JP2004525839A - コンテナ・ラックを形成する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンテナまたは類似の実質的に箱形の格納装置を格納し解放するための装置を形成する方法に関する。
【0002】
従来から、コンテナを格納することができるコンテナ・ラックが知られている。その目的のために、コンテナはトロリに載置され、トロリはラック内のコンテナを移動するために、その後レール上にわたって移動可能である。このように、相対的に小さな表面においては、さらに、ラックに載置および移動可能であり、単純な手法でラックから取り出すことができる多くのコンテナが格納可能である。このコンテナ・ラックは、まず土台を提供し、次に鋼セクションから製造されたフレームをその上に載置することによって通常組み立てられる。これらのセクションは、現場で所定の長さに製作され、所望のフレームを形成するために溶接される。
【0003】
既知のコンテナ・ラックが、たとえば遠方の場所または到達することが困難な場所の港で使用されることになっている場合、所望の場所で所望の材料を手に入れるのはしばしば困難である。さらに、正確にこれらのコンテナ・ラックを組み立てるには不十分な資格を有する人員がしばしば存在している。既知のコンテナ・ラックのさらなる欠点は、それらの形成が相対的に多くの時間と労力とを必要とするということである。
【0004】
本発明の目的は、利点が維持される一方、上述の欠点は回避される上述のようなコンテナ・ラックを形成する方法を提供することである。その目的のために、本発明に従う方法は、請求項1の特徴によって特徴づけられる。
【0005】
本発明に従う方法によれば、特定の位置に対して、とりわけ、処理される多くのコンテナに基づいて、装置のための所望の構成は、それぞれの場所から遠隔で決定され、その後、好ましくは、コンピュータを用いて、パーツリストがそれぞれの装置のための必要なモジュールから構成されている。さらに、土台が計算される。それは現場で製造することができる。装置で使用されるモジュールおよびトロリは、特にコンテナに梱包され、次に装置がそのとき形成された土台にモジュールから組み立てられる所望の場所にもたらされる。次に、モジュールのパッケージ、特に、コンテナは、少なくとも装置が形成された場所から商品の保管および運搬のために使用することができる。そのような方法によれば、特に単純な手法で、コンテナまたは類似の格納装置を格納し解放するための装置は、相対的に速やかに組み立てることができる。さらに、特に標準コンテナがモジュールの運搬のために使用された場合には、組み立て直後に、保管および運搬能力を有する。
【0006】
特に有利な実施形態において、本発明に従う方法は、請求項8の特徴によってさらに特徴づけられる。
【0007】
そのような方法で得られるものは、最低限の補助手段および最低限の必要とされるスペースをもって非常に容易に接近することができるような少なくとも2つのコンテナ・ラックの配置である。随意に、構造体を組み立てる場合、コンテナを移動させるための手段は既に使用されていてもよい。
【0008】
本発明は、さらに、請求項9の特徴によって特徴づけられる、コンテナまたは類似の格納装置の荷積みおよび荷降ろしをする方法に関する。
【0009】
そのような方法によれば、特に単純で適切な手法で、コンテナはコンテナ・ラックに格納され、取り出しのために配置することができる。これは、1つ以上の中央位置から、位置表示番号に基づいて、特定のコンテナを配達するか選び出すための適切なコンテナ位置に簡単にトラックを導くことができることを意味する。好ましくは、そのような方法は、コンピューターを用いて実際的には自動的に実行される。
【0010】
本発明は、さらに、請求項11の特徴によって特徴づけられる、一連のコンテナ・ラックおよびコンピュータを含む装置に関する。
【0011】
そのような装置には、特に単純で実用的な手法で、コンテナに格納することができ、コンピュータに記録されたコンテナ位置および既に配置されたまたは配置されるべきコンテナの識別番号に基づいて、コンテナをコンテナ・ラックに格納し、コンテナ・ラックから取り除くことができるという長所がある。そのような装置には大きな物流上の長所がある。さらに、別のコンテナの識別番号に関しては、コンテナに既に存在する手段にGPSなどのような国際的測位システムを利用することができる。トロリを移動させるための操作手段がコンピュータを用いて制御可能である一方で、いつでも、コンテナ・ラック内の各トロリの位置を決定することができるように、コンピュータとの通信のための手段をコンテナ位置、少なくともトロリが備えることが好ましい。したがって、そのような装置を使用することは、いっそうさらに単純化される。
