
「式中、
・d84は、粒子の84%がd84未満の直径を有するところの粒径であり、
・d16は、粒子の16%がd16未満の直径を有するところの粒径であり、そして
・d50は、平均粒径である」を意味すると理解されたい。
【0022】
本発明の化合物は、ほぼ球状の形状及び先に記載した平均寸法に相当する直径を有する粒子よりなることができる。
【0023】
本発明の他の変形例に従えば、本発明の化合物は、低い残留酸素含量を有することができる。この残留量は、せいぜい1.5%、特にはせいぜい1%になりうる。それは、化合物の総重量に対する酸素の重量として表わされる。
【0024】
本発明の更に他の変形例に従えば、本発明の化合物を構成する粒子は透明な酸化物被覆層も含むことができるが、この層は均一で且つ制御した厚さを有するのが好ましい。
【0025】
本明細書において、用語「透明な酸化物」は、粒子上に比較的薄いフィルムの形態で一旦付着されると、可視範囲内の光をほとんど又は全く吸収しない酸化物を意味すると理解されたい。更に、この変形例に関する本明細書の説明を通して便宜上使用される用語「酸化物」は、水和タイプの酸化物も包含すると理解されなければならないことに注目されたい。
【0026】
これらの酸化物又は水和酸化物は、非晶質及び/又は結晶質であってよい。
【0027】
かかる酸化物の例としては、より具体的には、酸化珪素(シリカ)、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化チタン(チタニア)、珪酸ジルコニウムZrSiO4(ジルコン)、及び希土類金属酸化物を挙げることができる。好ましい変形例に従えば、被覆層はシリカを基材とするものである。より一層有益には、この層は、本質的にはそして好ましくはシリカのみよりなる。
【0028】
ここで、本発明の化合物を製造する1つの方法について説明をする。
この方法の第一工程は、元素A、B及びドーパントの塩又はゾルを含む溶液又は懸濁液を形成することよりなる。通常、硝酸塩、硫酸塩又は塩化物、さもなければ水酸化物の如き無機塩が使用される。随意として、有機塩も使用することができるが、しかしこの場合には、酢酸塩の如き小数の炭素原子しか有しない塩を使用するのが好ましい。これらの塩は、溶液又は懸濁液を形成するために液体媒体好ましくは水中に入れられる。
【0029】
先に記載したように、そしてB2S3結晶相を有する化合物を得るために、元素Bが化学量論的量に対して過剰になるような量の反応体が使用される。より特定的には、B/(A+ドーパント)原子比は、少なくとも2.06、好ましくは少なくとも2.1でなければならない。より具体的には、この比率は2.06〜2.25であってよい。
【0030】
次の工程は、先に調製した懸濁液又は溶液を乾燥することよりなる。この乾燥は、噴霧によって行われる。
【0031】
表現「噴霧乾燥」は、混合物を熱い雰囲気中に噴霧することによって乾燥することを意味すると理解されたい。この噴霧は、それ自体知られた任意の噴霧器、例えば、スプリンクラー上昇タイプ又は他のタイプの噴霧ノズルによって実施することができる。また、アトマイザーと称されるタービン噴霧器を使用することも可能である。本発明の方法で使用することができる種々の噴霧技術に関しては、マスターズ氏の“Spray drying”と題する基本研究(第二版、1976、ロンドン所在のジョージ・グッドウインによって発行)を特に参照することができる。
【0032】
また、例えば本件出願人によって開発されそして例えばフランス特許2257326、2419754及び2431321に記載されるタイプの“フラッシュ”反応器によって噴霧乾燥操作を実施することも可能であることを理解されたい。この場合には、処理用ガス(熱ガス)は螺旋運動を受け、そして渦のタンクに流入する。乾燥しようとする混合物は、該ガスの螺旋通路の対称軸と一致した通路に沿って注入され、これによってガスの運動量を処理しようとする混合物に完全に移すことが可能になる。かくして、実際に、ガスは2つの機能、第一に、初期の混合物を噴霧する機能、即ち、それを微細な液滴に転換する機能、そして第二に、得られた液滴を乾燥する機能を果たす。その上、反応器における粒子の極端に短い滞留時間(一般には、約0.1秒未満)は、熱ガスと長すぎる時間の間接触する結果としてそれらが過熱されるというすべての危険を制限する如き利益を提供する。
【0033】
先に記載したフラッシュ反応器に関して言えば、フランス特許2431321の図1を特に参照することができる。
【0034】
この反応器は、燃焼室と、ダブルコーン又は上方部が分岐した円錐台より構成される接触室とよりなる。燃焼室は、狭い通路を介して接触室に通じる。燃焼室の上方部には、可燃性相を導入するのを可能にする開口が設けられている。
【0035】
