JP2004523650A - 犠牲ロッドを備えた渦抑制装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、溶融金属が容器(receptacle)から移送される間に、溶融金属からスラグを分離するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
金属の製造工程において、炉、タンディッシュ、または取鍋等の金属用容器に収容される溶融金属の表面上に、金属不純物からなるスラグの層が形成される。容器から溶融金属が排出されるにつれて、放出ノズルを通る溶融金属の流れが、放出ノズルの上方にて旋回を発生させる。この旋回のエネルギーは臨界に達すると渦を形成し、この渦によってスラグ層がノズル内に吸い込まれて、流出物を汚染する。スラグと溶融金属とを分離することによって、放出物の品質が向上する。
【0003】
ノズルの吸い込み効果によるノズル内へのスラグの導入を抑制するいくつかの装置が知られている。放出ノズルを通るスラグ流を制限するための、周知の装置の多くは、耐火物本体と延長ロッドとの組み合わせ形態である。例えば、スティルケリーグ(Stilkerieg)によるドイツ特許公開第19821981A1号の要約書には、閉塞体と、翼体を有する案内棒とを備えたスラグ維持装置が開示されている。翼体要素は、好ましくは耐火物コンクリートである耐火物材料から構成されている。閉塞体は、閉塞体の基部から上方向に鉛直に突出した棒体も有する。この棒体は、スラグ維持装置をタップチャネルの上部に配置するアームと連結可能である。意図する目的に適するが、この翼体要素の製造には高額なコストがかかる。従って、翼体を備えた案内棒を使用することによって、金属製造のコストがかなり上昇する。さらに、流出工程中に、延長ロッドがタップ孔に入り込み、ノズルを通る溶融金属の流れを妨害する。その結果、この耐火物本体と延長ロッドとの組み合わせを使用する金属流出操作は、処理時間を延長させ、従って製造コストが上昇する。
【0004】
ラベート(LaBate)に付与された米国特許第4,799,650号には、テーパ形状の、正六面体形状の耐火物延長部を有する、テーパ形状の円形の耐火物閉塞具から構成されたスラグ維持装置が開示されている。円形の閉塞具は、タップ孔を閉塞するのに十分な大きさを有する。円形の閉塞具の中心を金属製ロッドが貫通して、長尺状の正六面体の延長部内へ下方向に延びて、円形の閉塞具と正六面体の延長部とを連結させている。正六面体の延長部は、放出ノズルを通る溶融金属の流れを過早に絞る(抑制する)。その結果、流出が停止された後に、容器内にかなりの量の使用可能な溶融金属が残留するため、一回の流出によって放出される溶融金属の総量がかなり減少し、従って操作コストが上昇する。
【0005】
ラベート(LaBate)らに付与された米国特許第4,494,734号には、変更された円錐形状の耐火物本体とロッドとを備えたスラグ保持装置が開示されている。ロッドは、本体中心部の下方に延びており、かつ耐火物スリーブにより包囲されている。上部延長部はスイベル機構を備え、このスイベル機構は、スラグ維持装置をタップ孔の上部に配置する機械的装置との係合に使用される。本特許はさらに、放出ノズルに吸引されるスラグを最小限にする方法も含み、この方法は、複数の概ね凹凸状の表面と案内手段とを有する本体を制限領域内に落下させる工程と、炉の中味を排出する工程と、燃焼の連続を検知する工程と、タップ孔を通る流れを遮断する工程とを含む。残念なことに、案内手段の連続的な妨害によって金属の放出に要する時間が延長されて、オペレータによる溶融金属の流れの過早な終了を奨励し得る。さらに、下方向の延長部に耐火物スリーブを形成し付着させる工程は、スラグ維持装置の製造コストをかなり上昇させる。
【0006】
ラベート(LaBate)に付与された米国特許第4,709,903号には、樽形の耐火物本体とロッドとから構成されるスラグ維持装置が開示されている。ロッドは、樽形の本体を通って鉛直に延び、かつ本体の上方向および下方向に延びている。上方向延長部は、スラグ維持装置をタップ孔の上部に配置するために使用される機械的装置に係合されている。下方向延長部は、耐火物スリーブで包囲されている。しかしながら、下方向延長部はタップ孔に入り込み、放出ノズルを通る溶融金属の流れを過早に連続的に制限する。その結果、前述したように、流出の過早な終了の問題が生じる。前述した形状および組立ての問題にも直面する。