【0012】
さらなる従属請求項において、本発明に従う方法および装置のさらに有利な実施形態が説明される。
【0013】
説明において、本発明に従う方法および装置の典型的な実施形態は、図面に基づいてさらに説明されるであろう。
【0014】
本明細書において、出発点は、蘭国特許1012682号明細書および対応国際特許出願PCT/NL00/00518号明細書(これらの刊行物は参照によって本明細書に組込まれるべく理解される)に記載されるように、コンテナまたは類似の格納装置を格納し、輸送し、取り除くための装置の構造である。当然、本発明に従う方法によれば、他のタイプのコンテナ・ラックなどを組み立てることができる。同一または対応する部分には同一または対応する参照符号を付す。
【0015】
図1a〜図1eにおいて、コンテナC1〜C15を備えたコンテナ配置位置Cxのユニット2は、1つの空きコンテナ配置位置Eと共に示される。コンテナC1〜C15は2つの列4,6で相互に平行に配置される。側面図において、2つの列4,6は、図2に誇張された手法で、明瞭化のために、相互に関する傾斜を示し、傾斜角が示されている。コンテナC1〜C15はそれぞれ、トロリ14の上面22に置かれ、ブロッキングカム24がコンテナをブロックするために設けられている。トロリ14は、水平に延びる軸18のまわりにベアリング取り付けされたホイールを用いて、レール28上を運搬され、隣接して配置されたトロリ14が衝撃要素46によって相互に間隔をあけて保持されている。トロリ14を用いて、第1の矢符Kによって示されるように、コンテナC1〜C15は、列4,6の長手方向に平行で、レールの下端までレール28上にわたって進むことができる。図1aで示される位置から、第1のコンテナC1は、レール28の長手方向に直角で方向Lに空きコンテナ配置位置Eまで移動することができる。その目的のために、ピストン・シリンダアセンブリ34,38を介して垂直方向に調整可能であり、架台36に担持され、レール28に平行に延びる水平軸線42まわりに回転可能なホイール40を用いて、第1のコンテナC1が置かれたトロリ14は、図4に示されるように、ホイール16とともにレール28から下ろされる。一連のホイール40を備えたピストン・シリンダ・アセンブリー34,38は、矢符L方向に延びる。一方、トロリ14の底面において、溝44が設けられており、該溝にはホイールが案内可能である。可能な限り最大の距離にわたり、空きコンテナ配置位置から最も遠く位置したホイール40を上方に移動させることによって、傾斜角αがトロリ14とコンテナC1との間で得られるので、図1bに示されるように、溝44およびホイール40によって案内されたトロリは、空きコンテナ配置位置Eまで進むであろう。その後、図1における上部の列4の右側に、空きコンテナ配置位置Eが得られる。トロリ14は、退避位置までそれぞれのピストン・シリンダアセンブリ34,38を戻すことによって、図1bにおける右下側にそれぞれの列6のレール28上に戻される。それゆえに、ホイール40は溝44から引き離される。また、ホイール16はそれぞれのレール28上に置かれる。図1bに示されるようなコンテナC2〜C8のトロリ14が解放される場合、コンテナCの第1の列4および第2の列6のレール28の傾斜角βの結果、これらのコンテナは、列4の下端10の方向に1つ下方へ移動するであろう。それゆえに、空きコンテナ配置位置Eは列6における最後のコンテナC9の隣りに、図1eにおける左の上部の位置に位置する。続いて、同等の手法で、図1dに示されるように、コンテナC9は第1の列4における最後のコンテナC8の後方に、上述の空きコンテナ配置位置まで移動することができ、その後、コンテナC1およびC15〜C10は第2の列6の下端11の方向に1つ下方へ移動することができる。このように、コンテナC1〜C15は、列4,6における16個のコンテナ配置位置上で循環することができる。コンテナCは、単純な手法で、第1および/または第2の列、たとえばそれぞれの列4,6の端部の近くから解放可能である。さらに、15個未満のコンテナが16個の配置位置にある場合、コンテナは空きトロリ14上に加えることができる。コンテナC1〜C15および空きコンテナ配置位置Eの上述の循環システムのさらなる詳細とともに、レール、トロリ、およびピストン・シリンダアセンブリなどの構造体に関しては、上述した蘭国特許1012682号明細書および国際特許出願PCT/NL00/00518号明細書(参照によって本明細書に組込まれる)が特に参照される。
【0016】