その上、燃焼室は同軸内部円筒体を含み、かくして、その燃焼室の内部には、孔の大部分が装置の上方部に向かって配置された中央領域と環状周辺領域とが形成される。燃焼室は、少なくとも1つの円の上に、しかし好ましくは軸方向に離置されたいくつかの円の上に分布された最低6個の孔を有する。燃焼室の下方部に配置された孔の全表面積は、該同軸内部円筒体の孔の全表面積の1/10〜1/100程度の極めて小さくてもよい。
【0036】
その孔は、通常、円形であり、そして極めて小さい厚さを有する。好ましくは、孔の直径対壁厚の比率は少なくとも5であって、最低壁厚は機械的要件によって制限されるだけである。
【0037】
最後に、狭窄通路に傾斜管が通じており、そしてその端部は中央領域の軸に沿って開放している。
【0038】
螺旋運動を受ける気相(以下では、螺旋相と称される)は、環状領域に作られたオリフィス中に導入されるガス(一般には、空気)よりなるが、このオリフィスは該領域の下方部に配置されるのが好ましい。
【0039】
狭窄通路で螺旋相を得るために、気相は、上記オリフィスに低い圧力で、即ち、1バール未満の圧力で、好ましくは接触室に存在する圧力よりも0.2〜0.5バール高い圧力で導入されるのが好ましい。この螺旋相の速度は、一般には10〜100m/sそして好ましくは30〜60m/sである。
【0040】
その上、可燃相(これは特にメタンであってよい)が上記開口を経て中央領域に約100〜150m/sの速度で軸方向に注入される。この可燃相は、燃料及び螺旋相が互いに接触するその領域において任意の公知手段によって点火される。しかる後、狭窄通路でガスに課される流れが、双曲面の母線の群と一致した多数の通路に沿って生じる。これらの母線は、すべての方向で分岐する前に狭窄通路に接近して且つその下側に配置された小形円又はリングの群に基づく。
【0041】
次に、液体の形態で処理しようとする混合物は上記の管を経て導入される。次いで、液体は多数の液滴に分割され、そして各液滴はある容量のガスによって輸送され、そして遠心分離効果をもたらす運動を受ける。通常、液体の流量は0.03〜10m/sである。
【0042】
螺旋相対液体混合物の適当運動量の比率は高くなければならない。特に、それは少なくとも100、そして好ましくは1,000〜10,000である。狭窄通路における運動量は、ガス及び処理しようとする混合物の流入する流量を基にして、また該通路の横断面積を基にして計算される。流量を増加すると、液滴の寸法が増大する。
【0043】
これらの条件下において、ガスの適当運動量は、その方向及びその強度の両方において、処理しようとする混合物の液滴に課され、そしてこれらは2つの流れの対流領域において互いに分離される。加えて、液体混合物の速度は、連続流れを得るのに必要とされる最低限まで減少される。
【0044】
噴霧乾燥は、一般には、90℃〜300℃の固体流出温度で実施される。かくして噴霧乾燥から得られる生成物は、場合によっては、例えば超微粉砕化することによって解凝集され得る。
【0045】
この方法の最終工程は、乾燥から得られた生成物を硫化することよりなる。この硫化は、先の工程で得られた生成物を二硫化炭素若しくは硫化水素と、又は硫化水素と二硫化炭素との混合物と反応させることによって実施することができる。この硫化反応は、600℃〜1,000℃そして好ましくは800℃〜900℃の温度で実施される。
【0046】
硫化水素と二硫化炭素との混合物の場合には、CS2及びH2Sの各々の割合は広範囲にわたって変動することができる。硫化用ガス(CS2、H2S、又はCS2/H2S)の流量は、通常、反応中に、即ち、温度上昇の開始(熱サイクルの開始)と高温保持の終了との間に系に導入されるCS2及び/又はH2Sの量が前駆物質の全部を硫化物に転化するのに十分になるように選択される。一般には、4よりも大きいモル比([硫化用ガス]/[A]+[B])がこの要件を満たすことができる。
【0047】
この硫化用ガスは、アルゴン又は窒素の如き不活性ガスと共に使用することができる。
【0048】
反応期間は、所望の硫化物を得るのに必要とされる時間に相当する。
【0049】
加熱工程後、形成した硫化物(これは、本発明の化合物に相当する)が回収される。
【0050】
先に記載した変形例のうちの1つに従って透明な酸化物を含む化合物の製造の場合には、この製造法は、本質上、初期の化合物を上記の透明な酸化物の前駆物質と接触させそしてその透明な酸化物を沈殿させることよりなる。用語「初期化合物」は、上記の製造法及び硫化法に従いそして可能性のある解凝集後に得られる如き化合物を意味すると理解されたい。
【0051】
シリカの場合には、水、アルコール、かかる化合物(これは、懸濁状態にある)、そして場合によっては塩基、弗化アルカリ金属又は弗化アンモニウム(これは、シリケートの凝縮のための触媒として働くことができる)を混合することによる珪酸アルキルの加水分解によってシリカを製造することを挙げることができる。このとき、珪酸アルキルが導入される。また、該化合物と珪酸塩(珪酸アルカリ金属タイプの)と酸との間の反応によって製造を行うこともできる。