【0007】
ラベート(LaBate)らに付与された米国特許第4,610,436号には、スラグ維持閉塞具が開示されており、スラグ維持閉塞具はテーパ状の本体と長尺状の案内手段とを備え、長尺状の案内手段は長尺状の案内部材と閉鎖体から突出する先端部とから構成されている。凹部またはキャビティを有する案内部材の先端部は、案内部材のタップ孔への整合を加速する。閉鎖具のテーパ付けされた端部の下方に延びる案内部材の一部分は、耐火物スリーブにより被覆されている。他の開示と同様に、過早な絞りおよび流出の終了が操作コストを上昇させる。さらに、複雑な長尺状の案内手段の使用によって、製造上の複雑性が増大し好まれていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
周知である耐火物本体と延長ロッドとの組み合わせは、更なる不都合を有する。これらの組み合わせは、予備組立てを必要とする。予備組立てされたロットは、特別な包装を施して、配送中に延長ロッドが折れないことを確実にする必要がある。さらに、現存する本体とロッドとの組み合わせは、嵩張る形状を有するために、任意の空間内にて出荷され得るユニットの数量が少ない。さらに、現存する装置の長尺状ロッドは、ロッドの意図する位置をタップ孔内に入れる代わりに、容器の壁を叩き得る。タップ孔の上方にて渦が形成されるので、装置の配置が不正確だと、装置は渦を抑制する効果を殆ど有さないかまたは全く有さない。出荷上および作用上の問題点を原因として、本体とロッドとの組み合わせの渦抑制装置は、工業上受け入れ難いものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上述の不都合を、犠牲部材を受容するよう適合された中空チャンバを備えた耐火物本体を使用した、渦抑制装置を提供することによって克服した。この渦抑制装置は、溶融金属の比重よりも小さい比重を有し、かつ溶融金属槽内で狭端部を下向きにした状態に自己配向する。犠牲部材は金属槽内に導入された直後に分解(dissipate)し得るので、溶融金属の流れを妨害しない。さらに、犠牲ロッドが容器の壁に衝突しても、ロッドは容器内に入った直後に分解し得るので、本体は自由に、渦が形成される領域に再配置される。さらに、犠牲部材は、先行技術による複雑で高価な案内システムから構成される代わりに、安価な金属製のロッド、棒体、竿体、またはチューブ等、他の種類の長尺状部材から構成され得る。
【0010】
一般に本発明の渦抑制装置は、テーパ状のキャスタブル耐火物本体と、耐火物本体のテーパリングの軸線に対して長手方向に配置された中空チャンバと、中空チャンバに取り付けられた長尺状の犠牲部材とを備える。用語「キャスタブル耐火物」は、均一な混合物であるが、均一は材料の完全なる同質を必要とするものではなく、キャスタブル耐火物の材料と均質に混合されて本体の比重を調整することが可能である、ショット、鋼繊維、または他の材料の混合物を含むと理解するべきである。いずれにしても、本体と犠牲部材との組み合わせが、スラグ層と溶融金属層との界面において浮遊して支持されるように、均一混合物の比重が選択される。さらに、本発明の渦抑制装置は、出荷前に組立てる必要がないために、周知である案内部を備えた本体の出荷に伴う困難およびコストが減少する。
【0011】
本体は、長手方向軸線に沿って基部から狭端部に向かって略テーパ形状を有する。用語「略テーパ状」は、耐火物本体が、放出ノズルの上方にて旋回する溶融金属により形成された渦の形状と概ね一致することを意味する。基部の断面積は、狭端部の断面積よりも大きい。本願で使用するように、用語「狭端部」は、任意の特定形状を定義するものと理解するべきではなく、尖った端部、丸い端部、または平面を含み得る。基部は、単純な多角形または複雑な多角形、あるいは丸形もしくは円形から形成され得る。複雑な多角形の基部は、平面、凹部、または切り欠きを備え得る。これらの形状は、本体の長さに沿って延び得る。テーパは、本体の長さに沿って一定であることが好ましい。耐火物本体は、略テーパ形状の鋳型を形成することにより構成されることが好ましい。