本発明によれば、本発明に従うコンテナ・ラック50が、図9および図10における、側面図および平面図に概略的に示されたように、モジュール設計から成り、該モジュールは、それらの部品がモジュールで組み立てることができるコンテナ・ラック50に格納することができるような寸法を備えて、ISOコンテナおよび/または標準の海上輸送用コンテナなどのような標準コンテナに、特に、コンテナCに格納することができるように、設計される。これは、図6に概略的に示されたようなトロリ14、また、図9および図10に基づいてさらに説明されるであろうようなフレーム54の構造体とともに、図5に概略的に示されたようなレール28およびそのためのキャリア構造体52について当てはまる。
【0017】
図5は2つのレール・セクション28a,28bを示し、該2つのレール・セクションには、その端部近傍にフランジ56が設けられ、該フランジによって、たとえば穴60を通してボルトおよびナットを用いて、簡単な手法で架台58に固定することができる。架台58は、たとえば基礎板62上にねじ止めすることができ、該基礎板62は地面64に、またフレーム54の梁にアンカー止めすることができる。レール・セグメント28a,bは、コンテナCの内に適合する長さを有する。
【0018】
本発明によれば、トロリ14は、図6に表現されたように、モジュール14a〜14cから組み立てることができ、該モジュールは、それらがコンテナCの中に格納可能な寸法をそれぞれ有し、該モジュールにはホイール16および衝撃要素46などが既に設けられていてもよい。モジュール14の上面22は、したがってコンテナCのための所望の配置位置を形成する。
【0019】
図8に概略的に示されるように、各トロリ14には、たとえばレール28に対向する底面上に第1のセンサ64が設けられ、一方、レール28の近傍で、たとえばその底端部11の近傍には、第2のセンサ66が配置されている。ストップブロック46を備えたトロリ14が、レール28の端部止め13に寄りかかって静止する場合、第1のセンサ64および第2のセンサ66は、たとえば位置識別番号を与えるために、第2のセンサ66によって第1のセンサ64が検知可能なように相互に対向して位置する。したがって、第2のセンサ66はトロリ14を識別することができる。図7に示されるように、第2のセンサ66は中央制御ユニット68、たとえばコンピュータに結合され、該中央制御ユニットにおいて、各トロリ14がどのユニット2内のどの位置に配置されるのかを正確にそれに監視することができる。さらに、中央制御ユニット68において、どのコンテナCが各トロリ14上に載置されるのかが記録される。したがって、コンテナ・ラック50内の各コンテナCの位置が中央で記録されることが達成される。トラック70がコンテナCnを選び出すために中央制御ユニット68で報告する場合、トラック70を、自動的に、正確なユニット2に導くことができ、さらに、前に説明された手法で、該ユニット2において、列4,6の端部の近傍での解放のための位置に各コンテナCnを移動することができる。2つのコンテナ・ラック50間に位置したコンテナクレーンまたは類似の適切な除去手段によって、各コンテナCnを取り除き、各トラック70上に載置することができる。同等の手法で、コンテナCを有するトラックを、中央制御ユニット68によってそこに配置するためのユニット2に導くことができ、コンテナクレーン72を用いて、コンテナをトラック70に供給することができる。したがって、特に単純な、実際的には自動的な物流システムが得られる。コンテナクレーン72も中央制御ユニット68によって制御されることが好ましい。
【0020】
図9および図10において、図9の線X−Xに沿う側面図および平面図には、本発明に従うコンテナ・ラック50の一部が示される。それに基づいて、その構造は説明されるであろう。
【0021】
図10は、15台のトロリ14を備えた16個のコンテナ配置位置Cxがそれぞれ設けられる本実施形態において、3つのコンテナ配置ユニット2を平面図で示す。コンテナ配置位置Cxはユニット2内に2つの列4,6で配置され、前に説明された方法で制御可能である。
【0022】
各ユニット2は、中央部74から組み立てられたフレーム54と2つの端部部品76とを含む。図示された実施形態において、中央部74は6つの垂直材78であって、列4,6の長手方向に平行に延びる桁80によってそれらの上部の端部の近傍に相互に接続された6つの垂直材78と、前記桁に直角に延びる第2の桁82とを含む。したがって、自立門構造体が原則として得られる。随意に、第1および/または第2の桁80,82の間に、床、さらなるベアリング桁などを支持することができ、その上にレール28、およびピストン・シリンダアセンブリ34,38などを支持することができる。当然、これらも、第1および/または第2の桁80,82の上で支持することができる。垂直材78と桁80,82は標準モジュール、たとえば適切な連結フランジを備えた標準プロフィールであるので、これらがそれ自身知られている技術、たとえば溶接、ボルト継手またはリベット継手などを用いて相互に対して固定することができる。垂直材および桁は、それらがコンテナCで容易に格納することができる長さを有する。