【0052】
アルミナ基材層の場合には、該化合物、アルミン酸塩及び酸を反応させ、これによってアルミナを沈殿させることができる。この沈殿は、該化合物、アルミニウム塩及び塩基を互いに接触させそしてこれらを反応させることによって得ることもできる。
【0053】
最後に、アルミナは、アルミニウムアルコラートの加水分解によって形成することができる。
【0054】
酸化チタンに関して、これは、該化合物の水性アルコール懸濁液中に、一方においてTiCl4、TiOCl2又はTiOSO4の如きチタン塩を、そして他方において塩基を導入することによって沈殿させることができる。また、例えば、チタン酸アルキルを加水分解し又はチタンゾルを沈殿させることも可能である。
【0055】
最後に、酸化ジルコニウムを基材とする層の場合には、ジルコニウム有機金属化合物、例えばジルコニウムイソプロポキシドのようなジルコニウムアルコキシドの存在下に該化合物の懸濁液を共加水分解又は共沈殿させることが可能である。
【0056】
本発明の化合物は、特にカソードルミネスセンスにおいて、即ち、電子タイプの励起を伴う用途において蛍光体(phosphor)として使用されることができる。この場合には、それは、この原理で作動する装置、例えば、FED又はVFDフラット画面、映写画面及びテレビジョン画面の製造において使用することができる。また、この化合物は、例えば、励起が350〜470nmであってよいPC−LED(蛍光体変換発光ダイオード)においてホトルミネセンス蛍光体として使用することもできる。
【0057】
本発明の化合物は、このタイプの装置において周知の技術を使用して、例えば、沈降による画面への付着、スクリーン印刷又は電気泳動によって適用される。
【0058】
最後に、本発明は、本発明に従った化合物を含む上記のカソードルミネセンス又はホトルミネセンス装置に適合する。
【実施例】
【0059】
ここで、実施例について説明する。
これらの実施例では、粒度分布は、商品名「Coulter LS 230」装置を使用する上記のレーザー技術によって測定された。また、この測定は、0.1重量%のヘキサメタ燐酸ナトリウムを含有する水溶液の状態にありそして前もって超音波プローブ処理(13mm直径の先端を有する20kHz/120Wプローブ)を3分間受けた生成物の懸濁液に対して実施されたことも記載する。
【0060】
更に、生成物のホトルミネセンスを測定した際の条件は次の通りであった。
【0061】
ホトルミネセンスの測定は、200〜800nmで発光する光源の助けを借りて実施された。この測定装置は、試験体の前に置かれたダブルモノクロメーターを励起状態で含み、従って試験体の励起は単色であった。
【0062】
効率の測定は、発光スペクトルの強度を発光ピークの最大値(533nm)で比較することによって実施された。発光スペクトルのスペクトル位置及び形状は、生成物の化学組成及び研究した全スペクトル範囲にわたる励起波長に無関係であった。スペクトルの強度だけが修正された。この発光は、SrGa2S4環境における二価ユーロピウムの4f−5d帯に相当する。
【0063】
発光スペクトルは、励起波長を254nm〜460nmに固定することによって得られた。これらのスペクトルは、スペクトロフルオリメーターに存在する格子による吸着に対して、また光電子増倍管の感度の変動に対して補正された。
【0064】
例1
この例は、式(Sr0.95Eu0.05)Ga2.1S4の化合物の製造に関する。
上記の“フラッシュ”反応器タイプの商品名「LEA 100」装置において、所望の化合物の割合に相当する割合にある硝酸ガリウム、硝酸ストロンチウム及び硝酸ユーロピウムの混合物を噴霧乾燥した。空気の流入温度は500℃であり、これに対して空気の流出温度は200℃であった。
【0065】
得られた粉末の40gをシリカボートに入れ、次いでこれを硫化用炉において回転(3rpm)させた。反応ガス混合物は、アルゴン(52容量%)、CS2(23容量%)及びH2S(25容量%)よりなっていた。ガス混合物の流量は1.7 1/分であった。
【0066】
熱サイクルは、8℃/分において室温から870℃までの加熱、次いでこの温度での10分間の保持、次いでアルゴン中において5℃/分での冷却であった。
【0067】
生成物は、主たるSrGa2S4相と微量のGa2S3相とを含有する粉末の形態にあった。Ga2S3相は、X線を使用して、特に1.5418Å波長の銅アノードを使用して3.20Å、即ち、2θ=27.86°でのその(100)線によって検出された。相当するX線パターンは、図1において矢印によって示される(100)線である。平均粒度は3.4μmであり、そして分散指数は0.6であった。
【0068】
比較例2
操作は例1における如くであったが、しかし過剰のガリウム化学量論を使用せずに式(Sr0.95Eu0.05)Ga2S4の化合物を製造した。この生成物から得られたX−線パターン(図2)は、それが純相であることを示す。