【0012】
中空チャンバは、本体の長手方向の軸線に対して長手方向に配置され、かつ本体内に延びている。耐火物本体を構成するのに使用される鋳型はインサートを有し、インサートは固化工程中に中空チャンバを形成するシャフトの形態であることが好ましい。用途に応じて、シャフトは成形された混合物が固化したら、耐火物本体から分離されても、耐火物本体内に保持されてもよい。シャフトが耐火物本体から分離される場合は、結果となる空の中空チャンバは、長尺状の犠牲部材を滑り嵌めする。構成後にシャフトが保持される場合は、犠牲部材はシャフトの端部に取り付けられる。どちらの場合でも、溶融金属容器内に導入されたときに、中空チャンバは耐火物本体内にコアを形成する溶融金属により充填され得る。金属のコアは、耐火物本体を、その狭端部を下向きにした状態に配向させる補助をする。
【0013】
長尺状の犠牲部材は、中空金属または中実金属から構成され得、かつ耐火物材料により被覆されてもよい。長尺状部材が中空である場合は、その空洞もまた耐火物材料で充填され得る。渦抑制装置が溶融金属容器内に配置されるとき、犠牲部材は、渦抑制装置を、渦が形成する可能性のある領域に整合し得る。流出工程が続くにつれて、犠牲部材は溶融金属槽内に分解し得るので、放出ノズルを通る溶融金属の流れを妨害しない。
【0014】
このように本発明は、耐火物本体と、耐火物本体内の中空チャンバと、犠牲部材とを備える渦抑制装置を提供する。これらの形状は、耐火物本体の狭端部が溶融金属容器の放出ノズルに向かって下方向へ延びる一方で、放出ノズルを通る溶融金属の流れを減少させないような、耐火物本体の配向を補助をする。結果となる本体と犠牲部材との組み合わせは、溶融金属内に入れられると、溶融金属の比重よりも小さい比重を有する。ロッドが分解した後でさえも、耐火物本体は、重心を浮力支持の中心よりも狭端部に近接した位置に保持することが好ましい。さらに、長尺状部材は犠牲的であるために、放出流に対して絞り効果を発揮する前に溶解し得る。
【0015】
結果として、本発明によって、スラグと溶融金属層との混合が最小である、炉のほぼ完全な排出が可能となる。さらに、本発明は、金属を容器から流出する間に溶融金属からのスラグの分離が維持されなければならない、取鍋およびタンディッシュ等の、他の溶融金属容器にも使用し得ることが理解されよう。
【0016】
本発明は、図面を通して同様の参照文字が同様の部分を示す、添付の図面と共に読まれるときに、以下の本発明の実施態様の詳細な説明を参照にして、より明白に理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1を参照すると、放出ノズル14とノズル開口16とを有する底部壁12を備えた溶融金属容器10が示されている。溶融金属容器10は、炉、取鍋、貯蔵器、タンディッシュまたは他の容器であり得、溶融金属容器10からノズル14を介して溶融金属が放出される。容器の種類とは関係なく、容器10は溶融金属18の層を収容するものとして示されている。溶融金属18の層の頂部には、溶融金属18の比重よりも小さい比重を有するスラグ20の層がある。本発明による渦抑制装置22は、容器10内にてスラグ層20と溶融金属18との界面において支持されているものとして示されている。
【0018】
図2および図3を参照すると、渦抑制装置22は、基部26と狭端部28とを有する本体24と、中空チャンバ30と、長尺状の犠牲部材32とを備える。図2および図3にて上方向矢印で示すように、犠牲部材32は、中空チャンバ30内に摺動して一体的な渦抑制装置を形成する。これに代わって、犠牲部材32の周囲に耐火物本体24を成形してもよい。犠牲部材32は、耐火物本体24が固化したら、中空チャンバ30内に犠牲部材32を取り付ける襞部25または突出部27を備えるよう変更されてもよい。
【0019】