【0023】
図9から明らかなように、より高いレベルVl〜V4のコンテナ・ラック50が構築されるのに従って、垂直材78および桁80,82の荷重支持能力は減少する。図9において、4つのレベルのV1〜V4が示される。しかしながら、さらに異なる数のレベルを設けることができることは明らかであろう。各門形中央部74は、それがその上に載置しているコンテナCで満たされたユニット2を備えたレベルVを支持することができるように計算される。端部部品76は、相当に軽い垂直材84および桁86,88から組み立てられるので、相対的に簡単で軽い構造体が得られる。これらの垂直材84および桁の86,88も標準モジュールとして設計されており、コンテナCに格納することができ、それは本発明に従うコンテナ・ラック50に格納することができる。
【0024】
本発明に従うコンテナ・ラック50の構造は、好ましくは以下のように実施されるべきである。
【0025】
最上レベルV4は、中央部74および端部部品76から組み立てられ、ユニット2が構成される。続いて、このレベルV4は上方へ押されるか持ち上げられる。その後に第3レベルV3は、再び門形中央部74、端部部品76およびユニット2と共に、真下に構築される。少なくとも中央部74の荷重支持能力は、それに支持されるレベルV4よりも大きい。続いて、これらの2つのレベルV4,V3は持ち上げられ、第2レベルV2は第3レベルV3の真下に構築される。このように、いつでも、レベルを底面から加えることができる。これは、さらに、使用中に、本発明に従うコンテナ・ラック50の能力を、地面64およびより低いレベルV1間の余分なレベル(V0)を加えることによる簡単な手法で、調節、特に拡張することができることを意味する。図示された実施形態において、特に、フレーム54の中央部74は、垂直材および桁によって形成されたU字型の断面を有する門状に形成される。垂直材78は、基礎レベルVの桁80,82に、または適切な土台(図示せず)上の地面64に固定される。しかしながら、これらのフレーム部分、特に、中央部74および/または端部部品76は、さらに垂直材78の下端を桁にさらに接続することによって、実質的に箱形設計を有することもできることが明らかであろう。これは、相互の上に積み重ねることができる完全に自立するフレーム部分を与える。
【0026】
随意に端部部品76と共に中央部7が少なくとも実質的に自立するので、ユニット2は、相互の上に積み重ねることができ、その後ユニット2のタワーが、たとえば、図10において示されるように、相互に隣接して配置することができる。さらに、これらはそれぞれ、異なる数のレベルを有することができる。所望の数のユニット2のそれぞれが相互の上に、または相互に隣接して配置することができ、その一方でたとえば、図7において示されるように、ユニット2も端部11で相互に対向するように回すことができることが明らかであろう。
【0027】
すべてのモジュール、すなわち本発明に従うコンテナ・ラック50が組み立てることができるすべての部品は、標準コンテナCに、特に各コンテナ・ラック50において使用することができるコンテナに格納することができ、それは組み立てられるべきコンテナ・ラックに対して、どれだけのコンテナをそこに格納することができなければならないのか、どのモジュールがその端部に必要であるのか、どのようにしてその土台が設計される必要があるかを簡単に遠隔で計算することができ、その後、適切な数のモジュールがコンテナCに梱包され、コンテナ・ラック50が構築されるべき場所に既存の物流システムにおいて輸送することができ、該場所で簡単にコンテナ・ラックを組み立てることができる。その後、コンテナCは、既存の物流システム内で商品の保管および運搬のために再び利用可能である。このように、コストの相当な節約が達成される。さらに、同様にして、簡単な手法でコンテナ・ラックを拡張することができる。
【0028】
本発明は、明細書および図面において示される典型的な実施形態に何ら限定されない。多くの変形が、請求項によって概説された本発明の範囲内で可能である。
【0029】