【0069】
例1の生成物は、例2のものと比較して、これらの2つの波長の各々について1.7倍大きい254nm及び460nmでホトルミネセンス効率を有していた。
【0070】
例3〜5
操作は例1における如くであったが、しかしガリウムの量を変動させた。かくして、例3、4及び5の場合には、ガリウムは、それぞれ、化合物(Sr0.95Eu0.05)Ga2+xS4(ここで、xの値は0.06、0.14及び0.2である)の割合に相当する割合で使用された。
【0071】
生成物は、主たるSrGa2S4相と微量のGa2S3相とを含有する粉末の形態にあった。X線によって検出されたGa2S3相からの(100)線は、xが0.06から0.2に変動するときに増大する強度を有していた。
【0072】
これらの生成物の254nmでのホトルミネセンス歩留りを例2のものと比較した。例3、4及び5の生成物、即ち、それぞれ、0.06、0.14及び0.2のx値の場合には、歩留りは、比較例の生成物と比較してそれぞれ1.6、1.7及び1.7倍ほど向上された。460nmでの歩留りも、同じ倍ほど向上された。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明に従った化合物から得られるX線回折図形である。
【図2】従来技術に従った化合物から得られるX線回折図形である。
Claims (14)
- アルカリ土類金属類から選択される少なくとも1種の元素Aと、アルミニウム、ガリウム及びインジウムから選択される少なくとも1種の元素Bと、硫黄と、ルミネセンス特性を付与することができるドーパントとを基材とする化合物において、それが、主たるAB2S4型結晶相とB2S3型結晶相との混成物の形態にあることを特徴とする化合物。
- 元素Bがガリウムであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
- 元素Aがストロンチウムであることを特徴とする請求項1又は2記載の化合物。
- ドーパントが二価マンガン、二価希土類金属、及び三価希土類金属とアルカリ金属との組み合わせからなる群から選択され、そしてドーパントがより具体的にはユーロピウムII又はイッテルビウムとアルカリ金属との組み合わせでありうることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
- 元素A、B及びドーパントを、B/(A+ドーパント)原子比が少なくとも2.06特に2.06〜2.25になるような割合で使用するところの方法によって得られることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
- 粉末の構成粒子が高々10μmの平均寸法を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
- 粉末の構成粒子が球状の形状を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
- 粉末の構成粒子が、透明な酸化物被覆層、特に酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、珪酸ジルコニウム又は希土類金属酸化物層を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
- 次の工程、
・元素A、B及びドーパントの塩又はゾルを含有する溶液又は懸濁液を、B/(A+ドーパント)原子比が少なくとも2.06になるような割合で形成し、
・その溶液又は懸濁液を噴霧乾燥し、そして
・先の工程で得られた生成物を硫化する、
各工程を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物の製造法。 - 噴霧乾燥から得られた生成物が、それを二硫化炭素と又は硫化水素と二硫化炭素との混合物と反応させることによって硫化されることを特徴とする請求項9記載の方法。
- 二硫化炭素と又は硫化水素と二硫化炭素との混合物との反応が600℃〜1000℃の温度で実施されることを特徴とする請求項10記載の方法。
- 塩として、硝酸塩が使用されることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項記載の方法。
- 請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物を特にカソードルミネセンス又はホトルミネセンスにおいて蛍光体として使用する方法。
- 請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物を含むことを特徴とするカソードルミネセンス又はホトルミネセンス装置。
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