基部の最外点は、基部の周りに描かれた円33と交差する。円33の直径はノズル開口16の直径よりも大きいため、本体の一部のみがノズル内に入り込む。炉内における過酷な環境条件により本体が侵食されることによって、基部の最外点の最大直径がノズル開口の直径よりも小さくならないように、円の直径はノズル開口16の直径よりもかなり大きいものであり得る。
【0020】
本体24は、基部26から狭端部28に向かって下方向に略テーパ形状になっている。結果として得られた略テーパ形状は、ほぼ規則的であるため、基部26から下方向へ、基部26に直交して薄く切った断面形状は、ほぼ合同である。しかしながら、断面形状の幾分かの変動を斟酌し得る。
【0021】
本体24と犠牲部材32との組み合わせが、スラグ層20と溶融金属層18との界面において支持されているとき、本体24と犠牲部材32との組み合わせは、狭端部を下向きにした状態に自己配向する。本実施態様において、この配向は、中空チャンバ30と犠牲部材32とにより補助され得る。詳細には、渦抑制装置22が溶融金属容器10内に落下された後、中空チャンバ30はコアを形成する溶融金属で充填され得る。コアは、渦抑制装置がスラグ−金属界面において浮遊するときに狭端部28が下方向を指向するように、溶融金属内において渦抑制装置22の状態を安定化させるよう作用する。さらに、犠牲部材32は、犠牲部材が分解する前の限られた時間の間、放出ノズル14に入り込み得る。犠牲部材は、分解前であるこの初期期間中、狭端部28を下向きにした状態に渦抑制装置22を安定させる。さらに犠牲部材32は、初期において渦抑制装置22を渦が形成すると思われる領域内に整合し得る。犠牲ロッドが融解しても、耐火物本体は、その重心29を浮力支持の中心31よりも狭端部に近接した位置に保つ。
【0022】
犠牲部材32は、金属製のパイプ、棒体、または竿体が好ましい。犠牲部材の長さおよび幅は、結果である渦抑制装置の構成体の比重が溶融金属の比重よりも小さく、かつ溶融金属内に支持されたときに狭端部を下向きにした状態に自己配向する範囲で、大きく変動し得る。耐火物被膜34が任意にて犠牲部材32の表面に付着される。犠牲部材が中空の場合、中空の犠牲部材内に耐火物被膜またはコア35を設けてもよい。溶融金属容器の作動状況によって、内側または外側の耐火物被膜は、犠牲ロッド32の寿命を延長し得る。長尺状部材の犠牲的性質は、放出ノズル14を通る溶融金属の流れに悪影響を及ぼさない。
【0023】
図4を参照して、中空チャンバ30の別例37を備え、耐火物本体40に長尺状の犠牲部材38を取り付けるシステムが変更された渦抑制装置36を示す。図示する実施態様において、例えば、耐火物材料の注入中に、鋳型のインサートとしてスリーブを使用することによって、中空チャンバ30内に中空シャフト42がぴったりと配置されている。シャフト42は、渦抑制装置36の基部44を越えて延びている。中空シャフト42の露出部分46は、位置決めアーム(図示せず)を受容するよう適合された切り欠き45を有する。位置決めアームは、渦抑制装置36を、渦が形成すると思われる領域の上部に配置して、渦抑制装置を溶融金属容器内に選択的に落下させる役目をする。図示する実施態様において、犠牲部材38は、両端に外側スクリューねじ50を備えたニップル48によって、中空シャフト42に取り付けられている。ニップル48は、内側スクリューねじ52を備えた中空シャフト42と螺合し、かつ内側スクリューねじ54を備えた犠牲部材38の端部と螺合する。
【0024】
図5を参照すると、中空シャフト60に犠牲部材58を取り付けるシステムがさらに変更された渦抑制装置56が示されている。犠牲部材58は、スクリューねじを介して中空シャフト60に連結しているが、他の連結具も使用し得る。長尺状の犠牲部材の端部上に設けられた外側スクリューねじ62は、中空シャフト60上の内側スクリューねじ64と螺合する。図4に示す実施態様と同様に、中空シャフト60は、位置決めアーム(図示せず)を受容する切り欠き68を有し得る露出部分66を備える。
【0025】