各ユニット2は、たとえば、異なる数のコンテナ配置位置を含むことができる。その一方でさらに、随意に、いくつかの列を相互に隣接して設けることができる。図9および図10において示される典型的な実施形態において、各端部部品76は、相互に隣接した2つのコンテナ配置位置を含む。その一方で残余のコンテナ配置位置は、中央部74に位置している。ここで異なる配置を選ぶことができることは明らかであろう。たとえば、随意にコンテナ配置位置はすべて中央部内に設けられる。一方で、コンテナを載置するまたは取り出すのための端部部品手段を設けることができ、該コンテナはその後、トラックに移動可能であり、またはたとえばそれを通って延びるガイドレールおよびエレベータを用いて、相互に隣接してまたは相互の上に置かれた端部部品を通って移動可能である。したがって、各コンテナ配置位置Cxから、各コンテナを中央取り出し位置に移動させることができるか、またはコンテナ・ラック50内のこれらの取り出し位置から各コンテナを任意のまたは特定のコンテナ配置位置Cxまで移動させることができるということが提供可能である。さらに、ユニット2および/またはコンテナ・ラック50の内にコンテナを移動させるのための他の手段を設けることができる。たとえば、トロリ14はそれらのより低い側で、レール上の代わりにローラ・トラック上に、置くことができる。その一方でトロリ14のホイール16は省略することができる。より手軽な実施形態において、さらに随意に、スライディングトロリを備えたスライド・レールを設けることができる。中央制御ユニットを用いてコンテナを配置するために、たとえばGPSに基づいたシステムなどのような、コンテナのための既存の位置測定システムを使用することができ、それを用いて、簡単な手法で、各コンテナ・ラック内の各コンテナの位置を決定することができる。図示された典型的な実施形態において、列4,6のレール28は、同一の一定の傾斜角を有する。さらに、載置されるコンテナに依存する簡単な手法でこの傾斜角を選択することができ、一方でそれを調整可能であるように設計することができることは明らかであろう。したがって、コンテナの移動速度は簡単な手法で制御可能である。レールにおいて、またはそのレールの近くに、および/またはトロリ上に、トロリを減速させ、ブロックし、解放するための簡単な手段を設けることができる。本発明に従うコンテナ・ラックもまた、全体にわたって従来の手法で組み立てることができる。
【0030】
本明細書において、コンテナ・ラックは、コンテナ、特にISOコンテナおよび海上輸送用コンテナなどの標準コンテナを備えて使用するために示され説明される。しかしながら、本発明に従うコンテナ・ラックもまた、たとえば収納室に、ミディアム・バルクコンテナ、クレートおよび箱などの別のコンテナを格納し解放するために簡単に設計することができることは明らかであろう。
【0031】
これらおよび多くの同等の変形が、請求項によって概説された本発明の範囲内にあるということが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1a】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を概略的に示す。
【図1b】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を概略的に示す。
【図1c】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を概略的に示す。
【図1d】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を概略的に示す。
【図1e】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を概略的に示す。
【図2】図1に従うコンテナ・ラックの一部を側面図で示す。
【図3】トロリと共に、図1および図2に従うコンテナ・ラックの経路の端部を側面図で示す。
【図4】図3に従うコンテナ・ラックの横方向ガイドを正面図で示す。
【図5】本発明に従う装置を組み立てるための多くのモジュールの一部を斜視図で示す。
【図6】本発明に従う多くのレール上にトロリを平面図で概略的に示す。
【図7】本発明に従う装置の一部を平面図で概略的に示す。
【図8】図3で示されるような代替実施形態におけるレールの一部を側面図で概略的に示す。
【図9】本発明に従うコンテナ・ラックの一部を側面図で概略的に示す。
【図10】コンテナ・ラックの一部を図9の線X−Xに沿う図で示す。
Claims (12)