図6を参照すると、中空チャンバ30の別例72と、符号74および符号76で示す、耐火物本体に長尺状の犠牲部材を取り付けるシステムの別例とを備えた渦抑制装置70が示されている。図示する実施態様において、中空チャンバ30内に中実シャフト78がぴったりと配置されており、中実シャフトは、渦抑制装置70の基部80および狭端部82を越えて延びている。基部80を越えて延びる中実シャフト78の一部分84は、位置決めアーム(図示せず)を受容するよう適合された孔86を有する。位置決めアームは、渦抑制装置70を、渦が形成すると思われる領域の上部に配置して、渦抑制装置を溶融金属容器内に選択的に落下させる役目をする。図示する実施態様において、中実シャフト78の狭端部82を越えて延びる一部分88は、外側スクリューねじ91を備える。同様に、犠牲部材74の端部は外側スクリューねじ90を備えるが、他の連結具も使用し得る。継手92は、外側スクリューねじ91を備えた中実シャフト78と、外側スクリューねじ90を含む犠牲部材74の端部とを連結させて、耐火物本体と犠牲部材との組み合わせを形成する。
【0026】
図7を参照して、中空チャンバ30の別例96を備え、耐火物本体に長尺状の犠牲部材を取り付けるシステムが変更された渦抑制装置94を示す。図示する実施態様において、中実シャフト98は、中空チャンバ30内にぴったりと配置されており、かつ渦抑制装置94の基部100および狭端部102の双方を越えて延びている。代わりに、中実シャフト98は、渦抑制装置94の狭端部102のみを越えて延びて、ボルト101を形成してもよい。基部100を越えて延びる中実シャフト98の一部分104は、位置決めアーム(図示せず)を受容するよう適合された孔106を有する。ボルト101を使用する場合、基部100は、位置決めアーム(図示せず)を受容するよう適合されたフック(図示せず)が装着されていてもよい。位置決めアームは、渦抑制装置94を、渦が形成すると思われる領域の上部に配置して、渦抑制装置を溶融金属容器内に選択的に落下させる役目をする。
【0027】
図示する実施態様において、狭端部102を越えて延びる中実シャフト98、即ちボルト101の一部分108は、中空の犠牲部材97をぴったりと受容するのに適した直径を有する。この滑り嵌めは、延長部分108の直径を変更するか、または延長部分108の表面上に、例えば突出部109のような表面把持機能を形成することによって達成し得る。どのように滑り嵌めが行なわれたとしても、結果として得られるものは一体的な耐火物本体と犠牲ロッドとの組み合わせである。
【0028】
犠牲部材がシャフトに連結される方法と関係なく、渦抑制装置の比重は、渦抑制装置をスラグ層20と溶融金属18との界面において支持する。さらに、連結方法と関係なく、犠牲部材の外側面は耐火物材料により被覆され得る。さらに、中空の犠牲部材の内側面は、耐火物材料により被覆されていてもよい。
【0029】
図8および図9を参照して、八角形基部112と平側面114とを有する、変更された本体110を備えた渦抑制装置を示す。図2に示す実施態様と同様に、八角形基部の頂点116は、基部の周りに描かれた円と交差し、かつノズル開口14の直径を越えるように寸法が決められた直径を有する。さらに、本体110は、狭端部120に向かって下方向に、ほぼ一定なテーパ形状を有する。
【0030】
図10および図11は、渦抑制装置の略テーパ状の本体120の更なる変更を示す。図に示すように、本体122は、略円形の基部124を有する。しかしながら、図2および図8に各々示す本体24および本体110の平坦な側面とは異なり、耐火物本体122の側面に沿って延びる凹部126によって、渦を抑制する流体との接触を高める面が形成されている。
【0031】
図12および図13に示す実施態様は図10と同様であるが、略円錐形の本体128の縁から外側方向に延びる突出部によって、渦抑制が向上されている。本体122内に図示する凹部126と同様に、突出部130は基部134から狭端部132に向かってテーパ付けされ得る。狭端部132は好ましくはテーパ状である。代わりに、本体122内の凹部126と同様に、突出部130は、基部134から狭端部132に想像線136で示すように延びている。さらに、凹部126または突出部130は、本体の全長に沿って基部から狭端部へ延びる場合に最も効果的であるが、想像線138に示すように、このような凹部および突出部は、本体の全長よりも短くてもよいことを理解し得るであろう。図13において想像線140で示される一定の高さを有する突出部によって示されるように、突出部または凹部の幅と深さもまた、変動可能である。それに加えて、本発明の範囲を逸脱することなく、所望により例えば凹部と突出部との組み合わせ等の渦抑制面の組み合わせもまた使用し得る。更なる実施例として、平側面を備えた凹部142を、図12に想像線142で示す。
【0032】
前述の実施態様は単純な幾何学形状を備えるが、本発明による渦抑制装置の製造は、複雑な幾何学形状を使用することも可能であると理解するべきである。図14および図15に、複雑な多角形の基部146を備えた耐火物本体144を開示する。詳細には、基部146は、本体144の中心から外側に拡がる複数の単純な多角形を組み合わせている。矩形の多角形148の交線は平面150および平面152を形成し、平面150および平面152は交わって「V」形状をなして渦の活動を抑制するとともに、V形凹部の深さによって、本体がノズル開口14に入り込んだ場合に流れを絞る効果が調節される。
【0033】
図16および図17に示すように、略球面の本体154は、球面構造に対して規則的な凹部を切削することにより、渦抑制面を備えるよう変更されてもよい。図16および図17に示す別例は、正四面体と球面との交面にて球面を切断することによって形成されるが、他の切削部または突出部を追加してもよい。平側面156は、先端28に向かって下方向にテーパ付けされている。
【0034】
前述した耐火物本体の形状に為される全ての変更は、共通の特徴を有する。全ての形状は、放出ノズル14の上方にて溶融金属の旋回動作を不活発にする。さらに、これらの耐火物本体の形状は、ノズルを通って流出する溶融金属中にスラグ不純物が引き込まれる原因となる現象、渦の吸い込み発生を抑制する。それにも関わらず、犠牲ロッドは、溶融金属の放出を抑制しないで付加的な制御と安定とを提供する。犠牲部材を本体に連結する前述した任意の取り付けまたは方法と、耐火物本体の前述した任意の形状とを組み合わせて、一体的な耐火物本体および犠牲ロッドの組み合わせを形成することが可能である。
【0035】
本発明はこのように説明されているが、本発明の属する技術分野の当業者にとって、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲および趣旨から逸脱しない本発明に対する多数の変更が明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に従って構成された渦抑制装置を含む溶融金属容器の立面図。
【図2】図1に示す渦抑制装置の斜視図。
【図3】図2のほぼ線3−3に沿った断面図。
【図4】本発明に従って構成された、渦抑制装置の実施態様の断面図。
【図5】本発明に従って構成された、渦抑制装置の更なる実施態様の断面図。
【図6】本発明に従って構成された、渦抑制装置の更なる別の実施態様の断面図。
【図7】本発明に従って構成された、渦抑制装置の更なる実施態様の断面図。
【図8】本発明に従って構成された、変更された耐火物本体の上面平面図。
【図9】図8のほぼ線9−9に沿った断面図。
【図10】本発明に従って構成された別の変更耐火物本体の上面図。
【図11】図10のほぼ線11−11に沿った断面図。
【図12】本発明に従って構成された、耐火物本体の更なる変更の上面平面図。
【図13】図12のほぼ線13−13に沿った断面図。
【図14】本発明に従って構成された、別の変更耐火物本体の上面平面図。
【図15】図14のほぼ線15−15に沿った断面図。
【図16】本発明に従って構成された、更なる別の変更耐火物本体の上面平面図。
【図17】図16に示す本体の斜視図。
Claims (25)
- 放出ノズルから流出する溶融金属の渦抑制装置であって、
長手方向軸線に沿って基部から狭端部に向かって略テーパ形状を有する均一なキャスタブル耐火物本体であって、かつ該本体の長手方向に配置されて該本体内に延びる中空チャンバを備える、均一なキャスタブル耐火物本体と、
前記中空チャンバによって保持されて一体的本体を形成する、長尺状の犠牲部材とを備え、