- コンテナまたは類似の実質的に箱形の格納装置を格納し解放するための装置を形成する方法において、少なくともレールであって、該レール上を移動可能な一連のトロリをその上に有するレールを含み、トロリ上にコンテナを担持することが可能であり、該レールは支持フレームに支持され、該支持フレームは、一連の標準モジュールから実質的に組み立てられ、場所に対して、どれだけのコンテナがそこに格納可能であるかが決定され、その後、支持フレームのための構造体が、前記モジュールに基づいて決定され、該モジュールがその後梱包され、前記場所に輸送されて、そこで前記構造体が少なくともモジュールから組み立てられることを特徴とする方法。
- コンテナの数が、コンピュータにおけるアルゴリズムに入力され、該アルゴリズムは前記タイプの装置に生じる少なくとも静的および動的荷重についてのデータおよび各モジュールについてのデータを含み、該アルゴリズムは、所望の構造体およびそのために必要とされるモジュールの数を前記数とモジュールならびに予想される静的および動的荷重に関するデータとに基づいて計算するように設計され、その後、パーツリストが必要とされる構造体に対して決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記パーツリストは前記アルゴリズムによって編成されることを特徴とする請求項2記載の方法。
- モジュールは、それらが前記場所に輸送される標準コンテナに梱包されることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の方法。
- 前記場所では、土台が形成され、一方で取り付け点が、計算された構造体に基づいてモジュールに対して計算されることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の方法。
- 各構造体に格納されるコンテナの予想される数に基づいて、トロリの必要な数が決定され、該トロリが、前記場所に、好ましくは標準のコンテナで、随意には部品で輸送されることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の方法。
- 前記構造体が組み立てられ、一方でコンテナクレーンが前記構造体の少なくとも1つ入り側に沿って移動可能なように移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれかに1項に記載の方法。
- 前記場所で、少なくとも2つの構造体が組み立てられ、その間に通路が自由に使用できる状態にされ、該通路において前記コンテナのための搬送ユニットを駆動することができるように、入り側で相互に対向して配置され、一方で構造体から前記搬送ユニット上にコンテナを持ち上げることが可能であり、コンテナは前記搬送ユニットから前記構造体へ下ろすことが可能であることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の方法。
- コンテナまたは類似の格納装置の荷積みおよび荷降ろしをするための方法において、コンテナ・ラックの列は、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の方法によって配置され、好ましくは組み立てられ、車両がコンテナ・ラックに接近すると、車両には少なくとも1つのコンテナ位置に相当する、少なくとも1つの位置表示番号が割り当てられ、位置表示番号に従って、車両が前記コンテナ位置まで運転され、コンテナは車両から前記コンテナ位置へ運び込まれ、またはコンテナは前記コンテナ位置から前記車両上に運び込まれることを特徴とする方法。
- 前記位置表示番号がコンピュータを用いて割り当てられ、一方でコンテナ・ラックにおけるコンテナ位置の各コンテナの、コンテナ・ラックにおけるその位置に関連する識別番号がコンピュータに記録され、その位置に基づいて、コンテナ識別番号が割り当てられることを特徴とする請求項9記載の方法。
- 一連のコンテナ・ラックおよびコンピュータを含む装置において、コンテナ・ラックのコンテナ位置に受け取られるコンテナに、コンピュータに記憶された識別番号を割り当てるための手段が設けられ、識別番号に基づいて、コンテナ・ラックからコンテナを取り出す、またはコンテナ・ラックにコンテナを位置決めするための位置決め手段が設けられることを特徴とする装置。
- 各コンテナ・ラックは、コンテナ・ラック内で移動可能な一連のトロリを含み、コンピュータを用いて、トロリ上に載せられるであろうコンテナの識別番号に関連するコンテナ・ラック内のトロリの位置を監視するための手段と、特定のトロリを解放装置に制御して導くための制御手段とが設けられることを特徴とする請求項11記載の装置。
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