それにより前記耐火物本体と前記犠牲部材とを組み合わせた一体的本体は、溶融金属の比重よりも小さい比重を有し、かつ溶融金属内に支持されたときに、狭端部を下向きにした状態に自己配向する渦抑制装置。 - 前記犠牲部材から外側に延びる突出部を前記中空チャンバ内に取り付けて一体的本体を形成する、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材から外側に延びる襞部を中空チャンバ内に取り付けて一体的本体を形成する、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記中空チャンバは、金属容器内に導入されると金属のコアを保持する、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は中空である、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は中実棒体である、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材の露出表面は耐火物材料により被覆されている、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は耐火物材料により被覆されている、請求項4に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は耐火物材料により充填されている、請求項3に記載の渦抑制装置。
- 前記本体は複雑な多角形の基部を有する、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記基部は六角形である、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 前記基部は八角形である、請求項1に記載の渦抑制装置。
- 放出ノズルから流出する溶融金属のための渦抑制装置であって、
長手方向軸線に沿って基部から狭端部に向かって略テーパ形状を有する均一なキャスタブル耐火物本体であって、該本体の長手方向に配置されて該本体内に延びるシャフトを備える、均一なキャスタブル耐火物本体と、
前記シャフトによって保持されて一体的本体を形成する、長尺状の犠牲部材とを備え、
それにより前記耐火物本体と前記犠牲部材とを組み合わせた一体的本体は、溶融金属の比重よりも小さい比重を有し、かつ溶融金属内に支持されたときに、狭端部を下向きした状態に自己配向する渦抑制装置。 - 前記シャフトは中空である、請求項13に記載の渦抑制装置。
- 前記シャフトは中実である、請求項13に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は外側スクリューねじを備える、請求項14に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は外側スクリューねじを備える、請求項15に記載の渦抑制装置。
- 前記シャフトの端部は内側スクリューねじを備え、前記犠牲部材上の外側スクリューねじと該内側スクリューねじとは螺合可能である、請求項16に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は内側スクリューねじを備え、前記シャフトの端部は内側スクリューねじを備える、請求項14に記載の渦抑制装置。
- 両端部に外側スクリューねじを備えるニップルをさらに備え、該ニップルは前記犠牲部材と前記シャフトとを連結させる、請求項19に記載の渦抑制装置。
- 前記シャフトの端部は外側スクリューねじを備える、請求項17に記載の渦抑制装置。
- 内側スクリューねじを有する継手を備え、該継手が前記犠牲部材と前記シャフトとを連結させることにより、前記本体と前記犠牲部材との組み合わせが一体的な渦抑制装置を形成する、請求項21に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は中空である、請求項13に記載の渦抑制装置。
- 前記犠牲部材は前記シャフトの周囲にぴったりと配置されている、請求項23に記載の渦抑制装置。
- 前記シャフトは耐火物本体内において部分的に延びる、請求項13に記載の渦抑制装置。
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